JP2781359B2 - テーブル付き車両 - Google Patents

テーブル付き車両

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JP2781359B2
JP2781359B2 JP7122061A JP12206195A JP2781359B2 JP 2781359 B2 JP2781359 B2 JP 2781359B2 JP 7122061 A JP7122061 A JP 7122061A JP 12206195 A JP12206195 A JP 12206195A JP 2781359 B2 JP2781359 B2 JP 2781359B2
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JP
Japan
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seat
vehicle
driver
passenger
space
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JP7122061A
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鈴利 逸見
喜代治 野坂
明 高取
正彦 宮城
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前部座席と後部
座席との間にテーブルを設置し、ダイネット等として使
用するような車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から比較的キャビンスペースの広い
キャンピングカー等においてルーム内にテーブルを設置
する車両が知られている。このようなテーブルは、対座
式の座席の中間部に設置され、テーブルが例えば前部座
席と後部座席の間に設置されるような場合は、前部座席
を後ろ向きに反転できる構成にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のテーブルを、例
えばハッチバック式5ドアタイプの車両の前部座席と後
部座席の中間部に設置する場合、前部座席を後ろ向きに
反転させて対座式にすると、後ろ向きになった前部座席
に対し前方ドアから乗降して着座するのが難しくなると
いう問題がある。そこで、このようなタイプの車両の前
後席間にテーブルを設置した際は、乗降に不便を来さな
いよう考慮する必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、運転席及び助手席を備えた前部座席と後部座
席との間にテーブルを設置するようにしたテーブル付き
車両において、前部座席のうち少なくとも助手席を後ろ
向きに反転可能にし、且つ助手席側のルームサイドの前
・後部座席の間に後方ドアに臨む一定の空間部を確保し
た状態でテーブルを設置するとともに、後ろ向きの前部
座席に対する乗降を、前記空間部を利用して前記後方ド
アから行えるようにした。
【0005】前記空間部の確保は、例えばテーブルの中
心を車幅中心から運転席側にオフセットさせることによ
り可能となり、また、テーブルを着脱自在とし、テーブ
ル下面中央のボス部に圧入可能な支柱の下端部を、車幅
中心から運転席寄りの床面のボス部に圧入可能とするこ
ともできる。更に、前部座席の反転方式を垂直軸回りに
180°回転させる構造とすることも可能である。
【0006】
【作用】運転席及び助手席を備えた前部座席と後部座席
の間にテーブルを設置する際、助手席側のルームサイド
の前・後部座席の間に後方ドアに臨む一定の空間部を形
成し、この空間部を、後方ドアから乗込んだ前席乗員が
前部座席に入り込むための通路として活用する。
【0007】そして、空間部を確保するにあたり、テー
ブルの中心を運転席側にオフセットさせるようにすれ
ば、テーブルをむやみに小型化する必要がなくなり、広
いテーブル面積のテーブルを使用できる。また、テーブ
ルを着脱自在にし、例えば走行時等の不必要な時はテー
ブルを外すようにする。そして、前部座席の反転手段は
垂直軸まわりに180°回転させる方式にすることで、
座当て部に対する座り心地性を損なうことがなくなる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで図1は本テーブル付き車両の内部を透
視した平面図、図2は図1の一部側面図、図3はテーブ
ルの組み立て要領の説明図、図4は反転可能な前部座席
の説明図である。本発明のテーブル付き車両は、例えば
図1に示すようなRV車両Wに構成され、運転席Faと
助手席Fbからなる前部座席Fと、セカンドシートであ
る後部座席Rの間にテーブル1が組立自在とされてい
る。
【0009】そしてこの車両Wは、5ドア形式であり、
両サイドにフロントドアD1、D2とリヤドアD3、D4を
備えるとともに、後部にリヤゲートD5を備え、また、
ルーム内後部の座席兼用荷物室には、洗面用のシンクと
か炊事用具とかアウトドア用品等の収容庫を備えたシン
クユニットSが搭載されている。そしてこのシンクユニ
ットSは、リヤゲートD5を上げた状態で車体後方から
便利に使用できる。
【0010】そして、前記テーブル1をセットする際
は、例えば前部座席Fを前方にスライドさせて後部座席
Rとの間のスペースを広げた後、組み立てる。また実施
例の場合、前部座席Fのうち助手席Fbは後ろ向きに反
転可能であり、後部座席Rと対面状態にすることができ
るようにしている。そしてこのように組み立てたテーブ
ル1は、例えばダイネットとして使用する。
【0011】ところで、このテーブル1は運転席Fa側
にオフセットして組み立てられており、助手席Fb側の
ルームサイドには空間部Hが形成されている。そしてこ
の空間部Hを形成している理由は次の通りである。
【0012】即ち、テーブル1を組み立てた後で助手席
Fbを反転させようとしても、テーブル1に邪魔されて
反転させることはできず、予め助手席Fbを後ろ向きに
反転させた後、テーブル1を組み立てる必要がある。ま
た、反対にテーブル1を組み立てた後は助手席Fbを前
向きに反転させることはできない。また、助手席Fbを
後ろ向きに反転させると、助手席Fbを一杯前方にスラ
イドさせても、図2に示すように、座当て部の先端fが
フロントドア開口部の後端ラインpに干渉してフロント
ドアD2から入り込むのが極めて困難になる。
【0013】従って、助手席Fbの乗員はリヤドアD4
から入り、空間部Hを利用して後ろ向きの助手席Fbに
乗込み、又は逆に助手席Fbから空間部Hを通ってリヤ
ドアD4から降りれば楽である。このように助手席Fb
乗員の乗降を容易にするため空間部Hを設けている。
【0014】前記テーブル1は、中央の1本の支柱2で
支えるようにしている。すなわち、図3にも示すよう
に、テーブル1下面の中央には、支柱2の一端側を嵌入
せしめることのできるボス部1aが設けられており、ま
た、車体のフロア3には車幅中心線から運転席Fa寄り
に支柱2の他端側を嵌入せしめることができるボス部3
aが設けられている。このため、支柱2の下端部をフロ
ア3のボス部3aに圧入し、上端部をテーブル1下面の
ボス部1aに圧入すれば、図1に示すように、テーブル
1は運転席Fa側にオフセットした状態で組み立てられ
る。この際、運転席Fa側のルームサイド一杯までテー
ブル1を寄せることができるので、テーブル面を広くす
ることが可能である。因みに、このテーブル1は実施例
では市販品であり、上面の四隅にはドリンクホルダとし
てのホルダ孔1b…が穿設されている。
【0015】また、助手席Fbの反転方式は、背当て部
だけを揺動させて後ろ向きに変換するのでなく、シート
自体を垂直軸まわりに180°回転させて変換する。即
ち、図4に示すように、フロア3に固定される固定座4
に対して、助手席Fbの座当て部下面に固定される回転
座5が垂直軸まわりに180°回転可能であり、前向き
姿勢から後ろ向き姿勢に変換できるようにされている。
そして、このようにシート自体を垂直軸まわりに180
°回転させて反転させることで、座当て部の体前方側の
座面を高く維持できる等、座り心地性を損なわない。
【0016】尚、以上のような実施例において、前部座
席Fの反転は助手席Fb側だけとして3席対座方式にし
ているが、勿論、運転席Fa側も反転させて4席対座方
式にしても良く、この場合でも、運転者は前記空間部H
を利用して乗降することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のテーブル付き車両
は、運転席及び助手席を備えた前部座席と後部座席の間
にテーブルを設置する際、助手席側のルームサイドの前
・後部座席の間に後方ドアに臨む一定の空間部を形成す
るようにしたため、この空間部を利用して、後方ドアか
ら乗込んだ前席乗員が前部座席に円滑に入り込むことが
でき、乗降が楽になる。そして、この空間部を確保する
際、テーブルの中心を運転席側にオフセットさせるよう
にすれば、テーブルをむやみに小型化しなくても設置可
能となり、テーブル面積を広くすることができる。ま
た、テーブルを着脱自在にし、例えば走行時等の不必要
な時はテーブルを外すようにすれば、走行時に乗員が楽
な姿勢をとれるようになる。更に、前部座席の反転手段
として垂直軸まわりに回転させるようにすれば、座り心
地を損なわない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本テーブル付き車両の内部を透視した平面図
【図2】図1の一部側面図
【図3】テーブルの組み立て要領の説明図
【図4】反転可能な前部座席の説明図
【符号の説明】
1…テーブル、1a…ボス部、2…支柱、3…フロア、
3a…ボス部、F…前部座席、Fa…運転席、Fb…助
手席、R…後部座席、H…空間部、W…車両。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 正彦 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研 工業株式会社 鈴鹿製作所内 (56)参考文献 特開 平2−74428(JP,A) 実開 昭63−91032(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/00 B60R 7/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席及び助手席を備えた前部座席と後
    部座席との間にテーブルを設置するようにしたテーブル
    付き車両において、前記前部座席のうち少なくとも助手
    席を後ろ向きに反転可能にし、且つ助手席側のルームサ
    イドの前・後部座席の間に後方ドアに臨む一定の空間部
    を確保した状態でテーブルを設置するとともに、後ろ向
    きの前部座席に対する乗降を、前記空間部を利用して前
    記後方ドアから行えるようにしたことを特徴とするテー
    ブル付き車両。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテーブル付き車両にお
    いて、前記空間部の確保は、テーブルの中心を車幅中心
    から運転席側にオフセットさせることで行うことを特徴
    とするテーブル付き車両。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のテーブル付き車両にお
    いて、前記テーブルは着脱自在であり、テーブル下面中
    央のボス部に圧入可能な支柱の下端部が、車幅中心から
    運転席寄りの床面のボス部に圧入可能にされることを特
    徴とするテーブル付き車両。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載のテーブル
    付き車両において、前記反転可能な前部座席は、垂直軸
    回りに180°回転することを特徴とするテーブル付き
    車両。
JP7122061A 1995-05-22 1995-05-22 テーブル付き車両 Expired - Lifetime JP2781359B2 (ja)

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JPH08310286A JPH08310286A (ja) 1996-11-26
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434112Y2 (ja) * 1986-12-01 1992-08-14
JP2971070B2 (ja) * 1988-09-09 1999-11-02 マツダ株式会社 自動車用フロントシートの回転装置

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