JP2761799B2 - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、洗浄剤に関し、更に詳細には、ヒアルロン
酸を安定に配合してなるヘアーシャンプー、洗顔料、ボ
ディーシャンプー、動物用シャンプー等の洗浄剤に関す
る。
[従来の技術] ヘアーシャンプーは、髪の洗浄作用を主目的として、
男女を問わず広く使用されている。
一方、近年化粧料用の保湿剤としてヒアルロン酸が注
目されており、これを配合した化粧料について、数多く
の特許出願がなされている。ヒアルロン酸は頭髪化粧料
の成分としても有用であることが報告されており、例え
ば特開昭59−186911号公報にはヒアルロン酸を配合した
エアーシャンプーが記載されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ヘアーシャンプーの有効主成分として陰イ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤等が一般に使用され
ており、上記公報においても主成分として陰イオン性界
面活性剤が使用されている。
しかしながら、本発明者らは陰イオン性界面活性剤又
は両性界面活性剤を主成分とするヘアーシャンプーにヒ
アルロン酸を配合したところ、陰イオン性界面活性剤又
は両性界面活性剤とヒアルロン酸とが反応して生成した
ものと考えられる不溶性の白色のゲル状の沈殿物を生じ
ることを見出した。そしてこのようなヘアーシャンプー
は、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の特徴で
ある「泡立ち」、「洗浄力」等の効果や、ヒアルロン酸
の特徴である「しっとりする」、「つやがある」等の効
果も失い、そのままでは商品としては適当でないことが
判明した。
従って、本発明はヒアルロン酸を安定に配合したヘア
ーシャンプーその他の洗浄剤を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決す
べく鋭意研究を行なった結果、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(E) (A)ヒアルロン酸又はその塩 (B)アニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤 (C)カチオン化セルロース (D)脂肪酸アルカノールアミド (E)モノ、ジ又はトリエチレングリコールのモノ又は
ジ脂肪酸エステル を含有する洗浄剤を提供するものである。
本発明に使用される(A)成分であるヒアルロン酸又
はその塩は、その分子量や由来によって限定されるもの
ではないが、例えばトリの鶏冠等の動物由来のもの、微
生物(例えばストレプトコッカス属)の培養液由来のも
のなどが利用でき、特に分子量40万〜250万のものが好
適に用いられる。
本発明に使用される(B)成分のアニオン性界面活性
剤としては特に限定されず、カルボン酸型、リン酸エス
テル型、硫酸エステル型スルホン酸型等のアニオン性界
面活性剤等が用いられるが、特にN−アシルグルタミン
酸トリエタノールアミン塩、脂肪酸メチルアラニン塩等
が好ましいものとして挙げられる。
アニオン性界面活性剤のうち、N−アシルグルタミン
酸トリエタノールアミン塩としては、例えば次式(I) (式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル
基を示し、M1及びM2は水素原子又はトリエタノールアミ
ンを示し、少なくとも一方がトリエタノールアミンであ
る。) で表わされるものが挙げられ、具体的にはN−ラウロイ
ル−N−グルタミン酸モノトリエタノールアミン、N−
ヤシ油脂肪酸アシル−N−グルタミン酸モノトリエタノ
ールアミン、N−ミリストイル−N−グルタミン酸モノ
トリエタノールアミン、N−パルミトイル−N−グルタ
ミン酸モノトリエタノールアミン、N−オレイル−N−
グルタミン酸モノトリエタノールアミン等が挙げられ
る。
また、アニオン性界面活性剤のうち、脂肪酸メチルア
ラニン塩としては、例えば次式(II) (式中、R2は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル
基を示し、M3はナトリウム又はカリウムを示す。) で表わされるものが挙げられ、具体的にはN−ラウロイ
ル−N−メチル−β−アラニン、N−ヤシ油脂肪酸アシ
ル−N−メチル−β−アラニン、N−ミリストイル−N
−メチル−β−アラニン、N−オレイル−N−メチル−
β−アラニン等のナトリウム塩又はカリウム塩が挙げら
れる。
また、(B)成分の両性界面活性剤としては特に限定
されず、イミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベ
タイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイ
ン系、アミドスルホベタイン系等の両性界面活性剤が用
いられるが、特に脂肪酸アミドアルキルジメチルアミノ
酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等
が好ましいものとして挙げられる。
両性界面活性剤のうち、脂肪酸アミドアルキルジメチ
ルアミノ酢酸ベタインとしては、例えば次式(III) (式中、R3は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル
基を、n1は1〜5の整数を示す。) で表わされるものが挙げられ、具体的にはヤシ油脂肪酸
アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウロイ
ルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げ
られる。
両性界面活性剤のうち、アルキルジメチルアミノ酢酸
ベタインとしては、例えば次式(IV) (式中、R4は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル
基を示す。) で表わされるものが挙げられ、具体的にはラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢
酸ベタイン等が挙げられる。
これらの(B)成分は、単独で、又は2種以上を組み
合わせて使用することができる。
本発明に使用される(C)成分のカチオン化セルロー
スとしては、例えば次式(V) 〔式中、R5、R6及びR7は、水素原子又は次式(VI) (式中、R8及びR12は水素原子又はメチル基を、R9、R10
及びR11は炭素数1〜3のアルキル基、Xはハロゲン原
子を、n3、n4及びn5は0〜20の整数を示す。) で表わされる基を示し、少なくとも一つが基(VI)であ
る。
ここで、グリコース部分のn2が50〜50000の範囲であ
り、n2:(n3+n5)が1:0.5〜1:5、n2:n4が1:0.1〜1:1の
範囲内であるのが好ましい。〕 で表わされるものが挙げられ、具体的にはヒドロキシエ
チルセルロースヒドロキシプロルトリメチルアンモニウ
ムクロリドエーテル等が、商品としては米国ユニオンカ
ーバイド社製のポリマーJR(125,400,30M)、ライオン
社製のレオガードG等が挙げられる。これらの(C)成
分は、単独で、又は2種以上を組み合わせて使用するこ
ができる。
本発明に使用される(D)成分の脂肪酸アルカノール
アミドとしては、例えば次式(VII) R13CON(H)[(CH2n6OH]n7 (VII) (式中、R13は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニ
ル基を、mは0又は1を、n6は1〜4の整数を、n7は1
〜3の整数を示す。) で表わされるものが挙げられ、具体的にはヤシ油脂肪酸
モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、ラウリン酸トリエタノールアミド等が挙げられる。
これらの(D)成分は、単独で、又は2種以上を組み合
わせて使用することができる。
本発明に使用される(E)成分のモノ、ジ又はトリエ
チレングリコールのモノ又はジ脂肪酸エステルとして
は、次式(VIII) R14O(CH2CH2O)n8COR15 (VIII) 〔式中、R14は水素原子又は次式(IX) R16CO− (IX) (式中、R16は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニ
ル基を示す。) で表わされる基を、R15は炭素数7〜21のアルキル基又
はアルケニル基を、n8は1〜3の整数を示す。〕 で表わされるものが挙げられ、具体的にはジステアリン
酸モノエチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレ
ングリコール、モノステアリン酸モノエチレングリコー
ル、モノステアリン酸トリエチレングリコール等が挙げ
られる。これらの(E)成分は、単独で、又は2種以上
を組み合わせて使用することができる。
本発明の洗浄剤中への(A)〜(E)の各成分の配合
料は、例えば洗浄剤がヘアーシャンプーである場合には
次の範囲であるのが好ましい。
(A)成分:0.001〜5重量%(以下単に%と略す)、特
に0.005〜2% (B)成分:2〜50%、特に2〜40% (C)成分:0.01〜3%、特に0.1〜2% (D)成分:0.5〜10%、特に1〜5% (E)成分:0.1〜8%、特に0.5〜5% また、本発明の洗浄剤中には、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、洗浄剤に一般に配合されるその他の成分、
例えば各種油脂類、防腐剤、香料、水、多価アルコー
ル、色素、pH調整剤、パール化剤、抗フケ剤、殺菌剤、
エタノール、キレート剤等を配合することができる。
本発明の洗浄剤は、ヘアーシャンプー、洗顔剤、ボデ
ィーシャンプー、動物用シャンプー等として使用するこ
とができるが、特にヘアーシャンプーとするのが好まし
い。
[実施例] 以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
試験例1 洗浄剤の主成分である(B)成分に(A)成分を配合
するに際し、(C)、(D)及び(E)成分を加えた場
合の沈殿生成抑制効果について、以下の方法では試験を
行った。
(試験法) 表1に示す(A)成分のヒアルロン酸ナトリウム以外
の各成分を加熱溶解し80℃とし、これに(A)成分のヒ
アルロン酸ナトリウムを精製水の一部に溶解したものを
加えて冷却し、試験溶液とした。この溶液10mlを密閉型
試料容器に入れ、40℃、25℃又は5℃で恒温槽内に放置
し、1ヵ月後、肉眼で観察し、下記基準により評価し
た。この結果を表1に示す。
○:沈殿せず △:わずかに沈殿物あり ×:沈殿物あり 表1から明らかなように、(B)〜(E)成分全てを
含むものに(A)成分を配合した場合のみが沈殿の生成
が抑制されている。
実施例1〜5 ヘアーシャンプー 表2の成分〜をの一部に加熱混合したものに、
成分をの残部に加熱溶解したものを80℃で加え、撹
拌混合した。次に55℃で成分を加え、ヘアーシャンプ
ーを得た。
試験例2 実施例4のヘアーシャンプーについて、ヒアルロン酸
ナトリウム塩を配合しない以外はこれと同様の組成のヘ
アーシャンプーとの使用感比較テストを下記方法により
行った。この結果を表3に示す。
対象:年齢20〜47才(平均39才)の男女49名(女性38
名,男性11名) 方法:2種類のサンプルについて、片方2週間ずつ合計4
週間の使用テストを行い、各項目について下記基準によ
り比較評価を行った。
A :実施例4のヘアーシャンプーの方が良い B :どちらとも言えない C :比較品の方が良い 表3から明らかなように、本発明のヘアーシャンプー
は、比較品に比べて優れた使用感を示した。特に、「し
っとり感」及び「つやがある」の点において効果が顕著
であった。
[発明の効果] 以上のように、本発明の洗浄剤はヒアルロン酸又はそ
の塩を安定に含有するため、洗浄力、泡立ちの良さ等を
保持しつつ、優れた使用感、頭髪保護作用等を有するも
のである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1:52 1:74 3:37) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 1/00 - 3/60 C11D 10/00 - 10/06 A61K 7/06 - 7/15

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)〜(E) (A)ヒアルロン酸又はその塩 (B)アニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤 (C)カチオン化セルロース (D)脂肪酸アルカノールアミド (E)モノ、ジ又はトリエチレングリコールのモノ又は
    ジ脂肪酸エステル を含有する洗浄剤。
  2. 【請求項2】(B)成分のアニオン性界面活性剤が、N
    −アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩及び脂肪
    酸メチルアラニン塩から選ばれるものである請求項1記
    載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】(B)成分の両性界面活性剤が、脂肪酸ア
    ミドアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン及びアルキル
    ジメチルアミノ酢酸ベタインから選ばれるものである請
    求項1又は2記載の洗浄剤。
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