JP2793836B2 - 照明負荷制御装置 - Google Patents

照明負荷制御装置

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JP2793836B2
JP2793836B2 JP1105188A JP10518889A JP2793836B2 JP 2793836 B2 JP2793836 B2 JP 2793836B2 JP 1105188 A JP1105188 A JP 1105188A JP 10518889 A JP10518889 A JP 10518889A JP 2793836 B2 JP2793836 B2 JP 2793836B2
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裕二 中林
茂久 吉田
素寛 陰山
章雄 奥出
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、照明負荷を高周波で調光点灯させる照明負
荷制御装置に関するものである。
[従来の技術] 第12図は従来の照明負荷制御装置の回路図である。以
下、その回路構成について説明する。商用交流電源ACは
ダイオードブリッジDBにより全波整流され、コンデンサ
C0により平滑されて、直流電源E1に変換される。この直
流電源E1には、主スイッチング素子たるトランジスタ
Q2,Q3の直列回路が並列接続され、各トランジスタQ2,Q3
にはそれぞれダイオードD1,D2が逆並列接続されてい
る。トランジスタQ2の両端には、直流成分をカットする
ための結合コンデンサCdと、負荷電流を帰還するための
電流トランスCTとを介して、負荷回路が接続されてい
る。負荷回路は、放電灯よりなる照明負荷2、限流及び
共振用のインダクタL1、共振用のコンデンサC2、共振及
び予熱電流通電用のコンデンサC3を含むLC共振回路にて
構成されており、負荷電流は振動電流となる。この振動
電流は電流トランスCTの1次巻線を介して流れる。した
がって、電流トランスCTの2次巻線には、負荷海路に流
れる振動電流に応じて極性の変化する電圧が誘起され、
この誘起電圧を抵抗R2を介してトランジスタQ2のベース
・エミッタ間に印加して、トランジスタQ2をスイッチン
グさせる。トランジスタQ3のベースには、制御回路3の
出力信号が供給されている。制御回路3においては、ト
ランジスタQ3の両端電圧を抵抗R3、R4により検出して、
トランジスタQ3の両端電圧が立ち下がってから所定時間
トランジスタQ3をオンさせるものである。
この高周波変換回路1は、直流電源E1が投入されたと
きに、自励発振動作を開始するための起動回路を備えて
いる。この起動回路は電源投入によりコンデンサC1が抵
抗R1を介して充電され、その充電電圧が2端子サイリス
タQ1のブレークオーバ電圧に達すると2端子サイリスタ
Q1がオンし、トランジスタQ3のベースに2端子サイリス
タQ1を介してベース電流を流してトランジスタQ3を最初
にオン動作させ、発振動作を開始させるものである。
以下、第12図回路の動作について説明する。電源を投
入すると、起動回路によりトランジスタQ3がオンとな
り、その両端電圧が“Low"レベルになる。これにより、
制御回路3がトリガーされて、その出力が“High"レベ
ルとなり、トランジスタQ3のオン状態が維持される。ト
ランジスタQ3がオンすると、ダイオードD0が導通して、
コンデンサC1は充電されなくなるので、起動回路は停止
する。このとき、電流トランスCTの2次巻線は、トラン
ジスタQ2のベース・エミッタ間に逆バイアスの電圧を印
加するような極性に巻かれているので、トランジスタQ2
はオフ状態を維持する。次に、調光航路4で設定された
所定時間の経過後に、制御回路3の出力は“Low"レベル
となり、トランジスタQ3はオフ状態になる。トランジス
タQ3がオフすると、トランジスタQ3のコレクタ電流が減
少することによりインダクタL1の残留インダクタンスは
逆の誘起電圧を発生し、インダクタL1に流れる振動電流
は同一方向に流れようとするので、ダイオードD1が導通
する。また、電流トランスCTの2次巻線が逆の誘起電圧
を発生することにより、トランジスタQ2が順バイアスさ
れて、トランジスタQ2はオン状態となる。ダイオードD1
の電流がゼロになると、コンデンサCdの蓄積電荷を電源
としてトランジスタQ2に電流が流れる。このとき、イン
ダクタL1のコアは飽和磁束にに向かって直線的に磁化さ
れる。やがて、コアが飽和磁束に達すると、インダクタ
ンスは急激にゼロの方向に向かい、その結果、トランジ
スタQ2のコレクタ電流の時間変化分は無限大となる。ト
ランジスタQ2のコレクタ電流がベース電流のhfe倍に達
すると、トランジスタQ2は不飽和状態となり、電流トラ
ンスCTから帰還されるベース電流が減少してトランジス
タQ2はオフする。トランジスタQ2がオフした後も、イン
ダクタL1に流れる振動電流は同一方向に流れようとする
ので、ダイオードD2が導通し、負荷回路、コンデンサC
d、直流電源E1の経路で電流が流れる。ダイオードD2
導通すると、トランジスタQ3の両端電圧はゼロになるの
で、制御回路3がトリガーされて、制御回路3の出力が
“High"レベルになり、トランジスタQ3は順バイアスさ
れる。ダイオードD2に流れる振動電流がゼロになった後
は、直流電源E1より、コンデンサCd、負荷回路、トラン
ジスタQ3の経路で電流が流れる。以下、上述の動作を繰
り返すことにより、インバータの発振動作が継続され
る。
調光回路4から制御回路3に供給される調光信号とし
ては、周波数が一定で、オン・デューティ(1周期に占
めるオン時間の割合)が可変とされた信号が用いられ
る。調光用の可変抵抗VRを最小値と最大値の間で変化さ
せると、調光信号のオン・デューティは0%〜100%の
範囲で直線的に変化する。
第12図の装置における制御回路3は、上述のようなオ
ン・デューティが可変とされた調光信号を調光回路4か
ら供給されて、調光制御も行うものである。この制御回
路3は汎用の集積回路(例えば日本電気製μPD4538)よ
りなる単安定マルチバイブレータIC1を備えている。こ
の単安定マルチバイブレータIC1は、立ち下がりトリガ
ー入力端子Bが“High"レベルから“Low"レベルに変化
した後、一定時間は出力端子Qが“High"レベル、出力
端子が“Low"レベルとなる。本実施例にあっては、ト
ランジスタQ3の両端電圧を抵抗R3、R4の直列回路で分圧
することにより検出し、単安定マルチバイブレータIC1
のトリガー信号としている。単安定マルチバイブレータ
IC1の出力端子Qが“High"レベルになる時間(出力端子
が“Low"レベルになる時間)は、抵抗R5とコンデンサ
C4の時定数で決定される。出力端子Qは駆動用のトラン
ジスタQ4のベースに接続され、出力端子は駆動用のト
ランジスタQ5のベースに接続されている。トランジスタ
Q4のコレクタは直流電源E2の正極に、トランジスタQ5
エミッタは直流電源E2の負極に、それぞれ接続され、ト
ランジスタQ4のエミッタとトランジスタQ5のコレクタ
は、トランジスタQ3のベースに接続されている。したが
って、単安定マルチバイブレータIC1は、トランジスタQ
3のオン期間を決めるためのタイマー回路として動作す
る。単安定マルチバイブレータIC1の時定数設定用の抵
抗R5とコンデンサC4の接続点には、ダイオードD3及び抵
抗R6介してオペアンプIC2の出力が接続されている。オ
ペアンプIC2は反転入力端子を出力端子に接続されたイ
ンピーダンス変換器であり、非反転入力端子に印加され
たコンデンサC5の電圧を低インピーダンス化して出力す
る。コンデンサC5には電荷放電用の抵抗R7が並列接続さ
れており、オペアンプIC3の出力電圧により充電され
る。オペアンプIC3は反転入力端子を出力端子に接続さ
れたインピーダンス変換器であり、非反転入力端子に印
加されたコンデンサC6の電圧を低インピーダンス化して
出力する。コンデンサC6は、トランジスタQ8,Q9を含む
カレントミラー回路8からの定電流により充電され、両
端に並列接続されたトランジスタQ6がオンしたときに、
電荷を放電される。カレントミラー回路8からコンデン
サC6に供給される定電流は、直流電源E2からトランジス
タQ9を介して抵抗R8に流れる電流の同じとなる。トラン
ジスタQ6のベースには、直流電源E2の電圧を抵抗R10,R9
により分圧して得られた電圧により順バイアスが与えら
れる。抵抗R9の両端にはトランジスタQ7が並列接続され
ており、トランジスタQ7が調光回路4の出力によりオン
されたときには、トランジスタQ6の順バイアスは消失
し、トランジスタQ6はオフする。このとき、コンデンサ
C6はカレントミラー回路8から定電流により充電され、
その充電電圧V1は直線的に上昇する。コンデンサC6の充
電電圧V1の波形は、周波数が一定で、電圧上昇期間が調
光信号におけるオン時間幅に等しい三角波となる。した
がって、調光信号におけるオン時間幅が長くなるにつれ
て、コンデンサC6の充電電圧V1のピーク値は高くなる。
オペアンプIC2,IC3とコンデンサC5及び抵抗R7は、コン
デンサC6の充電電圧V1のピーク保持回路を構成してお
り、その出力電圧V2は、コンデンサC6の充電電圧V1のピ
ークの直流電圧となる。このため、出力電圧V2は、調光
回路4の調光信号におけるオン・デューティに比例し
て、直線的に変化する電圧となる。また、抵抗R6は制御
抵抗であり、上記出力電圧V2により抵抗R5と並列的に電
流経路を形成し、出力電圧V2の上昇に応じてコンデンサ
C4の充電電流を増加させて、単安定マルチバイブレータ
IC1の時定数を小さく制御するものである。これによ
り、調光信号のオン・デューティ大きくなるにつれて、
出力電圧V2が上昇し、単安定マルチバイブレータIC1
時定数が小さくなり、トランジスタQ3のオン期間が短く
なるので、照明負荷2の光出力は低下する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述の従来例において、調光回路4では、
交流電源ACより降圧用のトランスTf、全波整流用のダイ
オードブリッジDB、限流用の抵抗Rを介して、平滑用の
電解コンデンサCを充電し、直流電源E3を得ている。そ
れ故、電源投入後、調光回路4の直流電源E3が完全に立
ち上がるまでは、調光回路4から出力される調光信号は
不安定なものとなる。このような不安定な調光信号が点
灯装置20制御回路3に入力されると、制御回路3が破壊
されたり、異常動作する可能性があり、場合によっては
点灯装置を故障に至らしめるという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、不安定な調光信号が点灯装置
の制御回路に入力されて制御回路が破損されたり、異常
動作したりすることを防止できるようにした照明負荷制
御装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は、本発明を適用される照明負荷制御装置の一
例を示している。この装置では、交流電源ACの電圧を各
点灯装置20にて直流電源に変換した後、トランジスタイ
ンバータ等よりなる高周波変換回路1を安定器として使
用して、照明負荷2を点灯させている。各点灯装置20の
制御回路3には、調光信号線l2,l3を介して、調光回路
4から調光信号を供給している。そして、調光回路4に
おける調光操作部(例えば可変抵抗器VR)の操作に応じ
て点灯装置20の照明負荷2を任意に調光するものであ
る。制御回路3は調光回路4の調光信号が安定するまで
動作開始を遅延する遅延要素を備えている。
[作 用] 第2図は、上記装置の動作説明図である。同図(a)
は制御回路3の動作を示しており、同図(b)は調光回
路4の動作を示している。時刻t0において電源を投入す
ると、時刻t1において調光回路4の調光信号が安定化さ
れ、その後、時刻t2において制御回路3の動作が開始す
る。
第3図は、上記装置の他の動作説明図である。同図
(a)は制御回路3の動作を示しており、同図(b)は
調光回路4の動作を示している。時刻t0において電源を
投入すると、時刻t1において調光回路4の調光信号が安
定化され、時刻t2において調光信号の出力が開始され
る。その後、時刻t3において制御回路3が動作を開始す
る。
第4図は、上記装置の別の動作説明図である。同図
(a)は制御回路3の動作を示しており、同図(b)は
点灯装置20の直流電源の立ち上がりを示しており、同図
(c)は調光回路4の直流電源の立ち上がりを示してい
る。時刻t0において電源を投入すると、時刻t1において
調光信号が安定化され、時刻t2において点灯装置20の直
流電源が安定化される。その後、時刻t3において、制御
回路3の動作が開始される。
以上のように、調光信号が安定化されるまで、制御回
路3の動作開始を遅延させれば、制御回路3に不安定な
調光信号が入力されることを防止することができる。
[実施例1] 第5図は本発明の第1実施例の回路図である。本実施
例にあっては、制御回路3のトランジスタQ7にトランジ
スタQ15を並列接続している。トランジスタQ15がオンで
ある場合には、トランジスタQ7の両端が短絡され、あた
かもトランジスタQ7にオン・デューティが100%の安定
な調光信号が入力されたのと同様の状態となる。このト
ランジスタQ15調光回路4からの信号により制御され
る。
以下、本実施例に用いる調光回路4の回路構成につい
て説明する。商用交流電源ACは降圧トランスTfにて降圧
され、ダイオードブリッジDBにて全波整流され、限流用
の抵抗Rを介して、平滑用のコンデンサCに充電され
る。コンデンサCの電圧は、電圧規制用のツェナダイオ
ードZDにより電圧規制されて、定電圧の直流電源E3が得
られる。直流電源E3は可変抵抗VRにより分圧されて、基
準電圧VrとしてコンパレータIC6の非反転入力端子に印
加される。直流電源E3により給電される三角波発振器9
は、三角波電圧Vcを発生し、コンパレータIC6の反転入
力端子に印加する。コンパレーIC6の出力端子は、抵抗R
13を介してトランジスタQ11のベースに接続されてい
る。トランジスタQ11のエミッタは直流電源E3の負極に
接続され、コレクタは抵抗R14を介して直流電源E3の正
極に接続されると共に、抵抗R15を介してトランジスタQ
12のベースに接続されている。トランジスタQ12のコレ
クタは直流電源E3の正極に接続され、エミッタは抵抗R
16を介して直流電源E3の負極に接続されている。そし
て、抵抗R16の両端から調光信号Snが得られる。つま
り、トランジスタQ11と抵抗R13,R14によりエミッタ接地
型の反転増幅回路を構成しており、トランジスタQ12
抵抗R15,R16によりコレクタ接地(エミッタホロア)型
のインピーダンス変換回路を構成している。
三角波発振器9から得られる電圧Vcが基準電圧Vr以下
であるときには、コンパレータIC6の出力端子は“High"
レベルとなるので、トランジスタQ11はオンとなり、そ
のコレクタ電位が降下して、調光信号Snは“Low"レベル
となる。一方、三角波発振器9から得られる電圧Vcが基
準電圧Vrよりも高くなると、コンパレータIC6の出力端
子は“Low"レベルとなるので、トランジスタQ11はオフ
となり、そのコレクタ電位が上昇して、調光信号Snは
“High"レベルとなる。これにより、矩形波電圧よりな
る調光信号Snが得られる。基準電圧Vrは可変抵抗VRを操
作することにより、任意の電圧に設定することができる
ので、調光信号Snのオン・デューティは任意の大きさに
設定することができるものである。この調光信号Snは制
御回路3のトランジスタQ7に供給されており、トランジ
スタQ15がオフであれば、従来例で説明したように、制
御回路3の制御電圧V2を調光信号Snのオン・デューティ
に応じて可変とし、照明負荷2の光出力を制御するもの
である。
ところで、調光回路4の直流電源E3が立ち上がるまで
の間(第2図(b)の時刻t0〜t1)においては、調光信
号Snが安定しない。そこで、調光信号Snが安定するまで
の間、トランジスタQ15をオンさせるために、トランジ
スタQ14と抵抗R17,R18及びツェナダイオードZD1よりな
る安定検出回路12を設けている。電源が投入されると、
コンデンサCの電圧が第2図(b)の曲線に示すように
上昇するが、電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧
に達しないときには、トランジスタQ14にベース電流が
流れないので、トランジスタQ14はオフ状態を維持す
る。このとき、抵抗R18を介してコンデンサCからトラ
ンジスタQ15にベース電流が流れるので、トランジスタQ
15はオンとなる。したがって、あたかもトランジスタQ7
がオンされたとの同様の状態となり、オン・デューティ
が100%の安定な調光信号が印加された場合と同様に、
照明負荷2の光出力は最小となる。次に、コンデンサC
の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧に達する
と、抵抗R17とツェナダイオードZD1を介してトランジス
タQ14にベース電流が流れるので、トランジスタQ14がオ
ンとなる。このため、トランジスタQ15のベース電流は
遮断され、トランジスタQ15はオフとなる。このときに
は、調光回路4の調光信号Snは安定しているので、制御
回路3は調光回路4の調光信号Snに応じて、照明負荷2
の光出力を安定に制御することが可能となるものであ
る。
なお、第6図は電圧規制用のツェナダイオードZDのツ
ェナ電圧VZDと、安定検出用のツェナダイオードZD1のツ
ェナ電圧ZD1の関係を示している。同図に示すように、
時刻t0で電源が投入された後、時刻t2でコンデンサCの
電圧VcがツェナダイオードZD1のツェナ電圧VZD1に達し
てトランジスタQ14がオフからオンへ変化すものであ
る。その後、コンデンサCの電圧Vcはツェナダイオード
ZDのツェナ電圧VZDに達して電圧規制される。したがっ
て、安定検出用のツェナダイオードZD1のツェナ電圧V
ZD1は、電圧規制用のツェナダイオードZDのツェナ電圧V
ZDよりも低く、且つ調光回路4が十分に安定に動作し得
るような電圧値に設定されている。
[実施例2] 第7図は本発明の第2実施例の回路図である。調光回
路4には実施例1と同様にトランジスタQ14と抵抗R17,R
18ツェナダイオードZD1で構成される安定検出回路12を
設けており、調光信号が不安定である間はトランジスタ
Q13をオンさせることにより、トランジスタQ12の入力を
遮断し、調光信号Snが出力されないようにしたものであ
る。すなわち、第3図(b)に示すように、時刻t0で電
源を投入した後、直流電源E3の電圧は同図の曲線で示す
ように上昇し、時刻t1で調光信号が安定する。その後、
時刻t2でトランジスタQ11がオフして、調光信号Snを出
力することになる。一方、点灯装置を制御回路3にはタ
イマー回路13が設けられており、第3図(a)に示すよ
うに、時刻t0で電源が投入された後、時刻t3でトランジ
スタQ15をオフにして、調光信号Snを受け付け始めるこ
とになる。このとき、時刻t3とt2の関係は、t3>t2とな
るように設定されており、不安定な調光信号Snは絶対に
点灯装置20の制御回路3に入力されることはない。
[実施例3] 第8図は本発明の第3実施例の回路図である。本実施
例にあっては、実施例2において、点灯装置20の制御回
路3におけるタイマー回路13を始動補償用にも兼用した
ものである。電源投入後、一定時間はタイマー回路13に
よりトランジスタQ15,Q16がオンしている。このとき、
抵抗R5が短絡されるため、スイッチング用トランジスタ
Q3のオン区間が短くなり、高周波変換回路1の出力は低
下し、放電灯よりなる照明負荷2の両端には十分な電圧
が供給されず、放電灯は点灯せず、放電灯のフィラメン
トに予熱電流が流れる。一定時間の経過後、タイマー回
路13によりトランジスタQ16がオフすると、スイッチン
グ用トランジスタQ3のオン区間が長くなり、高周波変換
回路1の出力が上昇して、放電灯よりなる照明負荷2の
両端には正規の電圧が印加され、放電灯は点灯する。こ
れにより、放電灯の移動補償を行うことができ、寿命改
善が可能となる。通常の放電灯点灯装置においては、放
電灯の寿命改善の目的で上記のようなタイマー回路を設
けることが多く、このタイマー回路をトランジスタQ15
の制御用のタイマー回路と兼用すれば、低コストで本発
明を実施することができる。
[実施例4] 第9図は本発明の第4実施例の回路図である。本実施
例にあっては、点灯装置20の直流電源E1の立ち上がり時
間が、調光回路4の直流電源E3の立ち上がり時間よりも
遅い場合を想定した回路例であり、点灯電源E1の安定検
出回路11と、信号電源E3の安定検出回路12の論理和出力
により、トランジスタQ15を制御している。点灯電源E1
の安定検出回路11の構成は、信号電源E3の安定検出回路
12(第5図参照)と同様であり、電源電圧が安定する
と、出力が“High"レベルから“Low"レベルに変化す
る。例えば、第4図(c)に示すように、時刻t0で電源
が投入された後、時刻t1で信号電源E3が安定すると、安
定検出回路12の出力が“High"レベルから“Low"レベル
に変化する。その後、第4図(b)に示すように、時刻
t2で点灯電源E1が安定したとすると、安定検出回路11の
出力も“High"レベルから“Low"レベルに変化する。こ
れにより、論理和回路10の出力は“High"レベルから“L
ow"レベルに変化し、第4図(a)に示すように、時刻t
3制御回路3が動作を開始する。
[実施例5] 第10図は本発明の第5実施例の要部回路図である。本
実施例にあっては、調光回路4の電源部に電圧安定化の
ための三端子レギュレータ14を備えており、その入力側
及び出力側にそれぞれコンデンサCa,Cbを備えている。
この場合、安定検出回路12の検出端子cはコンデンサCa
の一端aに接続しても良いし、コンデンサCbの一端bに
接続しても良い。その他の回路構成については、実施例
2又は3と同様である。
第11図(a)は安定検出回路12の検出端子cをコンデ
ンサCaの一端aに接続した場合の動作波形図である。電
源スイッチSWの投入により、コンデンサCa,Cbの電位Va,
Vbは同図(a)に示すように上昇する。コンデンサCaの
電位VaがツェナダイオードZD1のツェナ電圧VZD1に達す
ると、トランジスタQ14がオンされて、トランジスタQ13
がオフとなり、調光信号Snが出力される。このときに
は、コンデンサCbの電位Vbは既に安定しており、調光信
号Snは安定している。
第11図(b)は安定検出回路12の検出端子cをコンデ
ンサCbの一端bに接続した場合の動作波形図である。こ
の場合、ツェナダイオードZD1のツェナ電圧VZD1は第11
図(a)の場合に比べて低く設定され、コンデンサCbの
電位Vbが十分に上昇したことを安定検出回路12により検
出することになる。
安定検出回路12としては、いずれの回路例を用いても
良く、要はツェナダイオードZD1が導通したときに、調
光回路4の調光信号Snが安定していれば良いものであ
る。
[発明の効果] 本発明にあっては、上述のように、照明負荷の光出力
の制御手段を備える高周波点灯装置において、調光手段
の発生する調光信号が安定するまで制御手段の動作開始
を遅延せしめるようにしたので、不安定な調光信号が点
灯装置の制御手段に入力されて制御手段が破壊された
り、異常動作したりすることを防止できるという効果が
ある。
なお、制御手段の動作開始を遅延させるためのタイマ
ー回路を、点灯装置のソフトスタート用あるいは始動補
償用のタイマー回路と兼用すれば、実質的なコスト増加
を招くことなく、本発明を実施することができるので、
特に好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明のための回路図、第2図乃至
第4図は同上の動作説明図、第5図は本発明の第1実施
例の回路図、第6図は同上の動作説明図、第7図は本発
明の第2実施例の回路図、第8図は本発明の第3実施例
の回路図、第9図は本発明の第4実施例の回路図、第10
図は本発明の第5実施例の要部回路図、第11図は同上の
動作説明図、第12図は従来例の回路図である。 E1,E2,E3は直流電源、1は高周波変換回路、2は照明負
荷、3は制御回路、4は調光回路、11,12は安定検出回
路、20は点灯装置である。
フロントページの続き (72)発明者 奥出 章雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−223295(JP,A) 特開 昭63−207100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 37/02 H05B 41/38 - 41/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、この直流電源から得られる直
    流電圧を高周波電圧に変換する高周波変換回路と、高周
    波変換回路から得られる高周波電圧を印加される照明負
    荷と、照明負荷の光出力を連続的に可変とする制御手段
    と、制御手段に照明負荷の光出力を設定する調光信号を
    与える調光手段とを備える照明負荷制御装置において、
    調光手段の発生する調光信号が安定するまで制御手段の
    動作開始を遅延せしめる遅延要素を設けたことを特徴と
    する照明負荷制御装置。
  2. 【請求項2】電源投入後、調光手段の発生する調光信号
    が安定するまで調光信号の出力を禁止する第1の遅延要
    素と、電源投入後、所定時間は制御手段の動作を禁止す
    る第2の遅延要素を備え、第2の遅延要素の遅延時間は
    第1の遅延要素の遅延時間よりも長く設定したことを特
    徴とする請求項1記載の照明負荷制御装置。
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