JP2807248B2 - 古紙再生用脱墨剤 - Google Patents

古紙再生用脱墨剤

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JP2807248B2 JP3503189A JP3503189A JP2807248B2 JP 2807248 B2 JP2807248 B2 JP 2807248B2 JP 3503189 A JP3503189 A JP 3503189A JP 3503189 A JP3503189 A JP 3503189A JP 2807248 B2 JP2807248 B2 JP 2807248B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野 本発明は新聞古紙、雑誌古紙等の更質系古紙及び色上
古紙等の上質系古紙を再生する際に用いる脱墨剤に関す
る。
[従来の技術・課題] 最近は製紙用パルプの不足、木材やチップの高騰、資
源の節約政策等によって古紙の再生利用が一層重要視さ
れている。
ところが、古紙の脱墨は印刷インク、印刷方式の多様
化、更には加工紙の種類の増加等によって以前に比べ難
しくなり、また、新聞、雑誌等の印刷紙あるいはブリー
チド・クラフト・パルプの代替等の再生紙用途の拡大に
よって高白色度を有し、色調の明るい、残インクの少な
い再生紙が求められていた。
従来、古紙の再生には、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、珪
酸ソーダに代表されるアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩
や珪酸塩等の無機薬品、過酸化水素、次亜塩素酸塩に代
表される漂白剤、エチレンジアミン四酢酸塩、ジエチレ
ントリアミン五酢酸塩等の金属イオン封鎖剤と共に、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックポリマー、高級脂肪酸アルカ
ノールアマイド等の非イオン界面活性剤、及びアルキル
ベンゼンスルホネート、高級アルコールサルフェート、
高級アルコールエーテルサルフェート、ジアルキルスル
ホサクシネート等の陰イオン界面活性剤が単独または混
合され脱墨剤として使用されてきた。
しかし、これら従来の脱墨剤は脱離インクの凝集力が
不充分であり、低品質の再生紙しか得られないために、
フローテーション工程時の脱離インクの凝集力を増加さ
せる目的で鉱油、高級脂肪酸またはその塩を脱墨剤成分
として使用する試みもなされたが、鉱油は引火点が低
く、また臭気が強いなど作業上の問題が多く、更にイン
クの凝集力も不充分で大量に添加しなければ充分な効果
を発現しないという欠点があった。
また、高級脂肪酸またはその塩は強いインク凝集力を
有するが、発泡力が弱いため、フローテーション工程に
て凝集浮上したインクの除去が充分に行なわれずに製品
中に残り、インクスポット等のトラブルを生ずる欠点が
あった。
これを補うために非イオン界面活性剤あるいは陰イオ
ン界面活性剤を発泡剤として併用することも試みられた
が、これらの発泡剤は本来分散剤として作用する成分で
あり、脂肪酸のもつ強いカーボン凝集力を妨げる作用を
示すため、インクの除去が不充分となる欠点があった。
従って、本発明の目的はフローテーション工程におい
て、充分なインク補集力と適度の発泡性を有し、低残カ
ーボン、高白度の再生紙を与える脱墨剤を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記欠点を解決するために鋭意研究した
結果、本発明を完成した。
即ち、本発明の脱墨剤はヒマシ油及び/または硬化ヒ
マシ油1重量部に対して、アルキレンオキサイド中にエ
チレンオキサイドを10〜95重量%含有する2種以上のア
ルキレンオキサイドを0.5〜20重量部ランダム付加のみ
したヒマシ油及び/または硬化ヒマシ油アルキレンオキ
サイド付加物を含有することを特徴とするものである。
本発明の脱墨剤において、ヒマシ油及び/または硬化
ヒマシ油に付加されるアルキレンオキサイドとしては、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイド等が挙げられる。
アルキレンオキサイドの付加量は原料のヒマシ油及び
/または硬化ヒマシ油1重量部に対して0.5〜20重量
部、好ましくは1〜10重量部であり、この範囲外では充
分なインクの凝集性を示さず、泡立ちも不安定となる。
また、アルキレンオキサイド中のエチレンオキサイド
の含量は10〜95重量%が必要で、好ましくは25〜80重量
%であることが望ましく、この範囲外では充分なインク
の凝集性を示さない。
アルキレンオキサイドの付加はランダム付加によって
行われる。これはブロック付加のみではインクの凝集性
に劣るためである。例えばヒマシ油及び/または硬化ヒ
マシ油に上記アルキレンオキサイドをランダム付加(好
ましくはヒマシ油及び/または硬化ヒマシ油の水酸基当
たり1〜10モルの上記アルキレンオキサイドをランダム
付加)した後に上記アルキレンオキサイドをランダム付
加する等により部分ランダム付加を行うことが、ブロッ
ク付加のみを行うより凝集性の点で好ましい。
なお、これらのアルキレンオキサイドの付加は、結果
的に、例えばランダム付加のみを行なったヒマシ油及び
/または硬化ヒマシ油アルキレンオキサイド付加物に相
当する化合物もしくは組成物が得られれば良く、数次の
ブロック付加もしくは他の合成法によりランダム付加の
みを行なったヒマシ油及び/または硬化ヒマシ油アルキ
レンオキサイド付加物に相当する化合物もしくは組成物
を得れば同様に本発明において使用することができる。
本発明の脱墨剤には本発明の目的の範囲内で所望によ
り公知の他の脱墨剤、漂白剤、金属イオン封鎖剤等を含
有することができ、また、本発明の脱墨剤は他の脱墨
剤、漂白剤、金属イオン封鎖剤等と併用することも可能
である。
本発明の脱墨剤の使用量は、古紙の種類にもよるが、
概ねヒマシ油及び/または硬化ヒマシ油アルキレンオキ
サイド付加物が、原料古紙に対し0.05〜1.0重量%、好
ましくは0.1〜0.6重量%となるように添加すれば良い。
上記量より少ないと脱墨効果が不充分である。ヒマシ
油及び/または硬化ヒマシ油アルキレンオキサイド付加
物量の上限は特にないが、上記量以上添加しても、それ
以上脱墨硬化は向上せず、工業化適性的には上記量以下
とすることが好ましい。
脱墨工程における本発明の脱墨剤の添加位置は、例え
ばパルパー及び/またはリテンションタワーにおいて添
加すれば良い。
本発明の脱墨剤を使用して古紙の再生処理を行なう
と、フローテーション工程でインクが適度に凝集、気泡
に付着されて浮上し、これによりインク及びその他の異
物の除去が容易になり、白色度が高く、且つ残インクの
少ない再生紙を得ることができる。
[実 施 例] 以下に、実施例を挙げて更に本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
なお、ハンター白色度は測色色差計(日本電色製)
で、残カーボンは画像解析装置(×65:ピアス製)にて
それぞれ測定した。
また、表中のAO、EO、PO、BOはそれぞれアルキレンオ
キサイド、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイドの意である。
実施例1(更質系古紙処理) 新聞・雑誌古紙50gを2cm角に裁断し、ミクサーに入
れ、30℃の水を加えて古紙濃度を5重量%とした。
この古紙に対して第1表に示す各種脱墨剤0.3重量
%、苛性ソーダ1.5重量%、3号珪酸ソーダ3.5重量%、
過酸化水素1.0重量%を加えて離解処理した。
これを60℃にて2時間保持し、次いで水希釈により温
度30℃、古紙濃度1重量%としてフローテーター(極東
振興製)に10分間かけてフローテーション処理を行ない
フロスを除去した。
処理したパルプは、タッピースタンダードシートマシ
ン(東洋精機製)にて手抄きし、ハンター白色度と残カ
ーボン量を測定した。
結果を第1表に併記する。
実施例2(上質系古紙処理) 模造、色上古紙50gを2cm角に裁断し、ミクサーに入
れ、30℃の水を加えて古紙濃度を5重量%とした。
この古紙に対して第2表に示す各種脱墨剤0.3重量
%、苛性ソーダ1.5重量%、3号珪酸ソーダ3.5重量%、
過酸化水素1.2重量%を加えて離解処理した。
これを60℃にて2時間保持し、次いで水希釈により温
度30℃、古紙濃度1重量%としてフローテーター(極東
振興製)に10分かけてフローテーション処理を行ないフ
ロスを除去した。
処理したパルプはタッピースタンダードシートマシン
にて手抄きし、ハンター白色度と残カーボン量を測定し
た。
結果を第2表に示す。
[発明の効果] 本発明の脱墨剤を使用して古紙の再生処理を行なう
と、フローテーション工程でインクが適度に凝集、気泡
に付着されて浮上し、これによりインク及びその他の異
物の除去が容易になり、白色度が高く、且つ残インクの
少ない再生紙を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21C 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒマシ油及び/または硬化ヒマシ油1重量
    部に対して、アルキレンオキサイド中にエチレンオキサ
    イドを10〜95重量%含有する2種以上のアルキレンオキ
    サイドを0.5〜20重量部ランダム付加のみしたヒマシ油
    及び/または硬化ヒマシ油アルキレンオキサイド付加物
    を含有することを特徴とする古紙再生用脱墨剤。
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