JPH07252904A - 小屋組 - Google Patents

小屋組

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JPH07252904A
JPH07252904A JP6041082A JP4108294A JPH07252904A JP H07252904 A JPH07252904 A JP H07252904A JP 6041082 A JP6041082 A JP 6041082A JP 4108294 A JP4108294 A JP 4108294A JP H07252904 A JPH07252904 A JP H07252904A
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JP
Japan
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pair
climbing
houses
house
bundles
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Withdrawn
Application number
JP6041082A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ogawa
哲郎 小川
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棟13を挟んで設置した一対の束14,14
間に2P幅の標準品のパネルを設置でき、コストダウン
が図れる。 【構成】 屋根の棟13を挟んで両側に下向きに傾斜し
て配設した一対の登母屋11,12と、これら一対の登
母屋11,12をそれぞれ支持した一対の束14,14
と、これら各束14,14の上端近傍において一対の登
母屋11,12間に掛け渡した補強梁16とを備えたも
のである。補強梁16は、I形鋼の両端上部を登母屋と
平行に切断し、I形鋼の両端に略くの字形の一対の端板
を溶接し、各端板の登母屋11,12との接合面に取付
孔を形成してなり、取付孔を介して端板を登母屋11,
12に固着具にて固定し、補強梁16を一対の登母屋1
1,12に掛け渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積雪寒冷地における
住宅等の小屋組に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の小屋組を図12に基づいて説明す
る。図において、60,61は棟62を挟んで両側に設
けた登母屋であり、それぞれ束63,64にて支持され
ている。各束63,64は小屋梁(図示せず)上に立設
されており、登母屋60,61には屋根材(図示せず)
が取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の小屋組による
と、束63,64の間隔は2P(例えば1Pを900m
mに設定)であるのに対し、束63,63の間隔は1P
である。これは、束63,63の間隔を1Pより広げる
と、小屋組の強度が低下し、積雪により小屋組が崩壊す
る恐れがあるからであった。このように、束63,63
の間隔が1Pしかないため、束63,63間の面戸面セ
ンターには標準品である2Pのパネルを設置することが
できなかった。このため、束63,63間には1P幅の
特殊なパネルを設置しており、コストアップにつながる
という問題があった。
【0004】この発明の目的は、棟を挟んで設置した一
対の束間に、標準品のパネルを設置できる小屋組を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の小屋組は、屋
根の棟を挟んで両側に下向きに傾斜して配設した一対の
登母屋と、これら一対の登母屋をそれぞれ支持した一対
の束と、これら各束の上端近傍において一対の登母屋間
に掛け渡した補強梁とを備えたものである。補強梁は、
I形鋼の両端上部を登母屋と平行に切断し、I形鋼の両
端に略くの字形の一対の端板を溶接し、各端板の登母屋
との接合部に取付孔を形成してなり、取付孔を介して端
板を登母屋に固着具にて固定し、補強梁を一対の登母屋
に掛け渡す。
【0006】
【作用】この発明の請求項1の構成によれば、束の上端
近傍において、一対の登母屋間に補強梁を掛け渡したの
で、屋根に加わる荷重を補強梁で受けることができ、棟
を挟んで設置した一対の束の間隔を標準品のパネルを設
置できる間隔に広げても小屋組の強度は低下しない。
【0007】また、請求項2の構成によれば、I形鋼か
らなる補強梁の両端に略くの字形の端板を溶接し、各端
板を登母屋に固着具にて固定して掛け渡してあり、補強
梁で受ける荷重は端板に作用し、端板の接合面全体で荷
重を受けることができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図11に基
づいて説明する。図1において、10はトラス状の小屋
梁、11,12は棟13の両側に配設したI形鋼からな
る登母屋、14,15は登母屋11,12を支持した
束、16は束14,14の上端近傍において登母屋1
1,12間に掛け渡した面戸補強梁である。なお、棟1
3と平行に延びる母屋はなく、直接束14,15で傾斜
した登母屋11,12を支持しており、各登母屋11,
12は例えば45度の傾斜角度で設置されている。ま
た、図1のII部分の拡大図を図2に示す。
【0009】束14は、図3ないし図5に示すように構
成されている。すなわち、鋼製の角パイプ部材17の上
端に、固定部材18を溶接してなる。固定部材18は、
上下フランジ20,24とウェブ23からなる断面がI
形の部材19の一側端に垂直片21を溶接してなり、上
フランジ20は登母屋11と平行に傾斜している。上フ
ランジ20には、ウェブ23の両側において、それぞれ
一対のボルト挿通孔22が形成されている。なお、束1
5も束14と同様に構成されている。
【0010】補強梁16は、図6ないし図8に示すよう
に構成されている。すなわち、上下フランジ30,31
とウェブ32からなるI形鋼34の両端上部を登母屋1
1,12と平行に切り欠き、I形鋼34の両端に略くの
字形の端板33を溶接して構成されている。端板33の
上部の登母屋11,12と接触する接合面35には、ウ
ェブ32の両側においてそれぞれボルト挿通孔からなる
取付孔36が形成されている。なお、I形鋼34の断面
寸法は、例えば80mm×80mmで、厚さ3.2mm
の部材からなる。
【0011】つぎに、小屋組の組立構造について説明す
る。まず、小屋梁10上に束14,15を立設する。こ
のとき、束14,14どうしは2P(例えば1Pを90
0mmに設定)の間隔で配置する。束14,15にて登
母屋11,12を支持する。登母屋11と束14の固定
は、図2に示すように、登母屋11の下フランジ40を
束14の固定部材18の上フランジ20に載置し、下フ
ランジ40に形成したボルト挿通孔(図示せず)ならび
に上フランジ20のボルト挿通孔22にボルト41を挿
通しナットにて接合する。なお、登母屋11と束15、
登母屋12と束14,15の接合も同様に行う。
【0012】登母屋11,12の上端どうしは、図9に
示すような山形プレート45にて連結されている。すな
わち、山形プレート45を登母屋11,12の両ウェブ
に渡し、山形プレート45のボルト挿通孔51ならびに
登母屋11,12のボルト挿通孔(図示せず)にボルト
(図示せず)を挿通しナットにて固定する。なお、山形
プレート45と登母屋11,12は溶接により接合して
もよい。山形プレート45は、登母屋11,12のウェ
ブの片面もしくは両面に設けられる。また、登母屋1
1,12の下端は、図10および図11に示すような脚
46を介して小屋梁10に固定されている。脚46は、
登母屋11,12のウェブに固定する登母屋固定プレー
ト47と、小屋梁10に固定する小屋梁固定プレート4
8とを一体に接合してなる。登母屋固定プレート47に
は、ボルト挿通孔52が形成されており、ボルト挿通孔
52ならびに登母屋11,12のウェブのボルト挿通孔
(図示せず)にボルト(図示せず)を挿通してナットに
て接合する。なお、登母屋固定プレート47と登母屋1
1,12は溶接により接合してもよい。また、小屋梁固
定プレート48の両側にはそれぞれ一対のボルト挿通孔
49が形成され、このボルト挿通孔49ならびに小屋梁
10のボルト挿通孔(図示せず)にボルト(図示せず)
を挿通し、ナットを締結して脚46と小屋梁10を接合
する。
【0013】また、図2に示すように、補強梁16の両
端の端板33の接合面35を、登母屋11,12の下フ
ランジ40の外面に接し、接合部35の取付孔36なら
びに登母屋11,12の下フランジ40のボルト挿通孔
(図示せず)に固着具となるボルト50を挿通し、ナッ
トを締結して、補強梁16を登母屋11,12間に掛け
渡す。さらに、登母屋11,12に屋根板55,56を
固定する。
【0014】小屋梁10、登母屋11,12、束14,
15、ならびに補強梁16にて囲まれた各空間には、固
定金物(図示せず)を介してパネル(図示せず)を設置
する。この場合、小屋裏空間においては間仕切パネルが
設置され、切妻面においては外壁パネルが設置される。
束14,14間には、2P幅のパネルが設置される。こ
のように構成された小屋組によると、束14,14の上
端近傍において、一対の登母屋11,12間に補強梁1
6を掛け渡したので、棟13を挟んで立設する一対の束
14,14の間隔を2Pに広げても、屋根に加わる積雪
等の荷重を補強梁16で受けるので、小屋組強度は低下
しない。よって、棟13を挟んで設置した一対の束1
4,14間の中央に、標準品の2P幅のパネルを設置で
き、特殊なパネルが不要となりコストダウンが図れる。
束14,14間に設置する2P幅のパネルとして、例え
ば開口付きパネルを設置することで、小屋裏に大型の出
入り口を形成したり、切妻面に大型の窓を形成すること
ができ、小屋裏換気が効率良く行えるようになる。
【0015】また、補強梁16の端板33を登母屋1
1,12に接合したので、端板33の接合面35全体で
補強梁16に加わる荷重を受けることができ、登母屋1
1,12との接合状態も安定する。なお、前記実施例で
は、補強梁16の取付孔36はボルト挿通孔からなるも
のであったが、ねじ孔にて形成し、ボルトを登母屋1
1,12のボルト挿通孔に挿通し取付孔36に締結する
ようにしてもよい。同様に、束14,15の固定部材1
8にねじ孔を形成し、登母屋11,12にボルト止めす
るようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の請求項1の構成によれば、束
の上端近傍において、一対の登母屋間に補強梁を掛け渡
したので、屋根に加わる荷重を補強梁で受けることがで
き、棟を挟んで設置した一対の束の間隔を標準品のパネ
ルを設置できる間隔に広げても小屋組の強度は低下せ
ず、標準品のパネルを設置して、コストダウンを図るこ
とができる。
【0017】また、請求項2の構成によれば、I形鋼か
らなる補強梁の両端に略くの字形の端板を溶接し、各端
板を登母屋に固着具にて固定して掛け渡してあり、補強
梁で受ける荷重は端板に作用し、端板の接合面全体で荷
重を受けることができ、登母屋との接合状態も安定する
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1のII部分の拡大正面図である。
【図3】この発明の一実施例の束の上端の側面図であ
る。
【図4】この発明の一実施例の束の上端の側面図であ
る。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】この発明の一実施例の補強梁の部分平面図であ
る。
【図7】この発明の一実施例の補強梁の側面図である。
【図8】図6のVIII−VIII断面図である。
【図9】この発明の一実施例の登母屋上端に設置する山
形プレートの正面図である。
【図10】この発明の一実施例の登母屋下端に設置する
脚の正面図である。
【図11】この発明の一実施例の登母屋下端に設置する
脚の側面図である。
【図12】従来例の正面図である。
【符号の説明】
11,12 登母屋 13 棟 14,15 束 16 補強梁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の棟を挟んで両側に下向きに傾斜し
    て配設した一対の登母屋と、これら一対の登母屋をそれ
    ぞれ支持した一対の束と、これら各束の上端近傍におい
    て前記一対の登母屋間に掛け渡した補強梁とを備えた小
    屋組。
  2. 【請求項2】 前記補強梁は、I形鋼の両端上部を前記
    登母屋と平行に切断し、前記I形鋼の両端に略くの字形
    の一対の端板を溶接し、前記各端板の前記登母屋との接
    合面に取付孔を形成してなり、 前記取付孔を介して前記端板を前記登母屋に固着具にて
    固定し、前記補強梁を前記一対の登母屋に掛け渡したこ
    とを特徴とする請求項1記載の小屋組。
JP6041082A 1994-03-11 1994-03-11 小屋組 Withdrawn JPH07252904A (ja)

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JP6041082A JPH07252904A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 小屋組

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JP6041082A Withdrawn JPH07252904A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 小屋組

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605