JP2794995B2 - 自動車のエアバッグ構造 - Google Patents

自動車のエアバッグ構造

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JP2794995B2 JP3201893A JP20189391A JP2794995B2 JP 2794995 B2 JP2794995 B2 JP 2794995B2 JP 3201893 A JP3201893 A JP 3201893A JP 20189391 A JP20189391 A JP 20189391A JP 2794995 B2 JP2794995 B2 JP 2794995B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のエアバッグ構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のエアバッグ構造として
は、例えば実開昭61−95657号公報に示されるも
のや図3〜図5に示すようなものがある。車両Mへ側面
から衝撃Fが加わったときに、乗員をドア1やサイドウ
インド2等から保護するため、左右のドア1の内側面に
エアバッグモジュール3が設けられている。このエアバ
ッグモジュール3は、ドア1内側のアームレスト部(乗
員対応部位)4に内蔵されていて、蓋5により外部から
見えないようになっている。
【0003】エアバッグモジュール3は、乗員保護の観
点から車両前後方向に沿う横方向(図中A、B方向)に
長手方向を有するエアバッグ6と、エアバッグ6を膨張
させるためのガスを噴出する図示せぬインフレータを有
している。すなわち、エアバッグ6は乗員をその体格や
座る位置にかかわらず確実に衝撃から保護するために
方向に長いものとなっている。そして、図示しない衝撃
検知手段が横方向の衝撃を検知すると、インフレータが
エアバッグ6内にガスを噴出させることにより、エアバ
ッグ6は蓋5を破って車室内MRに向けて瞬時に膨張す
るようになっている。これによって、乗員とドア1との
間にエアバッグ6を割り込ませて乗員をドア1等から保
護している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではエアバッグ6が横方向に細長いので折りたたま
れた状態で格納されており、エアバッグ6が格納状態か
ら展開して、膨張する際に横方向へ展開がしづらい。そ
こで、エアバッグ6の横方向への展開を速やかに行い、
これによって横方向の膨張を早めることが望まれてい
る。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、側面衝撃吸収用のエアバッグ
を横方向に速やかに展開・膨張させることにより乗員の
保護を確実にすることのできる自動車のエアバッグ構造
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動車の
エアバッグ構造は、車両内装の乗員対応部位に設けら
れ、展開の形状が車両前後方向に沿う横方向へ長く拡が
る衝撃吸収用のエアバッグと、該エアバッグの内部に設
けられ、展開時における該エアバッグよりも高さ方向サ
イズ及び厚さ方向サイズが十分小さく横方向サイズが略
等しい細長形状又は逆T形状で、展開時には前記エアバ
ッグの容量よりも小さな容量となると共に、複数のガス
流出口が表面に形成された補助バッグと、該補助バッグ
に開口するガス噴出口から該補助バッグ内へガスを噴出
すると共に、この噴出されたガスを前記複数のガス流出
口を介して前記エアバッグ内へ流出するインフレータと
からなるものである。
【0007】
【作用】この発明に係る自動車のエアバッグ構造によれ
ば、車両内装の乗員対応部位に設けられたエアバッグの
内部に、展開時におけるエアバッグよりも高さ方向サイ
ズ及び厚さ方向サイズが十分小さく横方向サイズが略等
しい細長形状又は逆T形状で、展開時には前記エアバッ
グの容量よりも小さな容量となると共に、複数のガス流
出口が表面に形成された補助バッグを設け、この補助バ
ッグ内にインフレータからのガスを噴出するようにし
た。補助バッグの容量が小さいため補助バッグは横方向
にも瞬時に展開・膨張し、その結果、この補助バッグが
エアバッグを内側からすばやく強制的に横方向へ押し拡
げて展開を早める。そして、補助バッグに設けられてい
る複数のガス流出口からガスがエアバッグ内に流出する
が、エアバッグは補助バッグによりすでにある程度展開
されているため、横方向に速やかに膨張することができ
る。更に、補助バッグが逆T形状の場合は、エアバッグ
を、横方向だけでなく、上方へも速やかに展開させる。
【0008】
【実施例】以下この発明の好適な実施例を図1に基づい
て説明する。ここで、従来例と共通する部分には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。10がエアバッ
グモジュールであり、インフレータ11とエアバッグ1
2と補助バッグ13から主に成り、ドア1の内側に設け
られている。インフレータ11は、側面からの衝撃を検
知するための図示しない衝撃検知手段が衝撃を検知する
と、この衝撃検知手段からの信号により非常時にガスを
瞬時に発生するものであり、ガスの出口(ガス噴出口)
11aは後述する補助バッグ13の内部に開口してい
る。そして、エアバッグ12はインフレータ11からの
ガスによって膨張してドア1と乗員との間に介在するこ
とにより乗員を側面からの衝撃から保護するためのもの
であり、車両前後方向に沿う横方向に長い形状を呈して
いる。さらに、このエアバッグ12の内部には、展開時
におけるエアバッグ12よりも高さ方向サイズ及び厚さ
方向サイズが十分小さく横方向サイズが略等しい細長形
状で、展開時には前記エアバッグ12の容量よりも小さ
な容量となる細長形状の補助バッグ13が設けられてい
て、二重構造となっており、前述のインフレータ11の
出口11aがこの補助バッグ13の内部に開口してい
る。この補助バッグ13の両端は開口(ガス流出口)1
3aになっており、途中部分の表面には横方向に沿って
複数の貫通孔(ガス流出口)13bが設けられている。
そして、これら両端の開口13a及び複数の貫通孔13
bによって、エアバッグ12の横方向にも略一様にガス
が噴出するようになっている。
【0009】次にエアバッグ12が展開・膨張する様子
を説明する。車両Mの側面に衝撃Fが作用すると、図示
しない衝撃検知手段が衝撃を検知して、エアバッグモジ
ュール10のインフレータ11に信号を発し、インフレ
ータ11が瞬時にガスを発生する。このガスはインフレ
ータ11の出口11aから直接補助バッグ13の内部に
噴出されるが、補助バッグ13の内容積が小さいため補
助バッグ13は瞬時に展開・膨張する。従って、エアバ
ッグ12は補助バッグ13の膨張力によって内側からす
ばやく強制的に押し拡げられてある程度まで展開するこ
とになる。そして、補助バッグ13の端部の開口13a
及び貫通孔13bから排出されたガスがエアバッグ12
へ流出するためエアバッグ12は速やかに膨張する。
【0010】このような自動車のエアバッグ構造によれ
ば、衝撃検知手段が側面からの衝撃を検知して信号を発
すると、インフレータ11がガスを発生させて補助バッ
グ13が瞬時に展開・膨張する。これに伴い、補助バッ
グ13がエアバッグ12を横方向にへ押し拡げて展開さ
せ、その後、補助バッグ13からエアバッグ12へとガ
スが流出するので、エアバッグ12を横方向に対して速
やかに膨張させることができる。これにより、シート位
置や乗員の体格等に影響されずに安定した乗員保護機能
を発揮することができる。また、エアバッグ12は従来
のように中央から膨張するのでなく横方向で略一様に膨
張するため、乗員の体格の違いや座席位置の調整によっ
て乗員がエアバッグ12の中央位置(インフレータ11
位置)からずれた位置にある場合でも、確実に乗員の保
護を図ることができる。
【0011】次に、図2に基づいて別の実施例を説明す
る。この実施例では、2方向(横方向及び高さ方向)に
長手方向を有するエアバッグ15について示す。前述の
実施例とは異なって、補助バッグ16が、車両前後方向
に沿う部分(低部)と上下方向に沿う部分を備えた2方
向に長手方向を有する形状となっている。すなわち、こ
の補助バッグ16は展開時には全体逆T形状を呈するも
のであり、各先端には開口(ガス流出口)16aが設け
られ、二つの長手方向に沿って複数の貫通孔(ガス流出
口)16bが設けられている。そして、T字の交差部分
にインフレータ17の出口(ガス噴出口)17aを配し
ている。この補助バッグ16は、展開時におけるエアバ
ッグ15よりも高さ方向サイズ及び厚さ方向サイズが十
分小さく且つ前記車両前後方向に沿う部分の横方向サイ
ズがエアバッグ15と略等しくなる。
【0012】この実施例においては、補助バッグ16が
展開・膨張してエアバッグ15をある程度展開させるの
で、横方向及び高さ方向についてもエアバッグ15を速
やかに且つ略一様に膨張させることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明に係る自動車のエアバッグ構造
は、以上説明したように、車両内装の乗員対応部位に設
けられたエアバッグの内部に、展開時におけるエアバッ
グよりも高さ方向サイズ及び厚さ方向サイズが十分小さ
く横方向サイズが略等しい細長形状又は逆T形状で、展
開時には前記エアバッグの容量よりも小さな容量となる
と共に、複数のガス流出口が表面に形成された補助バッ
グを設け、この補助バッグ内にインフレータからのガス
を噴出するようにした。補助バッグの容量が小さいため
補助バッグは横方向にも瞬時に展開・膨張し、その結
果、この補助バッグがエアバッグを内側からすばやく強
制的に横方向へ押し拡げて展開を早める。そして、補助
バッグに設けられている複数のガス流出口からガスがエ
アバッグ内に流出するが、エアバッグは補助バッグによ
りすでにある程度展開されているため、横方向に速やか
に膨張することができる。更に、補助バッグが逆T形状
の場合は、エアバッグを、横方向だけでなく、上方へも
速やかに展開させる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のエアバッグ構造の実施例
を示す説明図。
【図2】本発明に係る自動車のエアバッグ構造の別の実
施例を示す説明図。
【図3】従来の自動車のエアバッグ構造を示す一部破断
の断面図。
【図4】従来例において側面衝撃を受けた状態を示す説
明図。
【図5】従来例においてエアバッグが膨張した状態を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 ドア 4 アームレスト部(乗員対応部位) 11、17 インフレータ 11a、17a 出口(ガス噴出口) 12、15 エアバッグ 13、16 補助バッグ 13a、16a 開口(ガス流出口) 13b、16b 貫通孔(ガス流出口)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内装の乗員対応部位に設けられ、展
    開の形状が車両前後方向に沿う横方向へ長く拡がる衝撃
    吸収用のエアバッグと、 該エアバッグの内部に設けられ、展開時における該エア
    バッグよりも高さ方向サイズ及び厚さ方向サイズが十分
    小さく横方向サイズが略等しい細長形状で、展開時には
    前記エアバッグの容量よりも小さな容量となると共に、
    複数のガス流出口が表面に形成された補助バッグと、 該補助バッグに開口するガス噴出口から該補助バッグ内
    へガスを噴出すると共に、この噴出されたガスを前記複
    数のガス流出口を介して前記エアバッグ内へ流出するイ
    ンフレータとからなることを特徴とする自動車のエアバ
    ッグ構造。
  2. 【請求項2】 車両内装の乗員対応部位に設けられ、展
    開の形状が車両前後方向に沿う横方向へ長く拡がる衝撃
    吸収用のエアバッグと、 該エアバッグの内部に設けられ、展開時における該エア
    バッグよりも高さ方向サイズ及び厚さ方向サイズが十分
    小さく、逆T形状で底部の車両前後方向に沿う横方向サ
    イズが略等しく、展開時には前記エアバッグの容量より
    も小さな容量となると共に、複数のガス流出口が表面に
    形成された補助バッグと、 該補助バッグに開口するガス噴出口から該補助バッグ内
    へガスを噴出すると共に、この噴出されたガスを前記複
    数のガス流出口を介して前記エアバッグ内へ流出するイ
    ンフレータとからなることを特徴とする自動車のエアバ
    ッグ構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7530597B2 (en) 2004-07-06 2009-05-12 Toyoda Gosei Co., Ltd. Airbag device for front passenger's seat
JP4432932B2 (ja) 2006-05-09 2010-03-17 トヨタ自動車株式会社 車両用ニーエアバッグ装置及び車両用ニーエアバッグの展開方法

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