JP2724189B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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文男 高橋
三義 青柳
実 斎藤
修一 大澤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関する
ものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを
大きくしても、雄、雌嵌合構造にして躯体より剥落する
ことがなく、かつ、ボルト等の固定具が外部へ露出しな
く、縦、横張り可能なパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種パネルとしては、表面材−芯材−裏面材
の積層構造のパネル、セメント等の窯業系のパネル等が
数多く上市されている。これらパネルは大別して突合わ
せ構造、実矧ぎ構造、相決り構造、引っ掛け構造の連結
部を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながらこの種パネルでは、躯体に固定するのに
釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等によ
る躯体の変形に追従することができず、破損してしまう
不利があった。また、これらパネルは表面材が金属材で
ある場合には熱による伸縮にも追従することができず、
化粧面に変形が生じ、意匠性を大幅に低下させるもので
あった。さらに、裏面材をリベット等により裏側から固
定することにより、固定具を外部に露出させない構造と
した方法も考え出されているが施工性、耐風圧性に劣る
不利があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、表面材と裏
面材の幅方向の端部で相決り構造を形成し、また、表面
材の化粧面の両端縁には側壁を形成し、さらに表面材と
裏面材間に芯材となる合成樹脂発泡体等を充填して一体
化したパネルを提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細
に説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、表
面材、裏面材14、芯材21からなるサンドイッチ構造の
パネルAである。表面材、および裏面材14は金属薄板
材、あるいは合成樹脂材等よりなり、例えばAl、Fe、C
u、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー
鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼
板、サンドイッチ鋼板等の一種をプレス成形、押出成
形、ロール成形等によって形成したものである。さらに
詳説すると、表面材は第2図に示すように、横長の化
粧面部と、内片、外片とから樋状部1aを形成した
ものであり、化粧面部は化粧面2aの長手方向の端縁を
内方に任意角度で屈曲した側壁3、4と、その下端縁を
外方に突出した目地下地6、10とから形成したものであ
る。内片は目地下地6の先端を内方に屈曲した下縁7
と、下縁7の先端を下方に屈曲し先端を内方に化粧面部
と略平行にに屈曲した補強片8とからなるものであ
る。また外片は目地下地10の先端を下方に垂下した側
面11と、側面11の先端を外方に突出した上面12と、上面
12の先端を内方に屈曲した補強片13とからなるものであ
る。さらに、補強片8は第4図に示すように躯体αへの
パネルA固定時、あるいは後記する目地カバー取付具B
固定時の固定具βにより固定され、パネルA施工後にお
ける内片の変形を防止するものである。裏面材14は第
3図に示すように、長尺状板材の両端縁を上方に屈曲し
た側片16、19と、側片16、19の先端を内方に屈曲した補
強片17、20とから側面1518を形成したものであり、こ
れらより樋状部14aを形成したものである。この裏面材1
4は後記する芯材21の裏面を覆ってパネルAをサンドイ
ッチ構造体とし、パネルA自体の機械強度を向上すると
共に、不燃材、防水膜、遮熱材、吸水材、防音材、パッ
キング材などの1つの機能として役立つものであり、そ
の素材としては前記表面材と同質の素材、あるいはア
スベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属
箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、
布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布
等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、防水
処理、難燃処理されたシートなどからなるものである。
その装置は、後記する芯材21により一体に形成すると共
に、内片、芯材21、側面15により断面状の凹部22
を、外片、芯材21、側面18により断面状の凸部23を
形成し、雌実部24、雄実部25とするものである。なお、
図では耐火性をさらに向上するために、表面材と裏面
14が接触しないように形成している。芯材21は主に合
成樹脂発泡体を用い、断熱材、防水材、防音材、緩衝
材、防火材等として機能するものであり、例えばポリイ
ソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリウ
レアフォーム、ポリイミドフォーム等の合成樹脂発泡
体、およびこれら合成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪
酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、
シラスバルーン等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ
等)、繊維状物(長、短繊維)等を混入したもの、パー
ライトの周囲にフェノールフォーム粉末をコーティング
し、これを加温、加圧して発泡させたもの、石膏ボー
ド、岩綿ボード、グラスウールボード、ALC、インシュ
レーションボード、木片チップボード、グラスウール等
で、単一素材、あるいは複数の素材を組み合わせて形成
するものである。また芯材21の形成は、図では表面材
と裏面材14の樋状部1a,14aに充填すると共に、表面材
と裏面材14とが連結部においても接触しないようにして
おり、表面材が火災等により加熱されても、その熱が
裏面材14へ伝わらないようにし、熱橋防止による耐火
性、断熱性の向上を図るものである。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示
すようなパネルAを用いて第4図に示すように施工する
と仮定する。なお、パネルAとしては、表面材、裏面
14として0.5mm厚のカラー鋼板を設け、芯材21として
はフェノールフォーム原料にパーライト粒を混入した原
料を吐出し、反応、発泡させ、次にキュアして一体化し
たものである。そこで主柱、間柱、防水シート等、ある
いは鉄骨下地からなる躯体αに第n番目のパネルA1の目
地下地6をボルト等の固定具βを介して固定する。次に
n+1番目のパネルA2の凸部23をパネルA1の凹部22に挿
入するようにして固定し、図示しない他端の目地下地6
を前記のごとく固定具βにより固定する。このような工
程を順次繰り返して行うことによりパネルAを躯体α上
全面に固定する。次にパネルA間の目地部に対し、短尺
状の目地カバー取付具Bを複数個、ボルト等、あるいは
図示しないがブラインドリベット等により固定する。そ
の後、この目地カバー取付具Bに対し長尺状の目地カバ
ーCを嵌着して一体化し、施工を完了するものである。
なお、土台部分には水切り(図示せず)、出、入隅、窓
廻り等の部分(図示せず)にはコーキング材、役物を用
いる必要がある。また、26はパッキング材、コーキング
材等である。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第5図(a)〜(f)〜第8図(a)、(b)
に示すように形成することができる。すなわち、第5図
(a)〜(f)は主に表面材を各々変形したパネル
A、第6図(a)〜(f)は主に裏面材14を各々変形し
たパネルAである。また第7図(a)〜(e)はパネル
Aのその他の実施例を示すものであり、(a)図は防水
性、気密性の強化のためにパッキング材、コーキング材
等26を形成したパネルA、(b)図は芯材21が合成樹脂
発泡体のように、原料で吐出した際に表面材と裏面材
14間より液洩れしないようにシート状物27で被覆したパ
ネルA、(c)図は表面材と裏面材14が接触しないよ
うにするための嵩上げ材、耐火材(無機材)、液洩れ防
止用として機能するバックアップ材28を形成したパネル
A、(d)図は表面材と裏面材14との間隔、所謂厚さ
を決定するための嵩上げ材29(短尺材、あるいは長尺
材)を形成したパネルA、(e)図は芯材21柱にパーラ
イト粒等の骨材30を充填し、耐火性を向上したパネルA
である。さらに第8図(a)、(b)は表面材の化粧
面部の一端縁、あるいは両端縁を内方に屈曲し、パネ
ルA施工時のパネルA端部が相互に対面する目地部のコ
ーキング材処理の施工性、耐久性を向上するために端面
壁2bを形成したパネルAであり、(b)は(a)のイ−
イ線断面図である。勿論、第5図(a)〜(f)〜第8
図(a)、(b)を各々組み合わせたパネルAとするこ
ともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るパネルによれば、
釘、ボルト等の固定具を外部へ露出させることなく、大
型のパネルを躯体に確実に固定できる。表面材、芯
材、裏面材の端縁により形成した相決り構造により、係
合力、耐風圧性、防水性、防音性、気密性、施工性、断
熱性、耐火性にすぐれる。雌実部に形成した補強片が
躯体に固定されるため、施工後のパネルの変形により目
地部が破壊されることがない。裏面材に形成した内
片、外片により、火災による火炎、あるいは風雨等が躯
体側へ浸入することがない。表面材と裏面材が連結部
においても接触しない構造であるため、熱橋を防止して
耐火性、断熱性を向上する。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図は表面材の一例を示す説明
図、第3図は裏面材の一例を示す説明図、第4図は本発
明に係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断
面図、第5図(a)〜(f)、第6図(a)〜(f)、
第7図(a)〜(e)、および第8図(a)、(b)は
その他の実施例を示す説明図である。 ……表面材、3、4……側壁、14……裏面材、21……
芯材、22……凹部、23……凸部、24……雌実部、25……
雄実部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田崎 良一 山形県東根市三日町2丁目8番13号 株 式会社アイジー技術研究所内 審査官 住田 秀弘 (56)参考文献 特開 昭62−260942(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状板材の表面材、裏面材間に芯材を充
    填した建築用パネルにおいて、前記表面材は横長の化粧
    面部と、該化粧面部の長手方向の両側縁を内方に屈曲し
    た側壁と、該側壁の下端縁を外側方へ化粧面部と略平行
    に突出した目地下地と、該目地下地の一方の先端を内方
    に屈曲して化粧面部と略平行に形成した内片と他方の目
    地下地の先端を内方に屈曲し先端を外方に化粧面部と略
    平行に屈曲した外片からなり、前記裏面材は長尺状板材
    の両端縁を上方に屈曲した側片を形成し、前記表面材と
    裏面材を芯材により一体化すると共に、表面材の内片と
    芯材の側端面と裏面材の側片により状に窪んだ雌実部
    を形成し、裏面材の外片と芯材の側端面と他方の側片に
    より状に突出した雄実部を形成したことを特徴とする
    建築用パネル。
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