JP2753922B2 - 固定小数点除算方法 - Google Patents

固定小数点除算方法

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JP2753922B2
JP2753922B2 JP4167590A JP16759092A JP2753922B2 JP 2753922 B2 JP2753922 B2 JP 2753922B2 JP 4167590 A JP4167590 A JP 4167590A JP 16759092 A JP16759092 A JP 16759092A JP 2753922 B2 JP2753922 B2 JP 2753922B2
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浩樹 瀧田
徹 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定点小数データフォ
ーマット内において行われる固定小数点除算方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の固定小数点除算方法としては、特
開昭50−10046 号公報に開示された演算方法が知られて
いる。ここに開示された除算方法は、被除数を分子に、
除数を分母にそれぞれ置き、分子, 分母のそれぞれに同
じ数をかけながら分母を1に近付け、分母が1に近付い
た際の分子の値を近似商として求め、求めた近似商及び
被除数,除数を用いて更に余りを求める方法である。
【0003】以下、この従来の固定小数点除算方法の具
体例について説明する。ここで、固定点小数データフォ
ーマットを整数部8ビット,小数部4ビットとし、被除
数,除数をそれぞれ2進数表現で1011.011, 10.1とす
る。まず、被除数(1011.011)を分子に、除数(10.1)を分
母に置いて、分子,分母の両方に0.01, 0.001 を順次か
けて分母を1に近付ける。このような計算過程を以下に
示す。
【0004】
【数1】
【0005】そして、分母が1に近づいた時の分子の値
(100.01)を近似商として求める。次に、以下に示すよう
に、この近似商と除数との積を被除数から減じて余りを
求める。 近似商×除数=100.01×10.1=1010.101 1011.011−1010.101=0.11 ・・・余り 近似商=100.01 余り=0.11 このようにして得られた近似商及び余りを補正すること
によって、固定小数点除算を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
固定小数点除算方法では、まず、被除数,除数をそれぞ
れ分子,分母に置いて、分子, 分母のそれぞれに同じ数
をかけながら分母を1に近付けることによって近似商を
求め、求めた近似商と除数とを乗算した値を被除数から
減じて余りを求め、近似商と余りとを用いて近似商を補
正して正しい商を得るという一連の処理が必要であるの
で、処理が複雑で長時間を要するという問題がある。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、被除数のシフト処理と整数除
算とを用いるだけで、固定小数点除算を高速にて行え、
固定小数点の精度未満を切り捨てた商を短時間に得るこ
とができる固定小数点除算方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、固定小数点の精度未
満を切り上げた商、または固定小数点の精度未満を四捨
五入した商を短時間に得ることができる固定小数点除算
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明に係る固
定小数点除算方法は、データのサイズがL+2Mビット
以上であってそのLSBからMビットが小数部、Lビッ
トが整数部で表現される固定小数点データである被除
数,除数に対して、まず被除数をMSB側にMビットだ
けシフトし、シフトした被除数と元の除数とを整数デー
タと見なして整数除算を施して、固定小数点の精度未満
を切り捨てた商を得ることを特徴とする。
【0010】本願の第2発明に係る固定小数点除算方法
は、第1発明において、整数除算の際に余りも求め、求
めた余りの値に応じて商のLSBに1または0を加える
ことにより、固定小数点の精度未満を切り上げた商を得
ることを特徴とする。
【0011】本願の第3発明に係る固定小数点除算方法
は、第1発明において、整数除算の際に余りも求め、求
めた余りをMSB側に1ビットシフトした値と除数とを
比較した結果に応じて商のLSBに1または0を加える
ことにより、固定小数点の精度未満を四捨五入した商を
得ることを特徴とする。
【0012】
【作用】第1発明の固定小数点除算方法では、被除数を
そのMSB側に小数部のビット数分だけシフトさせた
後、被除数と除数とを用いて小数点を無視した整数除算
を行う。もし、被除数のシフト処理を行うことなく、元
の被除数と除数とに対して単に整数除算を施した場合に
は、小数点以下の商が切り捨てられて整数部分のみの商
しか得られない。本発明では、被除数をその小数部のビ
ット数(桁数)分だけシフトさせた後に整数除算を行う
ので、被除数,除数と同じフォーマットの固定小数点の
精度未満を切り捨てた商が得られる。
【0013】第2発明または第3発明の固定小数点除算
方法では、整数除算において余りも求め、この求めた余
りに応じて商に処理を施す。このようにすることによ
り、被除数,除数と同じフォーマットにて固定小数点の
精度未満を切り上げた商または固定小数点の精度未満を
四捨五入した商が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る固定小数点除算方法
の手順を示すフロチャートである。まず、データのサイ
ズがL+2Mビット以上であってそのLSBからMビッ
トが小数部、Lビットが整数部で表現される固定小数点
データである被除数,除数を入力する(ステップS1)。
次に、被除数をMSB側にMビット(小数部の桁数分)
だけシフトする(ステップS2)。シフトした被除数と元
の除数とを何れも整数と見なす(ステップS3)。そし
て、整数と見なした被除数, 除数を用いて整数除算を行
って商を得る(ステップS4)。
【0016】次に、本発明を用いた除算の具体例につい
て説明する。図2は本発明の具体例を示すデータフロー
図であり、図3は本発明の比較例におけるデータフロー
図である。ここで、データのサイズを16ビットとし、
定点小数データフォーマットを整数部8ビット,小数部
4ビットとし、被除数,除数をそれぞれ2進数表現で10
11.011, 10.1とする。まず、被除数をシフトすることな
く整数除算を行う比較例について、図3を参照して説明
し、次に、図2を参照して本発明例について説明する。
【0017】被除数(00001011.0110),除数(0000001
0.1000)が与えられると、これらの被除数,除数につい
て小数点を無視して被除数の整数データ(00001011011
0), 除数の整数データ(000000101000)を得る。得ら
れた各整数データを用いて整数除算を施して、商(0000
00000100),余り(00000001.0110)を得る。このような比
較例の手順では、商のフォーマットは整数部分のみであ
り、しかも小数点以下を切り捨てた商が得られるだけで
あり、元の被除数,除数と同じ精度のフォーマットの商
は得られない。
【0018】これに対して、本発明(図2参照)では、
被除数(00001011.0110),除数(00000010.1000)が与え
られると、この被除数をMSB側にM(4)ビット(小
数部の桁数分)だけシフトさせて0で埋めた被除数デー
タ(00001011.01100000)を得る。次に、この被除数デー
タと元の除数とについて小数点を無視して被除数の整数
データ(0000101101100000), 除数の整数データ(0000
00101000)を得る。得られた各整数データを用いて整数
除算を施して、商(00000100.1000), 余り(00000000.0
010)を得る。このような本発明の手順では、与えられた
被除数,除数と同じフォーマットで固定小数点の精度未
満を切り捨てた商を得ることができる。
【0019】上述の実施例では固定小数点の精度未満を
切り捨てた商を得る例について説明したが、得られた商
に処理を加えることにより、固定小数点の精度未満を切
り上げた商または固定小数点の精度未満を四捨五入した
商を得ることも可能である。以下、これらの各例につい
て説明する。
【0020】図4は、本発明の他の実施例(固定小数点
の精度未満を切り上げた商を得る例)の処理手順を示す
フローチャートである。まず、前述の実施例の処理手順
(図1に示すフローチャート)と同様にして、整数除算
の商を求めると共に余りも求める(ステップS11)。そし
て、求めた余りが0であるか否かを判断する(ステップ
S12)。求めた余りが0以外である場合には、求めた商の
LSBに1を加えて(ステップS13)、新しい商を得る
(ステップS14)。求めた余りが0である場合には、何も
加えずに求めた商をそのまま新しい商とする(ステップ
S14)。以上のような処理を施すことにより、与えられた
被除数,除数と同じフォーマットで固定小数点の精度未
満を切り上げた商を得ることができる。
【0021】図5は、本発明の更に他の実施例(固定小
数点の精度未満を四捨五入した商を得る例)の処理手順
を示すフローチャートである。まず、前述の実施例の処
理手順(図1に示すフローチャート)と同様にして、整
数除算の商を求めると共に余りも求める(ステップS2
1)。そして、求めた余りをMSB側に1ビットシフトす
る(ステップS22)。シフトさせた余りと除数との大きさ
を比較する(ステップS23)。シフトさせた余りが除数以
上である場合には、求めた商のLSBに1を加えて(ス
テップS24)、新しい商を得る(ステップS25)。シフトさ
せた余りが除数未満である場合には、何も加えずに求め
た商をそのまま新しい商とする(ステップS25)。以上の
ような処理を施すことにより、与えられた被除数,除数
と同じフォーマットで固定小数点の精度未満を四捨五入
した商を得ることができる。なお、この実施例では、シ
フトさせた余りと除数とが等しいときには、求めた商の
LSBに1を加えることになるが、これは一例であり、
四捨五入の条件に応じて、この処理の条件を変更しても
良いことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、第1発明の固定小数点除
算方法では、被除数のシフト処理と整数除算とを用いる
ことにより商を求めるので、固定小数点除算を高速にて
行え、固定小数点の精度未満を切り捨てた商を短時間に
得ることが可能である。
【0023】また、第2発明または第3発明の固定小数
点除算方法では、第1発明と同様にして商を求めると共
に余りも求め、その余りの値に応じて求めた商を処理す
るので、固定小数点の精度未満を切り上げた商または固
定小数点の精度未満を四捨五入した商を高速に得ること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定小数点除算方法の一実施例の処理
手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の固定小数点除算方法の具体例を示すデ
ータフロー図である。
【図3】本発明の固定小数点除算方法の比較例における
具体例を示すデータフロー図である。
【図4】本発明の固定小数点除算方法の他の実施例の処
理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の固定小数点除算方法の更に他の実施例
の処理手順を示すフローチャートである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整数部及び小数部がビット列で表現され
    る被除数と除数とにより除算を行う方法において、前記
    被除数をそのMSB側に小数部のビット数分だけシフト
    し、シフトした被除数と前記除数とを整数とみなして整
    数除算を行って固定小数点の精度未満を切り捨てた商を
    得ることを特徴とする固定小数点除算方法。
  2. 【請求項2】 前記整数除算を行う際に余りも求め、求
    めた余りに応じて固定小数点の精度未満を切り捨てた商
    を処理して、固定小数点の精度未満を切り上げた商を得
    ることを特徴とする請求項1記載の固定小数点除算方
    法。
  3. 【請求項3】 前記整数除算を行う際に余りも求め、求
    めた余りを処理した結果に応じて固定小数点の精度未満
    を切り捨てた商を処理して、固定小数点の精度未満を四
    捨五入した商を得ることを特徴とする請求項1記載の固
    定小数点除算方法。
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