JP2785667B2 - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JP2785667B2
JP2785667B2 JP5331157A JP33115793A JP2785667B2 JP 2785667 B2 JP2785667 B2 JP 2785667B2 JP 5331157 A JP5331157 A JP 5331157A JP 33115793 A JP33115793 A JP 33115793A JP 2785667 B2 JP2785667 B2 JP 2785667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオデータおよびオー
ディオデータを光ディスクに記録する光ディスク記録装
置に関し、特にn(nは1以上の整数)フレーム(もし
くはフィールド)分の複数チャンネルのオーディオデー
タを、(n+1)本のトラックに編集可能に記録する光
ディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスク記録装置において、ビ
デオデータおよびオーディオデータを記録する場合、光
ディスクを、フレーム周波数もしくはフィールド周波数
に同期した一定速度で回転させると共に、トラックの周
速に応じて記録クロックを変化させ、記録ビット波長が
一定となるようにして高密度記録を行っている。例え
ば、NTSC方式のビデオデータおよびオーディオデー
タを記録する場合は、NTSC方式のフレーム周波数が
30Hzであるので、光ディスクを毎秒30回転させ、
1トラック当り1フレーム分のビデオデータおよびオー
ディオデータを記録している。
【0003】図11は光ディスク記録装置の一例を示す
ブロック図である。ここでは、光ディスク21は両面に
記録可能であり、毎秒30回転の一定速度で回転してビ
デオデータDv1およびオーディオデータDa1の1フ
レーム分を1トラックに記録する。光ディスク21の表
面側および裏面側には光ヘッド22,23がそれぞれ設
けられ、光ヘッド22は光ディスク21の外周から内周
へ向けて移動して表面側記録データD14を記録し、光
ヘッド23は光ディスク21の内周から外周へ向けて同
時に移動して裏面側記録データD15を記録する。
【0004】さて、シャフリング部12vおよび12a
は、ビデオデータDv1およびオーディオデータDa1
の1フレーム分をそれぞれシャフリングする。外訂正符
号部3vおよび3aは外誤り訂正符号をそれぞれ付加し
てビデオデータDv12およびオーディオデータDa1
2として出力する。データ統合部4は、ビデオデータD
v12およびオーディオデータDa12を受けて統合す
る。内訂正符号部5は、同期データや内訂正符号等を付
加して記録データD13を生成する。
【0005】データ分配部6は、記録データD13を光
ディスクの表面側および裏面側の記録データに分割す
る。記録符号化部7,8は、分割された記録データを記
録符号化し、表面側記録データD14,裏面側記録デー
タD15として光ヘッド22,23へそれぞれ分配す
る。この場合、記録データD14,D15のビットレー
トの総和が常に一定になるようにし、光ディスク21の
中心から各光ヘッド22,23までの距離に応じてデー
タ配分を行うことにより、記録波長が一定となるように
している。
【0006】また、複数チャンネルからなるオーディオ
データに対しては、チャンネル毎にAUXデータを付加
してシャフリングを行い、その後、誤り訂正符号等を付
加し、各チャンネル間に編集用ギャップをそれぞれ設け
て記録している。なお、AUXデータとは、例えば、サ
ンプリング周波数、量子化ビット数、チャンネル数等の
オーディオデータに関する情報を示すデータである。ま
た、編集用ギャップとは、ビデオデータとオーディオデ
ータ間、およびオーディオデータの各チャンネル間にそ
れぞれ挿入される記録トラック上のギャップであり、ヘ
ッド取付け誤差やワウ・フラッター等を吸収しデータ編
集操作を容易するための、無意味なデータを記録してお
く領域である。
【0007】ところで、PAL方式のビデオデータおよ
びオーディオデータを光ディスクに記録する場合は、P
AL方式のフレーム周波数が25Hzであり、更に、ビ
デオデータのビットレートはNTSC方式に比して25
%程度大きいので、NTSC方式の場合とほぼ同じ記録
ビット波長で記録するために、光ディスク回転数をNT
SC方式の1.25倍、すなわちPAL方式フレーム周
波数の1.5倍の毎秒37.5回転とし、2フレーム分
を3トラックに記録している。
【0008】例えば、PAL方式のビデオデータおよび
4チャンネルのオーディオデータのを記録する場合は、
図12に示すように、2フレーム分を3トラックに記録
している。なお、図12は光ディスクの表面側の3トラ
ックを示しているが、裏面側もこれと同じである。ここ
で、各トラックの先頭から順にトラックジャンプ用ギャ
ップ(TJ)、ディスク上のトラック位置を示すトラッ
クアドレス(TA)、プリアンブル(PR)、編集用ギ
ャップ(E)、1/6フレーム分のビデオデータ(V
0)、編集用ギャップ(E)により分離された4チャン
ネルのオーディオデータ(A1,A2,A3,A4)、
1/6フレーム分のビデオデータ(V1)、最後にポス
トアンブル(PO)となっている。
【0009】この場合、ビデオデータに対しては、1/
3フレーム単位でシャフリングして誤り訂正符号等を付
加した後、光ディスクの表裏面に分配して2フレーム分
を3トラックにそれぞれ記録している。また、4チャン
ネルのオーディオデータA1,A2,A3,A4に対し
ては、チャンネル毎に2フレーム分をそれぞれシャフリ
ングし、3分割して誤り訂正符号等を付加した後、光デ
ィスクの表裏面に分配し各チャンネル間に編集用ギャッ
プ(E)をそれぞれ設けて3トラックに記録している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、NT
SC方式のビデオデータおよびオーディオデータの場合
には、1フレーム分を1トラックに記録するので、1フ
レーム単位のデータ編集を支障なく行うことができる。
しかし、PAL方式のビデオデータおよびオーディオデ
ータの場合は、1フレーム分を1トラックに記録でき
ず、2フレーム分を3トラックに記録している。従っ
て、1フレーム単位もしくは1フィールド単位でのデー
タ編集を必要とするような、例えば、静止画の順序入れ
換えや、動きの速い映像の合成等では、ビデオデータの
編集処理はできても、複数チャンネルのオーディオデー
タの編集は不可能である。
【0011】すなわち、図12に示したように、ビデオ
データは1/3フレーム単位でシャフリングされて記録
されるので、トラック単位またはフレーム単位の編集処
理を比較的容易に実行できる。しかし、複数チャンネル
のオーディオデータは、チャンネル毎に2フレーム分が
シャフリングされて3トラックに分割記録されるので、
各トラックには2フレーム分のデータが混在し、このた
め、トラック単位またはフレーム単位の編集処理を行う
ことはできない。
【0012】本発明の目的は、例えば、PAL方式のビ
デオデータおよびオーディオデータを記録する場合のよ
うに、n(nは1以上の整数)フレーム分もしくはnフ
ィールド分のデータを(n+1)本のトラックに分割し
て記録する場合において、複数チャンネルのオーディオ
データを1トラック単位または1フレームもしくは1フ
ィールド単位で編集可能に記録できる光ディスク記録装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク記録
装置は、n(nは1以上の整数)フレーム(もしくはフ
ィールド)分のビデオデータおよび複数チャンネルのオ
ーディオデータを各データ間に編集用ギャップを設けて
(n+1)本のトラックに記録する光ディスク記録装置
において、前記複数チャンネルのオーディオデータに対
してチャンネル毎にn/(n+1)フレーム(もしくは
フィールド)分のデータ単位でシャフリングおよび誤り
訂正符号付加等の処理を行って前記トラックに記録する
ように構成する。
【0014】また、本発明の光ディスク記録装置は、n
(nは1以上の整数)フレーム(もしくはフィールド)
分のビデオデータおよび複数チャンネルのオーディオデ
ータを各データ間に編集用ギャップを設けて(n+1)
本のトラックに記録する光ディスク記録装置において、
前記複数チャンネルのオーディオデータに対してチャン
ネル毎に1フレーム(もしくはフィールド)分のデータ
単位でシャフリングおよび誤り訂正符号付加等の処理を
行い、前記(n+1)本のトラックの内の1番目および
(n+1)番目のトラックには前記編集用ギャップを含
めたチャンネル当りn/(n+1)フレーム(もしくは
フィールド)分のデータをそれぞれ記録し、また、t
(tは、2≦t≦nの整数)番目のトラックには、隣接
するフレーム(もしくはフィールド)の内の前フレーム
(もしくはフィールド)のデータの前記編集用ギャップ
を含めた(t−1)/(n+1)フレーム(もしくはフ
ィールド)分および後フレーム(もしくはフィールド)
のデータの前記編集用ギャップを含めた(n−t+1)
/(n+1)フレーム(もしくはフィールド)分を記録
するように構成する。
【0015】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図11に示した従来例と同一構成要素には同一
符号を付している。まず、PAL方式のビデオデータお
よび4チャンネルのオーディオデータの2フレーム分
を、トラック単位で編集可能になるように3トラックに
記録する場合について説明する。
【0017】入力するPAL方式のビデオデータDv1
は、量子化ビット数が8ビット(1バイト)で1フレー
ムの有効データ量が948サンプル×612ライン=5
80176バイトのデータとする。また、図6に示すよ
うに、各2バイトの同期信号(SYNC),ID信号
(SBID),システムデータ(SCDT)、および1
58バイトのデータ(ビデオデータ,オーディオデー
タ)並びに16バイトの内符号訂正符号の合計180バ
イトからなるシンクブロック(以後SBと略記する)を
構成して記録するものとすれば、1フレーム分のビデオ
データ量は3672(580176÷158)SBとな
る。また、1トラックに記録するビデオデータ量は24
48(3672SB×2フレーム÷3トラック)SBと
なる。
【0018】入力するオーディオデータDa1は、放送
用VTR(D−2VTR,D−3VTR)等で一般に使
用されているような、チャンネル毎にサンプリング周波
数48kHzで20ビット(2.5バイト)に量子化さ
れたデータとする。ここで、光ディスク21の回転数は
毎秒37.5回転であるから、1トラックに記録される
各チャンネルのオーディオデータのサンプル(以下AS
と略記する)数は、48000÷37.5=1280A
Sとなる。なお、1ASは2.5バイトであるので、1
280AS=1280×2.5=3200バイトであ
る。また、このオーディオデータには、更にAUXデー
タが各チャンネル当り64AS(160バイト)付加さ
れるので、各チャンネル当り1344AS(3360バ
イト)のオーディオデータが1トラックに記録される。
【0019】さて、データ単位構成部1vおよび1a
は、ビデオデータDv1およびオーディオデータDa1
を受けて1トラック分、すなわち2/3フレーム分のデ
ータ単位を構成する。この場合、1トラック分の各チャ
ンネルのオーディオデータ(1280AS)にはAUX
データ(64AS)がそれぞれ付加されるので、4チャ
ンネルのオーディオデータA1,A2,A3,A4の各
データ量は1344ASとなる。シャフリング部2vお
よび2aは、1トラック分のビデオデータおよびオーデ
ィオデータをそれぞれシャフリングする。なお、シャフ
リング部2aにおけるオーディオデータのシャフリング
については後述する。
【0020】外訂正符号部3vおよび3aは、シャフリ
ングされたデータに外誤り訂正符号をそれぞれ付加して
ビデオデータDv2およびオーディオデータDa2とし
て出力する。データ統合部4は、ビデオデータDv2お
よびオーディオデータDa2を受けて統合する。内訂正
符号部5は、同期データや内訂正符号等を付加して記録
データD3を生成する。データ分配部6は、従来例と同
様に、記録波長が一定となるように記録データD3を光
ディスクの表面側および裏面側の記録データに分配す
る。記録符号化部7,8は、分配された記録データを記
録符号化し、表面側記録データD4,裏面側記録データ
D5として光ヘッド22,23へそれぞれ送出して記録
させる。
【0021】図2は、2フレーム分のビデオデータおよ
び4チャンネルのオーディオデータを、光ディスク表面
側の3トラックに記録したときのデータ配置状態を示し
ており、裏面側もこれと同じ配置である。ここで、各ト
ラックの先頭から順にトラックジャンプ用ギャップ(T
J)、ディスク上のトラック位置を示すトラックアドレ
ス(TA)、プリアンブル(PR:2SB)、編集用ギ
ャップ(E:4SB)、1/6フレーム分のビデオデー
タ(V0)、編集用ギャップ(E:4SB)により分離
された4チャンネルのオーディオデータ(A1,A2,
A3,A4)、1/6フレーム分のビデオデータ(V
1)、最後にポストアンブル(PO:2SB)がそれぞ
れ配置されている。なお、トラックジャンプ用ギャップ
(TJ)およびトラックアドレス(TA)は、380μ
secおよび150μsecの時間幅で規定されてい
る。
【0022】このように、ビデオデータは、1トラック
分がフレームに対応してV0,V1に2分され、更に、
光ディスクの表裏面に分配されて各トラックに記録され
る。また、4チャンネルのオーディオデータA1,A
2,A3,A4は、チャンネル毎に1トラック単位でシ
ャフリングされ、編集用ギャップ(E)によりそれぞれ
分離されて光ディスクの表裏面の各トラックにそれぞれ
記録される。
【0023】次に、シャフリング部2aにおけるオーデ
ィオデータのシャフリングについて詳細に説明する。
【0024】既に述べたように、1トラック分の各チャ
ンネルのオーディオデータ量は1344AS(3360
バイト)であり、また、1SB当りのデータ領域は15
8バイトであるので、各チャンネルのオーディオデータ
を1トラックに記録するに要するSB数は、3360÷
158≒21.26であるから22SBが必要である。
従って、オーディオデータのシャフリングは、図3に示
すように、158行×22列のシャフリングマップによ
ってチャンネル毎に実行する。
【0025】ここで、mはシンクブロックのバイト番号
(0〜157)を示し、nはSB番号(0〜21)を示
し、また、シャフリングマップ内の数字は、1トラック
内のオーディオデータのサンプル番号(#AS)を示し
ている。ところで、1ASが2.5バイトであるので、
シャフリングマップ内の全書込み領域は、(158÷
2.5)×22=1390.4ASとなる。一方、1ト
ラック分の各チャンネルのオーディオデータ量は134
4ASであるので、シャフリングするオーディオデータ
の書込み領域を1364AS(m:0〜155)とし、
残りの領域(m:155〜157)には全て「0」を書
込む。
【0026】さて、シャフリングに際し各チャンネルの
オーディオデータ(1364AS)に対してそれぞれに
サンプル番号#AS0〜#AS1363を付し、例え
ば、0≦#AS≦1279 はオーディオ有効データ、
1280≦#AS≦1299 は「0」、1300≦#
AS≦1363 はAUXデータとする。
【0027】そして、次式(1)〜式(6)で定義する
シャフリングアルゴリズムによってシャフリングする。
この場合、オーディオデータの1ASは20ビット
(2.5バイト)であるので、図4に示すように、b1
9(MSB)〜b0(LSB)を1バイト単位のシンボ
ルに変換する。
【0028】 n=#AS mod 22 ……(1) 〔INT(#AS/22) mod 2=0〕におけるビットb19〜b12 m=〔5・INT(#AS/44)+5・n〕 mod 155 ……(2) 〔INT(#AS/22) mod 2=0〕におけるビットb11〜b4 m=〔5・INT(#AS/44)+5・n+1〕 mod 155 ……(3) 〔INT(#AS/22) mod 2=0〕におけるビットb3〜b0 +〔INT(#AS/22) mod 2=1〕におけるビットb3〜b0 m=〔5・INT(#AS/44)+5・n+2〕 mod 155 ……(4) 〔INT(#AS/22) mod 2=1〕におけるビットb19〜b12 m=〔5・INT(#AS/44)+5・n+3〕 mod 155 ……(5) 〔INT(#AS/22) mod 2=1〕におけるビットb11〜b4 m=〔5・INT(#AS/44)+5・n+4〕 mod 155 ……(6) 4チャンネルのオーディオデータA1,A2,A3,A
4は、シャフリング部2aにおいて上式(1)〜式
(6)に基づきチャンネル毎にシャンフリングされた
後、外誤り訂正符号および内誤り訂正符号をそれぞれ付
加されて、図5に示すようなデータ構成となる。ここ
で、各チャンネルのオーディオデータ(22SB)には
外誤り訂正符号(8SB)がそれぞれ付加されるので、
各30SBのオーディオデータとなる。
【0029】データ分配部5では、30SBの各オーデ
ィオデータを光ディスクの表面側および裏面側にそれぞ
れ15SBずつ1:1に分配する。すなわち、30SB
のオーディオデータに一連番号を付したとすれば、例え
ば、表面側には偶数番のSBを配分し、裏面側には奇数
番のSBを配分して光ディスクの両面に同時に書込むよ
うにする。このようにして、4チャンネルのオーディオ
データの1トラック分をチャンネル毎にシャフリング処
理等を行って光ディスクに記録する。このように記録す
ることにより、トラック単位でのデータ編集処理が可能
になる。
【0030】次に、4チャンネルのオーディオデータ
を、フレーム単位で編集可能に記録する方法について説
明する。
【0031】既に述べたように、入力するオーディオデ
ータDa1は、チャンネル毎にサンプリング周波数48
kHzで20ビット(2.5バイト)に量子化されたデ
ータであり、また、PAL方式のフレーム周波数は25
Hzである。従って、1フレーム当りの各チャンネルの
オーディオデータのサンプル数は、48000÷25=
1920AS(4800バイト)である。このオーディ
オデータにAUXデータを64AS(160バイト)付
加した1984AS(4960バイト)をシャフリング
する。
【0032】この場合、1984AS(4960バイ
ト)のオーディオデータを記録するに要するSB数は、
4960÷158≒31.39であるから32SBが必
要である。従って、オーディオデータのシャフリング
は、図8に示すように、158行×32列のシャフリン
グマップによりチャンネル毎に実行する。
【0033】ここで、mはシンクブロックのバイト番号
(0〜157)を示し、nはSB番号(0〜31)を示
している。また、シャフリングマップ内の数字は、1フ
レーム分のオーディオデータのサンプル番号(#AS)
を示している。ところで、1ASは2.5バイトであ
り、シャフリングマップ内の全書込み領域は、(158
÷2.5)×32=2022.4ASであるので、シャ
フリングマップの書込み領域を1984AS(m:0〜
155)とし、残りの領域(m:155〜157)には
全て「0」を書込む。
【0034】さて、シャフリングに際し、1フレーム分
のオーディオデータ1984ASに対してそれぞれにサ
ンプル番号#AS0〜#AS1983を付し、例えば、
0≦#AS≦1919 はオーディオ有効データ、19
20≦#AS≦1983 はAUXデータとする。
【0035】そして、次式(7)〜式(12)で定義す
るシャフリングアルゴリズムによってシャフリングす
る。この場合、オーディオデータは1ASが20ビット
(2.5バイト)であるので、図9に示すように、b1
9(MSB)〜b0(LSB)を1バイト単位のシンボ
ルに変換する。
【0036】 n=#AS mod 32 ……(7) 〔INT(#AS/32) mod 2=0〕におけるビットb19〜b12 m=〔5・INT(#AS/64)+5・n〕 mod 155 ……(8) 〔INT(#AS/32) mod 2=0〕におけるビットb11〜b4 m=〔5・INT(#AS/64)+5・n+1〕 mod 155 ……(9) 〔INT(#AS/32) mod 2=0〕におけるビットb3〜b0 +〔INT(#AS/32) mod 2=1〕におけるビットb3〜b0 m=〔5・INT(#AS/64)+5・n+2〕 mod 155 ……(10) 〔INT(#AS/32) mod 2=1〕におけるビットb19〜b12 m=〔5・INT(#AS/64)+5・n+3〕 mod 155 ……(11) 〔INT(#AS/32) mod 2=1〕におけるビットb11〜b4 m=〔5・INT(#AS/64)+5・n+4〕 mod 155 ……(12) 4チャンネルのオーディオデータA1,A2,A3,A
4は、シャフリング部2aにおいて上式(7)〜式(1
2)に基づきチャンネル毎にシャンフリングされた後、
外誤り訂正符号および内誤り訂正符号をそれぞれ付加さ
れて、図10に示すようなデータ構成となる。ここで、
各チャンネルのオーディオデータ(32SB)には外誤
り訂正符号(8SB)がそれぞれ付加されるので、各4
0SBのオーディオデータとなる。このオーディオデー
タが光ディスクの表面側および裏面側にそれぞれ等分さ
れ記録される。
【0037】図7は、光ディスク表面側の3トラック
に、4チャンネルオーディオデーの2フレーム分を記録
するデータ配置を示しており、裏面側もこれと同じであ
る。ここで、各トラックの先頭から順にトラックジャン
プ用ギャップ(TJ)、ディスク上のトラック位置を示
すトラックアドレス(TA)、プリアンブル(PR:2
SB)、編集用ギャップ(E:4SB)、1/6フレー
ム分のビデオデータ(V0)、編集用ギャップ(E:4
SB)によってそれぞれ分離された4チャンネルのオー
ディオデータ(A1,A2,A3,A4)、1/6フレ
ーム分のビデオデータ(V1)、最後にポストアンブル
(PO:4SB)がそれぞれ配置されている。
【0038】ここでは、光ディスク表裏面それぞれの3
トラックの内の1番目のトラックには、2フレームの内
の第1フレームに該当する4チャンネルのオーディオデ
ータ(A1,A2,A3,A4)の各15SBを、4S
Bの編集用ギャップ(E)によってそれぞれ分離して記
録している。また、光ディスク表裏面それぞれの2番目
のトラックには、第1フレームに該当する各チャンネル
のオーディオデータの残り各5SBおよび、第2フレー
ムに該当する各チャンネルのオーディオデータの各5S
Bを、編集用ギャップ(E)によりそれぞれ分離して記
録している。更に、光ディスク表裏面それぞれの3番目
のトラックには、第2フレームに該当する各チャンネル
のオーディオデータの各15SBを、編集用ギャップ
(E)によってそれぞれ分離して記録している。
【0039】この場合、1番目のトラックに記録する第
1フレームのオーディオデータ量は、4チャンネル分の
オーディオデータ60(15×4)SBと編集用ギャッ
プ20(4×5)SBとの合計80SBであり、また、
2番目のトラックに記録する第1フレームのオーディオ
データ量は、4チャンネル分のオーディオデータ20
(5×4)SBと編集用ギャップ20(4×5)SBと
の合計40SBである。従って、編集用ギャップ分を含
めた第1フレームの全データ量120SBの内の2/3
を1番目のトラックに記録し、残り1/3を2番目のト
ラックの前半に記録している。
【0040】同様に、2番目のトラックに記録する第2
フレームのオーディオデータ量は、4チャンネル分のオ
ーディオデータ20SBと編集用ギャップ20SBとの
合計40SBであり、また、3番目のトラックに記録す
る第2フレームのオーディオデータ量は、4チャンネル
分のオーディオデータの残り60SBと編集用ギャップ
20(4×5)SBとの合計80SBである。従って、
編集用ギャップ分を含めた第2フレームの全データ量1
20SBの内の1/3を2番目のトラックの後半に記録
し、残り2/3を3番目のトラックに記録している。
【0041】このように、4チャンネルのオーディオデ
ータをチャンネル毎に1フレーム単位でシャフリングお
よび誤り訂正符号付加等を行い、チャンネル間にそれぞ
れ編集用ギャップを設けて、2フレーム分を3トラック
に記録することにより、1フレーム単位でのデータ編集
処理が可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば、PAL方式のビデオデータおよびオーディオデー
タを記録する場合のように、n(nは1以上の整数)フ
レーム分もしくはnフィールド分の複数チャンネルのオ
ーディオデータを、(n+1)本のトラックに記録する
場合、複数チャンネルのオーディオデータの1トラック
分をチャンネル毎にシャフリング処理等を行い、チャン
ネル間にそれぞれギャップを設けて各トラックに記録す
ることにより、トラック単位でのデータ編集処理が可能
となる。
【0043】また、複数チャンネルのオーディオデータ
の1フレーム分をチャンネル毎にシャフリング処理等を
行い、チャンネル間にそれぞれギャップを設けて各トラ
ックに記録することにより、フレーム単位でのデータ編
集処理が可能となる。従って、1フレームもしくは1フ
ィールド単位でのデータ編集を必要とするような、例え
ば、静止画の順序入換えや、動きの速い映像の合成等に
おいて、複数チャンネルのオーディオデータの編集が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】トラック単位でのデータ編集処理を可能にする
PAL方式ビデオ・オーディオデータのトラック上の配
置例を示す図である。
【図3】トラック単位のオーディオデータに適用するシ
ャフリングマップの一例を示す図である。
【図4】図3に示したシャフリングマップにおける20
ビットのオーディオデータを1バイトのシンボルに変換
する処理を示す図である。
【図5】トラック単位の4チャンネルのオーディオデー
タのデータ構成例を示す図である。
【図6】シンクブロックの一構成例を示す図である。
【図7】フレーム単位でのデータ編集処理を可能にする
PAL方式ビデオ・オーディオデータのトラック上の配
置例を示す図である。
【図8】フレーム単位のオーディオデータに適用するシ
ャフリングマップの一例を示す図である。
【図9】図8に示したシャフリングマップにおける20
ビットのオーディオデータを1バイトのシンボルに変換
する処理を示す図である。
【図10】フレーム単位の4チャンネルのオーディオデ
ータのデータ構成例を示す図である。
【図11】従来の光ディスク記録装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図12】従来のPAL方式ビデオ・オーディオデータ
のトラック上での配置例を示す図である。
【符号の説明】
1v,1a データ単位構成部 2v,2a シャフリング部 3v,3a 外訂正符号部 4 データ統合部 5 内訂正符号部 6 データ分配部 7,8 記録符号化部 21 光ディスク Dv1,Dv2 ビデオデータ Da1,Da2 オーディオデータ D4 表面側記録データ D5 裏面側記録データ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n(nは1以上の整数)フレーム(もし
    くはフィールド)分のビデオデータおよび複数チャンネ
    ルのオーディオデータを各データ間に編集用ギャップを
    設けて(n+1)本のトラックに記録する光ディスク記
    録装置において、 前記複数チャンネルのオーディオデータに対してチャン
    ネル毎にn/(n+1)フレーム(もしくはフィール
    ド)分のデータ単位でシャフリングおよび誤り訂正符号
    付加等の処理を行って前記トラックに記録することを特
    徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 n(nは1以上の整数)フレーム(もし
    くはフィールド)分のビデオデータおよび複数チャンネ
    ルのオーディオデータを各データ間に編集用ギャップを
    設けて(n+1)本のトラックに記録する光ディスク記
    録装置において、 前記複数チャンネルのオーディオデータに対してチャン
    ネル毎に1フレーム(もしくはフィールド)分のデータ
    単位でシャフリングおよび誤り訂正符号付加等の処理を
    行い、前記(n+1)本のトラックの内の1番目および
    (n+1)番目のトラックには前記編集用ギャップを含
    めたチャンネル当りn/(n+1)フレーム(もしくは
    フィールド)分のデータをそれぞれ記録し、また、t
    (tは、2≦t≦nの整数)番目のトラックには、隣接
    するフレーム(もしくはフィールド)の内の前フレーム
    (もしくはフィールド)のデータの前記編集用ギャップ
    を含めた(t−1)/(n+1)フレーム(もしくはフ
    ィールド)分および後フレーム(もしくはフィールド)
    のデータの前記編集用ギャップを含めた(n−t+1)
    /(n+1)フレーム(もしくはフィールド)分を記録
    することを特徴とする光ディスク記録装置。
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