JP2721334B2 - 画像2値化処理装置 - Google Patents

画像2値化処理装置

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JP2721334B2 JP60057898A JP5789885A JP2721334B2 JP 2721334 B2 JP2721334 B2 JP 2721334B2 JP 60057898 A JP60057898 A JP 60057898A JP 5789885 A JP5789885 A JP 5789885A JP 2721334 B2 JP2721334 B2 JP 2721334B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/403Discrimination between the two tones in the picture signal of a two-tone original

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は原稿画像を電気的に処理する画像処理装置に
関するものである。 〔従来技術〕 従来、フアクシミリ等の原稿画像を光電的に読取り、
その読取り画像信号を電気的に処理する画像処理装置が
提案されている。この様な画像処理装置においては、信
号処理の容易さや外部雑音の影響に対する強さ等の長所
をもったデジタル処理が最近では一般的になりつつあ
る。従って、原稿画像を正確にデジタル画像信号に変換
する必要がある。 ところで、読取るべき原稿画像の状態(濃度やサイズ
等)は多種多様であり、これら全ての原稿画像に対して
同一の処理によって対処することは不可能である。そこ
で、原稿画像の状態をオペレータが判断し、これによっ
て画像処理動作を調整する様な構成がとられている。し
かしながら、その調整動作は煩わしく、誤った調整によ
り良好な画像処理が実行できない場合もある。 そこで、読取るべき原稿画像の状態を検出する機能を
設け、この検出結果に従って、原稿画像に応じた画像処
理動作を自動的に実行することが考えられる。これによ
ると、前述の様なオペレータの調整の手間が省け、ま
た、装置に不慣れなオペレータによってもある程度良好
な画像処理が可能となるものである。 しかしながら、この様な自動処理において例えば画像
信号の量子化のための基準信号を決定する場合、原稿画
像の内容までは検出できず、異なった内容の原稿でも例
えば画像濃度レベルが同じであれば同一の基準信号によ
り画像の量子化を実行してしまい、本来強調されねばな
らない内容の画像が薄く表現されてしまう如くの不都合
を生じることもある。 〔目的〕 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、原稿画像
の濃度に応じて自動的に決定されるスライスレベルを用
いても適正な2値化処理がなされる原稿画像に対して
は、そのスライスレベルを用いた2値化処理を実行可能
とし、また、原稿画像の濃度に応じて自動的に決定され
るスライスレベルによっては適正な2値化処理が実行不
能な原稿画像に対しては、任意指定されたスライスレベ
ルを用いた2値化処理を実行可能とすることを目的と
し、詳しくは、原稿画像を読取り走査して画像信号をラ
イン毎に出力する読取手段と、複数段階のスライスレベ
ルのうちいずれのスライスレベルを用いるかを指定する
指定手段と、原稿画像に対する所望の処理モードを設定
する設定手段と、前走査において前記読取手段から出力
された画像信号の最大値及び最小値をライン毎に検出
し、原稿画像全体における画像信号の最大値と最小値の
ヒストグラムを作成する作成手段と、前記作成手段によ
り作成されたヒストグラムに基づいて原稿画像全体にお
ける画像信号の代表最大値及び代表最小値を判定する判
定手段と、前記指定手段によるスライスレベルの段階指
定に拘らず前記判定手段により判定された画像信号の代
表最大値と代表最小値との間で特定されるスライスレベ
ルを用いて画像信号を2値化処理する第1処理モード
と、前記判定手段により判定された画像信号の代表最大
値と代表最小値との間を分割して得られる複数段階のス
ライスレベルのうち前記指定手段により指定された段階
のスライスレベルを用いて画像信号を2値化処理する第
2処理モードとを、前記設定手段による処理モードの設
定に従って選択する選択手段と、原稿読取走査において
前記読取手段から出力された画像信号を、前記選択手段
により選択された前記第1又は第2処理モードに基づい
て2値化処理する処理手段とを有する画像2値化処理装
置を提供するものである。 〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は本発明が適用できる原稿読取装置の該略図
である。原稿カバー110により押えられ、原稿台101上に
置かれた原稿102の画像情報を読取る為に、数千個の受
光素子からなるCCDラインセンサ等の撮像素子103が使用
され、光源104からの照明光が原稿102面上で反射され
て、ミラー105,106,107を介してレンズ108により撮像素
子103上に結像される。光源104,ミラー105とミラー106,
107は2:1の相対速度で移動するようになっている。この
光源104及びミラー105,106,107よりなる光学ユニットは
DCサーボモータ109によってPLL制御をかけながら一定速
度で往復移動する。この移動速度は左から右への往路で
は読取り倍率に応じて90mm/secから360mm/secまで可変
であり、右から左への復路では常に630mm/secである。 この光学ユニツトの移動する方向を副走査方向と呼
び、この副走査方向に直交する主走査ラインを撮像素子
により16pel/mmの解像度で読取りながら(主走査)光学
ユニツトを左端から右端まで往動させた後、再び左端ま
で復動させて1回の走査を終える。以上の動作により、
原稿台101に載置された原稿102の全面が、1ライン毎に
順次読取られ、撮像素子103からは1ライン毎に読取画
像の濃度を示すアナログ画信号が繰返し出力される。 第2図に撮像素子103からのアナログ画信号を処理す
る回路の概略のブロツク図を示す。撮像素子103で読取
られた画信号VDはA/Dコンバータ201で各画素の画像濃度
をデジタル的に示す6ビツトのデジタル信号に変換され
る。A/Dコンバータ201のデジタル信号出力はラツチ202
を介して撮像素子103から画信号を読出すための画像デ
ータクロツクCLKに同期したサンプリングクロツクSCLに
同期してラツチ203、コンパレータ204,207、ラツチ205,
208に6ビツトパラレルに送られる。 コンパレータ204ではラツチ202から送られてきた6ビ
ツトの画信号とラツチ203及び205から送られてきた6ビ
ツトの画信号を比較して、もしラツチ202から送られて
きた新しい画信号の方が小さければ、アンドゲート206
へコンパレート出力を出す。アンドゲート206はコンパ
レータ204からのコンパレート出力をサンプリングクロ
ツクSCLと同期させてラツチ205へ送る。 コンパレータ207ではコンパレータ204と同様にラツチ
202から送られてきた6ビツトの画信号とラツチ203及び
208から送られてきた6ビツトの画信号を比較して、も
しラツチ202から送られてきた新しい画信号の方が大き
ければ、アンドゲート209へコンパレート出力を出す。
アンドゲート209はコンパレータ207からのコンパレート
出力をサンプリングクロツクSCL同期させてラツチ208へ
送る。 ラツチ205,208は夫々アンドゲート206,209よりコンパ
レート出力を受けるとラツチ202から送られてきた6ビ
ツトの画信号をラツチし、CPU211へ送る。以上により、
ラツチ205,207には夫々それ迄に入力した画信号の最小
値、最大値がラツチされることになる。 尚、アンドゲート206,209には、コンパレート出力と
サンプリングクロツクSCLの他に、撮像素子103からの画
信号の各ラインの有効区間を示すイネブル信号ENが入力
される。従って、主走査ライン毎の所定区間の画信号に
対するコンパレート結果をラツチ205,208からCPU211に
送るようになっている。 マイクロコンピユータよりなるCPU211は、主走査1ラ
イン毎の同期信号MSに同期してラツチ205,208からの画
信号をとりこむことで、各主走査ラインの最も低い濃度
レベル(以下白ピークと呼ぶ)と、最も高い濃度レベル
(以下黒ピークと呼ぶ)を検出できる。 CPU211は各ライン毎に検出した白ピークと黒ピークを
もとにROM212に予じめ格納されたプログラムに従って後
述するアルゴリズムでスライスレベルを決定し、コンパ
レータ210に送る。コンパレータ210ではラツチ203から
の6ビツトの画信号とCPU211からの6ビツトのスライス
レベルを比較し、各画素毎の白/黒を示す2値化信号
(画像データVIDEO)を生成する。 尚、座標検出部215は原稿読取装置の原稿台101上に載
置された原稿の原稿台101上における座標(位置)を検
出するものである。また、214は第1図示の原稿読取装
置の上面に設けられた操作表示部、213はCPU211の演算
データを一時格納するメモリRAMである。 第3図は原稿読取装置(第1図)の原稿台101上に原
稿が置かれている状態を示す。この場合原稿台101上の
基準座標SPから主走査方向をX、副走査方向をYとした
時の4点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、
(X4,Y4)を光学系を前走査して検出する。原稿の置か
れている領域外の画像データは必ず黒データになる様
に、原稿カバー110(第1図)が鏡面処理されている。
前走査はガラス面全域を行うべく、主走査、副走査を行
う。 第4図に座標検出部215の詳細な回路構成を示す。図
中、主走査カウンタ351はダウンカウンタであり、主走
査1ライン中における走査位置を表わす。このカウンタ
は水平同期信号HSYNCで主走査方向(X方向)の最大値
にセツトされ画像データクロツクCLKが入力される毎に
カウントダウンする。副走査カウンタ352はアツプカウ
ンタでありVSYNC(画像先端信号)の立ち上りで“0"に
リセツトされ、HSYNC信号でカウントアツプし、副走査
方向における走査位置を表わす。 前走査時において、コンパレータ210により2値化さ
れた画像データVIDEOはシフト・レジスタ301に8ビツト
単位で入力される。尚、前走査時にはCPU211はコンパレ
ータ210に対して予じめ定められた固定スライスレベル
を供給する。8ビツト入力が完了した時点で、ゲート回
路302はシフト・レジスタ310の8ビツトデータの全てが
白画像(0レベル)かのチエツクを行ない、全て白画像
ならば信号ライン303に1を出力する。 原稿の前走査開始後、最初の8ビツト白が現われた時
F/F(フリツプフロツプ)304がセツトする。このF/F304
はVSYNC(往復開始時に出力される画像先端信号)によ
って予じめリセツトされている。以後、次のYSYNCの来
るまでセツトし放しである。主走査カウンタ351はコン
パレータ210からの画像データの各画素出力に同期した
クロツクにより、ダウンカウンタするもので、F/F304が
セツトした時点でラツチ305にその時の主走査カウンタ3
51の値がロードされる。これがX1座標値になる。又副走
査カウンタ352は1ライン毎の走査に同期した信号をア
ツプカウントするもので、ラツチ306にF/F304がセツト
した時の副走査カウンタ352の値(ライン数)がロード
される。これがY1座標値になる。従ってP1(X1,Y1)が
求まる。 又、信号303に1が出力する度に主走査カウンタ351か
らの値をラツチ307にロードする。最初の8ビツトの白
が現われた時の主走査カウンタ351からの値がラツチ307
にロードされると、ラツチ310(これはVSYNC時点でX方
向の最大値にされている)のデータとコンパレータ309
で大小比較される。もしラツチ307のデータの方が小な
らばラツチ307のデータがラツチ310にロードされる。
又、この時副走査カウンタ352の値がラツチ311にロード
される。この動作は次の8ビツトがシフト・レジスタ30
1に入る迄に処理される。この様にラツチ307とラツチ31
0のデータ比較を全画像領域について行なえば、ラツチ3
10には原稿領域X方向の最小値が残り、この時のY方向
の座標がラツチ311に残ることになる。即ち、主走査カ
ウンタ351はダウンカウンタなので、X方向の最小値に
対応する座標は、主走査方向でSPから一番近い座標を表
わす。これがP2(X ,Y2)座標である。 F/F312は各主走査ライン毎に最初に8ビツト白が現わ
れた時点でセツトするF/Fで水平同期信号HSYNCでセツト
され最初の8ビツト白でセツトし、次のHSYNCまで保持
する。このF/F312がセツトする時点で1ライン中で最初
に現われた白信号の位置に担当する主走査カウンタ351
の値をラツチ313にセツトする。そしてラツチ315の値と
コンパレータ316で大小比較される。ラツチ315にはVSYN
C発生時点でX方向の最小値即ち0がプリセツトされて
いる。もしラツチ315のデータの方がラツチ313のデータ
より小さいか等しいならば信号317がアクデイブになり
ラツチ313のデータがラツチ315にロードされる。この動
作はHSYNC−HSYNC間で行なわれる。以上の比較動作を全
面像領域について行なうとラツチ315には原稿座標のX
方向の最大値、即ち、主走査方向で、走査開始点から一
番遠い点からの白信号のX座標が残ることになる。これ
がX3である。又、信号ライン317が出力する時、副走査
からの値がラツチ318にロードされる。これがY3にな
り、P3(X3,Y3)が得られる。 ラツチ319と320は全面像領域において8ビツト白が現
われる度にその時の主の走査カウンタの値と副走査カウ
ンタの値がロードされる。従って、原稿前走査完了時で
は最後に8ビツト白が現われた時点でのカウント値がカ
ウンタに残っていることになる。これがP4(X4,Y4)で
ある。 以上の8つのラツチ(306,311,320,318,305,310,315,
319)のデータラインはCPU211のバスラインBUSに接続さ
れ、CPU211は前走査における往動終了時にこのデータを
読み込むことになる。 第5図に原稿読取りシーケンスのフローチヤートを示
す。尚、ステツプ501〜507が前走査に関する。まず、ス
テツプ501において光学ユニツトは第1図の左端から右
端まで往動走査を行なって先に述べたように第4図示の
座標検出部215によって原稿台101上の原稿の座標を検出
し、その検出した各座標データを取込む。 次にステツプ502において、2値化のためのスライス
レベル決定のためのピーク値をサンプルすべきエリアを
ステツプ501で検出した座標データから算出する。例え
ば、第3図の斜線部のように置かれた原稿について検出
した座標から、この原稿のピーク値サンプリングエリア
として、Y3,Y2及び、X1,X4で囲まれる長方形エリアを
選択する。それは、通常原稿は原稿台に極力平行に載置
されるものであり、また、たとえ第3図のように多少傾
いて載置されても原稿外の不要な情報を原稿からのデー
タとして誤まってひろうおそれはないからである。尚、
当然他の方法でサンプリングエリアを決定してもよい。 第6図から分かるように原稿座標検出を終えると光学
系は副走査方向Ymaxの点にある。この時点で、ピーク値
サンプリング開始点Y2と終了点Y3が分かっているので、
第5図のステツプ504と505及び506を実行するスケジユ
ールをたてることができる。 すなわち、ステツプ503において復動を開始したらCPU
211は距離(Ymax−Y2)相当分だけ主走査ライン同期信
号を数えた後、第2図で前述した白ピーク値/黒ピーク
値の検出を開始し、さらにその点から距離(Y2−Y3)相
当分だけ主走査ライン同期信号を数えたならば、ピーク
値の検出を終了し、さらに距離Y3相当分だけ主走査ライ
ン同期信号を数えた後、復動を停止する。 またステツプ504においてピーク値検出開始時には、
先に述べたイネブル信号ENを第6図のように検出座標
X1,X4に対応して出力する様に設定しておくことはいう
までもない。 以上の動作で、原稿台101上の任意の位置に置かれた
原稿内の主走査ライン毎の画像濃度の白ピークと黒ピー
クを確実検出でき、原稿カバー等の原稿以外のものによ
りその検出動作が左右されることを防止する。 次に2値化のためのスライスレベル決定のアルゴリズ
ムについて説明する。 前述した手順により、CPU211は原稿領域内から各主走
査ライン毎に黒ピーク値と白ピーク値をとりこむ。今、
第i主走査ライン上の黒ピークをBPi,白ピークをWPiと
すると、画像データは6ビツト値であるから各々00(HE
X)から3F(HEX)までのいずれかの値をとり、かつBPi
WPiである。 CPU211はRAM213内に用意された64×2バイトの黒ピー
クヒストグラム用エリアと64×2バイトの白ピークヒス
トグラム用エリア内の2バイトエリアHB(j),HW
(j)の内容のうち検出したデータBPiとWPiに対応した
エリアを各々1つずつカウントアツプする。そして、次
の主走査ライン同期信号MSを待ち、第i+1ラインから
のデータBPi+1とWPi+1をとりこんで、再びヒストグ
ラムの対応エリアをカウントアツプして以下、ステツプ
505のサンプル終了まで続ける。 但し、この時、検出したBPiとWPiを必らずしもヒスト
グラムデータとして用いることは限らない。例えば、主
走査ライン方向に一様な濃度の帯があれば、それが真
白、真黒、あるいは他の濃度でもそこからのサンプル値
BPiとWPiはほとんど等しいものになり、地肌部と情報部
を区別して2値化を行なうための情報としてはふさわし
くない。また地肌部であっても必ずしも均一な濃度では
ないため、地肌レベルのばらつきの黒ピークを情報レベ
ルとして扱っても適切な2値化は行なえない。従って、
CPU211はBPi−WPiαの時、即ち黒ピーク値と白ピーク
値との差が所定値より小さく、濃度変化が少ないと判断
した場合にはそのBPi,WPiをヒストグラム作成用のデー
タとして採用しない。このαは経験的に設定される定数
である。 また一方、原稿台ガラス上のホコリ等で実際の地肌レ
ベルよりも白い値を白ピークとしてサンプリングするケ
ースや汚れ等で実際の情報レベルよりも黒い値を黒ピー
クとして、サンプリングするケースも考えられる。これ
らの場合もヒストグラム作成用のデータとしては適切で
ない。従って、CPU211はBPiβ又はWPiγの時、即
ち、黒ピーク値又は白ピーク値が夫々の基準値からはず
れた、特異な値である場合にはそのBPi,WPiをヒストグ
ラム作成用のデータとして採用しない。このβやγも経
験的に設定される定数である。 また、ステツプ504によりサンプル開始する以前にRAM
213の全ヒストグラムエリア64×2×2バイトを0にク
リアしておくのは当然のことである。 第7図に第5図のステツプS504,505,506におけるピー
ク値サンプリングの詳細なフロチヤートを示し、以下に
説明する。 CPU211はまず、ヒストグラム作成用のエリアHW(j)
とHB(j)を全て0にクリアする(S14−1)。このHW
(j)及びHB(j)は第2図RAM213上のエリアで、各j
についてHW(j),HB(j)ともに2バイトから構成さ
れ、又、jは検出したピーク値のとりうる値0(0
0HEX)から63(3FHEX)まで変化しうるので、HW(j),
j=0,----,63で計2×64=128バイト、HB(j)につい
ても同じく計128バイトである。HW(j)は白ピーク値W
Pi(=j)の頻度を示す。HB(j)は黒ピークBPi(=
j)の頻度を示す。ヒストグラム作成用エリアが各2バ
イトあれば65535までカウントでき、16pelの解像度では
A3の全主走査ライン数が6720ラインであるから充分であ
る。 次にCPU211は主走査ライン番号iを初期化し(S14−
2)、第1ラインのピーク値検出の終了を主走査ライン
同期信号MSにより検知したら(S14−3)、前述のラツ
チから第1ラインの白ピーク値WP1、黒ピーク値BP1をと
りこむ(S14−4)。もし、BP1−WP1≦αすなわち各ピ
ークの差が所定値αより小さい時は、前述の如く、B
P1,WP1をヒストグラムデータとして用いない(S14−
5)。 一方、BP1−WP1>αであれば次にBP1≧βすなわち黒
ピーク値が所定値βより大きいかどうか判定し、大きい
時にはやはりヒストグラム作成データとして用いない
(S14−6)。 又、BP1<βであれば、次にWP1≦γ、すなわち白ピー
ク値が所定値γより小さいがどうか判定し小さい時には
やはりヒストグラム作成データとして用いない(S14−
7)。 WP1>γであれば、WP1,BP1をヒストグラム作成デー
タとして用いることにして、白ピーク値WP1に対応するR
AM上の頻度エリアHW(WP1)を1カウントアツプし(S14
−8)、黒ピーク値BP1に対応する同様のHB(BP1)を1
カウントアツプする(S14−9)。 以上のように第1ラインに対するピーク値サンプリン
グ及びヒストグラムの生成もしくはデータの棄却を行な
ったのち、iの値を2,3,4,----と増加し(S14−10)、
第2,第3,第4,----各ラインに対しても同様の処理を復動
を停止するまで行なう。 この結果ステツプ505(第5図)でサンプル終了した
時には、例えば第8図(1),(2)に示すようなヒス
トグラムが黒ピークBP/白ピークWPの各々について構成
されている。 サンプルを終了した後、光学系がスタート地点に戻り
ステツプ506で復動を終了したら、次にステツプ507でス
ライスレベルを設定する。 各ヒストグラムのスライスレベルの設定度数のピーク
を示す濃度レベルを各々の代表値と考える。 第8図の例によれば原稿情報部の濃度を36H原稿地肌
部の濃度をOAHとし、例えばその中央値20Hをスライスレ
ベルとする。尚、このスライスレベルの決定については
他にも考えられ、このスライスレベルの決定動作は後で
詳説する。 最後にステツプ508で原稿読取スキヤンを行なって動
作を終了する。このときは、ステツプ507で決定したス
ライスレベルをCPU211はコンパレータ210に供給するこ
とは当然である。 実際の情報レベルよりも黒い値を黒ピークBPとしてサ
ンプリングするケースについて第9図を用いて説明す
る。 原稿台ガラスの汚れGD等のある画像OGからピーク値
をサンプリングした場合、汚れの部分GDが極めて黒い、
黒ピーク値BPとなり、の如くの白ピークWP、黒ピーク
BPがサンプリングされる。これをそのままヒストグラム
生成データとすると、の如く黒ピークヒストグラムの
極大値が情報部よりも汚れ部で高くなってしまうため、
スライスレベルが情報部の濃度より高く決定され、適切
な2値化が実行されない。 このケースで前記のβという値を採用して、汚れ部の
黒ピークBPをヒストグラム生成データとして不採用にす
ると、その場合の黒ピークヒストグラムはの如く情報
部の濃度値で最大値をもち適切なスライスレベルを決定
することができる。 同様に実際の地肌レベルよりも白い値を白ピークWPと
してサンプリングするケースについて、第9図を用いて
説明する。 原稿台ガラス上のホコリDS等のある、地肌のかぶった
原稿を読取る場合、の如くホコリの部分DSが極めて
白く白ピーク値WPとしてサンプリングされる。このデー
タをそのまま使ってヒストグラムを生成するとの如く
実際の地肌よりも白いところにスライスレベルが決定さ
れ、適切な2値化が実行されない。 このようなケースで前記のγという値を採用してホコ
リ部分の白ピーク値WPを、ヒストグラム生成データとし
採用しなければ、の如く、白ピークヒストグラムの山
が実際の地肌部に生成され、適切なスライスレベルが決
定される。 従って、以上説明したβ及びγの値を用いた黒ピーク
値BPと白ピーク値WPの補正動作を組合せればノイズ等に
影響されない良好なスライスレベルを決定することがで
きる。又、白ピーク値又は黒ピーク値のいずれか一方に
対してパラメータを設定し、いずれかのピーク値がその
パラメータ以上又は以下の場合、その値をヒストグラム
作成用データとして無効としてもよい。 第10図に濃度選択のために原稿読取装置の上面に設け
られた操作表示部214を示す。802は7個のLEDからなる
7段階のレベルを示し得る濃度表示部で、濃度4が選択
されている状態を示している。キー800を押す毎に、802
の表示段階は1つずつ左へ移動し、キー801を押す毎
に、1つずつ右へ移動する。 803は原稿のコントラストを選択するキーで、このキ
ーを押す毎に、3個のLED804がノーマル→ハイコントラ
スト→ローコントラスト→ノーマルと段階的に表示が変
化する。 この操作表示部214の各キーの動作状態はCPU211に取
込まれ、また、LED等の表示部はCPU211からの指令に応
じて表示動作する。 LED802の濃度表示段階を(=1,……,7)とし、また
白ピークヒストグラムから推測される原稿地肌部の濃度
レベルをWpp、黒ピークヒストグラムから推測される原
稿情報部の濃度レベルをBppとして2値化のためのスラ
イスレベルSLのように決定することもできる。但し、[ ]はガウス
記号 例えば前述した第8図のケースではWpp=φAH,Bpp
36Hであるから、濃度表示とスライスレベルの関係は、
次表のようになる。 この表に示されたヒストグラムとスライスレベルの関
係をグラフに示したのが第11図(A)である。 このようにピーク値検出によって推定される地肌レベ
ルと情報レベルの間を内分して設けられるスライスレベ
ルの内分比を濃度表示で変化させることで完全な地肌
とばしを行ないつつも操作者の好みで中間濃度部分を濃
くしたり、うすくしたりする如くの調節が可能になる。 例えば第11図(A)のように黒ピークヒストグラムに
点Bp2のように、2つ目の極大値があるようなケースで
は、このBp2を示すレベルが情報レベルなのか地肌レベ
ルなのか読取装置には判断できない。従って、操作者が
キー800,801により5以上を選択してBp2を地肌レベル
とするか4以下を選択して情報レベルとするかの選択
ができる。 また、上記の手法によると、濃度表示の分解能を上
げられるというメリツトも合せ持つ。例えば第11図
(C)のように、黒ピーク,白ピークに関係なく濃度表
示に対応するスライスレベルが と固定されていると、第11図(C)にともに示してある
ような黒,白各ピークヒストグラムを示す画像に対して
は1及び7では読取った情報が真白又は真黒となり
有効とはいえず、さらに、このケースでの6は黒ピー
クの山の中に位置し情報部が一部とんでしまい、さらに
2は白ピークの山の中に位置し、地肌がかぶってしま
う。従って、実質3から5の3段階しか表現できな
い。 しかし、第11図(A)のように推定される地肌レベル
と黒レベルの間で濃度表示に対応してスライスレベル
を決定するようにすると、実質7段階の表現が可能とな
り、有効である。 以上はスライスレベルが1つ、すなわち2値画像出力
のケースであるがスライスレベルを2つ、すなわち3値
画像出力の場合も同様に第11図(B)のように2種類の
スライスレベルをピーク検出により推定される地肌,情
報レベルの間で濃度表示に対応して設定することもで
きる。 第12図にスライスレベルの算出のためのフローチャー
トを示し、以下に説明する。 前述のようにピーク値のサンプリングを終了したら、
生成した黒ピーク、白ピークのヒストグラムの各々にお
いて HW(Wpp)=maxHW(j)なるWpp、すなわち、白ピーク
ヒストグラムのうち最も高い頻度を示す濃度レベルWpp
と、HB(Bpp)=maxHB(j)なるBpp、すなわち、黒ピ
ークヒストグラムのうち最も高い頻度を示す濃度レベル
Bppをさがす(S15−1,S15−2)。 その後スライスレベル決定ステップ(S15−10)にお
いてスライスレベルを決定する。 スライスレベル決定ステップ(S15−10)としては4
種のアルゴリズムA,B,C,Dのうちいずれか1つが実行さ
れる。これら4つのアルゴリズムを操作表示部214に設
けられた不図示のモードキーにより選択し、所望のスラ
イスレベルを得ることができる。尚、4つのアルゴリズ
ムを全て設けることはなく、少なくとも1つ設ければ良
いものである。 アルゴリズムAは前述のWppとBppの平均値を2値画像
のためのスライスレベルSLとする例である(S15−
3)。アルゴリズムBは第11図(A)を用いて前述した
濃度表示段階値によってWppとBppの内分比を変化させ
てスライスレベルSLを決定する例である(S15−4,5)。 アルゴリズムCは3値画像読取りのために2つのスラ
イスレベルSLA,SLBを決定する例で、SLA,SLBはWppとB
ppの間を1:1:1に内分する(S15−6)。先の第8図の例
(Wpp=OAH,Bpp=36Hの時)ではSLA=27H,SLB=19H
なる。アルゴリズムDは濃度表示段階値によってBpp
とWppの内分比を変化させて3値画像のための2つのス
ライスレベルSLA,SLBを決定する例であり、その算出式
は以下である 以上の式によるとスライスレベルSLとの関係は下表
の如くなる。 これをグラフ化したものが第11図(B)である。 前述した濃度変化が小さい場合の各ピーク値をヒスト
グラム作成用データとして採用するか否かを決定する値
αを第10図に示すコントラストキー803及び表示804によ
り第13図のように変化させてより忠実な2値化を行なう
ことも可能である。以下第13図,第14図を用いて説明す
る。 例えば鉛筆書きのような比較的濃度の薄い原稿や青
焼き等の全体的にかぶった原稿では原稿全面にわたっ
て白ピークと黒ピークの差が又はの如くd1又はd2
なり小さく前記の値αが例えば第10図のα21つしか用
意されていないと(α2>d1,d2)検出したピーク値の
全てがヒストグラム作成用データとして採用されずに、
の如くヒストグラムが全く形成されいないおそれがあ
る。したがって、このような時にはキー803で表示804の
ローコントラストを選択してαとして最も小さな値α1
を選べばヒストグラムがの如く生成され適切なスライ
スレベルが決定できる。 又、逆にの如く原稿の地肌部の一部にムラがあり、
なおかつ原稿上で情報部の占める面積が小さい時には、
前記の値αが例えば第10図のα2であるとの如くスラ
イスレベルが低くなり、地肌部がかぶってしまう。この
ような時にはキー803で表示804のハイコントラストを選
択してαとしても最も大きな値α3を選べばよい。これ
により、に示す如く良好なスライスレベルが選択さ
れ、かぶりを除去可能となる。 又、濃度表示段階により前述のβ,γを変化させる
こともできる。例えば第15図のようにに対応してβ,
γを設定すると、7に近い程ヒストグラムの山は黒の
方向へ(第7図の例では右へ)移動し、スライスレベル
は高くなり、1に近い程ヒストグラムの山は白の方向
へ(第7図の例では左へ)移動し、スライスレベルは低
くなる。 従って、このの設定をオペレータが原稿状態に応じ
て行なうことによりノイズ除去とともに画像がとんでし
まう如くの不都合を除去できるものである。 第16図に前述のα,β,γの各定数を第10図の操作部
を用いたオペレータの操作に連動させる場合のピーク値
サンプリングのフローを示し、以下に説明する。 尚、(S16−1)から(S16−11)は第7図で説明した
(S14−1)から(S14−11)の動作と同様であるので詳
しい説明は省く。 α,β,γの各定数値を操作部に連動させるケースで
は、スキヤン開始前にオペレータの選択したコントラス
トモードをとりこみ(S16−12)、そのモードに従い、
第13図に示すようにαとしてα1,α2,α3のいずれか
をセットする(S16−13)。 次に、オペレータの選択した濃度表示値をとりこみ
(S16−14)、そのに従って、第15図のようにβ,γ
をセットする(S16−15)。 以上のようにして第7図においては固定値であった
α,β,γをオペレータの操作により可変とし、オペレ
ータは所望の2値化を行なうことができる。 以上のように、本実施例では読取るべき原稿の黒ピー
クと白ピーク夫々のヒストグラムを作成し、これに基づ
いて原稿の地肌及び情報の各濃度レベルを推定し、これ
らレベルを用いて画像の量子化用スライスレベルを決定
するものである。従って、読取るべき原稿に適したスラ
イスレベルが自動的に設定でき、良好な画像の量子化が
可能となるものである。 また、スライスレベル設定のためのヒストグラムの作
成時において、ゴミや汚れ等に起因する特異なピーク値
を無効とし、それらのスライスレベル設定に対する悪影
響を除去するものである。また、濃度レベルの変化が小
さい領域からの白ピーク黒ピークをも無効とするので、
地肌と情報が両方存在した領域からのピーク値がヒスト
グラム形成に利用され、良好なスライスレベルが設定で
きる。 更には、ピーク値を無効とする基準となる各種パラメ
ータをオペレータがマニユアル設定可能なので、上述の
スライスレベルの自動設定に加えて、任意のスライスレ
ベル設定をも可能とし、これにより原稿画像状態に適し
たスライスレベルを任意に設定可能である。尚、このマ
ニユアル設定機能により自動的なスライスレベル設定で
は不都合が生じる様な画像状態の原稿をも読取り良好に
量子化することができるものである。 尚、本実施例では原稿画像をライン走査し、その1走
査毎に黒ピーク、白ピークを検出したが、例えば数ライ
ン置きに各ピーク値検出を行ない、ヒストグラム作成を
行ってもよい。また、原稿サイズ又は位置が予じめ解っ
ている場合には、原稿位置検出を省き、すぐに原稿画像
ピーク検出動作してもよい。更に、同一原稿画像を複数
回連続して読取る場合には、1回の前走査によって得た
ピーク値により決定したスライスレベルを複数回の読取
動作全てに利用し、1回の読取り毎にスライスレベルを
決定することを省くものである。 また、本実施例では固定原稿台に載置された原稿をミ
ラー等からなる光学ユニットを移動することにより読取
ったが、逆に光学ユニットを固定し原稿又は原稿台を移
動する構成の読取装置にも適用できる。 また、ピーク値検出による自動的なスライスレベルの
決定動作を解除し、操作部からマニユアル設定された、
又は予じめ決められたスライスレベルを用いて画像読取
りを可能とする動作モードを更に設けてもよい。また、
スライスレベルの設定のためのデータとして、ピーク値
以外の特定データを用いることも可能である。更には単
なる2値,3値化のためのスライスレベルの決定だけでは
なく、中間調再現に適した、例えばデイザ法による閾値
マトリクスを原稿画像状態に応じて選択或いは形成に前
走査による検出データを用いてもよい。また、原稿画像
の状態検出のために、原稿読取りとは別のセンサを設け
てもよいが、この場合はコスト高や構成が複雑となる等
の問題も生じる。また、予じめ原稿地肌濃度レベルや画
像情報濃度レベルがわかっている場合等には、白,黒両
ピークの検出を行なわず、いずれか一方のピーク値検出
のみを行なってもよい。更に、本実施例では、シート或
いはブツク状の原稿からの反射光により画像を読取る例
を用いたが、例えばマイクロフイルム等の透過光により
画像を読取る構成にも同様に適用可能である。 〔効果〕 以上説明した様に、本発明によると、スライスレベル
の段階指定に拘らず画像信号の最大値と最小値のヒスト
グラムに基づいて判定された画像信号の代表最大値と代
表最小値との間で特定されるスライスレベルを用いて画
像信号を2値化処理する第1処理モードと、画像信号の
最大値と最小値のヒストグラムに基づいて判定された画
像信号の代表最大値と代表最小値との間を分割して得ら
れる複数段階のスライスレベルのうち指定された段階の
スライスレベルを用いて画像信号を2値化処理する第2
処理モードとを、処理モードの設定に従って選択し、原
稿読取走査において出力された画像信号を、選択された
第1又は第2処理モードに基づいて2値化処理するの
で、原稿画像の濃度に応じて自動的に決定されるスライ
スレベルを用いても適正な2値化処理がなされる原稿画
像に対しては、そのスライスレベルを用いた2値化処理
が実行可能となり、また、原稿画像の濃度に応じて自動
的に決定されるスライスレベルによっては適正な2値化
処理が実行不能な原稿画像に対しては、任意指定された
スライスレベルを用いた2値化処理が実行可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を適用した原稿読取装置の概略図、第2
図は画信号処理回路のブロツク図、第3図は原稿台上の
原稿の座標を示す図、第4図は座標検出回路のブロツク
図、第5図は原稿読取りシーケンスを示すフローチヤー
ト図、第6図は原稿載置位置と原稿読取りシーケンスの
対応を示す図、第7図はピーク値サンプリング手順を示
すフローチヤート図、第8図(1),(2)は夫々黒ピ
ークヒストグラムと白ピークヒストグラムの例を示す
図、第9図及び第14図は各種原稿に対するスライスレベ
ルの決定動作を示す図、第10図は、操作表示部の外観
図、第11図(A),(B),(C)はピーク値とスライ
スレベルの関係を示す図、第12図はスライスレベルの算
出手順を示すフローチヤート図、第13図はパラメータα
の設定動作を示す図、第15図はパラメータα,γの設定
動作を示す図、第16図はピーク値サンプリングの他の手
順を示す図であり、101は原稿台、103は撮像素子、202,
203,205,207はラツチ、204,207はコンパレータ、211はC
PU、215は座標検出回路、214は操作表示部である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.原稿画像を読取り走査して画像信号をライン毎に出
    力する読取手段と、 複数段階のスライスレベルのうちいずれのスライスレベ
    ルを用いるかを指定する指定手段と、 原稿画像に対する所望の処理モードを設定する設定手段
    と、 前走査において前記読取手段から出力された画像信号の
    最大値及び最小値をライン毎に検出し、原稿画像全体に
    おける画像信号の最大値と最小値のヒストグラムを作成
    する作成手段と、 前記作成手段により作成されたヒストグラムに基づいて
    原稿画像全体における画像信号の代表最大値及び代表最
    小値を判定する判定手段と、 前記指定手段によるスライスレベルの段階指定に拘らず
    前記判定手段により判定された画像信号の代表最大値と
    代表最小値との間で特定されるスライスレベルを用いて
    画像信号を2値化処理する第1処理モードと、前記判定
    手段により判定された画像信号の代表最大値と代表最小
    値との間を分割して得られる複数段階のスライスレベル
    のうち前記指定手段により指定された段階のスライスレ
    ベルを用いて画像信号を2値化処理する第2処理モード
    とを、前記設定手段による処理モードの設定に従って選
    択する選択手段と、 原稿読取走査において前記読取手段から出力された画像
    信号を、前記選択手段により選択された前記第1又は第
    2処理モードに基づいて2値化処理する処理手段とを有
    することを特徴とする画像2値化処理装置。
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