JP2687784B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

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JP2687784B2
JP2687784B2 JP3275902A JP27590291A JP2687784B2 JP 2687784 B2 JP2687784 B2 JP 2687784B2 JP 3275902 A JP3275902 A JP 3275902A JP 27590291 A JP27590291 A JP 27590291A JP 2687784 B2 JP2687784 B2 JP 2687784B2
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晴彦 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用シート装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シート装置の中には、例え
ば図7に示すようなものがある。
【0003】これは、シートクッション1の前端部と、
シートバック2の両側部と、中央部に各々空気袋3,
4,5を埋設し、乗員の着座を検出する圧力スイッチ、
車速センサ、及びタイマからの信号をコントローラに入
力し、運転時間と車速に応じて各空気袋3,4,5への
注入空気量を制御することによって、乗員の姿勢を変化
させ、乗員の疲労を軽減するようにしたものである(こ
の構造は、特開昭61−25733号公報に示されてい
る)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用シート装置にあっては、シートクッション1
やシートバック2の座面形状を変化させることで、乗員
の疲労を軽減することができるが、例えば、車両走行中
に操作機器(ステアリング、アクセル、ブレーキ、クラ
ッチペダル等)を操作する場合には、上記乗員の姿勢が
変化することにより、疲労軽減になっても、操作機器を
操作し難くくなったり、操作に余分な力が必要になった
りする場合がある。
【0005】そこで、この発明は操作機器の操作性に影
響を与えることなく、乗員の疲労を軽減することができ
る車両用シート装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用シ
ート装置は、図1に示すように、シートクッション及び
シートバックを有し、座面形状を変更可能な車両用シー
ト装置であって、前記座面形状を変更する座面変更手段
6と、運転操作機器の操作状態を検知する検知手段7
と、前記検知手段7の信号を読み込み、乗員が操作のた
め使用している身体の部位に影響を与えないように座面
変更手段6の作動状態を決定し指令する判断手段8とを
備えている。
【0007】
【作用】乗員が操作機器を操作すると検知手段7がこれ
を検出して、判断手段8を介し前記座面変更手段6が乗
員の操作機器の操作に支障をきたさないように作動す
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0009】図2において、シート9にはシートクッシ
ョン10に前側の座面可変手段11と後側の座面可変手
段12が、シートバック13には座面可変手段14が各
々配置されている。
【0010】座面可変手段11,12,14は各々駆動
手段15,16,17に接続され、各駆動手段15,1
6,17は時間計測手段18を有する判断手段19に接
続されている。ここで、座面可変手段11,12,14
と駆動手段15,16,17とで座面変更手段6が構成
されている。また、判断手段19と時間計測手段18と
で判断手段8が構成されている。
【0011】上記判断手段19は、駆動手段15,1
6,17に命令を送るものであるが、この判断手段19
には、アクセル、ブレーキ、クラッチペダルが操作され
ているかを検知するアクセルペダル検知手段20、ブレ
ーキペダル検知手段21及びクラッチペダル検知手段2
2が各々接続され、更にパーキングブレーキが引かれて
いるかを検知するパーキングブレーキ検知手段23とス
テアリングの操舵角を検知するステアリング検知手段2
4が接続されている。
【0012】上記アクセルペダル検知手段20、ブレー
キペダル検知手段21、クラッチペダル検知手段22、
パーキングブレーキ検知手段23及びステアリング検知
手段24によって検知手段7が構成されている。
【0013】ここで、前記判断手段19は、時間計測手
段18により、運転開始から一定時間経過した後、定期
的に座面可変手段11,12,14を座面に垂直方向に
周期的に動かし、大腿部、座骨周辺部に刺激を与え疲労
を低減する指令を出すものである。
【0014】具体的に、シートクッション10の座面可
変手段11,12によって乗員の疲労を軽減する場合に
ついて説明する。
【0015】まず、図3に示すのは、座面可変手段11
を作動させた時の足の位置の変化を示す。通常の着座状
態がa(実線)、座面可変手段11が作動し最も高くな
った状態がb(破線)である。また、図4には座面可変
手段12を作動させた時の位置の変化(通常時a、作動
時b)を示す。尚、Pはペダルを示す。
【0016】これら図3,4によって座面可変手段11
を作動した場合の方が足の位置の変化が大きいことがわ
かる。
【0017】上記座面可変手段11,12は交互に一定
時間づつ作動するもので、その振幅と周波数の動作パタ
ーンを下記の表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】座面可変手段11,12の振幅、周波数の
組み合わせはそれぞれ振幅が大、周波数が小、及び、振
幅が小、周波数が大の2種類である。
【0020】前者は振幅が大きいため疲労低減の効果が
大きく、周波数が小さいため、乗員に違和感を与えない
ようになっている。一方、後者は振幅が小さいため姿勢
変化を抑えることができ、周波数が大きいため疲労低減
の効果が大きい。この2種類の組み合わせを座面可変手
段11,12に割りあてて表1に示すようにA,B,
C,Dの4つの動作パターンを定義する。表1中D,
C,B,Aの順に疲労低減よりも姿勢変化の無さを重視
したものである。
【0021】上記動作パターンは前記アクセルペダル検
知手段20、ブレーキペダル検知手段21、クラッチペ
ダル検知手段22及びパーキングブレーキ検知手段23
によって検知された運転状態に合わせて変化させる。下
記表2に操作機器の状態とその時の動作パターンを示
す。
【0022】
【表2】
【0023】ここで、左,右の足について動作パターン
が異なる場合は、姿勢変化が少ない方(C,B,Aの
順)を優先する。また、表2に示す操作機器の状態がす
べてOFFの時には、パーキングブレーキ検知手段22
によりパーキングブレーキが引かれていると検知された
場合には、動作パターンA、パーキングブレーキが引か
れていないと検知された場合には、動作パターンDとす
る。
【0024】例えば、走行中ブレーキをかける動作を考
えると、走行中はアクセルを踏んでいるので動作パター
ンB、足をアクセルペダルから離した時には動作パター
ンDとなり、ブレーキペダルを踏み込んだ時に動作パタ
ーンCとなる。
【0025】次に、判断手段19のフローチャートを図
5によって説明する。
【0026】まず、スタート(ステップ1)して一定時
間T1の後に(ステップ2)時間計測手段18(タイ
マ)をリセット(T2=0)する(ステップ3)。次い
で、アクセルペダル検知手段20、ブレーキペダル検知
手段21、クラッチペダル検知手段22からの信号の入
力を行い(ステップ4)、表2に基づいて右足について
の動作パターンと左足についての動作パターンを決定す
る(ステップ5,6)。
【0027】次に、右足は動作パターンAで、左足も動
作パターンAであるか否かを判断し(ステップ7)、右
足,左足とも動作パターンAである場合、即ちアクセル
ペダル、クラッチペダルのいずれも踏んでいないときに
は、パーキングブレーキ検知手段23によりパーキング
ブレーキ(P.K.B)が引かれているかどうかが判別
される(ステップ8)。
【0028】パーキングブレーキが引かれている場合に
は、表1に示す動作パターンA(ステップ9)、パーキ
ングブレーキが引かれていない場合には、動作パターン
D(ステップ10)となり、これに応じて座面可変手段
11,12を作動する(ステップ12)。一方、動作パ
ターンが右足,左足の両方がAでないときには右足と左
足の動作パターンのうち姿勢変化の少ない方を動作パタ
ーンを選択して(ステップ11)、座面可変手段11,
12を作動する(ステップ12)。
【0029】そして、ここまでの処理時間を加算してゆ
き(ステップ13)、トータルが500秒以下であるか
どうかを判別し(ステップ14)、500秒以下のとき
は、再度アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペ
ダルの信号を入力する(ステップ4)。また、トータル
が500秒を超えるときには、座面可変手段11,12
を停止する(ステップ15)。そして、時間T3の後
(ステップ16)に時間計測手段18(タイマ)をリセ
ットする(ステップ3)。
【0030】したがって、この構成によれば、できるだ
け姿勢変化の少ない設定で座面可変手段11,12を作
動させ、各種ペダル類のペダル操作に与える影響を最小
限に抑えつつ、乗員の疲労を低減することができる。
【0031】次に、シートバック13の座面可変手段1
4によって疲労を軽減する場合について説明する。ここ
では、前述した構成が座面可変手段11,12の振幅,
周波数を制御するものであったのに対して、乗員のステ
アリング操作に応じて座面可変手段14の振幅、周波数
を制御するものである。
【0032】図6に座面可変手段14が作用したときの
乗員の上肢の変化(通常時aから作動時bへ)を示す。
【0033】この図6によれば、座面可変手段14の振
幅が大きい場合には、乗員のステアリング操作に影響を
及ぼす可能性がある。
【0034】そこで、ステアリングSTの舵角を前記ス
テアリング検知手段24によって検知し、舵角の大きさ
によって座面可変手段14の振幅、周波数を3つのパタ
ーン(E,F,G)に分けている。下記表3に座面可変
手段14の振幅、周波数の動作パターンを示す。また、
下記表4にはステアリングSTの舵角と動作パターンと
の関係を示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】よって、この表4から明らかなように、ス
テアリングSTの舵角が大きい場合ほど、姿勢変化が少
ないように座面可変手段14の振幅を小さく、周波数を
大きくしているのである。
【0038】したがって、この座面可変手段14につい
てもステアリング操作をしている場合には、このステア
リング操作に与える影響を最小限に喰い止めることがで
きる。
【0039】このようにして、各種ペダル操作やステア
リング操作に影響を与えることなく、乗員の疲労を軽減
するのである。
【0040】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば、座面可変手段11,12のみを装備
したシート、あるいは、単数あるいは複数の座面可変手
段14のみを装備したシートにも適用することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、乗員の運転状態を検知し、乗員の運転に影響を与え
ないよう座面変更手段を作動させることができるため、
乗員の動作を妨げることなく疲労低減を図ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】この発明の実施例を示す構成図。
【図3】同座面可変手段(シートクッションの前側)作
動時の側面説明図。
【図4】同座面可変手段(シートクッションの後側)作
動時の側面説明図。
【図5】同フローチャート図。
【図6】同座面可変手段(シートバック内)作動時の側
面説明図。
【図7】従来技術の斜視図。
【符号の説明】
6…座面可変手段(11,12,14…座面可変手段、
15,16,17…駆動手段)、7…検知手段(アクセ
ルペダル検知手段20、ブレーキペダル検知手段21、
クラッチペダル検知手段22、パーキングブレーキ検知
手段23、ステアリング検知手段24)、8…判断手段
(19…判断手段、18…時間計測手段)、10…シー
トクッション、13…シートバック、P…ペダル(運転
操作機器)、ST…ステアリング(運転操作機器)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−181730(JP,A) 特開 昭61−291233(JP,A) 特開 平3−21535(JP,A) 特開 平3−200438(JP,A) 特開 平3−200439(JP,A) 特開 平4−197315(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション及びシートバックを有
    し、座面形状を変更可能な車両用シート装置であって、
    前記座面形状を変更する座面変更手段と、運転操作機器
    の操作状態を検知する検知手段と、前記検知手段の信号
    を読み込み、乗員が操作のため使用している身体の部位
    に影響を与えないよう座面変更手段の作動状態を決定し
    指令する判断手段とを備えてなる車両用シート装置。
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CN110843613B (zh) * 2019-11-30 2022-07-08 的卢技术有限公司 一种基于人因工程学的座椅自动调节方法

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