JP2688072B2 - 製紙機のマルチシリンダ乾燥機の処理方法および乾燥部 - Google Patents
製紙機のマルチシリンダ乾燥機の処理方法および乾燥部Info
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- JP2688072B2 JP2688072B2 JP63216462A JP21646288A JP2688072B2 JP 2688072 B2 JP2688072 B2 JP 2688072B2 JP 63216462 A JP63216462 A JP 63216462A JP 21646288 A JP21646288 A JP 21646288A JP 2688072 B2 JP2688072 B2 JP 2688072B2
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F5/00—Dryer section of machines for making continuous webs of paper
- D21F5/02—Drying on cylinders
- D21F5/04—Drying on cylinders on two or more drying cylinders
- D21F5/042—Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices
Landscapes
- Paper (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、多数のシリンダ群を含む製紙機械用マルチ
シリンダ乾燥装置における方法に関する。シリンダ群内
には数個の加熱乾燥シリンダが使用され、最適には、実
質的に同一の水平面に設けられる。これらのシリンダ群
のうちの少なくとも１群では、このシリンダ群の乾燥シ
リンダが乾燥ワイヤループの外部に位置するように乾燥
ワイヤループを形成したシングルワイヤ誘導を用いてい
る。本方法では、乾燥ワイヤとその下方に配された乾燥
対象のウェブは、乾燥シリンダ上を望ましくは180゜の
角度の被覆扇形部上、すなわち被覆セクタ上を誘導され
る。シリンダ群内には、偏向シリンダまたは等価な偏向
ロールが、連続している乾燥シリンダ間の隙間であっ
て、かつ乾燥ワイヤループ内に配置され、乾燥ワイヤは
これらのシリンダまたはロール上を、ウェブを最外部に
して誘導される。
シリンダ乾燥装置における方法に関する。シリンダ群内
には数個の加熱乾燥シリンダが使用され、最適には、実
質的に同一の水平面に設けられる。これらのシリンダ群
のうちの少なくとも１群では、このシリンダ群の乾燥シ
リンダが乾燥ワイヤループの外部に位置するように乾燥
ワイヤループを形成したシングルワイヤ誘導を用いてい
る。本方法では、乾燥ワイヤとその下方に配された乾燥
対象のウェブは、乾燥シリンダ上を望ましくは180゜の
角度の被覆扇形部上、すなわち被覆セクタ上を誘導され
る。シリンダ群内には、偏向シリンダまたは等価な偏向
ロールが、連続している乾燥シリンダ間の隙間であっ
て、かつ乾燥ワイヤループ内に配置され、乾燥ワイヤは
これらのシリンダまたはロール上を、ウェブを最外部に
して誘導される。
さらに、本発明は製紙機械用マルチシリンダ乾燥機の
乾燥部に関し、この乾燥部は実質的に同一な平面内に設
けられたいくつかの乾燥シリンダを含み、シングルワイ
ヤ誘導を利用している。シングルワイヤ誘導におけるワ
イヤループの外側に乾燥シリンダが配置され、ワイヤル
ープは、ほとんどの乾燥シリンダについて、180゜を越
える角度の扇形部上を被う。続いて、これら扇形部上の
乾燥対象ウェブは、乾燥ワイヤと乾燥シリンダの加熱シ
リンダ表面との間に挿入され、蒸発乾燥効果を受ける。
連続している乾燥シリンダの隙間の乾燥部内には乾燥ワ
イヤループ内に置かれた偏向ロールおよび／またはシリ
ンダが、望ましくは乾燥シリンダの下方に設けられ、こ
れらのロールおよび／またはシリンダ上には乾燥ワイヤ
がウェブを最外層にして上記扇形部上を走行する。
乾燥部に関し、この乾燥部は実質的に同一な平面内に設
けられたいくつかの乾燥シリンダを含み、シングルワイ
ヤ誘導を利用している。シングルワイヤ誘導におけるワ
イヤループの外側に乾燥シリンダが配置され、ワイヤル
ープは、ほとんどの乾燥シリンダについて、180゜を越
える角度の扇形部上を被う。続いて、これら扇形部上の
乾燥対象ウェブは、乾燥ワイヤと乾燥シリンダの加熱シ
リンダ表面との間に挿入され、蒸発乾燥効果を受ける。
連続している乾燥シリンダの隙間の乾燥部内には乾燥ワ
イヤループ内に置かれた偏向ロールおよび／またはシリ
ンダが、望ましくは乾燥シリンダの下方に設けられ、こ
れらのロールおよび／またはシリンダ上には乾燥ワイヤ
がウェブを最外層にして上記扇形部上を走行する。
従来技術 従来技術で知られているように、製紙機械のマルチシ
リンダ乾燥機は通例、水平面上に互いに上下に置かれた
２列の乾燥シリンダにより構成され、ペーパウェブはこ
れらの間をジグザグに進む。乾燥シリンダとともに今日
では通気性の乾燥ワイヤが使用される。製紙機の乾燥部
には、シングルおよび／またはツインワイヤ誘導が使用
される。シングルワイヤ誘導においては、ウェブはある
乾燥シリンダから他の乾燥シリンダへ、同一乾燥ワイヤ
に支持されて、シリンダ列間の走行路上を進む。ツイン
ワイヤ誘導では上部ワイヤと下部ワイヤが使用され、ウ
ェブはあるシリンダ列から他のシリンダ列へ進むとき
に、拘束されないで、かつ支持されないで走行する。
リンダ乾燥機は通例、水平面上に互いに上下に置かれた
２列の乾燥シリンダにより構成され、ペーパウェブはこ
れらの間をジグザグに進む。乾燥シリンダとともに今日
では通気性の乾燥ワイヤが使用される。製紙機の乾燥部
には、シングルおよび／またはツインワイヤ誘導が使用
される。シングルワイヤ誘導においては、ウェブはある
乾燥シリンダから他の乾燥シリンダへ、同一乾燥ワイヤ
に支持されて、シリンダ列間の走行路上を進む。ツイン
ワイヤ誘導では上部ワイヤと下部ワイヤが使用され、ウ
ェブはあるシリンダ列から他のシリンダ列へ進むとき
に、拘束されないで、かつ支持されないで走行する。
本発明は特にシングルワイヤ誘導に関する。
シングルワイヤ誘導を使用する従来技術のマルチシリ
ンダ乾燥機の欠陥は、シリンダ上にある乾燥ワイヤの外
側に位置する乾燥対象のウェブが、乾燥ワイヤの表面か
ら離れる傾向がある点である。この状況は乾燥ワイヤと
シリンダ表面間の入口ニップに発生する過剰圧力によっ
てさらに悪化する。ウェブが離れることによって、ウェ
ブの破損、または少くともウェブのたるみおよびしわが
発生する。
ンダ乾燥機の欠陥は、シリンダ上にある乾燥ワイヤの外
側に位置する乾燥対象のウェブが、乾燥ワイヤの表面か
ら離れる傾向がある点である。この状況は乾燥ワイヤと
シリンダ表面間の入口ニップに発生する過剰圧力によっ
てさらに悪化する。ウェブが離れることによって、ウェ
ブの破損、または少くともウェブのたるみおよびしわが
発生する。
本発明の目的は、シングルワイヤ誘導を使用し、多く
の有利な特徴を有する新規な方法と手段を使用して従来
技術の欠点を除去することである。
の有利な特徴を有する新規な方法と手段を使用して従来
技術の欠点を除去することである。
本発明に関する最新技術については西ドイツ特許公開
公報第31 32 040号（J.M.Voith有限会社）、本発明と同
一出願人によるフィンランド特許第69143号、同第70275
号、並びにフィンランド特許出願第812089号、同第8515
33号、および同第862413号を参照されたい。このフィン
ランド特許出願第862413号は、乾燥グループを開示して
いる。この新規性は、乾燥シリンダの外周間の距離並び
に乾燥シリンダと吸引／偏向ロール間の隙間が縮めら
れ、乾燥シリンダの直径と吸引／偏向ロールの直径は、
乾燥ワイヤとウェブとが覆っている扇状部の角度ａが21
0゜＜ａ＜270゜、望ましくは240゜＜ａ＜260゜の範囲に
なるように選択される点である。
公報第31 32 040号（J.M.Voith有限会社）、本発明と同
一出願人によるフィンランド特許第69143号、同第70275
号、並びにフィンランド特許出願第812089号、同第8515
33号、および同第862413号を参照されたい。このフィン
ランド特許出願第862413号は、乾燥グループを開示して
いる。この新規性は、乾燥シリンダの外周間の距離並び
に乾燥シリンダと吸引／偏向ロール間の隙間が縮めら
れ、乾燥シリンダの直径と吸引／偏向ロールの直径は、
乾燥ワイヤとウェブとが覆っている扇状部の角度ａが21
0゜＜ａ＜270゜、望ましくは240゜＜ａ＜260゜の範囲に
なるように選択される点である。
上記の最新技術では、シングルワイヤ誘導分野におい
ては、次の設計が取り入れられる傾向となることを示し
ている。すなわち、蒸気加熱の下部シリンダは実際、小
直径の下部シリンダ、または低温の下部シリンダもしく
はガイドロールにさえ代えられる。このことと、製紙機
械の速度の上昇傾向とを考え合わせ、また、ウェブが曲
線部分の外側に置かれたときは、さらに曲率と速度が増
加することを考慮すると、ワイヤ表面上へのウェブの確
実な接触を保証する方法と装置が強く求められる。
ては、次の設計が取り入れられる傾向となることを示し
ている。すなわち、蒸気加熱の下部シリンダは実際、小
直径の下部シリンダ、または低温の下部シリンダもしく
はガイドロールにさえ代えられる。このことと、製紙機
械の速度の上昇傾向とを考え合わせ、また、ウェブが曲
線部分の外側に置かれたときは、さらに曲率と速度が増
加することを考慮すると、ワイヤ表面上へのウェブの確
実な接触を保証する方法と装置が強く求められる。
目 的 従って、本発明の主な目的はこれらの問題を解決する
ための方法と手段とを開発することである。
ための方法と手段とを開発することである。
本発明の不可欠ではないが他の目的としては、シング
ルワイヤ領域でのウェブ端の導入処理においてロープ誘
導手段を全く要さないでシングルワイヤ誘導を使用する
乾燥グループまたは乾燥部を提供することである。この
目的は、プレスと乾燥部間の閉走行部を特徴とする製紙
機械が最近において開発され、これらには自由走行部は
なく、ロープ通路への端部導入片の絶対に必要な横方向
移動を可能とする点に関して有意義である。
ルワイヤ領域でのウェブ端の導入処理においてロープ誘
導手段を全く要さないでシングルワイヤ誘導を使用する
乾燥グループまたは乾燥部を提供することである。この
目的は、プレスと乾燥部間の閉走行部を特徴とする製紙
機械が最近において開発され、これらには自由走行部は
なく、ロープ通路への端部導入片の絶対に必要な横方向
移動を可能とする点に関して有意義である。
本発明の他の目的は、本発明の実施例の説明により明
らかとなる。
らかとなる。
発明の開示 これらの目的を達成するため、本発明の方法は以下の
特徴を有する。
特徴を有する。
乾燥ワイヤ上を搬送されるウェブは、乾燥シリンダ表
面を離れるとき、先ず、排出吹出し手段によって乾燥ワ
イヤおよびウェブの走行部の上に形成される負圧領域に
よって支持され、この領域は乾燥ワイヤの走行部と特定
吹出しボックスの壁との間の隙間に形成される。
面を離れるとき、先ず、排出吹出し手段によって乾燥ワ
イヤおよびウェブの走行部の上に形成される負圧領域に
よって支持され、この領域は乾燥ワイヤの走行部と特定
吹出しボックスの壁との間の隙間に形成される。
こうして画成されたウェブ支持段階に続いて、乾燥ワ
イヤとその外表面上に付着したウェブは偏向シリンダお
よび／または等価の偏向ロールの偏向扇形部すなわちセ
クタ上に、その殻内の孔に形成される低圧力によって支
持される。
イヤとその外表面上に付着したウェブは偏向シリンダお
よび／または等価の偏向ロールの偏向扇形部すなわちセ
クタ上に、その殻内の孔に形成される低圧力によって支
持される。
乾燥ワイヤとウェブが付着していない偏向シリンダお
よび／もしくは偏向ロールの扇形部は閉状態で、ならび
に／または、この扇形部上に負圧領域が形成され、上記
孔内の負圧保持および／もしくは負圧形成に寄与する。
よび／もしくは偏向ロールの扇形部は閉状態で、ならび
に／または、この扇形部上に負圧領域が形成され、上記
孔内の負圧保持および／もしくは負圧形成に寄与する。
偏向シリンダおよび／またはロールの後、ウェブは乾
燥ワイヤに支持されて誘導され、次の加熱乾燥シリンダ
まで、ほぼ直線状に走行する。
燥ワイヤに支持されて誘導され、次の加熱乾燥シリンダ
まで、ほぼ直線状に走行する。
本発明の手段の主な特徴は、１群または複数群のシン
グルワイヤ誘導グループの乾燥シリンダの中央間隙内に
設けられた吹出し／吸引組合せボックスを含むことにあ
る。このボックスは、乾燥ワイヤとウェブの入口側に平
面壁部を有し、この縁部開口に１個または複数個のノズ
ル開口を含む。これによって、排出流はこの点での乾燥
ワイヤの走行方向と反対方向に吹き出される。この結
果、上記壁と、乾燥ワイヤおよびウエブの直線走行部分
との間並びにこれに続くウェッジギャップ内に負圧領域
が形成される。この吹出し／吸引ボックスは吸引および
／または封止部を含み、これによって、隣接ウェッジギ
ャップ間の偏向シリンダの上側の、ウェブ等のない扇形
部が被われる。さらに、偏向シリンダには、孔付きの加
熱しないシリンダまたはロールが使用される。
グルワイヤ誘導グループの乾燥シリンダの中央間隙内に
設けられた吹出し／吸引組合せボックスを含むことにあ
る。このボックスは、乾燥ワイヤとウェブの入口側に平
面壁部を有し、この縁部開口に１個または複数個のノズ
ル開口を含む。これによって、排出流はこの点での乾燥
ワイヤの走行方向と反対方向に吹き出される。この結
果、上記壁と、乾燥ワイヤおよびウエブの直線走行部分
との間並びにこれに続くウェッジギャップ内に負圧領域
が形成される。この吹出し／吸引ボックスは吸引および
／または封止部を含み、これによって、隣接ウェッジギ
ャップ間の偏向シリンダの上側の、ウェブ等のない扇形
部が被われる。さらに、偏向シリンダには、孔付きの加
熱しないシリンダまたはロールが使用される。
本発明の方法と手段により、このようなシリンダワイ
ヤ誘導領域内のウェブ上に働く低い支持圧力の領域が生
成される。この領域は、ワイヤが加熱上部シリンダから
さらに進むにつれて、ワイヤの直線走行部と底部シリン
ダまたはロールとの間のニップに延び、さらに、低部シ
リンダまたはロールの扇形部に延長する。このシリンダ
またはロール上で、ウェブは乾燥ワイヤ表面上であっ
て、外側曲線部上に置かれる。必要であれば本発明の方
法と手段を使用時、負圧領域は、乾燥ワイヤとウェブ
が、低部シリンダまたはロールから加熱上部シリンダへ
走行する直線走行部に延びてもよい。
ヤ誘導領域内のウェブ上に働く低い支持圧力の領域が生
成される。この領域は、ワイヤが加熱上部シリンダから
さらに進むにつれて、ワイヤの直線走行部と底部シリン
ダまたはロールとの間のニップに延び、さらに、低部シ
リンダまたはロールの扇形部に延長する。このシリンダ
またはロール上で、ウェブは乾燥ワイヤ表面上であっ
て、外側曲線部上に置かれる。必要であれば本発明の方
法と手段を使用時、負圧領域は、乾燥ワイヤとウェブ
が、低部シリンダまたはロールから加熱上部シリンダへ
走行する直線走行部に延びてもよい。
本発明の教示によれば、低部シリンダまたはロールに
は、孔付きシリンダが使用され、その穿孔体積は、上記
の低圧力がシリンダの回転による遠心力および／または
特定な吸引装置によって得られる大きさである。これに
よって、低部シリンダまたはロール上の外部曲面側上を
走行中に他の支持なしで、ウェブをワイヤに接触させて
おくことが保証される。
は、孔付きシリンダが使用され、その穿孔体積は、上記
の低圧力がシリンダの回転による遠心力および／または
特定な吸引装置によって得られる大きさである。これに
よって、低部シリンダまたはロール上の外部曲面側上を
走行中に他の支持なしで、ウェブをワイヤに接触させて
おくことが保証される。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
するが、これらの詳細によって本発明は限定されるもの
ではない。
するが、これらの詳細によって本発明は限定されるもの
ではない。
第１図の乾燥グループは水平に列を成す蒸気加熱乾燥
シリンダ10〜13を含む。乾燥ワイヤ17はその外表面上に
ペーパウェブＷを乗せて、乾燥部へ誘導し、シリンダ10
〜13の加熱表面に押し付け、これによって蒸気乾燥効果
が得られる。乾燥シリンダ10〜13の下方には、加熱され
ない偏向シリンダ14〜16、または望ましくは吸引領域ａ
を持つ各々のガイドロール、もしくは高速運転において
も乾燥ワイヤ17の外表面上にウェブＷを確実に保持する
効果を有する等価な装置が配置されている。
シリンダ10〜13を含む。乾燥ワイヤ17はその外表面上に
ペーパウェブＷを乗せて、乾燥部へ誘導し、シリンダ10
〜13の加熱表面に押し付け、これによって蒸気乾燥効果
が得られる。乾燥シリンダ10〜13の下方には、加熱され
ない偏向シリンダ14〜16、または望ましくは吸引領域ａ
を持つ各々のガイドロール、もしくは高速運転において
も乾燥ワイヤ17の外表面上にウェブＷを確実に保持する
効果を有する等価な装置が配置されている。
第１図の乾燥シリンダ群は、例えば製紙機用乾燥部の
第１乾燥部であり、ウェブＷは、望ましくは閉状態の走
行部内で乾燥ワイヤ17上を製紙機のプレス部（図示せ
ず）から搬送される。第１図の乾燥部の後に、この乾燥
部は第１図に示すような１群ないし数群のシングルワイ
ヤグループと、さらに必要であれば１群または数群のツ
インワイヤグループを含む。
第１乾燥部であり、ウェブＷは、望ましくは閉状態の走
行部内で乾燥ワイヤ17上を製紙機のプレス部（図示せ
ず）から搬送される。第１図の乾燥部の後に、この乾燥
部は第１図に示すような１群ないし数群のシングルワイ
ヤグループと、さらに必要であれば１群または数群のツ
インワイヤグループを含む。
低部シリンダ14〜16は殻18を有し、この殻は、ウェブ
Ｗが横方向に広がっている領域内には少なくとも孔19を
備えている。
Ｗが横方向に広がっている領域内には少なくとも孔19を
備えている。
第２図〜第６図に示すように、吹出し／吸引組合せボ
ックス20が使用され、これは、シリンダ10,12等の間隙
に設けられ、偏向シリンダ14等の上部のウェブ等のない
セクタを安全性が保証される限りの距離をもって完全に
被覆する。
ックス20が使用され、これは、シリンダ10,12等の間隙
に設けられ、偏向シリンダ14等の上部のウェブ等のない
セクタを安全性が保証される限りの距離をもって完全に
被覆する。
第２図〜第６図のように、吹出し／吸引ボックス20
は、上部壁28、側部壁25,26、および垂直端壁29a,29bを
含み、垂直端壁29a,29bの最下部のエッジ29Vは、シリン
ダ14等の殻18の外部表面に適合して湾曲している。ボッ
クス20は距離ｖだけ殻18から離れている。必要であれ
ば、殻18の外部表面に接触している複数の閉じ片29Tで
あって、これらの閉じ片29Tの間に殻18の孔19が配置さ
れるようにした閉じ片29Tを、下部エッジ29Vに接合して
設けてもよい。
は、上部壁28、側部壁25,26、および垂直端壁29a,29bを
含み、垂直端壁29a,29bの最下部のエッジ29Vは、シリン
ダ14等の殻18の外部表面に適合して湾曲している。ボッ
クス20は距離ｖだけ殻18から離れている。必要であれ
ば、殻18の外部表面に接触している複数の閉じ片29Tで
あって、これらの閉じ片29Tの間に殻18の孔19が配置さ
れるようにした閉じ片29Tを、下部エッジ29Vに接合して
設けてもよい。
第２図に示すように、吸引／吹出しボックス20は、コ
ネクタ21を介して導入される送風F0によって生成される
過圧力ｐ＋を有している過剰圧力室22を有する。圧力室
22から吹き出された排出流FTとFLは、ボックス20のノズ
ル孔32,34を通って送出され、これによってボックス20
の壁25と26に対応して配置されたギャップ空間TT,TL内
に負圧領域が形成される。空間TT,TL内の負圧領域によ
って、乾燥ワイヤ17の入口側と出口側において、ウェブ
Ｗの直線走行部WT,WL上では、ウェブＷは乾燥ワイヤ17
の表面上に確実に保持されることが保証される。これら
の負圧領域は、低部シリンダ14と乾燥ワイヤ17との間の
入口ニップNTと出口ニップNL内において、ウェブＷをワ
イヤ17の外側表面上に確実に保持するのに十分な低圧レ
ベルを保証するのにも寄与する。
ネクタ21を介して導入される送風F0によって生成される
過圧力ｐ＋を有している過剰圧力室22を有する。圧力室
22から吹き出された排出流FTとFLは、ボックス20のノズ
ル孔32,34を通って送出され、これによってボックス20
の壁25と26に対応して配置されたギャップ空間TT,TL内
に負圧領域が形成される。空間TT,TL内の負圧領域によ
って、乾燥ワイヤ17の入口側と出口側において、ウェブ
Ｗの直線走行部WT,WL上では、ウェブＷは乾燥ワイヤ17
の表面上に確実に保持されることが保証される。これら
の負圧領域は、低部シリンダ14と乾燥ワイヤ17との間の
入口ニップNTと出口ニップNL内において、ウェブＷをワ
イヤ17の外側表面上に確実に保持するのに十分な低圧レ
ベルを保証するのにも寄与する。
排出流FTは、この点でのワイヤ17の平面に平行にかつ
その走行方向と逆方向に送出され、出口側の排出流FLは
この点でのワイヤ17の平面に平行にかつその走行方向に
送出される。ノズル孔32,34は、望ましくはいわゆるコ
アンダ（Coanda）ノズルとして配置され、壁25,26の曲
げられた端部と管部31,33との間に画成される。ノズル
孔32,34はウェブＷの全幅員上にその横方向に延びる。
ノズル孔の大きさは最適には１〜5mmの範囲であり、排
出流FT,FLの流速は15〜60m/秒の範囲である。
その走行方向と逆方向に送出され、出口側の排出流FLは
この点でのワイヤ17の平面に平行にかつその走行方向に
送出される。ノズル孔32,34は、望ましくはいわゆるコ
アンダ（Coanda）ノズルとして配置され、壁25,26の曲
げられた端部と管部31,33との間に画成される。ノズル
孔32,34はウェブＷの全幅員上にその横方向に延びる。
ノズル孔の大きさは最適には１〜5mmの範囲であり、排
出流FT,FLの流速は15〜60m/秒の範囲である。
第２図に示すように、吸引室23が吸引／吹出しボック
ス20内に配置され、ニップNT,NL間において下部シリン
ダまたはロール14のウェブ等のないセクタへ開口してい
る。吸引室23の垂直壁29a,29bの下部縁29KはニップNT,N
Lへ可能な限り深く配置される。負圧p-が吸引コネクタ2
4によって吸引室23内に生成され、真空ポンプ41によっ
て吸引流F2が吸引コネクタ24を介して生成される。負圧
p-は、下部シリンダ14の殻18の孔19に対して矢印FVの方
向に作用する。孔19内の負圧は、排出流FT,FLの作用に
よってニップNT,NL内に部分的に保持される。結果とし
て、シリンダ14の外部曲面側にウェブＷがあるセクタａ
上では、孔19内の負圧は、比較的透過性がある乾燥ワイ
ヤ17を介してウェブＷに作用して、高速度、並びに曲率
D1/2が小さい場合でさえ、乾燥ワイヤ17の外表面上への
ウェブＷの確実な付着を保証する。
ス20内に配置され、ニップNT,NL間において下部シリン
ダまたはロール14のウェブ等のないセクタへ開口してい
る。吸引室23の垂直壁29a,29bの下部縁29KはニップNT,N
Lへ可能な限り深く配置される。負圧p-が吸引コネクタ2
4によって吸引室23内に生成され、真空ポンプ41によっ
て吸引流F2が吸引コネクタ24を介して生成される。負圧
p-は、下部シリンダ14の殻18の孔19に対して矢印FVの方
向に作用する。孔19内の負圧は、排出流FT,FLの作用に
よってニップNT,NL内に部分的に保持される。結果とし
て、シリンダ14の外部曲面側にウェブＷがあるセクタａ
上では、孔19内の負圧は、比較的透過性がある乾燥ワイ
ヤ17を介してウェブＷに作用して、高速度、並びに曲率
D1/2が小さい場合でさえ、乾燥ワイヤ17の外表面上への
ウェブＷの確実な付着を保証する。
第２図に示す如く、孔付きシリンダ14の殻18の内部空
間は、シリンダ14のジャーナルピン上の吸引コネクタ35
によって吸引ポンプ41に接続されている。吸引コネクタ
35はシリンダ14のジャーナルピン上に載置されている。
吸引流F1によって、さらに高められた負圧がシリンダ14
の殻18の孔19内に生成、維持される。
間は、シリンダ14のジャーナルピン上の吸引コネクタ35
によって吸引ポンプ41に接続されている。吸引コネクタ
35はシリンダ14のジャーナルピン上に載置されている。
吸引流F1によって、さらに高められた負圧がシリンダ14
の殻18の孔19内に生成、維持される。
第３図は第２図の実施例と等価な実施例であるが、こ
こではシリンダ14のジャーナルピン上に搭載された吸引
コネクタ35を使用せずに、代って、シリンダの回転によ
る遠心ポンプ動作並びにボックス20の負圧室23を用いて
孔19内の負圧レベルを外部的に維持する。加えて、第３
図にはブロア40が示されていて、これによって、ボック
ス20の室22への吹込流F0が生成される。他の点では、こ
の設計は第２図に関して説明したものと同様である。
こではシリンダ14のジャーナルピン上に搭載された吸引
コネクタ35を使用せずに、代って、シリンダの回転によ
る遠心ポンプ動作並びにボックス20の負圧室23を用いて
孔19内の負圧レベルを外部的に維持する。加えて、第３
図にはブロア40が示されていて、これによって、ボック
ス20の室22への吹込流F0が生成される。他の点では、こ
の設計は第２図に関して説明したものと同様である。
第４図は本発明の他の実施例であり、吹出しコネクタ
21と吸引コネクタ21aが吹出し／吸引ボックス20の端壁2
8と組み合わせて設けられている。ボックス20内には吹
出し室22aと吸引室23aがあって、これらは仕切り28aで
区切られている。吹出し室22a内の過剰圧力の作用によ
って、排出流FTが生成され、ギャップ空間TT内に負圧領
域が生成されて、これも入口ニップNTまで延びる。吸引
流F3によって、コネクタ21aを介して吸引室23の内に負
圧p-が生成され、シリンダ14の回転により生成される遠
心効果と共に、殻18の孔の吸引流FVを生成する。ボック
ス20の出力側の平坦な壁26に関しては、排出負圧領域は
実際には形成されないが、しかし空間T0には、乾燥ワイ
ヤ17によって作られる境界層の空気流によって弱い負圧
域が必然的に形成される。第４図に示すように、低部シ
リンダ14のジャーナルピンは吸引コネクタ35を有し、コ
ネクタ35は殻18の孔19内の真空レベルを保持し、真空レ
ベルを高することに寄与することも可能である。他の点
については、第４図の手段の設計と動作とは、これまで
に説明したものと同様である。
21と吸引コネクタ21aが吹出し／吸引ボックス20の端壁2
8と組み合わせて設けられている。ボックス20内には吹
出し室22aと吸引室23aがあって、これらは仕切り28aで
区切られている。吹出し室22a内の過剰圧力の作用によ
って、排出流FTが生成され、ギャップ空間TT内に負圧領
域が生成されて、これも入口ニップNTまで延びる。吸引
流F3によって、コネクタ21aを介して吸引室23の内に負
圧p-が生成され、シリンダ14の回転により生成される遠
心効果と共に、殻18の孔の吸引流FVを生成する。ボック
ス20の出力側の平坦な壁26に関しては、排出負圧領域は
実際には形成されないが、しかし空間T0には、乾燥ワイ
ヤ17によって作られる境界層の空気流によって弱い負圧
域が必然的に形成される。第４図に示すように、低部シ
リンダ14のジャーナルピンは吸引コネクタ35を有し、コ
ネクタ35は殻18の孔19内の真空レベルを保持し、真空レ
ベルを高することに寄与することも可能である。他の点
については、第４図の手段の設計と動作とは、これまで
に説明したものと同様である。
第５図および第６図の吸引／吹出しボックスは、第４
図に関して説明したものと等価であるが、低部シリンダ
14に関連してジャーナルピンの吸引コネクタがなく、代
って、シリンダ14の殻18の孔19内の負圧レベルは、殻18
の回転で生じる遠心ポンプ動作、並びに吸引室23a内の
真空によって維持される。
図に関して説明したものと等価であるが、低部シリンダ
14に関連してジャーナルピンの吸引コネクタがなく、代
って、シリンダ14の殻18の孔19内の負圧レベルは、殻18
の回転で生じる遠心ポンプ動作、並びに吸引室23a内の
真空によって維持される。
底部シリンダ14および／またはボックス20内では、垂
直仕切りを使用でき、これによって、例えば終端誘導中
に、ウェブを横切る領域内で負圧を高めることも可能で
ある。仕切りによって閉じられた領域内において、例え
ば他の領域の吸引孔を閉成することによって、より効果
的に負圧がボックス20内に形成される。低部シリンダ14
および／またはボックス20のこのような仕切りは横方向
に固定または可動でよい。固定仕切り使用時には、シリ
ンダ14内に固定要素が必要でない。このような要素は支
持を要するために、構造を複雑にする。上記の仕切り構
造の詳細については、既述のフィンランド特許出願第86
2413号に参照されたい。
直仕切りを使用でき、これによって、例えば終端誘導中
に、ウェブを横切る領域内で負圧を高めることも可能で
ある。仕切りによって閉じられた領域内において、例え
ば他の領域の吸引孔を閉成することによって、より効果
的に負圧がボックス20内に形成される。低部シリンダ14
および／またはボックス20のこのような仕切りは横方向
に固定または可動でよい。固定仕切り使用時には、シリ
ンダ14内に固定要素が必要でない。このような要素は支
持を要するために、構造を複雑にする。上記の仕切り構
造の詳細については、既述のフィンランド特許出願第86
2413号に参照されたい。
本発明は、低部シリンダ14の上側の、ウェブ等がなく
かつ開状態のセクタを単に閉成するためにボックス20を
使用しても実施できる。こうすると、孔19内の負圧はシ
リンダ14のジャーナルピン上の吸引コネクタによって生
成されるか、または、シリンダ14の殻18の回転によって
孔19内に生成される負圧の効果のみによって生成され
る。
かつ開状態のセクタを単に閉成するためにボックス20を
使用しても実施できる。こうすると、孔19内の負圧はシ
リンダ14のジャーナルピン上の吸引コネクタによって生
成されるか、または、シリンダ14の殻18の回転によって
孔19内に生成される負圧の効果のみによって生成され
る。
シリンダ14の孔19の、殻18に平行な方向における断面
積が占める割合、すなわち、殻18の孔あき部分の総面積
の百分率ＲはＲ＝５〜40％が普通であり、最適にはＲ＝
10〜30％である。
積が占める割合、すなわち、殻18の孔あき部分の総面積
の百分率ＲはＲ＝５〜40％が普通であり、最適にはＲ＝
10〜30％である。
ボックス20の吸引室23または23a内の負圧p-はp-＝200
0〜200Paが通例であり、最適にはp-＝400〜1000Paであ
る。
0〜200Paが通例であり、最適にはp-＝400〜1000Paであ
る。
第１図の寸法D0,D1,H,Kは通常、以下の範囲である。
D0＝1500〜200mm D1＝500〜1500mm Ｈ＝500〜1000mm Ｋ＝300〜1000mm 寸法Ｈは、偏向シリンダ14〜16の中心の高さK0に対す
る乾燥シリンダ列10〜13の中心軸の高低差を示す。
る乾燥シリンダ列10〜13の中心軸の高低差を示す。
本発明の方法と手段の特徴には、低部シリンダ14の殻
18内の孔が、ワイヤ17の外側上のウェブＷ上に位置づけ
られるときに既に負圧状態になっているという利点もあ
る。
18内の孔が、ワイヤ17の外側上のウェブＷ上に位置づけ
られるときに既に負圧状態になっているという利点もあ
る。
各種方法で生成された負圧領域を、以下のようなとき
のウェブＷを効率的に支持するように組み合わせるとい
う問題を、本発明は、新規かつ有利な方法により解決す
る。すなわち、乾燥シリンダ10等の滑表面10′から次の
シリンダ11等の対応する滑平面へ乾燥ワイヤ17に支持さ
れたウェブＷが鋭い曲線を画きかつかなりの高速で運ば
れているときのウェブを対象とする。
のウェブＷを効率的に支持するように組み合わせるとい
う問題を、本発明は、新規かつ有利な方法により解決す
る。すなわち、乾燥シリンダ10等の滑表面10′から次の
シリンダ11等の対応する滑平面へ乾燥ワイヤ17に支持さ
れたウェブＷが鋭い曲線を画きかつかなりの高速で運ば
れているときのウェブを対象とする。
本発明を要約すると、乾燥シリンダを含む製紙機用マ
ルチシリンダ乾燥機の処理方法において、少くとも１個
の乾燥シリンダグループにシングルワイヤ誘導が使用さ
れる。乾燥ワイヤに搬送されるウェブは乾燥シリンダ表
面を離れると、先ず、乾燥ワイヤおよびウェブの走行部
の上に排出流によって生成される負圧領域に支持され
る。この負圧領域は、乾燥ワイヤ走行部と吹出しボック
スの壁との間に画成される。ウェブ支持段階の後、乾燥
ワイヤとその外側表面に付着したウェブは、偏向シリン
ダの偏向セクタ上に、殻の孔内に生成される低い気圧に
よって支持される。乾燥ワイヤとウェブに被覆されない
偏向シリンダのセクタは閉じられ、および／または、こ
のセクタ上には、負圧領域が設けられ、これによって孔
内の負圧が部分的に維持される。偏向シリンダの後、ウ
ェブは乾燥ワイヤに支持されて次の加熱乾燥シリンダへ
誘導される。
ルチシリンダ乾燥機の処理方法において、少くとも１個
の乾燥シリンダグループにシングルワイヤ誘導が使用さ
れる。乾燥ワイヤに搬送されるウェブは乾燥シリンダ表
面を離れると、先ず、乾燥ワイヤおよびウェブの走行部
の上に排出流によって生成される負圧領域に支持され
る。この負圧領域は、乾燥ワイヤ走行部と吹出しボック
スの壁との間に画成される。ウェブ支持段階の後、乾燥
ワイヤとその外側表面に付着したウェブは、偏向シリン
ダの偏向セクタ上に、殻の孔内に生成される低い気圧に
よって支持される。乾燥ワイヤとウェブに被覆されない
偏向シリンダのセクタは閉じられ、および／または、こ
のセクタ上には、負圧領域が設けられ、これによって孔
内の負圧が部分的に維持される。偏向シリンダの後、ウ
ェブは乾燥ワイヤに支持されて次の加熱乾燥シリンダへ
誘導される。
本発明の様々な詳細は、特許請求の範囲に記載された
本発明の思想の範囲内で変更することができ、例示のみ
を目的とした上述の説明から外れることも可能である。
本発明の思想の範囲内で変更することができ、例示のみ
を目的とした上述の説明から外れることも可能である。
第１図は、本発明による乾燥部内の第１シングルワイヤ
誘導乾燥部の概略図、 第２図は、低部シリンダにおいて外部吸引ボックスと吸
引コネクタとを用いた吸引手段であって、吸引コネクタ
はシリンダのジャーナルピンに設けられている本発明の
吸引手段の垂直方向断面図、 第３図は、孔付きシリンダのジャーナルピン上に吸引コ
ネクタを使用しないようにした、第２図の変形を示す断
面図、 第４図は、乾燥ワイヤおよびウェブの、低部シリンダに
おける出力側に排出負圧領域を持たない、第２図並びに
第３図と同様な本発明の実施例の断面図、 第５図は、ジャーナルピン吸入コネクタを持たない孔付
き低部シリンダを含む、第４図の変形を示す断面図、 第６図は第５図の線VI−VIに沿う垂直方向断面図であ
る。 主要部分の符号の説明 10〜13……加熱乾燥シリンダ 14〜16……偏向シリンダ 17……乾燥ワイヤ 18……殻 19……孔 20……吹出し／吸引ボックス Ｗ……ペーパウェブ FT……排出流 TT……ギャップ空間
誘導乾燥部の概略図、 第２図は、低部シリンダにおいて外部吸引ボックスと吸
引コネクタとを用いた吸引手段であって、吸引コネクタ
はシリンダのジャーナルピンに設けられている本発明の
吸引手段の垂直方向断面図、 第３図は、孔付きシリンダのジャーナルピン上に吸引コ
ネクタを使用しないようにした、第２図の変形を示す断
面図、 第４図は、乾燥ワイヤおよびウェブの、低部シリンダに
おける出力側に排出負圧領域を持たない、第２図並びに
第３図と同様な本発明の実施例の断面図、 第５図は、ジャーナルピン吸入コネクタを持たない孔付
き低部シリンダを含む、第４図の変形を示す断面図、 第６図は第５図の線VI−VIに沿う垂直方向断面図であ
る。 主要部分の符号の説明 10〜13……加熱乾燥シリンダ 14〜16……偏向シリンダ 17……乾燥ワイヤ 18……殻 19……孔 20……吹出し／吸引ボックス Ｗ……ペーパウェブ FT……排出流 TT……ギャップ空間
Claims (10)
- 【請求項１】数個の加熱乾燥シリンダを使用するシリン
ダグループを含む製紙機のマルチシリンダ乾燥機の処理
方法であって、 前記シリンダは、１つの水平面上に設けられ、少くとも
前記シリンダグループのうちの１群において、該シリン
ダ群の乾燥シリンダが乾燥ワイヤループの外部に位置す
るように乾燥ワイヤループを誘導したシングルワイヤ誘
導を用いており、 該方法において、前記乾燥ワイヤと該乾燥ワイヤの下方
に置かれた乾燥対象ウェブとは、前記乾燥シリンダの被
覆セクタ上を誘導され、前記シリンダループ内において
は、偏向シリンダまたはこれと等価な偏向ロールが、連
続する乾燥シリンダの隙間に設けられ、これらの偏向シ
リンダまたは偏向ロールは前記乾燥ワイヤループの内側
に配置され、該乾燥ワイヤは、前記ウェブが最外部にく
るようにして、これらの偏向シリンダまたは偏向ロール
上を誘導される処理方法において、 前記乾燥ワイヤによって搬送される前記ウェブが前記乾
燥シリンダの表面から離れるとき、該ウェブはまず、該
乾燥ワイヤおよび該ウェブの走行路上に排出流により生
じる負圧領域によって支持され、該負圧領域は、該乾燥
ワイヤの該走行路と特定吹出しボックスの壁との間のギ
ャップ空間に生成され、 このウェブ支持段階に続いて、該乾燥ワイヤと、該ワイ
ヤの外表面に付着させられた前記ウェブとは、前記偏向
シリンダおよび／または等価ロールの偏向セクタａ上
に、該シリンダの殻の孔内に生成される低圧力によって
支持され、 前記乾燥ワイヤと前記ウェブとがない、前記偏向シリン
ダおよび／もしくはロールのセクタは閉鎖され、ならび
に／または、該セクタ上に、前記孔内の負圧を維持およ
び／もしくは生成するための負圧領域が設けられ、 該偏向シリンダおよび／またはロールの後において、前
記ウェブは、該乾燥ワイヤに支持されて、直線的に走行
して次の加熱乾燥シリンダに誘導されることを特徴とす
る製紙機のマルチシリンダ乾燥機の処理方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の方法において、 シングルワイヤ誘導グループ内であって、かつ、孔付き
殻を有する前記偏向シリンダの、ウェブ等がない上側セ
クタ上に、吹出し／吸引ボックスを設け、これによっ
て、少くとも前記乾燥ワイヤおよびウェブの入力側に、
該ワイヤおよび該ウェブの走行方向と逆方向に排出流が
生成され、該排出流によって該負圧領域が生成され、 該吹出し／吸引ボックスによって、前記偏向シリンダ
の、ウェブ等のない上側セクタ上に負圧領域が生成さ
れ、該負圧領域によって、該偏向シリンダの殻の孔内に
負圧が単に維持されるかまたは部分的に生成されること
を特徴とするマルチシリンダ乾燥機の処理方法。 - 【請求項３】請求項２に記載の方法において、前記偏向
シリンダの出力側には、前記吹出し／吸引ボックスから
の排出流によって負圧領域が形成され、該領域は、前記
乾燥ワイヤの面および走行に平行であり、該吹出し／吸
引ボックス等の平面壁と前記乾燥ワイヤとの間に画成さ
れるギャップ空問内に形成されることを特徴とするマル
チシリンダ乾燥機の処理方法。 - 【請求項４】請求項１ないし３のいずれか１項に記載の
方法において、前記偏向シリンダの殻の孔内の負圧レベ
ルは、該シリンダを吸引コネクタにより負圧源に接続す
ることによって維持されるかまたは部分的に生成される
ことを特徴とするマルチシリンダ乾燥機の処理方法。 - 【請求項５】請求項１ないし４のいずれか１項に記載の
方法において、前記排出流と前記偏向シリンダの殻の孔
内の負圧負荷とによって、該偏向シリンダと前記乾燥ワ
イヤとの問の入力ニップに、および可能であれば出力ニ
ップにも、負圧領域が部分的に生成されることを特徴と
するマルチシリンダ乾燥機の処理方法。 - 【請求項６】製紙機のマルチシリンダ乾燥機の乾燥部で
あって、 該乾燥部は、１水平面内に配された数個の乾燥シリンダ
を含み、該乾燥部においてはシングルワイヤ誘導が使用
されており、該シングルワイヤ誘導においてはワイヤル
ープの外側に前記乾燥シリンダを配し、該ワイヤループ
は、殆んどの乾燥シリンダを、180゜を上回る角度の被
覆セクタ上において被覆するように誘導され、 乾燥対象のウェブは、前記セクタ上で、乾燥ワイヤと該
乾燥シリンダの加熱シリンダ表面との間に置かれ、これ
によって蒸発乾燥効果を生起し、 一連の乾燥シリンダの間には、偏向ロールおよび／また
はシリンダが設けられ、該ロールまたはシリンダは前記
乾燥ワイヤループ内に配され、 該ロールまたはシリンダ上の被覆セクタ上を、該乾燥ワ
イヤは走行し、該ウェブは、前記乾燥ワイヤループの最
外部に置かれる乾燥部において、 該乾燥部は、前記シングルワイヤ誘導グループ内であっ
て、前記乾燥シリンダ間の中央間隙内に設けられた吹出
し／吸引組合せボックスを含み、該ボックスは、前記乾
燥ワイヤおよびウェブの入力側に平面壁を有し、該壁の
端部にノズル孔を設け、該ノズル孔によって該孔位置で
の該乾燥ワイヤの走行方向とは逆方向に排出流を吹き出
し、これによって、前記壁と前記ウェブの直線走行部と
の間に画成される中央ギャップ空間内並びに該空間に後
続するウェッジ形空間内に負圧領域が形成され、 前記吹出／吸引ボックスは吸引室および／または閉鎖す
るための室を含み、この室によって、互いに隣接するウ
ェッジ空間の間にある前記偏向シリンダの上部の、ウェ
ブ等のないセクタを被覆し、 前記偏向シリンダには、孔付き殻を持つ加熱されないシ
リンダまたはロールを使用することを特徴とする製紙機
のマルチシリンダ乾燥機の乾燥部。 - 【請求項７】請求項６に記載の乾燥部において、 前記吹出し／吸引ボックスは、前記偏向シリンダの後尾
側に設けられた吹出しノズルを含み、 該ノズルによって、前記乾燥ワイヤおよび前記ウェブの
後尾側であって、前記吹出し／吸引ボックスの平面壁と
該乾燥ワイヤの直線走行部との間のギャップ空間内に、
負圧領域を形成することを特徴とする乾燥部。 - 【請求項８】請求項６または７に記載の乾燥部におい
て、前記吹出し／吸引ボックスは吹出し室と負圧室とを
含み、これら各室は、前記偏向シリンダの上部のウェブ
等のないセクタに向って開いていて、該セクタを被覆
し、前記負圧室は外部吸引源に接続されることを特徴と
する乾燥部。 - 【請求項９】請求項６ないし８のいずれか１項に記載の
乾燥部において、前記偏向シリンダは、吸引コネクタに
よって負圧源に接続され、該負圧源によって、該偏向シ
リンダの殻の孔内に負圧を生成するか、または少くとも
部分的に負圧を維持することを特徴とする乾燥部。 - 【請求項１０】請求項６ないし９のいずれか１項に記載
の乾燥部において、 前記偏向シリンダの殻の孔は、前記ウェブの幅員内で横
方向に延び、孔付き殻の総表面積に対する前記孔の百分
率ＲはＲ＝５〜40％であることを特徴とする乾燥部。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FI873812A FI80491C (fi) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Foerfarande och torkningsgrupp i maongcylindertorken av en pappersmaskin. |
| FI873812 | 1987-09-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6485390A JPS6485390A (en) | 1989-03-30 |
| JP2688072B2 true JP2688072B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=8524987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63216462A Expired - Lifetime JP2688072B2 (ja) | 1987-09-02 | 1988-09-01 | 製紙機のマルチシリンダ乾燥機の処理方法および乾燥部 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4905380A (ja) |
| JP (1) | JP2688072B2 (ja) |
| CA (1) | CA1299865C (ja) |
| DE (1) | DE3828743B4 (ja) |
| FI (1) | FI80491C (ja) |
| SE (1) | SE468773B (ja) |
Families Citing this family (58)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5507104A (en) | 1987-02-13 | 1996-04-16 | Beloit Technologies, Inc. | Web drying apparatus |
| US5404653A (en) * | 1987-02-13 | 1995-04-11 | Beloit Technologies, Inc. | Apparatus for drying a web |
| US4876803A (en) * | 1987-02-13 | 1989-10-31 | Beloit Corporation | Dryer apparatus for drying a web |
| US4967489A (en) * | 1988-12-14 | 1990-11-06 | Valmet Paper Machinery Inc. | Multi-cylinder dryer with twin-wire draw and web transfer between the cylinder groups |
| JPH02235411A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電圧制御発振器 |
| FI82850C (fi) * | 1989-03-21 | 1991-04-25 | Valmet Paper Machinery Inc | Foerfarande och anordning i torkningspartiet av en belaeggningsmaskin eller pappersmaskin. |
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| AT394063B (de) * | 1989-11-10 | 1992-01-27 | Andritz Ag Maschf | Trocknungsvorrichtung |
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| FI93875C (fi) * | 1994-02-17 | 1995-06-12 | Valmet Paper Machinery Inc | Menetelmä paperirainan kuivatuksessa sekä paperikoneen kuivatusosa |
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