JP2751715B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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JP2751715B2
JP2751715B2 JP4045036A JP4503692A JP2751715B2 JP 2751715 B2 JP2751715 B2 JP 2751715B2 JP 4045036 A JP4045036 A JP 4045036A JP 4503692 A JP4503692 A JP 4503692A JP 2751715 B2 JP2751715 B2 JP 2751715B2
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英志 田中
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクロスフローファンの
吸込側に熱交換器が配設された空気調和機の室内ユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の室内ユニットとし
て、図5のようにクロスフローファン51の吸込側に熱
交換器52を配設したものが知られていた(例えば、特
開昭63−189695号公報)。このような室内ユニ
ットにおいて、クロスフローファン51の回転によって
それぞれの羽根53・・の隙間に吸込まれる空気流の流
れ方向は、ファンの回転方向に異なっていることが判っ
ている。そのために、同図のように空気流入側及び空気
流出側のそれぞれの表面が平坦な熱交換器52をクロス
フローファン51の吸込側に配設すると、熱交換器52
の厚みが全体に亘って一様であっても、熱交換器52の
各部における空気流の通過距離が異なり、熱交換器52
のほぼ全域で空気流が熱交換器52の厚み方向Tに対し
て斜めに通過する。Fは空気流の流れ方向を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし空気流が熱交換
器52の厚み方向Tに対して斜めに通過すると、図4の
ように通過距離L1が熱交換器52の厚みTよりも長く
なって通過時の圧力損失が大きくなるばかりでなく、図
5のクロスフローファン51自体の空気流の吸込特性が
損なわれるため、クロスフローファン51のエネルギー
損失Pt1(全圧損失)が大きくなり、クロスフローフ
ァン51自体の性能に熱交換器52が悪影響を及ぼし、
調査によると、熱交換器52を配設することによりクロ
スフローファン51自体の性能が15〜20%程度も損
なわれるという問題があった。
【0004】この点を改善し得る空気調和機の室内ユニ
ットが実開平3−13028号公報に記載されている。
このものは、クロスフローファンの回転中心と同一中心
を持った円弧状の熱交換器を吸込側に配設したものであ
る。
【0005】この室内ユニットによると、図4に示した
熱交換器52に対する空気流Fの流入角度Aや流出角度
Bが、図5の室内ユニットよりも小さくなって熱交換器
52に対する空気流Fの通過距離L1が同図のものより
も短くなる。そのため上記全圧損失Pt1を減少させる
ことに幾分かは寄与し得るのであるが、空気流が熱交換
器52の厚み方向Tに対して斜めに通過するという点で
は同図の場合と同様であって、全圧損失Pt1を最小限
度に抑え得るものではない。したがって、クロスフロー
ファン51自体の性能に熱交換器52が悪影響を及ぼす
という上述の問題を解消するには充分ではなかった。
【0006】この発明は以上の事情に鑑みてなされたも
ので、クロスフローファンの吸込特性を損なわずに熱交
換器内での空気流の流れ方向が熱交換器の厚み方向にな
るようにすることによって、クロスフローファンの全圧
損失を最小限度に抑制することのできる空気調和機の室
内ユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機の室内ユニットは、円柱状のクロスフローファン1
と、このクロスフローファン1の吸込側に配設された熱
交換器2とを備え、上記クロスフローファン1は、その
軸方向に延設された羽根3を周方向に複数並設して
り、これらの各羽根3は、それぞれの吸込先端側がクロ
スフローファンの径方向に対して回転方向前方へと傾斜
すると共に、その断面は吸込先端側が回転方向前方へと
湾曲した円弧状断面に形成して成る空気調和機の室内ユ
ニットにおいて、上記熱交換器2は、その空気流入側及
び空気流出側のそれぞれの表面21、22の各部が、上
記各羽根3の円弧状断面の吸込側先端部に対する接線C
に対し、略垂直に交差する曲面を描くように形成されて
いることを特徴としている。
【0008】また請求項2の空気調和機の室内ユニット
は、上記熱交換器2がメッシュフィン形の熱交換器2で
あることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記請求項1の空気調和機の室内ユニットによ
ると、クロスフローファン1の回転によって吸込側の各
部に生じる空気流Fの流れ方向が変更されることなく、
その空気流Fが熱交換器2の各部をその厚み方向に通過
する。
【0010】また請求項2の空気調和機の室内ユニット
では、その成形作業が容易に行えることになる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の実施例による空気調和機の
室内ユニットの説明図である。同図において、1はクロ
スフローファン、2はクロスフローファン1の吸込側に
配設された熱交換器、3は前面グリル、5は吹出口、6
はスクロールである。
【0012】この室内ユニットにおいて、熱交換器2は
クロスフローファン1の吸込側に配設されている。そし
てこの熱交換器2は、空気流入側の表面21の各部a1
〜q1及び空気流出側の表面22の各部a2〜q2がク
ロスフローファン1の回転(回転方向を符号Rで示して
いる)によって吸込側の各部に生じる理想空気流Fの流
れ方向に垂直に交差する曲面を描くように配設されてい
る。このことを言い換えると、上記空気流Fの流れ方向
は、熱交換器2が配設されていないときにクロスフロー
ファン1の回転によって生じる空気流の流れ方向と一致
しており、しかもそのような空気流の流れ方向が変更さ
れないような形態で熱交換器2が配設されているという
ことである。
【0013】 この構成であると、クロスフローファン
1の回転によって吸込側の各部に生じる空気流Fの流れ
方向が変更されることなく、その空気流Fが熱交換器2
の各部をその厚み方向に通過することになり、その結
果、熱交換器2の内部を空気流Fが通過するときの圧力
損失が最小となり、しかも熱交換器2によるクロスフロ
ーファン1の性能の低下が最小限度に抑制される。
【0014】ここでクロスフローファン1の吸込側の各
部とは、吸込領域を形成する極狭部分のそれぞれのこと
であり、熱交換器2における空気流入側の表面21の各
部a1〜q1とは、空気流入側の表面21を形成する極
狭部分のそれぞれのことであり、熱交換器2における空
気流出側の表面22の各部a2〜q2とは、空気流出側
の表面21を形成する極狭部分のそれぞれのことであ
る。
【0015】 ところで熱交換器2における空気流入側
及び空気流出側のそれぞれの表面21、22を曲面にす
ることによって、それらの表面21、22の各部a1〜
q1、a2〜q2を空気流Fの流れ方向に正確に垂直に
交差させることは技術的な困難を伴う。したがって、こ
こでいう垂直という文言は、正確に垂直な場合のみでな
く、垂直に近似する角度をも含む意味で使われている。
この意味から、図2に示したクロスフローファン1にお
いては、各羽根3は、それぞれの吸込先端側がクロスフ
ローファン1の径方向に対して回転方向前方へと傾斜す
ると共に、その断面は吸込先端側が回転方向前方へと湾
曲した円弧状断面であるので、各羽根3の円弧状断面の
吸込側先端部に対する接線Cと熱交換器2の空気流入側
の表面21及び空気流出側の表面22とのそれぞれの交
差角度A1、B1が直角又は略直角になるように上記曲
面の曲率を定めることによって、熱交換器2における空
気流入側及び空気流出側のそれぞれの表面21、22の
各部a1〜q1、a2〜q2を空気流Fの流れ方向に垂
直に交差させる、という条件が満たされる。図2におい
て、C1は羽根3の先端の回転経路の接線を示し、上述
した羽根3の円弧状断面の先端部に対する接線Cは、
般的に羽根3の先端の回転経路の接線C1に対してα=
20〜50度の範囲で外方に傾いている。また空気流入
側の表面21及び空気流出側の表面22の各部を任意の
曲率の曲面に容易に形成し得る熱交換器2としてメッシ
ュフィン型熱交換器がある。
【0016】上述した実施例において、図3に示した熱
交換器2に対する空気流Fの流入角度Aや流出角度Bは
上述した意味での直角であるため、熱交換器2に対する
空気流Fの通過距離L2は熱交換器2の厚みと同等にな
り、しかもその空気流Fの流れ方向は、熱交換器2が配
設されていない場合にクロスフローファンの回転によっ
て生じる空気流の流れ方向に一致するから、クロスフロ
ーファンの全圧損失Ptは最小となる。このクロスフロ
ーファンの全圧損失Ptは、 Pt=(L2/L1)×Pt1 で表される。
【0017】
【発明の効果】請求項1の空気調和機の室内ユニットに
よれば、熱交換器における空気流入側及び空気流出側の
それぞれの表面の各部がクロスフローファンの回転によ
って吸込側の各部に生じる空気流の流れ方向に垂直に交
差する曲面を描くように熱交換器が配設されているの
で、吸込側に熱交換器を配設していない場合にクロスフ
ローファンの回転によって生じる空気流の流れ方向が変
更されることがなく、しかも熱交換器内ではその厚み方
向に空気流が通過して通過時の圧力損失が最小となるの
で、全圧損失が最小になり、熱交換器によるクロスフロ
ーファンの性能の低下が最小限度に抑制され、室内ユニ
ットの性能を大幅に向上させることができるという効果
がある。
【0018】また請求項2の空気調和機の室内ユニット
では、その成形作業が容易に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による空気調和機の室内ユニ
ットの説明図である。
【図2】クロスフローファンにおける羽根の接線と熱交
換器の各側表面との交差角度を示す説明図である。
【図3】この発明における熱交換器に対する空気流の通
過距離を示す説明図である。
【図4】従来例における熱交換器に対する空気流の通過
距離を示す説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 クロスフローファン 2 熱交換器 21 熱交換器における空気流入側の表面 22 熱交換器における空気流出側の表面 F 空気流

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状のクロスフローファン(1)と、
    このクロスフローファン(1)の吸込側に配設された熱
    交換器(2)とを備え、上記クロスフローファン(1)
    は、その軸方向に延設された羽根(3)を周方向に複数
    並設して成り、これらの各羽根(3)は、それぞれの吸
    込先端側がクロスフローファンの径方向に対して回転方
    向前方へと傾斜すると共に、その断面は吸込先端側が回
    転方向前方へと湾曲した円弧状断面に形成して成る空気
    調和機の室内ユニットにおいて、上記熱交換器(2)
    は、その空気流入側及び空気流出側のそれぞれの表面
    (21)(22)の各部が、上記各羽根(3)の円弧状
    断面の吸込側先端部に対する接線(C)に対し、略垂直
    に交差する曲面を描くように形成されていることを特徴
    とする空気調和機の室内ユニット。
  2. 【請求項2】 上記熱交換器(2)がメッシュフィン形
    の熱交換器(2)であることを特徴とする請求項1の空
    気調和機の室内ユニット。
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JP2010216674A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Daikin Ind Ltd 空気調和機
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JPS61128038A (ja) * 1984-11-28 1986-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置

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