JP2738086B2 - 磁気カツプリング装置 - Google Patents
磁気カツプリング装置Info
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- JP2738086B2 JP2738086B2 JP1305342A JP30534289A JP2738086B2 JP 2738086 B2 JP2738086 B2 JP 2738086B2 JP 1305342 A JP1305342 A JP 1305342A JP 30534289 A JP30534289 A JP 30534289A JP 2738086 B2 JP2738086 B2 JP 2738086B2
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- coupling device
- magnetic coupling
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/09—Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
- H01S3/097—Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping by gas discharge of a gas laser
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はレーザ装置に用いられる磁気カツプリング
装置に関し、特にレーザ媒質としてハロゲンを用いるレ
ーザ装置に適したものである。
装置に関し、特にレーザ媒質としてハロゲンを用いるレ
ーザ装置に適したものである。
第３図は、従来、一般に市販されているレーザで使用
されている磁気カツプリング装置を示す断面構成図であ
る。図において、（１）はレーザ容器壁、（２）はレー
ザ容器壁（１）の一部であつて、磁気カツプリング装置
のために設けられた、非磁性の導電体からなる隔壁、
（３）は内部磁石回転子、（４）は外部磁石回転子、
（５）は内部磁石回転子（３）に接続された回転翼、
（６）は外部磁石回転子（４）に接続された駆動用モー
タである。
されている磁気カツプリング装置を示す断面構成図であ
る。図において、（１）はレーザ容器壁、（２）はレー
ザ容器壁（１）の一部であつて、磁気カツプリング装置
のために設けられた、非磁性の導電体からなる隔壁、
（３）は内部磁石回転子、（４）は外部磁石回転子、
（５）は内部磁石回転子（３）に接続された回転翼、
（６）は外部磁石回転子（４）に接続された駆動用モー
タである。
次に動作について説明する。磁気カツプリング装置は
駆動用モータ（６）と回転翼（５）のそれぞれに連結さ
れた内部磁石回転子（３）と外部磁石回転子（４）が、
隔壁（２）を挾むようにして相対向しており、磁石の吸
引力によつて回転を伝達するものである。
駆動用モータ（６）と回転翼（５）のそれぞれに連結さ
れた内部磁石回転子（３）と外部磁石回転子（４）が、
隔壁（２）を挾むようにして相対向しており、磁石の吸
引力によつて回転を伝達するものである。
隔壁（２）と内部磁石回転子（３）と外部磁石回転子
（４）との間隔はミリ単位で調整されており、隔壁
（２）は磁力を有効に伝えるためにミリオーダの厚みに
設定されている。
（４）との間隔はミリ単位で調整されており、隔壁
（２）は磁力を有効に伝えるためにミリオーダの厚みに
設定されている。
従来の磁気カツプリング装置では、磁力線が導電体隔
壁（２）を貫いており、回転に比例した渦電流が導電体
隔壁（２）に流れる。必要伝達トルク強度が大きくなる
と、この渦電流による損失が無視できなくなる。
壁（２）を貫いており、回転に比例した渦電流が導電体
隔壁（２）に流れる。必要伝達トルク強度が大きくなる
と、この渦電流による損失が無視できなくなる。
また、レーザガスとしてハロゲンを用いる場合には、
ニツケルなどが最適の材料であるが、隔壁（２）は非磁
性材料である必要があり、これらの材料は使用すること
ができなかつた。
ニツケルなどが最適の材料であるが、隔壁（２）は非磁
性材料である必要があり、これらの材料は使用すること
ができなかつた。
従来の磁気カツプリング装置は以上のように構成され
ているので、必要伝達トルク強度に対応する電力の何倍
ものモータ電力を必要とし伝達効率が低く、隔壁が熱膨
脹により変形しないように効果的な冷却手段を必要とし
構造が複雑である、またレーザ媒質としてハロゲンを用
いられないという問題点があつた。
ているので、必要伝達トルク強度に対応する電力の何倍
ものモータ電力を必要とし伝達効率が低く、隔壁が熱膨
脹により変形しないように効果的な冷却手段を必要とし
構造が複雑である、またレーザ媒質としてハロゲンを用
いられないという問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、冷却手段を必要とせず、伝達効率が高く、
耐ハロゲン性に優れた磁気カツプリング装置を得ること
を目的とする。
れたもので、冷却手段を必要とせず、伝達効率が高く、
耐ハロゲン性に優れた磁気カツプリング装置を得ること
を目的とする。
この発明の磁気カツプリング装置は、外部磁石回転子
と内部磁石回転子との間の隔壁を、内部磁石回転子に対
向する内側は耐ハロゲン性絶縁物質から成り、外部磁石
回転子に対向する外側は機械的強度の高い絶縁物質から
成る二重構造としたものである。
と内部磁石回転子との間の隔壁を、内部磁石回転子に対
向する内側は耐ハロゲン性絶縁物質から成り、外部磁石
回転子に対向する外側は機械的強度の高い絶縁物質から
成る二重構造としたものである。
この発明における磁気カツプリング装置は、隔壁を絶
縁物としたため、渦電流の発生による電力損出がなく伝
達効率が高く、冷却手段を必要としない。
縁物としたため、渦電流の発生による電力損出がなく伝
達効率が高く、冷却手段を必要としない。
また、絶縁物隔壁を２重構造とし耐ハロゲン性材料が
レーザガスと接するようにしたので、隔壁の腐食やレー
ザガスの劣化をもたらすことがない。
レーザガスと接するようにしたので、隔壁の腐食やレー
ザガスの劣化をもたらすことがない。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
１図はこの考案の一実施例の磁気カツプリング装置を示
す断面構成図である。図において、（７）は内部磁石回
転子（３）に対向する内側は耐ハロゲン性絶縁物質から
成り、外部磁石回転子（４）に対向する外側は機械的強
度の高い絶縁物質から成る二重構造絶縁物隔壁であり、
他は従来例と同じ構成である。
１図はこの考案の一実施例の磁気カツプリング装置を示
す断面構成図である。図において、（７）は内部磁石回
転子（３）に対向する内側は耐ハロゲン性絶縁物質から
成り、外部磁石回転子（４）に対向する外側は機械的強
度の高い絶縁物質から成る二重構造絶縁物隔壁であり、
他は従来例と同じ構成である。
先述のように、磁力をできるだけ有効に伝えるために
は隔壁をできるだけ薄くし、磁石、即ち内部磁石回転子
（３）と外部磁石回転子（４）間の距離をできるだけ近
づけた方が望ましい。一方、エキシマレーザなどのよう
にレーザガス圧力が高い場合には、構造上、機械的強度
を保つようにする必要がある。この実施例では、磁気カ
ツプリング装置を円筒形とし、耐圧性を増すように工夫
している。かつ、円筒形隔壁（７）の外側は、FRPや機
械強度の高いセラミツク（チツ化シリコンなど）を用い
その内側にテフロンコーテイング、テフロンの内張、ア
ルミナセラミツクの内張など耐ハロゲン性材料を配設し
てある。
は隔壁をできるだけ薄くし、磁石、即ち内部磁石回転子
（３）と外部磁石回転子（４）間の距離をできるだけ近
づけた方が望ましい。一方、エキシマレーザなどのよう
にレーザガス圧力が高い場合には、構造上、機械的強度
を保つようにする必要がある。この実施例では、磁気カ
ツプリング装置を円筒形とし、耐圧性を増すように工夫
している。かつ、円筒形隔壁（７）の外側は、FRPや機
械強度の高いセラミツク（チツ化シリコンなど）を用い
その内側にテフロンコーテイング、テフロンの内張、ア
ルミナセラミツクの内張など耐ハロゲン性材料を配設し
てある。
第２図は円筒形隔壁に、従来の導電体隔壁（実験例で
はステンレス、SUS316）を用いた場合（ａ）と、この考
案による絶縁物隔壁を用いた場合（ｂ）の伝達効率をモ
ータ回転数の関数として示した特性図である。図より明
かなようにこの考案の場合、90％ほどの伝達効率が得ら
れているのに対し、従来方式では70％ほどが渦電流によ
る損失として失われ、伝達効率は僅かに30％程にすぎな
い。
はステンレス、SUS316）を用いた場合（ａ）と、この考
案による絶縁物隔壁を用いた場合（ｂ）の伝達効率をモ
ータ回転数の関数として示した特性図である。図より明
かなようにこの考案の場合、90％ほどの伝達効率が得ら
れているのに対し、従来方式では70％ほどが渦電流によ
る損失として失われ、伝達効率は僅かに30％程にすぎな
い。
以上のように、この発明によれば、レーザ媒質のガス
循環を行い、レーザ容器内部に配設される回転翼に、上
記容器外部に配設される駆動用モータの回転を伝える外
部磁石回転子と内部磁石回転子、及び上記磁石回転子間
に配設され、上記レーザ媒質と外気とを遮断する隔壁を
備えるレーザ装置の磁気カツプリング装置において、上
記隔壁を上記内部磁石回転子に対向する内側は耐ハロゲ
ン性絶縁物質から成り、上記外部磁石回転子に対向する
外側は機械的強度の高い絶縁物質から成る二重構造とし
たので、伝達効率が高く、冷却手段を必要とせずかつ耐
ハロゲン性に優れた磁気カツプリング装置が得られる効
果がある。
循環を行い、レーザ容器内部に配設される回転翼に、上
記容器外部に配設される駆動用モータの回転を伝える外
部磁石回転子と内部磁石回転子、及び上記磁石回転子間
に配設され、上記レーザ媒質と外気とを遮断する隔壁を
備えるレーザ装置の磁気カツプリング装置において、上
記隔壁を上記内部磁石回転子に対向する内側は耐ハロゲ
ン性絶縁物質から成り、上記外部磁石回転子に対向する
外側は機械的強度の高い絶縁物質から成る二重構造とし
たので、伝達効率が高く、冷却手段を必要とせずかつ耐
ハロゲン性に優れた磁気カツプリング装置が得られる効
果がある。
第一図はこの発明の一実施例のレーザ装置の磁気カツプ
リング装置を示す断面構成図であり、第２図は従来例と
この発明との伝達効率を比較した特性図であり、第３図
は従来例を示す断面構成図である。 図において、（１）はレーザ容器壁、（２）は隔壁、
（３）は内部磁石回転子、（４）は外部磁石回転子、
（５）は回転翼、（６）は駆動モータ、（７）は２重構
造絶縁物隔壁である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
リング装置を示す断面構成図であり、第２図は従来例と
この発明との伝達効率を比較した特性図であり、第３図
は従来例を示す断面構成図である。 図において、（１）はレーザ容器壁、（２）は隔壁、
（３）は内部磁石回転子、（４）は外部磁石回転子、
（５）は回転翼、（６）は駆動モータ、（７）は２重構
造絶縁物隔壁である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】レーザ媒質のガス循環を行い、レーザ容器
内部に配設される回転翼に、上記容器外部に配設される
駆動用モータの回転を伝える外部磁石回転子と内部磁石
回転子、及び上記両磁石回転子間に配設され、上記レー
ザ媒質と外気とを遮断する隔壁を備えるレーザ装置の磁
気カツプリング装置において、上記隔壁を上記内部磁石
回転子に対向する内側は耐ハロゲン性絶縁物質から成
り、上記外部磁石回転子に対向する外側は機械的強度の
高い絶縁物質から成る二重構造としたことを特徴とする
磁気カツプリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1305342A JP2738086B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 磁気カツプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1305342A JP2738086B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 磁気カツプリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03165084A JPH03165084A (ja) | 1991-07-17 |
| JP2738086B2 true JP2738086B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17943959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1305342A Expired - Fee Related JP2738086B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 磁気カツプリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2738086B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4816445A (en) * | 1984-06-21 | 1989-03-28 | Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo | Crystalline alpha-maltose |
| JPH0538930U (ja) * | 1991-10-30 | 1993-05-25 | 三菱重工業株式会社 | ガスレーザ発振装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6069363A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-20 | Teikoku Denki Seisakusho:Kk | マグネツトカツプリングの隔壁体 |
| JPS63184381A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-29 | Toshiba Corp | ガスレ−ザ発振装置 |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1305342A patent/JP2738086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6069363A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-20 | Teikoku Denki Seisakusho:Kk | マグネツトカツプリングの隔壁体 |
| JPS63184381A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-29 | Toshiba Corp | ガスレ−ザ発振装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03165084A (ja) | 1991-07-17 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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