JP2759475B2 - 船舶推進機のシフト操作アシスト装置 - Google Patents
船舶推進機のシフト操作アシスト装置Info
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 18
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B63H21/28—
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/14—Transmission between propulsion power unit and propulsion element
- B63H20/20—Transmission between propulsion power unit and propulsion element with provision for reverse drive
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/21—Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
- B63H21/213—Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/40—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
- F16H63/50—Signals to an engine or motor
- F16H63/502—Signals to an engine or motor for smoothing gear shifts
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は船舶推進機のシフト操作アシスト装置に関す
る。
る。
［従来の技術］ 従来、船外機等の船舶推進機は、エンジン出力を受け
て駆動される正転ギヤ及び逆転ギヤと、プロペラ軸と回
転方向に一体化されているドグクラッチと、ドグクラッ
チをシフト操作するシフト装置とを有している。ここ
で、シフト装置は、ドグクラッチを正転ギヤと逆転ギヤ
のいずれにも係合させない中立位置、正転ギヤに係合さ
せる正転位置、或いは逆転ギヤに係合させる逆転位置の
いずれかにシフトすることにより、プロペラ軸の回転を
中立、正転、或いは逆転のいずれかに切換える。船舶
は、プロペラ軸の正転により前進し、逆転により後進す
る。
て駆動される正転ギヤ及び逆転ギヤと、プロペラ軸と回
転方向に一体化されているドグクラッチと、ドグクラッ
チをシフト操作するシフト装置とを有している。ここ
で、シフト装置は、ドグクラッチを正転ギヤと逆転ギヤ
のいずれにも係合させない中立位置、正転ギヤに係合さ
せる正転位置、或いは逆転ギヤに係合させる逆転位置の
いずれかにシフトすることにより、プロペラ軸の回転を
中立、正転、或いは逆転のいずれかに切換える。船舶
は、プロペラ軸の正転により前進し、逆転により後進す
る。
［発明が解決しようとする課題］ 然るに、シフト装置によりドグクラッチを正転位置か
ら中立位置へシフトし、或いは逆転位置から中立位置へ
シフトする場合には、正転ギヤ或いは逆転ギヤの回転力
を受けているドグクラッチを、その回転力に抗してシフ
トするものであるため、高いシフト力が必要となる。こ
のシフト力は、エンジン出力容量が高出力化するに伴な
い増大化し、軽快なシフト操作を困難とする。
ら中立位置へシフトし、或いは逆転位置から中立位置へ
シフトする場合には、正転ギヤ或いは逆転ギヤの回転力
を受けているドグクラッチを、その回転力に抗してシフ
トするものであるため、高いシフト力が必要となる。こ
のシフト力は、エンジン出力容量が高出力化するに伴な
い増大化し、軽快なシフト操作を困難とする。
本発明は、正転位置から中立位置へのシフト力、或い
は逆転位置から中立位置へのシフト力の軽減化を図り、
シフト操作性を向上することを目的とする。
は逆転位置から中立位置へのシフト力の軽減化を図り、
シフト操作性を向上することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、エンジン出力を受けて駆動される正転ギヤ
及び逆転ギヤと、プロペラ軸と回転方向に一体化されて
いるドグクラッチと、ドグクラッチを正転ギヤと逆転ギ
ヤのいずれにも係合させない中立位置、正転ギヤに係合
させる正転位置、或いは逆転ギヤに係合させる逆転位置
のいずれかにシフトすることにより、プロペラ軸の回転
を中立、正転、或いは逆転のいずれかに切換えるシフト
装置とを有する船舶推進機のシフト操作アシスト装置で
あって、エンジンに固定された固定ブラケットにシフト
力センサを備え、固定ブラケットに支軸を介して回転可
能に可動ブラケットを支持し、可動ブラケットにシフト
力センサをオンする可動部を備え、固定ブラケットに可
動ブラケットを支持する上記支軸まわりに、可動ブラケ
ットの可動部をシフト力センサから離反する方向に弾発
するねじりばねを設け、可動ブラケットには転動ローラ
の転動方向をガイドするガイドレール部を備え、転動ロ
ーラの中心ピンの一端にはシフト操作リモコンケーブル
を接続し、その中心ピンの他端には連結レバーを接続
し、連結レバーはシフト装置のシフトロッドの上端に接
続されシフトロッドを回転させてシフト装置を駆動可能
としてなり、シフト力センサは、シフト操作ケーブルが
加える正転位置から中立位置へのシフト力又は逆転位置
から中立位置へのシフト力がねじりばねの弾発力により
設定される予め定めた一定レベルを超えたことを検出
し、このシフト力センサが上記の一定レベルを超えたシ
フト力の発生を検出したことを条件に、エンジンを失火
する点火制御手段を有して構成されるようにしたもので
ある。
及び逆転ギヤと、プロペラ軸と回転方向に一体化されて
いるドグクラッチと、ドグクラッチを正転ギヤと逆転ギ
ヤのいずれにも係合させない中立位置、正転ギヤに係合
させる正転位置、或いは逆転ギヤに係合させる逆転位置
のいずれかにシフトすることにより、プロペラ軸の回転
を中立、正転、或いは逆転のいずれかに切換えるシフト
装置とを有する船舶推進機のシフト操作アシスト装置で
あって、エンジンに固定された固定ブラケットにシフト
力センサを備え、固定ブラケットに支軸を介して回転可
能に可動ブラケットを支持し、可動ブラケットにシフト
力センサをオンする可動部を備え、固定ブラケットに可
動ブラケットを支持する上記支軸まわりに、可動ブラケ
ットの可動部をシフト力センサから離反する方向に弾発
するねじりばねを設け、可動ブラケットには転動ローラ
の転動方向をガイドするガイドレール部を備え、転動ロ
ーラの中心ピンの一端にはシフト操作リモコンケーブル
を接続し、その中心ピンの他端には連結レバーを接続
し、連結レバーはシフト装置のシフトロッドの上端に接
続されシフトロッドを回転させてシフト装置を駆動可能
としてなり、シフト力センサは、シフト操作ケーブルが
加える正転位置から中立位置へのシフト力又は逆転位置
から中立位置へのシフト力がねじりばねの弾発力により
設定される予め定めた一定レベルを超えたことを検出
し、このシフト力センサが上記の一定レベルを超えたシ
フト力の発生を検出したことを条件に、エンジンを失火
する点火制御手段を有して構成されるようにしたもので
ある。
［作用］ 正転位置から中立位置へのシフト時、或いは逆転位置
から中立位置へのシフト時に、操作者がシフト力の伝達
経路に及ぼすシフト力が予め定めた一定レベルを超える
と、シフト力センサがこの一定レベルを超えたシフト力
の発生を検出し、更に点火制御手段が上記シフト力セン
サの検出結果に基づいてエンジンを失火させる。このエ
ンジンの失火は、正転ギヤ或いは逆転ギヤがドグクラッ
チに付与している回転力を低下させる。このことは、た
とえエンジンの出力容量がいかに大なる場合であったと
しても正転位置から中立位置へのシフト、或いは逆転位
置から中立位置へのシフトに対する抵抗が低減すること
を意味する。即ち、本発明によれば、正転位置から中立
位置へのシフト力、或いは逆転位置から中立位置へのシ
フト力の軽減化を図り、シフト操作性を向上することが
できる。
から中立位置へのシフト時に、操作者がシフト力の伝達
経路に及ぼすシフト力が予め定めた一定レベルを超える
と、シフト力センサがこの一定レベルを超えたシフト力
の発生を検出し、更に点火制御手段が上記シフト力セン
サの検出結果に基づいてエンジンを失火させる。このエ
ンジンの失火は、正転ギヤ或いは逆転ギヤがドグクラッ
チに付与している回転力を低下させる。このことは、た
とえエンジンの出力容量がいかに大なる場合であったと
しても正転位置から中立位置へのシフト、或いは逆転位
置から中立位置へのシフトに対する抵抗が低減すること
を意味する。即ち、本発明によれば、正転位置から中立
位置へのシフト力、或いは逆転位置から中立位置へのシ
フト力の軽減化を図り、シフト操作性を向上することが
できる。
固定ブラケットにねじりばねを介して可動ブラケット
を支持し、この可動ブラケットのガイドレール部に転動
ローラをガイドした。これにより、リモコン操作ケーブ
ルと、シフト装置のシフトロッドに接続されるレバーと
を、転動ローラの中心ピンを介して直接的にがたなく連
結しながら、一定レベルを超えたシフト力の発生を検出
できるようにした。即ち、本発明によれば、シフト操作
系にがたを伴う可能性を排除してシフト操作の応答性を
良好にしながら、上記のシフト力の検出を行ない、シ
フト操作性を良好に向上できる。
を支持し、この可動ブラケットのガイドレール部に転動
ローラをガイドした。これにより、リモコン操作ケーブ
ルと、シフト装置のシフトロッドに接続されるレバーと
を、転動ローラの中心ピンを介して直接的にがたなく連
結しながら、一定レベルを超えたシフト力の発生を検出
できるようにした。即ち、本発明によれば、シフト操作
系にがたを伴う可能性を排除してシフト操作の応答性を
良好にしながら、上記のシフト力の検出を行ない、シ
フト操作性を良好に向上できる。
［実施例］ 第１図は本発明のシフト操作アシスト装置の一例を示
す平面図、第２図は第１図の一部を破断して示す側面
図、第３図は正転位置設定状態と逆転位置設定状態とを
示す平面図、第４図は中立位置設定状態を示す模式図、
第５図は船外機の要部を示す断面図、第６図は船外機を
示す模式図である。
す平面図、第２図は第１図の一部を破断して示す側面
図、第３図は正転位置設定状態と逆転位置設定状態とを
示す平面図、第４図は中立位置設定状態を示す模式図、
第５図は船外機の要部を示す断面図、第６図は船外機を
示す模式図である。
船外機10は、第５図、第６図に示す如く、船舶に取付
けられる推進ケーシング11の上部にエンジン10Aを搭載
し、このエンジン10Aの出力をドライブ軸12、ピニオン1
3、正転ギヤ14又は逆転ギヤ15、ドグクラッチ16、プロ
ペラ軸17を介することにてプロペラ18に伝える。
けられる推進ケーシング11の上部にエンジン10Aを搭載
し、このエンジン10Aの出力をドライブ軸12、ピニオン1
3、正転ギヤ14又は逆転ギヤ15、ドグクラッチ16、プロ
ペラ軸17を介することにてプロペラ18に伝える。
正転ギヤ14と逆転ギヤ15は、ピニオン13に噛合い、エ
ンジン出力により常時回転している。ドグクラッチ16
は、プロペラ軸17と回転方向が一体化され、シフト装置
によりプロペラ軸17の軸方向にシフトされる。ドグクラ
ッチ16の両側部には爪16F、16Rを有し、正転ギヤ14のド
グクラッチ16に相対する側部には爪14Fを有し、逆転ギ
ヤ15のドグクラッチ16に相対する側部には爪15Rを有し
ている。
ンジン出力により常時回転している。ドグクラッチ16
は、プロペラ軸17と回転方向が一体化され、シフト装置
によりプロペラ軸17の軸方向にシフトされる。ドグクラ
ッチ16の両側部には爪16F、16Rを有し、正転ギヤ14のド
グクラッチ16に相対する側部には爪14Fを有し、逆転ギ
ヤ15のドグクラッチ16に相対する側部には爪15Rを有し
ている。
シフト装置は、推進ケーシング11の上部に位置するシ
フトレバー19、シフトレバー19が固定されて推進ケーシ
ング11の上部から内部中間部にまで垂設される上シフト
ロッド20、上シフトロッド20の下端部に接続される連結
ロッド21、連結ロッド21の下端部に固定される駆動レバ
ー22、推進ケーシング11の内部中間部から下部にまで垂
設される下シフトロッド23、下シフトロッド23の上端部
に固定されて駆動レバー22により駆動される従動レバー
24、下シフトロッド23の下端部に連結される駆動カム2
5、推進ケーシング11の下部に収容されてカム25と係合
し、カム25の回転より往復動する従動体26、及び従動体
26とドグクラッチ16とを連結するプランジャ27を有して
構成されている。即ち、シフト装置は、シフトレバー19
に加えられる操作者のシフト力により上シフトロッド20
を回転し、ひいては下シフトロッド23及び駆動カム25を
回転することにより、従動体26、プランジャ27及びドグ
クラッチ26を移動させる。これにより、シフト装置は、
ドグクラッチ16の爪16F、16Rを正転ギヤ14の爪14Fと逆
転ギヤ15の爪15Rのいずれにも係合させない中立位置、
ドグクラッチ16の爪16Fを正転ギヤ14の爪14Fに係合させ
る正転位置、或いはドグクラッチ16の爪16Rを逆転ギヤ1
5の爪15Rに係合させる逆転位置のいずれかにシフトする
ことにより、プロペラ軸17の回転を中立、正転、或いは
逆転のいずれかに切換える。船舶は、プロペラ軸17の正
転により前進し、逆転により後進する。
フトレバー19、シフトレバー19が固定されて推進ケーシ
ング11の上部から内部中間部にまで垂設される上シフト
ロッド20、上シフトロッド20の下端部に接続される連結
ロッド21、連結ロッド21の下端部に固定される駆動レバ
ー22、推進ケーシング11の内部中間部から下部にまで垂
設される下シフトロッド23、下シフトロッド23の上端部
に固定されて駆動レバー22により駆動される従動レバー
24、下シフトロッド23の下端部に連結される駆動カム2
5、推進ケーシング11の下部に収容されてカム25と係合
し、カム25の回転より往復動する従動体26、及び従動体
26とドグクラッチ16とを連結するプランジャ27を有して
構成されている。即ち、シフト装置は、シフトレバー19
に加えられる操作者のシフト力により上シフトロッド20
を回転し、ひいては下シフトロッド23及び駆動カム25を
回転することにより、従動体26、プランジャ27及びドグ
クラッチ26を移動させる。これにより、シフト装置は、
ドグクラッチ16の爪16F、16Rを正転ギヤ14の爪14Fと逆
転ギヤ15の爪15Rのいずれにも係合させない中立位置、
ドグクラッチ16の爪16Fを正転ギヤ14の爪14Fに係合させ
る正転位置、或いはドグクラッチ16の爪16Rを逆転ギヤ1
5の爪15Rに係合させる逆転位置のいずれかにシフトする
ことにより、プロペラ軸17の回転を中立、正転、或いは
逆転のいずれかに切換える。船舶は、プロペラ軸17の正
転により前進し、逆転により後進する。
この時、操作者のシフト力は、船舶の操縦席から船外
機10にまで延設されるリモコンケーブル28、及び第１
図、第２図に示す如くのシフト力伝達経路を介して、上
記シフトレバー19に伝えられる。
機10にまで延設されるリモコンケーブル28、及び第１
図、第２図に示す如くのシフト力伝達経路を介して、上
記シフトレバー19に伝えられる。
以下、第１図、第２図に示すシフト力伝達経路につい
て説明する。
て説明する。
推進ケーシング11の上部のエンジン10Aまわりには固
定ブラケット29が固定ボルト30により固定され、固定ブ
ラケット29の軸受部29Aにはブッシュ31、カラー32、ボ
ルトにて形成される支軸33を介して可動ブラケット34が
揺動可能に支持されている（第２図参照）。
定ブラケット29が固定ボルト30により固定され、固定ブ
ラケット29の軸受部29Aにはブッシュ31、カラー32、ボ
ルトにて形成される支軸33を介して可動ブラケット34が
揺動可能に支持されている（第２図参照）。
可動ブラケット34はガイドレバー部35を備えており、
ガイドレール部35は転動ローラ36の転動方向をガイドし
ている。この転動ローラ36の中心部にはピン37が挿通さ
れ、ピン37の一端にはリモコンケーブル28の接続端がピ
ン結合され、ピン37の他端には連結レバー38の一端がピ
ン結合されている。連結レバー38の他端は前述のシフト
レバー19の自由端にピン結合されている。即ち、リモコ
ンケーブル28に加えられるシフト力により転動ローラ36
はガイドレール部35に沿って移動し、中立設定時には
シフトレバー19を第４図に示す如くの中立位置Ｎに設定
し、正転設定時には転動ローラ36が第３図に示す如く
支軸33の図において下側に設定されてシフトレバー19を
第３図に示す如くの正転位置Ｆに設定し、逆転設定時
には転動ローラ36が第３図に示す如く支軸33の図におい
て上側に設定されてシフトレバー19を第３図に示す如く
の逆転位置Ｒに設定する。
ガイドレール部35は転動ローラ36の転動方向をガイドし
ている。この転動ローラ36の中心部にはピン37が挿通さ
れ、ピン37の一端にはリモコンケーブル28の接続端がピ
ン結合され、ピン37の他端には連結レバー38の一端がピ
ン結合されている。連結レバー38の他端は前述のシフト
レバー19の自由端にピン結合されている。即ち、リモコ
ンケーブル28に加えられるシフト力により転動ローラ36
はガイドレール部35に沿って移動し、中立設定時には
シフトレバー19を第４図に示す如くの中立位置Ｎに設定
し、正転設定時には転動ローラ36が第３図に示す如く
支軸33の図において下側に設定されてシフトレバー19を
第３図に示す如くの正転位置Ｆに設定し、逆転設定時
には転動ローラ36が第３図に示す如く支軸33の図におい
て上側に設定されてシフトレバー19を第３図に示す如く
の逆転位置Ｒに設定する。
然るに、固定ブラケット29は、可動ブラケット34の第
１図における時計方向回転を停止させる第１ストッパ39
を備え、且つ支軸33のまわりの固定ブラケット29と可動
ブラケット34との間にねじりばね40を介装し、このばね
40により可動ブラケット34を常時第１ストッパ39との衝
合側に弾発している。
１図における時計方向回転を停止させる第１ストッパ39
を備え、且つ支軸33のまわりの固定ブラケット29と可動
ブラケット34との間にねじりばね40を介装し、このばね
40により可動ブラケット34を常時第１ストッパ39との衝
合側に弾発している。
又、固定ブラケット29はリミットスイッチ等からなる
シフト力センサ41を備えており、可動ブラケット34は上
記第１ストッパ39との衝合位置から上記ばね40の弾発力
に抗して第１図において反時計方向に回転せしめられる
状態下で上記シフト力センサ41の接点41Aをオンする押
動部42を備えている。尚、固定ブラケット29は、可動ブ
ラケット34の押動部42が上述の如くによりシフト力セン
サ41をオンさせた後に可動ブラケット34の上記反時計方
向回転を停止させる第２ストッパ43を備えている。
シフト力センサ41を備えており、可動ブラケット34は上
記第１ストッパ39との衝合位置から上記ばね40の弾発力
に抗して第１図において反時計方向に回転せしめられる
状態下で上記シフト力センサ41の接点41Aをオンする押
動部42を備えている。尚、固定ブラケット29は、可動ブ
ラケット34の押動部42が上述の如くによりシフト力セン
サ41をオンさせた後に可動ブラケット34の上記反時計方
向回転を停止させる第２ストッパ43を備えている。
ここで、上述のねじりばね40の弾発力に抗して行なわ
れる可動ブラケット34の上記反時計方向回転は、下記
、により生ずる。
れる可動ブラケット34の上記反時計方向回転は、下記
、により生ずる。
正転から中立へのシフト時に、第３図に示す如くリモ
コンケーブル28に作用して正転位置Ｆにある転動ローラ
36に向かうシフト力fFがガイドレール部35のガイド方向
に対し角度θ２をなし、この正転戻しシフト力fFが可動
ブラケット34の上記反時計方向回転の原因となる。
コンケーブル28に作用して正転位置Ｆにある転動ローラ
36に向かうシフト力fFがガイドレール部35のガイド方向
に対し角度θ２をなし、この正転戻しシフト力fFが可動
ブラケット34の上記反時計方向回転の原因となる。
又、逆転から中立へのシフト時に、第３図に示す如く
リモコンケーブル28に作用して逆転位置Ｒにある転動ロ
ーラ36に向かうシフト力fRがガイドレール部35のガイド
方向に対し角度θ３をなし、この逆転戻しシフト力fRが
可動ブラケット34の上記反時計方向回転の原因となる。
リモコンケーブル28に作用して逆転位置Ｒにある転動ロ
ーラ36に向かうシフト力fRがガイドレール部35のガイド
方向に対し角度θ３をなし、この逆転戻しシフト力fRが
可動ブラケット34の上記反時計方向回転の原因となる。
尚、中立から正転又は逆転へのシフト時には、第４図
に示す如くリモコンケーブル28に作用して中立位置Ｎに
ある転動ローラ36に向かうシフト力fNがガイドレール部
35のガイド方向に対し角度θ１をなすものの、このシフ
ト力fNは可動ブラケット34を時計方向へ回転させるもの
であって、可動ブラケット34を第１ストッパ39との衝合
位置に維持する。
に示す如くリモコンケーブル28に作用して中立位置Ｎに
ある転動ローラ36に向かうシフト力fNがガイドレール部
35のガイド方向に対し角度θ１をなすものの、このシフ
ト力fNは可動ブラケット34を時計方向へ回転させるもの
であって、可動ブラケット34を第１ストッパ39との衝合
位置に維持する。
然して、上記、の通り、正転位置から中立位置へ
のシフト力fF又は逆転位置から中立位置へのシフト力fR
が、ねじりばね40に予め設定した一定レベル（正転又は
逆転から中立へ戻すのに必要なシフト力レベル）の弾発
力を加えると、可動ブラケット34は上述の如く反時計方
向へ回転することとなり、押動部42が前述の如くシフト
力エンジン41をオンする。上記シフト力センサ41のオン
信号はエンジン10Aの点火制御回路44へ転送される。こ
のオン信号を受けた点火制御回路44は、シフト力センサ
41が一定レベルを超えるシフト力fF又はfRの発生を検出
したものと判断し、エンジン10Aを失火する。
のシフト力fF又は逆転位置から中立位置へのシフト力fR
が、ねじりばね40に予め設定した一定レベル（正転又は
逆転から中立へ戻すのに必要なシフト力レベル）の弾発
力を加えると、可動ブラケット34は上述の如く反時計方
向へ回転することとなり、押動部42が前述の如くシフト
力エンジン41をオンする。上記シフト力センサ41のオン
信号はエンジン10Aの点火制御回路44へ転送される。こ
のオン信号を受けた点火制御回路44は、シフト力センサ
41が一定レベルを超えるシフト力fF又はfRの発生を検出
したものと判断し、エンジン10Aを失火する。
次に上記実施例の作用について説明する。
上記実施例にあっては、正転位置から中立位置へのシ
フト時、或いは逆転位置から中立位置へのシフト時に、
操作者がシフト力の伝達経路に及ぼすシフト力が予め定
められた一定レベル（正転又は逆転から中立へ戻すのに
必要なシフト力レベル）を超え、このシフト力が可動ブ
ラケット34を回転させようとする力がねじりばね40の弾
発力を超えると、可動ブラケット34が固定ブラケット29
に対し反時計方向に回転して、この可動ブラケット34の
押動部42がシフト力センサ41をオンする。即ち、シフト
力センサ41が上述の一定レベルを超えたシフト力の発生
を検出し、更に点火制御回路44が上記シフト力センサ41
の検出結果に基づいてエンジン10Aを失火させる。この
エンジン10Aの失火は、正転ギヤ14或いは逆転ギヤ15が
ドグクラッチ16に付与している回転力を低下させる。こ
のことは、たとえエンジン10Aの出力容量がいかに大な
る場合であったとしても、正転位置から中立位置へのシ
フト、或いは逆転位置から中立位置へのシフトに対する
抵抗が低減することを意味する。即ち、上記実施例によ
れば、正転位置から中立位置へのシフト力、或いは逆転
位置から中立位置へのシフト力の軽減化を図り、シフト
操作性を向上することができる。このとき、固定ブラケ
ット29にねじりばね40を介して可動ブラケット34を支持
し、この可動ブラケット34のガイドレール部35に転動ロ
ーラ36をガイドした。これにより、リモコン操作ケーブ
ル28と、シフト装置のシフトロッド20に接続される連結
レバー38とを、転動ローラ36の中心ピン37を介して直接
的にがたなく連結しながら、一定レベルを超えたシフト
力の発生を検出できるようにした。即ち、本発明によれ
ば、シフト操作系にがたを伴う可能性を排除してシフト
操作の応答性を良好にしながら、上記のシフト力の検
出を行ない、シフト操作性を良好に向上できる。
フト時、或いは逆転位置から中立位置へのシフト時に、
操作者がシフト力の伝達経路に及ぼすシフト力が予め定
められた一定レベル（正転又は逆転から中立へ戻すのに
必要なシフト力レベル）を超え、このシフト力が可動ブ
ラケット34を回転させようとする力がねじりばね40の弾
発力を超えると、可動ブラケット34が固定ブラケット29
に対し反時計方向に回転して、この可動ブラケット34の
押動部42がシフト力センサ41をオンする。即ち、シフト
力センサ41が上述の一定レベルを超えたシフト力の発生
を検出し、更に点火制御回路44が上記シフト力センサ41
の検出結果に基づいてエンジン10Aを失火させる。この
エンジン10Aの失火は、正転ギヤ14或いは逆転ギヤ15が
ドグクラッチ16に付与している回転力を低下させる。こ
のことは、たとえエンジン10Aの出力容量がいかに大な
る場合であったとしても、正転位置から中立位置へのシ
フト、或いは逆転位置から中立位置へのシフトに対する
抵抗が低減することを意味する。即ち、上記実施例によ
れば、正転位置から中立位置へのシフト力、或いは逆転
位置から中立位置へのシフト力の軽減化を図り、シフト
操作性を向上することができる。このとき、固定ブラケ
ット29にねじりばね40を介して可動ブラケット34を支持
し、この可動ブラケット34のガイドレール部35に転動ロ
ーラ36をガイドした。これにより、リモコン操作ケーブ
ル28と、シフト装置のシフトロッド20に接続される連結
レバー38とを、転動ローラ36の中心ピン37を介して直接
的にがたなく連結しながら、一定レベルを超えたシフト
力の発生を検出できるようにした。即ち、本発明によれ
ば、シフト操作系にがたを伴う可能性を排除してシフト
操作の応答性を良好にしながら、上記のシフト力の検
出を行ない、シフト操作性を良好に向上できる。
尚、以上のシフト操作により中立位置にシフトされた
後には、ねじりばね40が可動ブラケット34を第１ストッ
パ39との衝合位置に設定し、シフト力センサ41はオフす
るから、上述の点火制御回路44によるエンジン10Aの失
火は解消し、再び通常の点火状態に復帰する。
後には、ねじりばね40が可動ブラケット34を第１ストッ
パ39との衝合位置に設定し、シフト力センサ41はオフす
るから、上述の点火制御回路44によるエンジン10Aの失
火は解消し、再び通常の点火状態に復帰する。
尚、本発明のシフト力センサは、シフト力の伝達経路
に設けられるものであればよく、必ずしも上記実施例の
如くの固定ブラケット29と可動ブラケット34の間に配設
されることを要しない。
に設けられるものであればよく、必ずしも上記実施例の
如くの固定ブラケット29と可動ブラケット34の間に配設
されることを要しない。
［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、正転位置から中立位置
へのシフト力、或いは逆転位置から中立位置へのシフト
力の軽減化を図り、シフト操作性を向上することができ
る。
へのシフト力、或いは逆転位置から中立位置へのシフト
力の軽減化を図り、シフト操作性を向上することができ
る。
第１図は本発明のシフト操作アシスト装置の一例を示す
平面図、第２図は第１図の一部を破断して示す側面図、
第３図は正転位置設定状態と逆転位置設定状態とを示す
平面図、第４図は中立位置設定状態を示す模式図、第５
図は船外機の要部を示す断面図、第６図は船外機を示す
模式図である。 10…船外機、10A…エンジン、14…正転ギヤ、15…逆転
ギヤ、16…ドグクラッチ、17…プロペラ軸、19…シフト
レバー、20…シフトロッド、28…リモコンケーブル、29
…固定ブラケット、33…支軸、34…可動ブラケット、35
…ガイドレール部、36…転動ローラ、37…中心ピン、38
…連結レバー、39…第１ストッパ、40…ねじりばね、41
…シフト力センサ、43…第２ストッパ、44…点火制御回
路。
平面図、第２図は第１図の一部を破断して示す側面図、
第３図は正転位置設定状態と逆転位置設定状態とを示す
平面図、第４図は中立位置設定状態を示す模式図、第５
図は船外機の要部を示す断面図、第６図は船外機を示す
模式図である。 10…船外機、10A…エンジン、14…正転ギヤ、15…逆転
ギヤ、16…ドグクラッチ、17…プロペラ軸、19…シフト
レバー、20…シフトロッド、28…リモコンケーブル、29
…固定ブラケット、33…支軸、34…可動ブラケット、35
…ガイドレール部、36…転動ローラ、37…中心ピン、38
…連結レバー、39…第１ストッパ、40…ねじりばね、41
…シフト力センサ、43…第２ストッパ、44…点火制御回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B63H 20/14 B63H 23/08 B63H 5/125
Claims (1)
- 【請求項１】エンジン出力を受けて駆動される正転ギヤ
及び逆転ギヤと、プロペラ軸と回転方向に一体化されて
いるドグクラッチと、ドグクラッチを正転ギヤと逆転ギ
ヤのいずれにも係合させない中立位置、正転ギヤに係合
させる正転位置、或いは逆転ギヤに係合させる逆転位置
のいずれかにシフトすることにより、プロペラ軸の回転
を中立、正転、或いは逆転のいずれかに切換えるシフト
装置とを有する船舶推進機のシフト操作アシスト装置で
あって、 エンジンに固定された固定ブラケットにシフト力センサ
を備え、 固定ブラケットに支軸を介して回転可能に可動ブラケッ
トを支持し、 可動ブラケットにシフト力センサをオンする可動部を備
え、 固定ブラケットに可動ブラケットを支持する上記支軸ま
わりに、可動ブラケットの可動部をシフト力センサから
離反する方向に弾発するねじりばねを設け、 可動ブラケットには転動ローラの転動方向をガイドする
ガイドレール部を備え、 転動ローラの中心ピンの一端にはシフト操作リモコンケ
ーブルを接続し、その中心ピンの他端には連結レバーを
接続し、 連結レバーはシフト装置のシフトロッドの上端に接続さ
れシフトロッドを回転させてシフト装置を駆動可能とし
てなり、 シフト力センサは、シフト操作ケーブルが加える正転位
置から中立位置へのシフト力又は逆転位置から中立位置
へのシフト力がねじりばねの弾発力により設定される予
め定めた一定レベルを超えたことを検出し、このシフト
力センサが上記の一定レベルを超えたシフト力の発生を
検出したことを条件に、エンジンを失火する点火制御手
段を有して構成される船舶推進機のシフト操作アシスト
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1036110A JP2759475B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 船舶推進機のシフト操作アシスト装置 |
| US07/481,976 US5050461A (en) | 1989-02-17 | 1990-02-16 | Assist device for shift operation of marine propulsion system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1036110A JP2759475B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 船舶推進機のシフト操作アシスト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02216391A JPH02216391A (ja) | 1990-08-29 |
| JP2759475B2 true JP2759475B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12460633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1036110A Expired - Lifetime JP2759475B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 船舶推進機のシフト操作アシスト装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5050461A (ja) |
| JP (1) | JP2759475B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6659911B2 (en) | 2000-11-28 | 2003-12-09 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Shift assist system for an outboard motor |
Families Citing this family (24)
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-
1989
- 1989-02-17 JP JP1036110A patent/JP2759475B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-02-16 US US07/481,976 patent/US5050461A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6659911B2 (en) | 2000-11-28 | 2003-12-09 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Shift assist system for an outboard motor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5050461A (en) | 1991-09-24 |
| JPH02216391A (ja) | 1990-08-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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