JP2713861B2 - 小屋組 - Google Patents

小屋組

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JP2713861B2
JP2713861B2 JP6146722A JP14672294A JP2713861B2 JP 2713861 B2 JP2713861 B2 JP 2713861B2 JP 6146722 A JP6146722 A JP 6146722A JP 14672294 A JP14672294 A JP 14672294A JP 2713861 B2 JP2713861 B2 JP 2713861B2
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昌巳 渡邉
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等に適用される
小屋組に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の小屋組の構造を図16に示す。図
において、40は屋根梁、41は屋根梁40で支持され
棟に沿って延設した棟トラス、42は棟から軒先方向に
延設した小屋組部材、43は屋根パネルである。小屋組
部材42は、それぞれ溝形鋼からなる下弦材44と垂直
材45と斜材46とで構成されており、ガセットプレー
ト47を介して下弦材44,垂直材45,斜材46が1
か所にて互いに接合されている。すなわち、下弦材42
のフランジ外面にガセットプレート47を溶接し、垂直
材45ならびに斜材46の下端をガセットプレート47
にボルト止めしてある。小屋組部材42は、屋根梁40
にて支持され、かつ下弦材44,垂直材45,斜材46
の各端部を屋根パネル43に固定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の小屋組部材42の構成によれば、下弦材44,垂直材
45,斜材46は、ガセットプレート47を介してボル
トにて連結されており、互いの接合強度が弱く、かつ垂
直材45と斜材46の先端はフリーとなっており、外力
を受けると簡単に撓み変形してしまうという問題があっ
た。このため、小屋組部材42は、あらかじめ工場で組
み立てた後、現場への搬送時には、ガセットプレート4
7と垂直材45,斜材46とを連結しているボルトを緩
め、垂直材45ならびに斜材46を倒して全体を一本の
棒状にして搬送している。この結果、現場で再度垂直材
45ならびに斜材46を所定の角度に回動し、ボルトを
締め付ける手直しが必要となり、現場での施工に手間が
かかるという問題があった。しかも、小屋組部材42の
組立てに際し、ガセットプレート47ならびにボルト・
ナット等の接合部材を要し、部品点数が多くなり、コス
ト高であるという欠点もあった。
【0004】この発明の目的は、強度的に強く、現場で
の施工性が向上し、しかも低コストである小屋組を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の小屋組は、上
向き溝形鋼からなる下弦材と、溝形鋼からなり下端を下
弦材内に嵌合し両フランジを下弦材の両フランジ内面に
溶接して立設した垂直材と、溝形鋼からなり一端を垂直
材の上端に溶接し他端を下弦材の一端の内部に嵌合し両
フランジを下弦材の両フランジ内面に溶接した斜材とか
らなる小屋組部材を一対の屋根梁間に架設し、斜材の下
端側の屋根梁に下弦材と直角方向に延びる棟トラスを載
置し、他方の屋根梁と棟トラスの上端とで屋根パネルを
支持し、下弦材の他方の屋根梁側端部を屋根パネルのパ
ネル枠に接合し、垂直材と斜材の上端部を屋根パネルの
パネル枠に接合したことを特徴とするものである。
【0006】
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、小屋組部材の垂直材
ならびに斜材は下弦材内に嵌合して直に溶接されてお
り、固定が強固である。しかも、下弦材に立設した垂直
材の上端と下弦材の一端との間に斜材を架設したので、
1か所で3部材を接合する必要がなくガセットプレート
等の接合部材が不要となる。また、垂直材の上端と下弦
材の一端との間に斜材を架設したので、垂直材ならびに
斜材の端部はフリーとはならず、下弦材,垂直材,斜材
が互いに補強し合い、強度がより一層向上する。したが
って、予め工場で小屋組部材を組み立てておき、そのま
まの状態で現場へ搬送し、現場で小屋組部材を一対の屋
根梁間に架設するだけで簡単に設置できる。
【0008】
【0009】
【実施例】
第1の実施例 この発明の第1の実施例を図1ないし図11に基づいて
説明する。図1において、10は棟11方向に延設した
屋根梁、12は屋根梁10と平行でかつ外壁(図示せ
ず)に沿って設けた屋根梁、13は屋根梁10の上方で
棟11に沿って設けた棟トラス、14は小屋組部材、2
1は屋根パネルである。
【0010】図2は、小屋組部材14の正面図を示して
おり、下弦材15と、下弦材15の途中に立設した垂直
材16と、垂直材16の上端と下弦材15の棟側端部と
の間に架設した斜材17とから構成されている。下弦材
15,垂直材16,斜材17は、それぞれ溝形鋼にて形
成されている。下弦材15の外壁側端部の両フランジに
はボルト挿通孔18(図3参照)が形成されており、フ
ランジ内面にはナット19(図4参照)が溶接してあ
る。また、垂直材16の下端は図5に示すように下弦材
15内に絞り込んで嵌合し、下弦材15ならびに垂直材
16の互いのフランジどうしを溶接してある。また、垂
直材16の上端は図6に示すように斜材17に溶接して
あり、かつ斜材17の上端の両フランジにはボルト挿通
孔20が形成されており、フランジ内面にはナット(図
示せず)が溶接してある。さらに、斜材17の下端は図
7に示すように下弦材15内に絞り込んで嵌合し、下弦
材15ならびに斜材17の互いのフランジどうしを溶接
してある。
【0011】つぎに、小屋組部材14の取付けについて
説明する。まず、屋根梁10部分の取付け構造を図8お
よび図9に示す。図において、22は屋根梁10の上フ
ランジ上にボルト・ナット等の固着具25にて固定した
断面ハット形の屋根金物であり、屋根金物22上にプレ
ート23が溶接してある。小屋組部材14は下弦材15
の端部をプレート23に載置し、下弦材15ならびにプ
レート23に形成したボルト挿通孔(図示せず)を介し
てボルト・ナット等の固着具24にて接合してある。ま
た、プレート23には棟トラス13の下弦材26も載置
してある。なお、プレート23には、棟11を挟んで反
対側の小屋組部材14′も同様にして固定してある。
【0012】また、小屋組部材14の屋根梁12部分の
取付け構造を図10および図11に示す。図において、
27は屋根梁12の上フランジ上にボルト・ナット等の
固着具29にて固定したプレートであり、プレート27
上には水平断面コ字形の屋根金物28が溶接してある。
屋根金物28の両フランジ28a,28bには、それぞ
れボルト挿通孔(図示せず)が形成され、かつフランジ
28a,28bの内面にはナット(図示せず)が溶接し
てある。そして、屋根金物28の各フランジ28a,2
8bの外面に、小屋組部材14の両側に配置して隣接す
る一対の屋根パネル21の各パネル枠21aを接し、パ
ネル枠21aに形成したボルト挿通孔(図示せず)なら
びに屋根金物28のボルト挿通孔にボルト(図示せず)
を挿通してナットに締結し、屋根パネル21を屋根金物
28に固定する。さらに、小屋組部材14の下弦材15
の両フランジ外面を隣接する一対の屋根パネル21のパ
ネル枠21aを接し、パネル枠21aに形成したボルト
挿通孔(図示せず)ならびに下弦材15のボルト挿通孔
18(図3)にボルト(図示せず)を挿通してナット1
9(図4)に締結し、下弦材15を屋根パネル21に接
合する。
【0013】また、屋根パネル21の棟11部分は、棟
トラス13の上弦材に載置固定した固定金物30(図
1)に載置し、屋根パネル21のパネル枠21aのフラ
ンジに形成したボルト挿通孔(図示せず)ならびに固定
金物30のボルト挿通孔(図示せず)にボルト34を挿
通してナットに締結して、屋根パネル21を固定金物3
0に固定する。さらに、小屋組14の斜材17の上端両
フランジ外面を隣接する一対の屋根パネル21のパネル
枠21aを接し、パネル枠21aに形成したボルト挿通
孔(図示せず)ならびに斜材17のボルト挿通孔20
(図6)にボルト(図示せず)を挿通してナットに締結
し、斜材17の上端を屋根パネル21に接合する。な
お、固定金物30には棟11を挟んで反対側の屋根パネ
ル21′も同様にして固定してある。
【0014】このように構成された小屋組によると、垂
直材16ならびに斜材17は下弦材15内に嵌合して直
に溶接されており、固定が強固である。しかも、下弦材
15に立設した垂直材16の上端と下弦材15の一端と
の間に斜材17を架設したので、垂直材16ならびに斜
材17の端部はフリーとはならず、下弦材15,垂直材
16,斜材17が互いに補強し合い、高強度の小屋組部
材14が得られる。したがって、予め工場で下弦材1
5,垂直材16,斜材17を組み立てておいて、そのま
まの状態で現場へ搬送し、現場で下弦材15の両端を屋
根梁10,12に架設することで簡単に設置でき、現場
での施工性が向上する。
【0015】また、下弦材15,垂直材16,斜材17
は、従来例のように1か所で3部材を接合する必要がな
いため、ガセットプレート等の接合部材が不要となり、
部品点数を削減できる。しかも、斜材17は下弦材15
と垂直材16間に架設するものであり、従来例の斜材に
比べ部材長が短くなり、低コスト化が図れる。 第2の実施例 この発明の第2の実施例を図12ないし図15に示す。
なお、第1の実施例と同一部分は同一符号を付してその
説明を省略する。
【0016】この実施例は、小屋組部材14の垂直材1
6と斜材17の互いに溶接した上端部分を、屋根パネル
21の傾斜角と平行の傾斜面に仕上げ、当該傾斜面にプ
レート31を溶接したものである。プレート31の両側
には一対のボルト挿通孔32(図15)が形成されてい
る。そして、隣接する一対の屋根パネル21のパネル枠
21aを、それぞれプレート31の両側に載置し、各ボ
ルト挿通孔32ならびにパネル枠21aのフランジに形
成したボルト挿通孔(図示せず)にボルト(図示せず)
を挿通してナット(図示せず)に締結し、垂直材16の
上端を屋根パネル21に固定する。
【0017】このように構成された小屋組においても、
第1の実施例と同様の効果が得られる。さらに、プレー
ト31を介して小屋組部材14と屋根パネル21を接合
するので、プレート31のボルト挿通孔32と屋根パネ
ル21のボルト挿通孔との位置合わせが比較的容易に行
え、しかもボルト締結作業も下方から簡単に行え、施工
性がより一層向上する。
【0018】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、小屋組部材の
垂直材ならびに斜材は下弦材内に嵌合して直に溶接され
ており、固定が強固である。しかも、下弦材に立設した
垂直材の上端と下弦材の一端との間に斜材を架設したの
で、1か所で3部材を接合する必要がなくガセットプレ
ート等の接合部材が不要となり、部品点数を削減でき
る。しかも、斜材は下弦材と垂直材との間に架設するも
のであり、従来例の斜材に比べ部材長が短くなり、低コ
スト化が図れる。また、垂直材の上端と下弦材の一端と
の間に斜材を架設したので、垂直材ならびに斜材の端部
はフリーとはならず、下弦材,垂直材,斜材が互いに補
強し合い、強度がより一層向上する。したがって、予め
工場で小屋組部材を組み立てておき、そのままの状態で
現場へ搬送し、現場で小屋組部材を一対の屋根梁間に架
設するだけで簡単に設置でき、施工性が向上する。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の一部破断正面図であ
る。
【図2】この発明の第1の実施例の小屋組部材の正面図
である。
【図3】図2のIII部分の拡大図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図2のV部分の拡大図である。
【図6】図2のVI部分の拡大図である。
【図7】図2のVII部分の拡大図である。
【図8】この発明の第1の実施例の小屋組の屋根梁部分
の取付け構造を示す正面図である。
【図9】この発明の第1の実施例の小屋組の屋根梁部分
の取付け構造を示す平面図である。
【図10】この発明の第1の実施例の小屋組の外壁側屋
根梁部分の取付け構造を示す正面図である。
【図11】この発明の第1の実施例の小屋組の外壁側屋
根梁部分の取付け構造を示す平面図である。
【図12】この発明の第2の実施例の一部破断正面図で
ある。
【図13】この発明の第2の実施例の小屋組部材の正面
図である。
【図14】図13のXIV部分の拡大図である。
【図15】この発明の第2の実施例のプレートの平面図
である。
【図16】従来例の一部破断正面図である。
【符号の説明】
10,12 屋根梁 11 棟 13 棟トラス 14 小屋組部材 15 下弦材 16 垂直材 17 斜材 21 屋根パネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向き溝形鋼からなる下弦材と、溝形鋼
    からなり下端を前記下弦材内に嵌合し両フランジを前記
    下弦材の両フランジ内面に溶接して立設した垂直材と、
    溝形鋼からなり一端を前記垂直材の上端に溶接し他端を
    前記下弦材の一端の内部に嵌合し両フランジを前記下弦
    材の両フランジ内面に溶接した斜材とからなる小屋組部
    材を一対の屋根梁間に架設し、 前記斜材の下端側の屋根梁に前記下弦材と直角方向に延
    びる棟トラスを載置し、他方の屋根梁と前記棟トラスの
    上端とで屋根パネルを支持し、 前記下弦材の他方の屋根梁側端部を前記屋根パネルのパ
    ネル枠に接合し、前記垂直材と前記斜材の上端部を前記
    屋根パネルのパネル枠に接合したことを特徴とする小屋
    組。
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