JPH07202785A - 受信電界レベル検出回路 - Google Patents
受信電界レベル検出回路Info
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- JPH07202785A JPH07202785A JP5334094A JP33409493A JPH07202785A JP H07202785 A JPH07202785 A JP H07202785A JP 5334094 A JP5334094 A JP 5334094A JP 33409493 A JP33409493 A JP 33409493A JP H07202785 A JPH07202785 A JP H07202785A
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- Noise Elimination (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高いレベルの隣接チャネル波を含むＲＦ信号
が入力された場合においても、希望波の受信電界レベル
値を正確に検出する。 【構成】 受信電界レベル検出回路は、アンテナ７に順
次接続される周波数変換回路１、ＩＦフィルタ２および
復調信号を出力する復調回路３と、上記ＩＦフィルタ２
の出力を入力して受信電波の受信電界レベル値を検出す
る受信電界検出回路４と、判別回路５とで構成されてい
る。移動無線機から固定無線機へ送出された搬送波はア
ンテナ７によって受信され、周波数変換回路１およびＩ
Ｆフィルタ２を介して復調回路３および受信電界検出回
路４へそれぞれ入力される。判別回路５は、受信電界検
出回路４へ入力された搬送波の変調部と無変調部とを判
別するとともに、無変調部から受信電界レベル値を検出
するよう受信電界検出回路４を制御する。
が入力された場合においても、希望波の受信電界レベル
値を正確に検出する。 【構成】 受信電界レベル検出回路は、アンテナ７に順
次接続される周波数変換回路１、ＩＦフィルタ２および
復調信号を出力する復調回路３と、上記ＩＦフィルタ２
の出力を入力して受信電波の受信電界レベル値を検出す
る受信電界検出回路４と、判別回路５とで構成されてい
る。移動無線機から固定無線機へ送出された搬送波はア
ンテナ７によって受信され、周波数変換回路１およびＩ
Ｆフィルタ２を介して復調回路３および受信電界検出回
路４へそれぞれ入力される。判別回路５は、受信電界検
出回路４へ入力された搬送波の変調部と無変調部とを判
別するとともに、無変調部から受信電界レベル値を検出
するよう受信電界検出回路４を制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、１つの無線チャネルを
多数の移動無線機が時間的に多重利用する時分割多重方
式を用いた移動通信システムの受信電界レベル検出回路
に関する。
多数の移動無線機が時間的に多重利用する時分割多重方
式を用いた移動通信システムの受信電界レベル検出回路
に関する。
【０００２】
【従来の技術】複数の移動無線機が隣接する複数の無線
チャネルを用いて複数の固定無線機へ搬送波を送出する
移動通信システムでは、受信した搬送波の受信電界レベ
ル値を検出することによって、発信側（移動無線機）の
位置が求められている。この受信電界レベル値の検出
は、各固定無線機毎に設けられた受信電界レベル検出回
路によって行なわれてる。
チャネルを用いて複数の固定無線機へ搬送波を送出する
移動通信システムでは、受信した搬送波の受信電界レベ
ル値を検出することによって、発信側（移動無線機）の
位置が求められている。この受信電界レベル値の検出
は、各固定無線機毎に設けられた受信電界レベル検出回
路によって行なわれてる。
【０００３】図４は、時分割多重方式を用いた移動通信
システムにおける従来の受信電界レベル検出回路を示す
ブロック図である。
システムにおける従来の受信電界レベル検出回路を示す
ブロック図である。
【０００４】従来の受信電界レベル検出回路の構成は、
アンテナ１７に順次接続される周波数変換回路１１、Ｉ
Ｆフィルタ１２および復調信号を出力する復調回路１３
と、上記ＩＦフィルタ１２の出力を受けて受信電波の受
信電界レベル値を検出する受信電界検出回路１４とで構
成されている。なお、ＩＦフィルタ１２は、受信帯域内
がフラットな特性を有している。
アンテナ１７に順次接続される周波数変換回路１１、Ｉ
Ｆフィルタ１２および復調信号を出力する復調回路１３
と、上記ＩＦフィルタ１２の出力を受けて受信電波の受
信電界レベル値を検出する受信電界検出回路１４とで構
成されている。なお、ＩＦフィルタ１２は、受信帯域内
がフラットな特性を有している。
【０００５】周波数変換回路１１は、アンテナ１７から
のＲＦ信号を入力とし、ＩＦ信号をＩＦフィルタ１２へ
出力する。ＩＦフィルタ１２は、希望波の帯域は自由に
通過させ、希望波以外の帯域は減衰率曲線に従って大き
く減衰させる周波数選択性を有するフィルタで、所定領
域の信号を通過させる。復調回路１３および受信電界検
出回路１４は、ＩＦフィルタ１２の出力をそれぞれ入力
とし、入力された信号に対してそれぞれ復調信号および
受信電界レベル値を出力する。
のＲＦ信号を入力とし、ＩＦ信号をＩＦフィルタ１２へ
出力する。ＩＦフィルタ１２は、希望波の帯域は自由に
通過させ、希望波以外の帯域は減衰率曲線に従って大き
く減衰させる周波数選択性を有するフィルタで、所定領
域の信号を通過させる。復調回路１３および受信電界検
出回路１４は、ＩＦフィルタ１２の出力をそれぞれ入力
とし、入力された信号に対してそれぞれ復調信号および
受信電界レベル値を出力する。
【０００６】次に、上述の受信電界レベル検出回路が、
隣接チャネル波を含むＲＦ信号から受信電界レベル値を
検出する場合について説明する。
隣接チャネル波を含むＲＦ信号から受信電界レベル値を
検出する場合について説明する。
【０００７】図５（ａ）は、隣接チャネル波を含むＲＦ
信号とＩＦフィルタ１２の帯域を示すグラフで、希望波
の電界レベルに比べて隣接チャネル波の電界レベルの方
が大きな状態が示されている。また、図５（ｂ）は、図
５（ａ）におけるＩＦフィルタ１２の出力を示すグラフ
で、図５（ａ）と同様に希望波の電界レベルに比べて隣
接チャネル波の電界レベルの方が大きくなっている。
信号とＩＦフィルタ１２の帯域を示すグラフで、希望波
の電界レベルに比べて隣接チャネル波の電界レベルの方
が大きな状態が示されている。また、図５（ｂ）は、図
５（ａ）におけるＩＦフィルタ１２の出力を示すグラフ
で、図５（ａ）と同様に希望波の電界レベルに比べて隣
接チャネル波の電界レベルの方が大きくなっている。
【０００８】図４の受信電界レベル検出回路において、
アンテナ１７から図５（ａ）に示すＲＦ信号が周波数変
換回路１１へ入力されると、ＩＦフィルタ１２からは図
５（ｂ）に示すＩＦ信号が出力される。出力されたＩＦ
信号は、復調回路１３および受信電界検出回路１４へそ
れぞれ入力される。
アンテナ１７から図５（ａ）に示すＲＦ信号が周波数変
換回路１１へ入力されると、ＩＦフィルタ１２からは図
５（ｂ）に示すＩＦ信号が出力される。出力されたＩＦ
信号は、復調回路１３および受信電界検出回路１４へそ
れぞれ入力される。
【０００９】上記の場合、受信電界検出回路１４に入力
されたＩＦ信号は、図５（ｂ）に示すように隣接チャネ
ル波の電界レベル値が希望波のそれより大きくなってい
るため、受信電界検出回路１４は、この隣接チャネル波
の電界レベル値を受信電界レベル値として検出してしま
う。
されたＩＦ信号は、図５（ｂ）に示すように隣接チャネ
ル波の電界レベル値が希望波のそれより大きくなってい
るため、受信電界検出回路１４は、この隣接チャネル波
の電界レベル値を受信電界レベル値として検出してしま
う。
【００１０】したがって、上述した従来の受信電界レベ
ル検出回路では、発信側（移動無線機）の位置を正確に
知ることができなかった。
ル検出回路では、発信側（移動無線機）の位置を正確に
知ることができなかった。
【００１１】そこで、受信電界検出回路１４へ入力され
るＩＦ信号から隣接チャネル波を完全に除去するため、
新たにＩＦフィルタを設けた受信電界レベル検出回路が
提案されている。
るＩＦ信号から隣接チャネル波を完全に除去するため、
新たにＩＦフィルタを設けた受信電界レベル検出回路が
提案されている。
【００１２】図６は、隣接チャネル波を完全に除去した
従来の受信電界レベル検出回路を示すブロック図であ
る。
従来の受信電界レベル検出回路を示すブロック図であ
る。
【００１３】図６に示す受信電界レベル検出回路は、Ｉ
Ｆフィルタ１２の出力が分岐されて受信電界検出回路１
４へ入力されるライン中に、ＩＦフィルタ１６が設けら
れた以外は図４と同様の受信電界レベル検出回路であ
る。なお、ＩＦフィルタ１６は、受信帯域内がフラット
な特性を有し、しかも、出力を復調回路１３への入力信
号として使用することがないため、隣接チャネル波を完
全に除去するよう帯域幅が狭くなっている。
Ｆフィルタ１２の出力が分岐されて受信電界検出回路１
４へ入力されるライン中に、ＩＦフィルタ１６が設けら
れた以外は図４と同様の受信電界レベル検出回路であ
る。なお、ＩＦフィルタ１６は、受信帯域内がフラット
な特性を有し、しかも、出力を復調回路１３への入力信
号として使用することがないため、隣接チャネル波を完
全に除去するよう帯域幅が狭くなっている。
【００１４】以下に、この受信電界レベル検出回路が、
隣接チャネル波を含むＲＦ信号を受信した場合の動作に
ついて説明する。
隣接チャネル波を含むＲＦ信号を受信した場合の動作に
ついて説明する。
【００１５】図７（ａ）は、ＩＦフィルタ１２から出力
されたＩＦ信号とＩＦフィルタ１６の周波数特性を示す
グラフで、希望波の電界レベルが隣接チャネル波のそれ
より小さくなったものが示されている。また、図７
（ｂ）は、図７（ａ）におけるＩＦフィルタ１６の出力
を示すグラフで、図７（ａ）の隣接チャネル波は完全に
除去され、しかも希望波の帯域も一部除去されたものと
なっている。
されたＩＦ信号とＩＦフィルタ１６の周波数特性を示す
グラフで、希望波の電界レベルが隣接チャネル波のそれ
より小さくなったものが示されている。また、図７
（ｂ）は、図７（ａ）におけるＩＦフィルタ１６の出力
を示すグラフで、図７（ａ）の隣接チャネル波は完全に
除去され、しかも希望波の帯域も一部除去されたものと
なっている。
【００１６】図６において、アンテナ１７から図５
（ａ）に示すＲＦ信号が周波数変換回路１１へ入力され
ると、ＩＦフィルタ１２からは図４の場合と同様に図７
（ａ）に示すＩＦ信号が出力される。出力されたＩＦ信
号は分岐され、一方が復調回路１３へ入力され、他方が
ＩＦフィルタ１６へ入力される。
（ａ）に示すＲＦ信号が周波数変換回路１１へ入力され
ると、ＩＦフィルタ１２からは図４の場合と同様に図７
（ａ）に示すＩＦ信号が出力される。出力されたＩＦ信
号は分岐され、一方が復調回路１３へ入力され、他方が
ＩＦフィルタ１６へ入力される。
【００１７】復調回路１３では、入力されたＩＦ信号が
復調されて復調信号が出力される。一方、ＩＦフィルタ
１６では、入力されたＩＦ信号から隣接チャネル波が完
全に除去されて、図７（ｂ）に示すＩＦ信号が受信電界
検出回路１４へ出力される。この結果、受信電界検出回
路１４では、希望波の受信電界レベル値のみが検出され
ることとなる。
復調されて復調信号が出力される。一方、ＩＦフィルタ
１６では、入力されたＩＦ信号から隣接チャネル波が完
全に除去されて、図７（ｂ）に示すＩＦ信号が受信電界
検出回路１４へ出力される。この結果、受信電界検出回
路１４では、希望波の受信電界レベル値のみが検出され
ることとなる。
【００１８】以上のように、受信電界検出回路１４によ
って希望波の受信電界レベル値が検出されることによ
り、発信側（移動無線機）の位置が正確に判定される。
って希望波の受信電界レベル値が検出されることによ
り、発信側（移動無線機）の位置が正確に判定される。
【００１９】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の受信電
界レベル検出回路のうち、図４に示したＩＦフィルタが
１段構成のものにおいては、目的とするチャネルの電界
レベルを正確に求めることができず、発信側（移動無線
機）の位置を正確に知ることができないという問題点が
ある。
界レベル検出回路のうち、図４に示したＩＦフィルタが
１段構成のものにおいては、目的とするチャネルの電界
レベルを正確に求めることができず、発信側（移動無線
機）の位置を正確に知ることができないという問題点が
ある。
【００２０】図６に示したＩＦフィルタを２段構成とし
たものにおいては、受信電界検出回路の入力ライン中に
新たにＩＦフィルタを挿入することとなり、挿入するＩ
Ｆフィルタの前後に整合回路およびバッファアンプ等を
設けることが必要となる。このため、回路規模が増大
し、かつ、回路が高価なものになるという問題点があ
る。
たものにおいては、受信電界検出回路の入力ライン中に
新たにＩＦフィルタを挿入することとなり、挿入するＩ
Ｆフィルタの前後に整合回路およびバッファアンプ等を
設けることが必要となる。このため、回路規模が増大
し、かつ、回路が高価なものになるという問題点があ
る。
【００２１】本発明の目的は、新たにＩＦフィルタを設
けることなく、簡単な回路構成で希望波の受信電界レベ
ル値を検出できる受信電界レベル検出回路を提供するこ
とにある。
けることなく、簡単な回路構成で希望波の受信電界レベ
ル値を検出できる受信電界レベル検出回路を提供するこ
とにある。
【００２２】
【課題を解決するための手段】本発明の受信電界レベル
検出回路は、複数の移動無線機が隣接する複数の無線チ
ャネルを用いて複数の固定無線機へ搬送波を送出する移
動通信システムの受信電界レベル検出回路において、上
記複数の固定無線機毎に設けられ、上記搬送波の受信電
界レベル値を検出する受信電界検出手段と、上記受信電
界検出手段に接続され、上記受信電界検出手段における
上記受信電界レベル値の検出を制御する制御手段とを有
し、上記制御手段は、上記搬送波の変調部と無変調部と
を判別し、上記無変調部から受信電界レベル値を検出す
るよう上記受信電界検出手段を制御する。
検出回路は、複数の移動無線機が隣接する複数の無線チ
ャネルを用いて複数の固定無線機へ搬送波を送出する移
動通信システムの受信電界レベル検出回路において、上
記複数の固定無線機毎に設けられ、上記搬送波の受信電
界レベル値を検出する受信電界検出手段と、上記受信電
界検出手段に接続され、上記受信電界検出手段における
上記受信電界レベル値の検出を制御する制御手段とを有
し、上記制御手段は、上記搬送波の変調部と無変調部と
を判別し、上記無変調部から受信電界レベル値を検出す
るよう上記受信電界検出手段を制御する。
【００２３】また、上記受信電界レベル検出回路におい
て、制御手段は、固定無線機に予め設定されたフレーム
タイミングから、上記固定無線機が受信した搬送波の変
調部と無変調部との判別を行なうことを特徴とする。
て、制御手段は、固定無線機に予め設定されたフレーム
タイミングから、上記固定無線機が受信した搬送波の変
調部と無変調部との判別を行なうことを特徴とする。
【００２４】
【作用】上記の如く構成すれば、固定無線機が受信した
搬送波は、制御手段によって変調部と無変調部とに判別
される。さらに、制御手段によって受信電界検出手段が
制御されて、判別された搬送波のうちの無変調部から受
信電界レベル値が検出される。
搬送波は、制御手段によって変調部と無変調部とに判別
される。さらに、制御手段によって受信電界検出手段が
制御されて、判別された搬送波のうちの無変調部から受
信電界レベル値が検出される。
【００２５】無変調部の搬送波については、ＩＦフィル
タによって隣接するチャネルの搬送波が完全に除去され
るため、目的とする移動無線機の位置を正確に判断する
ことができる。
タによって隣接するチャネルの搬送波が完全に除去され
るため、目的とする移動無線機の位置を正確に判断する
ことができる。
【００２６】なお、上述の制御手段における変調部と無
変調部の判別は、複数の移動無線機からの送信が固定無
線機側のフレームタイミングに同期して行なわれている
ことから、固定無線機のフレームタイミングに基づいて
行なわれる。
変調部の判別は、複数の移動無線機からの送信が固定無
線機側のフレームタイミングに同期して行なわれている
ことから、固定無線機のフレームタイミングに基づいて
行なわれる。
【００２７】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００２８】図１は、本発明の一実施例の受信電界レベ
ル検出回路を示すブロック図である。
ル検出回路を示すブロック図である。
【００２９】本実施例の受信電界レベル検出回路は、ア
ンテナ７に順次接続される周波数変換回路１、ＩＦフィ
ルタ２および復調信号を出力する復調回路３と、上記Ｉ
Ｆフィルタ２の出力を入力して受信電波の受信電界レベ
ル値を検出する受信電界検出回路４と、判別回路５とで
構成されている。なお、ＩＦフィルタ２は、受信帯域内
がフラットな特性を有している。
ンテナ７に順次接続される周波数変換回路１、ＩＦフィ
ルタ２および復調信号を出力する復調回路３と、上記Ｉ
Ｆフィルタ２の出力を入力して受信電波の受信電界レベ
ル値を検出する受信電界検出回路４と、判別回路５とで
構成されている。なお、ＩＦフィルタ２は、受信帯域内
がフラットな特性を有している。
【００３０】上記受信電界レベル検出回路において、周
波数変換回路１は、アンテナ７から出力されるＲＦ信号
を入力とし、ＩＦ信号をＩＦフィルタ２へ出力する。Ｉ
Ｆフィルタ２は、希望波の帯域は自由に通過させ、希望
波以外の帯域は減衰率曲線に従って大きく減衰させる周
波数選択性を有するフィルタで、特定領域の信号を通過
させる。復調回路３および受信電界検出回路４は、ＩＦ
フィルタ２の出力をそれぞれ入力とし、入力される信号
における復調信号および受信電界レベル値をそれぞれ出
力する。
波数変換回路１は、アンテナ７から出力されるＲＦ信号
を入力とし、ＩＦ信号をＩＦフィルタ２へ出力する。Ｉ
Ｆフィルタ２は、希望波の帯域は自由に通過させ、希望
波以外の帯域は減衰率曲線に従って大きく減衰させる周
波数選択性を有するフィルタで、特定領域の信号を通過
させる。復調回路３および受信電界検出回路４は、ＩＦ
フィルタ２の出力をそれぞれ入力とし、入力される信号
における復調信号および受信電界レベル値をそれぞれ出
力する。
【００３１】なお、判別回路５は、ＩＦフィルタ２から
受信電界検出回路４へ入力されるＩＦ信号を、無変調搬
送波のＩＦ信号と変調搬送波のＩＦ信号とに判別すると
ともに、上記無変調搬送波のＩＦ信号から受信電界レベ
ル値が検出されるよう受信電界検出回路４における受信
電界レベル値の検出を制御している。
受信電界検出回路４へ入力されるＩＦ信号を、無変調搬
送波のＩＦ信号と変調搬送波のＩＦ信号とに判別すると
ともに、上記無変調搬送波のＩＦ信号から受信電界レベ
ル値が検出されるよう受信電界検出回路４における受信
電界レベル値の検出を制御している。
【００３２】次に、本実施例の動作について具体的に説
明する。
明する。
【００３３】図２は、本実施例の受信電界レベル検出回
路が使用される移動通信システムにおける搬送波のフレ
ームを示す構成図で、１フレームはｎ個のスロットで構
成され、各スロットは無変調搬送波を送信している期間
Ｔ１と、データ等により変調がかけられた変調搬送波を
送信している期間Ｔ２とに分かれている。
路が使用される移動通信システムにおける搬送波のフレ
ームを示す構成図で、１フレームはｎ個のスロットで構
成され、各スロットは無変調搬送波を送信している期間
Ｔ１と、データ等により変調がかけられた変調搬送波を
送信している期間Ｔ２とに分かれている。
【００３４】また、図３は図２の特定スロットの期間Ｔ
１における搬送波を示したグラフで、（ａ）はＩＦフィ
ルタ２へ入力されるＲＦ信号で隣接チャネル波が含まれ
たもの、（ｂ）はＩＦフィルタ２から出力されるＩＦ信
号で隣接チャネル波が除去されたものである。
１における搬送波を示したグラフで、（ａ）はＩＦフィ
ルタ２へ入力されるＲＦ信号で隣接チャネル波が含まれ
たもの、（ｂ）はＩＦフィルタ２から出力されるＩＦ信
号で隣接チャネル波が除去されたものである。
【００３５】移動無線機側から図２に示す搬送波が固定
無線機へ送出されると、アンテナ７からは、図３（ａ）
に示す無変調搬送波のＲＦ信号と図５（ａ）に示す変調
搬送波のＲＦ信号とが各期間Ｔ１，Ｔ２に応じて周波数
変換回路１へ入力される。
無線機へ送出されると、アンテナ７からは、図３（ａ）
に示す無変調搬送波のＲＦ信号と図５（ａ）に示す変調
搬送波のＲＦ信号とが各期間Ｔ１，Ｔ２に応じて周波数
変換回路１へ入力される。
【００３６】アンテナ７からＲＦ信号が入力されると、
周波数変換回路１からは、各期間Ｔ１，Ｔ２に応じたＩ
Ｆ信号がＩＦフィルタ２へ出力される。すると、ＩＦフ
ィルタ２からは、入力されたＲＦ信号に応じて図３
（ｂ）に示す無変調搬送波のＩＦ信号と図５（ｂ）に示
す変調搬送波のＩＦ信号とが出力される。このとき、期
間Ｔ１に入力される無変調搬送波については、ＩＦフィ
ルタ２のみで隣接する無変調搬送波を除去することがで
きるため、ＩＦフィルタ２から出力される図３（ｂ）に
示す無変調搬送波のＩＦ信号は希望波のみ信号となって
いる。
周波数変換回路１からは、各期間Ｔ１，Ｔ２に応じたＩ
Ｆ信号がＩＦフィルタ２へ出力される。すると、ＩＦフ
ィルタ２からは、入力されたＲＦ信号に応じて図３
（ｂ）に示す無変調搬送波のＩＦ信号と図５（ｂ）に示
す変調搬送波のＩＦ信号とが出力される。このとき、期
間Ｔ１に入力される無変調搬送波については、ＩＦフィ
ルタ２のみで隣接する無変調搬送波を除去することがで
きるため、ＩＦフィルタ２から出力される図３（ｂ）に
示す無変調搬送波のＩＦ信号は希望波のみ信号となって
いる。
【００３７】出力されたＩＦ信号は、復調回路１３およ
び受信電界検出回路４の双方に入力される。
び受信電界検出回路４の双方に入力される。
【００３８】ＩＦフィルタ２から出力されたＩＦ信号が
復調回路３に入力されると、復調回路３では、図５
（ｂ）のＩＦ信号が復調されてその復調信号が出力され
る。
復調回路３に入力されると、復調回路３では、図５
（ｂ）のＩＦ信号が復調されてその復調信号が出力され
る。
【００３９】一方、ＩＦフィルタ２から出力されたＩＦ
信号が受信電界検出回路４に入力されると、受信電界検
出回路４では、まずＩＦフィルタ２から入力されたＩＦ
信号が判別回路５によって図３（ｂ）のＩＦ信号と図５
（ｂ）のＩＦ信号とに判別される。その後、判別回路５
によって受信電界検出回路４が制御され、図３（ｂ）の
ＩＦ信号から受信電界レベル値が検出される。この結
果、受信電界検出回路４は希望波の受信電界レベル値を
検出する。
信号が受信電界検出回路４に入力されると、受信電界検
出回路４では、まずＩＦフィルタ２から入力されたＩＦ
信号が判別回路５によって図３（ｂ）のＩＦ信号と図５
（ｂ）のＩＦ信号とに判別される。その後、判別回路５
によって受信電界検出回路４が制御され、図３（ｂ）の
ＩＦ信号から受信電界レベル値が検出される。この結
果、受信電界検出回路４は希望波の受信電界レベル値を
検出する。
【００４０】上述の判定回路５における図３（ｂ）およ
び図５（ｂ）のＩＦ信号の判別は以下のようにして行な
われる。
び図５（ｂ）のＩＦ信号の判別は以下のようにして行な
われる。
【００４１】通常、上述の移動無線システムでは、複数
の移動無線機からの送信は、固定無線機側のフレームタ
イミングに同期して行なわれているため、複数の移動無
線機のそれぞれのフレームタイミングは同一のもとなっ
ている。同様に、各移動無線機における無変調搬送波の
送信期間も同一のもとなっている。
の移動無線機からの送信は、固定無線機側のフレームタ
イミングに同期して行なわれているため、複数の移動無
線機のそれぞれのフレームタイミングは同一のもとなっ
ている。同様に、各移動無線機における無変調搬送波の
送信期間も同一のもとなっている。
【００４２】したがって、判定回路５では、固定無線機
に予め設定されているフレームタイミングに基づいて、
複数の移動無線機からの送信波における変調搬送波（期
間Ｔ１）と無変調搬送波（期間Ｔ２）との判別が行なわ
れる。
に予め設定されているフレームタイミングに基づいて、
複数の移動無線機からの送信波における変調搬送波（期
間Ｔ１）と無変調搬送波（期間Ｔ２）との判別が行なわ
れる。
【００４３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信電界
レベル検出回路を用いれば、簡単な回路構成で隣接チャ
ネル波を除去することができるので、回路の小規模化お
よび低コスト化を図ることができるという効果がある。
レベル検出回路を用いれば、簡単な回路構成で隣接チャ
ネル波を除去することができるので、回路の小規模化お
よび低コスト化を図ることができるという効果がある。
【００４４】さらに、隣接チャネル波の妨害を受けるこ
となく希望波の受信電界レベル値が検出されるので、発
信側（移動無線機）の位置を正確に知ることができ、加
入者へのサービス劣化を防止するという効果がある。
となく希望波の受信電界レベル値が検出されるので、発
信側（移動無線機）の位置を正確に知ることができ、加
入者へのサービス劣化を防止するという効果がある。
【図１】本発明の一実施例の受信電界レベル検出回路を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】本実施例の受信電界レベル検出回路が使用され
る移動通信システムにおける搬送波のフレームを示す構
成図
る移動通信システムにおける搬送波のフレームを示す構
成図
【図３】図２の特定スロットの期間Ｔ１における搬送波
を示したグラフで、（ａ）はＩＦフィルタ２へ入力され
るＲＦ信号、（ｂ）はＩＦフィルタ２から出力されるＩ
Ｆ信号
を示したグラフで、（ａ）はＩＦフィルタ２へ入力され
るＲＦ信号、（ｂ）はＩＦフィルタ２から出力されるＩ
Ｆ信号
【図４】時分割多重方式を用いた移動通信システムにお
ける従来の受信電界レベル検出回路を示すブロック図
ける従来の受信電界レベル検出回路を示すブロック図
【図５】（ａ）は隣接チャネル波を含むＲＦ信号とＩＦ
フィルタ１２の帯域を示すグラフ、（ｂ）は（ａ）にお
けるＩＦフィルタ１２の出力を示すグラフ
フィルタ１２の帯域を示すグラフ、（ｂ）は（ａ）にお
けるＩＦフィルタ１２の出力を示すグラフ
【図６】隣接チャネル波を完全に除去した従来の受信電
界レベル検出回路を示すブロック図
界レベル検出回路を示すブロック図
【図７】（ａ）はＩＦフィルタ１２から出力されたＩＦ
信号とＩＦフィルタ１６の周波数特性を示すグラフ、
（ｂ）は（ａ）におけるＩＦフィルタ１６の出力を示す
グラフ
信号とＩＦフィルタ１６の周波数特性を示すグラフ、
（ｂ）は（ａ）におけるＩＦフィルタ１６の出力を示す
グラフ
１ 周波数変換回路 ２ ＩＦフィルタ ３ 復調回路 ４ 受信電界検出回路 ５ 判定回路 ７ アンテナ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の移動無線機が隣接する複数の無線
チャネルを用いて複数の固定無線機へ搬送波を送出する
移動通信システムの受信電界レベル検出回路において、 前記複数の固定無線機に設けられ、前記搬送波の受信電
界レベル値を検出する受信電界検出手段と、 前記受信電界検出手段に接続され、前記受信電界検出手
段における前記受信電界レベル値の検出を制御する制御
手段とを有し、 前記制御手段は、前記搬送波の変調部と無変調部とを判
別し、前記無変調部から受信電界レベル値を検出するよ
う前記受信電界検出手段を制御することを特徴とする受
信電界レベル検出回路。 - 【請求項２】 請求項１記載の受信電界レベル検出回路
において、 制御手段は、固定無線機に予め設定されたフレームタイ
ミングから、前記固定無線機が受信する搬送波の変調部
と無変調部との判別を行なうことを特徴とする受信電界
レベル検出回路。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334094A JP2908217B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 受信電界レベル検出回路 |
| US08/361,566 US5630219A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-22 | Reception electric field level detection circuit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334094A JP2908217B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 受信電界レベル検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07202785A true JPH07202785A (ja) | 1995-08-04 |
| JP2908217B2 JP2908217B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=18273467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5334094A Expired - Fee Related JP2908217B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 受信電界レベル検出回路 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5630219A (ja) |
| JP (1) | JP2908217B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009239914A (ja) * | 2003-10-09 | 2009-10-15 | Qualcomm Inc | 周波数分割多元接続システムのためのセル選択技術 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100212055B1 (ko) * | 1996-06-24 | 1999-08-02 | 윤종용 | 이동체 통신시스템의 수신신호세기 검출회로 |
| KR20010046236A (ko) * | 1999-11-11 | 2001-06-05 | 박종섭 | 여파기의 송신신호 검출 장치 |
| JP3465707B1 (ja) * | 2002-05-27 | 2003-11-10 | 日本電気株式会社 | キャリアセンス多重接続方式の受信機とその干渉抑圧方法 |
| ATE371312T1 (de) * | 2002-06-07 | 2007-09-15 | Nxp Bv | Empfangssignalpegelangabe |
| JP4467446B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2010-05-26 | Ｎｅｃエレクトロニクス株式会社 | 高周波ｉｃ及びｇｐｓ受信機 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0437317A (ja) * | 1990-06-01 | 1992-02-07 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 受信機の感度抑圧防止及び混信防止方法 |
| JP2921798B2 (ja) * | 1991-01-31 | 1999-07-19 | 株式会社東芝 | 受信装置および無線電話装置 |
| DE4241362C2 (de) * | 1992-12-09 | 1997-06-05 | Blaupunkt Werke Gmbh | Rundfunkempfänger |
| US5440582A (en) * | 1993-05-28 | 1995-08-08 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for determining signal usability |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334094A patent/JP2908217B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-12-22 US US08/361,566 patent/US5630219A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009239914A (ja) * | 2003-10-09 | 2009-10-15 | Qualcomm Inc | 周波数分割多元接続システムのためのセル選択技術 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2908217B2 (ja) | 1999-06-21 |
| US5630219A (en) | 1997-05-13 |
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|---|---|---|---|
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