JP2706610B2 - 図書保管管理装置 - Google Patents

図書保管管理装置

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JP2706610B2
JP2706610B2 JP5213927A JP21392793A JP2706610B2 JP 2706610 B2 JP2706610 B2 JP 2706610B2 JP 5213927 A JP5213927 A JP 5213927A JP 21392793 A JP21392793 A JP 21392793A JP 2706610 B2 JP2706610 B2 JP 2706610B2
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仁一 吉江
寛 青木
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日本ファイリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば多量の図書を
保管する大型図書館等に使用して好適する図書保管管理
装置に係り、特にその多量の図書の返却に要する作業の
能率向上を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近時、多量の蔵書を有す
る大規模図書館等にあっては、図書の取り出しや返却に
要する作業の能率向上を図るために、自動入出庫システ
ムが導入されてきている。この自動入出庫システムは、
利用者が貸し出しを要求した図書を書庫から取り出して
利用者カウンターまで搬送するとともに、その図書が貸
し出されたことを記録する作業や、図書が返却されたこ
とを記録しその図書を書庫まで戻して収容位置を記録す
る作業等を自動化して、図書の取り出し及び返却に要す
る作業を正確かつ迅速に実行することができるようにし
たものである。
【0003】すなわち、自動入出庫システムにおいて
は、保管されている多量の図書の管理を容易にするため
に、各図書それぞれにバーコードを付している。また、
各図書は、複数冊毎にコンテナに収容されており、書庫
に対してコンテナ単位で入出庫されるようになされてい
る。そして、図書の取り出しが要求された場合には、そ
の図書の収容されたコンテナが書庫から自動出庫され利
用者カウンターまで搬送される。図書館員は、利用者カ
ウンターに搬送されてきたコンテナの中から所望の図書
を検索して利用者に渡し、ここに、図書の貸し出しが行
なわれる。
【0004】また、図書の返却が要求された場合には、
その返却図書を収容すべきコンテナが書庫から自動出庫
され利用者カウンターに取り出される。図書館員は、利
用者カウンターに取り出されたコンテナに返却された図
書を入れた後、そのコンテナを書庫の元の位置に入庫さ
せ、ここに、図書の返却が行なわれる。
【0005】一方、現在の図書館においては、図書の保
管管理手段として殆ど例外なく分類別固定ロケーション
配架方式が採用されている。この分類別固定ロケーショ
ン配架方式は、複数の図書を、例えば『日本文学』や
『機械工学』等の各種の分野別に分類して書庫に収容し
ておく手法であって、一般の図書館では、この分類別固
定ロケーション配架方式に上述した自動入出庫システム
が組み合わされる形態となっている。
【0006】ところで、分類別固定ロケーション配架方
式による図書の保管管理を行なう場合、1つの分類の中
には種々の寸法の図書が混在するために、各分類毎に最
大寸法の図書(例えばA4版)に合わせて書棚の高さや
奥行きを設定することが必要となる。しかしながら、実
際の図書館における蔵書の約80%はA5版(A4版の
半分)以下の寸法であることから、各分類毎に最大寸法
の図書に合わせて書棚の高さや奥行きを設定するという
ことは、取りも直さず、書庫内における無駄な空間を増
大させ図書の収容効率を悪化させるという問題を招くこ
とになる。
【0007】また、分類別固定ロケーション配架方式に
よる図書の保管管理手段では、ある分類の図書を収容す
る書棚のスペースが満杯になった場合、超過した図書を
離れた別の書棚に収容したのでは分類別にしている効果
が低下することになり、また分類別の収容を維持するた
めに、他の分類の図書までも含めて書棚上で図書を全体
的にずらせることは、大変な労力と時間を費やすことに
なる。そこで、このような事態に対処するために、現在
の図書館では、各分類毎にその分類に属する図書を収容
する本来のスペースに、その数10%に及ぶ余裕スペー
スを予め設けておくようにしている。このため、なお一
層、書庫内における無駄な空間が増大し図書の収容効率
が悪化するという問題が生じることになる。
【0008】さらに、分類別固定ロケーション配架方式
による図書の保管管理手段では、図書を返却する場合、
その図書の分類に対応するコンテナを書庫から利用者カ
ウンターまで取り出す必要があるため、互いに分類の異
なる複数の図書が返却されると、1冊毎に別のコンテナ
を書庫から利用者カウンターにいちいち取り出す必要が
生じる。このため、書庫と利用者カウンターとの相互間
でコンテナを搬送する搬送機構の稼働回数が多くなり、
自動入出庫システムを導入しているにもかかわらず図書
の取り出し及び返却作業の能率向上が十分に図れないと
いう不都合も生じている。
【0009】そこで、現在では、多量の図書をそれらの
内容には無関係に、寸法(例えばA4版,B5版,A5
版,B6版等で厚さは不問)のみによって分類し、同一
コンテナには同一寸法の図書のみを収容するようにし
て、各寸法の図書が収容されたそれぞれのコンテナを、
書庫の異なる棚領域に格納する新規な保管管理システム
が開発されてきている(特願平5−179126号)。
この保管管理システムによれば、書庫の各棚領域では、
それぞれに収容される図書の寸法に応じて、その図書を
効率的に収容することができるように、高さや奥行きを
設定することができ、図書の収容効率を効果的に向上さ
せることができるようになる。
【0010】ここで、上記のような新規の保管管理シス
テムでは、複数のコンテナの書庫内における収容位置
と、各コンテナに収容された複数の図書の各図書コード
とを対応させて記憶しておき、図書の取り出し及び返却
が行なわれる毎にその記憶内容を更新するフリーロケー
ション方式が採用されている。このフリーロケーション
方式によれば、同一寸法の図書ならばその寸法の図書を
収容するためのコンテナ内に空きのある限り任意に収容
することができるので、書庫と利用者カウンターとの相
互間でコンテナを搬送するための搬送機構の稼働回数を
少なくすることができ、自動化による図書の取り出し及
び返却作業の能率を効果的に向上させることができる。
【0011】このため、フリーロケーション方式におい
ては、例えば同一寸法の図書が多量に返却されたような
場合、その寸法の図書を収容するコンテナの中からなる
べく空きスペースの多いコンテナを、利用者カウンター
に取り出すようにした方が、返却作業の能率向上のため
に都合がよいことになる。ところが、現在のフリーロケ
ーション方式では、各コンテナにそれぞれどのような図
書が収容されているかは把握されているが、各コンテナ
内にそれぞれどの程度の空きスペースがあるかまでは把
握することができない。すなわち、図書はそれぞれ頁数
や紙質等により厚さが異なるので、コンテナ内における
空きスペースは、そのコンテナに収容されている図書の
冊数だけで判断することができないからである。
【0012】そこで、このようにフリーロケーション方
式を採用し、自動化による図書の取り出し及び返却作業
の能率を効果的に向上させるようにした保管管理システ
ムにあって、次に要望されることは、書庫に収容された
複数のコンテナそれぞれにおける図書の収容率を把握し
ておき、図書の返却時に収容率の低いつまり空きスペー
スの多いコンテナを自動的に選択して利用者カウンター
に取り出すようにすることにより、多量の図書の返却に
要する作業のさらなる能率向上を図るようにすることで
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、フリー
ロケーション方式を採用した保管管理システムにおいて
は、書庫に収容された複数のコンテナそれぞれの図書の
収容率を把握するようにして、多量の図書の返却作業に
対するより一層の能率向上に寄与させるようにすること
が強く要望されている。
【0014】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、書庫に収容された複数のコンテナそれぞ
れの図書の収容率を把握し、図書の返却作業の能率をよ
り一層向上させることができるようにした極めて良好な
図書保管管理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る図書保管
管理装置は、書庫に収容されそれぞれに複数の図書が
収容された複数のコンテナと、この複数のコンテナの中
から指示されたコンテナを書庫から取り出してステーシ
ョンに移送するとともに、該ステーションに保持された
コンテナを書庫に移送して返却する自動搬送手段とを備
えたものを対象としている。
【0016】そして、自動搬送手段により、ステーショ
ンから書庫に向けて移送されるコンテナの移送経路中に
設置され、移送中のコンテナがその近傍を通過すること
により、該コンテナ内部における図書の在席部分と不在
席部分とを自動的に検出する在席不在席検出手段と、こ
の在席不在席検出手段の検出結果と、自動搬送手段によ
りステーションから書庫に返却されたコンテナの、書庫
内における収容位置とを対応させて記憶する記憶手段
と、図書の返却が要求された状態で、該返却すべき図書
を収容するために、書庫からステーションに取り出すコ
ンテナを、記憶手段の記憶内容に基づいて選択する制御
手段とを備えるようにしたものである。
【0017】
【作用】上記のような構成によれば、自動搬送手段によ
って、ステーションから書庫に移送されるコンテナか
ら、その内部における図書の在席部分と不在席部分とを
自動的に検出し、この検出結果と書庫内に返却されたコ
ンテナの収容位置とを対応させて記憶することで、書庫
に収容された複数のコンテナそれぞれの図書の収容率を
把握しておき、図書の返却が要求されたときに、返却す
べき図書を収容するために書庫からステーションに取り
出すコンテナを、その記憶内容に基づいて選択するよう
にしている。 このため、多量の図書の返却が要求された
ような場合に、図書収容率の低い、つまり、空きスペー
スの多いコンテナを自動的に選択して書庫からステーシ
ョンに取り出すことができるので、図書の返却作業の能
率をより一層向上させることができるようになる。
に、自動搬送手段によってステーションから書庫に移送
されるコンテナの移送経路中に設置され、移送中のコン
テナがその近傍を通過することにより、該コンテナ内部
における図書の在席部分と不在席部分とを自動的に検出
する在席不在席検出手段を設けるようにしたので、コン
テナ内部における図書の在席部分と不在席部分との検出
を、作業員の手を煩わせることなく容易にしかも正確に
行なうことができるようになる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、この実施例で説明する
図書保管管理システムの全体的な構成を示している。符
号11は書棚である。この書棚11は、例えば図書館の
3階の書庫内に設置されている。この書棚11には、複
数のコンテナ12,12,……が収容されている。これ
らコンテナ12,12,……内には、詳細は後述する
が、それぞれ複数の図書13,13,……が、その厚み
方向に並べた列を1列として、奥行き方向に複数列に並
べて収容されている。
【0019】上記書棚11の前面には、レール14に案
内されて走行するスタッカークレーン15が設置されて
いる。このスタッカークレーン15は、図書13,1
3,……の出庫時に、書棚11から所望のコンテナ12
を取り出して出庫用ラックステーション16に移送す
る。この出庫用ラックステーション16に移送されたコ
ンテナ12は、搬送コンベア17を介してコンテナ搬出
口18に移送された後、図示しない垂直搬送機を介し
て、2階向コンテナ搬入口19または1階向コンテナ搬
入口20に搬送される。
【0020】2階向コンテナ搬入口19に移送されたコ
ンテナ12は、搬送コンベア21を介して利用者カウン
ターである2階ステーション22に搬送される。1階向
コンテナ搬入口20に移送されたコンテナ12は、搬送
コンベア23を介して利用者カウンターである1階ステ
ーション24または25に搬送される。
【0021】一方、1階ステーション24または25に
あるコンテナ12は、搬送コンベア26を介して1階向
コンテナ搬出口27に搬送される。2階ステーション2
2にあるコンテナ12は、搬送コンベア28を介して2
階向コンテナ搬出口29に搬送される。1階向コンテナ
搬出口27または2階向コンテナ搬出口29に搬送され
たコンテナ12は、図示しない垂直搬送機を介して3階
のコンテナ搬入口30に移送される。このコンテナ搬入
口30に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア31
を介して入庫用ラックステーション32に移送された
後、スタッカークレーン15により書棚11に入庫され
る。
【0022】図2は、上記2階ステーション22の詳細
を示している。なお、1階ステーション24,25につ
いては、2階ステーション22と同様な構成であるた
め、その説明を省略する。2階ステーション22には、
カウンター台33と、このカウンター台33に沿って配
設された2つのコンテナ支持部34,35とが装備され
ている。
【0023】搬送コンベア21を介して2階ステーショ
ン22に移送されてきたコンテナ12は、一旦2つのコ
ンテナ支持部34,35の間まで移送された後、いずれ
か一方のコンテナ支持部34または35に移送されて支
持される。また、いずれのコンテナ支持部34または3
5に支持されたコンテナ12も、一旦2つのコンテナ支
持部34,35の間まで移送された後、搬送コンベア2
8を介して2階向コンテナ搬出口29に搬送することが
できる。
【0024】上記カウンター台33上には、図書館員が
図書13,13,……の入出庫に関する種々の操作を行
なうための操作ユニット36と、図書13,13,……
に付されたバーコードを読み取るためのバーコードリー
ダ37とが配設されている。コンテナ支持部34,35
の背面側となる壁38,39には、それぞれコンテナ支
持部34,35に支持されたコンテナ12の中から、取
り出すべき図書13の図書名や図書番号等を指示するた
めの表示器40,41が設置されている。
【0025】上記コンテナ支持部34,35は、コンテ
ナ12の底面周縁部を支持する略枠状の支持台34a,
35aを有している。すなわち、コンテナ12は、その
底面周縁部が支持台34a,35a上に搭載されること
によって、コンテナ支持部34,35に支持されるもの
で、支持された状態でコンテナ12の底面の大部分は露
出されることになる。
【0026】ここで、上記コンテナ支持部34,35の
背面側となる壁38,39には、コンテナ支持部34,
35に支持されたコンテナ12内における、図書13の
在席率(収容率)をそれぞれ検出するための在席率検出
器42,43が設置されている。このうち、在席率検出
器42は、コンテナ支持部34に支持されたコンテナ1
2内に収容される図書13,13,……の各列(図示の
場合は2列)に対応して、各列毎に図書13,13,…
…の在席・不在席をそれぞれ検出する2つの在・不在検
出器42a,42bを備えている。
【0027】これら在・不在検出器42a,42bは、
コンテナ支持部34に支持されたコンテナ12が書棚1
1に返却されるために、2つのコンテナ支持部34,3
5の間に移送される際に、図中真下を通過する図書1
3,13,……に向かって検出光を照射し、その反射率
の差によって図書13の在席・不在席を検出している。
また、在席率検出器43も、同様な2つの在・不在検出
器43a,43bを備えている。
【0028】さらに、コンテナ支持部35の背面側とな
る壁39には、詳細は後述するが、コンテナ支持部35
に支持されたコンテナ12が書棚11に返却されるため
に、2つのコンテナ支持部34,35の間に移送される
際に、その移送方向の位置を検出するための位置検出器
43cが設置されている。また、コンテナ支持部34の
背面側となる壁38にも、コンテナ支持部34に支持さ
れたコンテナ12が、2つのコンテナ支持部34,35
の間に移送される際に、その移送方向の位置を検出する
ための位置検出器42cが設置されているが、図2では
隠れて見えないようになっている。
【0029】一方、コンテナ12には、図3に示すよう
に、6つのサブコンテナ44,44,……が収容されて
いる。各サブコンテナ44,44,……内には、それぞ
れにバーコードラベル13aの付された複数の図書1
3,13,……が、厚み方向に1列に並んで収容される
ようになっている。なお、各コンテナ12,12,……
自体にも、図示しないがそれぞれバーコードラベルが付
されている。
【0030】コンテナ12の底面には、図4(a)に点
線で示すように、各サブコンテナ44,44,……に対
応する位置にそれぞれ開口部12a,12a,……が形
成されている。すなわち、各サブコンテナ44,44,
……は、それらの底面周縁部が開口部12a,12a,
……の縁部に支持されてコンテナ12内に収容されるも
ので、支持された状態で各サブコンテナ44,44,…
…の底面の大部分も露出されることになる。
【0031】コンテナ支持部34内には、図4(b)に
示すように、支持台34aに支持されたコンテナ12の
底面と対向し、コンテナ12に形成された6つの開口部
12a,12a,……を選択的に挿通し得るリフト板3
4bが用意されている。コンテナ支持部34内には、支
持台34aに支持されたコンテナ12の長手方向の両端
部に対応する位置に、コンテナ12の短手方向に沿って
互いに平行となるように、2本のスクリューシャフト3
4c,34dが設置されている。これらスクリューシャ
フト34c,34dには、支持台34aに支持されたコ
ンテナ12の長手方向に沿うように、ラックギヤ34e
の両端部が螺合されている。
【0032】このため、ラックギヤ34eは、モータ3
4fの回転力により、伝達機構34gを介して両スクリ
ューシャフト34c,34dが同時にその軸心回りに回
転されることで、図中矢印a,b方向に平行移動され
る。このラックギヤ34eには、その長手方向つまり図
中矢印c,d方向にスライド自在となるように、上記リ
フト板34bが支持されている。
【0033】リフト板34bは、図4(c)に示すよう
に、ラックギヤ34eにスライド自在に支持された支持
ユニット34hに支持されている。この支持ユニット3
4hは、ラックギヤ34eの歯部34iに噛合されるギ
ヤ34jに、モータ34kの回転力が伝達されることに
より、ラックギヤ34eに沿って移動される。
【0034】この支持ユニット34hには、リフト板3
4bの両端部をそれぞれ支持する一対のシリンダ機構3
4l,34mが設置されている。これら、シリンダ機構
34l,34mは、リフト板34bを図中実線で示す位
置から二点鎖線で示す位置まで上昇させたり、逆に図中
二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで下降させる
ことができるようになされている。
【0035】リフト板34bは、図4(b)に示す矢印
a,b及びc,d方向にそれぞれ移動されることによ
り、図4(d)に示すように、支持台34aに支持され
たコンテナ12の所望の開口部12a,12a,……に
選択的に対向させることができる。このため、例えばリ
フト板34bを所定の開口部12aに対向する位置に移
動させ、その位置でリフト板34bを上昇させると、リ
フト板34bが開口部12aを挿通して、その位置にあ
るサブコンテナ44が持ち上げられるようになされてい
る。
【0036】上記コンテナ支持部35についても、コン
テナ支持部34と同様な構成で同様な動作を行なってい
る。このようなコンテナ支持部34,35は、1階ステ
ーション24,25にもそれぞれ設置されている。
【0037】図5は、上記のような図書保管管理システ
ムの制御システムを示している。符号45は中央処理装
置である。この中央処理装置45は、例えばマイクロプ
ロセッサ等を内蔵している。この中央処理装置45に
は、バスライン46を介して無停電電源装置47が接続
されている。この中央処理装置45には、バスライン4
6からファイルアダプタ48を経て、フロッピーディス
ク49と、システムの制御プログラムの記憶されたハー
ドディスク50及びカートリッジテープ51とが接続さ
れている。この中央処理装置45には、バスライン46
からファイルアダプタ52を経て、図書情報の記憶され
たハードディスク53が接続されている。この中央処理
装置45には、バスライン46からファイルアダプタ5
4を経て、バックアップ情報の記憶されたハードディス
ク55が接続されている。
【0038】一方、上記中央処理装置45には、バスラ
イン46からシリアルインターフェースアダプタ56を
経て、統括制御盤57と定置式検出器58とが接続され
ている。この統括制御盤57は、詳細は後述するが、前
記スタッカークレーン15,垂直搬送機,搬送コンベア
17,21,23,26,28,31及びコンテナ支持
部34,35等の動作を統括的に制御するもので、コン
テナ12の位置を検出する定置式検出器58の検出結果
に基づいて制御動作を行なっている。
【0039】上記中央処理装置45には、バスライン4
6からシリアルインターフェースアダプタ59を経て、
コンソール60,ディスプレイ61,バーコードリーダ
62(これらは図2に示した操作ユニット36,バーコ
ードリーダ37及び表示器40,41等に相当)及びシ
リアルプリンタ63が接続されている。これらコンソー
ル60,ディスプレイ61,バーコードリーダ62及び
シリアルプリンタ63は、2階ステーション22に設置
されている。
【0040】上記中央処理装置45には、バスライン4
6からシリアルインターフェースアダプタ64を経て、
ディスプレイ65,バーコードリーダ66,シリアルプ
リンタ67及びバーコードプリンタ68が接続されてい
る。これらディスプレイ65,バーコードリーダ66,
シリアルプリンタ67及びバーコードプリンタ68は、
1階ステーション24,25にそれぞれ設置されている
ものとする。
【0041】図6は、上記統括制御盤57の詳細な構成
を示している。前記バスライン46は、入出力回路69
を介して制御回路70に接続される。この制御回路70
は、各制御対象であるスタッカークレーン15,垂直搬
送機(図6では符号71で示す),搬送コンベア17,
21,23,26,28,31及びコンテナ支持部3
4,35毎に、それぞれ入出力回路72,73,74,
75及び駆動回路76,77,78,79を介して制御
信号を生成して送出するようにしている。
【0042】スタッカークレーン15,垂直搬送機7
1,搬送コンベア17,21,23,26,28,31
及びコンテナ支持部34,35に設けられ、それぞれが
コンテナ12の位置を検出する定置式検出器58a,5
8b,58c,58dからの出力信号は、それぞれ対応
する入出力回路72,73,74,75に供給されて、
制御信号の生成に供されている。バーコードリーダ6
2,66の各出力は、入出力回路69に供給されて統括
制御盤57の駆動、つまりスタッカークレーン15,垂
直搬送機71,搬送コンベア17,21,23,26,
28,31及びコンテナ支持部34,35の駆動に供さ
れる。
【0043】また、この統括制御盤57には、図書在席
率検出装置80が接続されている。この図書在席率検出
装置80は、前述した在・不在検出器42a,42b,
43a,43b及び位置検出器42c,43cの各検出
出力に基づいて、コンテナ12内の図書在席率を算出す
るもので、算出された図書在席率は、入出力回路81を
介して制御回路70に供給された後、入出力回路69を
介して統括制御盤57の外部に出力され、例えば前記ハ
ードディスク53や55等に図書情報やバックアップ情
報の一貫として記憶される。
【0044】次に、コンテナ12内における図書13,
13,……の在席率を検出するための具体的手段につい
て説明する。まず、コンテナ12には、既に説明したよ
うに3つづつ2列に6つのサブコンテナ44,44,…
…を収容するタイプと、図7に示すように、4つづつ2
列に8つのサブコンテナ44,44,……を収容するタ
イプとがある。これら2つのタイプは、例えば収容する
図書13の大きさや入出庫の頻度等に応じて適宜使い分
けられる。この場合、どちらのタイプのコンテナ12
も、スタッカークレーン15,垂直搬送機71及び搬送
コンベア17,21,23,26,28,31等で自動
搬送されることを考慮して、その平面寸法は略同一に規
定されている。
【0045】ここで、8つのサブコンテナ44,44,
……を収容するコンテナ12には、図8に点線で示すよ
うに、各サブコンテナ44,44,……に対応する位置
にそれぞれ開口部12a,12a,……が形成されてお
り、前述したリフト板34bが選択的に挿通されるよう
になされている。つまり、8つのサブコンテナ44,4
4,……を収容するコンテナ12が、2階ステーション
22や1階ステーション24,25のコンテナ支持部3
4,35に搬送された場合にも、所望のサブコンテナ4
4を持ち上げることが可能になっている。
【0046】なお、以後の説明のために、図8に示す8
つのサブコンテナ44,44,……を収容するコンテナ
12に対して、次のことを定義する。すなわち、このコ
ンテナ12が、いずれのコンテナ支持部34,35に支
持されている状態であっても、コンテナ支持部34また
は35から2つのコンテナ支持部34,35の間に移送
されるときの方向が、図8に矢印で示す方向であるとす
れば、コンテナ12内に収容される各サブコンテナ4
4,44,……には、それぞれ図示のように番号No.1,
No.2,No.3,No.4,No.5,No.6,No.7,No.8が付される
ものとする。
【0047】この場合、コンテナ12がコンテナ支持部
34に支持されているものとすると、No.1,No.2,No.
3,No.4のサブコンテナ44,44,……が在・不在検
出器42bに対応し、No.5,No.6,No.7,No.8のサブコ
ンテナ44,44,……が在・不在検出器42aに対応
する。また、コンテナ12がコンテナ支持部35に支持
されているものとすると、No.1,No.2,No.3,No.4のサ
ブコンテナ44,44,……が在・不在検出器43aに
対応し、No.5,No.6,No.7,No.8のサブコンテナ44,
44,……が在・不在検出器43bに対応するようにな
る。
【0048】ここで、再び図7に示すように、コンテナ
12の両側面には、その長手方向つまりコンテナ支持部
34または35に支持されたコンテナ12が、2つのコ
ンテナ支持部34,35の間に移送される方向に沿っ
て、反射帯12bが設けられている。なお、6つのサブ
コンテナ44,44,……を収容するタイプのコンテナ
12についても、同様な反射帯が設けられていることは
もちろんである。この反射帯12bは、互いに異なる反
射率を有する第1の反射部と第2の反射部とが交互に配
列されて構成されている。
【0049】そして、例えば前述した位置検出器43c
は、コンテナ支持部35に支持されたコンテナ12の反
射帯12bに対応する位置に設置されており、コンテナ
支持部35に支持されたコンテナ12が返却のために、
2つのコンテナ支持部34,35の間に移送される際
に、前を通過する反射帯12bに向かって検出光を照射
し、第1の反射部と第2の反射部とから得られる反射光
の光量に対応したレベルの位置検出信号を発生するもの
である。このため、コンテナ支持部35に支持されたコ
ンテナ12が、2つのコンテナ支持部34,35の間に
一定速度で移送されるものとすると、位置検出器43c
からは、図9(a)に示すように、一定周期でL(ロ
ー)レベルとH(ハイ)レベルとを繰り返すパルス状の
位置検出信号が発生されることになる。
【0050】一方、前述した在席率検出器43の在・不
在検出器43a,43bは、コンテナ支持部35に支持
されたコンテナ12が返却のために、2つのコンテナ支
持部34,35の間に移送される際に、真下を通過する
各列の図書13,13,……に向かってそれぞれ検出光
を照射し、その反射光の光量が図書13の有無に応じて
変化することに対応したレベルの在・不在検出信号を発
生するものである。このため、コンテナ支持部35に支
持されたコンテナ12が、2つのコンテナ支持部34,
35の間に一定速度で移送されるものとすると、在・不
在検出器43a,43bからは、図9(b)に示すよう
に、図書13の不在席部分でLレベルとなり、図書13
の在席部分でHレベルとなる在・不在検出信号が発生さ
れることになる。
【0051】ここで、コンテナ支持部35に支持された
コンテナ12が、2つのコンテナ支持部34,35の間
に移送される際に、コンテナ12に設けられた反射帯1
2bの一端から他端までの全てが位置検出器43cの前
を通過するのに要する時間をTとする。そして、この時
間Tの中で、コンテナ12内の1つの列の図書13,1
3,……に対して、時間T1と時間T2との2つの期間
で図書13の在席が検出されたとする。すると、その列
に対する図書13の在席率は、(T1+T2)/Tで表
わすことができる。
【0052】同様に、上記時間Tの中で、コンテナ12
内の他の列の図書13,13,……に対して、時間T1
´と時間T2´との2つの期間で図書13の在席が検出
されたとすると、その列に対する図書13の在席率は、
(T1´+T2´)/Tで表わすことができる。そし
て、コンテナ12内全体における図書13の在席率は、
(T1+T2+T1´+T2´)/2Tで算出すること
ができる。ただし、実際には時間を計測するのではな
く、図書13の在席が検出されている時間内において位
置検出信号のパルス数をカウントし、このカウント値を
利用して在席率を算出するようにしている。
【0053】すなわち、コンテナ12に設けられた反射
帯12bの一端から他端までの全てが位置検出器43c
の前を通過したときに、位置検出信号のパルス数が例え
ば400となるように反射帯12bの周期を設定してお
けば、コンテナ12内の1つの列の図書13,13,…
…に対して、図書13の在席が検出された時間T1と時
間T2との2つの期間でそれぞれ位置検出信号のパルス
数をカウントした各カウント値の和を400で割ること
により、その列に対する図書13の在席率を算出してい
る。コンテナ12内の他の列及びコンテナ12内全体に
おける図書13の在席率も、同様にして算出することが
できる。
【0054】また、コンテナ12に設けられた反射帯1
2bの一端から他端までの全てが位置検出器43cの前
を通過したときに得られる位置検出信号のパルス数を4
00とすれば、1列を構成する4つのサブコンテナ4
4,44,44,44のうちの1つが位置検出器43c
の前を通過したときに得られる位置検出信号のパルス数
は100となる。このため、位置検出信号のパルス数が
1〜100,101〜200,201〜300,301
〜400となった4つの区間で、それぞれ図書13の在
席が検出された時間に位置検出信号のパルス数をカウン
トすることによって、各サブコンテナ44,44,……
単位で在席率を算出することもできる。
【0055】図10は、上記図書在席率検出装置80の
構成を示している。前記統括制御盤57の入出力回路8
1は、入出力回路82を介して演算制御回路83に接続
されている。この演算制御回路83は、例えばマイクロ
プロセッサ等を内蔵しており、前記在・不在検出器42
a,42b,43a,43b及び位置検出器42c,4
3cから得られる各検出信号が、入力回路84を介して
供給される。この演算制御回路83は、基準クロック発
生回路85から出力される基準クロックに同期して、入
力された各検出信号を、プログラム記憶回路86に記憶
されたプログラムに基づいて処理することにより、コン
テナ12内における図書13の在席率を算出し、入出力
回路82を介して統括制御盤57に出力するものであ
る。
【0056】この演算制御回路83は、在席率を演算処
理する際に、データ記憶回路87を利用している。この
データ記憶回路87は、位置検出器42cまたは43c
から得られる位置検出信号のパルス数をカウントするた
めのAカウンタ機能を実現するAカウンタ領域を有して
いる。また、データ記憶回路87は、コンテナ12内に
収容されたNo.1〜No.8の各サブコンテナ44,44,…
…に対応して、在・不在検出器42a,42bまたは4
3a,43bから得られる在・不在検出信号がHレベル
のときに、位置検出信号のパルス数をカウントするため
のNo.1〜No.8カウンタ機能を実現するNo.1〜No.8カウン
タ領域を有している。
【0057】図11は、上記のような構成の図書在席率
検出装置80における在席率の検出動作を説明するため
のフローチャートである。この在席率の検出動作は、例
えば8つのサブコンテナ44,44,……を収容したコ
ンテナ12がコンテナ支持部35に支持されている状態
で開始(ステップS1)される。すると、演算制御回路
83は、ステップS2で、コンテナ支持部35に支持さ
れているコンテナ12を書棚11へ入庫(返却)するこ
とが要求されたか否かを判別し、入庫することが要求さ
れたと判断された場合(YES)、ステップS3で、デ
ータ記憶回路87のAカウンタ領域の内容及びNo.1〜N
o.8カウンタ領域の内容を、全て0にクリアする。
【0058】その後、演算制御回路83は、ステップS
4で、コンテナ支持部35に支持されているコンテナ1
2がコンテナ支持部34,35の間に移動される際に、
位置検出器43cから得られる位置検出信号がLレベル
からHレベルに変化したか否かを判別し、位置検出信号
がLレベルからHレベルに変化したと判断された場合
(YES)、ステップS5で、データ記憶回路87のA
カウンタ領域の内容を+1する。そして、演算制御回路
83は、ステップS6で、Aカウンタ領域の内容が10
0以内であるか否かを判別し、100以内であると判断
された場合(YES)、ステップS7で、在・不在検出
器43aからHレベルの在・不在検出信号が得られたか
否かを判別する。
【0059】ここで、在・不在検出器43aからHレベ
ルの在・不在検出信号が得られたと判断された場合(Y
ES)、演算制御回路83は、ステップS8で、データ
記憶回路87のNo.1カウンタ領域の内容を+1する。ス
テップS8の後、またはステップS7で在・不在検出器
43aからHレベルの在・不在検出信号が得られないと
判断された場合(NO)、演算制御回路83は、ステッ
プS9で、在・不在検出器43bからHレベルの在・不
在検出信号が得られたか否かを判別する。そして、在・
不在検出器43bからHレベルの在・不在検出信号が得
られたと判断された場合(YES)、演算制御回路83
は、ステップS10で、データ記憶回路87のNo.5カウ
ンタ領域の内容を+1する。
【0060】一方、ステップS10の後、またはステッ
プS9で在・不在検出器43bからHレベルの在・不在
検出信号が得られないと判断された場合(NO)、演算
制御回路83は、ステップS11で、Aカウンタ領域の
内容が400になったか否かを判別し、400になって
いないと判断された場合(NO)、ステップS4の処理
に戻され、以後、ステップS4〜S11までの処理が繰
り返される。そして、このステップS4〜S11までの
処理が繰り返されることによって、No.1及びNo.5カウン
タ領域にそれぞれ蓄積されるカウント値が、No.1及びN
o.5サブコンテナ44内における図書13の在席率に対
応している。
【0061】このような処理状態において、ステップS
6でAカウンタ領域の内容が100を越えたと判断され
た場合(NO)、演算制御回路83は、ステップS12
で、Aカウンタ領域の内容が200以内であるか否かを
判別し、200以内であると判断された場合(YE
S)、ステップS13で、在・不在検出器43aからH
レベルの在・不在検出信号が得られたか否かを判別す
る。在・不在検出器43aからHレベルの在・不在検出
信号が得られたと判断された場合(YES)、演算制御
回路83は、ステップS14で、データ記憶回路87の
No.2カウンタ領域の内容を+1する。
【0062】ステップS14の後、またはステップS1
3で在・不在検出器43aからHレベルの在・不在検出
信号が得られないと判断された場合(NO)、演算制御
回路83は、ステップS15で、在・不在検出器43b
からHレベルの在・不在検出信号が得られたか否かを判
別する。そして、在・不在検出器43bからHレベルの
在・不在検出信号が得られたと判断された場合(YE
S)、演算制御回路83は、ステップS16で、データ
記憶回路87のNo.6カウンタ領域の内容を+1する。
【0063】一方、ステップS16の後、またはステッ
プS15で在・不在検出器43bからHレベルの在・不
在検出信号が得られないと判断された場合(NO)、演
算制御回路83は、ステップS11で、Aカウンタ領域
の内容が400になったか否かを判別し、400になっ
ていないと判断された場合(NO)、ステップS4の処
理に戻され、以後、ステップS4〜S6,S12〜S1
6,S11までの処理が繰り返される。そして、このス
テップS4〜S6,S12〜S16,S11までの処理
が繰り返されることによって、No.2及びNo.6カウンタ領
域にそれぞれ蓄積されるカウント値が、No.2及びNo.6サ
ブコンテナ44内における図書13の在席率に対応して
いる。
【0064】このような処理状態において、ステップS
12でAカウンタ領域の内容が200を越えたと判断さ
れた場合(NO)、演算制御回路83は、ステップS1
7で、Aカウンタ領域の内容が300以内であるか否か
を判別し、300以内であると判断された場合(YE
S)、ステップS18で、在・不在検出器43aからH
レベルの在・不在検出信号が得られたか否かを判別す
る。在・不在検出器43aからHレベルの在・不在検出
信号が得られたと判断された場合(YES)、演算制御
回路83は、ステップS19で、データ記憶回路87の
No.3カウンタ領域の内容を+1する。
【0065】ステップS19の後、またはステップS1
8で在・不在検出器43aからHレベルの在・不在検出
信号が得られないと判断された場合(NO)、演算制御
回路83は、ステップS20で、在・不在検出器43b
からHレベルの在・不在検出信号が得られたか否かを判
別する。そして、在・不在検出器43bからHレベルの
在・不在検出信号が得られたと判断された場合(YE
S)、演算制御回路83は、ステップS21で、データ
記憶回路87のNo.7カウンタ領域の内容を+1する。
【0066】一方、ステップS21の後、またはステッ
プS20で在・不在検出器43bからHレベルの在・不
在検出信号が得られないと判断された場合(NO)、演
算制御回路83は、ステップS11で、Aカウンタ領域
の内容が400になったか否かを判別し、400になっ
ていないと判断された場合(NO)、ステップS4の処
理に戻され、以後、ステップS4〜S6,S12,S1
7〜S21,S11までの処理が繰り返される。そし
て、このステップS4〜S6,S12,S17〜S2
1,S11までの処理が繰り返されることによって、N
o.3及びNo.7カウンタ領域にそれぞれ蓄積されるカウン
ト値が、No.3及びNo.7サブコンテナ44内における図書
13の在席率に対応している。
【0067】このような処理状態において、ステップS
17でAカウンタ領域の内容が300を越えたと判断さ
れた場合(NO)、演算制御回路83は、ステップS2
2で、在・不在検出器43aからHレベルの在・不在検
出信号が得られたか否かを判別する。在・不在検出器4
3aからHレベルの在・不在検出信号が得られたと判断
された場合(YES)、演算制御回路83は、ステップ
S23で、データ記憶回路87のNo.4カウンタ領域の内
容を+1する。
【0068】ステップS23の後、またはステップS2
2で在・不在検出器43aからHレベルの在・不在検出
信号が得られないと判断された場合(NO)、演算制御
回路83は、ステップS24で、在・不在検出器43b
からHレベルの在・不在検出信号が得られたか否かを判
別する。そして、在・不在検出器43bからHレベルの
在・不在検出信号が得られたと判断された場合(YE
S)、演算制御回路83は、ステップS25で、データ
記憶回路87のNo.8カウンタ領域の内容を+1する。
【0069】一方、ステップS25の後、またはステッ
プS24で在・不在検出器43bからHレベルの在・不
在検出信号が得られないと判断された場合(NO)、演
算制御回路83は、ステップS11で、Aカウンタ領域
の内容が400になったか否かを判別し、400になっ
ていないと判断された場合(NO)、ステップS4の処
理に戻され、以後、ステップS4〜S6,S12,S1
7,S22〜S25,S11までの処理が繰り返され
る。そして、このステップS4〜S6,S12,S1
7,S22〜S25,S11までの処理が繰り返される
ことによって、No.4及びNo.8カウンタ領域にそれぞれ蓄
積されるカウント値が、No.4及びNo.8サブコンテナ44
内における図書13の在席率に対応している。
【0070】そして、ステップS11でAカウンタ領域
の内容が400になったと判断された場合(YES)、
演算制御回路83は、ステップS26で、No.1〜No.8カ
ウンタにそれぞれ蓄積されたカウント値から、No.1〜N
o.8サブコンテナ44,44,……内の図書13の在席
率を算出し、その算出結果を統括制御盤57に送出して
終了(ステップS28)される。なお、位置検出器43
cから出力される位置検出信号の1周期が、コンテナ1
2の移動距離で例えば2mmに対応するように設定して
おけば、No.1〜No.8カウンタにそれぞれ蓄積されたカウ
ント値に2を乗算することによって、No.1〜No.8サブコ
ンテナ44,44,……内における図書13の在席率
を、コンテナ12の移動方向に沿った距離でそれぞれ求
めることができる。
【0071】また、上述した説明では、コンテナ支持部
35に支持されたコンテナ12について、その図書在席
率を検出することについて述べたが、他のコンテナ支持
部34や1階ステーション24,25に取り出されたコ
ンテナ12の返却時にも、同様にコンテナ12内の図書
13の在席率が検出されることはもちろんである。
【0072】上記のような図書在席率の検出手段を備え
た図書保管管理システムにおいて、以下、その動作を説
明する。まず、図12及び図13は、図書13の取り出
し動作を説明するためのフローチャートである。すなわ
ち、図書13の取り出し動作は、利用者が取り出しを要
求する図書13を、例えば2階ステーション22の図書
館員に伝えることから開始(ステップS28)される。
すると、2階ステーション22の図書館員は、ステップ
S29で、コンソール60を操作して要求された図書1
3を出庫するための指示を中央処理装置45に入力す
る。
【0073】出庫指示が入力されると、中央処理装置4
5は、ステップS30で、統括制御盤57を介してスタ
ッカークレーン15を書棚11内の要求図書13の収容
されたコンテナ12の収納位置まで移動させ、ステップ
S31で、そのコンテナ12を書棚11から取り出し出
庫用ラックステーション16に移動させる。そして、中
央処理装置45は、ステップS32で、統括制御盤57
を介して垂直搬送機71及び搬送コンベア17,21を
制御して、出庫用ラックステーション16に取り出され
たコンテナ12を、2階ステーション22の例えばコン
テナ支持部34に移送し、その支持台34aに支持させ
る。
【0074】その後、中央処理装置45は、ステップS
33で、統括制御盤57を介してコンテナ支持部34を
制御し、リフト板34bをコンテナ12内の要求図書1
3の収容されたサブコンテナ44,44,……に対応す
る位置に移動させ、ステップS34で、リフト板34b
を上昇させる。これにより、要求図書13を含むサブコ
ンテナ44が、他のサブコンテナ44,44,……より
も高い位置まで持ち上げられるため、持ち上げられたサ
ブコンテナ44に収容された図書13,13,……の背
表紙が図書館員に見易い状態となる。
【0075】次に、中央処理装置45は、ステップS3
5で、統括制御盤57を介して表示器40に要求図書1
3の図書番号または図書名を表示させる。すると、図書
館員は、ステップS36で、リフト板34bによってコ
ンテナ12内で持ち上げられているサブコンテナ44の
中から、表示器40に表示された図書番号または図書名
の図書13を検索して取り出す。そして、図書館員は、
ステップS37で、取り出した図書13に付されたバー
コードをバーコードリーダ62で読み取る。
【0076】すると、中央処理装置45は、ステップS
38で、読み取ったバーコードが取り出し要求された図
書13に対応するか否かを判別し、対応すると判断され
た場合(YES)、ステップS39で、現在コンテナ支
持部34に支持されているコンテナ12の中から他に取
り出し要求されている図書13があるか否かを判別す
る。そして、他に取り出し要求されている図書13がな
いと判断された場合(NO)、中央処理装置45は、ス
テップS40で、統括制御盤57を介してコンテナ支持
部34を制御し、リフト板34bを下降させる。
【0077】その後、中央処理装置45は、ステップS
41で、統括制御盤57を介して垂直搬送機71及び搬
送コンベア28,31を制御して、コンテナ支持部34
にあるコンテナ12を入庫用ラックステーション32に
移送する。このとき、中央処理装置45は、ステップS
42で、統括制御盤57を介して図書在席率検出装置8
0を制御し、コンテナ12内の図書在席率を検出してハ
ードディスク53や55等に送信し記憶する。そして、
中央処理装置45は、ステップS43で、スタッカーク
レーン15を制御して入庫用ラックステーション32に
移送されたコンテナ12を書棚11の元の位置に戻し、
ここに、図書13の取り出し作業が終了(ステップS4
4)される。
【0078】また、前記ステップS38で、読み取った
バーコードが取り出し要求された図書13に対応しない
と判断された場合(NO)、図書館員は、ステップS4
5で、取り出した図書13をサブコンテナ44内の元の
位置に戻し、ステップS46で、表示器40に表示され
た図書番号または図書名の図書13を再度検索して取り
出す。そして、図書館員は、ステップS47で、取り出
した図書13に付されたバーコードをバーコードリーダ
62で読み取る。
【0079】すると、中央処理装置45は、ステップS
48で、読み取ったバーコードが取り出し要求された図
書13に対応するか否かを判別し、対応すると判断され
た場合(YES)、ステップS39の処理に移行する。
また、ステップS48で読み取ったバーコードが、取り
出し要求された図書13に対応しないと判断された場合
(NO)、図書館員は、ステップS49で、取り出した
図書13をサブコンテナ44内の元の位置に戻し、ステ
ップS50で、持ち上げられたサブコンテナ44内に要
求図書13がないか否かを判別する。
【0080】そして、あると判断された場合(NO)、
図書館員は、ステップS46の処理を再び実行し、ない
と判断された場合(YES)、ステップS51で、コン
ソール60を操作して持ち上げられたサブコンテナ44
内に要求図書13がない旨の指示を中央処理装置45に
入力する。すると、中央処理装置45は、ステップS3
9の処理に移行する。
【0081】さらに、前記ステップS39で、現在コン
テナ支持部34に支持されているコンテナ12の中から
他に取り出し要求されている図書13があると判別され
た場合(YES)、中央処理装置45は、ステップS5
2で、統括制御盤57を介してコンテナ支持部34を制
御し、リフト板34bを下降させてコンテナ12内の次
の要求図書13の収容されたサブコンテナ44に対応す
る位置に移動させてから上昇させ、ステップS35の処
理に移行する。
【0082】次に、図14は、図書13の返却動作を説
明するためのフローチャートである。すなわち、図書1
3の返却動作は、利用者が返却する図書13を、例えば
2階ステーション22の図書館員に渡すことから開始
(ステップS53)される。すると、2階ステーション
22の図書館員は、ステップS54で、コンソール60
を操作して返却図書13を入庫するための指示を中央処
理装置45に入力する。
【0083】入庫指示が入力されると、中央処理装置4
5は、ステップS55で、既に前記ハードディスク53
や55等に記憶されている各コンテナ12,12,……
の図書在席率を調べて、図書在席率の少ないつまり空き
スペースの多いコンテナ12を自動的に選択し、統括制
御盤54を介してスタッカークレーン15を書棚11内
の選択されたコンテナ12の収納位置まで移動させ、ス
テップS56で、そのコンテナ12を書棚11から取り
出し出庫用ラックステーション16に移動させる。そし
て、中央処理装置45は、ステップS57で、統括制御
盤57を介して垂直搬送機71及び搬送コンベア17,
21を制御して、出庫用ラックステーション16に取り
出されたコンテナ12を、2階ステーション22の例え
ばコンテナ支持部34に移送し、その支持台34aに支
持させる。
【0084】その後、中央処理装置45は、ステップS
58で、統括制御盤57を介してコンテナ支持部34を
制御し、リフト板34bをコンテナ12内の空きのある
サブコンテナ44に対応する位置に移動させて上昇させ
る。そして、図書館員は、ステップS59で、返却図書
13に付されたバーコードをバーコードリーダ62で読
み取った後、返却図書13を上昇されたサブコンテナ4
4に返却する。
【0085】次に、図書館員は、ステップS60で、返
却図書13が1冊だけか否かを判別し、1冊だけと判断
された場合(YES)、ステップS61で、コンソール
60を操作して返却完了の支持を中央処理装置45に入
力する。すると、中央処理装置45は、ステップS62
で、統括制御盤57を介してコンテナ支持部34を制御
し、リフト板34bを下降させる。
【0086】その後、中央処理装置45は、ステップS
63で、統括制御盤57を介して垂直搬送機71及び搬
送コンベア28,31を制御して、コンテナ支持部34
にあるコンテナ12を入庫用ラックステーション32に
移送し、ステップS64で、統括制御盤57を介して図
書在席率検出装置80を制御し、コンテナ12内の図書
在席率を検出してハードディスク53や55等に送信し
記憶する。そして、中央処理装置45は、ステップS6
5で、スタッカークレーン15を制御して入庫用ラック
ステーション32のコンテナ12を書棚11の元の位置
に戻し、ここに、図書13の返却作業が終了(ステップ
S66)される。
【0087】また、前記ステップS60で、返却図書1
3が1冊だけでないと判別された場合(NO)、図書館
員は、ステップS67で、現在上昇されているサブコン
テナ44の中に、他の返却図書13を収容するスペース
があるか否かを判別し、あると判断された場合(YE
S)、ステップS68で、その返却図書13に付された
バーコードをバーコードリーダ62で読み取り、上昇さ
れたサブコンテナ44に返却する。そして、図書館員
は、ステップS69で、返却すべき図書13がないか否
かを判別し、ないと判断された場合(YES)ステップ
S61の処理を実行し、あると判断された場合(NO)
ステップS67の処理を実行する。
【0088】さらに、前記ステップS67で、現在上昇
されているサブコンテナ44の中に、他の返却図書13
を収容するスペースがないと判別された場合(NO)、
図書館員は、ステップS70で、他のサブコンテナ4
4,44,……の中に、返却図書13を収容するスペー
スがあるか否かを判別し、ないと判断された場合(N
O)ステップS61の処理を実行する。また、他のサブ
コンテナ44,44,……の中に返却図書13を収容す
るスペースがあると判別された場合(YES)、図書館
員は、ステップS71で、コンソール60を操作してリ
フト板34bを下降させ、空きのある他のサブコンテナ
44の位置に移動させて上昇させる。そして、図書館員
は、ステップS72で、返却図書13に付されたバーコ
ードをバーコードリーダ62で読み取った後、返却図書
13を上昇されたサブコンテナ44に返却して、ステッ
プS69の処理を実行する。
【0089】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、書棚11に返却されるコンテナ12から図書13
の在席部分と不在席部分とを自動的に検出し、この検出
結果と書棚11内に返却されたコンテナ12の収容位置
とを対応させて記憶することで、書棚11に収容された
複数のコンテナ12,12,……それぞれの図書13の
収容率を把握しておくようにし、この記憶内容に基づい
て図書13の返却が要求されたときに書棚11から2階
または1階ステーション22,24,25に取り出すべ
きコンテナ12を自動的に選択するようにしたので、多
量の図書13,13,……の返却が要求されたような場
合に、図書収容率の低いつまり空きスペースの多いコン
テナ12を自動的に選択して2階または1階ステーショ
ン22,24,25に取り出すことができ、図書13の
返却作業の能率をより一層向上させることができるよう
になる。特に、2階または1階ステーション22,2
4,25から書棚11に移送されるコンテナ12の移送
経路中に、移送中のコンテナ12がその近傍(図2では
真下)を通過することにより、該コンテナ12内部にお
ける図書13,13,……の在席率(収容率)を自動的
に検出する在席率検出器42,43を設置するようにし
ているので、コンテナ12内部における図書13,1
3,……の在席・不在席を、作業員の手を煩わせること
なく容易にしかも正確に検出することができるようにな
る。
【0090】ここにおいて、図1に示した図書保管管理
システムでは、書棚11と2階及び1階ステーション2
2,24,25との間のコンテナ12の移送に、スタッ
カークレーン15の他に垂直搬送機71や搬送コンベア
17,21,23,26,28,31等を用いる大規模
なものについて説明したが、例えば書棚11とステーシ
ョンとの間のコンテナ12の移送をスタッカークレーン
15のみで行なうような小規模なシステムでは、図15
に示すような構成の統括制御盤57、つまり、スタッカ
ークレーン15とステーションにおけるコンテナ支持部
34,35とを制御するものを用いればよい。この場
合、ステーションとしては、図16に示すように、スタ
ッカークレーン15で搬送されてきたコンテナ12を、
両側のコンテナ支持部34,35に選択的に支持させる
構成となる。
【0091】ここで、上述した各実施例では、コンテナ
12内における図書13の在席及び不在席を検出するた
めの在・不在検出器42a,42b,43a,43b
や、コンテナ12の位置を検出するための位置検出器4
2c,43cとして、いずれも検出光を照射しその反射
光によって検出動作を行なうもので説明したが、これに
限らず、例えば超音波を発射しその反射波を受けて検出
動作を行なうタイプの検出器を用いても良く、要するに
コンテナ12や図書13に対して非接触な検出器であれ
ば種々のタイプのものを使用することができる。なお、
この発明は上記各実施例に限定されるものではなく、こ
の外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施する
ことができる。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
書庫に収容された複数のコンテナそれぞれの図書の収容
率を把握し、図書の返却作業の能率をより一層向上させ
ることができるようにした極めて良好な図書保管管理装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る図書保管管理装置の一実施例を
示す概略図。
【図2】同実施例における2階ステーションの詳細な構
成を示す斜視図。
【図3】同実施例におけるコンテナとサブコンテナとの
関係を示す斜視図。
【図4】同コンテナ及びコンテナ支持部の詳細な構成を
示す図。
【図5】同実施例における制御システムを示すブロック
構成図。
【図6】同制御システムの統括制御盤の詳細を示すブロ
ック構成図。
【図7】同実施例におけるコンテナの詳細を示す斜視
図。
【図8】同実施例におけるコンテナの詳細を示す平面
図。
【図9】同実施例における図書在席率検出装置の各検出
器の出力を示す波形図。
【図10】同図書在席率検出装置の詳細を示すブロック
構成図。
【図11】同図書在席率検出装置の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図12】同実施例における図書取り出し時の動作を説
明するフローチャート。
【図13】同実施例における図書取り出し時の動作を説
明するフローチャート。
【図14】同実施例における図書返却時の動作を説明す
るフローチャート。
【図15】この発明の他の実施例における統括制御盤の
詳細を示すブロック構成図。
【図16】同他の実施例におけるステーションの詳細を
示す斜視図。
【符号の説明】
11…書棚、12…コンテナ、13…図書、14…レー
ル、15…スタッカークレーン、16…出庫用ラックス
テーション、17…搬送コンベア、18…コンテナ搬出
口、19…2階向コンテナ搬入口、20…1階向コンテ
ナ搬入口、21…搬送コンベア、22…2階ステーショ
ン、23…搬送コンベア、24,25…1階ステーショ
ン、26…搬送コンベア、27…1階向コンテナ搬出
口、28…搬送コンベア、29…2階向コンテナ搬出
口、30…コンテナ搬入口、31…搬送コンベア、32
…入庫用ラックステーション、33…カウンター台、3
4,35…コンテナ支持部、36…操作ユニット、37
…バーコードリーダ、38,39…壁、40,41…表
示器、42,43…在席率検出器、44…サブコンテ
ナ、45…中央処理装置、46…バスライン、47…無
停電電源装置、48…ファイルアダプタ、49…フロッ
ピーディスク、50…ハードディスク、51…カートリ
ッジテープ、52…ファイルアダプタ、53…ハードデ
ィスク、54…ファイルアダプタ、55…ハードディス
ク、56…シリアルインターフェースアダプタ、57…
統括制御盤、58…定置式検出器、59…シリアルイン
ターフェースアダプタ、60…コンソール、61…ディ
スプレイ、62…バーコードリーダ、63…シリアルプ
リンタ、64…シリアルインターフェースアダプタ、6
5…ディスプレイ、66…バーコードリーダ、67…シ
リアルプリンタ、68…バーコードプリンタ、69…入
出力回路、70…制御回路、71…垂直搬送機、72〜
75…入出力回路、76〜79…駆動回路、80…図書
在席率検出装置、81,82…入出力回路、83…演算
制御回路、84…入力回路、85…基準クロック発生回
路、86…プログラム記憶回路、87…データ記憶回
路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書庫に収容されそれぞれに複数の図書
    が収容された複数のコンテナと、この複数のコンテナの
    中から指示されたコンテナを前記書庫から取り出してス
    テーションに移送するとともに、該ステーションに保持
    されたコンテナを前記書庫に移送して返却する自動搬送
    手段とを備えた図書保管管理装置において、 前記自動搬送手段により、前記ステーションから前記書
    庫に向けて移送される前記コンテナの移送経路中に設置
    され、移送中の前記コンテナがその近傍を通過すること
    により、該コンテナ内部における前記図書の在席部分と
    不在席部分とを自動的に検出する在席不在席検出手段
    と、 この在席不在席検出手段の検出結果と、前記自動搬送手
    段により前記ステーションから前記書庫に返却された前
    記コンテナの、前記書庫内における収容位置とを対応さ
    せて記憶する記憶手段と、前記 図書の返却が要求された状態で、該返却すべき図書
    を収容するために、前記書庫から前記ステーションに取
    り出すコンテナを、前記記憶手段の記憶内容に基づいて
    選択する制御手段とを具備してなることを特徴とする図
    書保管管理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記記憶手段の記憶内
    容に基づいて、前記図書の不在席部分の多い前記コンテ
    ナを選択することを特徴とする請求項1記載の図書保管
    管理装置。
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