JP2715746B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2715746B2
JP2715746B2 JP3273143A JP27314391A JP2715746B2 JP 2715746 B2 JP2715746 B2 JP 2715746B2 JP 3273143 A JP3273143 A JP 3273143A JP 27314391 A JP27314391 A JP 27314391A JP 2715746 B2 JP2715746 B2 JP 2715746B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電流共振形スイッチ
ング電源に関し、スイッチングトランスの漏れインダク
タンスを共振用インダクタンスとして使用し、このスイ
ッチングトランスから複数の出力を取り出す場合に、各
出力間の漏れインダクタンスの違いにより各出力間で共
振周波数が異なることを防止したものである。
【0002】
【発明の背景】電流共振形スイッチング電源は、直列共
振手段を回路の途中に挿入したもので、その直列共振特
性を利用することにより零電流オフを実現して、スイッ
チングノイズの低減を図ったものである。電流共振を利
用したスイッチング電源として、本出願人の出願に係る
特願平3−166383号の明細書および図面に記載の
電源回路がある。この電源回路は、電圧共振および電流
共振の双方を利用してスイッチング損失を極限まで減少
させ変換効率の向上を図るとともに、回路内の各部電圧
および各部電流の動作波形をより正弦波に近づけて低雑
音化を図ったものである。
【0003】この電源回路は、図2に示すように、直流
電源1と、それぞれ任意のタイミングでオンオフ可能な
スイッチング素子を含み、前記直流電源をスイッチング
して交流に変換し出力するスイッチング手段2と、供給
される交流入力を全波整流しコンデンサで平滑して直流
出力を取り出す直流出力手段3と、前記スイッチング手
段の出力端子に流れる電流に対して直列に形成される直
列共振手段4と、前記スイッチング手段の出力端子に生
じる電圧に対して並列に形成される並列共振手段5と、
前記スイッチング手段のスイッチング素子を間欠的にオ
ンするように制御するタイミング制御手段6とを具備し
てなる。
【0004】図3は、図2のブロツクを今少し構成的に
示した基本原理構成図である。図3に示す基本原理構成
の動作を、各部の動作タイミングを示す図4を用いて説
明する。図3においてスイッチング素子S1、S2が、
図4(カ)(キ)のタイミングでオン、オフを繰り返し
ている時、電源電圧+VI、−VIは、A点においてほ
ぼ波高値VIの交流となり、インダクタンスL2、コン
デンサC2を通ってダイオードD1、ダイオードD2で
整流され、コンデンサC3、コンデンサC4で平滑され
て直流となり、負荷RLに電流が流れている。
【0005】S1がオンしている時、D1が順方向とな
りチャージ電流がC3に流れ込むが、S1およびD1の
インピーダンスが十分小さいとして、C3>>C2に設
定されているため、この電流はL2とC2による正弦波
状の直列共振電流となる(図4中(イ)参照)。この共
振電流は、半波経過して電流の向きが逆になるところで
D1が逆電圧となりオフするため、直列共振できなくな
り、共振が停止する。つまり、共振電流が半波終了して
電流が零に戻ったところで共振は自動的に止まる。
【0006】この時C2には、流れた共振電流に対応し
た電荷が蓄積され両端に電圧が残る(図4中(オ)参
照)。この電荷QC2=C2・VC2は次のS2がオフ
するサイクルで負荷に放出されるので、エネルギのロス
にはならない。またインダクダンスに畜えられるエネル
ギは、電流に比例するため、電流零で共振が止まったと
きL2のエネルギは零である。このことは、ここでの有
害なノイズの発生が極めて少ないことを意味するととも
に、電圧共振モードが成立する大きなポイントである。
【0007】L2の磁気エネルギを完全に零にするに
は、共振電流が零にもどるまでS1をオンしておく必要
がある。共振電流が零になった後はS1をオンし続けて
も何も起らないが、エネルギを伝達しない時間が長くな
るだけで非効率的なため、多少のマージンを見てオフす
ればよい。L2、C2による共振の時間は一定であるた
め、S1のオン時間も一定値でよい。
【0008】S1をオフする時、電流共振は終了し、電
流が零になっているため、S1を流れる電流はインダク
タンスL1に流れる電流のみである。L1の値はL2、
C2と独立して設定でき、L1>>L2とすることで、
L1を流れる電流は、L2、C2の共振電流に比べて十
分小さな値とできるため、S1はほとんど零電流オフと
なり、オフ時の損失が極めて小さくなる。S1がオフす
ると(まだS2はオンしていないためS1、S2ともに
オフ)D1、D2もオフしているためここでの動作は単
にL1とコンデンサC1のみとなる。
【0009】S1がオンしている間にL1に蓄えられた
磁気エネルギー(電流)はC1との並列共振を動作させ
るエネルギとなり、A点の電圧を正弦波状で低下させ、
零を超えて−VIに近づいていく。この間の動作が電圧
共振モードである。なお、電圧共振波形は原理的には電
圧基準電位(図4(ア)中に0と表記した電位)と交差
する点に対して上下点対称の形となり図4(ア)のごと
く形成されるはずであるが、回路構成によっては(具体
的には、タイミング制御回路等がその結合巻線を介して
この電圧共振のエネルギを一部消費しているような場合
が考えられる)、波形変形が生じ得る。
【0010】A点の電位が−VI近く(C4の一端電位
より下ると)になると、D2がオンし、L1の残ってい
るエネルギ(電流)をL2、C2、D2を通じてC4に
放出するがL1の電流はもともと小さく設定されている
ため、電流的には大きな変化とならず、A点の電位が−
VI近くで止っている状態となる。このままS1、S2
をオフし続けると、S1がオンしていた時間の約半分の
時間でL1の磁気エネルギー(電流)は零となりL1
(C1)の両端電圧は−VI近くの電位から零に向かっ
て落ちてゆくことになる。逆に言えばS1のオン時間の
約半分の時間は、L1の磁気エネルギーでA点を−VI
近くの電位に保持できるため、その間にS2をオンすれ
ば、S2はその両端電圧が非常に小さい状態でオンする
零電圧オン動作となり、オン時の損失も極めて小さくな
る。
【0011】S2をオンさせる時の両端電圧(上記−V
I近くと表現した値と−VIとの差)は厳密に言えば零
でなく、主にS1のオン時の電流共振後に残ったVC2
等による電圧が存在している。しかし、VC2はC2の
値によって異なった値となる。同じ共振周波数でもL2
とのかね合いでC2の設定には自由度があり、一般的
に、直列共振が正常に起こる範囲でC2を大きくL2を
小さくしたほうがロスが小さくなるのでVC2も結果的
に小さい値となり、VIに比べればほとんど無視できる
電圧となる。S2をオンすると負側の電流共振が生じC
4にチャージ電流が流れる。以後は図4に示すように上
述した動作をS1とS2の立場を入れ換えつつ繰り返し
ていく。
【0012】S1をオフしてからS2をオンするまでの
時間は、L1、C1による電圧共振によりA点が−VI
近くに達する時間より多少長くとればよく、これもそれ
以上長く取りすぎても非効率なだけである。この時間も
それほど厳密な設定を必要とせず、固定値でよい。
【0013】なお、念のため、S1、S2のオン期間
と、S1またはS2をオフしてからS2またはS1をオ
ンするまでの時間について、今少し検討しておくと、一
般的には、各スイッチ素子のオン期間が前記直列共振手
段の共振半周期より大きく、両スイッチ素子の双方オフ
期間が前記並列共振手段の共振周期の1/2より小さく
なるようにしてやればよいといえるが、その際にも、L
1、C1による電圧共振回路に予め与えられるエネルギ
量についての検討と、加えて同一の並列共振周波数とす
る場合でもL1とC1の各値の設定のしかたに注意すべ
きであろう。すなわち、各スイッチ素子のオン期間がそ
の付与エネルギを決定しているわけであり、与えられた
エネルギ(すなわちオン期間相当値)に対してオフ期間
はおのずと制約を受けることになる。解析によれば、実
際には、オン期間とオフ期間が決定されれば、その時点
でスイッチング周波数は決まり、この発明の動作を満足
する並列共振(電圧共振)周波数、および並列共振波形
の利用部分は一義的に決ってしまうことが判明してい
る。例えば、オン期間を有限小(ほぼ零)に設定する
と、その場合の電圧共振波形は、スイッチング周波数と
ほぼ同一周波数でほぼ正弦波上に変化をするように見え
る。なお、場合によつては電圧共振の電圧ピーク値に達
しても、いまだ所望の2VIなる出力端電位変化を実現
し得ない場合も有り得るので注意が必要である。
【0014】さらに、以上の説明から明かなように、各
共振回路の値の設定条件として、L1>>L2、C2>
>C1であることが望ましく、整流方式は全波整流方式
とする必要があり、また、平滑方式は、電流共振のため
にコンデンサインプット方式とし、平滑コンデンサの容
量は直列共振手段のコンデンサより相当に大きくして、
電流共振のQが低下しないようにする必要がある。
【0015】上述した原理構成を実際の回路として具体
化しようとする場合、上述した原理構成の説明からも明
かなように、各共振回路の値の実際の設定条件として、
L1>>L2、C2>>C1であることが望ましいた
め、L1は、トランスの1次自己インダクタンス、L2
は、独立したインダクタンスを使用するかまたはトラン
スの1次、2次間の漏れインダクタンスを利用する方法
が有効的に用い得る。また整流回路は、トランスの2次
側に来るため、センタタップ方式かブリッジ方式のどち
らでもよいが、電流共振を正負の電流で行なわせる必要
があるため全波整流方式とする必要がある。平滑方式
は、電流共振のために、コンデンサインプット方式と
し、C3>>C2として電流共振のQが低下しないよう
にする。
【0016】トランスを1次側から見たとき、図5のよ
うに見える。トランスはもともと、自己インダクタンス
と漏れインダクタンスを持っているので、設計時にこれ
を適切な値にすることで、図3のL1、L2の代わりに
使用できる。また、一般的なトランスではもともとL1
>L2となっている。
【0017】図3に示す原理構成回路を変形すると図6
のようになる。図6において、電流共振は、L2と2分
割されたC2で行なわれ、電圧共振は2分割されたC1
とL1で行なわれる。電圧共振のループ内にはL2、C
2も含まれる点で、図3のものとと異なるかに見える
が、L2<<L1、C2>>C1であるため、L2、C
2の存在は電圧共振に影響を与えることはなく、実質的
な電圧共振は図3の構成と同様にC1とL1で行なわれ
る。
【0018】図7は、自己インダクタンスL1と漏れイ
ンダクタンスL2を持つトランスT1を使用したより具
体的な実施回路である。出力回路はセンタタップ方式と
してある。センタタップ方式を採用した理由は、各整流
サイクルにおける整流経路上のダイオード数を減らして
これらダイオードによる損失を最小限にし回路全体の効
率向上に寄与させるためである。そして、S1、S2の
ベースは、図4(カ)(キ)のようなタイミングを持つ
駆動回路により、固定タイミングでドライブされる。こ
のように極めてシンプルな回路で、ローノイズ、高効率
の電源回路が実現できる。
【0019】以上述べた電源回路の構成についてその効
果をまとめると次のようになる。電流共振による効果と
してまず電流性ノイズの低減がある。電流性ノイズは特
に電流の多いところで電流の急な変化を生じさせると多
量に発生するが、電流共振により正弦波状に変化した電
流が零になったところで自動的に止まるため、ノイズの
発生が極めて少ない。次に効率の改善であるがS1、S
2が零電流オフとなるとともにD1、D2も電流が零に
なってから電圧が反転するため、リカバリーの時間の影
響が少なく、これに起因する効率の悪化がなくなる。電
圧共振による効果もノイズの低減と効率の向上にある。
電源回路に使われる半導体等の部品は放熱のためシャー
シ等に絶縁物を介して取り付けられるがこれより、部品
電極とシャーシは電気容量をもつことになる。よって部
品電極が交流信号をもつこの容量を通じて電流が流れ、
コモンモードノイズの主な原因となる。また半導体はそ
れ自身接合容量をもち、インダクタンスやトランスも線
間容量をもっている。これらの容量は回路図上に表われ
ないが現実にはそれぞれの部品や回路基盤中に存在して
いるため、回路が動作している時にはこれらの容量には
すべて電流が流れている。この電流は容量に流れる電流
であるため電圧の変化が(dV/dT)大きいほど大き
な電流となり、方形波でスイッチングした場合、パルス
状の電流となり、電流性ノイズとなったり、シャーシに
流れた電流はパルス状のコモンモードノイズの原因とな
る。また、このパルス状の電流はスイッチングトランジ
スタから供給されるため当然それは損失を生じ効率を低
下させる。dV/dTの大きな電圧は高い周波数成分を
含むため回路から直接放射される電波(不要副射)も当
然大きくなる。
【0020】電圧共振を利用して波形を正弦波の一部と
し、dV/dTを小さくすることで、これらの改善が実
現できるが、この電源回路では、この電圧共振がS1、
S2双方ともオフしている時にL1、C1のみで作られ
るため、スイッチング素子の損失が発生せず、L1、C
1を流れる電流も相互のエネルギの移動だけであって、
無効電力のみであり、電圧共振による損失は極めて少な
い(原理的には零である)。
【0021】ここで重要なことは、電圧性のノイズを低
減するには、回路内のすべての端子の電圧波形のdV/
dTが小さいことが必要である。一箇所でも方形波形が
あればそこがノイズ源となってしまう。一般的な電圧共
振形の電源回路は、回路中のあるポイント(例えばトラ
ンス出力とか)が正弦波状になるものの(他の回路部分
に)方形波形が存在しているものが多い。この電源回路
は、実用的なローノイズ化を最重点目標としており、す
べての電圧波形がL1、C1の電圧共振波形と相似にな
ることが特長である。この点が満たされた理由は、電流
共振と時間を分けて電圧共振を利用しているためであ
る。電流共振によりS1、S2、D2の電流を零にし、
L2の磁気エネルギも零にしてから、電圧共振モードに
もち込み、S1、S2、D1、D2をオフの状態にして
おくことで電圧共振モード中のL2、C2の電流移動を
零にすることでA点とA’点の波形を同じにしている。
これにより、L1、C1の端子電圧波形とS1、S2、
L2、C2、D1、D2のすべての端子の波形が同じ
(相似)になり、方形波形は回路中から消える。
【0022】
【従来の技術】上述のようなトランスの1次、2次間漏
れインダクタンスを利用して電流共振を得るものにおい
て、複数の出力を取り出す場合、図8に示すように、ト
ランスT1の1次側に電流共振用のコンデンサC2を挿
入し、これとトランスT1の1次、2次間漏れインダク
タンスを用いて電流共振を得ることが考えられる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前記図8のような複数
の2次巻線11〜13を持つ多出力電源では、図8に示
すように、トランスT1の1次、2次間の漏れインダク
タンスL1〜L3が巻線11〜13ごとに異なることが
多い。このため、コンデンサC2との共振周波数が電源
系統A〜Cごとに異なるため、図9に示すように、電流
共振が同じタイミングで終了せず、零電流オフを満たさ
ない電源系統Aや、電流共振が早く終わりすぎて1回毎
の共振電流のピーク値が大きくなる電源系統Cが生じて
しまう。
【0024】零電流オフが実現されない場合、波形が非
正弦派状となり輻射ノイズ等が増大すると共に、実際の
スイッチング時間は無限小でないことに起因して必ずス
イッチング素子における電力損失が生じてしまい損失が
増大してしまう。また、電流共振が早く終わりすぎて共
振電流のピーク値が大きくなると、現実の回路上ではス
イッチング素子、トランス、配線等のオン抵抗が零でな
いことに起因するジュール損失が増加するので、これも
損失の増大となってしまう。
【0025】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
ので、スイッチングトランスの漏れインダクタンスを共
振用インダクタンスとして使用し、このスイッチングト
ランスから複数の出力を取り出す場合に、各出力間に漏
れインダクタンスの違いがあっても各出力間で共振周波
数が異ならないようにした電源回路を提供しようとする
ものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トランス2次側の各巻線ごとに電流共振用のコンデンサ
を配設して、これらコンデンサの値を各2次巻線で略々
等しい直列共振周波数が得られる値に設定したものであ
る。また、請求項2記載の発明は、少くとも1つの2次
巻線については電流共振用コンデンサをトランス1次側
に配設し、他の2次巻線についてはこのトランス1次側
のコンデンサを電流共振用コンデンサの一部として用
い、残りの分を2次側に配設して、このトランス2次側
のコンデンサの値を各2次巻線で略々等しい直列共振周
波数が得られる値に設定したものである。
【0027】
【作用】この発明によれば、トランス2次側に電流共振
用コンデンサを配設したので、このコンデンサの値を適
切に設定するることにより、各2次巻線について直列共
振周波数を略々等しくすることができ、電流共振が終了
しないうちにスイッチング素子がオフしたり、電流共振
が早く終わりすぎるのを防止することができ、ノイズや
損失の増大を抑えることができる。
【0028】
【実施例】(実施例1)請求項1記載の発明の一実施例
を図1に示す。直流電源1は例えば商用交流電源を整
流、平滑して直流電圧を得る電源あるいは電池等で構成
される。スイッチングトランジスタS1,S2は直流電
源1からの直流電圧が印加されて、タイミング制御手段
6により所定周期で交互にオン、オフされて、トランス
T1の1次巻線に交流電圧を印加する。
【0029】トランスT1の2次側には3つの2次巻線
11,12,13が配設されて、電源系統A,B,Cを
構成している。電源系統Aの2次巻線11に誘起される
電圧は、ダイオードD1,D2で整流され、出力コンデ
ンサCout 1で平滑されて負荷RL1に供給される。電
源系統Bの2次巻線12に誘起される電圧は、ダイオー
ドD3,D4で整流され、出力コンデンサCout 2で平
滑されて負荷RL2に供給される。電源系統Cの2次巻
線13に誘起される電圧は、ダイオードD5,D6で整
流され、出力コンデンサCout 3で平滑されて負荷RL
3に供給される。
【0030】トランスT1の1次、2次間には、2次巻
線11,12,13ごとに異なる漏れインダクタンスL
1,L2,L3が存在する。そこで、2次巻線11,1
2,13ごとにコンデンサC2a,C2b,C2cを配
設して、L1とC2a,L2とC2b,L3とC2cで
それぞれ直列共振手段を構成する。トランスT1の1次
側には電流共振用コンデンサは設けられていない。コン
デンサC2a,C2b,C2cの値は全電源系統A,
B,Cで所望の等しい共振周波数(スイッチングトラン
ジスタS1,S2がオフする少し手前で電流共振が終了
するような共振周波数)が得られるように、各漏れイン
ダクタンスL1,L2,L3の値との関係でそれぞれ設
定する。
【0031】なお、出力コンデンサCout 1,Cout
2,Cout 3や負荷RL1,RL2,RL3のインピー
ダンスが共振に影響を与えないように、漏れインダクタ
ンスL1,L2,L3よりも充分大きなインダクタンス
Lout 1,Lout 2,Lout 3を共振用コンデンサC2
a,C2b,C2cと出力コンデンサCout 1,Cout
2,Cout 3との間に入れる。
【0032】以上の構成によれば、各2次側で電流共振
が行なわれ、かつそれぞれの共振周波数はコンデンサC
2a,C2b,C2cによって所望の等しい値に設定さ
れているので、各電源系統A,B,Cの電流波形i1,
i2,i3は図10に示すように等しくなり、スイッチ
ングトランジスタS1,S2がオフする少し手前で電流
共振が終了するので、ノイズや損失の増大を抑えること
ができる。
【0033】なお、一般にトランスは1次と2次で巻線
数が異なるため、同じ1次、2次間の漏れインダクタン
スを測定しても、1次側からの測定値と2次側からの測
定値は異なった値となる。したがって、図1のように2
次側で共振させる場合は、漏れインダクタンスL1,L
2は2次側から測定した値を用いる。
【0034】次に、請求項1の発明を前記特願平3−1
66383号の電流共振および電圧共振を組み合わせた
電源回路に適用した一実施例を図11に示す。この電源
回路は自励発振でスイッチング動作し、また起動回路を
具えている。図1と共通する部分には同一の符号を用い
る。
【0035】図11の電源回路は、U1で示した回路
と、U2で示した回路が交互にオン、オフして、巻線2
0に交流電圧が生じるようになっている。巻線21(帰
還巻線)、22(帰還巻線)、20(1次巻線)はトラ
ンスT1の同一コア上に巻かれたもので、巻線20と2
1、巻線20と22はそれぞれ正帰還となる方向に接続
されている。トランスT1には3つの2次巻線11,1
2,13が配設されて、電源系統A,B,Cを構成して
いる。
【0036】回路U1において、トランジスタS1は主
スイッチング用トランジスタ、トランジスタ29は補助
スイッチング用トランジスタ、コンデンサ27Cは抵抗
27Rとともに時定数回路27を構成するコンデンサで
ある。主スイッチングトランジスタS1のベース回路に
抵抗40,50、コンデンサ41、ダイオード42から
なる起動回路15が付加されている。抵抗40は電力ロ
スを伴うので高抵抗とし、強い起動のためにはコンデン
サ41の容量を大きくする。抵抗50は分圧用の抵抗で
ある。回路U2も回路U1と同様に構成されている。
【0037】図11の電源回路は次のように起動する。
電源+B,−Bを投入した時トランスT1の1次巻線2
0の電圧は零であり、コンデンサ41の充電電圧も零で
ある。抵抗40を流れる電流はわずかであり、コンデン
サ41を充電しながら抵抗35Rを通り、巻線21を流
れ、B点に至るが、抵抗35Rに大きな電位差を生じさ
せるほどの電流ではない。よって、最初はB点、C点、
D点はほぼ同電位であるため主スイッチングトランジス
タS1もオフしている。
【0038】時間とともにコンデンサ41は充電され、
B点とD点の電位差が主スイッチングトランジスタS1
のベース・エミッタ間順方向電圧に達するとトランジス
タS1が能動領域に入る。このとき帰環巻線21から抵
抗35R、コンデンサ41を通ってトランジスタS1の
ベースに至る正帰環ループが形成され、正帰還により主
スイッチングトランジスタS1は加速的にオンし、巻線
21から抵抗35Rを通って流れる大きなベース電流に
よりオンを続ける。このとき抵抗35Rからコンデンサ
41に流れる電流は、抵抗40から逆充電される電流よ
りはるかに大きいため、コンデンサ41の電位はダイオ
ード42の順方向電位となり、起動後はこのダイオード
42の順方向電位で固定される。また起動後はこのダイ
オード42が正帰還ループを形成維持する。よって起動
後には発振が維持され常に巻線21からの充電電流が支
配的となり、もはや抵抗40からの微少な逆充電電流は
無に等しくなり、この抵抗40により、主スイッチング
トランジスタ25がオフすべきタイミングに誤ってオン
することはない。
【0039】回路U1がオン状態のときは、巻線21,
20の正帰還作用により、トランジスタS1はオンし続
ける。コンデンサ27Cの電圧は27R×27Cの時定
数で時間とともに上昇し、所定時間後にトランジスタ2
9をオンして、トランジスタS1をオフする。トランジ
スタS1がオフすると巻線20の誘導により、巻線2
1,22の両端にかかる電圧が反転し、今度は回路U2
側がオン状態となる。
【0040】時定数回路28の時定数28R×28Cに
よる一定時間後、今後はトランジスタ30がオンし、ト
ランジスタS2がオフする。このようにして発振モード
が形成され、スイッチングインバータとして動作する。
【0041】また、回路U1,U2には、主スイッチン
グトランジスタS1,S2のオンタイミングを遅らせて
前記図4(カ)(キ)に示すような双方トランジスタS
1,S2のオフ期間を形成するための時定数回路が設け
られている。すなわち、主スイッチングトランジスタS
1,S2の各ベース・コレクタ間に接続されたコンデン
サ35C,36Cであって、抵抗35R,36Rと協働
してオンタイミングを所定時間遅らせる作用をする。
【0042】電圧共振は2分割されたC1とトランス1
次巻線20の自己インダクタンスL10で行なわれる。
電流共振は2次巻線11,12,13ごとに異なる2次
側から見たトランスT1の漏れインダクタンスL1,L
2,L3と各2次巻線11,12,13側に設けられた
コンデンサC2a,C2b,C2cで行なわれる。コン
デンサC2a,C2b,C2cの値は全電源系統A,
B,Cで所望の等しい共振周波数(スイッチングトラン
ジスタS1,S2がオフする少し手前で電流共振が終了
するような共振周波数)が得られるように、各漏れイン
ダクタンスL1,L2,L3の値との関係でそれぞれ設
定する。
【0043】なお、出力コンデンサCout 1,Cout
2,Cout 3や負荷RL1,RL2,RL3のインピー
ダンスが共振に影響を与えないように、漏れインダクタ
ンスL1,L2,L3よりも十分大きなインダクタンス
Lout 1,Lout 2,Lout3を共振用コンデンサC2
a,C2b,C2cと出力コンデンサCout 1,Cout
2,Cout 3との間に入れる。
【0044】以上の構成によれば、各2次側で電流共振
が行なわれ、かつそれぞれの共振周波数はコンデンサC
2a,C2b,C2cによって所望の等しい値に設定さ
れているので、各電源系統A,B,Cはスイッチングト
ランジスタS1,S2がオフする少し手前で電流共振が
終了し、ノイズや損失の増大を抑えることができる。
【0045】なお、請求項1の発明は、1次側に配した
電流共振用コンデンサを併用することもできる。図12
はそのように構成した一実施例を示すものである。図1
と共通する部分には同一の符号を用いる。この電源回路
では、電流共振用コンデンサのうち各2次巻線11,1
2,13に共通に作用する分としてトランス1次側にコ
ンデンサC20 を配設している。また、共振周波数調整
分を各2次巻線11,12,13に配設している。これ
により、2次巻線11については、コンデンサC20
C2aの直列インピーダンスと1,2次間漏れインダク
タンスL1とによる直列共振が得られる。また、2次巻
線12については、コンデンサC20 とC2bの直列イ
ンピーダンスと1,2次間漏れインダクタンスL2とに
よる直列共振が得られる。また、2次巻線13について
は、コンデンサC20 とC2cの直列インピーダンスと
1,2次間漏れインダクタンスL3とによる直列共振が
得られる。したがって、コンデンサC2a,C2b,C
2cの値を適切に設定することにより、各電源系統A〜
Cで所望でかつ等しい共振周波数が得られる。
【0046】(実施例2)請求項2の発明の一実施例を
説明する。トランスの1次側から測定した各2次巻線間
との漏れインダクタンスが巻線によって大きく異なる場
合(多出力電源ではそれぞれ出力容量が大きく異なるこ
とが多く、このような電源のトランスでは漏れインダク
タンスが巻線によって大きく異なりやすい。)、1次側
から見て最も漏れインダクタンスの小さい巻線について
は1次側に共振用コンデンサを配して1次側で共振させ
ておき、他の巻線はさらに2次側に共振周波数調整用コ
ンデンサを配することで、各巻線で共振周波数を揃える
ことができる。
【0047】この種電源回路は一般にトランスの2次側
より1次側の方が印加電圧が高く、したがってトランス
の2次巻線数より1次巻線数が多くなる。このためトラ
ンスの漏れインピーイーダンスは1次側から見た時の方
が大きくなり、同一の共振周波数を得ようとする場合1
次側に共振コンデンサを入れる方がより小さい容量で済
む。ここでは、最も漏れインダクタンスの小さい巻線系
統についてトランス1次側に共振コンデンサを配してい
るため、全巻線系統について2次側に共振コンデンサを
配してかつ共振周波数を揃える場合最も大きな容量とな
る共振コンデンサが、等価的に1次側のより容量の小さ
い共振コンデンサへ置き代えられる。共振用のQの高い
高品位コンデンサは一般的に容量を大きくしにくいこと
を考えると、共振コンデンサを小容量化できる実用的効
果は大きい。
【0048】図13はそのように構成した一実施例を示
すものである。図1と共通する部分には同一の符号を用
いる。この電源回路では、1次巻線20と各2次巻線1
1〜13間の漏れインダクタンスL1〜L3のうち、L
1が最も小さいものとする。1次巻線20には、2次巻
線11との間の漏れインダクタンスL1との組合わせで
所望の共振周波数f1が得られる電流共振用コンデンサ
C20 を配する。したがって、2次巻線11には電流共
振用コンデンサは配さない。この時電源系統BでのC2
とL2による共振周波数f2はL2>>L1であるた
め、f2<f1となる。そこで、2次巻線12側に共振
周波数調整用コンデンサC2bを追加する。これによ
り、漏れインダクタンスL2はC20 とC2bとの直列
インピーダンス(C20 単独よりも小さくなる)と直列
共振することになり、コンデンサC2bによって共振周
波数f2の値を高くできる。したがって、コンデンサC
2bを適切な値とすることでf2=f1とすることがで
きる。2次巻線13に配するコンデンサC2cも同様に
漏れインダクタンスL3の値に応じて適切な値とするこ
とでその共振周波数f3をf3=f1=f2とすること
ができる。
【0049】図14は、前記特願平3−166383号
の電流共振および電圧共振を組み合わせた電源回路に請
求項2の発明を適用した一実施例を示すものである。前
記図11と共通する部分には同一の符号を用いる。この
電源回路では、各2次巻線11用の電流共振用コンデン
サとして2分割されたコンデンサC20 を1次側に配
し、他の2次巻線12,13には共振周波数調整用コン
デンサC2b,C2cを配している。C2b,C2cの
値を適切に設定することにより、各系統A〜Cの共振周
波数を揃えることができる。
【0050】なお、前記実施例では電流共振用インダク
タンスとしてトランスの漏れインダクタンスのみを使用
した場合について説明したが、原理的には独立したイン
ダクタンスを併用する場合にもこの発明を適用すること
ができる。ただし、トランスの漏れインダクタンスはで
きるだけ小さい方が電力を取り出し易いことを勘案する
と、あまり値の大きなインダクタンスを追加することは
避けるべきであろう。また前記実施例では全ての2次巻
線についてこの発明を適用した場合について説明した
が、出力が小さくノイズ、損失等の問題が少ない2次巻
線については適用しないように構成することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トランス2次側に電流共振用コンデンサを配設した
ので、このコンデンサの値を適切に設定するることによ
り、各2次巻線について直列共振周波数を略々等しくす
ることができ、電流共振が終了しないうちにスイッチン
グ素子がオフしたり、電流共振が早く終わりすぎるのを
防止することができ、ノイスや損失の増大を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】 特願平3−166383号に記載の電源回路
の基本原理を示す概略ブロック図である。
【図3】 図2の電源回路の基本原理構成を示す構成回
路図である。
【図4】 図3に示す原理構成の動作を説明するタイミ
ング図である。
【図5】 トランスの等価回路を説明する説明図であ
る。
【図6】 図3に示す原理構成の変形を説明する回路図
である。
【図7】 図3に示す原理構成を変形した構成を示す回
路図である。
【図8】 従来回路を示す回路図である。
【図9】 図8の回路における各電源系統の電流共振波
形図である。
【図10】 図1の回路における各電源系統の電流共振
波形図である。
【図11】 請求項1の発明を特願平3−166383
号の電源回路に適用した一実施例を示す回路図である。
【図12】 図1の実施例の変更例を示す回路図であ
る。
【図13】 請求項2の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図14】 請求項2の発明を特願平3−166383
号の電源回路に適用した一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 11,12,13 トランス2次巻線 S1,S2 スイッチングトランジスタ(スイッチング
素子) D1〜D2,Cout 1〜Cout 3 直流出力手段 T1 トランス L1〜L3,C20 ,C2a,C2b,C2c 直列共
振手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、 オンオフ制御可能なスイッチング素子を含み、前記直流
    電源をスイッチングして交流に変換し出力するスイッチ
    ング手段と、 このスイッチング手段の出力が1次側に印加されるトラ
    ンスと、 このトランスの複数の2次側出力をそれぞれ全波整流し
    コンデンサで平滑して直流出力を取り出す複数の直流出
    力手段と、 前記直流電源の出力から前記各直流出力手段の入力に至
    る経路の途中に直列に形成される各直列共振手段を具備
    してなり、 前記各直列共振手段は前記トランスの漏れインダクタン
    スとこのトランスの各2次側に配されるコンデンサを少
    くとも利用して直列共振を実現するものであり、これら
    コンデンサは各直列共振手段で略々等しい共振周波数が
    得られる値にそれぞれ設定されていることを特徴とする
    電源回路。
  2. 【請求項2】直流電源と、 オンオフ制御可能なスイッチング素子を含み、前記直流
    電源をスイッチングして交流に変換し出力するスイッチ
    ング手段と、 このスイッチング手段の出力が1次側に印加されるトラ
    ンスと、 このトランスの複数の2次側出力をそれぞれ全波整流し
    コンデンサで平滑して直流出力を取り出す複数の直流出
    力手段と、 前記直流電源の出力から前記各直流出力手段の入力に至
    る経路の途中に直列に形成される各直列共振手段を具備
    してなり、 前記各直列共振手段のうち少なくとも1つは前記トラン
    スの漏れインダクタンスとこのトランスの1次側に配さ
    れるコンデンサを少くとも利用して直列共振を実現し、 他の直列共振手段は前記トランスの漏れインダクタンス
    とこのトランスの1次側に配された前記コンデンサと2
    次側に配されるコンデンサを少くとも利用して直列共振
    を実現するものであり、この2次側のコンデンサは各直
    列共振手段で略々等しい共振周波数が得られる値にそれ
    ぞれ設定されていることを特徴とする電源回路。
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