JP2772529B2 - 連続用紙プリンター - Google Patents

連続用紙プリンター

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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、連続用紙に対して電子写真法による描画
を行う連続用紙プリンターの改良に関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] コンピュータからの出力データを描画するプリンター
としては、連続用紙を用い、1ライン分の描画データの
蓄積によって描画を開始するドットインパクトタイプの
ラインプリンターが一般的に使用されている。
連続用紙は、いわゆるファンフォールド紙と呼ばれる
送り孔付折り畳み連続紙であり、その折り畳み部分がミ
シン目となって簡単に切断できるように構成されてい
る。なお、プリンターは、用紙を切断しても描画された
データが切断されないように、ミシン目を避けて描画を
行なう構成とされている場合が多い。
ところで、近時、描画スピードの向上等の面から、連
続用紙プリンターとしても電子写真法を利用したプリン
ターが提案されている。
電子写真法は、感光体ドラムへの露光、露光された像
の現像及び紙面への転写、ヒートローラーによる定着と
いうプロセスに従って用紙に描画するものであり、複写
機等には一般的に利用されている。
但し、プリンターに対してこの電子写真法を適用する
場合には、露光位置と用紙への転写位置が異なるため、
従来のラインプリンターとは異なり、1ページ分に対応
する描画データが蓄積された後に描画を開始するページ
プリンターとして構成するのが一般的である。
また、転写された像を定着させるためには、一般にヒ
ートローラーによる熱圧着が用いられるが、この定着位
置も転写位置と同一とすることができず、転写位置と定
着位置との間隔が問題となる。
単票用のプリンターでは1枚の用紙に対する描画のみ
を考慮すれば足りるため、上記の間隔は問題とならない
が、連続用紙を用いる場合には、転写した部分の全てを
定着させることは上記の間隔分用紙を無駄にすることと
なるため、転写した用紙のどの部分までを定着させるか
が問題となる。
描画性能を考慮すると、転写、定着の中断や再開は描
画が連続しないミシン目部分で行なうことが好ましいた
め、転写位置と定着位置との間隔を1ページ分とし、描
画停止時には転写位置と定着位置とにページの区切りで
あるミシン目がくるようにすることが好ましい。
このような構成とすると、正常に描画終了して待機状
態にある場合には、転写位置と定着位置との間に未定着
の用紙が1ページ分残存し、次の1ページ分のデータが
転写される際にこのページの定着、排出が行なわれるこ
とになる。これにより転写毎に定着を行なうことによる
用紙の無駄を省くことができる。
しかし、用紙切れ、すなわちペーパーエンプティの場
合には、次の1ページ分のデータ転写は行なわれないの
で、最終ページは未定着状態で転写位置と定着位置との
間に残存する一方、用紙のセット動作は、用紙の送り孔
をプリンタ内のトラクター部の突起に係合させてセット
する関係上、未定着の最終ページが残っていると、新た
な連続用紙をセットすることができないという問題があ
った。
[発明の目的] この発明の目的は、用紙がなくなった場合には、最終
ページにデータを定着させ、さらにその最終ページを確
実に排出することのできる連続用紙プリンターを提供す
ることである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る連続用紙プリンターは、外部装置から
供給される描画データに基づき、電子写真プロセスによ
り連続用紙に描画を行なうプリンターであって、電子写
真プロセスにより前記データに基づいた画像を連続用紙
に転写する転写部と、画像が転写された前記連続用紙を
搬送すると共に、当該連続用紙上に前記転写画像を定着
させる機能を有する第1の搬送手段と、用紙搬送方向に
沿って前記転写部と前記第1の搬送手段との間に設けら
れ、前記連続用紙を搬送すると共に、その搬送速度が前
記第1の搬送手段における搬送速度より遅い速度に設定
されて、搬送中の前記連続用紙にバックテンションを付
与する第2の搬送手段と、前記第2の搬送手段に設けら
れ連続用紙の1ページ分の搬送量に比例したパルスを出
力するパルス発生手段と、前記転写部よりも用紙搬送方
向上流側に設けられ、前記連続用紙の有無を検知する検
知手段と、前記パルス発生手段からのパルスに基づいて
前記転写部及び前記第1の搬送手段の動作を制御して、
前記連続用紙の1ページ分に対応する描画データが転送
された際に1ページ分の転写を行わせ、次のページ分の
データが転送された際に前ページの定着及び次ページの
転写を実行させる第1の制御手段と、前記検出手段が用
紙無しを検知した場合、転写が終了したページの定着を
実行させると共に、前記パルス発生手段からの1ページ
分のパルス数よりも数パルスだけ余分に前記第1の搬送
手段を駆動させる第2の制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
[実施例] 以下、この発明を図面に基づいて説明する。第1図〜
第20図はこの発明に係る連続用紙プリンターの一実施例
を示したものである。
まず、第1図〜第5図に従ってこのプリンターの機械
的な構成を説明する。
このプリンターは、連続用紙FPが供給される給送口1
側から描画後の用紙が排出される排出口2側に向けて、
感光体ドラム11を中心とする転写部10、用紙の送り孔に
係合する突起を有する無端ベルト21を備えるトラクター
部20、そして転写されたトナー像を熱圧着させる1対の
ローラー31,32を備える定着部30が順に配置されて構成
されている。
転写部10は、感光体ドラム11上の感光体に帯電させる
帯電器12と、帯電された感光体を露光してこのドラム上
に静電潜像を形成する走査光学系13と、形成された潜像
にトナーを付着させる現像ユニット14と、このトナー像
を連続用紙FPに転写させるために用紙を帯電させる放電
器15と、ドラム上に残留したトナーを取り除くためのク
リーニングブラシ16と、ドラムを全体的に露光して電荷
を取り除く除電用LED17とを備えている。
走査光学系13は、上蓋UC内に設けられており、図示せ
ぬ半導体レーザーからの変調ビームをポリゴンミラー13
aで連続的に偏向させると共にfθレンズ13bによって収
束させ、ビームベンダー13cにより反射させて感光体ド
ラム11上に走査ラインを形成し、ドラムの回転に伴って
ドット単位で静電潜像を形成する。
放電器15は、後述するカム機構により枢軸L1を中心に
回動可能なアーム15aに固定されている。そしてこのア
ーム15aには、連続用紙FPを介在させて放電器15の反対
側に紙押えローラー18が一体に固定されている。また、
このアーム15aには、カムフォロア15bが設けられてい
る。
このプリンターはページプリンターとして構成されて
いるため、用紙の頭出しをした際、及び当該ページの描
画を終了して待機状態となった場合には、ページの区切
りであるミシン目が感光体ドラムの直下に位置するよう
制御されている。
そして再度描画を開始する場合には、露光部分が転写位
置となるまで用紙を送らずにドラムを空転させる必要が
ある、ここで用紙とドラムとが接触した状態でドラムを
空転させると感光体の摩耗による寿命の短縮や、残留ト
ナーによる用紙の汚れが発生する。
そこで、このような不具合を避けるべくドラムの空転
時には、アーム15aを下げて紙押えローラー18により用
紙の上面を押し下げることにより、用紙を感光体ドラム
11から離反させるようにしている。
トラクター部20は、第2図に示したように従動軸22と
駆動軸23との間に掛け渡された2本の無端ベルト21,21
が、メインモータ40から図中41で示すボックス内に設け
られたフィードクラッチ(以下Fクラッチという)及び
ギア列を介して駆動される構成とされている。
なお、メインモータ40からトラクター部20の駆動軸23
に至るギア列は、トラクター部20独立では連続用紙FPを
50mm/sで搬送するよう構成されているが、これより早い
スピードで用紙が引張された場合にはその引張スピード
に合わせて所定の抵抗で空転する1方向クラッチを内蔵
している。
また、従動軸22には、チェーン24を介して連動する円
盤25が接続されている。この円盤25は、第4図に示した
ように所定間隔でスリット25aが形成されており、これ
を挟んで設けられたフォトカプラー26からはこのスリッ
ト25aに応じて用紙の移動量に応じたパルスを取り出す
ことができる。以下、このフォトカプラーをPFS(Paper
feed senser)とし、その出力をPFSパルスとする。
なお、PFSパルスは用紙を1/2インチ送る毎に一回出力
され、また、PFSから検出されるスリット25a部分の信号
をスリット以外の部分の信号とは、連続用紙FPに設けら
れた送り孔部分と孔以外の部分とに対応している。
さて、定着部30は、内部に加熱用のハロゲンランプ及
び温度検知用のサーミスタが設けられたヒートローラー
31が図中上側に設けられており、下側にはローラー間に
挿通される連続用紙FPをヒートローラー31に対して所定
の圧力で圧着させるための押圧ローラー32が設けられて
いる。
また、ヒートローラー31は、メインモータ40からFク
ラッチ及びギア列を介して回転駆動され、 連続用紙FPを挟持した場合にはこれを75mm/sで送る構
成となっている。従って、実際の連続用紙FPの駆動はこ
の定着部によって行われ、前述のトラクター部は、主と
して用紙のスキュー防止のためにバックテンションを付
与する機能を果たすこととなる。
なお、このプリンターには、用紙の搬送路に沿って用
紙の有無を検出するための3種類のセンサーが設けられ
ている。
第1は給送口1と転写部10との間に設けられたエンプ
ティセンサー50である。このプリンターでは、描画停止
時には頁間の句切りであるミシン目が転写部の感光帯ド
ラム直下、及び定着ローラーの位置に設定されるため、
用紙がそのページで終了するときにはエンプティセンサ
ー50の出力からこれを検知することができる。
第2は定着部30とトラクター部20との間に設けられ、
連続用紙の両端部に当接して用紙のスキューやカットを
検出するスキューセンサー51,51である。このセンサー
は、用紙の少なくとも何れか一方が浮き上がった際にこ
れを検知することができる。
そして、第3はスキューセンサーの中央部に設けられ
たトップセンサー52である。このセンサーは、用紙の位
置決めする際に用紙の先端を検知するものである。
ところで、ヒートローラー31を室温から定着に必要な
温度にまで加熱するためには時間を要することから、ヒ
ートローラー31は描画待機中においても加熱されてい
る。但し、このプリンターにおいては、連続用紙を用い
るため、待機中に連続用紙FPがヒートローラー31に常時
圧着されていると、焦げ付きや火ぶくれを起こす虞があ
る。
そこで、このヒートローラー31に対向する押圧ローラ
ー32を上下動可能とし、描画待機中には連続用紙をヒー
トローラー31から離反させるよう構成している。
押圧ローラー32は、枢軸L2によりシャーシに固定され
たアーム33により両端を支持されている。このアーム33
は、同じく枢軸L2によりシャーシに固定されたレバー34
と引っ張りスプリング35により連結されおり、レバー34
が先端のカムフォロア34aに当接する偏心カム36の回転
により上下に揺動すると、それに伴って上下動して押圧
ローラー32を揺動させる。
なお、押圧ローラー32の揺動と前述した放電器15の揺
動とは同一の駆動手段によって行われている。以下、こ
の手段について説明する。
駆動力源は、第3図に示したように用紙搬送路の下方
に設けられたバックアップローラーモータ(以下BRモー
タという)60である。
BRモータ60から減速機61を介して駆動されるギア62
は、一方で偏心カム36が固定されたシャフト63のギア64
に噛合しており、他方で放電器15を揺動させるためのレ
バー65が固定されたシャフト66のギア67に噛合してい
る。
レバー65は、シャーシに対してスライド自在に設けら
れたスライドプレート68に連結されている。このスライ
ドプレート68は、引っ張りスプリング69により図中左側
に付勢されており、この付勢力に逆らってスライドさせ
ることにより、一端に設けられた板カム68aがカムフォ
ロア15bに当接して放電器15を下方に揺動させる。
また、シャフト63には、2枚の円盤70,71が一体回転
するように固定されている。外側の円盤70には、第5図
(A)に示したように大小2箇所のスリット70a,70bが
形成されており、内側の円盤71には、第5図(B)に示
したように一箇所にスリット71aが形成されている。
これらの円盤は、それぞれ一部がフォトカプラー72,7
3のスリット間に位置するよう設定されており、これら
の円盤とカプラーとにより押圧ローラー32の設定位置を
検出するためのセンサーが構成されている。なお、以下
の説明においてはフォトカプラー72から検出される信号
をBRU(バックアップローラーアップ)、73から検出さ
れる信号をBRD(バックアップローラーダウン)と称す
ることとする。
なお、押圧ローラー32は描画中以外は下降位置にあ
り、連続用紙FPとの不必要な接触を極力避けるよう制御
される。従って、後述のフローチャート中にも現れるよ
うに、エラー等の発生によってプリンターが停止する場
合には必ず退避するように構成されている。
第6図は、このプリンターの制御回路を示したもので
ある。
この回路は、描画関係の制御を中心に行なうA−IC
と、主としてエラー検出を行なうB−ICとの2つのCPU
を中心として、外部接続のリモートコントローラー用の
リモートインターフェイス、両CPUへの供給電圧をチェ
ックする電源検知IC等が接続されている。
A−ICには、ホストコンピュータからの描画情報を受
け取るコントローラーとのインターフェイスが設けられ
ると共に、制御対象として走査光学系のポリゴンミラー
13aを回転駆動するポリゴンスキャナー、転写部10内の
除電LED17、帯電器12等のバイアスが接続された高圧回
路、メインモータ40、Fクラッチ、BRモータ60、定着ロ
ーラー31内のハロゲンランプが接続されている。
また、A−ICへ情報を入力するセンサとしては、走査
光学系の水平同期信号を出力するBDセンサー、押圧ロー
ラー32の位置を検知するためのBRUセンサー及びBRDセン
サー、ヒートローラーの温度を検知するサーミスタ、上
蓋の開閉を検知する上蓋センサー、PFSセンサーが接続
されている。
上記のBDセンサーは、走査光学系内で感光体ドラム11
と光学的に等価で、かつビームの走査方向に対して感光
体ドラム11より手前側となる位置に設けられたフォトデ
ィテクターであり、通常BDセンサーと称されるため本明
細書においてもこの名称を用いることとする。また、こ
のセンサーからの出力をBD信号と称することとする。
B−ICには、走査光学系の半導体レーザーを駆動する
レーザードライバーと、プリンタのライフ情報を記憶す
るE2PROMが接続されている。そしてレーザードライバー
には、テスト用のセルフプリントの描画情報を内蔵する
パターンジェネレータが接続されている。
また、半導体レーザーには、書込み用のビーム射出の
反対側にバックビームを受光するためのディテクターが
設けられており、レーザードライバーはディテクターの
出力に基づいて半導体レーザーへフィードバックをかけ
て自動出力制御(APC;Auto power control)することが
できる。
B−ICに対する情報入力手段としては、用紙搬送関係
のセンサーとしてエンプティセンサー50とスキューセン
サー51とトップセンサー52とが接続されており、この他
に転写部10内のトナー関係のセンサーとして廃トナーの
量を警告するトナーオーバーフローセンサーと、トナー
不足を警告するトナーローセンサーとが設けられてい
る。
更に、A−ICとB−ICとは、複数の信号線によって互
いに情報のやりとりをしつつプリンターの制御を行なう
構成とされている。第6図には、これらの信号線のうち
主なものを挙げている。
まず、B−ICからA−ICへ伝達される信号としては、
B−ICが準備完了していることを示すB−IC RDY信号、
緊急度の高いエラーが生じた際に描画中においても各部
の作動を緊急停止させるSTOP信号、緊急度の低いエラー
が生じた際に所定の動作後に各部の作動を停止させるPA
USE信号、トップセンサーに用紙が達していない場合に
出力される用紙カセット要求信号、1ページ分の用紙排
出を行なうFF(Form feed)要求信号が挙げられる。
反対に、A−ICからB−ICに伝達される信号として
は、BRモータ、走査光学系、定着部内のヒータの各エラ
ー信号が挙げられる。
B−ICは、自己が検出したエラー及びA−ICから伝達
されたエラー信号を解析してその緊急度を予め定められ
た基準に従って判断し、緊急度によってSTOP信号、ある
いはPAUSE信号を選択してA−ICに伝達するものであ
る。なお、緊急度が低いエラーは、トナーオーバーフロ
ーとトナーロー、及びペーパーエンプティの各信号が入
力された場合であり、他のエラーは緊急度の高いものと
して扱われる。
なお、本実施例においては、転写部10の転写部を、定
着部30は第1の搬送手段を、トラクター部20は第2の搬
送手段を、円盤25及びフォトカプラー26はパルス発生手
段を、エンプティセンサー50は検知手段をそれぞれ構成
している。また、図6に示したA−ICの内部には、第1
の制御手段及び第2の制御手段が設けられている。
次に、第7図〜第19図に示すフローチャートに従い、
A−ICのプログラムを中心にこのプリンターの機能を説
明する。
第7図から第10図までは、プリンターの基本的な作動
を示すメインフローチャートであり、他の処理はこのメ
インフローから分岐し、あるいはコールして行なわれ
る。
なお、転写部10における帯電、現像、転写、クリーニ
ングの各バイアスは、フローチャート上それぞれMバイ
アス、Dバイアス、Tバイアス、Cバイアスとして表示
されており、スタートのバイアスがONされると感光体ド
ラムの回転に同期して所定のタイミングで次々と連続し
てONするよう構成されている。
電源が投入されると、A−ICはステップ(以下、単に
S.とする)1でレジスタ等のイニシャライズを行ない、
S.2デタイマー1をスタートさせる。
タイマー1は、後述する割り込み処理、あるいはメイ
ンモータ40の駆動パルス幅を規定するために使用される
タイマーである。
なお、A−ICにおいては1.2μsと38.4μsとの2種
類のクロックが使用可能であり、タイマー1は後述する
用紙送り補正が許可されていない場合には、38.4μsの
クロックを26回カウントすることによって比較的緩い精
度で1msを規定する。S.2では38.4μsのクロックカウン
トが開始される。
続いて、A−ICはS.3でリモートコントローラが接続
されているか、S.4で上蓋が解放しているか否かを判断
し、肯定の場合にはそれぞれルーチンへ移行する。
何れの分岐も否定で抜けると、S.5でBRUの状態を検知
し、これがONしている場合、すなわち押圧ローラー32が
上昇している場合にはS.6で第11図の押圧ローラーDown
処理をコールして押圧ローラー32を下降させる。これ
は、前回描画中に電源を切ってしまい押圧ローラーが上
昇したままであることも考えられ、以下の処理でヒータ
がONされた際に用紙の焦げ付き等を防止するためであ
る。
第11図の押圧ローラーDown処理内では、S.150で押圧
ローラー32を下降させる方向にBRモータを駆動し、S.15
1で2秒のタイマーを起動する。この2秒のタイマーが
タイムアップする前に、BRDがONするか否かをS.152,153
で判断する。2秒以内にONしない場合にはA−ICはエラ
ー処理に入り、ONした場合にはS.154でBRモータを停止
すると共に、S.155においてタイマーを停止し、コール
された位置にリターンして処理を進める。
なお、エラー処理は、発生したエラーの種類を表示す
ると共に、モータ、ヒータ等の電源をOFFしてプリンタ
ーの動作を停止させる処理である。
次に、第7図のS.7,S.8ではプリンターのテストスイ
ッチがONしているか否かを判断し、これがONしている場
合にはB−ICに対してテスト中の用紙搬送関係以外のエ
ラー情報を無視するようテストモードにセットする。
S.9〜11では100msの間隔をおいてB−ICが準備完了
(B−IC RDY)しているか否かを2回判断し、S.12〜14
ではB−ICからSTOP、PAUSE、用紙セット要求の各信号
が入力されているか否かを判断する。B−ICが準備完了
していない場合とSTOP、PAUSE信号が入力された場合に
はS.4に戻って処理を繰り返し、これらの許可が出るの
を待つ。
用紙セット要求は、トップセンサー52に用紙がが達し
ていない場合にB−ICから出力され、この要求がある場
合にはA−ICは第12図に示した用紙セット処理へと分岐
して処理を進める。
用紙セット処理では、S.160で第11図の押圧ローラーD
own処理をコールすると共に、S.161で第13図のメインモ
ータ起動処理をコールする。
メインモータ起動処理におていは、S.200で源源供給
を開始すると共に、S.201でモータONビットを1として
Pカウントを159にセットし、S.202でVALUEカウントに
初期値をセットする。
このPカウントは、メインモータ40のスローアップを
行なうための起動用のデータを置き換えるために後述す
るタイマー割り込み処理中で利用されるカウンターであ
り、VALUEカウントはこの際の実際の駆動パルス周波数
に対応するデータがセットされるカウンターである。ス
ローアップ処理についての詳細な説明は、第18図のタイ
マー割り込み処理内で行なう。
S.203ではVALUEカウントにセットされたデータに基づ
いてメインモータの駆動パルスの相データを出力する。
次に、S.204でタイマー1を停止すると共に、S.205で
タイマー割り込み処理中で設定されたタイマーデータを
入力し、S.206でタイマー1を設定された値で再起動す
る。
最後に、S.207において転写部10のクリーナー16のバ
イアスをONにしてコールされた位置、すなわちこの場合
には第12図のS.162にリターンする。
S.162でメインモータが所定の回転数に達したと判断
されると、S.163でモータRDY bitを1としてS.164でF
クラッチをONする。これにより、ヒートローラー31とト
ラクター部20との回転が開始し、連続用紙FPの搬送が開
始する。
次にS.165〜S.169においてトップセンサーの信号入力
からPFSの5パルス分用紙が搬送されるのを待つ。トッ
プセンサーの信号入力から5パルス分、すなわち2.5イ
ンチ送ることにより、用紙の先端は定着部のローラーに
かかり、次のページとの間の区切りのミシン目は感光体
ドラムの直下に位置することとなる。なお、PFSのカウ
ントは、後述するPFS割り込み処理内で行われる。
また、S.165〜S.169の処理中B−ICからのSTOP信号を
同時に監視し、トップ検出から5パルス搬送する前にST
OP信号が入力された場合には、第14図に示した緊急停止
のフローへ分岐して処理を進める。
緊急停止の処理に入ると、S.220においてタイマー1
を停止してタイマー割り込みを禁止し、S.221で第11図
の押圧ローラーDown処理を行なった後に、S.222で半導
体レーザーの出力を停止する。
続いてS.223においてはヒートローラー32内のヒータ
をOFFすると共に、Fクラッチと転写部10の各バイアス
とをOFFし、S.224でプリントモードを解除して処理を終
了する。
なお、緊急停止はB−ICからのSTOP信号に応じて実行
される処理であり、A−IC内での判断に基づくエラー処
理とは異なる。内容的には、緊急停止処理は、紙切れや
ジャム等のユーザーによるメンテナンスでプリンターを
使用可能な状態とすることができる場合に実行され、エ
ラー処理は、ヒータやモータの故障といった本質的な故
障でメーカーによる修理が必要な場合に実行される。
PFSが5パルス検出される間STOP信号が入力されなか
った場合には、第12図のS.170でFクラッチをOFFさせ
る。
この時点では、前述したS.165〜S.170の処理により、
用紙はその先端が定着ローラーの位置にあり、描画開始
時に用紙を挟持して搬送を開始しても良いわけである。
しかし、前述したようにヒートローラーは描画待機中に
おいてもかなり高温となっているため、用紙の端部がこ
のヒートローラーの近傍に位置すると、たとえ圧着され
た状態でなくともこの端部が熱による影響でカールして
しまい、搬送を開始しようとして押圧ローラーを上昇さ
せた際にローラー間にうまく引き込まれず、ペーパージ
ャムを起こす危険性がある。
このような不具合を避けるため、このプリンターでは
以下のS.171〜S.184の処理により、1ページ分用紙を排
出するよう制御している。
まず、S.171〜S.179において押圧ローラーを上昇させ
て用紙を挟持させる。
この処理内では、S.171で押圧ローラーを上昇させる
方向にBRモータを回転させ、S.172で2秒のタイマーを
起動してそのタイムアップ前に押圧ローラーが所定の位
置にまで設定されるか否かを判断する。S.173で一回目
のBRU ON、すなわち第1のスリット70aがセンサー位置
に達するのを待ってS.174へ抜け、S.174とS.175におい
てこの一回目のBRUがOFFするのを待って次にS.176,S.17
7で2回目のBRUがONするのを待つ。2回目のBRUは第2
のスリット70bに対応する信号であり、このとき押圧ロ
ーラーは所定位置にまで上昇した状態となる。
S.174,S.176で2秒以内にBRUが変化しない場合は、BR
モータの故障と判断してエラー処理に入る。
押圧ローラーが2秒以内に上昇すると、S.178でBRモ
ータを停止すると共に、S.179で2秒タイマーを停止
し、以下、用紙を1ページ分排出する処理に入る。
180,S.181ではPFSカウントするカウンターをクリアし
て、FクラッチをONして連続用紙の搬送を開始する。こ
こでは1ページ11インチの連続用紙を前提としており、
1ページ分に対応するPFSパルスは22発となる。
そこで、S.182,S.183でB−ICからのSTOP信号を監視
しつつPFSパルスが22回検出されるのを待ち、S.184でF
クラッチをOFFして搬送を停止する。この処理により、
連続用紙の1ページ目は排出口から外部に排出され、1
ページ目と2ページ目との境が定着部30の位置に設定さ
れると共に、2ページ目と3ページ目との境は感光体ド
ラムの直下に位置することとなる。
S.185ではTバイアスがOFFするのを待ち、これがOFF
するとS.186でメインモータ停止処理をコールしてメイ
ンモータを停止し、S.187で押圧ローラーを下降させて
用紙とヒートローラーとの圧着を解除して第7図のS.4
へと処理を進める。
なお、メインモータ停止は第15図に示したような処理
によって行われる。すなわち、S.230,S.231でモータO
N、モータRDYの各ビットを0とし、S.232でモータ駆動
用の相データをキャンセルし、S.233でパワーダウン、
S.234でCバイアスをOFFしてリターンする。
ここで、第7図に戻ってメインフローの説明を続け
る。
用紙セット処理が実行されてS.14の用紙セット要求が
なくなった場合には、S.15でセルフテストのサブルーチ
ンがコールされ、この処理内でエラーが検出された場合
にはS.16からエラー処理に分岐する。なお、このセルフ
テスト処理は一般的なプリンターの起動にも利用され
る。
従来から、自己診断機能を備えるプリンターはある
が、従来の自己診断機能は1つのエラーを検出するとそ
の時点で診断を終了し、エラー処理に入るものであっ
た。このような構成では、複数のエラーが重複して発生
している場合、診断によって検出された一のエラーを解
除しても他のエラーは検出されずに放置されたままとな
り、再度診断を行わなければ他のエラーを検知すること
ができなかった。
そこで、このプリンターでは、一のエラーを検出した
場合にもチェック項目に上がっている事項はすべてチェ
ックし、エラー処理内で複数のエラーをまとめて検出で
きるよう構成している。
セルフテスト処理は、第16図に示したように、S.240
でまずヒートローラー内のサーミスタの抵抗が想定した
最低室温(例えば0℃)相当の抵抗R0より大きいか否か
を判断する。サーミスタの抵抗値は温度低下に伴って大
きくなるが、最低室温相当の抵抗値より大きい場合に
は、A−ICはサーミスタが断線しているものと判断し、
S.241でヒータエラーのビットを立てて次のテストへと
処理を進める。
サーミスタが断線と判断されなかった場合には、S.24
2、S.243で120秒のタイマーをセットしてヒータをON
し、S.244でサーミスタの抵抗が低温設定の温度(例え
ば100℃)相当の抵抗値RLより小さいか否かを判断す
る。
ヒートローラーはプリンターの電源が入っている場合
には、原則としてプレヒートのために加熱されている
が、このプリンターでは、その加熱温度を2段階で管理
している。すなわち、後述するように電源が投入されて
いても6分以上描画を行わない場合には、低温100℃に
設定し、描画を行う場合にはこれを高温185℃に設定す
る。これは、セットされた連続用紙FPに対する不必要な
熱の影響をできるだけ避けるためである。
さて、ヒートローラーの温度が低温設定の値より低い
場合には、S.245において低温設定としてS.246で120秒
経過したか否かを監視しつつS.244の判断を繰り返す。1
20秒以内に低温設定の値を越えると、S.247において高
温設定に切り替えて次のテストへと進む。120秒経過し
ても低温設定の値を越えない場合には、ヒータの故障と
判断してS.241へと処理が進められる。
ここでいきなり高温設定としないのは、ヒータのONと
共に高温設定とすると、ヒータのオーバーシュートによ
り一次的に温度が過度に高くなり、定着器を痛める虞が
あるからである。
一連のヒータテストがエラーなしで終了すると、S.24
8においてBRモータテストのサブルーチンがコールされ
る。この処理は、BRU,BRDの出力を検知しつつ2秒以内
で押圧ローラーの上昇、下降が行い得るか否かを判断す
るものである。
なお、テストの結果がエラーである場合には、以下の
テストも含めで、各テストに対応するエラービットを立
ててテストルーチンへリターンし、次のテストへ処理を
進める。
S.249〜S.251では、メインモータの起動とモータRDY
ビットの設定を行い、S.252ではポリゴンスキャナーの
テストが開始されて6秒のタイマーが起動される。この
テストは。ポリゴンミラーの回転がスタートから6秒以
内に所定の回転数に達したか否かを判断するものであ
る。
続いて、S.253では半導体レーザーに対する自動出力
調整(APC)が有効に機能するか否かを判断する。この
テストは、レーザードライバー内のD/Aコンバータの出
力を最下位ビットレベルで変化させ、これに応じてバッ
クビームの出力が変化するか否かを判断する。D/Aコン
バータの出力調整に応じてレーザー出力が変化した場合
には、半導体レーザーがコントロールされていると判断
する。
S.254ではセルフプリントで利用するパターンジェネ
レータの初期化を開始する。
S.255〜S.257ではポリゴンテストの結果タイムアップ
となる前に所定回転数に達したか否かが判断され、達し
た場合にはタイマーを停止してS.258へと移行し、APCテ
ストの結果エラーがなければS.260でBDセンサーのテス
トが行われる。
ポリゴンテスト中にタイムアップとなった場合には、
S.257でポリゴンエラービットを立て、S.261へ移行す
る。
BDセンサーのテストは、レーザーをONして所定の時間
内にBDセンサーから所定の数の水平同期信号が出力され
たか否かを判断するものであるが、レーザーあるいはポ
リゴンミラーに故障があると実行できないのでその場合
にはパスされる。
S.261ではパターンジェネレータの初期化を終了し、
このセルフテストのフローがリモートルーチン内でコー
ルされた場合にはS.262からリモートルーチンへリター
ンする。
この処理が第7図のS.15でコールされた場合には、S.
263からS.264へ進んでレーザー、ポリゴン、メインモー
タを停止してリターンするが、後述のプリントシーケン
スに入ってから第8図のセルフテスト2としてこの処理
がコールされた場合には、S.264をスキップしてリター
ンする。
さて、セルフテストが終了すると、第7図のS.16でテ
スト中にエラーが発見されたか否かを判断し、エラーが
生じていた場合にはエラー処理に入る。
エラーがなければ、S.17でプリンターをプリントモー
ドにセットし、S.18で360秒タイマーをセットして第8
図の「A」に処理を進める。
S.19、S.20ではA−ICはB−ICからPAUSE,STOP信号が
入力されているか否かを判断し、これらが入力されてい
る場合にはS.21でプリントモードを解除する。
PAUSEもSTOPも入力されていない場合には、S.22,S.23
においてプリントモードにない場合にもプリントモード
に設定され、S.24でホストコンピューターから1ページ
分以上の描画データが送られてきたと判断された場合に
は以下のプリントシーケンスが実行される。
S.25ではヒータの低温設定への以降タイミングを図る
360秒タイマーを停止し、S.26でヒートローラーが定着
に必要な高温になっているか否かを判断する。
そして、ヒーターが低温に設定されている場合には、
S.27〜S.30の処理によって高温に設定されるのを待ち、
かつ、120秒以内に高温に達しない場合にはS.31でヒー
タエラービットを立ててエラー処理に入る。
ヒートローラーが高温に設定されると、PRINT−UWビ
ットを1として第16図のセルフテスト処理にSELF TEST2
の端子から入る。このテスト内でエラーが発見された場
合にはS.35からエラー処理へ分岐し、エラーがなければ
S.36で転写部のバイアス制御をM(帯電)バイアスから
開始する。
次に、S.37で紙送り補正を許可した後、S.38でD(現
象)バイアスがONするのを待ち、S.39以下第9図の
「B」へ続けて押圧ローラーを上昇させるための処理を
行う。
S.19,S.20.S.24でプリントの開始が拒否された場合、
A−ICはS.18から360秒経過していればS.43でヒータを
低温設定とし、S.44〜S.50で4テストプリントを行うか
否かを判断する。
リモートモードが設定されておらず、テストスイッチ
がONされ、あるいはテストモードが設定されている場合
には、セルフプリントモード、テストモードにセット
し、通常の描画を行うためのプリントモードを解除して
S.25へと処理を進める。
リモートモードが設定されていず、しかもテストモー
ドでもない場合には、FF要求があればS.51からFF処理に
入って用紙を1ページ分排出し、高温設定の要求がなけ
れば再びS.19に戻って処理が繰り返される。
メインフローの処理を開始してS.15でセルフテストを
行うと、その内部で高温設定の要求がなされるが、S.53
の処理の時点では時間が経過して低温設定に移行してい
る場合もあるので、まずS.54〜S.57の処理によってヒー
トローラーを高温に設定した後、第7図の「C」へと戻
って処理を繰り返す。
従って、プリント開始信号が入力されるまでの間、A
−ICはプリントシーケンスには入らずに第8図左側の列
の処理を繰り返す。
そしてA−ICはタイマーセットから369秒経過するま
でヒートローラーを高温としたままS.19〜S.24、S.42〜
S.53の間をループする。360秒経過すると低温設定に移
行してS.52からS.19へ戻る。このループを回る間には高
温設定の要求がなされることはなく、プリント開始の信
号が入力されるか、あるいはテストスイッチがONされた
場合にS.25以下のプリントシーケンスに入る。
一回目のBRUの出力によりS.41を抜けて第9図の処理
に入ると、セルフプリントモードでない場合にはS.61で
水平同期(VS)の要求を出す。そして、S.62〜S.65にお
いて一回目のBRUがONの間、あるいはこれがOFFして2回
目のBRUがONするまでの間にBDセンサーから水平同期信
号が入力されるか否か、すなわち露光プロセスが開始さ
れたか否かをチェックする。
押圧ローラーが上昇位置にセットされるまでにBDセン
サーからの出力が開始しない場合には、光学系にエラー
があるものとしてS.66でBRモータを停止させると共に、
S.67で押圧ローラーを下降させた後、エラー処理に入
る。
水平同期信号が入ると、A−ICはS.68でVS要求を解除
してS.69へ処理を進める。
一方、セルフプリントモードにある場合には、S.70〜
S.72においてパターンジェネレータを起動すると共に、
その起動を確認した後にS.69へ処理を進める。この場合
には、VS要求がなくともジェネレータから書き込み情報
が得られる。
S.69は、一回目のBRUのONで抜けてきた場合に、これ
がOFFするのを待つための処理であり、S.64から抜けた
場合にはそのまま素通りする。
そして、2回目のBRUが第8図のS.40による2秒タイ
マーのタイムアップ前に出力されると、S.73からS.75に
進んでBRモータを停止する。2秒経過しても2回目のBR
Uが出ない場合には、S.74からS.66へ進み以降の処理を
実行してエラー処理に入る。
押圧ローラーが上昇して用紙がローラー間に挟持され
ると、S.76でFクラッチをONしてヒートローラー及びト
ラクターの回転を開始する。
露光から用紙搬送開始までのタイミングは、第20図に
示したようなタイミングチャートに従って行われるよう
構成されている。
すなわち、DバイアスのONと同時にBRモータがスター
トし、一回目のBRUがONの間、あるいはこれがOFFして2
回目のBRUがONするまでの間に露光が開始する。なお、
感光体ドラム上で露光が開始される位置と用紙への転写
を行う位置との間隔は、この例では3/2インチとされて
おり、露光部分が転写位置となるまで3/2インチ分用紙
を送らずにドラムを空転させる必要がある。
但し、感光体ドラム上の描画部分が転写位置に来ると
同時に紙を送り始めたのでは、立ち上がり用紙スピード
はいきなり所定スピード(75mm/s)とはなり得ず、ドラ
ムとの間にスピード差が生じてその部分文字がつぶれて
描画されてしまう。そこで、このような不具合を避ける
ため、露光部分が転写位置に来る1/6インチ手前側、つ
まり露光開始から4/3インチ空転させた後に、押圧ロー
ラーに圧着位置に復帰させて用紙を挟持させると共に、
用紙をドラムに接触させ、同時にFクラッチをつないで
用紙を送り始めるよう構成している。従って、ミシン目
から1/6インチは描画されないこととなる。
なお、FクラッチのONは、露光開始の時点からの時間
によって管理し、BRモータ停止後となるよう構成しても
よい。
用紙が搬送が開始されると、1/2インチ毎に出力され
るPFSパルスのカウントが開始されるが、S.77〜S.80で
はS.40の2秒タイマーとB−ICからのSTOP信号を監視し
つつPFSのカウントが1以上となるのを待つ。PFSカウン
トが1となる前にタイムアップした場合には、エラー処
理に入り、STOP信号が入力された場合には緊急停止処理
に分岐する。
次に、S.81,S.82でPFSが17となるの待つ。
PFSが17となると、セルフプリントモードであった場
合には、S.84で起動されていたパターンジェネレータを
停止すると共に、S.85でその停止を確認してS.87へ処理
を進める。
通常プリントのモードであった場合には、S.87〜S.90
においてB−ICからPAUSE信号が入力されていればPAUSE
ビットを1とし、STOP信号の入力を監視しつつPFSパル
スが18となるのを待って第10図の「D」へと処理を進め
る。
第10図では、S.91〜S.94においてプリントを継続する
か否かを判断する。すなわち、B−ICからのPAUSE要求
がある場合、通常のプリントモードであって描画データ
が1ページ分に満たない場合等プリント継続の信号がな
い場合、そしてセルフプリントモードであるがテストス
イッチがONされていない場合には第17図の停止処理へ分
岐する。
このように、PFS=18すなわち9インチ送った時点で
次ページの描画有無を判断するのは、前述したように露
光位置と転写位置とが異なるため、転写位置が9インチ
である際に露光位置には既に10.5インチ目に相当する部
分が位置しているからである。
ここで第19図の停止処理の説明を行う。
停止処理に入ると、S.270でPFSパルスのカウントが22
となるのを待ってS.272でFクラッチを切って用紙の搬
送を停止し、S.273で転写バイアスがOFFするのを待つ。
これらの待機中にB−ICからストップ信号が入力される
と、緊急停止の処理に分岐する。
そして、この処理にPAUSE要求によって入った場合に
は、S.275からS.276へ進み、FF(フォームフィード)要
求があるか否かを判断してS.277〜S.281の1ページ分定
着、排出の処理を実行する。この処理については後述す
ることとする。
PAUSE要求以外の理由によりこのルーチンに入った場
合には、S.277〜S.281をスキップしてS.282へ進み、押
圧ローラーを下降させ、S.284,S.285をスキップし、S.2
86〜S.289においてレーザー、メインモータ、ポリゴン
スキャナーを停止させると共に紙送り補正を禁止し、S.
290から分岐して第7図のS.17へ戻る。
このフローからも理解できるように、PAUSE要求が無
く正常に描画終了して待機状態にある場合には、プリン
タ内部には未定着の要旨が1ページ分残存することにな
る。これは、連続用紙を使用するページプリンタである
構成上、描画の終了の度に転写された部分の全てを定着
すると定着させた次の1ページ分は情報が何も転写され
ないまま残存し、この残存したページが次の描画時に排
出されるので、そのページの用紙が無駄になるからであ
る。
なお、ペーパーエンプティの場合及びトナー関係のエ
ラーによって停止処理に入った場合には、プリンターを
単に停止させたのでは未定着の用紙が内部に残されたま
まとなり、そのまま電源を切ってしまう等した際にその
描画結果が無駄となってしまう。そこで、このプリンタ
では、PAUSE要求によって停止処理に入った場合には、
S.276〜S.281の処理により転写済みの用紙を1ページ分
定着、排出してから動作を停止するよう構成している。
ペーパーエンプティの場合には同時にFF要求がなさ
れ、S.277でPFSカウンタをクリアしてFクラッチをつな
ぎ、S.278でPFS=28となるまで用紙を搬送してS.279で
FクラッチをOFFする。
トナー関係の場合にはFF要求はなされず、S.280,S.28
1によってPFS=22となるまで用紙を搬送してFクラッチ
をOFFする。
なお、用紙の1ページは11インチであり、通常はPFS
=22に対応するが、ペーパーエンプティの場合は、搬送
の途中で用紙がトラクター部から離れるためにトラクタ
ー部のスピードが50mm/sに低下してPFSの間隔も長くな
る。そこで多少の余裕を見てPFS=28となるまで搬送す
ることとしている。
1ページ分の排出が終了すると、S.282で押圧ローラ
ーを下降させると共に、S.284、S.285でヒートローラー
を低温設定してプリントモードを解除し、S.286〜S.289
の処理を行う。
そして、S.291でPAUSEビットをクリアし、S.292でPAU
SE要求が解除されるのを待って第8図のS.54へと戻って
処理を進める。
なお、トナー関係のエラーで1ページ分を排出する場
合、排出される次のページには何も描画されず、次回の
描画の際に白紙として排出されることとなる。そこで、
このページにトナーローあるいはトナーオーバーフロー
を意味する何らかのマークあるいは文字をパターンジェ
ネレータからの出力により描画しておき、次回の描画の
際、前回どのようなエラーで停止したのかを確認できる
よう構成してもよい。
ここで説明を第10図に戻す。
PAUSE要求がなく、まつプリントを継続する場合には
S.95へ進み、通常のプリントの場合にはS.96でVS要求を
セットする。
S.97〜S.102は、ページ間の用紙搬送中にレーザーにA
PC(自動出力制御)をかけるための処理である。20msの
タイマーの作動中にB−ICからSTOP信号が入れば、S.10
0から緊急停止処理に分岐し、タイムアップした時点でA
PCが終了しなければS.102からエラー処理に入る。
APCが終了すると、セルフプリントモードの場合に
は、S.104でパターンジェネレータを再起動してその起
動をS.105,S.106で確認し、S.107でPFSを−4として第
9図のS.81に戻って連続印刷を行う。
通常プリントモードの場合には、露光が開始されたか
否かをS.108,S.109で確認し、S.110でVS要求を解除して
S.107に進む。
以上でこのプリンターのメインフローチャートとその
分岐、サブルーチンの説明を終了し、次に、このメイン
フロー等とは独立して処理される2つの割り込み処理に
ついて説明する。
第18図はタイマー1のカウント毎に実行されるタイマ
ー割り込み処理を示している。この割り込みが最優先の
処理であり、この処理に入ると他の処理はすべて禁止さ
れる。
タイマー1は、モータONビットが0である場合にはメ
インフローのS.2で起動された時点のまま38.4μsのク
ロックをもとに1msのタイマーとして生成され、1ms毎に
タイマー割り込みがかけられる。この場合には、S.300
からS.301,S.302へ進んでタイマー1を一旦停止させて
から1msで再起動し、S.303で割り込み禁止を解除してリ
ターンする。
第13図のモータ起動処理が実行されてモータONビット
が1となると、タイマー1はメインモータ駆動用のパル
スを規定するために用いられ、この場合には1.2μsの
クロックに基づいて規定され、その規定される時間毎に
割り込みがかけられる。
また、メインモータの駆動パルス補正を高精度なもの
とするために1.2μsのクロックによりパルスを生成し
ているが、このパルスを8ビットのタイマーを利用して
生成するため、1つのハードウェアー的なタイマーをソ
フトウェアー的に4つのタイアーとして構成し、これら
の4つのタイマーを連続作動させることによって1msの
パルスを規定している。
メインモータが起動された当初は、モータRDYビット
は0であるため、S.304からS.305へ抜けてPカウンタが
1より小さいか否かを判断する。Pカウンタは、第13図
のS.201において159に設定されるカウンタであり、起動
された当初はS.305を否定で抜けてS.306〜S.309の処理
を行う。
この処理は、メインモータのスローアップを行うため
の処理である。
ここで使用されるメインモータは、300rpmまでが自起
動領域であり、これを1000rpm程度の回転数で使用する
ために駆動パルスの周波数を300rpmから1000rpmまでの
過程で200ms程度の時間内にエクスポネンシャル(指数
関数内)に変化させてスローアップする。
まず、第13図のS.202でセットされたVALUEカウントの
初期値分の処理を行うまではS.307,S.308をスキップし
て駆動周波数を決めるためのタイマー1にVALUE値をセ
ットしてS.310で相データを出力し、割り込みを許可し
てリターンする。
この処理をVALUEカウント分処理するまでタイマー1
にセットした周期で繰り返し、VALUEカウント分処理が
終了するとS.307で次のデータを読み込んで再びVALUEカ
ウンタにセットし、S.308でPカウンタから1をマイナ
スしてS.309で新たな値をタイマー1にセットし、S.310
へと処理を進める。
スローアップのためのデータは全部で160有り、Pカ
ウンタが0となるまで以上の処理を繰り返すことによ
り、メインモータは所定の回転数に達する。
Pカウンタが0となると。S.304からS.305を抜けてS.
311に進み、モータRDYビットを1に設定する。
そして、タイマー1をS.312で一旦停止してS.313で26
2μsにセットして再起動し、S.314でT1Carryカウンタ
を1としてS.310,S.303を抜けてリターンする。従っ
て、次のタイマー割り込みは262μs後となる。
なお、S.311〜S.314の処理は、メインモータの起動の
際に一回だけ行われる処理である。
262μs後に次の割り込みが入るとS.304の分岐でS.31
5に向い、T1ENDビットの状態が判断される。初期的には
このビットは0であるため、S.316へ抜けてT1Carryにボ
ローがあるか否かを判断する。
このループに始めて入る場合には、S.314でT1Carry=
1に設定されているため、これを否定で抜けてS.317〜
S.319をスキップし、S.320でT1Carryから1マイナスし
てリターンする。
タイマー1は262μsに設定されたままであるため、
S.311でモータRDYビットを1としてから2回目、3回目
の割り込みも、262μs毎に実行される。そして、2回
目の割り込み時にS.320でT1Carryにボローが発生し、3
回目の割り込みの際にはS.316からS.317へ進んでT1Carr
yが2に設定されると共に、S.318においてタイマー1の
値が後述するPFS割り込み処理中で設定されるT1カウン
タの値(正確にはこれに1クロック分の1.2を乗じた
値)に置き換えられる。
また、S.319ではT1ENDビットが1とされ、S.320,S.30
3を抜けてリターンする。
T1カウンタは、メインモータの駆動パルス幅に補正を
かけるためのカウンタであり、次の割り込みまでの時間
はこの新たに設定されたタイマー1の値に基づいて行わ
れる。
そして、次回の割り込みの際には、S.315が肯定とな
るためにS.312において再びT1ENDビットをクリアし、S.
322で一旦タイマー1を停止させると共に、S.323でタイ
マー1を再び262μsにセットし直してS.310で相データ
を出力し、リターンする。
このような処理の繰り返しにより、262μsのタイマ
ーが3つと、T1カウントにより規定された時間のタイマ
ーが1つという4つのタイマーによって規定される時間
毎に相データが出力され、これによってメインモータの
駆動パルスが決定される。
続いて第19図がPFS割り込み処理の説明を行う。この
処理は、PFSの立ち上がりと共に実行される割り込み処
理であり、BDセンサーから出力される垂直動機信号を基
準として、PFS信号によって示される要旨の送りスピー
ドとの比較により、メインモータのパルス補正のための
T1カウンタを設定するものである。
この処理に入ると、S.350において前述したタイマー
割り込み以外の割り込みが禁止され、S.351でFクラッ
チがONしているか否かを判断する。メインモータが起動
していたとしても、用紙の搬送が行われていない場合に
はPFSパルスも出力されず、補正の対象もないため、こ
の場合にはS.352で割り込みを許可してリターンする。
FクラッチがONしている場合には、S.353へ進んでPFS
カウントが1であるか否かを判断する。PFSカウント
は、メインフロー内、あるいはトップセット処理内でペ
ージ間の区切りが感光体ドラムの直下に位置するタイミ
ングで0となるよう設定されており、そのページに入っ
て初めてのPFSパルスによる割り込み処理の実行の際に
S.354,S.355が実行され、1インチビットがクリアされ
ると共に、BD信号のカウントが許可される。
次いで、S.356においてPFSカウンタに1プラスされ、
S.357で用紙送り補正が許可されているか否かを判断す
る。紙送りに補正をかけるのは、描画位置のズレや歪を
解消することが目的であるため、これが許可されている
のは第8図のS.37から第16図のS.288の間である。トッ
プセット処理のように描画が行われていない場合にはた
とえ紙送りがなされていても送り量を補正する必要はな
いため、補正は許可されていない。
補正が許可されていない場合にはS.352を抜けてリタ
ーンし、許可されている場合にはS.358で1インチビッ
トが1であるか否かを判断する。PFSパルスは1/2インチ
毎に発生するが、このプリンターでは紙送り補正を1イ
ンチ毎に行う構成としているため、この1インチビット
をS.359,S.360で1パルス毎に書き換えて整数インチ目
かどうかを判断している。
整数インチ目である場合には、S.361でHSYNCカウンタ
に1インチ分のBDパルスの数を入力する。そしてプリン
タの分解能がいくらに設定されているかをS.363で判断
し、分解能DPI(1インチ当りの走査ラインの本数)に
応じた補正を行う。
なお、この補正に当たっては、BDパルスが正確に出力
されていることを前提にしている。また、T1カウンタの
初期値は、紙送り補正が許可された際に例えば178(約2
14μsに相当)に設定されているものとする。
まず、S.364,S.369ではHSYNCカウンタがその分解能の
数に一致しているか否かを判断する。これが一致してい
る場合には、紙送りが正確に行われていることを意味す
るため、T1カウンタを変更せずにリターンする。
一致しない場合には、S.365,S.370においてHSYNCカウ
ンタが予定より大きいか否かを判断し、小さい場合には
紙送りのスピードが走査に比べて早いことを意味するた
め、S.360においてT1カウンタに1プラスしてメインモ
ータの駆動パルスの周波数を下げ、反対に大きい場合に
はS.371においてT1カウンタから1マイナスして周波数
を上げる。
これにより、メインモータのスピードか変化して紙送
りの補正をかけることができる。なお、補正の幅は、上
述のように1インチにつき1カウント(1.2μs)単位
であるため、基準起動パルス幅に対しての微小レベルで
補正をかけることができる。
従って、例えばDPIに対して10カウントの誤差がある
場合には、用紙を10インチ送りことによって補正が完了
する。このように1カウント毎に補正をかけるのは、複
数カウントの補正を一度にかけると搬送スピードが急激
に変化して描画に歪を生じる虞があるからである。
なお、S.366,S.368及びS.372,S.373はそれぞれT1カウ
ンタの上限、下限をリミットするための処理であり、こ
れにより、タイマー1の補正幅は214μsを中心に±20
μsとなる。
[効果] 以上説明したように、この発明によれば用紙がなくな
ってプリンタが停止した場合に自動的に定着動作が行な
われるため、ユーザーが何らかの操作を行なわなくとも
最終ページが排出され、新たな用紙のセットも容易に行
なうことができる。特に、パルス発生手段からの1ペー
ジ分のパルス数よりも数パルスだけ余分に第1の搬送手
段を駆動させるようにしているので、最終ページの排出
を確実に行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、この発明に係る連続用紙プリンター
の一実施例を示す機械的説明図であり、第1図は側面
図、第2図は用紙搬送部分の平面図、第3図はBRモータ
近傍の断面図、第4図はPFSパルスを発生させるための
円盤の平面図、第5図(A)(B)はBRU,BRDの各セン
サーを構成する円盤の平面図である。 第6図は、実施例に係るプリンターの制御系を示すブロ
ック図である。 第7図〜第19図は実施例に係るプリンターの作動を示す
フローチャートである。 第20図は、実施例に係るプリンターの制御の一部を示す
タイミングチャートである。 10…転写部 20…トラクター部 30…定着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 510 - 534 G03G 15/22 B41J 11/42 B41J 29/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置から供給される描画データに基づ
    き、電子写真プロセスにより連続用紙に描画を行なうプ
    リンターであって、 電子写真プロセスにより前記データに基づいた画像を連
    続用紙に転写する転写部と、 画像が転写された前記連続用紙を搬送すると共に、当該
    連続用紙上に前記転写画像を定着させる機能を有する第
    1の搬送手段と、 用紙搬送方向に沿って前記転写部と前記第1の搬送手段
    との間に設けられ、前記連続用紙を搬送すると共に、そ
    の搬送速度が前記第1の搬送手段における搬送速度より
    遅い速度に設定されて、搬送中の前記連続用紙にバック
    テンションを付与する第2の搬送手段と、 前記第2の搬送手段に設けられ連続用紙の1ページ分の
    搬送量に比例したパルスを出力するパルス発生手段と、 前記転写部よりも用紙搬送方向上流側に設けられ、前記
    連続用紙の有無を検知する検知手段と、 前記パルス発生手段からのパルスに基づいて前記転写部
    及び前記第1の搬送手段の動作を制御して、前記連続用
    紙の1ページ分に対応する描画データが転送された際に
    1ページ分の転写を行わせ、次のページ分のデータが転
    送された際に前ページの定着及び次ページの転写を実行
    させる第1の制御手段と、 前記検知手段が用紙無しを検知した場合、転写が終了し
    たページの定着を実行させると共に、前記パルス発生手
    段からの1ページ分のパルス数よりも数パルスだけ余分
    に前記第1の搬送手段を駆動させる第2の制御手段と、
    を備えたことを特徴とする連続用紙プリンター。
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