JPH11296237A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH11296237A
JPH11296237A JP10240698A JP10240698A JPH11296237A JP H11296237 A JPH11296237 A JP H11296237A JP 10240698 A JP10240698 A JP 10240698A JP 10240698 A JP10240698 A JP 10240698A JP H11296237 A JPH11296237 A JP H11296237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
current
value
output current
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10240698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3547614B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kawakami
博士 川上
Katsuyuki Ochiai
克之 落合
Hirotoshi Inoue
弘敏 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10240698A priority Critical patent/JP3547614B2/ja
Publication of JPH11296237A publication Critical patent/JPH11296237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3547614B2 publication Critical patent/JP3547614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置のばらつき等による誤差を補正し、出力
電流の精度を向上する。 【解決手段】 センサ信号Siが入力されると、出力電
流値決定手段51aによって現在出力したい電流値を決
定し、出力電流指令値S51bを出力する。負荷RLか
らの折返し電流Srを、電流/電圧変換回路62で折返
し電圧S62に変換し、A/D変換回路53でディジタ
ル信号に変換し、折返し電流値S53を生成する。補正
処理手段51hでは、メモリ54から補正定数を読出
し、折返し電流値S53を補正し、この補正後の折返し
電流値S51hを比較手段51cへ送る。比較手段51
cでは、指令値S51bと折返し電流値S51hとを比
較し、偏差値S51cを求める。この偏差値S51cに
よって指令値S51bをフィードバック修正し、電流出
力回路61から、理想の出力特性に補正された出力電流
Soを出力し、負荷RLへ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車用
変速制御等を行うために非制御装置である負荷に高精度
な可変の定電流を出力するための自動車用電子制御ユニ
ット等の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の電源装置(例えば、自動
車用電子制御ユニット)の一例を示す構成図である。こ
の電源装置10は、エンジン回転センサ等からのセンサ
信号Siを入力し、油圧回路等の負荷RLに対して可変
の定電流(即ち、アナログ信号の出力電流)Soを出力
する装置であり、マイクロコンピュータ(以下、「マイ
コン」という)で構成された出力電流制御部20と、ハ
ードウェアで構成された電流出力回路31及び電流/電
圧(以下、「I/V」という)変換回路32とを備えて
いる。出力電流制御部20は、センサ信号Si及びディ
ジタル信号の折返し電流値S23を入力してプログラム
制御によってパルス幅変調(以下、「PWM」という)
出力デュティ幅を決定したディジタル信号S21を出力
するプログラム制御手段21を有している。プログラム
制御手段21の出力側には、ディジタル信号S21に基
づきPWM信号S22を出力するPWM出力回路22が
接続されている。プログラム制御手段21の入力側に
は、アナログ信号の折返し電圧S32をディジタル信号
に変換して折返し電流値S23を出力するアナログ/デ
ィジタル(以下、「A/D」という)変換回路23が接
続されている。PWM出力回路22の出力側には、PW
M信号S22から負荷RLに供給するアナログ信号の出
力電流Soを出力する電流出力回路31が接続されてい
る。A/D変換回路23の入力側には、負荷RLからの
アナログ信号の折返し電流Srを電圧に変換してアナロ
グ信号の折返し電圧S32を出力するI/V変換回路3
2が接続されている。
【0003】次に、電源装置10の動作を説明する。セ
ンサ信号Siが出力電流制御部20内のプログラム制御
手段21に入力されると、このプログラム制御手段21
では、制御プログラムに従い、電源装置10が現在出力
したい電流値を決定して出力電流指令値を生成し、この
出力電流指令値と、A/D変換回路23からのディジタ
ル信号の折返し電流値S23とを比較して偏差値を求
め、補正後の出力電流値を決定し、さらにこの出力電流
値からPWM出力デュティ幅を決定したディジタル信号
S21を出力する。このディジタル信号S21は、PW
M出力回路22でPWM信号S22に変換され、さらに
このPWM信号S22が電流出力回路31でアナログ信
号の出力電流Soに変換され、負荷RLへ出力される。
負荷RLからのアナログ信号の折返し信号Srは、I/
V変換回路32でアナログ信号の折返し電圧S32に変
換され、この折返し電圧S32がA/D変換回路23で
ディジタル信号に変換されて折返し電流値S23が生成
され、この折返し電流値S23がプログラム制御手段2
1にフィードバックされ、出力電流Soの調整が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2の電源装置10では、次のような課題があった。図
2の電源装置10では、プログラム制御手段21によっ
て高精度の制御用ディジタル信号S21を生成してい
る。しかし、ハードウェアで構成されるPWM出力回路
22、A/D変換回路23、電流出力回路31、及びI
/V変換回路32では、製造ばらつき等によって出力電
流Soに誤差が生じ、設計値通りの高精度な出力電流S
oを出力することが困難であった。これにより、例え
ば、電源装置10を量産した場合には、出力電流特性の
量産ばらつきが生じるという不都合があった。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、製造ばら
つき等の誤差を補正して高精度な出力電流を出力するこ
とが可能な電源装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1に係る発明では、自動車用
電子制御ユニット等の電源装置において、ディジタル信
号の出力電流指令値、及び補正後のディジタル信号の折
返し電流値を入力し、この両入力値を比較してディジタ
ル信号の偏差値を出力する比較手段と、前記出力電流指
令値及び前記偏差値を入力し、該出力電流指令値に該偏
差値を加算又は減算して補正後のディジタル信号の出力
電流値を出力する演算制御手段と、前記出力電流値を入
力し、この出力電流値をアナログ信号の出力電流に変換
して負荷へ出力する電流出力手段と、前記負荷からのア
ナログ信号の折返し電流を入力し、この折返し電流をデ
ィジタル信号に変換して折返し電流値を出力する電流入
力手段と、前記折返し電流値を入力し、前記負荷へ出力
する出力電流の特性を理想特性に補正するために装置誤
差の補正定数を求めておき、この補正定数によって該折
返し電流値を補正し、この補正後のディジタル信号の折
返し電流値を出力して前記比較手段に与える補正手段と
を、備えている。このような構成を採用したことによ
り、負荷に出力するための出力電流に対応した出力電流
指令値が比較手段に入力されると、この比較手段では、
入力された出力電流指令値と補正手段からの折返し電流
値とを比較して偏差値を求め、演算制御手段へ送る。演
算制御手段において、入力された出力電流指令値に偏差
値が加算又は減算され、補正後のディジタル信号の出力
電流値が出力される。この出力電流値は、電流出力手段
でアナログ信号の出力電流に変換され、負荷へ出力され
る。負荷からのアナログ信号の折返し電流が、電流入力
手段に入力され、この電流入力手段でディジタル信号に
変換されて折返し電流値が生成され、補正手段へ送られ
る。補正手段において、補正定数によって折返し電流値
が補正され、この補正後のディジタル信号の折返し電流
値が比較手段へフィードバックされ、出力電流の調整が
行われる。
【0006】請求項2に係る発明では、請求項1の電源
装置において、前記補正手段では、前記負荷へ出力する
出力電流の特性を測定してこの出力電流特性を理想特性
に補正するための前記補正定数を求めておいて予め記憶
手段に記憶しておき、前記折返し電流値を入力すると、
この折返し電流値に対応する該補正定数を読出して該折
返し電流値に対する補正処理を行う構成にしている。こ
のような構成を採用したことにより、電源装置の出力電
流特性が測定されてこの出力電流特性を理想特性に補正
するための補正定数が求められ、予め記憶手段に記憶さ
れている。このため、補正手段では、電流入力手段から
送られてきた折返し電流値を入力すると、この折返し電
流値に対応する記憶手段内の補正定数を読出し、この読
出した折返し電流値に対する補正処理を行い、演算制御
手段へフィードバックする。これにより、電源装置の製
造ばらつき等による回路誤差が補正され、高精度の出力
電流が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
電源装置(例えば、自動車用電子制御ユニット)の一例
を示す構成図である。この電源装置40は、車速セン
サ、エンジン回転センサ、ブレーキスイッチ等のセンサ
からのセンサ信号Siを入力し、可変の定電流(即ち、
アナログ信号の出力電流)Soを油圧回路等の負荷RL
へ出力する装置であり、例えばマイコンで構成された出
力電流制御部50と、ハードウェアで構成された電流出
力手段(例えば、電流出力回路)61及びI/V変換回
路62とを備えている。出力電流制御部50は、センサ
信号Si及びアナログ信号の折返し電圧S62を入力
し、PWM信号S52を出力する機能を有し、この出力
側に電流出力回路61が接続されると共に、該出力電流
制御部50のフィードバック入力側にI/V変換回路6
2が接続されている。電流出力回路61は、出力電流制
御部50から出力されるPWM信号S52を入力し、ア
ナログ信号の出力電流Soを負荷RLへ出力する回路で
ある。出力電流制御部50のフィードバック入力側に接
続されたI/V変換回路62は、負荷RLからのアナロ
グ信号の折返し電流Srを入力し、これをアナログ信号
の折返し電圧S62に変換して該出力電流制御部50へ
与える回路である。
【0008】出力電流制御部50は、センサ信号Si及
びディジタル信号の折返し電流値S53を入力し、制御
プログラムに従ってPWM出力デュティ幅を決定したデ
ィジタル信号S51gを出力するプログラム制御手段5
1と、このプログラム制御手段51の出力側に接続され
たPWM出力回路52と、該プログラム制御手段51の
フィードバック入力側に接続されたA/D変換回路53
と、該プログラム制御手段51に接続された不揮発性メ
モリ54とを備えている。PWM出力回路52は、プロ
グラム制御手段51から出力されるディジタル信号S5
1gを入力し、PWM信号S52を出力する回路であ
り、この出力側に電流出力回路61が接続されている。
A/D変換回路53は、I/V変換回路62から出力さ
れるアナログ信号の折返し電圧S62を入力し、これを
ディジタル信号の折返し電流値S53に変換し、プログ
ラム制御手段51に与える回路である。このA/D変換
回路53及びI/V変換回路62により、電流入力手段
が構成されている。不揮発性メモリ54は、負荷RLへ
出力する出力電流Soの特性を測定してこの出力電流特
性を理想特性に補正するための補正定数を予め記憶して
おく素子であり、電源オフ状態でもデータが消えない読
出し専用メモリ(以下、「ROM」という)、電気的消
去可能なROM(以下、「EEPROM」という)等で
構成されている。
【0009】プログラム制御手段51は、センサ信号S
iを入力し、制御プログラムに従い現在出力したい電流
値を決定する出力電流値決定手段51aを有し、この出
力側にデータ保持手段51bが接続されている。データ
保持手段51bは、出力電流値決定手段51aで決定さ
れた電流値を出力電流指令値S51bとして一時保持す
る機能を有し、この出力側に比較手段51c及び加減算
手段51eが接続されている。比較手段51cは、出力
電流指令値S51bと、補正後のディジタル信号の折返
し電流値S51hとを入力し、これらの両入力信号を比
較して出力電流偏差値S51c(=S51b−S51
h)を出力する機能を有し、この出力側にフィードバッ
ク量算出手段51dが接続されている。フィードバック
量算出手段51dは、出力電流偏差値S51cを入力
し、微分及び積分補正を行うためのフィードバック量S
51dを算出する機能を有し、この出力側に加減算手段
51eが接続されている。
【0010】加減算手段51eは、出力電流指令値S5
1b及びフィードバック量S51dを入力し、これらの
加算又は減算を行い、加減算結果S51eを出力する機
能を有し、この出力側に補正出力電流値決定手段51f
が接続されている。補正出力電流値決定手段51fは、
加減算結果S51eを入力し、フィードバック補正後の
出力電流値S51fを決定する機能を有し、この出力側
にPWM出力デュティ幅決定手段51gが接続されてい
る。PWM出力デュティ幅決定手段51gは、フィード
バック補正後の出力電流値S51fを入力し、PWM出
力デュティ幅を決定し、該PWM出力デュティ幅を決定
したディジタル信号S51gを出力する機能を有し、こ
の出力側にPWM出力回路52が接続されている。これ
らのフィードバック量算出手段51d、加減算手段51
e、補正出力電流値決定手段51f、PWM出力デュテ
ィ幅決定手段51g及びPWM出力回路52により、演
算制御手段が構成されている。さらに、比較手段51c
の入力側には、回路誤差補正処理手段51hが接続され
ている。回路誤差補正処理手段51hは、A/D変換回
路53から出力されるディジタル信号の折返し電流値S
53を入力し、この折返し電流値S53に対応する補正
定数を不揮発性メモリ54から読出し、回路誤差の補正
処理を行って補正後のディジタル信号の折返し電流値S
51hを出力する機能を有している。これらの回路誤差
補正処理手段51h及び不揮発性メモリ54により、補
正手段が構成されている。
【0011】図3は、図1中のI/V変換回路62の構
成例を示す回路図である。このI/V変換回路62は、
アナログ信号の折返し電流Srをアナログ信号の折返し
電圧S62に変換する回路であり、差動増幅回路62a
を有している。差動増幅回路62aの(+)側及び
(−)側の入力端子のうち、(−)側入力端子に入力抵
抗R1が接続され、さらにこの(−)側入力端子と該差
動増幅回路62aの出力端子との間に、フィードバック
抵抗R2が接続されている。差動増幅回路62aの
(+)側入力端子には、入力抵抗R3が接続されると共
に、該(+)側入力端子とグランドとの間に抵抗R4が
接続されている。入力抵抗R1とR3との間には、折返
し電流Srを入力するための抵抗R5が接続されてい
る。次に、図1の電源装置の基本原理(I)、補正定数
を求めるための出力電流特性の測定方法(II)、補正定
数a,bの算出方法(III)、補正定数a,bのメモリ5
4への書込み方法(IV)、及び図1の具体的な動作
(V)、について説明する。
【0012】(I) 図1の基本原理 図4は、図1の出力電流Soの理想特性から各回路誤差
による実測特性のずれを示す図である。図1の電源装置
40では、例えば、PWM出力回路52、A/D変換回
路53、電流出力回路61及びI/V変換回路62の製
造ばらつき等によって生じる誤差により、出力電流So
の精度低下を補正するために、回路誤差補正処理手段5
1h及びメモリ54を設けている。そして、例えば、電
源装置40を量産する場合、各電源装置40毎に出力電
流特性を測定し、この出力電流特性を理想特性に補正す
るための補正定数を求め、メモリ54に予め記憶させて
おく。センサ信号Siが電源装置40に入力されると、
この電源装置40からアナログ信号の出力電流Soが出
力されて負荷RLに供給される。負荷RLからのアナロ
グ信号の折返し電流Srは、I/V変換回路62でアナ
ログ信号の折返し電圧S62に変換され、A/D変換回
路53でディジタル信号の折返し電流値S53に変換さ
れた後、回路誤差補正処理手段51hへ送られる。回路
誤差補正処理手段51hでは、予めメモリ54に記憶さ
れている補正定数を読出し、A/D変換回路53から与
えられる折返し電流値S53に対して、回路の誤差分を
なくした高精度な折返し電流値に補正し、この補正後の
ディジタル信号の折返し電流値S51hを比較手段51
cへフィードバックする。これにより、電流出力回路6
1から高精度の出力電流Soを出力することができる。
ここで、回路誤差補正処理手段51hでは、次のような
回路誤差の補正処理を行う。まず、図1のPWM出力回
路52、A/D変換回路53、電流出力回路61及びI
/V変換回路62の製造ばらつき等による誤差として、
例えば、ゲイン誤差、オフセット誤差、及び非直線性誤
差の3つの誤差が考えられる。ゲイン誤差とは、出力電
流のゼロとフルスケール間を結ぶ直線の傾きの誤差、オ
フセット誤差とは、その直線のゼロ点部分の持上げ量、
非直線性誤差とは、出力電流特性線が直線とならない分
の誤差である。これら3つの誤差が図4に示されてい
る。
【0013】図4において、直線ABが理想特性で、そ
れにゲイン誤差とオフセット誤差を足したものが直線C
Dとなる。この直線CDに非直線性誤差を足したものが
実測特性線となる。この実測特性を理想特性に直すの
が、回路誤差補正処理手段51hで行われる処理であ
る。回路誤差の補正方法としては、まず、実測特性は非
直線のため、複数のポイントを取り、このポイント間を
直線で結び、この直線を理想特性の直線に近似させる方
法を採る。図4では、5ポイント(E,F,G,H,
I)が取られている。このため、例えば数A程度の出力
電流値を4つのエリア71,72,73,74に分け、
このエリア71〜74毎に補正定数をそれぞれ設定する
ことになる。回路誤差補正処理手段51hで回路誤差の
補正処理を行う際には、出力電流値が図4におけるどの
エリア71〜74かを判定し、このエリアに対応する補
正定数をメモリ54から読出して補正処理を行うことに
なる。このような図1の基本原理に基づき、以下の(I
I)〜(V)のような方法及び動作が実行される。
【0014】(II) 出力電流特性の測定方法 図5は図1の出力電流特性の測定方法を示す図、及び図
6は図5の出力電流の実測特性と理想特性を示す図であ
る。図6では、0≦エリア71<i2、i2≦エリア7
2<i3、i3≦エリア73<i4、i4≦エリア74
≦フルスケール、になっている。図1の電源装置40の
出力電流特性は、図4の実測特性のように非直線的な特
性と考えられる。このため、複数点のポイント(例え
ば、E,F,G,H,I)で測定する。測定する出力電
流値(例えば、i1,i2,i3,i4,i5)は、測
定対象の電源装置40の出力範囲の最小値(ゼロの場合
は0+α)と最大値を測定ポイントの最小ポイントと最
大ポイントとし、この間に任意に測定ポイントE,F,
G,H,Iを設ける。図5に示すように、測定に当たっ
ては、電源装置40自体が電流出力するのではなく、定
電流源81によって外部から強制的に高精度な電流(例
えば、i1,i2,i3,i4,i5)をI/V変換回
路62に流込み、A/D変換回路53でディジタル信号
に変換された折返し電流値S53を測定する。測定した
電流値S53を図6の実測特性線のように、各測定ポイ
ントE,F,G,H,Iでの測定値を直線で結び、最小
ポイント(i1)と最大ポイント(i5)では直線をそ
のポイントで止めず、ゼロとフルスケール間いっぱいに
直線を引延ばす。
【0015】(III) 補正定数a,bの算出方法 図7は図6のエリア72における出力電流の実測特性と
理想特性を示す図、及び図8は図7の説明図である。図
7では、エリア72における実測特性において、出力電
流物理値がX1,X,X2の時、折返し電流Y1,Y,
Y2とし、理想特性において、出力電流物理値がX1,
X,X2の時、折返し電流値Y1r,Yr,Y2rとす
る。出力電流の実測特性を理想特性に補正するための補
正定数を算出する場合、図6に示すように、測定ポイン
ト数−1のエリアに分け、それぞれのエリア毎に補正定
数の算出を行う。図6では、測定ポイント数=5、エリ
ア数=4としている。エリア71,72,73,74そ
れぞれにおける補正定数の算出を行う。ここでは、例と
してエリア72における補正定数の算出方法を説明す
る。
【0016】図6のエリア72を抜粋して詳細事項を書
入れたのが図7に示されている。この図7において、あ
る出力電流物理値X(但し、i2≦X<i3)の時、折
返し電流値の実測値がYで、理想特性直線上の値がYr
とする。このYrを実測値Yから補正して求めたいの
で、次式の形となる補正データa,bを図7におけるY
1r,Y1,Y2で実現させる。 Yr=a・Y+b ・・・(1) 図7において、三角形の性質(即ち、三角形KLMより
m1:n1=α:β、三角形JLNよりm2:n2=
α:β)より、次式が成り立つ。 m1:n1=m2:n2 ・・・(2) (2)式は図8にて証明する。この(2)式を分解する
と次式が出る。 m1:n1=(Yr−Y1r):(Y2r−Y1r) ・・・(3) m2:n2=(Y−Y1):(Y2−Y1) ・・・(4) (2)式に(3),(4)式を代入する。 (Yr−Y1r):(Y2r−Y1r)=(Y−Y1):(Y2−Y1) ・・・(5) (5)式を展開して(1)式の形に整えると、次式のよ
うになる。
【0017】
【数1】 となる。補正データa,bを図7におけるY1r,Y
1,Y2r,Y2で実現できた。ここで、Y1,Y2は
それぞれi2とi3の実測値であり、Y1r,Y2rは
それぞれi2とi3の理想値(理論値)である。従っ
て、Y1r,Y2rの理論値を求めなければならない。
Y1rの理論値とは、図5において定電流源81をi2
に設定してA/D変換回路53の折返し電流値S53の
理論上の値である。A/D変換回路53の折返し電流値
S53とは、実際には出力電流制御部50のA/D変換
値であり、これは出力電流制御部50が例えばA/D変
換ポートの電圧レベルを数値に変換した値である。故に
Y1rの理論値を求めるには、定電流源81をi2に設
定した時のI/V変換回路62の出力電圧S62の値を
算出して、この電圧値からA/D変換回路53の折返し
電流値(A/D変換後の値)S53を理論上求めればよ
い。Y2rも同様に、i3の時の理論値を求めればよ
い。折返し電流値Y1r,Y2rを求める場合、まず、
定電流源81にi2とi3を設定した時のI/V変換回
路62の出力電圧S62の値を算出する。ここで、I/
V変換回路62は各電源装置40毎に異なっているの
で、それぞれの電源装置40のI/V変換回路62毎に
求めなければならないが、ここでは、例えば図3のI/
V変換回路62について求める。
【0018】図3のI/V変換回路62の入力折返し電
流Srと出力折返し電圧S62の関係は、次式で求ま
る。
【数2】 これで、図5のI/V変換回路62に入力される電流と
出力される電圧(例えば、0V〜数V程度)の関係が求
められた。
【0019】折返し電流値S53の算出は、図3の折返
し電圧S62の電圧レベル(例えば、0V〜数V程度)
を複数ビットA/D変換回路53にて数値に変換された
値である。このため、A/D変換結果である折返し電流
値S53は、次式で求まる。
【数3】 (9)式を(10)式に代入する。この代入された式に
おいて、折返し電流値Y1rは図3のI/V変換回路6
2にSr=i2の電流を流した時のA/D変換結果であ
る折返し電流値S53の理論値であるので、この電流S
r=i2を該代入式に入れれば、該折返し電流値Y1r
が求まる。又、折返し電流値Y2rは同様にしてSr=
i3を前記代入式に入れれば、求まる。このようにして
求めた折返し電流値Y1r,Y2rの数値を(7),
(8)式に代入すると共に、測定した実測値Y1,Y2
を該(7),(8)式に代入すれば、図6のエリア72
における補正定数a,bが求まる。このようにして、図
6の全てのエリア71〜74における補正定数a,bを
求める。
【0020】(IV) 補正定数a,bのメモリ54への
書込み方法 前記(III)の手順で求めた図6における全エリア71〜
74それぞれの補正定数a,bをメモリ54に書込む。
メモリ54は、例えば随時読み書き可能なメモリ(以
下、「RAM」という)だと電源オフによってデータが
消えてしまうので、ROM、EEPROM等のように電
源をオフしてもデータの消えない不揮発性メモリが使用
される。実際の使い方として、補正定数a,bのメモリ
54への書込みは、例えば、電源装置40の生産出荷段
階において行われる。この生産出荷段階において、補正
定数a,bの算出から、メモリ54への書込みまでが行
われることになる。
【0021】(V) 図1の具体的な動作 図1の電源装置40において、センサからセンサ信号S
iが出力電流値決定手段51aに入力されると、この出
力電流値決定手段51aでは、制御プログラムに従い、
電源装置40が現在出力したい電流値を決定し、この決
定した出力電流指令値S51bをデータ保持手段51b
へ送る。比較手段51cにおいて、データ保持手段51
bに保持された出力電流指令値S51bと、折返し電流
値S51hとが比較されて出力電流偏差値S51cが求
められ、フィードバック量算出手段51dへ送られる。
フィードバック量算出手段51dにおいて、フィードバ
ック量S51dが算出される。出力電流指令値S51b
とフィードバック量S51dとが、加減算手段51eに
よって加算又は減算されて加減算結果S51eが求めら
れ、補正出力電流値決定手段51fにおいてフィードバ
ック補正後の出力電流値S51fが決定され、PWM出
力デュティ幅決定手段51gへ送られる。PWM出力デ
ュティ幅決定手段51gにおいて、フィードバック補正
後の出力電流値S51fからPWM出力デュティ幅が決
定され、このPWM出力デュティ幅を決定したディジタ
ル信号S51gがPWM出力回路52へ送られ、このP
WM出力回路52においてデュティ量に応じたPWM信
号S52が出力される。PWM信号S52は、電流出力
回路62においてアナログ信号の出力電流Soに変換さ
れ、負荷RLへ供給され、この負荷RLを動作させる。
【0022】負荷RLからのアナログ信号の折返し電流
Srは、I/V変換回路62でアナログ信号の折返し電
圧S62に変換され、A/D変換回路53でディジタル
信号に変換されてディジタル信号の折返し電流値S53
が算出され、回路誤差補正処理手段51hへ送られる。
回路誤差補正処理手段51hでは、A/D変換回路53
からの折返し電流値S53が図6のエリア71〜74の
どこに当てはまるか選択し、このエリアに対応する補正
定数a,bをメモリ54から取出し、回路誤差補正処理
を行う。この回路誤差補正処理では、例えば、メモリ5
4から取出した補正定数a,bと、予め測定しておいた
図7の実測値Yとを、(1)式に代入し、折返し電流値
S51hの理想値Yrを算出し、比較手段51cへ送
る。比較手段51cにおいて、出力電流指令値S51b
と折返し電流値S51hとの比較が行われ、この結果、
電流出力回路61から、補正された出力電流Soが出力
され、負荷RLへ供給される。このような一巡の流れを
繰返し、負荷RLへ供給する出力電流Soの調整が行わ
れる。
【0023】以上のように、本実施形態では、次のよう
な効果がある。A/D変換回路53から出力される折返
し電流値S53が、回路誤差補正処理手段51hによっ
て回路誤差の補正処理が行われる。このため、折返し電
流値S53が高精度の折返し電流値S51hに修正され
る。このような高精度に修正された折返し電流値S51
hにより、出力電流指令値S51bがフィードバック修
正されるので、電流出力回路61から高精度な出力電流
Soの出力が行える。この結果、電流出力回路61の出
力電流Soは、理想特性に近似され、各回路52,5
3,61,62の製造ばらつき等による誤差をゼロに近
づけることができる。従って、例えば電源装置40を量
産する場合には、量産ばらつきをゼロに近づけることが
できる。
【0024】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(i)〜(iv)のようなものがある。 (i) 実施形態では、各回路52,53,61,62
の誤差として、ゲイン誤差、オフセット誤差、及び非直
線性誤差を考え、これらを回路誤差補正処理手段51h
で補正処理するようにしたが、それらの誤差に限定され
ない。例えば、回路52,53,61,62を含めた電
源装置40における出力から入力に関わる全ての回路の
誤差を考慮し、このような誤差を補正するような構成に
してもよい。 (ii) 補正定数a,bは、上記実施形態以外の方法で
求めるようにしてもよい。又、補正定数a,bは予めメ
モリ54に記憶させておいたが、このようなメモリ54
を使用せずに、回路誤差補正処理手段51hにおける実
時間での演算処理によって補正後の折返し電流値S51
hを求めるようにしてもよい。 (iii) 出力電流制御部50は、マイコンで構成してい
るが、これを半導体集積回路を用いた個別回路等で構成
してもよい。 (iv) 実施形態では、自動車用電子制御ユニット等の
電源装置40について説明したが、本発明は種々の負荷
RLに対して、可変の定電流を供給することが可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のう
ちの請求項1に係る発明によれば、補正定数によって折
返し電流値の補正処理を行い、出力電流指令値のフィー
ドバック修正をするようにしたので、出力電流が理想特
性に近似され、装置のばらつき等による誤差をゼロに近
づけることができる。従って、電源装置を例えば量産す
る場合、この量産ばらつきをゼロに近づけることができ
る。請求項2に係る発明によれば、補正定数を予め記憶
手段に記憶しておき、この記憶手段から補正定数を読出
して折返し電流値に対する補正処理を行うようにしたの
で、補正処理を高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す電源装置の構成図であ
る。
【図2】従来の電源装置の構成図である。
【図3】図1中のI/V変換回路62の回路図である。
【図4】図1の出力電流の理想特性から各回路誤差によ
る実測特性のずれを示す図である。
【図5】図1の出力電流特性の測定方法を示す図であ
る。
【図6】図5の出力電流の実測特性と理想特性を示す図
である。
【図7】図6のエリア72における出力電流の実測特性
と理想特性を示す図である。
【図8】図7の説明図である。
【符号の説明】
40 電源装置 50 出力電流制御部 51 プログラム制御手段 51a 出力電流値決定手段 51c 比較手段 51d フィードバック量算出手段 51e 加減算手段 51f 補正出力電流値決定手段 51g PWM出力デュティ幅決定手段 51h 回路誤差補正処理手段 52 PWM出力回路 53 A/D変換回路 54 メモリ 61 電流出力回路 62 I/V変換回路 81 定電流源 RL 負荷 Si センサ信号
フロントページの続き (72)発明者 井上 弘敏 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号の出力電流指令値、及び
    補正後のディジタル信号の折返し電流値を入力し、この
    両入力値を比較してディジタル信号の偏差値を出力する
    比較手段と、 前記出力電流指令値及び前記偏差値を入力し、該出力電
    流指令値に該偏差値を加算又は減算して補正後のディジ
    タル信号の出力電流値を出力する演算制御手段と、 前記出力電流値を入力し、この出力電流値をアナログ信
    号の出力電流に変換して負荷へ出力する電流出力手段
    と、 前記負荷からのアナログ信号の折返し電流を入力し、こ
    の折返し電流をディジタル信号に変換して折返し電流値
    を出力する電流入力手段と、 前記折返し電流値を入力し、前記負荷へ出力する出力電
    流の特性を理想特性に補正するために装置誤差の補正定
    数を求めておき、この補正定数によって該折返し電流値
    を補正し、この補正後のディジタル信号の折返し電流値
    を出力して前記比較手段に与える補正手段とを、備えた
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源装置において、前記
    補正手段では、前記負荷へ出力する出力電流の特性を測
    定してこの出力電流特性を理想特性に補正するための前
    記補正定数を求めておいて予め記憶手段に記憶してお
    き、前記折返し電流値を入力すると、この折返し電流値
    に対応する該補正定数を読出して該折返し電流値に対す
    る補正処理を行う構成にしたことを特徴とする電源装
    置。
JP10240698A 1998-04-14 1998-04-14 電源装置 Expired - Fee Related JP3547614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240698A JP3547614B2 (ja) 1998-04-14 1998-04-14 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240698A JP3547614B2 (ja) 1998-04-14 1998-04-14 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11296237A true JPH11296237A (ja) 1999-10-29
JP3547614B2 JP3547614B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=14326567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10240698A Expired - Fee Related JP3547614B2 (ja) 1998-04-14 1998-04-14 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3547614B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009983A (ja) * 2007-06-25 2008-01-17 Fujitsu Ten Ltd 電子制御装置およびその初期化方法
JP2019092244A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 Tdk株式会社 電源装置
JP2020087862A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 コイト電工株式会社 電源調整システムおよび照明装置
CN115079758A (zh) * 2021-03-15 2022-09-20 横河电机株式会社 电流输出模块

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009983A (ja) * 2007-06-25 2008-01-17 Fujitsu Ten Ltd 電子制御装置およびその初期化方法
JP2019092244A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 Tdk株式会社 電源装置
JP2020087862A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 コイト電工株式会社 電源調整システムおよび照明装置
CN115079758A (zh) * 2021-03-15 2022-09-20 横河电机株式会社 电流输出模块
CN115079758B (zh) * 2021-03-15 2024-03-26 横河电机株式会社 电流输出模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP3547614B2 (ja) 2004-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7378858B2 (en) Padé approximant based compensation for integrated sensor modules and the like
US7944214B2 (en) Padé approximant based compensation for integrated sensor modules and the like
US20070007945A1 (en) Automatic non-linear phase response calibration and compensation for a power measurement device
JP2010091574A (ja) 補償済センサ出力のための装置及び方法
JP2001527648A (ja) 温度変化によるセンサの非線形オフセットおよび感度変化の精度補償のためのシステムおよび方法
WO2001069775A1 (fr) Oscillateur a quartz thermocompense et procede de compensation thermique
US7642875B2 (en) Temperature correcting apparatus and voltage-controlled oscillation apparatus
JP2924373B2 (ja) A/d変換回路
JPH10145231A (ja) A/d変換装置及びd/a変換装置におけるデータ補正方法
JP3547614B2 (ja) 電源装置
US20050140450A1 (en) Digital compensation for offset and gain correction
JP2003032108A (ja) 直線性補償装置及び直線性補償方法
US5477471A (en) Method of compensating for power supply variation in a sensor output
JP3389815B2 (ja) アナログ測定ユニットのデジタルキャリブレーション方法
JP4347548B2 (ja) ヒステリシス誤差補正装置
JPH0648800Y2 (ja) X線管管電流補正回路
US6570380B2 (en) Non-linear hall IC
JP3474914B2 (ja) 自動平衡装置
JPH07147518A (ja) 線形増幅装置
JPS63121320A (ja) 誤差補正回路付da変換器
JPH07264081A (ja) 送信出力制御回路
KR20230147468A (ko) 아날로그 디지털 컨버터를 위한 오차 보정장치 및 그 방법
JP3499674B2 (ja) D/aコンバーターの特性の測定方法及びd/aコンバーターの特性の測定ユニット
JP2005252794A (ja) 入力信号補正方法及び入力信号補正装置
JP2001308705A (ja) ディジタル/アナログ変換器およびその変換誤差低減化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees