JP2722663B2 - 基準電圧回路 - Google Patents

基準電圧回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は基準電圧回路に係り、特に電流密度の異なる
2つのバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間順
方向電圧とその電位差との温度係数を相殺してなり、2
つのバイポーラトランジスタに流れる電流比が正確な基
準電圧回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の基準電圧回路は、第2図のような構成
であった。即ち、NPNトランジスタ7,8のベースを共に抵
抗10,11の共通接続点に接続し、抵抗11の他端は電源端
子2に接続し、抵抗10の他端はNPNトランジスタ9のエ
ミッタおよび出力端子3に接続している。PNPトランジ
スタ5,6は共通接続したエミッタを電源端子1に接続
し、トランジスタ5のベースおよびコレクタはトランジ
スタ6のベースとトランジスタ7のコレクタとスイッチ
12とに接続し、トランジスタ6のコレクタはトランジス
タ8のコレクタとトランジスタ9のベースに接続してい
る。トランジスタ7のエミッタは抵抗14の一端に接続
し、抵抗14の他端はトランジスタ8のエミッタと抵抗15
の一端に接続し、抵抗15の他端は電源端子2に接続して
いる。さらに、スイッチ12の他端Io電流源13の一端に接
続し、電流源13の他端は電源端子2に接続することによ
って起動回路4を構成している。
この回路では、スイッチ12が開いている場合は、電源
端子1,2間に電圧を加えても、トランジスタ5,6のベース
電流が流れず、回路が起動しないため、出力端子3には
電圧が得られない。このスイッチ12を閉じると、トラン
ジスタ5,6のベース電流が流れ、この回路が起動する。
スイッチ12は、回路起動後トランジスタ7のコレクタ電
流に影響を与えないため、切りはなされる。トランジス
タ7,8は電流密度が異なるよう設計され、ベース・エミ
ッタ間順方向電圧差の示す正の温度係数と、ベース・エ
ミッタ間順方向電圧の示す負の温度係数とを相殺させる
ことにより、温度変動のない基準電圧を抵抗11の両端に
発生させる。通常トランジスタ7,8のベースと電源端子
2との間の電圧は、バンドギャップ電圧に等しくなるよ
う設計する。また抵抗11の両端の電圧は、抵抗10,11の
比により、出力端子3には増幅された電圧を得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した従来の基準電圧回路は、トランジスタ5,6の
コレクタ・エミッタ間電圧の不整合と、トランジスタ9
のベース電流の影響のためにトランジスタ7,8のコレク
タ電流比を正確にすることができず、また回路、および
起動回路の分離が必要であるという欠点があった。
本発明の目的は、前記欠点が解決され、回路起動後の
起動回路の分離を不要とした基準電圧回路を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の基準電圧回路の構成は、ベース・エミッタ間
にバンドギャップ電圧を発生させる第1および第2のト
ランジスタと、前記第1のトランジスタのコレクタにベ
ースおよびコレクタを接続した第3のトランジスタと、
前記第3のトランジスタとベースを共通に接続した第4
のトランジスタと、ベースを前記第2および第4のトラ
ンジスタのコレクタに接続した第5のトランジスタと、
前記第5のトランジスタのエミッタにカソードを接続し
たダイオードと、前記ダイオードのアノードにベースを
接続した第7のトランジスタと、入力を前記第3および
第4のトランジスタのエミッタとし、かつ出力を前記第
5のトランジスタのエミッタとし、かつ共通端子を電子
第7のトランジスタのエミッタとしたカレントミラー回
路と、前記第6のトランジスタのエミッタと前記第1お
よび第2のトランジスタのベースとの間に形成した帰還
回路と、前記第7のトランジスタと一電源端子との間に
回路を起動させる電流源とを備えたことを特徴とする。
〔実施例〕
次に本発明について図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例の基準電圧回路を示す回路
図である。第1図において、本実施例の基準電圧回路
は、NPNトランジスタ20,21のベースを共に抵抗27,28の
共通接続点に接続し、抵抗28の他端は電源端子2に接続
し、抵抗27の他端はNPNトランジスタ24のエミッタと出
力端子3とに接続し、ベースを共通に接続し、カレント
ミラー回路を構成したPNPトランジスタ18,19のエミッタ
を出力端子3に接続している。トランジスタ24のコレク
タは、I1電流源25の一端とともに電源端子1に接続し、
電流源25の他端はトランジスタ24のベースとダイオード
30のアノードに接続する。ダイオード30のカソードは、
PNPトランジスタ26のエミッタに接続している。トラン
ジスタ19のコレクタは、PNPトランジスタ29のエミッタ
とトランジスタ26のベースとに接続している。PNPトラ
ンジスタ22、トランジスタ23は、共通接続したベースを
トランジスタ18のベースおよびコレクタに、共通接続し
たベースをトランジスタ20のコレクタにそれぞれ接続
し、トランジスタ22のコレクタはトランジスタ20のコレ
クタに、トランジスタ23のコレクタはトランジスタ21の
コレクタとトランジスタ29のベースに接続している。ト
ランジスタ20のエミッタは、抵抗17の一端に接続し、抵
抗17の他端はトランジスタ21のエミッタと、抵抗16の一
端に接続している。トランジスタ29,26のコレクタは、
ともに電源端子2に接続している。さらに、抵抗27,28
とで、帰還回路31を構成している。トランジスタ26のエ
ミッタと電流源25との間に、ダイオード30が介在する。
前述の回路で、電源端子1,2間に電圧を加えると、電
流源25がトランジスタ24のベース電流を供給し、これを
ON状態にする。トランジスタ24のエミッタ電流により、
カレントミラー回路を構成するトランジスタ18,19のコ
レクタ電流が流れ、回路が起動する。いま、トランジス
タ18,19及びトランジスタ22,23のコレクタ・エミッタ間
電圧はおのおの等しいので、エミッタ面積比をそれぞれ
1とすれば、次式が得られる。
IE22+IE23≒2IE22≒IE29 ……(1) ここで、トランジスタの電流増幅率βが全て等しいと
すると、次式が得られる。
従って、トランジスタ20,21のコレクタ電流は整合す
る。こうして、抵抗28の両端に、安定で正確なバンドギ
ャップ電圧が発生し、抵抗27,28の比によって増幅され
た電圧を出力端子3より得る。加えて、この電圧はトラ
ンジスタ24のベース電流が、トランジスタ20,21のコレ
クタ電流に影響しないため、負荷電流によらず安定であ
る。
また、I1電流源25は、トランジスタ24のベース電流お
よびトランジスタ26のエミッタ電流を供給回路とするた
め、分離の必要がない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、基準電圧を発生させ
る2つのバイポーラトランジスタのコレクタ電流比が正
確に得られ、回路動作開始後の起動回路の分離が不要で
あり、負荷電流の影響がないため、回路動作を安定かつ
容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の基準電圧回路を示す回路
図、第2図は従来の基準電圧回路を示す回路図である。 1,2……電源端子、3……出力端子、4……起動回路、
5乃至9,18乃至24,26,29……トランジスタ、10,11,14,1
5,16,17,27,28……抵抗、12……起動回路分離スイッ
チ、13,25……定電流源、30……ダイオ…ド、31……帰
還回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース同士を互いに接続し、ベース・エミ
    ッタ間にバンドギャップ電圧を発生させる第1のトラン
    ジスタおよび第2のトランジスタと、前記第1のトラン
    ジスタのコレクタにベースおよびコレクタを接続した第
    3のトランジスタと、前記第3のトランジスタとベース
    を共通に接続した第4のトランジスタと、ベースを前記
    第2および第4のトランジスタのコレクタに接続した第
    5のトランジスタと、前記第5のトランジスタのエミッ
    タにベースを接続した第6のトランジスタと、前記第6
    のトランジスタのエミッタにカソードを接続したダイオ
    ードと、前記ダイオードのアノードにベースを接続した
    第7のトランジスタと、入力を前記第3および第4のト
    ランジスタのエミッタとし、かつ出力を前記第5のトラ
    ンジスタのエミッタとし、かつ共通端子を前記第7のト
    ランジスタのエミッタとしたカレントミラー回路と、前
    記第6のトランジスタのエミッタと前記第1および第2
    のトランジスタのベースとの間に形成した帰還回路と、
    前記第7のトランジスタと一電源端子との間に回路を起
    動させる電流源とを備えたことを特徴とする基準電圧回
    路。
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