JP2725968B2 - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

乗客コンベアの安全装置

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JP2725968B2 JP4326904A JP32690492A JP2725968B2 JP 2725968 B2 JP2725968 B2 JP 2725968B2 JP 4326904 A JP4326904 A JP 4326904A JP 32690492 A JP32690492 A JP 32690492A JP 2725968 B2 JP2725968 B2 JP 2725968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗降口において乗客
の足等が櫛とステップとの間に挟まれるのを防止するた
めの乗客コンベアの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば実開昭59−105271
号公報に示された従来の乗客コンベアの乗降口を示す概
略の断面図、図10は図9の一部拡大断面図である。図
において、1はステップ、2は多数のステップ1を連結
するステップチェーン、3は乗降口の床下に設けられス
テップ1を駆動する駆動スプロケット、4は駆動機(図
示せず)の駆動力を駆動スプロケット3に伝達する駆動
チェーンである。
【0003】5はステップ1の両側に立設された欄干、
6はステップ1に同期して移動する移動手摺(ゴム手
摺)、7は欄干5の下端部に設けられたスカートガー
ド、8は乗降口の床部に並べて設けられた複数枚の床板
であり、その上面には化粧板9が接合されている。10
は床板8に並べて設けられた櫛板であり、同様の化粧板
9が上面に接合されている。11はステップ1の幅方向
に複数個並べて櫛板10にねじ止めされている櫛(コ
ム)であり、これらの櫛11は、それぞれステップ1の
クリートと噛み合う櫛歯部11aを有している。
【0004】上記のような従来の乗客コンベアでは、樹
脂製の櫛11が用いられており、乗客の足等が櫛11に
衝突し、図11に示すように櫛11の先端部が折損した
場合に、これを検出して運転を停止させることにより、
乗客の足等が櫛11とステップ1との間に挟まれるのを
防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の乗客コンベアにおいては、櫛11の材料を樹脂
とすることにより、乗客の足等が櫛11とステップ1と
の間に挟まれるのを防止しているが、最近、例えば空港
ターミナルやスーパーマーケット等に設置される乗客コ
ンベアでは、乗客とともに荷物運搬用のカートを乗せる
必要があるため、カートの車輪の衝突により櫛11が折
損しないように、例えばアルミニウム等、強度の高い材
料からなる櫛11が使用されている。このような場合、
乗客の足等が衝突しても櫛11が折損せず、足等が櫛1
1とステップ1との間に挟まれる危険があるという問題
点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、櫛とステップ
との間に乗客の足等が挟まれるのをより確実に防止する
ことができ、これにより安全性を向上させることができ
る乗客コンベアの安全装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る乗
客コンベアの安全装置は、櫛板を隣接する床板側へ移動
可能とし、また櫛板と床板との間に圧力検出器を設け、
圧力検出器からの出力に応じて乗客コンベアの運転を停
止させるようにしたものである。
【0008】請求項2の発明に係る乗客コンベアの安全
装置は、櫛板にローラを設けるとともに、外枠に案内レ
ールを設けることにより、櫛板を隣接する床板側へ移動
可能とし、また櫛板と床板との間に圧力検出器を設け、
圧力検出器からの出力に応じて乗客コンベアの運転を停
止させるようにしたものである。
【0009】請求項3の発明に係る乗客コンベアの安全
装置は、櫛板にローラを設けるとともに、外枠に案内レ
ールを設けることにより、櫛板を隣接する床板側へ移動
可能とし、また櫛板と床板との間に圧力検出器を設け、
さらに付勢手段により櫛板を圧力検出器側へ付勢し、圧
力検出器からの出力に応じて乗客コンベアの運転を停止
させるようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、櫛板に加わる圧力を検出
することにより、櫛とステップとの間に乗客の足等が挟
まれる事故を防止する。
【0011】
【実施例】
実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例による乗客
コンベアの安全装置を示す断面図であり、図10と同一
又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図において、21は櫛11が取り付けられた櫛板1
0とそれに隣接する床板8との間に固定されている圧力
検出器であり、櫛板10はステップ進行方向、即ち床板
8側へある程度移動可能になっている。また、この実施
例の安全装置は、圧力検出器21からの出力が設定値以
上になると、乗客コンベアの運転を停止させるようにな
っている。
【0012】上記のような安全装置では、ステップ1上
の乗客の足等が櫛11に衝突すると、櫛板10が僅かに
移動し、圧力検出器21に圧力が加わる。そして、この
圧力が設定値以上となると、乗客コンベアの運転が停止
する。従って、上記設定値を適当な圧力に設定しておく
ことにより、櫛11の材料に拘わらず、乗客の足等が挟
まれる事故をより確実に防止することができる。
【0013】実施例2.次に、図2は請求項2の発明の
一実施例による乗客コンベアの安全装置を示す平面図、
図3は図2のIII−III線に沿う矢視断面図、図4は図2
のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【0014】上記実施例1において、櫛板10は、乗客
荷重に耐え得るような強度及び剛性を有しているため、
通常は重量が大きく、乗客の足等が櫛11に衝突して
も、その衝撃がかなり大きくないと移動しない。ところ
が、軽度の衝突であっても、櫛11とステップ1との間
に足等が挟まれる危険があるので、この実施例2では、
より小さな荷重で櫛板10が移動するように構成してい
る。
【0015】図において、22はステップ1の両側に設
けられた乗客コンベアの外枠、23は外枠22に設けら
れ櫛板10の移動を案内する案内レール、24は外枠2
2に設けられステップ進行方向と反対の方向への櫛板1
0の移動を規制するストッパ、25は櫛板10の両側に
2個ずつ設けられ案内レール23上を転動する回転自在
のローラ、26は櫛板10の両側に設けられストッパ2
4に当接する突出片である。他の部分は、実施例1と同
様である。
【0016】このように、櫛板10にローラ25を設け
ることにより、重量が大きい櫛板10についても、その
移動が容易になり、櫛板10に加わる圧力を圧力検出器
21により敏感に検出することができ、安全性が向上す
る。
【0017】実施例3.次に、図5は請求項2の発明の
他の実施例による乗客コンベアの安全装置を示す断面図
である。上記実施例2の櫛板10は、軽荷重でもステッ
プ進行方向へ移動するようになっているため、逆に、通
常運転時に振動が生じ易くなっている。このような振動
が生じた場合、即ち櫛板10がステップ1側へ移動し、
再び圧力検出器21側へ戻る場合、櫛板10の移動量が
圧力検出器21の設定値以下であるにも拘わらず、圧力
検出器21の性能特性により出力がオーバーシュートし
て、一時的に設定値以上になってしまい、誤動作により
乗客コンベアの運転が停止される恐れがある。
【0018】これに対し、この実施例3では、案内レー
ル23を傾斜させて、櫛板10が圧力検出器21に常時
当接するようにしたものである。これにより、通常運転
時の櫛板10の振動が防止され、圧力検出器21の誤動
作が防止されるので、装置の信頼性が向上する。なお、
図5ではストッパ24及び突出片26を省略したが、こ
れらを併設してもよいのは言うまでもない。
【0019】実施例4.次に、図6は請求項3の発明の
一実施例による乗客コンベアの安全装置を示す平面図、
図7は図6のVII−VII線に沿う矢視断面図、図8は図
6のVIII−VIII線に沿う矢視断面図である。図におい
て、31は櫛板10の両側の外枠22に固定されたばね
受け、32はばね受け31に対向するように櫛板10の
両側に設けられた突出片、33はばね受け31と突出片
32との間に設けられ櫛板10を圧力検出器21側へ付
勢する付勢手段としてのばねであり、このばね33の長
さは調節可能になっており、圧力検出器21に通常印加
される圧力を調節できるようになっている。
【0020】このような安全装置では、通常運転時の圧
力検出器21の出力変動が小さくなるので、誤動作が防
止され、装置の信頼性が向上する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
乗客コンベアの安全装置は、櫛板を隣接する床板側へ移
動可能とし、また櫛板と床板との間に圧力検出器を設
け、圧力検出器からの出力に応じて乗客コンベアの運転
を停止させるようにしたので、櫛が折損せずとも、櫛と
ステップとの間に乗客の足等が挟まれるのをより確実に
防止することができ、安全性を向上させることができる
という効果を奏する。また、圧力検出器は、床板と櫛板
との間の隙間を塞ぐように設けられており、櫛板を床板
側へ移動させるための隙間を確保しなくても、櫛板に物
体が衝突したことを検出することができるので、櫛板と
床板との間の隙間に乗客がつまずくのを防止することが
できる。
【0022】また、請求項2の発明の乗客コンベアの安
全装置は、櫛板にローラを設けるとともに、外枠に案内
レールを設けることにより、櫛板を隣接する床板側へ移
動可能とし、また櫛板と床板との間に圧力検出器を設
け、圧力検出器からの出力に応じて乗客コンベアの運転
を停止させるようにしたので、上記請求項1の発明と同
様の効果に加えて、小さい衝突力で櫛板を移動させるこ
とができ、これにより検出精度を向上させ、信頼性を向
上させることができるという効果を奏する。
【0023】請求項3の発明の乗客コンベアの安全装置
は、櫛板にローラを設けるとともに、外枠に案内レール
を設けることにより、櫛板を隣接する床板側へ移動可能
とし、また櫛板と床板との間に圧力検出器を設け、さら
に付勢手段により櫛板を圧力検出器側へ付勢し、圧力検
出器からの出力に応じて乗客コンベアの運転を停止させ
るようにしたので、上記請求項2の発明と同様の効果に
加えて、櫛板を圧力検出器に常時当接させて、通常運転
時に櫛板が振動するのを防止することができ、これによ
り通常運転時の圧力検出器の出力変動を抑え、誤動作を
防止することができ、この結果信頼性をさらに向上させ
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による乗客コンベア
の安全装置を示す断面図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による乗客コンベア
の安全装置を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う矢視断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】請求項2の発明の他の実施例による乗客コンベ
アの安全装置を示す断面図である。
【図6】請求項3の発明の一実施例による乗客コンベア
の安全装置を示す平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う矢視断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う矢視断面図であ
る。
【図9】従来の乗客コンベアの乗降口の一例を示す概略
の断面図である。
【図10】図9の一部拡大断面図である。
【図11】図10の櫛が折損した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
8 床板 10 櫛板 11 櫛 21 圧力検出器 22 外枠 23 案内レール 25 ローラ 33 ばね(付勢手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗降口の床板とステップとの間に設けら
    れ、上記ステップと非接触状態で噛み合う櫛を有し、上
    記床板の方向へ移動可能に構成された櫛板と、上記床板
    と上記櫛板との間の隙間を塞ぐように設けられ、上記櫛
    板の上記床板方向への押圧力により動作する圧力検出器
    とを備え、上記圧力検出器からの出力に応じて乗客コン
    ベアの運転を停止させることを特徴とする乗客コンベア
    の安全装置。
  2. 【請求項2】 乗客コンベアの外枠に設けた案内レール
    と、櫛板に設けられ上記案内レール上を転動するローラ
    とを備え、上記櫛板が上記ローラに支持されて上記案内
    レール上を床板方向へ移動することを特徴とする請求項
    1記載の乗客コンベアの安全装置。
  3. 【請求項3】 櫛板を床板方向へ付勢する付勢手段を備
    え、上記付勢手段が圧力検出器を動作させない範囲の付
    勢力で上記圧力検出器を押圧することを特徴とする請求
    項2記載の乗客コンベアの安全装置。
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JP2008137782A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Nippon Cable Co Ltd 乗客移送コンベア装置の異物検出装置
CN102951541A (zh) * 2012-11-26 2013-03-06 康力电梯股份有限公司 一种自动扶梯梯级防偏装置

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