JP2770622B2 - 指向性制御スピーカシステム - Google Patents
指向性制御スピーカシステムInfo
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Description
トを用いて、2つ以上複数の音声信号をそれぞれ独立し
たサービスエリアで再生させるスピーカシステムの指向
性を制御する指向性制御スピーカシステムに関するもの
である。
その他の部分には伝えないようにする指向性制御スピー
カシステムとして、種々のシステムが用いられてきた。
カユニットをライン状に配列した指向性制御スピーカシ
ステムについて説明を行う。
テム図を示すものである。(図5)において、1は音声
信号、20〜2nは最適な指向性制御を行うためのスピ
ーカユニットの位置に対応した振幅制御またはフィルタ
ー等の信号処理回路、40〜4nは電力増幅器、50〜
5nはライン配列されたスピーカユニットである。
について以下の動作を説明する。拡声しようとする音声
信号1は分波され、信号処理回路20〜2nに入力され
る。信号処理回路20〜2nでは、ライン配列されたス
ピーカユニット50〜5nの位置に対応して最適な指向
特性となるように音声信号を信号処理する。その信号処
理された信号は電力増幅器40〜4nに送られ、増幅さ
れ、各スピーカユニット50〜5nから再生される。
列の中央に中心を持ち、左右対称なサービスエリアを持
つ。このため、ライン配列スピーカは、対称な位置では
同じ信号で駆動することができるので、信号処理回路2
0〜2nや電力増幅器40〜4nの数を低減させること
ができる。(図5)は、信号処理回路のみ左右を共用化
し、電力増幅回路の共用化は行っていない場合である。
システムではシステムの長さは長くなるが、低音域から
高音域まで一定した指向特性が実現できる長所を持って
いる。
ような構成では、拡声しようとする音声信号が2つ以上
複数ある場合、1つのシステムでも大きさが大きいため
に、並べて使用すると、大変大きなシステムになってし
まう欠点がある。
制御スピーカシステムを並べて使用する場合のシステム
図を示している。単純に2倍の大きさのシステム構成と
なっている。
のサービスエリアに拡声しようとすると、スピーカシス
テムの幅は1.5〜2.0mとなり、非常に大きいシス
テムとなる。これを、複数の音声信号を隣接するサービ
スエリアに独立に拡声しようとしても、このスピーカシ
ステムの大きさで、2つのシステムを近づけて配置する
ことが不可能となり、独立したサービスエリアを近づけ
て設置することができなかった。
指向性制御スピーカシステムにおいても、複数の音声信
号を隣接するサービスエリアにそれぞれ独立して拡声す
ることができ、また全体のシステムも小型化が図られる
システムを提供するものである。
ムでは上記問題点を解決するため、信号処理回路と電力
増幅器との間にミキシング回路を設け、互いに近接して
拡声しようとする2ついじょうの音声信号を目的に合わ
せ信号処理された信号をミキシングし、このミキシング
された信号をスピーカユニットに入力して再生させるシ
ステム構成としている。
状配列形スピーカシステムの隣接する部分に位置するス
ピーカユニットに、2つ以上の信号処理された音声信号
を混合させた信号を加え駆動することである。これによ
って、ライン状配列形スピーカシステムで複数の独立し
たサービスエリアを直線状に配置しようとするシステム
でも隣接するシステムのスピーカユニットは共用化でき
るので、1つのライン状配列形スピーカシステムを構成
するスピーカユニットの数は同じにしながら、システム
の大きさをあまり大きくならずに実現することができる
ものである。
は、システムの大きさとサービスエリアの大きさには密
接な関係があり、所望の特性を維持しながら、2つ以上
のサービスエリアを隣接させることは物理的に不可能な
場合も生じる。これを、2つ以上複数の指向性制御スピ
ーカシステムで隣接する部分のスピーカユニット群には
混合した信号で駆動させることで、それぞれのシステム
を電気的に近接させて配置できることになり、独立した
サービスエリアを非常に近接させることが可能となる。
しながら説明する。
向性制御スピーカシステムを示すものである。(図1)
において、1a,1bはそれぞれ独立したサービスエリ
アに拡声しようとする音声信号である。この音声信号1
a,1bはそれぞれ分波され、振幅制御またはフィルタ
ー等の信号処理回路20a〜2na、20b〜2nbに
入力される。この信号処理回路から出力された信号の大
部分は電力増幅器40a〜4na、40b〜4nbに入
力される。
a、2(n−1)b,2nbの出力信号はミキシング回
路31、32に入力され、混合加算されたのち電力増幅
器4(n−1)ab,4nabに入力される。そして、
電力増幅器40a〜4na、40b〜4nb,4(n−
1)ab,4nabの出力はライン配列されたスピーカ
ユニット50a〜5na、50b〜5nb、5(nー
1)ab、5nabに接続され駆動される。
について、以下その動作について説明する。
べると、音声信号1aは分波され、スピーカの位置に対
応した信号処理回路20a〜2naで所望の特性が再生
できるように処理される。ライン配列スピーカの指向特
性は、スピーカユニットの中央を中心に対称な指向特性
を得るために中心に対して対称な位置にあるスピーカユ
ニットには同じ信号が送られる。すなわち、例えば信号
処理回路21aの出力は、2つの電力増幅器41aに入
力され、2つのユニット51aを駆動するシステムとな
っている。もう一方の音声信号1bについても同様のこ
とが言える。そこで、それぞれ独立した2つの拡声信号
を近接したサービスエリアで拡声しようとするとスピー
カユニットを重ね合わせなければならないということが
生じてしまうので、この重ね合わせたい部分に送る信号
である両チャンネルの信号処理回路20a〜2na、2
0b〜2nbの出力信号をミキシングして電力増幅し、
スピーカユニットを駆動すれば、互いにスピーカユニッ
トを物理的に重ね合わせることなく、そして指向特性を
損ねることなく実現できることになる。
aを拡声するスピーカは、Aで範囲を示すように、スピ
ーカユニット50a〜5na、と5(n−1)ab,5
nabであり、もうひとつの拡声信号1bを拡声するス
ピーカは、Bで範囲を示すようにスピーカユニット50
b〜5nbと5(n−1)ab,5nabである。すな
わち、スピーカユニット5(n−1)ab,5nab
は、2つの音声信号1a,1bがミキシングされた信号
で駆動され、共用されている。(図1)は共用するスピ
ーカユニットを2個だけとしているが、目的に応じて1
個以上、複数個共用させて使用することができるもので
あろ。このようにすることにより指向特性を維持しなが
ら、互いにサービスエリアを近接させることが可能にな
り、また使用するスピーカーユニットの数も少なくなる
ので、システムの小型化が可能になるというメリットを
持つ。
制御スピーカシステムのスピーカユニットの配列図を示
している。2つの拡声信号1a,1bを、近接するサー
ビスエリアに同時に拡声するシステムであり、中央部の
スピーカユニット53ab,54abは、拡声信号1
a,1bの信号処理回路の出力をミキシングし、電力増
幅された信号で駆動される。この場合、スピーカユニッ
ト2個分に相当するだけサービスエリアが接近できるこ
とになる。
ピーカシステムのスピーカユニット配列図を示してい
る。面配列形は一方向だけでなく二方向すなわち平面的
にサービスエリアを制御するシステムである。スピーカ
ユニット群5Aは拡声信号1aを拡声するもので、スピ
ーカユニット群5B派拡声信号1bを拡声するものであ
る。斜線を施したスピーカユニット群5ABは、2つの
音声信号がミキシングされた信号を拡声する領域であ
る。このようにスピーカユニットをライン配列したシス
テムばかりでなく、面配列したシステムにおいてもそう
ようの効果が得られるものである。
り、拡声したい音声信号が3チャンネルあり、それぞれ
近接させながら独立したサービスエリアに拡声しようと
した場合のスピーカシステム図を示している。(図1)
に示した2チャンネルの拡声システムの他に、もう1つ
チャンネルが追加されている。すなわち、追加された音
声信号は1cであり、この音声信号1cを処理する信号
処理回路は20c〜2ncである。そしてこの信号処理
回路の出力信号は、電力増幅器41c〜4ncに接続さ
れ、スピーカユニット50c〜5ncを駆動するシステ
ムとなっている。ミキサー回路33、34は、拡声信号
1b,1cのフィルター回路を通ったそれぞれの信号を
ミキシングする回路であり、電力増幅器4(n−1)b
c、4nbcで増幅され、スピーカユニット5(n−
1)bc,5nbcを駆動するものである。(図1)に
示した動作と全く同じであり、同じ効果がえられる。
電力増幅回路の間にミキシング回路を設け、信号処理さ
れた複数の音声信号を混合して隣接するスピーカユニッ
トを駆動することにより、従来のライン配列形スピーカ
システムでは不可能であった複数の独立したサービスエ
リアを接近させることが可能となり、またシステム全体
を小型化でき、システム構成も簡単になるという効果を
持つものである。
グ回路をコンピュータでコントロールすることにより、
スピーカからサービスエリアまでの距離、サービスエリ
アの間隔、指向特性等を目的に合わせて自在に、即座に
制御することが可能となる。
の一実施例におけるシステム図
の一実施例におけるスピーカユニット配置図
実施例におけるスピーカユニット配置図
実施例のシステム図
図
図
号処理回路 31,32,33,34 ミキシング回路 40a〜4na,40b〜4nb,40c〜4nc 電
力増幅器 50a〜5na,50b〜5nb,50c〜5nc ス
ピーカユニット
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のスピーカユニットをほぼ等間隔に
ライン状または平面状に配置し、複数の音声信号をそれ
ぞれ異なったサービスエリアに拡声させるシステムで、
サービスエリアが隣合う境界部のスピーカユニットに
は、隣合う複数の音声信号を混合加算し駆動したことを
特徴とする指向性制御スピーカシステム。 - 【請求項2】 拡声する音声信号はスピーカユニット群
に対応して分波され、最適な指向性制御を行うためにス
ピーカユニット位置に対応した振幅制御またはフィルタ
ー等の信号処理回路を通過させ、その後隣合う異なった
サービスエリアの境界部に相当する信号のみミキシング
し、境界部のスピーカユニットを駆動したことを特徴と
する請求項1記載の指向性制御スピーカシステム。 - 【請求項3】 混合加算された信号で駆動される境界部
のスピーカユニットとして、1個以上複数のスピーカユ
ニットを用いることを特徴とする請求項1記載の指向性
制御スピーカシステム。 - 【請求項4】 混合加算するミキシング回路は全ての電
力増幅器の前段部に配置され、用途に応じて適時コンピ
ュータでコントロール可能なシステムとしたことを特徴
とする請求項1記載の指向性制御スピーカシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24755691A JP2770622B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 指向性制御スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24755691A JP2770622B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 指向性制御スピーカシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591589A JPH0591589A (ja) | 1993-04-09 |
JP2770622B2 true JP2770622B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=17165252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24755691A Expired - Lifetime JP2770622B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 指向性制御スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770622B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
JP2005197896A (ja) | 2004-01-05 | 2005-07-21 | Yamaha Corp | スピーカアレイ用のオーディオ信号供給装置 |
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JP4251077B2 (ja) | 2004-01-07 | 2009-04-08 | ヤマハ株式会社 | スピーカ装置 |
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-
1991
- 1991-09-26 JP JP24755691A patent/JP2770622B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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