JP2771280B2 - 静電塗装装置及び該静電塗装装置用回転部材 - Google Patents
静電塗装装置及び該静電塗装装置用回転部材Info
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、静電塗装装置及び該塗装装置用の回転部材
に関する。
に関する。
［従来の技術］ 従来の静電塗装装置に於いては、塗料を霧化するため
に噴出される気体流は、例えば回転カップ等の回転部材
に設けられた流路、例えばスリットを介して供給されて
いる。
に噴出される気体流は、例えば回転カップ等の回転部材
に設けられた流路、例えばスリットを介して供給されて
いる。
［発明が解決しようとする課題］ 従って、前記気体流は回転の軸心に対して所定の一方
向にしか供給され得ず、前記塗料を最適な状態で霧化す
るための条件が固定されてしまうという欠点がある。
向にしか供給され得ず、前記塗料を最適な状態で霧化す
るための条件が固定されてしまうという欠点がある。
本発明は前記諸点に鑑み成されたものであって、その
目的とするところは、塗装条件が種々に異なったとして
も、前記気体流の回転の軸心に対する最適な噴出方向を
調整することによって最適な霧化条件を設定することが
できる静電塗装装置及び該静電塗装装置に使用される回
転部材を提供することにある。
目的とするところは、塗装条件が種々に異なったとして
も、前記気体流の回転の軸心に対する最適な噴出方向を
調整することによって最適な霧化条件を設定することが
できる静電塗装装置及び該静電塗装装置に使用される回
転部材を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 前記目的は、本発明によれば、供給される塗料を回転
することによって薄膜状に放出するように構成された回
転体と、該回転体から放出された薄膜状の塗料を霧化す
べく気体流を噴出する気体流噴出装置と、該気体流噴出
装置から噴出される気体流の噴射角度を前記回転体の回
転方向とは逆方向の所定の噴射角度に調整するための噴
射角度調整装置とを有する静電塗装装置によって達成さ
れる。
することによって薄膜状に放出するように構成された回
転体と、該回転体から放出された薄膜状の塗料を霧化す
べく気体流を噴出する気体流噴出装置と、該気体流噴出
装置から噴出される気体流の噴射角度を前記回転体の回
転方向とは逆方向の所定の噴射角度に調整するための噴
射角度調整装置とを有する静電塗装装置によって達成さ
れる。
更に、前記目的は、本発明によれば、供給される塗料
を回転することによって薄膜状に放出し、当該放出され
る薄膜状の塗料を霧化すべく噴出される気体流の噴射角
度を前記回転の回転方向とは逆方向の所定の噴射角度に
調整し得るように構成された静電塗装装置用回転部材に
よって達成される。
を回転することによって薄膜状に放出し、当該放出され
る薄膜状の塗料を霧化すべく噴出される気体流の噴射角
度を前記回転の回転方向とは逆方向の所定の噴射角度に
調整し得るように構成された静電塗装装置用回転部材に
よって達成される。
［実施例］ 以下、本発明の静電塗装装置及び該静電塗装装置に使
用される回転部材の好ましい実施例を図面に基づいて説
明する。
用される回転部材の好ましい実施例を図面に基づいて説
明する。
第１図は、本発明による静電塗装装置の側面断面図で
あり、本静電塗装装置を構成している静電塗装器１及び
当該静電塗装器１の端部２に装着された回転部材の一例
である回転カップ３夫々が示されている。
あり、本静電塗装装置を構成している静電塗装器１及び
当該静電塗装器１の端部２に装着された回転部材の一例
である回転カップ３夫々が示されている。
尚、前記静電塗装装置は回転カップ３と、塗装すべき
被塗装物（図示せず）との間に高電界を生じさせるため
の高電圧発生装置（図示せず）を備えている。
被塗装物（図示せず）との間に高電界を生じさせるため
の高電圧発生装置（図示せず）を備えている。
静電塗装器１は、胴部本体４と、塗料５を回転カップ
３に供給するための塗料供給装置７と、回転カップ３を
軸心８の廻りで回転させるための回転装置９とを備えて
いる。
３に供給するための塗料供給装置７と、回転カップ３を
軸心８の廻りで回転させるための回転装置９とを備えて
いる。
回転装置９は、胴部本体４の内部に設けられた空間20
を規定する内壁21に装着されたベアリング装置22と、ベ
アリング装置22に回転自在に支持された中空の軸部材23
と、軸部材23の端部24に装着された羽根部材25と、羽根
部材25に、例えば矢印26で示す方向に噴出気体流を衝突
させることによって、軸部材23に回転駆動力を与えるよ
うに構成された噴出気体流供給装置（図示せず）とを有
している。
を規定する内壁21に装着されたベアリング装置22と、ベ
アリング装置22に回転自在に支持された中空の軸部材23
と、軸部材23の端部24に装着された羽根部材25と、羽根
部材25に、例えば矢印26で示す方向に噴出気体流を衝突
させることによって、軸部材23に回転駆動力を与えるよ
うに構成された噴出気体流供給装置（図示せず）とを有
している。
このように構成された噴出気体流供給装置及び回転装
置９夫々によって、回転カップ３は、当該回転装置９の
軸部材23の端部27に、例えば螺合されることによって固
着された状態で、塗料供給装置７から供給される塗料５
を遠心力によって薄膜状に放出すべく軸部材23と共に一
体的に所定の回転数で回転される。
置９夫々によって、回転カップ３は、当該回転装置９の
軸部材23の端部27に、例えば螺合されることによって固
着された状態で、塗料供給装置７から供給される塗料５
を遠心力によって薄膜状に放出すべく軸部材23と共に一
体的に所定の回転数で回転される。
胴部本体４は、胴部材13と、胴部材13に、例えば複数
のボルト14によって固定された胴部材16と、胴部材16の
凸部17に、例えば嵌合によって固定されたカバー部材18
とを備えている。
のボルト14によって固定された胴部材16と、胴部材16の
凸部17に、例えば嵌合によって固定されたカバー部材18
とを備えている。
胴部材16の内部には前述の空間20が設けられており、
当該空間20を規定する内壁21にはベアリング装置22が装
着され、軸部材23を回転可能に支持している。
当該空間20を規定する内壁21にはベアリング装置22が装
着され、軸部材23を回転可能に支持している。
胴部材13と胴部材16との結合部に於いて空間28が形成
されるように、当該胴部材13には凹部31が、及び胴部材
16には凹部32が夫々設けられている。空間28はベアリン
グ装置22に回転自在に支持された軸部材23の端部24及び
当該端部24に装着される羽根部材25夫々を収容し得るよ
うな大きさを有している。
されるように、当該胴部材13には凹部31が、及び胴部材
16には凹部32が夫々設けられている。空間28はベアリン
グ装置22に回転自在に支持された軸部材23の端部24及び
当該端部24に装着される羽根部材25夫々を収容し得るよ
うな大きさを有している。
胴部材13には、前述の気体流供給装置とは別の高圧気
体発生装置（図示せず）から供給される矢印10で示す高
圧の気体流を案内する管11を接続するための接続口12
と、管11を介して接続口12から導入された高圧の気体流
をさらに案内するための通路30とが設けられている。接
続口12は、管11をナット15によって螺合し接続するため
のねじ部33を有している。
体発生装置（図示せず）から供給される矢印10で示す高
圧の気体流を案内する管11を接続するための接続口12
と、管11を介して接続口12から導入された高圧の気体流
をさらに案内するための通路30とが設けられている。接
続口12は、管11をナット15によって螺合し接続するため
のねじ部33を有している。
中空の軸部材23の内部に設けられた空間39は、当該軸
部材23の端部24及び端部27夫々に於いて開口しており、
胴部材13の通路30から端部24の開口を介して案内される
高圧の気体を端部27の開口より回転カップ３に更に導く
ための通路40を構成している。
部材23の端部24及び端部27夫々に於いて開口しており、
胴部材13の通路30から端部24の開口を介して案内される
高圧の気体を端部27の開口より回転カップ３に更に導く
ための通路40を構成している。
カバー部材18の中心部には、組立て時に軸部材23の端
部27を貫通させて当該カバー部材18から突出させ得るよ
うに孔29が設けられている。
部27を貫通させて当該カバー部材18から突出させ得るよ
うに孔29が設けられている。
燃料供給装置７は、燃料タンク（図示せず）から塗料
を導くための管34と、管34によって導かれる塗料を更に
回転カップ３に導くための管37と、管34をナット35によ
って及び管37をナット36によって夫々固定・接続するよ
うに構成されたコネクタ部材38とを備えている。コネク
タ部材38は、ブラケット６及びビス41を介して胴部材16
に装着されている。
を導くための管34と、管34によって導かれる塗料を更に
回転カップ３に導くための管37と、管34をナット35によ
って及び管37をナット36によって夫々固定・接続するよ
うに構成されたコネクタ部材38とを備えている。コネク
タ部材38は、ブラケット６及びビス41を介して胴部材16
に装着されている。
回転カップ３は、第２図に示すように以下に述べる各
部材及び装置夫々に分解することができる。即ち、、回
転カップ３は、中空円筒状のアウタカップ部材43と、ア
ウタカップ部材43の内部に収容され得るように形成され
たインナカップ部材44と、アウタカップ部材43及びイン
ナカップ部材44を第１図に示すように同軸的に嵌合した
状態でインナカップ部材44の端部46に形成されたねじ部
47に螺合することによって当該アウタカップ部材43及び
インナカップ部材44夫々を相対的に固定するための固定
リング部材48と、前述の気体流噴出装置から噴出される
気体流の、回転カップ３の回転の軸心８に対する噴射角
度を調整すべくアウタカップ部材43とインナカッウ部材
44との間に設けられた噴射角度調整装置45とを備えてい
る。
部材及び装置夫々に分解することができる。即ち、、回
転カップ３は、中空円筒状のアウタカップ部材43と、ア
ウタカップ部材43の内部に収容され得るように形成され
たインナカップ部材44と、アウタカップ部材43及びイン
ナカップ部材44を第１図に示すように同軸的に嵌合した
状態でインナカップ部材44の端部46に形成されたねじ部
47に螺合することによって当該アウタカップ部材43及び
インナカップ部材44夫々を相対的に固定するための固定
リング部材48と、前述の気体流噴出装置から噴出される
気体流の、回転カップ３の回転の軸心８に対する噴射角
度を調整すべくアウタカップ部材43とインナカッウ部材
44との間に設けられた噴射角度調整装置45とを備えてい
る。
尚、アウタカップ部材43、インナカップ部材44及び固
定リング部材48夫々によって回転筒状態を構成してお
り、これらの部材に更に噴射角度調整装置45が加わって
回転筒部材を構成している。
定リング部材48夫々によって回転筒状態を構成してお
り、これらの部材に更に噴射角度調整装置45が加わって
回転筒部材を構成している。
第１図及び第３図夫々に示すように、回転カップ３
は、アウタカップ部材43及びインナカップ部材44が同軸
的に嵌合・固定された状態で、当該インナカップ部材44
が軸部材23の端部27に、例えばねじ止めによって連結さ
れている。
は、アウタカップ部材43及びインナカップ部材44が同軸
的に嵌合・固定された状態で、当該インナカップ部材44
が軸部材23の端部27に、例えばねじ止めによって連結さ
れている。
インナカップ部材44は、軸部材23の端部27の開口から
供給される気体流噴出装置からの気体流を受入れるため
の開口部49と、開口部49からの気体流を当該インナカッ
プ部材44の外周面50に導くための通路51とを備えてい
る。
供給される気体流噴出装置からの気体流を受入れるため
の開口部49と、開口部49からの気体流を当該インナカッ
プ部材44の外周面50に導くための通路51とを備えてい
る。
アウタカップ部材43及びインナカップ部材44が同軸的
に嵌合・固定された状態では、インナカップ部材44の外
周面50とアウタカップ部材43の内周面52との間には間隙
53が形成されており、インナカップ部材44の通路51によ
って導かれた気体流が矢印54で示す方向に排出され得
る。後述するように、矢印55で示す方向に薄膜状に放出
される塗料５は、間隙53から排出される気体流によって
霧化され得る。
に嵌合・固定された状態では、インナカップ部材44の外
周面50とアウタカップ部材43の内周面52との間には間隙
53が形成されており、インナカップ部材44の通路51によ
って導かれた気体流が矢印54で示す方向に排出され得
る。後述するように、矢印55で示す方向に薄膜状に放出
される塗料５は、間隙53から排出される気体流によって
霧化され得る。
噴射角度調整装置45は、第４図に拡大して示すよう
に、インナカップ部材44の外周面50とアウタカップ部材
43の内周面52との間に形成される間隙53内に配置されて
いる。第２図及び第４図夫々に示すように、噴射角度調
整装置45は、同軸的に配置された３つのリング部材56,5
7,58夫々によって構成されている。
に、インナカップ部材44の外周面50とアウタカップ部材
43の内周面52との間に形成される間隙53内に配置されて
いる。第２図及び第４図夫々に示すように、噴射角度調
整装置45は、同軸的に配置された３つのリング部材56,5
7,58夫々によって構成されている。
リング部材56は、インナカップ部材44の外周面50の段
部59に形成された複数の突起60の形状に対応する形状
の、当該リング部材56の側面62に形成された複数の穴部
61を有している。これらの複数の穴部61に複数の突起60
が嵌合することによって、リング部材56は矢印63で示す
回転方向に関して固定され得る。リング部材56は変形し
難いかたい材質、例えば金属で形成するのが好ましい。
部59に形成された複数の突起60の形状に対応する形状
の、当該リング部材56の側面62に形成された複数の穴部
61を有している。これらの複数の穴部61に複数の突起60
が嵌合することによって、リング部材56は矢印63で示す
回転方向に関して固定され得る。リング部材56は変形し
難いかたい材質、例えば金属で形成するのが好ましい。
尚、これらの複数の穴部61及び複数の突起60は、前述
の嵌合状態を維持することができるものであるならば、
夫々の配置が逆になってもよいのは勿論である。
の嵌合状態を維持することができるものであるならば、
夫々の配置が逆になってもよいのは勿論である。
リング部材57は、当該リング57の側面65に於いて、例
えば接着によってリング部材56の側面64に固定されてい
る。リング部材57は変形し易い柔かな材質、例えばシリ
コンゴム、ウレタンゴム等の弾性変形し得る弾性ゴムで
形成するのが好ましく、或いは塑性変形し易い柔かい材
質で変形してもよい。
えば接着によってリング部材56の側面64に固定されてい
る。リング部材57は変形し易い柔かな材質、例えばシリ
コンゴム、ウレタンゴム等の弾性変形し得る弾性ゴムで
形成するのが好ましく、或いは塑性変形し易い柔かい材
質で変形してもよい。
リング部材58は、アウタカップ部材43の内周面52に一
体的に設けられたフランジ66に形成された、リング状部
材56に形成された複数の穴部61と同様の複数の穴部67の
形状に対応する形状の、当該リング部材58の側面68に形
成された複数の突起69を有している。これらの複数の穴
部67に複数の突起69が嵌合することによって、リング部
材58は矢印63で示す回転方向に関して固定され得る。リ
ング部材58は、リング部材56と同様に変形し難いかたい
材質、例えば金属で形成するのが好ましい。
体的に設けられたフランジ66に形成された、リング状部
材56に形成された複数の穴部61と同様の複数の穴部67の
形状に対応する形状の、当該リング部材58の側面68に形
成された複数の突起69を有している。これらの複数の穴
部67に複数の突起69が嵌合することによって、リング部
材58は矢印63で示す回転方向に関して固定され得る。リ
ング部材58は、リング部材56と同様に変形し難いかたい
材質、例えば金属で形成するのが好ましい。
リング部材58は、当該リング部材58の側面70に於い
て、例えば接着によってリング部材57の側面71に固定さ
れている。
て、例えば接着によってリング部材57の側面71に固定さ
れている。
尚、これらの複数の穴部67及び複数の突起69も、前述
の嵌合状態を維持することができるものであるならば、
夫々の配置が逆になってもよいのは勿論である。
の嵌合状態を維持することができるものであるならば、
夫々の配置が逆になってもよいのは勿論である。
これらの３つのリング部材56,57,58夫々の外周面72,7
3,74夫々には、第２図に示すように、当該外周面72,73,
74夫々の周方向に沿って、対応する複数の凹溝75,76,77
夫々が形成されており、これらの凹溝75,76,77及びアウ
タカップ部材43の内周面52夫々によって、噴出気体流の
案内通路78を構成している。
3,74夫々には、第２図に示すように、当該外周面72,73,
74夫々の周方向に沿って、対応する複数の凹溝75,76,77
夫々が形成されており、これらの凹溝75,76,77及びアウ
タカップ部材43の内周面52夫々によって、噴出気体流の
案内通路78を構成している。
また、インナカップ部材44の端部46のねじ部47には、
当該ねじ部47の回転方向に沿って所定の間隔をおいて複
数の溝79が形成されている。これらの溝79には、例えば
第２図に示すような回転工具80の先端部に設けられた一
対の爪部材81を嵌めることができる。回転工具80の爪部
材81を溝79に嵌めた状態で当該回転工具80を矢印82で示
す方向に回転させることによって、インナカップ部材44
も矢印83で示す方向に回転させることができる。従っ
て、アウタカップ部材43を例えば一方の手で保持、即ち
固定した状態でインナカップ部材44の溝79に回転工具80
の爪部材81を嵌合させ当該回転工具80を前述のように矢
印82で示す方向、例えば回転方向と逆に回転させること
により、アウタカップ部材43及びインナカップ部材44夫
々は矢印83で示す方向に相対的に回転し、それと共にア
ウタカップ部材43に固定的に連結されたリング部材58及
びインナカップ部材44に固定的に連結されたリング部材
56夫々も矢印83で示す方向に相対的に回転し、その結果
これらのリング部材58及びリング部材56夫々に連結され
たリング部材57は、第５図に示すように、軸心８に対し
て所定の角度でねじ曲げられた状態になる。その結果噴
出気体流は回転カップ３の回転方向と逆の方向の角度に
噴出されるようになる。即ち、前述の案内通路78の噴出
気体流の導入口84及び排出口85の相対位置を変化させる
ことにより、当該噴出気体流の軸心８に対する噴出角度
を所望に調整することができる。
当該ねじ部47の回転方向に沿って所定の間隔をおいて複
数の溝79が形成されている。これらの溝79には、例えば
第２図に示すような回転工具80の先端部に設けられた一
対の爪部材81を嵌めることができる。回転工具80の爪部
材81を溝79に嵌めた状態で当該回転工具80を矢印82で示
す方向に回転させることによって、インナカップ部材44
も矢印83で示す方向に回転させることができる。従っ
て、アウタカップ部材43を例えば一方の手で保持、即ち
固定した状態でインナカップ部材44の溝79に回転工具80
の爪部材81を嵌合させ当該回転工具80を前述のように矢
印82で示す方向、例えば回転方向と逆に回転させること
により、アウタカップ部材43及びインナカップ部材44夫
々は矢印83で示す方向に相対的に回転し、それと共にア
ウタカップ部材43に固定的に連結されたリング部材58及
びインナカップ部材44に固定的に連結されたリング部材
56夫々も矢印83で示す方向に相対的に回転し、その結果
これらのリング部材58及びリング部材56夫々に連結され
たリング部材57は、第５図に示すように、軸心８に対し
て所定の角度でねじ曲げられた状態になる。その結果噴
出気体流は回転カップ３の回転方向と逆の方向の角度に
噴出されるようになる。即ち、前述の案内通路78の噴出
気体流の導入口84及び排出口85の相対位置を変化させる
ことにより、当該噴出気体流の軸心８に対する噴出角度
を所望に調整することができる。
尚、噴射角度調整装置45の同軸的に配置された３つの
リング部材56,57,58の相互の固定は、前述のようにリン
グ部材の側面に設けられた複数の突起とこれらの突起に
対応して設けられた穴部との嵌合によって行なわれてい
るが、本発明はこれに限らず、例えばクラッチのように
リング部材の側面相互の摩擦的な接触によって相互に固
定するようにしても良いのは勿論である。この場合、リ
ング部材の相互の相対位置は、無段階に任意の所望の位
置に設定することができ、それ故噴出気体流の噴射角度
を連続的に変化させることができ、最適な塗装条件をき
め細かく設定調整することができる。
リング部材56,57,58の相互の固定は、前述のようにリン
グ部材の側面に設けられた複数の突起とこれらの突起に
対応して設けられた穴部との嵌合によって行なわれてい
るが、本発明はこれに限らず、例えばクラッチのように
リング部材の側面相互の摩擦的な接触によって相互に固
定するようにしても良いのは勿論である。この場合、リ
ング部材の相互の相対位置は、無段階に任意の所望の位
置に設定することができ、それ故噴出気体流の噴射角度
を連続的に変化させることができ、最適な塗装条件をき
め細かく設定調整することができる。
更にまた、前述のリング部材56,57,58相互の固定は、
それらの各側面に相互に噛み合うギアを形成することに
よって行なうようにしても良い。
それらの各側面に相互に噛み合うギアを形成することに
よって行なうようにしても良い。
また、第２図及び第５図夫々に於いて噴射角度調整装
置45の３つのリング部材56,57,58は、説明のために実際
より大きめに表現しており、殊にリング部材56及び58
は、それら厚みができるだけ薄くするように構成するの
が好ましい。
置45の３つのリング部材56,57,58は、説明のために実際
より大きめに表現しており、殊にリング部材56及び58
は、それら厚みができるだけ薄くするように構成するの
が好ましい。
以上のように構成された、本発明による静電塗装装置
の使用及び動作の状態を以下に説明する。
の使用及び動作の状態を以下に説明する。
まず、静電塗装装置を使用するに当たって、固定リン
グ部材48を緩めて外しておき、回転工具80を溝79に嵌め
合わせて、予め使用すべき回転カップ３に設けられた噴
射角度調整装置45によって、噴出気体流の軸心８に対す
る噴射角度を所望の塗装条件に対応する最適な状態に調
整し、再び固定リング部材48を締上げて回転カップ３の
前述の噴射角度を固定する。このように噴射角度を最適
な状態に調整し固定した回転カップ３が静電塗装器１の
端部２に装着される。
グ部材48を緩めて外しておき、回転工具80を溝79に嵌め
合わせて、予め使用すべき回転カップ３に設けられた噴
射角度調整装置45によって、噴出気体流の軸心８に対す
る噴射角度を所望の塗装条件に対応する最適な状態に調
整し、再び固定リング部材48を締上げて回転カップ３の
前述の噴射角度を固定する。このように噴射角度を最適
な状態に調整し固定した回転カップ３が静電塗装器１の
端部２に装着される。
次に、静電塗装装置を動作状態にすると、噴出気体流
供給装置（図示せず）から矢印26で示す方向に噴出気体
流が供給され羽根部材25に衝突するようになっている。
従って、羽根部材25は、例えば矢印90で示す方向に回転
し始め、当該羽根部材25に端部24に於いて固定された軸
部材23も一体的に矢印90で示す方向に回転し始めるよう
になる。軸部材23の回転により、当該軸部材23の端部27
に於いて固定された回転カップ３も矢印90で示す方向に
回転する。
供給装置（図示せず）から矢印26で示す方向に噴出気体
流が供給され羽根部材25に衝突するようになっている。
従って、羽根部材25は、例えば矢印90で示す方向に回転
し始め、当該羽根部材25に端部24に於いて固定された軸
部材23も一体的に矢印90で示す方向に回転し始めるよう
になる。軸部材23の回転により、当該軸部材23の端部27
に於いて固定された回転カップ３も矢印90で示す方向に
回転する。
それと同時に、塗料供給装置７の管37の先端部91から
は塗料５が供給される。塗料５は、回転カップ３が所定
の回転数で回転されているため、回転カップ３の内周面
86に供給されると、遠心力によって当該内周面86の全域
に付着した状態となり、その結果薄膜状の形態、即ちフ
ィルム状になる。薄膜状になった塗料５は矢印55で示す
ように移動していき、回転カップ３のインナカップ部材
44のナイフエッジ状の先端部87から放出される。
は塗料５が供給される。塗料５は、回転カップ３が所定
の回転数で回転されているため、回転カップ３の内周面
86に供給されると、遠心力によって当該内周面86の全域
に付着した状態となり、その結果薄膜状の形態、即ちフ
ィルム状になる。薄膜状になった塗料５は矢印55で示す
ように移動していき、回転カップ３のインナカップ部材
44のナイフエッジ状の先端部87から放出される。
更に同時に、高圧気体発生装置（図示せず）から矢印
10で示される高圧の気体流が供給される。この高圧の気
体流は、胴部材13の通路30、軸部材23の通路40及びイン
ナカップ部材44の通路51夫々を介して当該インナカップ
部材44の外周面50とアウタカップ部材43の内周面52との
間に形成された間隙53に導かれ、第１図及び第４図夫々
に示すように、インナカップ部材44の先端部87とアウタ
カップ部材43の先端部88との間の空間89から矢印54の方
向に放出される。この矢印54の方向に放出される高圧の
気体流（シェービングエアとも称する）により、インナ
カップ部材44のナイフエッジ状の先端部87から放出され
る薄膜状の塗料５は霧化される。
10で示される高圧の気体流が供給される。この高圧の気
体流は、胴部材13の通路30、軸部材23の通路40及びイン
ナカップ部材44の通路51夫々を介して当該インナカップ
部材44の外周面50とアウタカップ部材43の内周面52との
間に形成された間隙53に導かれ、第１図及び第４図夫々
に示すように、インナカップ部材44の先端部87とアウタ
カップ部材43の先端部88との間の空間89から矢印54の方
向に放出される。この矢印54の方向に放出される高圧の
気体流（シェービングエアとも称する）により、インナ
カップ部材44のナイフエッジ状の先端部87から放出され
る薄膜状の塗料５は霧化される。
霧化された塗料５は、高電圧発生装置（図示せず）に
より被塗装物（図示せず）と回転カップ３との間に形成
される高電界により引っぱられて飛翔していき、当該被
塗装物に確実に付着する。
より被塗装物（図示せず）と回転カップ３との間に形成
される高電界により引っぱられて飛翔していき、当該被
塗装物に確実に付着する。
尚、本実施例に於いては、回転部材として回転カップ
３を用いたもので説明したが、これに限らず回転ディス
クを用いた静電塗装装置にも適用することができるのは
勿論である。
３を用いたもので説明したが、これに限らず回転ディス
クを用いた静電塗装装置にも適用することができるのは
勿論である。
［発明の効果］ 前述の構成から、本発明の静電塗装装置は、同一の回
転筒部材により、塗料の噴出パターンの幅の調整及び当
該塗料の霧化の状態の調整を行なおうとする場合、従来
のように高圧の気体流、即ちシェービングエアの噴出の
強弱、或いは噴出の速度の大小によって行なう必要がな
く、噴射角度調整装置によって気体流の回転体の回転方
向とは逆方向の最適な噴射方向、即ち噴射角度を調整す
ることによって最適な霧化条件を設定して塗装を行なう
ように構成されているため、当該シェービングエアの噴
出の速度を比較的変化させる必要がない。従って、シェ
ービングエアの噴出の速度が比較的安定しているため、
塗料の霧化の状態も安定させることができ、塗料の微粒
化（粒度）を均一に行なうことができ、安定した塗装及
び高品質な塗膜外観を得ることができる。
転筒部材により、塗料の噴出パターンの幅の調整及び当
該塗料の霧化の状態の調整を行なおうとする場合、従来
のように高圧の気体流、即ちシェービングエアの噴出の
強弱、或いは噴出の速度の大小によって行なう必要がな
く、噴射角度調整装置によって気体流の回転体の回転方
向とは逆方向の最適な噴射方向、即ち噴射角度を調整す
ることによって最適な霧化条件を設定して塗装を行なう
ように構成されているため、当該シェービングエアの噴
出の速度を比較的変化させる必要がない。従って、シェ
ービングエアの噴出の速度が比較的安定しているため、
塗料の霧化の状態も安定させることができ、塗料の微粒
化（粒度）を均一に行なうことができ、安定した塗装及
び高品質な塗膜外観を得ることができる。
第１図は、本発明による静電塗装装置の一部の側面断面
図、 第２図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の分解斜視図、 第３図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の正面図、 第４図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の一部拡大断面図、 第５図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の噴出角度調整調整装置の動作の説明図である。 １……静電塗装器、３……回転カップ、 ４……胴部本体、５……塗料、 ７……塗料供給装置、９……回転装置。
図、 第２図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の分解斜視図、 第３図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の正面図、 第４図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の一部拡大断面図、 第５図は、本発明による静電塗装装置に使用される回転
筒部材の噴出角度調整調整装置の動作の説明図である。 １……静電塗装器、３……回転カップ、 ４……胴部本体、５……塗料、 ７……塗料供給装置、９……回転装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−193752（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−98344（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−200863（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−164958（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭57−48977（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (3)
- 【請求項１】供給される塗料を回転することによって薄
膜状に放出するように構成された回転体と、該回転体か
ら放出された薄膜状の塗料を霧化すべく気体流を噴出す
る気体流噴出装置と、該気体流噴出装置から噴出される
気体流の噴射角度を前記回転体の回転方向とは逆方向の
所定の噴射角度に調整するための噴射角度調整装置とを
有してなる静電塗装装置。 - 【請求項２】前記回転体が回転筒状体であって、当該回
転筒状体は当該回転筒状体の内周面に前記塗料を供給し
当該回転筒状体の回転による遠心力によって当該回転筒
状体の先端部から当該塗料を薄膜状に放出するように構
成されており、前記気体流噴出装置は前記回転筒状体の
外周面に気体流を供給し当該回転筒状体の先端部から当
該気体流を噴出させることによって前記塗料を霧化する
ように構成されており、前記噴射角度調整装置は、それ
ぞれ外周面に複数の凹溝が設けられた変形し難い材質で
形成された第１および第３のリング部材と、該第１およ
び第３のリング部材に挾持された変形し易い材質で形成
された第２のリング部材と、該第１、第２および第３の
リング部材を覆うリング部材を覆う部材とを備え、前記
第１のリング部材の外周面の複数の凹溝と前記リング部
材を覆う部材とによって当該気体流の案内通路の導入口
を、前記第２のリング部材の外周面の複数の凹溝と前記
リング部材を覆う部材とによって当該気体流の案内通路
を、前記第３のリング部材の外周面の複数の凹溝と前記
リング部材を覆う部材とによって当該気体流の案内通路
の排出口をそれぞれ構成し、前記第１のリング部材と前
記第３のリング部材との前記回転筒状体の回転方向に対
する相対位置を変更して、前記気体流の案内通路の導入
口と前記気体流の案内通路の排出口との前記回転筒状体
の回転方向に対する相対位置を変化させることによっ
て、当該気体流の噴射角度を前記回転筒状体の回転方向
とは逆方向の所定の噴射角度に調整するように構成され
ている請求項１に記載の静電塗装装置。 - 【請求項３】供給される塗料を回転することによって薄
膜状に放出し、当該放出される薄膜状の塗料を霧化すべ
く噴出される気体流の噴射角度を前記回転の回転方向と
は逆方向の所定の噴射角度に調整し得るように構成され
た静電塗装装置用回転部材。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1265978A JP2771280B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 静電塗装装置及び該静電塗装装置用回転部材 |
| US07/587,950 US5183210A (en) | 1989-10-12 | 1990-09-24 | Electrostatic spray coating apparatus |
| DE69026019T DE69026019T2 (de) | 1989-10-12 | 1990-10-01 | Elektrostatische Sprühvorrichtung für die Beschichtung |
| EP90310733A EP0422813B1 (en) | 1989-10-12 | 1990-10-01 | Electrostatic spray coating apparatus |
| KR1019900016024A KR970001789B1 (ko) | 1989-10-12 | 1990-10-08 | 정전 분무 도장장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1265978A JP2771280B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 静電塗装装置及び該静電塗装装置用回転部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03127654A JPH03127654A (ja) | 1991-05-30 |
| JP2771280B2 true JP2771280B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=17424669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1265978A Expired - Fee Related JP2771280B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 静電塗装装置及び該静電塗装装置用回転部材 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5183210A (ja) |
| EP (1) | EP0422813B1 (ja) |
| JP (1) | JP2771280B2 (ja) |
| KR (1) | KR970001789B1 (ja) |
| DE (1) | DE69026019T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5720819A (en) * | 1996-04-17 | 1998-02-24 | Northrop Grumman Corporation | Electrostatic liquid applicator for spraying a liquid surface-coating material |
| DE19621072A1 (de) * | 1996-05-24 | 1997-11-27 | Gema Volstatic Ag | Elektrostatische Sprühvorrichtung |
| US5947377A (en) * | 1997-07-11 | 1999-09-07 | Nordson Corporation | Electrostatic rotary atomizing spray device with improved atomizer cup |
| US6053428A (en) * | 1997-11-21 | 2000-04-25 | Van Der Steur; Gunnar | Rotary atomizer with integrated shaping air |
| SE527892C2 (sv) * | 2004-05-18 | 2006-07-04 | Lind Finance & Dev Ab | Formande luftström |
| KR100759928B1 (ko) * | 2006-09-18 | 2007-09-18 | 김형곤 | 액체분무장치 |
| KR100896814B1 (ko) * | 2007-10-26 | 2009-05-11 | 심재욱 | 세척용 분사장치 |
| DE102008037799B4 (de) | 2008-08-14 | 2012-03-22 | Daimler Ag | Verfahren und Vorrichtung zum thermischen Spritzen |
| JP7220730B2 (ja) * | 2021-01-15 | 2023-02-10 | 本田技研工業株式会社 | 回転霧化式塗装装置 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4458844A (en) * | 1977-02-07 | 1984-07-10 | Ransburg Japan Ltd. | Improved rotary paint atomizing device |
| JPS6056539B2 (ja) * | 1977-02-09 | 1985-12-10 | 俊行 門脇 | 静電塗装装置 |
| US4640702A (en) * | 1980-07-14 | 1987-02-03 | Monsanto Company | 2-chloro-4-trifluoromethyl-thiazolecarbothioic acids useful as herbicidal safeners |
| DE3214314A1 (de) * | 1982-04-19 | 1983-10-20 | J. Wagner AG, 9450 Altstätten | Elektrostatische spruehvorrichtung |
| US4601921A (en) * | 1984-12-24 | 1986-07-22 | General Motors Corporation | Method and apparatus for spraying coating material |
| DE3505619C2 (de) * | 1985-02-19 | 1986-12-11 | Kopperschmidt-Mueller Gmbh & Co Kg, 4800 Bielefeld | Verfahren zum Beschichten von Gegenständen und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
| JPS62164958U (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-20 | ||
| JPS6328464A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-06 | Oogi Shokai:Kk | 静電塗装装置 |
| JPS63200863A (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-19 | Asahi Okuma Ind Co Ltd | 回転電極式静電塗装ガンの霧化塗料流放出角度調節方法 |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1265978A patent/JP2771280B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-09-24 US US07/587,950 patent/US5183210A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-01 DE DE69026019T patent/DE69026019T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-01 EP EP90310733A patent/EP0422813B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-10-08 KR KR1019900016024A patent/KR970001789B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03127654A (ja) | 1991-05-30 |
| EP0422813A2 (en) | 1991-04-17 |
| US5183210A (en) | 1993-02-02 |
| KR910007586A (ko) | 1991-05-30 |
| DE69026019D1 (de) | 1996-04-25 |
| EP0422813B1 (en) | 1996-03-20 |
| DE69026019T2 (de) | 1996-09-12 |
| KR970001789B1 (ko) | 1997-02-15 |
| EP0422813A3 (en) | 1991-08-28 |
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