JP2831062B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

Info

Publication number
JP2831062B2
JP2831062B2 JP1306932A JP30693289A JP2831062B2 JP 2831062 B2 JP2831062 B2 JP 2831062B2 JP 1306932 A JP1306932 A JP 1306932A JP 30693289 A JP30693289 A JP 30693289A JP 2831062 B2 JP2831062 B2 JP 2831062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
transistor
circuit
diode
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1306932A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03169264A (ja
Inventor
直影 岸本
勝己 佐藤
諭 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1306932A priority Critical patent/JP2831062B2/ja
Publication of JPH03169264A publication Critical patent/JPH03169264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2831062B2 publication Critical patent/JP2831062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、少なくとも1つのスイッチング素子が負荷
回路に流れる共振電流を制御端に帰還して所定周期でオ
ン,オフ制御されるインバータ装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来よりインバータ装置のスイッチング素子の駆動制
御方法は種々提案されており、例えば直流電源の両端に
直列接続された一対のスイッチング素子を備え、これら
スイッチング素子の一方を他励式、他方を自励式でオ
ン,オフ制御するインバータ装置が特願昭63−297276号
公報で提案されている。その回路図を第6図に示す。な
お、このインバータ装置は放電灯点灯装置として用いら
れたものである。このインバータ装置では、直流電源E1
の両端に夫々ダイオードD1,D2を逆並列に接続したトラ
ンジスタQ1,Q2を直列接続し、トランジスタQ1の両端に
直流成分をカットするための結合コンデンサC0を介して
負荷回路1を接続してある。負荷回路1は、負荷として
の放電灯laと、この放電灯laの電源側に並列に接続され
たコンデンサC1と、駆動トランスT1とで構成してあり、
放電灯la、コンデンサC1及び駆動トランスT1の1次巻線
l1で共振回路が形成されている。このインバータ装置で
は、上記負荷回路1に流れる共振電流を駆動トランスT1
によりトランジスタQ1のベースに帰還し、上記共振電流
で決まる所定周期でトランジスタQ1のオン,オフを制御
すると共にトランジスタQ2を制御回路2でオン,オフ制
御するようにしてある。ここで、制御回路2は、トラン
ジスタQ1のオン期間が設定されたタイマ2aと、トランジ
スタQ1のオフ時点を検出する検出部2cと、このトランジ
スタQ1のオフ時点でタイマ2aにトリガをかけて限時動作
を開始させるトリガ部2bとで構成してある。
第7図は第6図の具体回路であり、トランジスタQ2
両端に接続された抵抗R6,R7で上記制御回路2の検出部2
cを構成し、単安定マルチバイブレータ(例えばNEC製μ
PD4538)3及びトランジスタQ4,Q5、及び抵抗R14,R15
タイマ2a及びトリガ部2bを構成してあり、上記制御回路
2には制御電源E2から電源を供給してある。なお、この
インバータ装置では電源スイッチSWを閉じて直流電源E1
が供給された場合にインバータ装置の発振動作を開始さ
せる起動回路4を備え、この起動回路4をダイアック等
の2端子サイリスタQ3、ダイオードD3、コンデンサC2
び抵抗R5で構成してある、なお、抵抗R1,R2は夫々トラ
ンジスタQ1,Q2のベース抵抗である。
このインバータ装置の動作を第8図の動作波形図に基
づいて説明する。なお、第8図の動作波形は負荷回路1
が誘導性である場合を示す。また、第8図(a)は負荷
回路1に流れる負荷電流Iを示し、図中のIQ1,IQ2はト
ランジスタQ1,Q2のコレクタ電流、VQ1,VQ2はトランジス
タQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧、ID1,ID2はダイオ
ードD1,D2に流れる電流、VBE1はトランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間電圧Q,は単安定マルチバイブレータ3
の出力を示す。
電源スイッチSWを閉じると、抵抗R5を介してコンデン
サC2が充電され、このコンデンサC2の両端電圧が2端子
サイリスタQ3のブレークオーバ電圧に達すると、2端子
サイリスタQ3がオンし、トランジスタQ2にベース電流が
供給されてオンする。なお、トランジスタQ2がオンする
と、ダイオードD3を介してコンデンサC2の充電電荷が放
電され、起動回路4からトランジスタQ2へのベース電流
の供給は停止される。そして、このトランジスタQ2のオ
ンにより両端電圧が第8図(c)に示すようなほぼ0Vと
なり、抵抗R1,R2の分圧電圧がハイレベルからローレベ
ルに変化する。ここで、単安定マルチバイブレータ3は
トリガ入力端子(第7図中のBで示す端子)の入力信号
がハイレベルからローレベルに変化した場合に、抵抗R9
とコンデンサC4との時定数で決まる一定時間、出力Qが
ハイレベル、出力Qがローレベルとなるものである。従
って、抵抗R1,R2の分圧電圧がハイレベルからローレベ
ルに変化すると、第8図(e),(f)に示すように単
安定マルチバイブレータ3の出力Qがハイレベル、出力
がローレベルとなり、このためトランジスタQ2の駆動
用のトランジスタQ4がオン、トランジスタQ5がオフとな
る。よって、制御電源E2からトランジスタQ4及び抵抗R2
を介してトランジスタQ2にベース電流が供給され、単安
定マルチバイブレータ3が上述の動作状態にある間、ト
ランジスタQ2のオン状態が維持される。この際には、駆
動トランスT1の2次巻線l2には、トランジスタQ1を逆バ
イアスする電圧が誘起される極性に巻かれており、従っ
てトランジスタQ1はオフ状態に維持される。
上記、単安定マルチバイブレータ3の抵抗R9とコンデ
ンサC4で決まる所定時間t(第8図(a)に示す。)が
経過すると、第8図(e),(f)に示すように単安定
マルチバイブレータ3の出力Q,は夫々ローレベルとハ
イレベルとに反転し、これによりトランジスタQ4がオ
フ、トランジスタQ5がオンとなり、トランジスタQ2がオ
フとなる。このようにトランジスタQ2がオフとなると、
トランジスタQ2のオン時に蓄積されたエネルギによって
駆動トランスT1の1次巻線l1には電流を同一方向に流し
続ける逆起電力が発生し、この際に負荷回路1には、駆
動トランスT1の1次巻線l1、ダイオードD1、コンデンサ
C0、放電灯laというダイオードD1を介するループで電流
が流れる。このときには駆動トランスT1の2次巻線l2
は第8図(d)に示すようにトランジスタQ1を順バイア
スする電圧が誘起される。そして、駆動トランスT1の1
次巻線l1に蓄積されたエネルギが消費されて、ダイオー
ドD1を介して流れる電流がゼロになると、コンデンサC0
の充電電荷を電源として、トランジスタQ1を介して上述
の場合と逆方向の電流が流れる。このとき、駆動トラン
スT1の2次巻線l2に誘起される電圧がトランジスタQ1
ベースに正帰還されることにより、トランジスタQ1のコ
レクタ電流IQ1が急激にベース電流のhfe倍に達し、トラ
ンジスタQ1は飽和状態となる、そして、その後はコンデ
ンサC1が充電されるにつれてトランジスタQ1のベース電
流は低下し、コンデンサC1が充電しきったとき、駆動ト
ランスT1の1次巻線l1には上記トランジスタQ1に流れる
電流により蓄積されたエネルギで、この電流をさらに流
し続ける方向に逆起電力が発生し、このとき2次巻線l2
に第7図(d)に示すようにトランジスタQ1を逆バイア
スする電圧が誘起され、トランジスタQ1がオフとなる。
この際には駆動トランスT1の1次巻線l1の逆起電力によ
り、負荷回路1、コンデンサC0、直流電源E1、ダイオー
ドD2のループで同一方向の電流が流れ続ける。このよう
にダイオードD2がオンすると、トランジスタQ2の両端電
圧はほぼ0Vになるので、上述したと同様にして単安定マ
ルチバイブレータ3が動作して、トランジスタQ4がオ
ン,トランジスタQ5がオフとなることにより、トランジ
スタQ2が順バイアスされる。そして、駆動トランジスタ
T1の1次巻線l1に蓄積されたエネルギが消費され、ダイ
オードD2に流れる電流がゼロになった時点で、直流電源
E1、コンデンサC0、負荷回路1、トランジスタQ2のルー
プで電流が流れる。以下、上述の動作を繰り返すことに
より、インバータ装置は発振動作を継続する。なお、こ
のインバータ装置では単安定マルチバイブレータ3の抵
抗R9の値を変化することにより、放電灯laに供給される
出力を連続的に調整でき、放電灯laを連続調光できる。
ところで、上述のインバータ装置のように負荷回路1
に流れる電流によりトランジスタQ1のオン,オフを制御
すると、次のような問題がある。つまり、寿命末期とな
る等の放電灯la異常時に負荷回路1に流れる電流が変化
し、トランジスタQ2のオン時にはトランジスタQ1には逆
バイアスする電圧が印加される筈のものが、第9図
(e)に示すように順バイアスする電圧が印加され、こ
のためにトランジスタQ2がターンオフする直前にトラン
ジスタQ1がターンオンして、トランジスタQ1,Q2が同時
にオンし、このとき第9図(a),(b)に示すように
トランジスタQ1,Q2に大きな短絡電流が流れてしまうの
である。
そこで、上記同時オンの問題を生じないインバータ装
置として第10図に示すものが提案されている。このイン
バータ装置は、第11図(a)に示すように矩形波信号を
出力する発振回路5と、この発振回路5の出力に応じて
スイッチング素子S2のオン,オフを制御するドライブ回
路6と、スイッチング素子S2のオン,オフ状態に応じて
スイッチング素子S2とは逆動作状態となるようにスイッ
チング素子のS1のオン,オフを制御するドライブ回路7
とで制御回路2を構成してある。そして、第7図回路の
駆動トランスT1の代わりにインダクタL1を用いてあり、
負荷回路1及びコンデンサC0をスイッチング素子S2側に
並列接続してある。また、スイッチング素子S1がオフし
た際にインダクタL1に蓄積されたエネルギによりスイッ
チング素子のS1のオン時と同じ方向に電流を流すループ
を形成するために、スイッチング素子S1とコンデンサC0
との接続点と直流電源E1の負極との間にダイオードD2
接続してある。さらに、スイッチング素子のS2のオン時
にスイッチング素子S2を介して電流を流すために、ドラ
イブ回路7の制御入力と制御電源E5の負極との間にダイ
オードD4を挿入し、またドライブ回路7の制御入力には
スイッチング素子S2のオフ時に制御電源E5から抵抗R20
を介して電圧を印加するようにしてある。なお、第10図
では図示していないが、スイッチング素子S2がオフした
際にインダクタL1に蓄積されたエネルギによりスイッチ
ング素子S2のオン時と同じ方向に電流を流すループを形
成するために、スイッチング素子S1は並列にダイオード
が接続された構成となっている。
このインバータ装置では、まずスイッチング素子S1
オンすることにより発振動作が開始される。この場合、
発振回路5の出力はローレベルで、ドライブ回路6によ
りスイッチング素子S2がオフされ、これにより抵抗R20
を介してドライブ回路7の制御入力がハイレベルとなる
ことにより、スイッチング素子S1がオンとなる。このよ
うにスイッチング素子S1がオンすると、直流電源E1、コ
ンデンサC0、負荷回路1のループで電流が流れる。その
後、発振回路5の出力が第11図のt0で示す時点でハイレ
ベルになったとすると、ドライブ回路6によりスイッチ
ング素子S2がオンされ、このときドライブ回路7の制御
入力がローレベルとなるので、スイッチング素子S1がオ
フに制御される。このときは、インダクタL1に蓄積され
たエネルギにより、スイッチング素子S1のオン時と同一
方向の電流を流す逆起電力が発生し、このエネルギが消
費されるまで、負荷回路1、ダイオードD2、コンデンサ
C0のループで電流が流れ続ける。そして、この電流がゼ
ロになった時点で、コンデンサC0の充電電荷を電源とし
て、コンデンサC0、ダイオードD4、スイッチング素子
S2、負荷回路1のループで上述の場合と逆方向の電流が
流れる。そして、発振回路5の出力が第11図のt1で示す
時点のようにローレベルになると、ドライブ回路6によ
りスイッチング素子S2がオフされ、初めに説明したと同
様にしてドライブ回路7によりスイッチング素子S1がオ
ンされる。このときにはインダクタL1に蓄積されたエネ
ルギにより負荷回路1、コンデンサC0、スイッチング素
子S1(実際には並列接続されたダイオード)、直流電源
E1のループで電流が流れる。そして、この電流がゼロと
なると、スイッチング素子S1を通して逆方向の電流が流
れ、以下上述の動作を繰り返すことにより、発振が継続
される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このインバータ装置ではスイッチング
素子S1のオン,オフ制御のためにドライブ回路7や制御
電源E5を別個に必要とし、コストが高く付く問題があ
る。また、第7図回路の場合にはスイッチング素子S2
してパワーMOSFETを利用すると、寄生ダイオードをダイ
オードD2として用いることができるが、第10図回路では
ダイオードD2がスイッチング素子S2に並列に接続されて
いないので、寄生ダイオードをダイオードD2の代わりに
用いることができない。
第10図のダイオードD2がない場合の動作波形図を第12
図に示す。この場合には、ダイオードD2により形成され
るループでのインダクタL1の蓄積エネルギの放出がない
ので、コンデンサC0とインダクタL1のエネルギの差分の
エネルギによりスイッチング素子S2に電流が流れ、スイ
ッチング素子S2が完全オン状態になるまでに時間がかか
る。従って、ドライブ回路7の制御入力に印加される電
圧VCも第12図(e)に示すように徐々に低下し、この期
間にはスイッチング素子S1は不飽和状態(能動状態)に
なり、インダクタL1のエネルギ、主に、インダクタL1
負荷回路1、直流電源E1、スイッチング素子S1のループ
で放出される。そして、このインダクタL1のエネルギが
放出されて、スイッチング素子Q1が完全オン状態になっ
た時点t1で、スイッチング素子S1がオフする。従って、
スイッチング素子のS1のターンオフ時のスイッチング損
失が大きくなり、実用できない。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、簡単な構成で同時オンを起こさな
いインバータ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は第1のスイッチ
ング素子と、この第1のスイッチング素子の制御端に一
端が接続された第2のスイッチング素子と、第1のスイ
ッチング素子の一端と第2のスイッチング素子の他端と
の接続された直流電源と、上記第1のスイッチング素子
の両端に接続され負荷を含む共振回路構成の負荷回路
と、第1のスイッチング素子の制御端と他端との間に接
続され直流電源から供給される電流を上記負荷回路を介
して第2のスイッチング素子に流すループを形成するダ
イオードと、この負荷回路に流れる共振電流を制御端に
帰還して第1のスイッチング素子を所定周期でオン,オ
フする帰還手段と、上記第2のスイッチング素子を第1
のスイッチング素子がオフした後にオンして第1のスイ
ッチング素子と交互にオン,オフする制御手段とを備え
ている。
なお、上記第2のスイッチング素子を、トランジスタ
と、このトランジスタに逆並列に接続されたダイオード
とで構成しても良い。
また、負荷への供給出力を調整できるように、上記制
御手段で第2のスイッチング素子のオン期間を可変自在
としても良い。
[作用] 本発明は、上述のように構成することにより、第2の
スイッチング素子がオンしている間は、第1のスイッチ
ング素子の制御端と他端との間に接続されたダイオード
で、第1のスイッチング素子がオンしない制御入力状態
となるようにし、これにより第1及び第2のスイッチン
グ素子の同時オンが生じないようにし、しかも第2のス
イッチング素子とダイオードとで第1のスイッチング素
子の同時オンを防止することにより、回路構成も簡単に
なるようにしたものである。
[実施例1] 第1図乃至第4図に本発明の一実施例を示す。本実施
例では、第1図に示すように、第7図の従来例回路のダ
イオードD2が逆並列に接続されたトランジスタQ2をトラ
ンジスタQ1のベースと直流電源E1の負極との間に接続す
ると共に、駆動トランスT1の2次巻線l2と並列にダイオ
ードD5を接続したもので、その具体回路を第3図に示
す。
本実施例のインバータ装置は第7図回路で説明したと
略同様にして動作する。但し、本実施例の場合、制御回
路2の検出部2cはトランジスタQ1のエミッタ電位からト
ランジスタQ1のオフ時点を検出している点と、トランジ
スタQ2のオン時には、直流電源E1、負荷回路1、ダイオ
ードD5、トランジスタQ2のループで電流を流す点が異な
る。
ところで、本実施例の場合にはトランジスタQ2がオン
している期間には、ダイオードD5の順方向電圧により第
4図(d)に示すようにトランジスタQ1を常にバイアス
状態に保ち、これにより例えば負荷である放電灯laが寿
命末期となったりして、共振電流が変動しても、トラン
ジスタQ2がオンしている間は、トランジスタQ1がオンす
ることがない。よって、同時オンを防止することができ
る。しかも、上述の回路構成とすれば、トランジスタQ1
のオフ時に駆動トランスT1の1次巻線l1に蓄積されたエ
ネルギは、1次巻線l1、負荷回路1、コンデンサC0、直
流電源E1、ダイオードD2、駆動トランスT1の2次巻線
l2、1次巻線l1のループで放出されるので、トランジス
タQ2とダイオードD2との代わりに第2図に示すようにパ
ワーMOSFETQ2′(寄生ダイオードがダイオードD2の代わ
りの働きをする)を用いることができる。なお、このイ
ンバータ装置においても、単安定マルチバイブレータ3
の出力Qのパルス幅を小さくすることにより、トランジ
スタQ1のオンデューティを小さくし、トランジスタQ1,Q
2のオン時間をアンバランスとすることにより、出力制
御を行うことできる。この原理は特願昭60−113716号に
詳しく説明してあるので、詳細な説明は省略する。
[実施例2] 第5図に本発明の他の実施例を示す。本実施例では別
構成の起動回路4′を用いたインバータ装置であり、起
動回路4′を、無安定マルチバイブレータ5、トランジ
スタQ6、オアゲートG1、インバータゲートI1とで構成し
てある、なお、無安定マルチバイブレータ5は、タイマ
IC(例えばNEC製のμPD5555)6、コンデンサC2,及び抵
抗R11,R12で構成してある。
この起動回路4′の動作を説明する。電源スイッチSW
が閉じられると、トランジスタQ1がオフであるので、抵
抗R6,R7の分圧電圧はほぼ0Vで、コンデンサC2の両端に
接続されたトランジスタQ6はオフである。従って、この
ときには、抵抗R11,R12を介してコンデンサC2が充電さ
れる。このコンデンサC2の両端電圧が制御電源E2の電圧
の2/3(以下、2E2/3というように示す。)に達するまで
は、無安定マルチバイブレータ5の出力(3番端子)が
ローレベルとなる。このとき、抵抗R6,R7の分圧電圧も
ローレベルであり、インバータゲートI1の出力がハイレ
ベルであるので、オフゲートG1の出力はハイレベルとな
る。そして、コンデンサC2の両端電圧が2E2/3に達する
と、無安定マルチバイブレータ5の出力がハイレベルと
なり、このときオアゲートG1の出力はローレベルとな
る。つまり、このときのオアゲートG1の出力のハイレベ
ルからローレベルへの立下りで第7図の従来回路で説明
したように単安定マルチバイブレータ3にトリガをかけ
るのである。なお、上述のようにコンデンサC2の両端電
圧が2E2/3に達すると、通常はコンデンサC2の充電電荷
はタイマIC6の7番端子によって抵抗R12を介して放電さ
れ、この放電によりコンデンサC2の両端電圧がE2/3にな
った時点で、タイマIC5の出力がローレベルになるので
あるが、本実施例ではこの起動回路4′で単安定マルチ
バイブレータ3をトリガするまでの時間は、抵抗R11,R
12及びコンデンサC2の値により、トランジスタQ1,MOSFE
TQ2′のスイッチング周波数よりも十分に長く(例え
ば、数100μsec)してあり、トランジスタQ1,MOSFET
Q2′のスイッチングが開始された際には、トランジスタ
Q6がコンデンサC2の両端電圧がE2/3に達しない周期でオ
ンする。従って、無安定マルチバイブレータ5の出力は
ハイレベルに保持されて、インバータゲートI1で反転し
た出力はローレベルに保持されるので、以降は抵抗R6,R
7の分圧電圧の立下りに応じて単安定マルチバイブレー
タ3がトリガされ、第7図回路で説明したと同様の動作
する。
[発明の効果] 本発明は上述のように、第1のスイッチング素子と、
この第1のスイッチング素子の制御端に一端が接続され
た第2のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子
の一端と第2のスイッチング素子の他端との間に接続さ
れた直流電源と、上記第1のスイッチング素子の両端に
接続され負荷を含む共振回路構成の負荷回路と、第1の
スイッチング素子の制御端と他端との間に接続され直流
電源から供給される電流を上記負荷回路を介して第2の
スイッチング素子にループを形成するダイオードと、こ
の負荷回路に流れる共振電流を制御端に帰還して第1の
スイッチング素子を所定周期でオン,オフする帰還手段
と、上記第2のスイッチング素子を第1のスイッチング
素子がオフした後にオンして第1のスイッチング素子と
交互にオン,オフする制御手段とを備えているので、第
2のスイッチング素子がオンしている間は、第1のスイ
ッチング素子の制御端と他端との間に接続されたダイオ
ードで、第1のスイッチング素子がオンしない制御入力
状態とすることができ、このため第1及び第2のスイッ
チング素子の同時オンが生じない。しかも、上述の構成
にすれば、第2のスイッチング素子とダイオードとで第
1のスイッチング素子の同時オンを防止することがで
き、回路構成も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は第2のス
イッチング素子としてパワーMOSFETを用いた場合の回路
図、第3図は第1図の具体回路図、第4図は同上の動作
説明図、第5図は他の実施例の回路図、第6図は従来例
の回路図、第7図は同上の具体回路図、第8図は同上の
動作説明図、第9図は同上の問題点の説明図、第10図は
他の従来例の回路図、第11図は同上の動作説明図、第12
図は同上の問題点の説明図である。 1は負荷回路、2は制御回路、Q1,Q2はトランジスタ、E
1は直流電源、T1は駆動トランス、D2,D5はダイオード、
laは放電灯である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−156892(JP,A) 特開 平3−49568(JP,A) 特開 平2−144894(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H05B 41/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のスイッチング素子と、この第1のス
    イッチング素子の制御端に一端が接続された第2のスイ
    ッチング素子と、第1のスイッチング素子の一端と第2
    のスイッチング素子の他端との間に接続された直流電源
    と、上記第1のスイッチング素子の両端に接続され負荷
    を含む共振回路構成の負荷回路と、第1のスイッチング
    素子の制御端と他端との間に接続され直流電源から供給
    される電流を上記負荷回路を介して第2のスイッチング
    素子に流すループを形成するダイオードと、この負荷回
    路に流れる共振電流を制御端に帰還して第1のスイッチ
    ング素子を所定周期でオン,オフする帰還手段と、上記
    第2のスイッチング素子を第1のスイッチング素子がオ
    フした後にオンして第1のスイッチング素子と交互にオ
    ン,オフする制御手段とを備えたインバータ装置。
  2. 【請求項2】上記第2のスイッチング素子を、トランジ
    スタと、このトランジスタに逆並列に接続されたダイオ
    ードとで構成して成る請求項1記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段で第2のスイッチング素子の
    オン期間を可変自在として成る請求項1記載のインバー
    タ装置。
JP1306932A 1989-11-27 1989-11-27 インバータ装置 Expired - Fee Related JP2831062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306932A JP2831062B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 インバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306932A JP2831062B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 インバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03169264A JPH03169264A (ja) 1991-07-22
JP2831062B2 true JP2831062B2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=17963017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1306932A Expired - Fee Related JP2831062B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 インバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2831062B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03169264A (ja) 1991-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4992702A (en) Inverter capable of controlling operating frequency
JP2793836B2 (ja) 照明負荷制御装置
JP2831062B2 (ja) インバータ装置
JP3613731B2 (ja) 無負荷時省電力電源装置
KR940009873B1 (ko) 인버어터
JPH04351898A (ja) 放電ランプ作動用回路装置
JP2562818B2 (ja) インバ−タ装置
JP2003070261A (ja) 自由振動回路装置
JP2831057B2 (ja) インバータ装置
EP0388492B1 (en) Inverter capable of controlling operating frequency
KR960007997B1 (ko) 영전압 스위칭 방식의 공진형 컨버터
JP2930992B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2697815B2 (ja) インバータ装置
JP2721521B2 (ja) インバータ装置
JP2916927B2 (ja) 発振回路のサージ電圧吸収回路
JP2617472B2 (ja) インバータ装置
JP2750527B2 (ja) 自励式高周波発振器
JPH05688Y2 (ja)
JP2691430B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2547323Y2 (ja) インバータ装置
JP2532203Y2 (ja) スイッチング電源装置
JPH0623197U (ja) インバータ装置
JPH03167793A (ja) 放電灯点灯装置
JPH06267686A (ja) 放電灯点灯装置
JPH07222461A (ja) インバータ回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080925

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees