JP2768301B2 - 検出回路 - Google Patents

検出回路

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JP2768301B2
JP2768301B2 JP7086722A JP8672295A JP2768301B2 JP 2768301 B2 JP2768301 B2 JP 2768301B2 JP 7086722 A JP7086722 A JP 7086722A JP 8672295 A JP8672295 A JP 8672295A JP 2768301 B2 JP2768301 B2 JP 2768301B2
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    • H03K19/20Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits characterised by logic function, e.g. AND, OR, NOR, NOT circuits
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    • H03K19/0944Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors using MOSFET or insulated gate field-effect transistors, i.e. IGFET
    • H03K19/0948Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors using MOSFET or insulated gate field-effect transistors, i.e. IGFET using CMOS or complementary insulated gate field-effect transistors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検出回路に関し、特に
2個以上の論理”1”または、”0”を検出する検出回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータ内に使用さ
れるデコーダのテスト回路、バス調停回路に複数の論
理”1”または”0”を検出する検出回路が必要とされ
ている。
【0003】通常、デコーダは、複数の入力をもち、そ
の入力に応答して出力が1つだけ活性化される回路であ
る。このようなデコーダは、通常、出力は1つだけ活性
化され、複数の出力が共に活性化されることはない。も
し、複数の出力が活性化されるとしたら、デコーダが故
障している場合である。したがって、デコーダの故障を
検出するテスト回路として、複数の論理”1”または”
0”を検出する回路が必要とされる。
【0004】また、バス調停回路は、複数のバスマスタ
から出されるバス使用要求を監視し、その要求に応じて
バス使用権を、1つのバスマスタに割り当てる回路であ
る。そして、同時に活性化されたバス使用要求の数に応
じて処理を変える回路である。すなわち、バス調停回路
は、1つのバス処理要求のみが活性化された場合に、要
求を出したバスマスタにバス使用権を与えるという処理
を行い、複数のバス使用要求が共に活性化された場合
に、要求を出した複数のバスマスタに対し、順位付けを
行い、順位に応じて1つのバスマスタにバス使用権を与
えるという処理を行う必要がある。したがって、活性化
されたバス使用要求が1つか、複数かを判断し、処理を
選択するために、複数の論理”1”または”0”検出回
路が必要とされる。
【0005】 このように、デコーダのテスト回路やバ
ス調停回路等に使用されいる従来の検出回路を図6に示
す。ただし、説明を簡単にするために4入力の検出回路
を示している。
【0006】従来の検出回路は、入力される4つの信号
の内、少なくとも2つの信号が”1”であることを検出
するために、2入力のNAND回路を6個(4つのもの
から2つのものを選択する場合の組み合わせ数、4C2=
6)と、それぞれの出力が入力される1個の6入力のN
AND回路とによって構成されている。
【0007】6個の2入力のNAND回路は、全て回路
構成が同じであるから、NAND1をとって回路構成を
説明する。NAND1は、出力端Tと高電位ラインVD
Dとの間に並列に接続されたP型MOSトランジスタ
(以下MOSFETと呼ぶ)MP111及びMP112
と、出力端Tと低電位ラインVSSとの間に直列に接続
されたN型MOSFETMN111及びMN112とに
よって構成されている。ただし、MP111及びMN1
11のゲートには入力信号Aが、MP112及びMN1
12のゲートには入力信号Bが入力されている。
【0008】6入力のNAND回路も、同様にして、出
力端OUTと高電位ラインVDDとの間に並列に接続さ
れた6個のP型MOSFETMP101〜MP106
と、出力端OUTと低電位ラインVSSとの間に直列に
接続された6個のN型MOSFETMN101〜106
とによって構成され、MP101およびMN101には
NAND1の出力が、MP102およびMN102のゲ
ートにはNAND2の出力が、MP103およびMN1
03のゲートにはNAND3の出力が、MP104およ
びMN104のゲートにはNAND4の出力が、MP1
05およびMN105のゲートにはNAND5の出力
が、そして、MP106およびMN106のゲートには
NAND6の出力が入力されている。
【0009】このように、6個の2入力NAND回路と
その出力が入力される6入力のNAND回路によって、
少なくとも2つの入力信号が”1”になったことを、出
力端OUTが”1”になることで検出することができ
る。すなわち、上述の回路構成により、以下の論理を実
現することができる。ここで、NOTは否定論理を示すも
のとする。
【0010】
【0011】このようにして、入力信号A〜Dの内、2
つ以上の入力信号が”1”になったとき出力端OUT
に”1”が出力されることが解る。
【0012】ここで、検出回路を構成するMOSFET
の数を、入力信号がn個ある場合に付いて考える。
【0013】まず、2入力のNAND回路はnC2=n
(n−1)/2個必要であり、これら複数のNAND回
路の出力が入力されるNAND回路は、入力がn(n−
1)/2個のNAND回路によって構成される。したが
って、検出回路を構成するために必要なMOSFETの
数は、以下のように表される。ここで、前段はn(n−
1)/2個のの2入力のNAND回路を表し、後段は、
n(n−1)/2入力のNAND回路を表すものとす
る。
【0014】
【0015】結果として、PMOSFETとNMOSF
ETが各々n(n−1)*3/2個必要となり、合計で
n(n−1)*3個のMOSFETが必要となる。した
がって、必要とされるMOSFETの数は、ほぼ3n2
に比例する。
【0016】さらに、レイアウト面積を計算する。ここ
では、以下の前提条件を満たしているものとして計算を
行う。 1.最小のNMOSFETのチャネル幅WN、レイアウ
ト面積はSN 2.最小のPMOSFETのチャネル幅WP=2*W
N、レイアウト面積はSP=2*SN すなわち、NMOSFETのレイアウト面積をSNと
し、PMOSFETのレイアウト面積をSN*2として
計算する。
【0017】
【0018】となり、PMOSFETの合計数はSN*
n(n−1)*3個、NMOSFETの合計数はSN*
n(n−1)*3/2個、総計SN*n(n−1)*9
/2個のレイアウト面積が必要になる。
【発明が解決しようとする課題】上述した検出回路は、
入力端に入力される入力信号の数が大きくなるに従い、
必要とされるMOSFETの数が大きくなる。その結
果、回路のレイアウト面積が増加し、さらに、面積増加
により配線長も増加するため配線容量も増加する。した
がって、回路の動作速度および消費電力が悪化するとい
う欠点があった。
【0019】そこで本発明の目的は、少ない数のMOS
FETによって構成することができる検出回路を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】 本発明の検出回路は、
少なくとも第1、第2及び第3のスイッチングトランジ
スタを有する直列接続回路であって、その両端が第1の
電源ラインに接続された直列接続回路と、前記第1乃至
第3のスイッチングトランジスタの導通・非導通をそれ
ぞれ制御するための第1乃至第3の入力信号が各々供給
される第1乃至第3の入力端と、前記第1及び第2のス
イッチングトランジスタの接続点である第1の節点と第
2の電源ラインとの間に設けられた第1のスイッチング
回路と、前記第2及び第3のスイッチングトランジスタ
の接続点である第2の節点と前記第2の電源ラインとの
間に設けられた第2のスイッチング回路とを備え、前記
第1及び第2のスイッチング回路の各々は、複数のトラ
ンジスタを有し、これらトランジスタは、前記第1乃至
第3の入力信号による前記第1乃至第3のスイッチング
トランジスタの導通・非導通に基づき、前記第1及び第
2の節点の一方又は両方が前記第1の電源ラインから電
気的に切り離されたときは当該一方又は両方を前記第2
の電源ラインに電気的に接続するように、前記第1乃至
第3の入力信号の中の選択された入力信号により導通・
非導通が制御されると共にソース・ドレイン電流路が相
互接続されていることを特徴とする。
【0021】
【作用】上述の構成とすることによって、複数の論理を
形成する際に、使用されるスイッチングトランジスタを
複数の論理によって共用することができるため、検出回
路を少ない数のスイッチング素子によって構成すること
ができ、回路のレイアウト面積も減少させることができ
る。したがって、回路の動作速度を向上させると共に、
消費電力を減少させることができる。
【0022】
【実施例】本発明について、図面を参照しながら説明す
る。
【0023】図1は、本発明の第1の実施例の検出回路
である。本例では、説明を簡単にするため、4入力の検
出回路を用いて説明する。
【0024】この検出回路は、PMOSFETMP1と
MP2との間に接続されたラインL11、PMOSFE
TMP2とMP3との間に接続されたラインL12およ
びPMOSFETMP3とMP4との間に接続されたラ
インL13を備える。これらのラインL11〜13にそ
れぞれ高電位にするために、各々のゲートに入力A,
B,C,Dが入力されて直列に接続された4個のPMO
SFETMP1〜MP4であって、両端のPMOSFE
TMP1およびMP4の一端が高電位ラインVDDに接
続された4個のPMOSFETMP1〜MP4を備え
る。同様に、ラインL11を低電位にするために、ライ
ンL11と低電位ラインVSSとの間に設けられた4個
のNMOSFETMN11〜MN14と、ラインL12
を低電位にするために、ラインL12と低電位ラインV
SSとの間に設けられた4個のNMOSFETMN21
〜MN24と、ライン13を低電位にするために、ライ
ンL12と低電位ラインVSSとの間に設けられた4個
のNMOSFETMN31〜MN34と、3本のライン
L11〜13を入力とした3入力のNANDとによって
構成されている。3入力のNANDは3個のPMOSF
ETMPO1〜MPO3および3個のNMOSFETM
NO1〜MNO3によって構成されているが、従来のN
ANDと同じ構成のものを使用しているため接続関係の
説明は省略する。
【0025】NMOSFETMN11、MN21、MN
31のゲート、MN12、MN22、MN32のゲー
ト、MN13、MN23、MN33およびMN14、M
N24、MN34のゲートには、それぞれ入力信号A、
B、C、Dが入力されている。
【0026】ラインL11と低電位ラインVSSとの間
に設けられた4個のNMOSFETMN11〜MN14
は、MN11とMN12、MN11とMN13、MN1
1とMN14とが、それぞれ論理A・B,A・C,A・
Dを実現している。したがって、ラインL11と低電位
ラインVSSとの間にはA・B+A・C+A・Dの論理
が形成されることになる。
【0027】同様にして、ラインL12と低電位ライン
VSSとの間に設けられた4個のNMOSFETMN2
1〜MN4は、MN21とMN23、MN22とMN2
3、MN21とMN24、MN22とMN24とによっ
て、それぞれ論理A・C+B・C+A・D+B・Dを実
現している。したがって、ラインL12と低電位ライン
VSSとの間には論理A・C+B・C+A・D+B・D
が形成されることになる。
【0028】そして、ラインL13と低電位ラインVS
Sとの間に設けられた4個のNMOSFETMN31〜
MN34は、MN31とMN34、MN32とMN3
4、MN33とMN34とによってそれぞれ論理A・
D、B・D、C・Dを実現している。したがって、ライ
ンL13と低電位ラインVSSとの間には論理A・D+
B・D+C・Dが形成されることになる。
【0029】次に、同回路の動作について説明する。
【0030】まず最初に、入力信号A〜Dが全て論理”
0”の場合について考える。この場合、PMOSMP1
〜MP4は、すべて導通状態となり、ラインL11〜L
13と高電位ラインVDDとを結ぶ経路が形成される。
一方、NMOSMN11〜14、MN21〜24および
MN31〜34は全て非導通である。したがって、ライ
ンL11〜L13は、全て論理”1”を出力し、それら
が入力される3入力NANDの出力端OUTのレベル
は、論理”0”となる。
【0031】次に、入力信号A〜Dの内、一つだけが論
理”1”である場合について考える。この場合、PMO
SMP1〜MP4は、いずれか1つだけ非導通で残りは
全て導通である。したがって、入力信号A〜Dが全て論
理”0”の場合と同様に、ラインL11〜ラインL13
と高電位ラインVDDとの間を結ぶ経路が形成される。
一方、NMOSMN11〜14、MN21〜24および
MN31〜MN34の内導通状態となっているNMOS
FETは、一つだけであり、ラインL11〜L13と低
電位ラインVSSとを結ぶ経路が形成されない。なぜな
ら、ラインL11〜L13と低電位ラインVSSとの間
には、少なくとも2つの信号が論理”1”になったとき
に経路を形成するNMOSFETが形成されているため
である。したがって、ラインL11〜ラインL13は、
全て論理”1”となり、3入力NANDの出力端OUT
には、論理”0”が出力される。
【0032】さらに、入力信号A〜Dの内、2つが論
理”1”である場合について考える。説明を簡単にする
ために、入力信号Aと入力信号B〜Dの内いずれかが論
理”1”、入力信号A又はBと入力信号C又はDとが論
理”1”および入力信号A〜Cのいずれかと入力信号D
とが論理”1”の3つの場合に分けて考える。
【0033】まず最初に、入力信号Aと入力信号B〜D
の内いずれかとが論理”1”の場合について考える。こ
のとき、PMOSMP1とMP2〜4のいずれかが非導
通である。よって少なくとも、ラインL11と高電位ラ
インVDDとの間には経路が形成されない。一方、NM
OSM11とMN12〜14のうちいずれかが論理”
1”であるため、ラインL11と低電位ラインVSSと
の間には経路が形成される。したがって、ラインL11
は論理”0”となり、他のラインL12およびL13が
どのような論理を示そうとも、出力端OUTには論理”
1”が出力される。
【0034】次に、入力信号A又はBの一方と入力信号
C又はDの一方とが論理”1”である場合について考え
る。このとき、PMOSMP1又はMP2のいずれかと
MP3又はMP4のいずれかが非導通である。したがっ
て、少なくともラインL12と高電位ラインVDDとの
間には経路が形成されない。一方NMOSMN11又は
MN12のいずれかとMN13又はMN14のいずれか
が導通となっているため、3つのラインL11〜L13
の内、少なくとも一つが論理”0”となっている。した
がって、3入力NANDの出力端OUTには、論理”
1”が出力される。
【0035】最後に、入力信号A〜Cのいずれかと入力
信号Dとが論理”1”の場合について考える。このと
き、PMOSMP1〜MP3のいずれかとMP4とが非
導通である。したがって、少なくともラインL13と高
電位ラインVDDとの間に経路は形成されない。一方、
NMOSMN11〜MN13のいずれかとMN14が導
通しているため、少なくともラインL13と低電位ライ
ンVSSとの間に経路が形成される。したがって、3入
力NANDの出力端OUTには、論理”1”が出力され
る。
【0036】上述のような構成の回路は、OR−NAN
D複合ゲートを使用することによって得ることができ
る。すなわち、PMOSMP1〜MP4とMN11〜M
N14とによって、以下の論理を満たすOR−NAND
複合ゲートが得られる。
【0037】L11=NOT{A・(B+C+D)} 同様にして、PMOSMP1〜MP4とMN21〜MN
24およびPMOSMP1〜MP4とMN31〜MN2
4とによって、以下の論理を満たすOR−NAND複合
ゲートが得られる。
【0038】 L12=NOT{(A+B)・(C+D)} L13=NOT{(A+B+C)・D} したがって、本実施例は、上記論理を満たすOR−NA
ND複合ゲートにおいて、PMOSMP1〜MP4を共
通使用したものである。
【0039】そして、上述の論理は以下のようにして求
められる。
【0040】例えば、2入力の検出回路であれば、A・
B=NOT{NOT(A・B)}として、図2に示すよ
うな回路として得ることができる。
【0041】そして、3入力の検出回路であれば、A・
B+A・C+B・C=NOT{NOT(A・B)+NO
T(A・C)+NOT(C・A)+NOT(C・B)}
として、図3に示すような回路として得ることができ
る。この式内には、NOT(A・C)とNOT(C・
A)が存在し、論理的には冗長となっている。しかしな
がら、図3に示された検出回路において、入力信号Aと
Cとが、論理”1”となり、Bが論理”0”となった場
合には、PMOSMP1およびMP3が非導通となり、
ラインL11とL12と高電位ラインVDDとの間に経
路が無くなる。一方、NMOSMN11、MN13、M
N21、MN23は導通している。したがって、ライン
L11はMN11とMN13とを介して低電位ラインV
SSに接続され、ラインL12はMN21とMN23と
を介して低電位ラインVSSに接続されることによっ
て、それぞれのラインL11およびL12の電位は低電
位に変化している。各々のラインは、PMOSMP2を
介して接続されているが、別々の経路によってライン上
の電荷を充放電するため、高速に動作する。
【0042】さらに、図1に示された4入力の検出回路
においても、A・B+A・C+A・D+B・C+B・D
+C・D=NOT{NOT(A・B)+NOT(A・
C)+NOT(A・D)+NOT(B・C)+NOT
(B・D)+NOT(A・C)+NOT(A・D)+N
OT(D・A)+NOT(D・B)+NOT(D・
C)}として回路を構成している。したがって、例え
ば、入力信号AとDが論理”1”でBとCが論理”0”
の場合でも、L11はNMOSMN11とMN14とを
介して、L12はMN21とMN24とを介して、L1
3はMN31とMN34とを介して低電位ラインVSS
に接続される。そして、各々別々の経路にてL11〜1
3の電位は、低電位に変化する。このように、別々の経
路によってL11〜L13の電位を変化させているた
め、高速に動作することになる。ここでは、入力信号A
とDが論理”1”の場合についてのみ説明したが、他の
場合でも同様にして、それぞれのラインL11〜13
は、別々の経路によって所定の電位に変化させられる。
したがって、ラインL11〜13の論理は一意に決定さ
れ、ハイインピーダンス状態となることはない。
【0043】次に、本実施例の検出回路を構成するのに
必要なMOSFETの数を、入力信号数をnとして考え
る。まず、前段、すなわち2入力NANDにおいて、P
MOSがn個必要となり、NMOSで構成されたOR−
NAND複合ゲートが(n−1)個必要で、その各々で
NMOSがn個必要とされるから、合計n(n−1)個
のNMOSが必要である。また、後段、すなわちnC2=
n(n−1)/2入力NANDでは、(n−1)個のP
MOSと(n−1)個のNMOSが必要とされ、合計
(n−1)個のMOSFETが必要とされる。したがっ
て、検出回路を構成するために必要なMOSFETの数
は、以下の通りである。
【0044】
【0045】このように、合計(n+1)2−3個のM
OSFETが必要となる。したがって、必要なMOSF
ETの個数は、ほぼn2に比例する。
【0046】さらに、レイアウト面積についても、従来
技術と同様にして計算すると、以下のようになる。
【0047】
【0048】このように、レイアウト面積の合計は、S
N*n2+4n−3となる。
【0049】本発明の第2の実施例を以下に示す。
【0050】図4に示した検出回路は、図1の回路と基
本的には同じものである。異なる部分は、ラインL11
と低電位ラインVSSとの間に2個のNMOSMN11
およびMN12のみが設けられ、ラインL12と低電位
ラインVSSとの間には3個のNMOSMN21〜23
のみが設けられている点である。本実施例では、ライン
L11と低電位ラインVSSとの間で論理A・Bを、ラ
インL12と低電位ラインVSSとの間で論理A・C+
B・Cを、ラインL13と低電位ラインVSSとの間で
論理A・D+B・D+C・Dを構成している。これは、
論理回路的に最小の構成である。ここで、入力信号Aと
Dが論理”1”、BとCが論理”0”の場合について考
える。
【0051】この入力信号によって、PMOSMP1と
MP4とが非導通状態となり、MP2とMP3とが導通
状態となる。このとき、導通するNMOSは、MN31
とMN34のみである。したがって、ラインL13と低
電位ラインVSSとの間には、MN31とMN34とを
介して経路が形成される。さらに、ラインL11および
L12は、導通しているMP2およびMP3を介してL
13に接続されているため、MP2、MP3、MN31
およびMN34を介して低電位ラインVSSに接続され
る。このようにして、ラインL11およびL12は、低
電位レベルまで電位を低下され、論理”0”を出力する
ことになる。他の入力信号が論理”1”となった場合
も、PMOSMP1〜MP4が非導通となり、高電位ラ
インVDDに接続されていないラインL11〜13と、
低電位ラインとの間には、NMOSを介して低電位ライ
ンVSSに接続される経路か、または、PMOSとNM
OSを介して低電位ラインVSSに接続される経路が存
在する。したがって、ラインL11〜L13がハイイン
ピーダンス状態となることはない。ただし、PMOSを
介して低電位ラインVSSと接続した場合、PMOSを
介する分だけ電荷が残ってしまう。すなわち、PMOS
の閾値電圧分の電荷が残ってしまう。したがって、ライ
ンL11〜13に電荷が残っても検出回路が誤動作しな
い場合はよい。しかし、電荷が残ったことによって検出
回路が誤動作する場合は、PMOSのゲートに印加され
る電位を低電位ラインVSSの電位よりも低くして、ラ
インL11〜L13の電荷を全て低電位ラインVSSに
放電できるように設計する必要がある。
【0052】本実施例のように、冗長な論理を持たない
ように検出回路を構成することによって、第1の実施例
よりも少ないMOSFET数で検出回路を構成すること
ができる。
【0053】次に、本実施例の検出回路を構成するため
に必要なMOSFETの数を、入力信号数がnの場合に
ついて考える。
【0054】
【0055】このように、合計(n2+3n−2)/2
個のMOSFETが必要となる。したがって、本実施例
の検出回路を構成するために必要なMOSFETの個数
は、ほぼn2/2に比例する。
【0056】さらに、レイアウト面積についても、従来
技術と同様にして計算すると以下のようになる。
【0057】
【0058】このように、全部でSN*{n(n+7)
/2}のレイアウト面積が必要となる。
【0059】ここで、従来技術の検出回路と、本発明の
第1の実施例および第2の実施例に基づく検出回路とを
構成するためのMOSFETの数を入力信号数に応答し
てグラフにしたものを図5にしめす。当図によれば、入
力数が大きくなるほど本発明の効果が顕著に現れること
がわかる。例えば、入力信号数が8のとき、従来のもの
は168個、第1の実施例のものは78個(従来のもの
に対して46%)、第2の実施例のものは45個(27
%)のMOSFETを必要としているが、入力信号が1
6のとき、従来のものは813個、第1の実施例のもの
は286個(35%)、第2の実施例のものは153個
(19%)しか必要としてないことがわかる。このよう
に、本発明によって、従来の検出回路に比べて非常に少
ない数のMOSFETによって構成された検出回路を提
供することができる。
【0060】特に図示しないが、上述の通り、レイアウ
ト面積もほぼMOSFETの個数に比例するため、図5
と同様な関係となる。
【0061】なお、第1および第2の実施例では、電荷
供給用のトランジスタとしてPMOSFETを、電荷引
き抜き用のトランジスタとしてNMOSFETを使用し
たが、MOSFETの閾値VTによる電圧の変動を考え
る必要がない場合は、全てのMOSFETをP型もしく
はN型のMOSFETで構成しても良い。また、高電位
線と低電位線とを入れ替え、トランジスタの導電型を反
転させても同様の効果を得られることは明らかである。
さらに、両実施例では、論理”1”検出回路について説
明したが、入力信号を反転することによって、論理”
0”検出回路を構成することもできる。
【0062】
【発明の効果】このように、本発明によれば、2個以上
の論理”0”乃至”1”検出回路を少ない数のスイッチ
ング素子によって構成することができ、回路のレイアウ
ト面積も減少させることができる。したがって、回路の
動作速度を向上させると共に、消費電力を減少させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図。
【図2】2入力の検出回路を示す回路図。
【図3】3入力の検出回路を示す回路図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す回路図。
【図5】従来技術、第1の実施例および第2の実施例を
構成するために使用されるMOSFETの数を示すグラ
フ。
【図6】従来の検出回路を示す回路図。
【符号の説明】
VDD 高電位ライン VSS 低電位ライン MP1〜MP4、MPO1〜MPO3 P型MOSFE
T MN11〜14、MN21〜24、MN31〜34、M
NO1〜3 N型MOSFET L1〜3 ライン

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1、第2及び第3のスイッ
    チングトランジスタを有する直列接続回路であって、そ
    の両端が第1の電源ラインに接続された直列接続回路
    と、前記第1乃至第3のスイッチングトランジスタの導
    通・非導通をそれぞれ制御するための第1乃至第3の入
    力信号が各々供給される第1乃至第3の入力端と、前記
    第1及び第2のスイッチングトランジスタの接続点であ
    る第1の節点と第2の電源ラインとの間に設けられた第
    1のスイッチング回路と、前記第2及び第3のスイッチ
    ングトランジスタの接続点である第2の節点と前記第2
    の電源ラインとの間に設けられた第2のスイッチング回
    路とを備え、前記第1及び第2のスイッチング回路の各
    々は、複数のトランジスタを有し、これらトランジスタ
    は、前記第1乃至第3の入力信号による前記第1乃至第
    3のスイッチングトランジスタの導通・非導通に基づ
    き、前記第1及び第2の節点の一方又は両方が前記第1
    の電源ラインから電気的に切り離されたときは当該一方
    又は両方を前記第2の電源ラインに電気的に接続するよ
    うに、前記第1乃至第3の入力信号の中の選択された入
    力信号により導通・非導通が制御されると共にソース・
    ドレイン電流路が相互接続されていることを特徴とする
    検出回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の節点にそれぞれ接続
    された第1及び第2の入力を有し、これら入力のうちの
    一つでも前記第2の電源ラインのレベルをとるときにそ
    の出力を前記第1の電源ラインのレベルにするゲート回
    路をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の検出
    回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチング回路は、前記第
    1の節点と前記第2の電源ラインとの間に直列に接続さ
    れた第1及び第2のトランジスタ並びにこれら第1及び
    第2のトランジスタの接続点と前記第2の電源ラインと
    の間に接続された第3のトランジスタを有し、前記第2
    のスイッチング回路は、前記第2の節点と前記第2の電
    源ラインとの間に直列に接続された第4及び第5のトラ
    ンジスタ並びにこれら第4及び第5のトランジスタの接
    続点と前記第2の節点との間に接続された第6のトラン
    ジスタを有し、前記第1及び第6のトランジスタのゲー
    トは前記第1の入力端に、前記第2及び第4のトランジ
    スタのゲートは前記第2の入力端に、前記第3及び第5
    のトランジスタのゲートは前記第3の入力端にそれぞれ
    接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    検出回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチング回路は、前記第
    1の節点と前記第2の電源ラインとの間に直列に接続さ
    れた第1及び第2のトランジスタを有し、前記第2のス
    イッチング回路は前記第2の節点と前記第2の電源ライ
    ンとの間に直列に接続された第3及び第4のトランジス
    タ並びにこれら第3及び第4のトランジスタの接続点と
    前記第2の節点との間に接続された第5のトランジスタ
    を有し、前記第1及び第5のトランジスタのゲートは前
    記第1の入力端に、前記第2及び第3のトランジスタの
    ゲートは前記第2の入力端に、前記第4のトランジスタ
    のゲートは前記第3の入力端にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の検出回路。
  5. 【請求項5】 前記ゲート回路はNAND回路であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の検出回路。
  6. 【請求項6】 前記第1乃至第3のスイッチングトラン
    ジスタはP型及びN型の一方であり、前記第1及び第2
    のスイッチング回路を構成する各トランジスタは前記P
    型及びN型の他方であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の検出回路。
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