JP2707161B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2707161B2
JP2707161B2 JP3051959A JP5195991A JP2707161B2 JP 2707161 B2 JP2707161 B2 JP 2707161B2 JP 3051959 A JP3051959 A JP 3051959A JP 5195991 A JP5195991 A JP 5195991A JP 2707161 B2 JP2707161 B2 JP 2707161B2
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emitter region
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insulating film
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裕己 本田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
特に、バイポーラトランジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバイポーラトランジスタ
の主要な製造工程を図2(a),(b) に順次模式的に示す。
【0003】すなわち,これらの図2(a),(b) の構成に
おいて、従来のバイポーラトランジスタは、まず、 n型
コレクタ領域1上の所要部分にそれぞれ素子間分離酸化
膜2を形成しておき、当該素子間分離酸化膜2で区分さ
れた領域に対して、 p型の不純物,例えば、ボロンをイ
オン注入してp型ベース領域3を形成させ、ついで、こ
れらの各部の全面に絶縁膜4を堆積させると共に、写真
蝕刻技術で得たレジストパターン(図示省略)をマスク
にするエッチングにより、当該絶縁膜4の所要部分に開
口部5を選択的に開口させて p型ベース領域3の該当部
分を露出させ、かつ開口部5の開口後,マスクにしたレ
ジストパターンを適宜に除去する(図2(a))。
【0004】次に、前記絶縁膜4をマスクに用い、前記
開口部5を開口させたp型ベース領域3内に、 n型の不
純物,例えば、リンを高濃度にイオン注入して、n+型エ
ミッタ領域8を形成させ(図2(b))、その後,周知のよ
うに、これらのn+型エミッタ領域8, p型ベース領域
3,および n型コレクタ領域1に対し、それぞれの各電
極(図示省略)を設けることで、所期通りのバイポーラ
トランジスタを製造するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成される従来のバイポーラトランジスタにおい
ては、ベース領域の濃度が高くなると、エミッタ・ベー
ス接合の耐圧が劣化するという不利がある。
【0006】すなわち,前記ベース領域の高濃度化につ
いては、バイポーラトランジスタの微細化に伴い、エミ
ッタ・コレクタ間耐圧を保持するのに必要とされ、一
方,ベース抵抗を低減させる必要上,ベース領域での表
面近傍の濃度が高くされることから、エミッタ・ベース
接合の耐圧が当該ベース領域での表面近傍の電界に依存
しており、これらの各点によって、エミッタ・ベース接
合の耐圧劣化を招くものであった。
【0007】この発明は、従来のこのような問題点を改
善するためになされたもので、その目的とするところ
は、バイポーラトランジスタにおけるエミッタ・ベース
接合の耐圧劣化を防止し得るようにした、この種の半導
体装置、ここでは、バイポーラトランジスタを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に従った半導体
装置は、第1導電型のベース領域が第2導電型のコレク
タ領域の表面に形成され、そのベース領域の表面に第2
導電型のエミッタ領域が形成されたバイポーラトランジ
スタを有する半導体装置において、エミッタ領域は、低
濃度の第1のエミッタ領域と高濃度の第2のエミッタ領
域とによって形成され、低濃度の第1のエミッタ領域
は、高濃度の第2のエミッタ領域とベース領域との界面
を囲んだ状態でベース領域の表面に形成され、さらに、
ベース領域の表面を覆って第1および第2のエミッタ領
域の上に開口部を有する第1の絶縁膜と、第1のエミッ
タ領域を覆って第2のエミッタ領域の上に開口部を有す
る第2の絶縁膜とを備え、第2の絶縁膜の開口部の側壁
面と第2のエミッタ領域の表面とのなす角が鈍角である
ことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【作用】この発明においては、高濃度の第2導電型の第
2のエミッタ領域の周辺部に対して、低濃度の第2導電
型の第1のエミッタ領域を自己整合的に形成することが
できる。また、エミッタ・ベース接合では不純物濃度の
分布が急峻ではなく緩やかになっているので、電界が緩
和されてその耐圧劣化を効果的に防止することができ
る。また、この発明においては、第2の絶縁膜の開口部
の側壁面と第2のエミッタ領域の表面とのなす角が鈍角
である。このため、エミッタ開口部を形成する壁面がな
だらかになり、この上に形成されるエミッタ電極材料の
被覆性が向上する。この結果、エミッタ開口部の側壁部
分におけるエミッタ電極材料の膜厚が十分得られるよう
になり、その部分における抵抗が小さくなる。さらに、
第2の絶縁膜により第1のエミッタ領域が覆われている
ので、この上に形成されるエミッタ電極が、低濃度の第
1のエミッタ領域とは接触しない。この結果、第2のエ
ミッタ領域の周辺に形成された第1のエミッタ領域のす
べてが、エミッタ・ベース間の電界緩和に有効に寄与す
る。
【0011】
【実施例】以下,この発明に係る半導体装置の製造方法
の一実施例につき、図1(a) ないし(e) を参照して詳細
に説明する。
【0012】図1(a) ないし(e) はこの発明の一実施例
を適用した半導体装置,こゝでは、バイポーラトランジ
スタの主要な製造工程の概要を順次に示すそれぞれに断
面模式図である。
【0013】すなわち,これらの図1(a) ないし(e) の
構成において、この実施例によるバイポーラトランジス
タは、まず、 n型コレクタ領域11上の所要部分にそれ
ぞれ素子間分離酸化膜12を形成しておき、当該素子間
分離酸化膜12で区分された領域に対して、 p型の不純
物,例えば、ボロンをイオン注入して p型ベース領域1
3を形成させ、ついで、これらの各部の全面に第1の絶
縁膜14を堆積させると共に、写真蝕刻技術で得たレジ
ストパターン(図示省略)をマスクにするエッチングに
より、当該第1の絶縁膜14の所要部分に開口部15を
選択的に開口させて p型ベース領域13の該当部分を露
出させ、かつ開口部15の開口後,マスクにしたレジス
トパターンを適宜に除去する(図1(a))。
【0014】また、前記第1の絶縁膜14をマスクに用
い、前記開口部15を開口させた p型ベース領域13内
に対して、 n型の不純物,例えば、リンをイオン注入し
て、一旦,n-型エミッタ領域16を形成させる(図1
(b))が、このとき、当該リンのイオン注入条件は、後に
形成されるn+型エミッタ領域と p型ベース領域13間の
電界が緩和されるように設定する。
【0015】次に、前記n-型エミッタ領域16を含む第
1の絶縁膜14上にあって、第2の絶縁膜17を形成す
る(図1(c))と共に、当該第2の絶縁膜17の膜厚相当
分だけ異方性エッチングを行なうことにより、前記開口
部15の開口内面に相当する部分,つまり、これを換言
すると、第1の絶縁膜14の開口両内壁面に対し、各側
壁絶縁膜17a,17aをそれぞれ自己整合的に形成さ
せる(図1(d))。
【0016】続いて、前記第1の絶縁膜14,および各
側壁絶縁膜17a,17aをマスクに用い、前記開口部
15を通してn-型エミッタ領域16内の該当部分に対し
て、再度,前記と同様に、 n型の不純物,例えば、リン
を高濃度にイオン注入して、n+型エミッタ領域18を形
成させ(図1(e))、その後,周知のように、これらのn+
型エミッタ領域18, p型ベース領域13,および n型
コレクタ領域11に対し、それぞれの各電極(図示省
略)を設けることで、所期通りのバイポーラトランジス
タを製造できるのである。
【0017】従って、このようにして得られるバイポー
ラトランジスタでは、n+型エミッタ領域18の周辺部に
あって、n-型エミッタ領域16が自己整合的に形成され
ることになり、このために、エミッタ・ベース接合にお
ける電界が緩和されて、その耐圧劣化を防止し得るので
ある。
【0018】なお、前記実施例方法においては、 npn型
バイポーラトランジスタの製造について述べたが、 pnp
バイポーラトランジスタであってもよく、また、実施例
方法では、第1のエミッタ領域16を形成するためのイ
オン注入マスクとして、第1の絶縁膜14を用いている
が、開口部15の形成に用いるレジストパターンを、当
該開口部15の形成後も除去しないでおき、これを当該
第1のエミッタ領域16の形成のためのイオン注入マス
クにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エミ
ッタ・ベース接合における電界が緩和されてその耐圧劣
化を効果的に防止することができる。また、エミッタ開
口部の上に形成されるエミッタ電極材料の被覆性が向上
するので、エミッタ開口部の側壁部分におけるエミッタ
電極材料の膜厚が十分得られるようになり、その部分に
おける抵抗が小さくなる。さらに、エミッタ開口部の上
に形成されるエミッタ電極が低濃度の第1のエミッタ領
域とは接触しないので、第2のエミッタ領域の周辺に形
成された第1のエミッタ領域のすべてが、エミッタ・ベ
ース間の電界緩和に有効に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) ないし(e) はこの発明の一実施例を適用し
たバイポーラトランジスタの主要な製造工程の概要を順
次に示すそれぞれに断面模式図である。
【図2】(a),(b) は従来例によるバイポーラトランジス
タの主要な製造工程の概要を順次に示すそれぞれに断面
模式図である。
【符号の説明】
11 n型コレクタ領域 12 素子間分離酸化膜 13 p型ベース領域 14 第1の絶縁膜 15 開口部 16 n-型エミッタ領域(第1のエミッタ領域) 17 第2の絶縁膜 17a 側壁絶縁膜 18 n+型エミッタ領域(第2のエミッタ領域)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のベース領域が第2導電型の
    コレクタ領域の表面に形成され、そのベース領域の表面
    に第2導電型のエミッタ領域が形成されたバイポーラト
    ランジスタを有する半導体装置において、 前記エミッタ領域は、低濃度の第1のエミッタ領域と高
    濃度の第2のエミッタ領域とによって形成され、 前記低濃度の第1のエミッタ領域は、前記高濃度の第2
    のエミッタ領域と前記ベース領域との界面を囲んだ状態
    で前記ベース領域の表面に形成され、さらに、 前記ベース領域の表面を覆って前記第1および第2のエ
    ミッタ領域の上に開口部を有する第1の絶縁膜と、 前記第1のエミッタ領域を覆って前記第2のエミッタ領
    域の上に開口部を有する第2の絶縁膜とを備え、 前記第2の絶縁膜の開口部の側壁面と前記第2のエミッ
    タ領域の表面とのなす角が鈍角である、 ことを特徴とする半導体装置。
JP3051959A 1991-03-18 1991-03-18 半導体装置 Expired - Lifetime JP2707161B2 (ja)

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JP2011119344A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Panasonic Corp 半導体装置及びその製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2504553B2 (ja) * 1989-01-09 1996-06-05 株式会社東芝 バイポ―ラトランジスタを有する半導体装置の製造方法

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