JP2808680B2 - D/a変換器の出力補正システム - Google Patents

D/a変換器の出力補正システム

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JP2808680B2 JP1157825A JP15782589A JP2808680B2 JP 2808680 B2 JP2808680 B2 JP 2808680B2 JP 1157825 A JP1157825 A JP 1157825A JP 15782589 A JP15782589 A JP 15782589A JP 2808680 B2 JP2808680 B2 JP 2808680B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のステアリング制御システムのう
ち、特にモータによって運転者の操舵力を補助する電動
パワーステアリングシステム(以下電動パワステと略す
る)のコントローラ等に使用されるD/A変換器の出力補
正システムに関するものである。
従来の技術 近年、特に自動車のステアリング制御技術において、
モータの使用量が増加して来ている。電動パワステは第
5図に示されるように、モータ3,減速機4,トルクセンサ
2,コントローラ1から構成されており、トルクセンサ2
で検出した操舵力に従ってモータ3のトルクを制御して
運転者の操舵力を軽減するものである。なお、第5図に
おいて、5はステアリングホイール、6はステアリング
シャフト、7はステアリングギアボックス、8はタイヤ
である。第5図に示した電動パワステにおいては、主と
してDCモータが使用されている。自動車を運転者が軽く
操舵するためには運転者自身の発生する操舵トルクとモ
ータのトルクが路面負荷トルクになるようにすることが
必要である。それには運転者の操舵トルクをトルクセン
サで検出し、それに見合ったモータトルクをマイコンで
計算し、モータの電流指令を出力する方法が一般的に行
われている。モータの電流指令はアナログ量であり、通
常、任意の電圧をシステム指令基準電圧とし、その基準
電圧に対して正負の信号が入力されたとき、モータのト
ルクはその信号の大きさで、またトルクの方向はその信
号の正負によって決定される。マイコンを使用したシス
テムにおいては、電流指令はディジタル値で出力され、
それをD/A変換器によってアナログ信号に変換する。D/A
変換器の出力が、システム指令基準電圧に等しいとき、
モータのトルクは0であり、この状態は例えば、運転者
がステアリングホイールから手を離したときに相当す
る。そのときのD/A変換器の電圧を出力するためのマイ
コンのディジタル値がマイコンの指令基準値となる。
以下に、従来のモータ電流指令出力回路について説明
する。
第6図は従来のモータ電流指令回路の構成図であり、
9はディジタル素子(図ではバッファで表してあるが、
インバータでもよい)、10はラダー抵抗、11はバッフ
ァ、12はマイコン、13はモータ駆動回路、14はエラーラ
ンプである。
以上のように構成されたモータ電流指令回路につい
て、以下その動作を説明する。
本図は8ビットのD/Aコンバータの場合であるが、任
意のビットても基本構成は同じ考え方でよい。
まず、マイコン12から8ビット出力=00000000Bが出
力されたとする。するとディジタル素子9の出力はすべ
てLowレベルとなり、ディジタル素子9が5Vで駆動され
ているとすると、出力はすべて0Vである。(実際は0Vで
はなく、VL〔V〕)である。
するとラダー抵抗10の入力はすべて0Vであるので、バ
ッファ入力は0Vとなる。よって出力も、(バッファ11の
飽和を無視すれば)0Vとなる。
次に、8ビット出力=10000000Bが出力されたとす
る。すると、ディジタル素子9は図中MSBに相当する出
力が5Vとなり、(実際は5Vではなく、VH〔V〕である)
ラダー抵抗10は第7図に示す電位構成となる。このと
き、図中点線より見た等価抵抗は2Rであり、バッファ11
に入力される電圧は5Vを半分に分圧したものとなる。
さらにマイコン12から8ビット出力=11111111Bが出
力されたとする。するとディジタル素子9はすべて出力
が5Vとなり、その結果バッファ11に入力される電位は5V
となる。
8ビット出力が任意の場合でも上記の様な考察によっ
て8ビット出力の増減に従って、アナログ出力も増減す
ることがわかる。
システムの基準電圧が2.5Vと仮定するとディジタル出
力=10000000Bはマイコン12のディジタル指令値の基準
となる。
マイコン12から10000000Bが出力されたとき、D/Aコン
バータの出力は2.5Vとなり、これはシステムの指令基準
電圧なので、モータ電流指令はOAということになり、モ
ータはトルクを発生しない。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、ディジタル素子
9の出力電圧は、上記の例で言うと正確に5V又は0Vとは
ならず、実際はVH,VLという理想値とは少しずれたそれ
もバラツキを持った値となる。このため、システムの基
準電圧である2.5Vと、マイコン12が10000000Bを出力し
たときのD/Aコンバータの出力が一致しなくなる。そこ
で理想的には、10000000Bがモータ電流指令OAに相当す
るはずが、10000000Bを出力しても、モータ電流指令が
出てしまうことになり、様々な調整手段が必要となる。
また、システム基準電圧も2.5Vに対してバラツキがあ
り、この両者のズレの和が誤差となってモータの誤った
指令を出してしまうという問題点を有していた。
課題を解決するための手段 本発明は上記従来の問題点を解決するもので、上記の
基準電圧のずれを補正するためにシステムの指令基準電
圧と、マイコンから出力されたディジタル値をD/A変換
した値が一致するようにD/A変換器の出力をA/D変換器を
介してマイコンにフィードバックし、システムの指令基
準電圧と一致するディジタル値を見つけ出して、以後そ
れをモータ電流指令出力計算におけるディジタル信号基
準として使用するものである。
作用 この構成によって、システム指令基準電圧にバラツキ
があっても、マイコンによって指令値が自動補正され
る。
実施例 以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の第一の実施例におけるモータ電流指
令回路を示すものである。第1図において、20はディジ
タル素子、21はR−2Rラダー抵抗、22はOPアンプバッフ
ァ、23はマイコン、24はA/D変換器又は1チップマイコ
ン内蔵のA/D変換部、25はA/D変換器基準電圧源、26はA/
D変換器基準電圧源25からシステム指令基準電圧をつく
り出すためのシステム指令基準電圧源、27はモータ駆動
回路、28はモータ駆動回路27に含まれているエラーラン
プである。
以上の様に構成された本実施例について、以下その動
作を説明する。
まず、A/D変換器基準電圧(以下VREF〔V〕)がA/D変
換器24へ入力される。例えば、マイコン23が8ビットな
らば、VREF〔V〕がFFHに相当し、VREF/2〔V〕が80Hに
相当し、0〔V〕が00Hに相当する。
次にそのA/D変換器基準電圧VREFを分圧して、システ
ムの指令基準電圧VCENとする。例えば、1/2に分圧すれ
ば、VCEN=VREF/2である。
次に説明しやすくするためにディジタル素子20のHigh
レベル出力がほぼVREF〔V〕,Lowレベル出力がほぼ0
〔V〕だとしよう。このとき、マイコン23からFFHが出
力されるとOPアンプバッファ22には、約VREF〔V〕が発
生する。さらに80Hが出力されると約VREF/2〔V〕が出
力される。そして00Hが出力されると約0〔V〕が出力
されることになる。
マイコン23はまず、システム指令基準電圧VCEN(上記
の分布比だとVREF/2)に近いと思われるディジタル値を
出力する。この場合は80Hくらいである。次にそのD/A変
換値をA/D変換器24で読み込む。この場合、分圧が正確
に1/2に行われていれば、マイコンシステムの80Hという
値は、システム指令基準電圧VCENと等価であると言え
る。分圧は精度の良い抵抗又はIC上での抵抗によって実
現可能である。よってマイコン23は読み込んだD/A変換
器出力が80Hになるようにマイコン23の出力値を変化さ
せていけばよい。例えば、83Hを出力したとき、A/D変換
器24の読み込み値が80Hと一致したとする。よって、こ
の後は83Hをモータ電流指令0〔A〕として処理してい
けばよい。これにより、R−2Rラダー方式によるD/A変
換器の出力誤差を吸収することが可能となる。第2図は
ここまでの処理をゼネラルフロー化したものである。
本方式はA/D変換器24への入力が一本でよく、A/D変換
器基準電圧源25の変動があっても、システム指令基準電
圧も同じ割合で変化するので、A/D変換後のシステム基
準電圧に対するディジタル信号は不変でよい。
なお、第1図では、8ビットの場合を表しているが、
一般的にNビットでも適用できる。また、ディジタル素
子20はバッファで表現してあるが、インバータでもよ
く、そのときはマイコン23からの出力の0と1を逆にす
ればよい。
さらに、OPアンプバッファ22はボルテージフォロワで
書いてあるが、入力インピーダンスがラダー抵抗21に対
して高ければゲインを持っても良いし、反転アンプにな
ても良いし、数段直列接続されてもよい。
さらに、システム指令基準電圧源26は分圧によって製
作すると記入してあるが、これはこの電圧源のイメージ
を簡単に理解してもらうためであり、特に分圧によらな
くても何か別に適当な方法があればそれでも良いことは
言うまでもないし、システム指令基準電圧源26からA/D
変換器24の基準電圧源をつくってもよい。
また、実施例のD/A変換器の方式はすべてR−2R抵抗
ラダーで記してあるが、2進化抵抗ラダー方式でも良
い。
上記の記述は、次に述べる第2の実施例についても同
じことが言える。
第3図において、30はディジタル素子、31はR−2Rラ
ダー抵抗、32はOPアンプバッファ、33はマイコン、34は
A/D変換器又は1チップマイコンのA/D変換部、35はシス
テム基準電圧源、36はA/D変換器基準電圧源、37はモー
タ駆動回路、38はモータ駆動回路37の中のエラーアンプ
である。
以上の様に構成された第2の実施例について、以下そ
の動作を説明する。
まず、A/D変換器基準電圧がA/D変換器34へ入力され
る。次にシステム基準電圧VCENが読み込まれる。そし
て、OPアンプバッファ32の電圧VOUTが読み込まれる。マ
イコンはVCENとVOUTとの差を0にするようにマイコン出
力を変更し、収束範囲に収まったときのマイコン出力を
ディジタル基準信号とし、このときモータ電流は0とな
る。
第4図は以上の処理をゼネラルフローにまとめたもの
である。
発明の効果 本発明はD/A変換器の出力をA/D変換器を通して読み込
み、システム基準電圧(モータ電流OAのときの指令値)
を出力するためのD/A変換器に与えるディジタル指令基
準を見つけ出し、それを以後のマイコン処理に使用する
ため、D/A変換器の出力基準値に対する、バラツキ及び
ドリフトについては十分にキャンセルでき、また、シス
テム基準電圧源のバラツキ及びドリフトにも十分にキャ
ンセルが可能であるため、生産のたびに調整をする必要
がなく、量産性も大きく向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例であるモータ電流指令回
路の構成図、第2図は第1図のマイコンの処理フロー
図、第3図は本発明の第2の実施例であるモータ電流指
令回路の構成図、第4図は第3図のマイコンの処理フロ
ー図、第5図は電動パワーステアリングシステムの概念
図、第6図は従来のモータ電流指令回路の構成図、第7
図はR−2Rラダー方式のD/A変換器の説明図である。 9,20,30……ディジタル素子、21,31……R−2Rラダー抵
抗、22,32……OPアンプバッファ、23,33……マイコン、
24,34,……A/D変換器、25,36……A/D変換器基準電圧
源、26,35……システム指令基準電圧源。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−124053(JP,A) 特開 昭57−91028(JP,A) 特開 昭60−151729(JP,A) 特開 昭57−35419(JP,A) 特開 昭55−99828(JP,A) 実開 昭60−101838(JP,U) 実開 昭63−83835(JP,U) 実開 昭57−92232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】R−2R抵抗ラダー回路又は2進化抵抗ラダ
    ー回路によってNビットのディジタル出力をアナログ出
    力に変換するD/A変換器を使用するマイコンシステムに
    おいて、システムの指令基準電圧をA/D変換器の基準電
    圧に対して一定の比率になるように構成し、D/A変換器
    の出力を前記A/D変換器を通して読み込み、システムの
    指令基準電圧に相当するディジタル値が読み込まれるま
    で、マイコンからD/A変換器への出力を更新し、D/A変換
    器の出力をA/D変換器を通して読み込んだディジタル値
    と、システムの指令基準電圧に相当するディジタル値と
    の差がある範囲内の値に入るとき、そのときのD/A変換
    器へのディジタル出力値をそれ以後のディジタル指令基
    準とするD/A変換器の出力補正システム。
  2. 【請求項2】システム指令基準電圧とD/A変換器の出力
    をA/D変換器を通して読み込み、両者のディジタル値の
    差をある範囲内の値としてそのときのD/A変換器へのデ
    ィジタル出力値をそれ以後のディジタル指令基準とする
    請求項1記載のD/A変換器の出力補正システム。
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