JP2786291B2 - デジタル信号記録方法およびデジタル信号記録再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録方法およびデジタル信号記録再生装置

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JP2786291B2
JP2786291B2 JP2001771A JP177190A JP2786291B2 JP 2786291 B2 JP2786291 B2 JP 2786291B2 JP 2001771 A JP2001771 A JP 2001771A JP 177190 A JP177190 A JP 177190A JP 2786291 B2 JP2786291 B2 JP 2786291B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、デジタル符号化された音声信号等を回転ヘ
ッド方式の記録再生装置に記録する方法及び記録再生装
置に関する。
従来の技術 近年、LSI技術の進歩に伴って音声及び映像信号のデ
ジタル処理化が急速に進み、デジタル符号化し記録再生
できる音声及び映像機器の普及も始まった。映像及び音
声をデジタル符号化記録するいわゆるデジタルVTRも業
務用から民生用まで、本格的な普及を迎えようとしてい
る。これらデジタルVTRでは、高い性能を実現するため
元のアナログ信号帯域の2倍以上のサンプリング周波数
で標本化を行い、量子化ビット数もできる限り多くする
必要がある。従って、従来の回転ヘッド式アナログVTR
に比べ、その記録に要する周波数帯域は極めて広くな
り、高密度記録の実現が必要となる。
高密度記録の実現には、記録波長の短波長化、記録ト
ラック幅の狭トラック化の両方が当然ながら必要とされ
るが、これらの技術の実現には高度な要素技術の積み重
ねが前提となり、従来より数倍高密度記録が容易に実現
されるものではない。
そこで、このようなデジタルVTRを実現するために一
般的に用いられる技術が、複数のヘッドに記録信号を分
担させるマルチチャンネル化であり、回転ドラムを高速
回転させ複数の領域に分割記録するいわゆるセグメント
記録である。
一方、これらデジタルVTRに記録される音声のチャン
ネル数については、従来のステレオ2チャンネルから4
チャンネルへと増加する傾向にある。特に放送用等の業
務用に用いられる場合は、チャンネル数は多ければ多い
ほど、編集等に便利である。
これまで実用に供されている例として、D1及びD2フォ
ーマットと呼ばれるSMPTE(Society of Motion picture
and Television Engineers)で規格化された放送用規
格のデジタルVTRの場合は、記録音声チャンネル数は共
に4チャネルであり、上述したマルチチャンネルとセグ
メント記録技術を用いている。前者の場合はテープ中央
部に、後者の場合はテープ端部に映像信号トラックの延
長線上にチャンネル毎の編集が可能なように、音声チャ
ンネル毎に独立したセグメントから成る音声記録領域を
設け、時間軸圧縮されたデジタル音声信号を記録する。
またこのような、複数の音声チャンネルをマルチチャ
ンネル・セグメント記録によって実現する先行例として
特開昭61−160803号公報に記載の方式があげられる。
上記引例では音声チャンネル単位の記録セグメントを
テープ上に配置する際の方法について、特定のヘッド目
詰まりが発生してもその影響を最小にすべく当該ヘッド
と音声チャンネルとの関係を考慮したものである。
第4図に上記引例記載の第2の実施例を示す。図中40
1〜409は映像信号トラック、テープ両端の410〜429は音
声信号トラックで、斜線でハッチングをいれた部分は第
1音声チャンネルの記録領域を示す。また文字A,Bは各
々180度対向する2チャンネル対のヘッドで形成される
記録トラックを示す。
第4図の例は2チャンネルペアの180度対向ヘッドに
よるマルチチャンネル記録と回転ドラムの回転数を5倍
に上げ、音声4チャンネルを1フィールド当り10トラッ
ク記録で実現した場合について記載されている。第4図
に示すように一つの音声チャンネルに着目すると、同一
のヘッドに片寄る記録(再生)を避け、各ヘッドがまん
べんなく分担できるように各記録セグメント領域に音声
チャネルを割当、かつ、テープ長さ方向においてもでき
るだけ距離を置いてドロップアウトの影響を軽減しよう
とするものである。
従って、1フィールドを単位として信号フォーマット
を構成している場合、計4個のヘッドの内何れかのヘッ
ドに目詰まりが発生しても、各音声チャネルの情報は1/
5もしくは2/5が喪失するが、目詰まりの影響を受けてい
ない他のセグメントのデータから、誤り訂正による復元
もしくは前後のサンプルによる平均値補間によって支障
の無い再生音が得られる仕組みとなっている。
一方、周知のことであるが、テレビジョン方式におい
ては、NTSC方式とPAL方式の間には、その走査線本数、
フィールド周波数の違いから所要周波数帯域も異なり、
また色信号処理方式の違い等、これらの信号を記録する
VTRもアナログ方式においては、従来別々の物であっ
た。しかし、デジタルVTRにおいては、一旦デジタル符
号化された以降の段階ではデータレイトの違い以外に両
者を区別して処理を行う大きな理由は無くなっている。
従って、1台のVTRを用いて切り替え使用により、NTSC
及びPAL信号の両方を記録できるVTRが実現できる。この
場合、周波数帯域及びフィールド周波数との関連から、
NTSC、PALの各々の場合、回転ドラムを従来のアナログV
TRの各々3倍、4倍に上げて2チャンネル4ヘッド記録
で実現する方法が考えられる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来例では1フィールドを単位とし
た、複数の音声チャンネルの記録セグメントの配置につ
いての基本的な考え方は示されているが、この配置規則
を表わす具体的な方法や、より具体性が必要な上述した
テレビジョン方式の違いまで考慮された音声チャンネル
のセクタ配置については、先に述べた引例には記載され
ていない。
本発明の問題は、上記の問題を克服し、VTR装置のハ
ードウエアまで考慮した実用性の高い記録方法及び記録
再生装置を提供する事にある。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明のデジタル信号記
録方法及びデジタル信号記録再生装置は、 (1)M(M≧2)チャンネルの音声信号をデジタル符
号化し、前記デジタル符号化された音声信号を映像信号
の単位期間でブロック化し、前記映像信号の単位期間が
N(N≧2)本の映像及び音声信号領域から成る記録ト
ラックから構成され、前記音声信号の記録領域が映像信
号の記録領域とは異なる1トラック当りM個の分割され
た領域から構成される記録テープパターンを有する回転
ヘッド型VTRにおいて、NとMの公倍数に等しいトラッ
ク数を周期として、前記Mチャンネルの音声信号を前記
M個の記録領域に順次割り当てるステップからなる。
(2)M(M≧2)チャンネルの音声信号をデジタル符
号化する手段と、前記デジタル符号化された音声信号を
映像信号の単位期間でブロック化する手段と、前記映像
信号の単位期間をN(N≧2)本の映像及び音声信号領
域から成る記録トラックに分割し、前記音声信号の記録
領域が映像信号の記録領域とは異なる1トラック当りM
個の分割された領域から構成する手段を有する回転ヘッ
ド型VTR装置であって、NとMの公倍数に等しいトラッ
ク数Lを周期情報として、記録時には前記Mチャンネル
の音声信号を前記M個の記録領域に順次割り当てる手段
と、前記周期情報Lの識別コードを前記デジタル符号化
された音声に付随して記録信号中に挿入する手段と、再
生時には前記周期情報Lの識別コードの再生検出手段
と、前記識別コードの検出結果に基づきMチャンネルの
音声信号を再生検出する手段とから成る。
作用 上記の方法により、本発明ではNTSC及びPAL等のテレ
ビジョン方式の違い(ドラム回転数の違いによる1フィ
ールドを構成するトラック数の違い)にも係わらず、ヘ
ッドの目詰まり及びテープ傷に起因する長いドロップア
ウトの発生に対し、その影響を最小限にとどめるために
行う、デジタル符号化された各音声チャンネル信号のセ
グメント化された記録領域への割り当てを、効率的に一
つのアルゴリズムで共通化することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例によるデジタル信号記録方
法によるテープフォーマットパターン図である。
同図において、100は磁気記録テープ、向かって右か
ら第1番目のペアトラックの101〜102は映像信号トラッ
ク、103〜110は音声信号トラックで、以降は番号の付与
は省略する。103〜110には4チャンネルの音声信号がA1
(音声チャンネル番号1を表し、以下同様)、A2,A3,A4
で示された領域に記録される。
第1図に示す記録テープフォーマットは、音声を映像
信号トラックの延長線上のテープの両端部分に1トラッ
ク当り2個×2の計4個の独立した領域に記録するもの
で、用いられるヘッド構成としてはここでは図示しない
が、回転ドラムに搭載された180度対向した2個のペア
ヘッド計4個により記録トラックが形成される。また回
転ドラムはNTSC方式の場合、従来の毎分1800回転の3倍
の速度で、PAL方式の場合は従来の毎分1500回転の4倍
の速度で回転され、各方式では1フィールド当り3ペア
トラック計6トラック及び4ペアトラック計8トラック
から構成される。
また、隣接するペアトラックでは同一音声チャンネル
を割り当てているが、これは本発明とは直接関係はない
が、狭トラックによる高密度記録の条件下トラッキング
精度の向上に限りがある場合、各音声チャンネルを単独
に書換え編集する場合の編集対象とならない音声チャン
ネルへの悪影響等を考慮したものである。
第1図のフォーマットでは2つの規則に基づいて音声
チャンネルA1〜A4が各セグメントに割当られている。
第1には1個のヘッドで形成される1本の記録トラッ
クには4個のセグメントを配して、ヘッド目詰まりの影
響を各音声チャンネル間でできるだけ分散させるため、
1本のトラックには必ずA1〜A4の各チャンネルが存在す
る点であり、言い換えれば1本のトラックに2回以上同
一音声チャンネルを含まない点である。
第2には、テープガイドポスト等により発生する長手
方向の傷の影響を避けるため、テープ幅方向に配置され
る4種類の各セグメントに割当られるA1〜A4のテープ長
さ方向での存在確率を長期間に渡って均一にし、且つ同
一音声チャンネルの距離を最大限にとることである。
上記の規則に基づくと、音声チャンネルのセグメント
割当は1例として、第1図に示す様に4ペアトラックを
1周期として繰り返すため、PAL方式の場合は1フィー
ルド周期となるが、NTSC方式の場合は3ペアトラックと
4チャンネルの公倍数である12ペアトラック4フィール
ド周期をとる。
第2図には第1図に示した配列をも含む本発明の考え
方による他の配列をも模式的に示したもので、更に詳し
く本発明に基づく配列規則を具体的に説明する。この場
合、ペアトラックは同一音声チャンネルのため、省略し
て記載している。同図において、(a)は第1図と同一
であるが、(a′)は第2図の向かって右から2番目の
トラックの下部の選択としてA3の代わりにA4も可能であ
ることを示す。また図示しないが同図2番目のトラック
の上部の選択もA1、A2の2通りの可能性が更に追加され
る。同図(b)及び(b′)は第1トラックのA1の次に
A3を選んだ場合であり、(c)及び(c′)はA4を選ん
だ場合であり、何れも右から2番目トラック上部の2通
りの選択は省略してある。また、第1トラック下部の開
始点にA1でなくA2,A3,A4を選んだ場合(全部で4通り)
も可能となり、第1図の実施例では都合、図示した6通
り×2×4=48通りのバリエーションがある。しかしな
がら、これらに共通するのは先に述べた2つの規則であ
り、何れのフォーマットを選択してもこの2つの観点か
ら眺めた場合、それらの間に性的な差異は無い。従っ
て、本発明では第1図記載のフォーマットのみが本発明
で限定されるものでなく、第2図に示すごとく様々な変
形が考えられる。
上述した音声チャンネルのセグメント配置により、ヘ
ッドの目詰まりやテープ傷によっても特定のチャンネル
だけがダメージを受けることなく、その影響は各チャン
ネル間で分散され、誤り訂正や補正により再生信号品質
が損なわれることの無いレベルにまで低減することが可
能となる。
また、NTSC方式とPAL方式の間ではトラック数が異な
っても配列規則は同一のアルゴリズムで統一でき、その
結果配列規則をを決めるアドレスデコーダ等のハードウ
エア部分も共通使用できる。
第3図は本発明の一実施例による記録再生装置である
デジタルVTRの概略の構成図であり、本発明に直接関係
の無い映像信号ブロックは省略されている。同図におい
て、300は4チャンネルアナログ音声信号入力端子、301
は4チャンネルADコンバータ、302は4チャンネルのデ
ジタル符号化音声信号を時分割多重するマルチプレク
サ、303は映像信号の1フィールド期間に相当する音声
信号を記憶するフィールドメモリ、304はフィールドメ
モリ303のアドレスを供給するアドレスコントローラ、3
05は音声信号部分のみを対象とした誤り訂正符号である
アウターコードを生成するアウターECC発生器、306は映
像信号入力端子、307は映像信号と音声信号及びアドレ
スコントローラ304から出力される音声チャンネルのセ
グメント配置を識別するためのID信号とを切り替え多重
化し、2系統出力を得るマルチプレクサ、308は映像及
び音声信号に対し共通の誤り訂正符号であるインナーコ
ードを生成するインナーECC発生器、309は変調器及び記
録アンプ等から構成される記録回路、310,311はペア記
録ヘッド、312,313はペア再生ヘッド、314は再生アン
プ、波形整形回路、クロック再生回路及び復調回路等で
構成される再生回路、315はインナーコードによる誤り
訂正を行うインナーエラー訂正回路、316は映像信号出
力端子、317は2系統の再生信号を一本化するマルチプ
レクサ、318は音声信号と共に記録された音声チャンネ
ルのセグメント装置を識別するためのIDコードの検出を
行うIDデコーダ、319は再生側のフィールドメモリ、320
はフィールドメモリ319にアドレスを供給する再生側ア
ドレスコントローラ、321はアウターコードによる誤り
訂正を行なうアウターエラー訂正回路、322は訂正不能
状態になった場合、時間軸上の前後のサンプルによる平
均値補間を行い、補正サンプルを内挿する補正回路、32
3は記録側のマルチプレクサ302とは対をなし、4チャン
ネル音声信号に戻すデマルチプレクサ、324は4チャン
ネルDAコンバータ、325は4チャンネルアナログ音声信
号出力端子である。
次いで、第3図の動作説明に移る。端子300から入力
された4チャンネルのアナログ音声信号はADコンバータ
301により、デジタル符号に変換され、マルチプレクサ3
02でチャンネル多重化された後、フィールドメモリ303
に1フィールドを単位として、音声信号時系列に従って
一旦書き込まれる。その際の書き込みアドレスはアドレ
スコントローラ304から供給される。フィールドメモリ3
03は通常2ページ構成をとり、音声信号が一方のメモリ
に、連続的に書き込まれている間、他方ののメモリから
は、アウターコードの生成のための読みだし/書き込み
及び記録信号を得るための読みだしが行なわれる。1フ
ィールド期間の4チャンネル音声信号の書き込みが終了
すると、書き込みの時系列とは異なる順序で読みだされ
た音声信号からアウターコードの生成がアウターECC発
生器305により行なわれる。アウターECC発生器305は通
常予め定められた生成多項式にも基づき入力信号列から
剰余多項式を求め、これを誤り検査符号として入力信号
に付加する。本発明では直接関係が無いため特に限定し
ないが、できるだけ符号間距離の大きい訂正能力の優れ
たものが望まれる。生成されたアウターコードは再びフ
ィールドメモリ303に書き込まれ、アウターコードの生
成が終了した後、映像信号とのタイミングを合わせて、
書き込みの時系列ともアウターコード生成の順序とも異
なる予め定められた順序で時間軸圧縮され、第1図に示
す映像信号の両端に位置するタイミングで読みだされ
る。
この読みだし順序が、本発明のポイントとなる各音声
チャンネルのセグメント割当そのものに対応する。ま
た、本発明ではNTSC方式とPAL方式において共通のフォ
ーマットを用いるため、従来別々のフォーマットを用い
ていた場合に比べ、ハードウエア構成に無駄が無く、特
にLSI化する場合はROM等で構成する場合が多い読みだし
アドレスデコード回路をコンパクトに実現でき、メリッ
トは大きい。更に、アウターコードの生成を始めとする
信号処理の基本がフィールド単位であるため、4フィー
ルド周期で音声チャンネルのセグメント配置が変化する
NTSC方式の場合には、アドレスコントローラ304の出力
から何フィールド目かを識別する識別信号を出力し、音
声信号と共に例えば、ブロック同期の直後に設けられた
IDエリアを用いて記録する方法が考えられる。このID信
号は再生時のフィールド同期をとるために必要であり、
これが解らないと再生時に各音声チャンネルの信号が混
ざり合って正常な再生信号が得られない。マルチプレク
サ307では端子306から入力される映像信号とフィールド
メモリ303から読みだされた音声信号とID信号を多重化
し、かつ2系統に分配する。映像信号と時分割多重され
た音声信号はインターECC発生器308で共通のインナーコ
ードが付加され、記録回路309で変調され、更に記録電
流波形への変換及び図示していないが、180度スイッチ
ングを受け、記録ペアヘッド310,311をドライブする。
次ぎに再生動作の説明に移ると、再生ペアヘッド312,
313で検出された再生信号は再生ヘッドアンプ、180度ス
イッチング、波形等価処理、波形整形処理、クロック再
生、復調、ブロック同期検出保護等の機能を包括する再
生回路314を経て、インナーエラー訂正回路315に入力さ
れる。記録ブロック内の信号から構成されているインナ
ーコードによる訂正が終了すると、再び映像信号と音声
信号は別系統の処理を受けるため、端子316から映像信
号が出力され、音声信号はマルチプレクサ317で2系統
信号の一本化処理を受けた後、再生側フィールドメモリ
319に書き込まれる。再生側フィールドメモリ319は2ペ
ージあるいは3ページ構成の1フィールド期間の容量の
メモリからなり、再生信号の書き込み順序は記録側フィ
ールドメモリ303の読みだし順序に対応している。一方
各ブロックのIDエリアに記録されたフィールド番号はID
デコーダ318で解読され、アドレスコントローラの書き
込み音声チャンネルを示すアドレスを制御して、フィー
ルドメモリ319に到来する再生信号が正しいアドレスに
書き込まれるように処理される。1フィールド単位の再
生信号の書き込みが終了すると、記録時にアウターコー
ドを再生した信号アドレスと同一のアドレスがアドレス
コントローラ320から供給され、フィールドメモリ319か
ら読みだされた信号はアウターエラー訂正回路321でア
ウターコードによる誤り訂正が実行される。誤り訂正動
作は記録時と同一の生成多項式で再生信号を除算し、剰
余が無ければ誤りなしと判定し、剰余があればその値か
ら誤り値と訂正データを作成できる。本発明の第1図に
示すフォーマットはPAL方式の場合、特定のヘッドに目
詰まりが発生しても1フィールド4ペアトラックのデー
タの内、各チャンネル共1/4のデータは喪失するが、あ
との3/4は有効であり、セグメント間にわたって構成さ
れることになるアウターコードにより残りの部分からの
訂正復元は十分に可能であり、NTSCの場倍も2/6或は1/6
のデータが喪失するがこれも十分に復元が可能である。
アウターによる誤り訂正を行い、被訂正信号をフィー
ルドメモリ319に再度書き込み、訂正動作が終了する
と、元の音声の時系列に従って連続的にフィールドメモ
リ319から音声信号が読みだされる。次に訂正不能の誤
りが発生した場合のみ、補正回路322が作動し、時間軸
上の前後のサンプルから平均値演算による補間操作が行
なわれる。その後はデマルチプレクサ323による4チャ
ンネル並列の音声信号への復元、DAコンバータ324によ
るアナログ信号への変換、端子325からの4チャンネル
アナログ音声信号の出力が行なわれる。
以上述べたごとく本発明によれば、簡単なアルゴリズ
ムに基づく音声チャンネルのセグメント割当が、ヘッド
目詰まりテープ傷等の長いドロップアウトに対してもそ
の影響を効果的に分散させ、訂正可能なレベルへと低減
させる事ができ、且NTSCやPALといった方式の違いに対
してもその効果を有効的に発揮できハードウエアも簡単
化できる特徴を有する。
以上述べた本発明の実施例では、4チャンネルの音声
信号をNTSC方式の場合2ペアヘッドによる3倍速回転
で、PAL方式の場合4倍速回転でドラム回転を行なった
例について述べたが、この考え方は一般性を失うことな
く、任意の音声チャンネル数とトラック数から構成され
る場合に容易に拡張可能である。
即ち、音声チャンネルが2以上の場合これをMとし、
トラック数が1フィールド(或はフレーム等映像信号に
基づく単位に従う)当り2以上の場合これをNとし、各
トラックにはM個のセグメントから成る音声記録領域が
用意されておれば、MとNの関係において、N=Mの場
合は1フィールド周期で音声チャンネルのセグメントへ
の割当は完結し、N≠Mで且つ互いに割り切れない場
合、NとMの公倍数のトラック数を周期として音声チャ
ンネルのセグメントへの割合を行い、N>Mで且つ割り
切れる場合は1フィールドに収まり、N<Mで且つ割り
切れる場合はM/Nフィールド周期として音声チャンネル
のセグメントへの割当を行う。
発明の効果 本発明では以上述べた構成により、ヘッド目詰まりや
テープ傷に起因する長いドロップアウトの発生に対し
て、従来1フィールドの枠の中で行っていた音声チャン
ネルの各記録セグメントへの割当のこの枠を越えて行う
事により、よりきめ細かい対応ができ、各音声チャンネ
ルに対し完全に均等な条件を得、誤り訂正能力及び補正
能力の向上に効果が大きい。
またNTSCやPALといった方式の違いに対しても、デジ
タル化音声信号をセグメント記録領域に割り当てるハー
ドウエアも共通使用できアルゴリズムの単純化及び装置
の簡略化にもその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による記録テープフォーマッ
トパターン図、第2図は本発明の他の一実施例による記
録テープフォーマットパターンの概略図、第3図は本発
明の一実施例による記録再生装置の概略構成図、第4図
は従来例のフォーマット図である。 101〜102……映像信号記録トラック、103〜110……音声
信号記録トラック、301……ADコンバータ、303……記録
側フィールドメモリ、304……記録側アドレスコントロ
ーラ、305……アウターECC発生器、307……マルチプレ
クサ、318……IDデコーダ、319……再生側フィールドメ
モリ、320……再生側アドレスコントローラ、321……ア
ウターエラー訂正回路、322……補正回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 匡 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 上原 年博 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】M(M≧2)チャンネルの音声信号をデジ
    タル符号化し、前記デジタル符号化された音声信号を映
    像信号の単位期間でブロック化し、前記映像信号の単位
    期間がN(N≧2)本の映像及び音声信号領域から成る
    記録トラックから構成され、前記音声信号の記録領域が
    映像信号の記録領域とは異なる1トラック当りM個の分
    割された領域から構成される記録テープパターンを有す
    る回転ヘッド型VTRにおいて、NとMの公倍数に等しい
    トラック数を周期として、前記Mチャンネルの音声信号
    を前記M個の記録領域に順次割り当てることを特徴とし
    たデジタル信号記録方法。
  2. 【請求項2】映像信号の1フィールド期間がNTSC方式の
    場合は3対の記録トラックで、PAL方式の場合は4対の
    記録トラックで構成され、各記録トラックには4チャン
    ネルのデジタル音声信号を記録する4個の独立した記録
    領域を有する回転ヘッド型VTRにおいて、前記NTSC方式
    と前記PAL方式において同様に、前記4チャンネル音声
    信号を前記4個の記録領域に順次割り当てることを特徴
    とした特許請求の範囲第1項記載のデジタル信号記録方
    法。
  3. 【請求項3】M(M≧2)チャンネルの音声信号をデジ
    タル符号化する手段と、前記デジタル符号化された音声
    信号を映像信号の単位期間でブロック化する手段と、前
    記映像信号の単位期間をN(N≧2)本の映像及び音声
    信号領域から成る記録トラックに分割し、前記音声信号
    の記録領域が映像信号の記録領域とは異なる1トラック
    当りM個の分割された領域から構成する手段を有する回
    転ヘッド型VTR装置であって、NとMの公倍数に等しい
    トラック数Lを周期情報として、記録時には前記Mチャ
    ネンネルの音声信号を前記M個の記録領域に順次割り当
    てる手段と、前記周期情報Lの識別コードを前記デジタ
    ル符号化された音声に付随して記録信号中に挿入する手
    段と、再生時には前記周期情報Lの識別コードの再生検
    出手段と、前記識別コードの検出結果に基づきMチャン
    ネルの音声信号を再生検出する手段とからなることを特
    徴としたデジタル信号記録再生装置。
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