JP2738628B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2738628B2
JP2738628B2 JP4338628A JP33862892A JP2738628B2 JP 2738628 B2 JP2738628 B2 JP 2738628B2 JP 4338628 A JP4338628 A JP 4338628A JP 33862892 A JP33862892 A JP 33862892A JP 2738628 B2 JP2738628 B2 JP 2738628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】印字ヘッドからインク滴を噴射して印字
を行うインクジェットプリンタでは、印字済用紙を排出
するための排紙ローラに当該用紙を圧接する押圧ローラ
として歯の薄い拍車が用いられている。これは,上記プ
リンタでは、インクが乾ききらない用紙が排紙ローラに
到達する場合があるので、押圧ローラを通常の円筒形の
ローラとしたのでは当該ローラの周面に用紙の印字面か
らインクが転写され、それがローラの一回転の後に用紙
に再転写されて用紙が汚れてしまうからである。
【0003】かかるインクジェットプリンタの従来構成
を図5に示す。図において、2は印字ヘッドである。こ
の印字ヘッド2は、図示しないキャリアによって図中紙
面と直交する方向に移動され印字部Cに給送されてきた
用紙にインク滴を噴射して印字可能に構成されている。
【0004】また、3はフィードローラで、リーフプレ
ート4と協働して用紙トレイ6からのカセット用紙や手
差し用紙を印字部Cへ給送可能に構成されている。ま
た、10Aは用紙排出装置で、印字ヘッド2により印字
された用紙(印字済用紙)を排紙方向(矢印E方向)に
送り付勢可能な排紙ローラ11と,印字済用紙の印字面
と接触して当該用紙を排紙ローラ11に押圧(圧接)す
る複数個の拍車12とを含み構成されている。
【0005】具体的には、排紙ローラ11は、印字ヘッ
ド2より用紙搬送方向下流において矢印方向に回転可能
に設けられている。また、各拍車には、支軸12aを介
して拍車ホルダ13に回転自在に設けられており、スプ
リング14によって排紙ローラ11へ所定圧力で圧接さ
れている。なお、拍車ホルダ13は、用紙幅方向(図5
中紙面と直交方向)に長く伸延しており、プリンタ本体
(図示省略)に適宜な固定手段を用いて取付けられてい
る。
【0006】したがって、印字済用紙は、排紙ローラ1
1と拍車12との協働により排紙方向(E方向)へ送ら
れ用紙受け部19へ印字面を上にした状態で排紙され
る。
【0007】通常、拍車ホルダ13には、各拍車12と
接触して当該拍車12周面に付着したインクを除去する
複数個のクリーニングローラ15が設けられている。各
クリーニングローラ15は、ローラ支軸16を介して拍
車ホルダ13に回転支持されている。なお、クリーニン
グローラ15としては、外周面に吸取紙等の吸水シート
部材が貼付されたものや,発泡密度が低いウレタンスポ
ンジ材製のもの等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記インク
ジェットプリンタでは、クリーニングローラ15の拍車
12に対する接触圧力が弱すぎる場合には、拍車12に
付着したインクを効果的に除去できず、反対に接触圧力
が強すぎる場合には拍車12の回転抵抗が増大して当該
拍車12と排紙ローラ11とで円滑に印字済用紙を排紙
方向に送り付勢できない事態が生じることがある。そこ
で、円滑排紙を確保しつつ拍車12に付着したインクを
効果的に除去することができるように、クリーニングロ
ーラ15の拍車12に対する接触圧力を調整する必要が
あるが、かかる圧力調整をいかに慎重に行っても拍車1
2からインクを完全に除去することができず、印字済用
紙の印字面に拍車12からインクが再転写され汚されて
しまうことがある。特に、高密度印字を行った直後に、
上記インク汚れが発生しやすい。
【0009】本発明の目的は、上記事情に鑑み、拍車か
らインクを完全に除去して印字済用紙への再転写を防止
することができるインクジェットプリンタを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、クリーニング
部材の拍車に対する接触圧力をいかに最適に調整しても
拍車に付着したインクを完全に除去することができない
場合があるという経験則を踏まえて、内的な改良、すな
わち、クリーニング部材の素材自体を見直す必要がある
ことに想到し本発明を創成したものである。
【0011】これまでの使用実績より、吸取紙等の吸水
シート部材は耐久性および取扱容易性等の観点から問題
があることが判明しているので素材候補より外し、素材
として有望と考えられるウレタンスポンジ材について実
験を行った。
【0012】ここで、ウレタンスポンジ材としては、発
泡密度が高いブリジストン化成品(株)製のウレタンエ
ラストマースポンジET材(発泡密度200個/25m
m以上)と,発泡密度が比較的低い同社製のPH−20
(発泡密度70個/25mm)と,イノアックコーポレ
ーション販売のメラミンフォームとを選定した。なお、
発泡密度が200個/25mmとは、長さ25mm(1
インチ相当)当たりの元素材のセル数が200であるこ
とを示す(以下、同様)。
【0013】実験方法としては、各材質からなるクリー
ニングローラを拍車ホルダに装着し、印字ヘッドで前半
を高密度印字され後半が無印字とされた用紙を排出する
際、無印字部分(特に高密度印字直後の部分)に拍車か
らのインク再転写があるか否かを肉眼観察することとし
た。実験結果を図4(A),(B),(C)に示す。こ
こで、(A)はウレタンエラストマースポンジET材製
のクリーニングローラを使用した場合の印字済用紙,
(B)はPH−20製のクリーニングローラを使用した
場合の印字済用紙,(C)はメラミンフォーム製のクリ
ーニングローラを使用した場合の印字済用紙である。
【0014】肉眼観察からも明らかなように、高発泡密
度のウレタンエラストマースポンジET材[図4
(A)]使用のものはインク再転写が全く認められな
い。PH−20製使用のものはインク再転写〔図4
(B)中,d参照〕が認められる。メラミンフォーム製
のものはインク再転写〔図4(C)中,d参照〕がほと
んど認められないが、拍車周面と接触することにより早
期に削れてしまい実用上不適当と考えられる。上記した
実験結果等に基づき本発明は創成されたものである。
【0015】すなわち、本発明に係るインクジェットプ
リンタは、印字ヘッドにより印字された用紙の印字面と
接触して当該用紙を排紙ローラに押圧し当該排紙ローラ
と協働して排紙方向に送り可能な拍車と、この拍車と接
触して当該拍車に付着したインクを除去するクリーニン
グ部材とを備えたインクジェットプリンタにおいて、前
記クリーニング部材を発泡密度が200〜350個/2
5mmのウレタンスポンジ材より形成したことを特徴と
する。
【0016】
【作用】上記構成による本発明では、印字ヘッドにより
印字された用紙(印字済用紙)は、その印字面を拍車に
より押されて所定方向に回転される排紙ローラに圧接さ
れる。その結果、印字済用紙は、排紙ローラと摩擦係合
し当該ローラの回転力により排紙方向に送り付勢され
る。この際、拍車は、印字済用紙の印字面と接触するた
めインクが付着するが、当該拍車に付着したインクは発
泡密度が200〜350個/25mmと高いウレタンス
ポンジ製のクリーニング部材によって完全に除去され
る。したがって、拍車から印字済用紙へのインクの再転
写を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本インクジェットプリンタは、基本的構成が従来
例(図5)と同様とされ、クリーニング部材(複数個の
クリーニングローラ15)を発泡密度が200〜350
個/25mmのウレタンスポンジ材より形成して拍車1
2に付着したインクを完全に除去できるようにしたもの
である。なお、従来例(図5)と共通する構成要素につ
いては同一の符号を付し、その説明を簡略または省略す
る。
【0018】ここで、本インクジェットプリンタでは、
各種実験結果からクリーニング部材としてのクリーニン
グローラ15を発泡密度が200個/25mm以上のウ
レタンエラストマースポンジET材[ブリジストン化成
品(株)製]より形成している。かかるウレタンエラス
トマースポンジET材は、ウレタンスポンジ材の一種で
吸水性,成形性,耐久性および取扱い容易性等に優れク
リーニング部材としては最適のものである。
【0019】本実施例では、クリーニングローラ15
は、図2,3に示す如く、経済性および拍車12の幅寸
法との適合性等を考慮して、厚さt=4mm外径12m
m,内径2.0mmのウレタンエラストマースポンジE
T材を2つ並列して形成している。
【0020】また、クリーニングローラ15を回転支持
するためのローラ支軸は、各クリーニングローラ15が
独立して回転可能なるように分割されている。分割され
た各ローラ支軸(16a)は、拍車ホルダ13の第2軸
受部25に各クリーニングローラ15が各拍車12と接
触した状態を維持しつつ追従移動可能なるように回転支
持されている。より具体的には、各ローラ支軸(16
a)は、直径2.5mm,長さ16mmのステンレス製
の丸棒材より形成されており、2個のウレタンエラスト
マースポンジET材の内径部に圧入されている。
【0021】なお、各拍車12を回転支持するための支
軸12aも、当該各拍車12が独立して回転可能なるよ
うに分割されている。分割された各支軸(12a′)
は、拍車ホルダ13の第1軸受部22に各拍車12が自
重により排紙ローラ11と所定圧力で接触するように回
転支持されている。
【0022】次に作用について説明する。印字ヘッドに
より印字された用紙(印字済用紙)Pは、その印字面を
拍車12により押されて図1中時計回り方向に回転され
る排紙ローラ11に圧接される。その結果、印字済用紙
Pは、排紙ローラ11と摩擦係合し当該ローラ11の回
転力により排紙方向に送り付勢される。この際、拍車1
2は、印字済用紙Pの印字面と接触するためインクが付
着するが、当該拍車12に付着したインクは発泡密度が
200〜350個/25mmのウレタンスポンジ製のク
リーニング部材によって完全に除去される。したがっ
て、拍車12から印字済用紙Pへのインクの再転写を防
止することができる。
【0023】しかして、この実施例によれば、クリーニ
ング部材を発泡密度が200個/25mm以上のウレタ
ンスポンジ材(ウレタンエラストマースポンジET材)
製の各クリーニングローラ15より形成したので、拍車
12からインクを完全に除去して印字済用紙Pへのイン
クの再転写を防止することができる。
【0024】なお、上記実施例においては、クリーニン
グ部材を発泡密度が200個/25mm以上のウレタン
エラストマースポンジET材で形成したが、それ以外の
発泡密度が200〜350個/25mmのウレタンスポ
ンジ材で形成してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、クリーニング部材を発
泡密度が200〜350個/25mmのウレタンスポン
ジ材より形成したので、拍車からインクを完全に除去し
て印字済用紙へのインクの再転写を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を説明するための図であ
る。
【図2】同じく、クリーニングローラの外観斜視図であ
る。
【図3】同じく、クリーニングローラと拍車との位置関
係を説明するための図である。
【図4】クリーニングローラの素材選定実験結果を示す
図である。
【図5】従来インクジェットプリンタの概略構成を説明
するための図である。
【符号の説明】
11 排紙ローラ 12 拍車 15 クリーニングローラ(クリーニング部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドにより印字された用紙の印字
    面と接触して当該用紙を排紙ローラに押圧し当該排紙ロ
    ーラと協働して排紙方向に送り可能な拍車と、この拍車
    と接触して当該拍車に付着したインクを除去するクリー
    ニング部材とを備えたインクジェットプリンタにおい
    て、 前記クリーニング部材を発泡密度が200〜350個/
    25mmのウレタンスポンジ材より形成したことを特徴
    とするインクジェットプリンタ。
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