JP2718101B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にバイポー
ラトランジスタを含む半導体装置の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ベース抵抗及びその接合容量を低減して高速の
バイポーラトランジスタ(以降単にトランジスタと称
す)を実現するために、ベースの多結晶シリコン膜を拡
散源としてグラフトベースを自己整合的に形成したトラ
ンジスタが提案されている。
第2図は従来のこの種の半導体装置を説明するための
一部の断面図である。
この構造では、先ず、表面にn+型の埋込層2′を備え
たp型のシリコン基板1′上にn型のエピタキシャル層
3′を形成し、かつこのエピタキシャル層3′を素子分
離用の絶縁領域5a′で絶縁分離してコレクタを構成す
る。このコレクタの上に絶縁膜5′,p型の不純物を含有
した多結晶シリコン膜6′,及び絶縁膜7′を順次形成
した後絶縁膜7′に窓を開孔する。
次に、絶縁膜7′をマスクとして、多結晶シリコン膜
6′と絶縁膜5′をサイドエッチングして、より広い窓
を開孔する。そして、絶縁膜7′の庇の下にp型の不純
物を含有した多結晶シリコン膜8′を形成し、この多結
晶シリコン膜8′を拡散源として自己整合的にエピタキ
シャル層3′の表面にグラフトベース領域11′を形成す
る。
続いて、エピタキシャル層3′の開孔部表面にイオン
注入法等により、p型及びn型の不純物を順次導入して
ベース領域14′及びエミッタ領域16′を形成する。更
に、絶縁膜9′及びエミッタ6e′を形成してトランジス
タを完成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のトランジスタでは、多結晶シリコン膜
8′を用いて自己整合的にグラフトベース領域11′を形
成しているのでベース抵抗及び接合容量の低減等が可能
であるが、この多結晶シリコン膜8′が絶縁膜7′のエ
ッチング用の窓よりも広い開孔部の側面に形成されるた
め、グラフトベース11′を含むベース領域の面積がエッ
チング用の窓よりも広くなる。このため、リソグラフィ
技術によって絶縁膜7′に開孔したエッチング用の窓よ
りも縮小された面積でかつベース抵抗のより小さいベー
ス領域を形成することが困難になり、トランジスタにお
ける接合容量の低減としゃ断周波数等高周波特性の向上
とを図るのが難しいという問題がある。
本発明はグラフトベース領域を含むベース領域の面積
を縮小しかつベース抵抗を低減させたトランジスタを含
む半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型の埋込
層上に形成したエピタキシャル層上に第1の絶縁膜,第
2導電型の不純物を含む第1の多結晶シリコン膜,及び
第2の絶縁膜を順次形成する工程と、異方性エッチング
によって前記第2の絶縁膜,第1の多結晶シリコン膜,
及び第1の絶縁膜を選択的に除去して第1の窓を開設す
る工程と、該第1の窓を覆いかつこの第1の窓側面で前
記第1の多結晶シリコン膜と接続する第2の多結晶シリ
コン膜及びこれを覆う第3の絶縁膜を順次形成する工程
と、この第3の絶縁膜を異方性エッチングして前記第1
の窓内の第2の多結晶シリコン膜内面にのみ残す工程
と、この第3の絶縁膜をマスクにして前記第2の多結晶
シリコン膜を一部を残して酸化して第4の絶縁膜を形成
する工程と、前記第1の多結晶シリコン膜から第2の多
結晶シリコン膜を通して前記エピタキシャル層表面に不
純物を導入して第2導電型のグラフトベース領域を形成
する工程と、前記第4の絶縁膜を除去して第1の窓内に
第2の窓を開設する工程と、少なくとも前記第2の多結
晶シリコン膜及び第2の窓内を覆う第5の絶縁膜を形成
するとともに、第2の窓内のエピタキシャル層表面に不
純物を導入して前記グラフトベース領域に接続した第2
導電型のベース領域を形成する工程と、前記第5の絶縁
膜を少なくとも前記第2の窓側面の部分が残るように異
方性エッチングにより除去して前記第2の窓内に第3の
窓を開孔する工程と、この第3の窓を第3の多結晶シリ
コン膜で覆い、この第3の多結晶シリコン膜を通して前
記ベース領域の表面に不純物を導入してエミッタ領域を
形成する工程を含んでいる。
〔作用〕
上述した製造方法では、第1の窓内にのみグラフトベ
ース領域を形成でき、かつこれより小さい第2の窓内に
ベース領域を形成でき、更に小さい第3の窓内にエミッ
タ領域を形成でき、微小面積のベース領域及びエミッタ
領域を形成することが可能となる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図(a)乃至(h)は本発明の一実施例を説明す
るための工程順に示した半導体装置の要部断面図であ
る。
先ず、第1図(a)に示すように、p型のシリコン基
板1にn+型の埋込層2を形成し、この上に0.5〜1.0μm
の厚さにn型のエピタキシャル層3を成長する。そし
て、前記p型シリコン基板1に達する深さの絶縁領域5a
で素子間分離を行い、また同様の絶縁領域5bでn+型のコ
レクタ接続領域4を絶縁分離する。また、全面に第1の
絶縁膜5を形成する。
更に、p型の不純物を含有する第1の多結晶シリコン
膜6を前記エピタキシャル層3上に形成し、その一部で
コレクタ6cを形成する。
次に、第1図(b)に示すように、全面に第2の絶縁
膜7を形成する。そして、第2の絶縁膜7,第1の多結晶
シリコン膜6及び第1の絶縁膜5を異方性エッチングに
より順次選択的に除去して前記エピタキシャル層3の一
部を露呈する第1の窓を開孔する。また、この第1の窓
を含む全面に不純物を含有しない第2の多結晶シリコン
膜8を形成する。更に、この上にシリコン窒化膜からな
る第3の絶縁膜9を堆積する。
次いで、第1図(c)に示すように、第3の絶縁膜9
を異方性エッチングし、第1の窓内の第2の多結晶シリ
コン膜8の内側面にのみ第3の絶縁膜9を残す。
続いて、第1図(d)のように、第3の絶縁膜9をマ
スクにして第2の多結晶シリコン膜8を一部を除いて酸
化処理し、第3の絶縁膜9の内側にのみ第2の多結晶シ
リコンを残して他の部分を酸化膜からなる第4の絶縁膜
10として形成する。また、この酸化の際の熱処理によっ
て第1の多結晶シリコン膜6中のp型の不純物を第2の
多結晶シリコン膜8を通して拡散しエピタキシャル層3
表面に自己整合的にグラフトベース領域11を形成する。
また、これにより第1の多結晶シリコン膜6と第2の多
結晶シリコン膜8でベース6bを形成する。
次に、第1図(e)に示すように、前記第4の絶縁膜
10を除去して第1の窓内に第2の窓を開設してエピタキ
シャル層3の表面を露呈した後、ベース6b及びエピタキ
シャル層3の表面に熱酸化によって絶縁膜12及び13を形
成した後、エピタキシャル層3にホウ素をイオン注入し
てベース領域14を形成し、更にシリコン窒化膜を堆積し
て絶縁膜15を形成する。これら絶縁膜12,13,15は第5の
絶縁膜として構成される。
次に、第1図(f)に示すように、異方性エッチング
によって第5の絶縁膜15,13及び12を除去し、窓側面の
第3の絶縁膜9を残して第3の窓を開孔しベース領域14
の表面を露出する。
次に、n型の不純物を含有した第3の多結晶シリコン
膜を堆積しかつこれからn型不純物をベース領域14に拡
散させてエミッタ領域16を形成する。同時に前記第3の
多結晶シリコン膜をパターニングしてエミッタ6eを形成
する。
最後に、第1図(h)に示すように、全面に絶縁膜17
を形成した後、ベース6b及びコレクタ6c上の絶縁膜17及
び絶縁膜7を選択的に開孔した後に、金属膜を形成しか
つこれをパターニングすることでベース,エミッタ及び
コレクタの電極18b,18e及び18cを形成する。
このように形成されたトランジスタでは、第1の多結
晶シリコン膜6から第2の多結晶シリコン膜8を通して
エピタキシャル層3に不純物を拡散して形成するグラフ
トベース領域11を、開孔窓の内側内にのみ形成すること
ができ、グラフトベース領域11の面積を縮小し、更にこ
れに伴ってベース領域14,エミッタ領域16を縮小して接
合容量及びベース抵抗の低減を図り、かつしゃ断周波数
等高周波特性の向上を達成することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、第1の窓内にのみグラ
フトベース領域を形成し、これより小さい第2の窓内に
ベース領域を形成し、更に小さい第3の窓内にエミッタ
領域を形成しているので、微小面積のベース領域及びエ
ミッタ領域を形成することが可能となり、ベース及びエ
ミッタ領域の面積を縮小して接合容量及びベース抵抗を
低減でき、かつ一方ではしゃ断周波数等高周波特性の向
上を達成したトランジスタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(h)は本発明の一実施例を製造工程
順に示した半導体装置の縦断面図、第2図は従来の製造
方法の一例を説明するための半導体装置の縦断面図であ
る。 1,1′……シリコン基板、2,2′……埋込み層、3,3′…
…エピタキシャル層、4……コレクタ接続領域、5,5′
……第1の絶縁膜、5a,5a′,5b……絶縁領域、6,6′…
…第1の多結晶シリコン膜、6b,6b′……ベース、6c…
…コレクタ、6e,6e′……エミッタ、7,7′……第2の絶
縁膜、8,8′……第2の多結晶シリコン膜、9……第3
の絶縁膜、9′……絶縁膜、10……第4の絶縁膜、11,1
1′……グラフトベース領域、14,14′……ベース領域、
12,13,15……第5の絶縁膜、16……エミッタ領域、17…
…絶縁膜、18b,18c,18e……電極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の埋込層上に形成したエピタキ
    シャル層上に第1の絶縁膜,第2導電型の不純物を含む
    第1の多結晶シリコン膜,及び第2の絶縁膜を順次形成
    する工程と、異方性エッチングによって前記第2の絶縁
    膜,第1の多結晶シリコン膜,及び第1の絶縁膜を選択
    的に除去して第1の窓を開設する工程と、該第1の窓を
    覆いかつこの第1の窓側面で前記第1の多結晶シリコン
    膜と接続する第2の多結晶シリコン膜及びこれを覆う第
    3の絶縁膜を順次形成する工程と、この第3の絶縁膜を
    異方性エッチングして前記第1の窓内の第2の多結晶シ
    リコン膜内面にのみ残す工程と、この第3の絶縁膜をマ
    スクにして前記第2の多結晶シリコン膜を一部を残して
    酸化して第4の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の多
    結晶シリコン膜から第2の多結晶シリコン膜を通して前
    記エピタキシャル層表面に不純物を導入して第2導電型
    のグラフトベース領域を形成する工程と、前記第4の絶
    縁膜を除去して第1の窓内に第2の窓を開設する工程
    と、少なくとも前記第2の多結晶シリコン膜及び第2の
    窓内を覆う第5の絶縁膜を形成するとともに、第2の窓
    内のエピタキシャル層表面に不純物を導入して前記グラ
    フトベース領域に接続した第2導電型のベース領域を形
    成する工程と、前記第5の絶縁膜を少なくとも前記第2
    の窓側面の部分が残るように異方性エッチングにより除
    去して前記第2の窓内に第3の窓を開孔する工程と、こ
    の第3の窓を第3の多結晶シリコン膜で覆い、この第3
    の多結晶シリコン膜を通して前記ベース領域の表面に不
    純物を導入してエミッタ領域を形成する工程を含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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