JP3077312B2 - デジタル映像信号記録または再生装置 - Google Patents

デジタル映像信号記録または再生装置

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JP3077312B2
JP3077312B2 JP03277912A JP27791291A JP3077312B2 JP 3077312 B2 JP3077312 B2 JP 3077312B2 JP 03277912 A JP03277912 A JP 03277912A JP 27791291 A JP27791291 A JP 27791291A JP 3077312 B2 JP3077312 B2 JP 3077312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のテレビジョン
標準方式に対応可能な、デジタル映像信号記録または再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンポネント形式の映像信号
(Y,R−Y,B−Y)をデジタル記録するD−1方
式、いわゆる4:2:2方式のVTR(D−1VTR)
が知られている。このD−1VTRでは、1フィールド
分の映像データが、ライン数525本・公称フィールド
周波数60Hz の525/60方式の場合、傾斜トラッ
ク10本分の20個のビデオセクタにわたって記録され
る。また、ライン数625本・フィールド周波数50H
z の625/50方式の場合は、傾斜トラック12本分
の24個のビデオセクタにわたって記録される。
【0003】これにより、D−1方式の傾斜トラックの
パターンは、フィールド周期、換言すれば、画像の構成
画素数が異なる両標準方式に対して、実質的に共通とな
り、データの伝送速度を同一とすることができる。ま
た、データの伝送速度を低減するため、D−1VTRで
は、例えば、4個の回転磁気ヘッドによる4チャンネル
処理方式が採用されている。
【0004】D−1VTRの1フレーム分の画像データ
は、525/60方式の場合、図7に示すように、輝度
信号Yが、水平方向(ライン当り)の画素数Px:72
0、垂直方向のライン数Ln:500であり、1対の色
信号Cr,Cbが、それぞれライン当りの画素数Px:
360、垂直方向のライン数Ln:500である。そし
て、輝度信号Y、色信号Cr,Cbの各画素の量子化数
Qvは、いずれも10ビットである。
【0005】また、625/50方式の場合、図8に示
すように、輝度信号Yが、ライン当りの画素数Px:7
20、垂直方向のライン数Ln:600であり、1対の
色信号Cr,Cbが、それぞれライン当りの画素数P
x:360、垂直方向のライン数Ln:600である。
そして、輝度信号Y、色信号Cr,Cbの各画素の量子
化数Qvは、いずれも10ビットである。
【0006】D−1VTRでは、音声信号は48kHz
でサンプリングされるが、同図に示すように、1フレー
ム期間のチャンネル当りのサンプル数Sxは1920個
であり、量子化数Qsは、いずれも24ビットである。
なお、525/60方式の場合、括弧内に示すように、
チャンネル当りのサンプル数Sxは1600個である。
また、いわゆる4:2:2:4方式のVTRでは、図7
に破線で示すように、制御及び特殊効果のために、輝度
信号Yと同じデータ量のキー信号Kyが併用される。
【0007】近時、上述の両標準方式に比べて格段に精
細度を向上させた、高精細度テレビジョン方式、いわゆ
るHD方式が提案されている。このHD方式では、1フ
レーム分の画像データは、例えば図9に示すように、輝
度信号Yが、ライン当りの画素数Px:1920、垂直
方向のライン数Ln:1035であり、1対の色信号P
r,Pbが、それぞれライン当りの画素数Px:96
0、垂直方向のライン数Ln:1035である。そし
て、輝度信号Y、色信号Pr,Pbの各画素の量子化数
Qvは、いずれも8ビットである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、デジタ
ル記録された画像は、多数回のコピーを経ても画質の劣
化が少ないため、デジタルVTRは、例えば、業務用の
ビデオテープ編集に賞用される。このビデオテープ編集
では、1フレーム単位で編集点を設定することが一般的
である。
【0009】ところが、従来の機器では、映像信号の放
送方式に応じて、画像の構成画素数が異なり、テープは
それぞれの方式に応じたフォーマットに固定されている
ために、各方式に応じた記録再生機が1対1対応で必要
であった。従って、従来は、画像の構成画素数に拘ら
ず、実時間で編集可能なデジタル記録・再生を行うこと
ができないという問題があった。
【0010】近年、コンピュータによる画像処理が一般
化してきており、更にコンピュータグラフィックス(C
G)あるいはメディカルエレクトロニクス(ME)など
で、従来のテレビジョン標準方式にとらわれず、必要に
応じて最適な画素構成を選択することが一般的になりつ
つある。このため、あらゆる方式に共通に使用すること
が可能な画像の記録/再生装置が望まれている。
【0011】かかる点に鑑み、この発明の目的は、画像
の構成画素数に拘らず、共通の装置を用いて、複数の方
式の映像信号を共通の媒体にデジタル記録または再生す
ることができる、デジタル映像信号記録または再生装置
を提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1のこの発明は、複数
の標準方式のデジタル映像信号を媒体Dに記録するデジ
タル映像信号記録装置であって、複数の標準方式に対応
するデジタル映像信号がそれぞれ供給される複数のイン
タフェース手段11a〜11nと、この複数のインタフ
ェース手段の1つを選択する選択手段12と、複数の標
準方式の画面設定情報を格納する記憶手段と、この画面
設定情報の内、選択手段12により選択されたインタフ
ェース手段11a〜11nに対応する特定基準方式の画
面設定情報に基づいて、当該選択されたインタフェース
手段11a〜11nを介して供給される画面単位のデジ
タル映像信号から複数のコードブロックデータを形成す
るエンコード手段31,36と、複数のコードブロック
データを所定の順序に配列して記録データを形成する記
録データ形成手段32,37とを備えるデジタル映像信
号記録装置である。
【0013】第2のこの発明は、媒体に記録されたデー
タを再生してデジタル映像信号を出力するデジタル映像
信号再生装置であって、複数の標準方式にそれぞれ対応
する複数のインタフェース手段11a〜11nと、この
複数のインタフェース手段11a〜11nの1つを選択
する選択手段12と、媒体から再生されたデータ中に所
定の順序で配列される複数のコードブロックデータを分
別する再生データ分別手段34,37と、複数の標準方
式の画面設定情報を格納する記憶手段と、画面設定情報
の内、選択手段12により選択されたインタフェース手
段11a〜11nに対応する特定基準方式の画面設定情
報に基づいて、分別された複数のコードブロックデータ
から特定標準方式の画面単位のデジタル映像信号を形成
するデコード手段35,36とを備え、このデコード手
段35,36の出力を選択されたインタフェース手段1
1a〜11nに供給するようにしたデジタル映像信号再
生装置である。
【0014】
【作用】この発明によれば、共通の装置を用いて、複数
の方式の映像信号が共通の媒体にデジタル記録または再
生される。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しながら、この発明
によるデジタル映像信号記録または再生装置の一実施例
について説明する。
【0016】この発明の一実施例の構成を図1に示す。
図1において、1a,1bはそれぞれ525/60方
式,625/50方式に対応するD−1VTRであり、
1nはHD方式に対応するデジタルVTRであって、各
VTR1a,1b,1nは、図示を省略した他の方式の
デジタルVTRと共に、各標準方式に専用のインタフェ
ース11a,11b‥‥11nを介して、セレクタ12
にそれぞれ接続される。また、各インタフェース11a
〜11n内のメモリ(図示は省略)には、前述のような
各方式の画像データ等のディメンジョン(Px×Ln×
Qv)が格納される。
【0017】20はシステム制御回路(マイクロプロセ
ッサ)であって、データバス21を介して、各インタフ
ェース11a〜11n及びセレクタ12に接続される。
この実施例では、装置を単独、いわゆるスタンド・アロ
ーンで使用するため、記録キー22,再生キー23を設
けるが、破線で示すように、ホストコンピュータHCに
よる制御も可能である。
【0018】31はエンコーダ、32はフォーマッタで
あって、このエンコーダ31には、セレクタ12を介し
て、複数のインタフェース11a〜11nのいずれか1
つ、例えば525/60方式のインタフェース11aが
接続される。記録モードでは、エンコーダ31の出力
が、フォーマッタ32を介して、光学ヘッド33に供給
され、光磁気ディスクのような適宜の媒体Dに記録され
る。34はセパレータ、35はデコーダであって、再生
モードでは、光学ヘッド33の再生信号が、セパレータ
34を介して、デコーダ35に供給される。このデコー
ダ35には、セレクタ12を介して、例えば525/6
0方式のインタフェース11aが接続される。
【0019】記録モードでは、エンコーダ31とフォー
マッタ32とが、マイクロプロセッサ20によりそれぞ
れシーケンサ36,37を介して制御される。また、再
生モードでは、セパレータ34とデコーダ35とが、マ
イクロプロセッサ20によりそれぞれシーケンサ37,
36を介して制御される。そして、光磁気ディスクDを
駆動するモータ41は、マイクロプロセッサ20により
記録・再生の両モードにおいて、駆動制御回路40を介
して制御される。
【0020】次に、図2〜図6をも参照しながら、この
発明の一実施例の動作について説明する。まず、図1に
実線で示すように、525/60方式対応のD−1VT
R1aとこの方式に専用のインタフェース11aが接続
されている場合の記録動作について説明する。
【0021】この場合、マイクロプロセッサ20に制御
されて、セレクタ12により、インタフェース11aが
選択され、このインタフェース11aとセレクタ12と
を介して、前出図7に示すような525/60方式の画
像データがエンコーダ31に供給される。また、インタ
フェース11aの選択に応じて、内蔵のメモリ(図示は
省略)に格納された、525/60方式の画面設定情報
や画像データ等のディメンジョン(Px×Ln×Qv)
がマイクロプロセッサ20に取り込まれて、シーケンサ
36には、マイクロプロセッサ20により、以下に述べ
るようなデータブロックの分割シーケンスが設定され
る。
【0022】エンコーダ31においては、前述のD−1
VTRと同様に、4チャンネル処理が行なわれて、図2
A,Bに示すように、各ラインの画素が、4チャンネル
に順次振り分けられる。この4チャンネル振分けでは、
輝度信号Yは単独で、色信号Cr,Cbは合体して処理
されて、各チャンネルの画像データのディメンジョン
は、図2Cに示すように、輝度信号Y,色信号Cr+C
bのいずれもが、ライン当り画素数Pxd:180、垂直
方向のライン数Ln:500となる。なお、このチャン
ネル振分けで画素が足りない場合は、所要のダミー画素
が適宜追加される。
【0023】次に、図3A,Bに示すように、各ライン
の10ビットの画素Pi 〜Pi+3 が一連に並べられ、8
ビットずつに区切られて、一連のデータWi 〜Wi+4 に
変換される。この変換で端数がでた場合には、8ビット
になるようダミーデータが適宜追加される。これによ
り、変換後の1チャンネル当りのデータのディメンジョ
ンは、図3Cに示すように、ライン当りのワード数W
c:225、垂直方向のライン数Ln:500となる。
【0024】そして、図3Cに示すように、変換後の各
チャンネルの映像データが、例えば、水平方向に3列、
垂直方向に5行のブロックS11〜S53に分割されて、各
ブロックのディメンジョンは、水平方向のワード(バイ
ト)数Wcd:75、垂直方向のライン数Lnd:100と
なる。この実施例では、水平方向の75バイトが記録デ
ータの最小単位とされると共に、個々のブロックがコー
デイングの最小単位とされて、次のようなサイズで、各
ブロックに対してエラー訂正コード(ECC)が付加さ
れる。 内符号サイズ: 75バイト 外符号サイズ:100バイト
【0025】上述の一連の処理を要約すると、この実施
例では、525/60方式の映像データは次の表1に示
すようにエンコードされる。
【0026】
【表1】
【0027】上述のブロック分割においては、一般に、
1チャンネル当りの変換データの水平方向を60〜12
0バイトの範囲でn列に分割すると共に、垂直方向を同
じく60〜120ラインの範囲でm行に分割してブロッ
クサイズを設定することができるが、データ量を抑える
場合、ブロックサイズは追加データが最小になるように
設定される。また、エラー訂正能力を重視する場合は、
ブロックサイズを指定(固定)として、適宜のダミーデ
ータを補うことになる。
【0028】音声データは、映像データと同様に、前出
図8に示すようなチャンネルA1〜A4の1600×2
4ビットのデータが、それぞれ4つのチャンネルに分配
されて(図2A,B参照)、分配後のチャンネルのデー
タサイズは、図4Aに示すように、それぞれ1200バ
イトとなる。この分配後の各チャンネルの音声データ
が、同図Bに示すように、2次元に並べ替えられて、2
つのブロックに分割され、次のようなサイズで、各ブロ
ックにエラー訂正コードが付加される。 内符号サイズ:60バイト 外符号サイズ:10バイト
【0029】更に、エンコーダ31では、シャッフル、
シンクブロック化などの処理が施され、エンコーダ31
の出力データがフォーマッタ32に供給される。一方、
シーケンサ37には、図3,図4に示すような各データ
ブロックのディメンジョンがマイクロプロセッサ20に
より設定され、フォーマッタ32においては、この設定
に従ってエンコーダ31の出力データが処理されて、所
定のセクタサイズに対応するように、上述のようなコー
ドブロックを適宜にlcb箇連ねてセクタが構成される。
フォーマッタ32の出力が光学ヘッド33に供給され
て、ディスクDには、所定のフォーマット(詳細は後
述)に則して、データが記録される。
【0030】セクタのサイズは、編集単位やアクセスス
ピード等を考慮して、予め適宜設定される。ビデオデー
タは1つのコードブロックが1つのセクタとされるが、
音声データはコードブロックが小さいため、フレーム内
の2コードブロックをまとめて1つのセクタとされる。
【0031】525/60方式(30フレーム/秒)の
場合、1フレーム当りの映像データと音声データは、そ
れぞれ次のような構成となり、ラインのサンプル数・ラ
イン数・量子化数と、コードブロックの行列数及びセク
タ長(Pxd×Ln×Qv,n×m×lcb)のディメンジ
ョン・データが、セクタ先頭のIDにセットされて記録
される。 Y: 15×4セクタ/フレーム ; A1:1×4セクタ/フレーム Cr+Cb:15×4セクタ/フレーム ; A2:1×4セクタ/フレーム (Key: 15×4セクタ/フレーム); A3:1×4セクタ/フレーム A4:1×4セクタ/フレーム
【0032】このデータはその記録ファイルに対応する
ディレクトリに記録終了後書き込まれ、各セクタ先頭の
IDと共に、再生時、データ再構築の参照データとして
用いられる。また、サーチ,ジャンプ時にも、このID
が参照される。
【0033】次に、図5,図6を参照しながら、この実
施例の記録フォーマットについて説明する。525/6
0方式の場合、1フレーム当り、各チャンネルの映像デ
ータは、上述のように15セクタとなり、図5Aに示す
ように、それぞれセクタIDが付与された15セクタが
一連に記録される。同図Bに示すように、各セクタはア
ドレス部ADRSと、データ部DATAとから構成され
る。
【0034】このデータ部DATAは、同図Cに示すよ
うに、プリアンブルPAと編集ギャップEGとの間に、
同期パターンSYNC,データマークDM,タイムコー
ド・ユーザビットTC/UB,誤り検出符号CRCと、
データDATAとが一連に挿入されて構成される。更
に、データDATAは、同図Dに示すように、同期パタ
ーンSYNC,セクタアドレス+同期アドレスID,デ
ータDATAの繰り返しで構成される。各構成部分のサ
イズは、例えば、次のようである。 PA,EG:30バイト; SYNC,CRC,ID:2バイト DM: 1バイト; TC/UB: 8バイト
【0035】また、アドレス部ADRSは、図6Bに示
すように、プリアンブルPAと編集ギャップEGとの間
に、同期パターンSYNC,アドレスマークAM,I
D,アドレスADDRESS,誤り検出符号CRCが一
連に挿入されて構成される。そして、IDは、同図Cに
示すように、トラックID(TRK−ID),チャンネ
ルID(CH−ID)と、前述のようなディメンジョン
・データ、即ち、ラインのサンプル数Pxd,ライン数L
n,量子化数Qv,コードブロックの行数m,列数n,
セクタ長lcbとから構成される。また、アドレスADD
RESSは、同図Dに示すように、ハードウェアアドレ
ス(トラック番号)HARD−ADRS,フレーム番号
FRAME−ADRSと、フレームごとのセクタアドレ
スSECTOR−ADRSから構成される。アドレス部
ADRSに特有の部分のサイズは、例えば、次のようで
ある。 AM,TRK−ID,CH−ID: 1バイト n,m,lcb: 1バイト HARD−ADRS,FRAME−ADRS:2バイト SECTOR−ADRS: 1バイト
【0036】次に、図1に実線で示すように、525/
60方式対応のD−1VTR1aとインタフェース11
aが接続されている場合の、この実施例の再生動作につ
いて説明する。
【0037】再生時は、記録時とは逆に、光学ヘッド3
3からの再生信号がセパレータ34に供給され、同時に
再生されたIDに従って、図3Cに示すようなコードブ
ロックに再構成される。このとき、前述のような構成ブ
ロックのディメンジョン・データがマイクロプロセッサ
20に取り込まれ、シーケンサ36には、マイクロプロ
セッサ20により、分割とは逆の、データブロックの再
構成シーケンスが設定される。
【0038】デコーダ35においては、セパレータ34
の出力データから、図3,図2に示されるような中間段
階を経て、前出図7,図8に示すような映像データと音
声データとが再構成される。そして、セレクタ12も再
生信号のIDに従って選択され、デコーダ35からの映
像データと音声データとが、対応するインターフェース
11aを介して、D−1VTR1aに供給される。
【0039】625/50方式(25フレーム/秒)の
場合、記録時には、前述と同様の処理により、映像デー
タは前出の表1に示すようにエンコードされる。この場
合、フレーム当たりのデータ量が多いため、映像データ
は、525/60方式と同じブロックサイズで、3列×
6行に分割される。
【0040】また、音声データは、図4Aの括弧内に示
すように、分配後の各チャンネルのデータサイズがそれ
ぞれ1440バイトとなる。この分配後の音声データ
が、同図Cに示すように、2次元に並べ替えられて、3
つのブロックに分割され、次のようなサイズで、各ブロ
ックにエラー訂正コードが付加される。 内符号サイズ:60バイト 外符号サイズ: 8バイト
【0041】そして、1フレーム当たりの映像データと
音声データは、それぞれ次のような構成となる。 Y: 18×4セクタ/フレーム ; A1:1×4セクタ/フレーム Cr+Cb:18×4セクタ/フレーム ; A2:1×4セクタ/フレーム (Key: 18×4セクタ/フレーム); A3:1×4セクタ/フレーム A4:1×4セクタ/フレーム
【0042】また、HD方式で静止画を記録する場合、
前述と同様の処理により、映像データは前出の表1に示
すようにエンコードされる。そして、1フレーム当たり
の映像データは、それぞれ次のような構成となる。 Y:30×4セクタ/フレーム ; Pr,Pb:15×4セクタ/フレーム
【0043】この場合、アクセススピードにさほどきび
しい要求が出ないことを見込んで、1セクタ当りのコー
ドブロック数lcb:4として、セクタサイズを比較的大
きく設定してある。また、Pr,Pbは別個のセクタに
割り当てられる。
【0044】以上詳述のように、この実施例では、各テ
レビジョン方式の画像の構成画素数に応じて、適宜の数
及び長さの記録セクタを設定し、このセクタにフレーム
単位の映像信号をデジタル記録するようにしたので、画
像の構成画素数に拘らず、共通の装置を用いて、複数の
方式の映像信号を共通の媒体に記録し、また、再生する
ことができて、実時間でのビデオ編集が可能となる。ま
た、異なる方式の異なるサイズの画像を共通の画像ファ
イル上で効率よく扱うことができて、コンピュータとの
データの授受が容易となり、MEやCGへの応用がより
簡単になる。更に、製造側では、多数の方式に共通の装
置で対応することができるため、大幅なコストダウンが
可能となる。
【0045】なお、この発明は、動画及び静止画のいず
れにも適用することができる。また、一つの媒体内に
は、一種類の画像のみを記録してもよく、サイズの違う
画像を混在させて記録するようにしてもよい。記録フォ
ーマットについては、通常のコンピュータディスクと同
様に、ディレクトリ及びサブディレクトリを設け、いわ
ゆるツリー構造にして管理することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述のように、この発明によれば、
各方式の画像の構成画素数に応じて、適宜の数及び長さ
の記録セクタを設定し、このセクタにフレーム単位の映
像信号をデジタル記録するようにしたので、画像の構成
画素数に拘らず、共通の装置を用いて、複数の方式の映
像信号を共通の媒体にデジタル記録または再生すること
ができる、デジタル映像信号記録または再生装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデジタル映像信号記録または再
生装置の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】この発明の一実施例の動作を説明するための概
念図
【図3】この発明の一実施例の動作を説明するための概
念図
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するための概
念図
【図5】この発明の一実施例の動作を説明するための概
念図
【図6】この発明の一実施例の動作を説明するための概
念図
【図7】この発明を説明するための概念図
【図8】この発明を説明するための概念図
【図9】この発明を説明するための概念図
【符号の説明】
11a,11b‥‥11n インタフェース 12 セレクタ 20 システム制御回路(マイクロプロセッサ) 31 エンコーダ 32 フォーマッタ 33 光学ヘッド 34 セパレータ 35 デコーダ 36,37 シーケンサ D 光磁気ディスク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の標準方式のデジタル映像信号を媒
    体に記録するデジタル映像信号記録装置であって、 上記複数の標準方式に対応するデジタル映像信号がそれ
    ぞれ供給される複数のインタフェース手段と、 上記複数のインタフェース手段の1つを選択する選択手
    段と、 上記複数の標準方式の画面設定情報を格納する記憶手段
    と、 上記画面設定情報の内、上記選択手段により選択された
    インタフェース手段に対応する特定基準方式の画面設定
    情報に基づいて、当該選択されたインタフェース手段を
    介して供給される画面単位のデジタル映像信号から複数
    のコードブロックデータを形成するエンコード手段と、 上記複数のコードブロックデータを所定の順序に配列し
    て記録データを形成する記録データ形成手段とを備える
    ことを特徴とするデジタル映像信号記録装置。
  2. 【請求項2】 媒体に記録されたデータを再生してデジ
    タル映像信号を出力するデジタル映像信号再生装置であ
    って、 複数の標準方式にそれぞれ対応する複数のインタフェー
    ス手段と、 この複数のインタフェース手段の1つを選択する選択手
    段と、 上記媒体から再生されたデータ中に所定の順序で配列さ
    れる複数のコードブロックデータを分別する再生データ
    分別手段と、 上記複数の標準方式の画面設定情報を格納する記憶手段
    と、 上記画面設定情報の内、上記選択手段により選択された
    インタフェース手段に対応する特定基準方式の画面設定
    情報に基づいて、分別された複数のコードブロックデー
    タから上記特定標準方式の画面単位のデジタル映像信号
    を形成するデコード手段とを備え、 上記デコード手段の出力を上記選択されたインタフェー
    ス手段に供給するようにしたことを特徴とするデジタル
    映像信号再生装置。
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