JP2772805B2 - 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JP2772805B2 JP63308561A JP30856188A JP2772805B2 JP 2772805 B2 JP2772805 B2 JP 2772805B2 JP 63308561 A JP63308561 A JP 63308561A JP 30856188 A JP30856188 A JP 30856188A JP 2772805 B2 JP2772805 B2 JP 2772805B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オルガノポリシロキサン組成物に関するも
のである。詳しくは、硬化により高い物理特性を有する
シリコーンゴムとなり得るオルガノポリシロキサン組成
物に関する。
〔従来の技術〕
従来、ビニル基含有オルガノポリシロキサンとケイ素
原子結合水素原子含有オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンと白金系化合物触媒を主要成分とする、付加反応
硬化型オルガノポリシロキサン組成物は各種のものが提
案されており、その優れた特性、例えば耐熱性,電気絶
縁性,作業性等を生かして多くの分野で使用されてい
る。
しかしながら、一般にシリコーンゴムは他の有機系合
成ゴムに比べて機械的強度、特に引裂強さが低いと云う
欠点がありその用途拡大が制限されていた。
従来、かかる欠点を解決する手段としては、補強性充
填剤であるシリカの配合量を増加させる方法が取られて
いるが、シリカの配合量を増加させるとシリコーンゴム
組成物の粘度が極端に増加するため、成形加工性に劣
り、生産性が大巾に低下すると云う問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、上記問題点を解消するため鋭意研究し
た結果本発明に到達した。
本発明の目的は、硬化前は保存安定性が良好で成形加
工性にすぐれ、硬化後は機械的強度、特に引裂強さの高
いシリコーンゴム成形品になり得るオルガノポリシロキ
サン組成物を提供するにある。
〔課題の解決手段とその作用〕
かかる本発明は、 (イ) 平均単位式 〔式中、Rは脂肪族不飽和結合を有しない1価炭化水素
基であり、R1は脂肪族不飽和炭化水素基であり、aは1.
90〜2.05であり、bは0.0005〜0.1であり、a+bは1.9
1〜2.06である〕で表されるジオルガノポリシロキサン1
00重量部、 (ロ) 一般式 〔式中、R2、R3は炭素数1〜3の1価炭化水素基であ
り、F+G/Hは0.4〜4の数であり、F/Hは0.2〜4の数で
あり、G/Hは0〜3.8の数であり、Hは30未満の数であ
る。〕で示されるレジン状ビニル基含有オルガノポリシ
ロキサン 0.1〜40重量部、 (ハ) 平均単位式 (R4 2HSiO1/2(R5 3SiO1/2(SiO4/2 〔式中、R4、R5は炭素数1〜3の1価炭化水素基であ
り、(C+D)/Eは0.4〜4の数であり、C/Eは0.2〜4
の数であり、D/Eは0〜3.8の数であり、Eは30未満の数
である。〕で示されるレジン状オルガノハイドロジェン
ポリシロキサン 本成分中の全ケイ素原子結合水素原子が、本オルガノ
ポリシロキサン組成物中の全脂肪族不飽和炭化水素基1
個当り、0.5〜5個になるのに十分な量、 (ニ) 一般式 〔式中、R6は脂肪族不飽和結合を有しない1価炭化水素
基であり、nは25℃における粘度が1〜100センチスト
ークスになるような数である。〕で示される両末端にケ
イ素原子結合水素原子を有する直鎖状オルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン 0.01〜3重量部、 (ホ) 1分子中に1個以上のアルキニル基を有する化
合物 0.001〜5.0重量部、 (ヘ) 白金系化合物 (イ)成分と(ロ)成分の合計量に対して白金金属と
して0.1〜100ppm、 および (ト) 無機質充填剤 5〜500重量部、 から成る硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関す
る。
これを説明するに、本発明に使用される(イ)成分は
本発明組成物の主成分であり、上式中、Rがメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基等のアル
キル基、フェニル基で例示される脂肪族不飽和結合を有
しない1価炭化水素基である。これらの中でもメチル基
が好ましい。R1はビニル基、アリル基で例示される脂肪
族不飽和炭化水素基である。aは1.90〜2.05であり、b
は0.005〜0.1であり、a+bは1.91〜2.06である。この
ジオルガノポリシロキサンの分子構造は通常は直鎖状で
あるが若干分枝していてもよい。脂肪族不飽和炭化水素
基は分子鎖末端もしくは側鎖のいずれか、さらにはそれ
らの両方に存在していてもよいが、硬化後の機械的特性
の点から少なくとも分子鎖両末端に存在することが好ま
しい。この脂肪族不飽和炭化水素基は1分子中に1種の
みでもよく、2種以上混在していてもよい。
このジオルガノポリシロキサンの粘度は25℃において
50〜100000センチストークスの範囲内にあることが好ま
しく、100〜50000センチストークス内にあることがより
好ましい。
本成分の具体例としては、例えば両末端ジメチルビニ
ルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン,両末端ジメ
チルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ビニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルビニルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキ
サン共重合体が挙げられる。
(ロ)成分は 一般式 (式中、R7、R8は炭素数1〜3の1価炭化水素基であ
り、F+G/Hは0.4〜4の数であり、F/Hは0.2〜4の数で
あり、G/Hは0〜3.8の数であり、Hは30未満の数であ
る。)で示されるレジン状ビニル基含有オルガノポリシ
ロキサンであり、上式中R7、R8はメチル基,エチル基,
プロピル基で例示される炭素数1〜3の1価の炭化水素
基であり、好ましくはR7はメチル基、R8はメチル基もし
くはエチル基である。F+G/Hが0.4〜4の数とされるの
は、0.4未満では引裂き強さの向上が期待できず、4を
越えるものは実質的に製造できないからである。また、
G/Hが0〜3.8の数とされるのも同様な理由からであり、
3.8を超えると引裂き強さの向上が期待できないからで
ある。本成分中のSiO4/2単位のHの値が30未満とされる
のは30以上であると分子量が大きくなりすぎて、(イ)
成分との相溶性が低下するからであり、この点からはH
の値は3以上20以下が好ましい。
本成分の添加量は(イ)成分100重量部に対して0.1〜
40重量部の範囲が好ましい。添加量がこの範囲外になる
と、引裂き強度が低下する傾向にあるからである。
本発明に使用される(ハ)成分は本発明の特徴をなす
成分である。これは、(イ)成分の架橋剤としての働き
をし、(ホ)成分の触媒存在下に本成分中のケイ素原子
結合水素原子が(イ)(ロ)成分中の脂肪族不飽和基と
極めて効率よく付加反応し硬化して後加硫不要の高物理
特性を有するシリコーンゴムを与えると云う作用効果を
示す。このような(ハ)成分は一般式(R4 2HSiO1/2
R5 3SiO1/2 SiO4/2 から成るレジン状オルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンであることを必須とす
る。
ここでR4はメチル基,エチル基,プロピル基などのア
ルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基あ
るいはこれらの水素原子が部分的にハロゲン原子などで
置換された基で代表される1価の炭化水素基であり、好
ましくはメチル基である。R5はR1と同様な1価炭化水素
基であり、好ましくはメチル基もしくはエチル基であ
る。
また上式中、R4 2HSiO1/2単位すなわち(ハ)成分のオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子鎖末端に存
在しケイ素原子結合水素原子を含む基としては、ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基,メチルフェニルハイドロ
ジェンシロキシ基が代表例として挙げられる。また、R5
3SiO1/2単位としてはトリメチルシロキシ基,トリエチ
ルシロキシ基が代表例として挙げられる。
本成分中のSiO4/2単位のEの値が30未満とされるのは
30以上であると分子量が大きくなりすぎて、(イ)成分
との相溶性が低下し、反応性も低下するためである。本
成分の反応性を考えるとEの値は3以上20以下が好まし
い。またC+D/Eは0.4〜4の数とされるのは、0.4未満
では良好な反応性が得られず、4を越えるものは実質的
に製造できないからである。更にC/Eが0.2〜4の数とさ
れるのは0.2未満では十分な硬化特性が得られないから
である。
このような(ハ)成分の具体例としては分子鎖両末端
がジメチルハイドロジェンシロキシ基とトリメチルシロ
キシ基で封鎖されたレジン状のメチルハイドロジェンポ
リシロキサン、分子鎖両末端がジメチルハイドロジェン
シロキシ基とメチルフェニルハイドロジェンシロキシ基
で封鎖されたレジン状のメチルフェニルハイドロジェン
ポリシロキサンが挙げられる。
本発明においては(ハ)成分中のケイ素原子結合水素
原子の含有量は0.1〜1.22重量%の範囲内にあることが
好ましい。これは0.1重量%未満になると硬化が不十分
となり、一方1.22重量を越えると物理特性が低下する傾
向にあるからである。
このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサン
は、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン等のテトラアルコキシシランを水もしくは水とアル
コールの存在下に加水分解し加水分解縮合物を造った
後、その末端をテトラメチルジシロキサンによって封鎖
することによって得られる。
本成分の配合割合は、本成分中の全ケイ素原子結合水
素原子が本硬化性オルガノポリシロキサン組成物中の全
脂肪族不飽和炭化水素基1個当り、0.5〜5個になるの
に十分な量とされる。これは0.5未満では十分な硬化特
性が得られないことおよび5を越えると、硬化物の本来
の機械的特性が損われるからである。
本発明に使用される(ニ)成分のオルガノポリシロキ
サンは、硬化に際して(イ)成分の分子鎖長を増加させ
る働きをする。このオルガノポリシロキサンは上式中、
R6はメチル基,エチル基,プロピル基等のアルキル基;
フェニル基,エチニル基等のアリール基;シクロヘキシ
基等のシクリロアル基のような脂肪族不飽和炭化水素基
を含有しない1価炭化水素基であり、nは25℃における
粘度が1〜100センチストークスになるような数であ
る。このようなオルガノポリシロキサンとしては両末端
ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖のジメチルポリ
シロキサン,両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基
封鎖のジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン
が挙げられる。
本成分の配合量は(イ)成分100重量部に対して0.01
〜3重量部の範囲内であり、好ましくは0.1〜2重量部
の範囲である。これは0.01重量部未満になると(イ)成
分の分子鎖長を増加させる働きが失われ、一方4.0重量
部を越えると本発明組成物の硬化速度が低下し、通常の
成形加工条件下では機械的強度の高いシリコーンゴム成
形品とならないからである。
本発明に使用される(ホ)成分の1分子中にアルキニ
ル基と1個以上含有する化合物は、本発明組成物の保存
安定性を保つために必須とされる成分である。このよう
な化合物には分子内にケイ素原子を含んでいても含んで
いなくてもよい。ケイ素原子を含む化合物としては、次
式で示されるものが例示される。
また、ケイ素原子を含まない化合物としては、1,5−
ヘキサジイン、1,6−ヘプタジインが例示される。
さらに、ケイ素原子を含む化合物としては1分子中に
アルキニル基とアルコール性水酸基の両方を含有する化
合物があり、特に、アルキニル基とアルコール性水酸基
が少なくとも1つの炭素原子を介して結合していること
が望ましい。このような化合物としては、2−メチル−
3−ブチン−2−オール,2−フェニル−3−ブチン−2
−オール,1−エチニル−1−シクロヘキサノール,3−メ
チル−1−ヘキシン−3−オールなどが例示される。
本成分の配合量は(A)成分100重量部に対して0.001
〜5重量部の範囲内である。
本発明に使用される(ヘ)成分の白金系化合物は、
(イ)成分および(ロ)成分のオルガノポリシロキサン
と、(ハ)成分および(ニ)成分分のオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンとを反応させる時の付加反応触媒
である。白金系化合物とは白金の金属単体およびその化
合物を言い、これには微粒子白金、塩基白金酸、塩化白
金酸のアルコール変性物、白金のキレート化合物、塩化
白金酸とオレフィン類の配位化合物が例示される。本成
分の添加量は本発明の組成物を硬化させうる量で十分で
あり、通常は0.1〜100ppmの範囲内である。
本発明に使用される(ト)成分の無機質充填剤は、本
発明組成物へ機械的強度、電気伝導性、熱伝導性を付与
するものであり、これにはヒュームドシリカ、沈降法シ
リカ、溶融シリカ、石英粉末、けいそう土、けい酸アル
ミニュウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、アルミ
ナ、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、カーボンブラックが例
示されるこれらの中でも、オルガノシラン,オルガノシ
ラザン,シリコーンオイル等で表面処理したシリカが機
械的強度、特に引裂強さを向上させるので好ましい。
本成分の配合量は(イ)成分100重量部に対して5〜5
00重量部である。これは、配合量が少なすぎると高い物
理特性を有するシリコーンゴムが得られず、多過ぎると
作業性が低下したり、シリコーンゴムの機械的特性がか
えって低下してしまうからであり、通常は10〜200重量
部の範囲内が好ましい。
本発明組成物は、上記した(イ)〜(ト)成分の所定
量を均一に混合することによって容易に得られる。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を説明する。実施例中、
部とあるのは従来部,%とあるのは重量%,Meはメチル
基,Viはビニル基,CSはセンチストークスを意味し、粘度
は25℃における値を示す。尚、引張強さ等の物理特性の
測定はJIS6301に従って測定した。ここで、引裂強さはJ
ISK6301に規定するA型ダンベルによって測定した。
〔実施例1〕 分子鎖末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度9000CSのジメチルポリシロキサン100部に比表面積2
00m2/gのヒュームドシリカ45部とシリカの表面処理剤と
してヘキサメチルジシラザン8部と水4部を加え均一に
なるまで混合し、さらに真空下で170℃,2時間の条件下
で加熱処理した。次にMe2ViSiO1/2単位とMe3SiO1/2単位
とSiO4/2単位から成り、そのモル比が7:5:2である粘度2
30CSのビニル基含有オルガノポリシロキサンレジン
(I)(ビニル基含有量5.6%)10部とMe2HSiO1/2単位
とSiO4/2単位とから成り、そのモル比が9:5である粘度2
0CSのレジン状メチルハイドロジェンポリシロキサン(I
I)(ケイ素原子結合水素原子含有量1.0%)を組成中の
全ビニル基量に対してケイ素原子結合水素原子/ケイ素
原子結合ビニル基の比率が1:1.5になる量添加し、さら
に粘度10CSの両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基
封鎖ジメチルポリシロキサン(III)(ケイ素原子結合
水素原子含有量0.15重量%2部およびモノメチルトリス
(モノメチルブチノキシ)シラン0.06部を加えて均一に
混合した。次に、この混合物に硬化触媒として塩化白金
酸とテトラメチルジビニルジシロキサンとの錯体を白金
量として10ppmとなる量加え均一に混合しオルガノポリ
シロキサン組成物を得た(試料1)。このオルガノポリ
シロキサン組成物を150℃,5分間の加熱条件下でプレス
により硬化して厚さ2mmのシート状成形品を得た。この
シート状成形品の物理特性をJISK6301に従って測定し
た。これらの結果は第1表に示す通りであった。また25
℃における保存安定性を調べた。また比較のため上記に
おいて、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖
ジメチルポリシロキサン(III)を添加配合しない以外
は上記と同様にして製造したオルガノポリシロキサン組
成物(試料2)およびモノメチルトリス(モノメチルブ
チノキシ)シランを添加しない以外は上記と同様にして
製造したオルガノポリシロキサン組成物(試料3)の物
理特性および保存安定性を上記と同様にして測定した結
果を第1表に併記した。
〔実施例2〕 分子鎖末端がメチルフェニルビニルシロキシ基で封鎖
された粘度4000CSのジメチルポリシロキサン100部にジ
メチルジクロルシランで表面処理した比表面積200m2/g
のフュームドシリカ25部と石英粉末30部を加え均一に混
合しシリコーンゴムベースを得た。
このベースに実施例1で使用したビニル基含有オルガ
ノポリシロキサンレジン(I),レジン状メチルハイド
ロジェンポリシロキサン(II),白金触媒および粘度40
CSの両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメ
チルポリシロキサン(IV)(ケイ素原子結合水素原子含
有量0.10%)2部を添加しオルガノポリシロキサン組成
物を得た。このオルガノポリシロキサン組成物の物理特
性を実施例1と同様にして測定したところ、第2表に示
す通りの結果を得た。
比較のために、上記において両末端ジメチルハイドロ
ジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(IV)2
部の代りに、このジメチルポリシロキサン10部を添加配
合した以外は上記と同様にして製造したオルガノポリシ
ロキサン組成物(試料5)の物理特性を上記と同様にし
て測定した結果を第2表に示した。
〔発明の効果〕 本発明のオルガノポリシロキサン組成物は(イ)〜
(ト)成分からなり、特に、(ロ)成分,(ハ)成分,
(ニ)成分および(ホ)成分を含有しているので、硬化
前は保存安定性が良好で成形加工性に優れ、硬化後は機
械的強度、特に引裂強さの高いシリコーンゴム成形品と
なり得るという特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 83/07,83/05 C08K 5/01,5/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 平均単位式 [式中、Rは脂肪族不飽和結合を有しない1価炭化水素
    基であり、R1は脂肪族不飽和炭化水素基であり、aは1.
    90〜2.05であり、bは0.0005〜0.1であり、a+bは1.9
    1〜2.06である]で表されるジオルガノポリシロキサン1
    00重量部、 (ロ) 一般式 [式中、R2、R3は炭素数1〜3の1価の炭化水素基であ
    り、F+G/Hは0.4〜4の数であり、F/Hは0.2〜4の数で
    あり、G/Hは0〜3.8の数であり、Hは30未満の数であ
    る。]で示されるレジン状ビニル基含有オルガノポリシ
    ロキサン 0.1〜40重量部、 (ハ) 平均単位式 (R4 2HSiO1/2(R5 3SiO1/2(SiO4/2 [式中、R4、R5は炭素数1〜3の1価炭化水素基であ
    り、(C+D)/Eは0.4〜4の数であり、C/Eは0.2〜4
    の数であり、D/Eは0〜3.8の数であり、Eは30未満の数
    である。]で示されるレジン状オルガノハイドロジェン
    ポリシロキサン 本成分中の全ケイ素原子結合水素原子が、本硬化性オル
    ガノポリシロキサン組成物中の全脂肪族不飽和炭化水素
    基1個当り、0.5〜5個になるのに十分な量、 (ニ) 一般式 [式中、R6は脂肪族不飽和結合を有しない1価炭化水素
    基であり、nは25℃における粘度が1〜100センチスト
    ークスになるような数である。]で示される両末端にケ
    イ素原子結合水素原子を有する直鎖状オルガノハイドロ
    ジェンポリシロキサン 0.01〜3重量部、 (ホ) 1分子中に1個以上のアルキニル基を有する化
    合物 0.001〜5.0重量部、 (ヘ) 白金系化合物 (イ)成分と(ロ)成分の合計量に対して白金金属とし
    て0.1〜100ppm、 および (ト) 無機質充填剤 5〜500重量部、 から成る硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. 【請求項2】1分子中に1個以上のアルキニル基を有す
    る化合物が、 一般式 [式中、R7、R8、R9は炭素数1〜10の1価炭化水素基、
    ただしR8とR9は他端において相互に連結したものであっ
    てもよい。]で示されるシラン化合物である、特許請求
    の範囲第1項記載の硬化性オルガノポリシロキサン組成
    物。
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