JP2550148B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2550148B2 JP63115752A JP11575288A JP2550148B2 JP 2550148 B2 JP2550148 B2 JP 2550148B2 JP 63115752 A JP63115752 A JP 63115752A JP 11575288 A JP11575288 A JP 11575288A JP 2550148 B2 JP2550148 B2 JP 2550148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関する
ものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを
大きくしても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落す
ることがなく、かつ、釘等の固定具が外部へ露出しな
く、縦、横張り可能なパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種パネルとしては、表面材−芯材−裏面材
の積層構造のパネル、セメント等の窯業系のパネル等が
数多く上市されている。これらパネルは大別して突合わ
せ構造、実矧ぎ構造、相決り構造、引っ掛け構造の連結
部を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながらこの種パネルでは、躯体に固定するのに
釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等によ
る躯体の変形に追従することができず、破損してしまう
不利があった。また、これらパネルは表面材が金属材で
ある場合には熱による伸縮にも追従することができず、
化粧面に変形が生じ、意匠性を大幅に低下させるもので
あった。さらに、パネルの固定を表面材の表面側からの
固定で裏面材も固定し、外部に固定具を露出させない構
造としたパネルは存在しなかった。また耐火性に問題が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような点を鑑み、表面材、裏面材に金属
薄板材を用いると共に、表面材、裏面材を接触させない
構造とし、さらに表面材と裏面材を同時に躯体に固定し
ても外部に固定具が露出しない構造としたパネルを提供
するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細
に説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、表
面材、裏面材19、芯材22からなるサンドイッチ構造の
パネルAである。表面材、および裏面材19は金属薄板
材、あるいは合成樹脂材等よりなり、例えばAl、Fe、C
u、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー
鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼
板、サンドイッチ鋼板等の一種をプレス成形、押出成
形、ロール成形等によって形成したものである。さらに
詳説すると、表面材は第2図に示すように、横長の化
粧面部と、雄型連結部、雌型連結部13とから樋状部
1aを形成したものであり、化粧面部は化粧面2aの長手
方向の端縁を内方に任意角度で屈曲した側壁3、4と側
壁3の下端縁を外方に突出した目地下地5とから形成し
たものである。雄型連結部は目地下地5の先端をさら
に外方に突出した上縁8と、上縁8の先端を内方に略コ
字状に屈曲した下縁9よりなる差込縁7と、差込縁7の
上縁8に形成した凹状の固定溝10と、下縁9の先端を内
方にL字状に屈曲した補強片11と、下縁9、裏面材19
芯材22より形成された係合溝12よりなるものである。差
込縁7は後記する雌型連結部13の嵌合溝16に挿入され躯
体に固定される部分であると共に、固定溝10に釘等の固
定具を打設してパネルAを躯体に固定する固定部として
機能する部分である。また凹状の固定溝10はその凹状形
により、ボルト等の固定具を打設する際に、固定部βの
頭部が目地下地5、上縁8のそれぞれの面よりも突出し
ないため、差込縁7を後記する嵌合溝16に挿入する際に
固定具βの頭部が障害にならないものとするとともに、
パネルAを連結した際にパネルA間の連結部に空隙を形
成し、毛細管現象を防止し、防水性を強化するのにも役
立つものである。さらに補強片11は表面材の雄型連結
側の補強と、第4図にパネルAの連結部を示すよう
に、躯体αにパネルAを固定する際に、固定溝10に釘等
の固定具βを打設すると、補強片11も固定具βにより固
定され、差込縁7が嵌合溝16に挿入された際に差込縁7
が下面15により押圧され変形するのを防止し、確実に固
定するのに役立つものである。雌型連結部13は側壁4の
下端縁を内方に屈曲した上面14と、上面14の先端を外方
に屈曲した下面15と、上面14と下面15とから断面略コ字
状に形成した嵌合溝16と、下面15の先端を内方に突出し
た補強片17と、下面15、裏面材19、芯材22よりなる係合
縁18よりなるものである。この嵌合溝16は、雄型連結部
の差込縁7に係合され躯体αにパネルAを固定する部
分である。なお、この化粧面2aに形成した段差2b、2c
は、化粧目地を階段状とし、目地部の明確化を図るため
のものである。裏面材19は第3図に示すように、長尺状
板材の両端縁を上方に突出した立上り片20、21とから樋
状部19aを形成したものであり、芯材22の裏面を覆って
パネルAをサンドイッチ構造体とし、パネルA自体の機
械強度を向上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シ
ート、吸水シート、防音シート、パッキング材などの1
つの機能として役立つものであり、その素材としては前
記表面材と同質の素材、あるいはアスベスト紙、クラ
フト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、
Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、また
は2種以上をラミネートしたもの、防水処理、難燃処理
されたシートなどからなるものである。その装着は、図
示するように補強片11、17間に張設し、表面材との間
に間隙を有して形成し、耐火性の向上を図っているが、
補強片11、17の表面側、裏面側に配設することができる
ものである。芯材22は主に合成樹脂発泡体を用い、断熱
材、防水材、防音材、緩衝材、防火材等として機能する
ものであり、例えばポリイソシアヌレートフォーム、フ
ェノールフォーム、ポリウレアフォーム、ポリイミドフ
ォーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡
体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤
(石膏スラグ、タルク、シラスバルーン等)、骨材(パ
ーライト、ガラスビーズ等)、繊維状物(長、短繊維)
等を混入したもの、パーライトの周囲にフェノールフォ
ーム粉末をコーティングし、これを加温、加圧して発泡
させたもの、石膏ボード、岩綿ボード、グラスウールボ
ード、ALC、インシュレーションボード、木片チップボ
ード、グラスウール等で、単一素材、あるいは複数の素
材を組み合わせて形成するものである。また芯材22の形
成は、図では表面材と裏面材19の樋状部1a、19aに充
填すると共に、補強片11、17と立上り片20、21とが接触
しないようにするものであり、表面材が火災等により
加熱されても、その熱が裏面材19へ伝わらないように
し、熱橋防止による耐火性の向上を図るものである。さ
らに、表面材と裏面材19の樋状部1a、19aの開口幅
1、W2の関係はW1≒W2である。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示
すようなパネルAを用いて第4図に示すように施工する
と仮定する。なお、パネルAとしては、表面材、裏面
19として0.5mm厚のカラー鋼板を用い、芯材22として
はポリイソシアヌレートフォームを原料で吐出し、反
応、発泡させ、次にキュアして一体化したものである。
そこで主柱、間柱、防水シート等からなる躯体(図では
防水シートを使用しない場合の躯体を示す)αに第n段
目のパネルA1の固定溝10をボルト等の固定具βを介し
て固定する。次にn+1段目のパネルA2の雌型連結部1
3の嵌合溝16を、パネルA1の差込縁7に落とし込むよう
にして挿入し、第4図のような横目地部を形成するもの
である。このとき、固定具βの頭部は差込縁7の表面よ
り突出することがないものである。また壁体全体を形成
するには、上記したような工程を土台から桁に向かって
行えばよいものである。なお、土台部分にはスタータ
(図示せず)、出、入隅等の部分(図示せず)にはコー
キング材、役物を用いる必要がある。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第5図(a)〜(y)〜第10図に示すように形
成することができる。すなわち、第5図(a)〜(y)
は雄型連結部側の変形例であり、(a)〜(c)図は
固定溝10を四角形、半円形、三角形状等に形成した雄型
連結部、(d)〜(p)図は差込縁7を各々変形させ
た雄型連結部、(q)〜(y)図は補強片11を各々変
形させた雄型連結部である。また第6図(a)〜
(v)は雌型連結部13側の変形例であり、(a)、
(b)図は側壁4を直角としたり、鋭角とした雌型連結
13、(c)〜(t)図は嵌合溝16を各々変形させた雌
型連結部13、(u)、(v)図は補強片17を変形した雌
型連結部13である。さらに、第7図(a)〜(f)は裏
面材19の立上り片20、21の変形例である。なお、第5図
〜第7図においては、表面材、裏面材19の一部を示
し、板厚は省略してある。さらに、第8図(a)〜
(l)は表面材を各々変形したパネルA、第9図
(a)〜(e)は表面材19を各々変形したパネルAであ
る。また第10図はパネルAのその他の実施例を示すもの
であり、嵌合溝16の最奥部にパッキング材、コーキング
材等23を形成したパネルAである。勿論、第5図(a)
〜(y)〜第10図を各々組み合わせたパネルAとするこ
ともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るパネルによれば、躯
体への固定は表面材の一端縁の二重になった部分を固定
するため、パネルの躯体への固定が確実となり、剥落等
することがない。また、釘、ボルト等を外部へ露出させ
ることなく、大型のパネルを躯体に確実に固定でき、さ
らに防水性、気密性、耐震性、断熱性、耐火性、防音
性、施工性を向上したパネルとなる。さらに、固定具の
頭部が目地下地と差込縁の上縁の表面から突出しないた
め、差込縁と嵌合溝の係合を妨害することなく、目地部
が容易に形成できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図は表面材の一例を示す説明
図、第3図は裏面材の一例を示す説明図、第4図は本発
明に係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断
面図、第5図(a)〜(y)、第6図(a)〜(v)、
第7図(a)〜(f)、第8図(a)〜(l)、第9図
(a)〜(e)、および第10図はその他の実施例を示す
説明図である。 ……表面材、7……差込縁、16……嵌合溝、19……裏
面材、22……芯材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状板材の表面材、裏面材間に芯材を充
    填した建築用パネルにおいて、前記表面材は横長の化粧
    面部と、該化粧面部の長手方向の一側縁を内方に屈曲し
    た側壁と、該側壁を外側方へ突出した上縁と、該上縁の
    先端を内方に略コ字状に屈曲した下縁よりなる差込縁
    と、該差込縁の上縁に形成した凹状の固定溝と、前記下
    縁の先端を内方にL字状に屈曲した補強片とから形成し
    た雄型連結部と、他側縁を内方に屈曲した側壁と、該側
    壁の下端縁を内方に屈曲した上面と、該上面の先端を外
    方に屈曲した下面と、該上面と該下面とから断面略コ字
    状に形成した嵌合溝と、下面の先端を内方に突出した補
    強片とから形成した雌型連結部とからなり、前記裏面材
    は表面材と接触しないように前記芯材で一体化したこと
    を特徴とする建築用パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6091754U (ja) * 1983-11-30 1985-06-22 株式会社 アイジ−技術研究所 サイデイングボ−ド
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