JP2598399Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

Info

Publication number
JP2598399Y2
JP2598399Y2 JP1993045124U JP4512493U JP2598399Y2 JP 2598399 Y2 JP2598399 Y2 JP 2598399Y2 JP 1993045124 U JP1993045124 U JP 1993045124U JP 4512493 U JP4512493 U JP 4512493U JP 2598399 Y2 JP2598399 Y2 JP 2598399Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
laminated
magnetic head
shield plate
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993045124U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0710808U (ja
Inventor
田 英 之 池
村 孝 植
瓶 博 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP1993045124U priority Critical patent/JP2598399Y2/ja
Publication of JPH0710808U publication Critical patent/JPH0710808U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598399Y2 publication Critical patent/JP2598399Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気テープに用いる磁気
ヘッドに関し、特に、同磁気ヘッドの内部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばオーデオテープ等
の磁気テープに用いる磁気ヘッドにあっては、パーロマ
イ金属等の積層コアが内蔵されるのが普通である。
【0003】図4は磁気テープ用の2チャンネル磁気ヘ
ッドであり、同磁気ヘッドの絞り加工ケース1Aの内部
には図5及び図6に示されるチャンネルごとの2個の積
層コア21,22が内蔵されるけれども、これらの積層コ
ア21,22の巻線部2aには積層コア21,22の厚みよ
りも外形寸法の大きなコイルユニット3Aをそれぞれ取
付ける必要がある。このため、図6に示すように、従来
の各積層コア21,22はギャップから分割された左右コ
アセグメント2L,2Rとして2分割され、これらのコ
アセグメント2L,2Rをダイキャスト成形ホルダ4
L,4Rの内側面のコア取付溝4a,4bにそれぞれ位
置させることにより、各積層コア21,22の先端ギャッ
プ部2bを、ケース1Aの開口1aに対応させた成形ホ
ルダ4L,4Rの開口部4cに集中させる。
【0004】そして、前記成形ホルダ4L,4Rに対す
る各コアセグメント2L,2Rの取付けの場合、各チャ
ンネルの積層コア21,22間の磁気的な分離のため、成
形ホルダ4L,4Rの内側面のシールド板取付溝4dに
2分割シールド板5L,5Rを位置させる。次に、対向
状態におかれたコアセグメント2L,2Rの巻線部2a
にコイルユニット3Aのボビン3aを嵌めながら、これ
らのコアセグメント2L,2R及びシールド板5L,5
Rを支持させた左右の成形ホルダ4L,4Rを左右方向
に突合わせる。同突合わせ状態を保ったまま、両成形ホ
ルダ4L,4Rをケース1Aの内部に挿入してケース1
Aの開口1aから積層コア21,22の先端ギャップ部2
bを突出させる。
【0005】この後、ケース1Aの内部に絶縁性の充填
樹脂を充填することにより積層コア21,22及びシール
ド板5L,5Rの位置関係が固定され、ケース1Aの開
口1aから突出した先端ギャップ部2bの先端が研磨さ
れかつコイルユニット3Aの外部接続端子3bが端子板
6Aにハンダ付けされ、磁気ヘッドが完成される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の磁気ヘッド構造では、一対の成形ホルダ
4L,4Rを用いて複数のコアセグメント2L,2R及
びシールド板5L,5Rの整合関係を得るので、部品点
数が多くなるばかりでなく、前述した成形ホルダ4L,
4Rに対するコアセグメント2L,2R及びシールド板
5L,5Rの組付け工程は、かなり厄介な工程であるた
め、手作業で行うことが多く、量産効果を発揮しにくい
問題がある。そして、磁気ヘッドの組立て精度はケース
1A及び成形ホルダ4L,4Rの加工精度と組立て精度
により決定することになるけれども、成形ホルダ4L,
4Rの加工精度や両成形ホルダ4L,4Rの整合関係に
誤差があると、図7に示すように、左右の先端ギャップ
部2bが上下方向にずれ、製品価値が損なわれ、期待す
るような磁気的な特性が得られない場合が多く、微妙な
位置調整や歩留まりの向上のための管理が面倒であっ
た。本考案の目的は、以上に述べたような従来の磁気ヘ
ッドの問題に鑑み、部品点数が少なく、組立て工程の自
動化が可能で、先端ギャップ部に位置ずれが起きない構
造の磁気ヘッドを得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、複数の積層コアの巻線部にコイルユニッ
トを嵌め、隣合った積層コアの間にシールド板を介在さ
せることにより積層コア間を磁気的に隔絶する磁気ヘッ
ドにおいて、略等大等形状に2分割された積層コアの各
コアセグメントを、先端ギャップ部、側辺部、巻線部を
有する第1セグメントと先端ギャップ部及び側辺部のみ
を有する第2セグメントとに分けて積層し、第1セグメ
ントの前記巻線部にコイルユニットを嵌め、前記第2セ
グメントを前記シールド板に対面させた状態でシールド
板の両面に積層コアを積層・固定した磁気ヘッドを提案
するものである。
【0008】
【実施例】以下、図1から図3について本考案の実施例
の詳細を説明する。図示実施例は磁気テープ用2チャン
ネル磁気ヘッドに本考案を施した例であり、この磁気ヘ
ッドにおいても、パーロマイ金属等の積層コア21,22
が用いられるのは、従来と同様である。
【0009】つまり、図1に示すように、詳細を後述す
るシールド板5と等しい幅Lに作られる各チャンネルの
積層コア21,22は、ギャップの位置から等大等形状に
2分割された左右コアセグメント2L,2Rで構成さ
れ、ケース1との組立に先立って、これらのコアセグメ
ント2L,2Rは1枚の前記シールド板5の表面及び裏
面に積層状態で固定される。なお、図示は省略するけれ
ども、磁性体からなる同シールド板5はその表面及び裏
面に非磁性体層が積層されたクラッド構造をもつが、こ
れらの非磁性体層はシールド板5とは別の非磁性体板で
構成したものであってもよい。
【0010】図2から理解されるように、前記各コアセ
グメント2L,2Rは、略同等の厚みをもつ第1セグメ
ントS1と第2セグメントS2とからなり、この第1セグ
メントS1は略”コ”字状に連続して成形される先端ギ
ャップ部2b、側辺部2c、巻線部2aから構成され、
前記シールド板5に面した第2セグメントS2は、先端
ギャップ部2b及び側辺部2cのみから構成してある。
したがって、第1セグメントS1の巻線部2aとシール
ド板5の表面または裏面との間には、図1に示す隙間H
1,H2が形成されるから、第1セグメントS1の巻線部
2aにコイルユニット3のボビン3aを嵌めると、前記
シールド板5に面した側のボビン3a及び巻線3cの対
応部分が同隙間H1,H2の空間中に位置されるため、巻
線部2aに同コイルユニット3を取付けた状態でも、シ
ールド板5の両面に各チャンネルのコアセグメント2
L,2Rを積層状態で固定できる。
【0011】ケース1に対するコアセグメント2L,2
R及びシールド板5の組立てに際しては、エポキシ樹脂
等の非磁性硬質樹脂で成形した樹脂キャップ7がコアセ
グメント2L,2Rの先端ギャップ部2bに冠装され、
また、同コアセグメント2L,2R及びシールド板5の
積層体(組立体)は、保持バネ8に保持された状態でケ
ース1の内部に挿入される。即ち、図1に示すように、
樹脂キャップ7は前記ケース1の開口1aに対応した開
口部突起7a及びケース1の内面に当てがうことができ
るつば7bを有し、前記開口部突起7aの内部には前記
コアセグメント2L,2Rの先端ギャップ部2bに対応
した断面形状のギャップ部穴7cが形成してある。
【0012】また、図1に示された保持バネ8は、1枚
の板材から曲げ加工されるもので、組立てられた積層コ
ア21,22の両側面に圧接できる前方に伸びた一対の保
持アーム8aと、前記ケースの内側面に弾力的に接触で
きかつコアセグメント2L,2R及びシールド板5を図
2及び図3に示す状態に保持する弾性脚部8bとを備え
ている。なお、図2及び図3の符号”6”はコイルユニ
ット3の外部接続端子3bを取付けるための端子板であ
る。
【0013】図示実施例による磁気ヘッドは、以上のよ
うな構造であるから、次のような工程で組立てることが
できる。まず、巻線部2aにコイルユニット3を嵌めら
れた各チャンネルのコアセグメント2L,2Rは、接着
剤を用いてシールド板5の表面及び裏面にそれぞれ積層
・固定されるが、この積層工程では、コアセグメント2
L,2Rの先端ギャップ部2bに樹脂キャップ7が冠装
される。したがって、この積層工程で、1枚のシールド
板5に対するコアセグメント2L,2Rの積層と樹脂キ
ャップ7による先端ギャップ部2bの位置決めにより、
重要な先端ギャップ部2b及びシールド板5の関係位置
が特定されることになる。
【0014】次に、組立てられたコアセグメント2L,
2R及びシールド板5は保持バネ8に保持され、背面側
からケース1の内部に挿入され、ケース1の開口1aに
樹脂キャップ7の開口部突起7aを挿入すると、保持バ
ネ8の弾性脚部のケース1の内側面に対する弾力的な接
触により、シールド板5及びコアセグメント2L,2R
からなる組立体は、図2及び図3の状態に保持されるか
ら、ケース1の内部に充填樹脂を注入して固化させる。
この後、ケース1の背面側に端子板6をハンダ付けする
と共に、同ケース1の全面を研削する工程で、樹脂キャ
ップ7の開口部突起7aが削り取られ、ケース1の開口
1aから先端ギャップ部2bの一部が外部に露呈され
て、磁気ヘッドが完成されることになる。
【0015】なお、前述した従来の説明及び前記実施例
の説明では、2チャンネル磁気ヘッドを例示したけれど
も、本考案は、4チャンネル磁気ヘッドに適用すること
もできる。この場合、図1に示すような組立体を2個用
意し、シールド板等を用いて、これらの組立体の間を磁
気的に隔絶した状態で、ケースの内部に組込むことによ
り4チャンネル磁気ヘッドを製作できる。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
では、各コアセグメントを第1セグメントと第2セグメ
ントとで構成し、第1セグメントの巻線部にコイルユニ
ットを嵌め、コアセグメントとシールド板とを積層する
ので、精密加工される成形ホルダを用いずに、自動組立
ラインで組立てることができる。したがって、本考案に
よれば、成形ホルダの削減による部品点数の削減と自動
組立による量産効果で、製品原価を割安なものとするこ
とができる。また、本考案によると、1枚のシールド板
の両面に積層コアのコアセグメントを積層するので、図
7で説明したような先端ギャップ部の位置ずれは発生し
なくなるため、製品歩留まりも向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による磁気ヘッドの要部分解斜視図であ
る。
【図2】充填樹脂を取除いて示す同磁気ヘッドの図5相
当断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】従来の磁気ヘッドの一部切欠き全体斜視図であ
る。
【図5】図4の5−5線に沿う断面図である。
【図6】同磁気ヘッドの分解斜視図である。
【図7】組立てられた同磁気ヘッドの正面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 開口 21,22 積層コア 2L,2R コアセグメント 2a 巻線部 2b 先端ギャップ部 2c 側辺部 3 コイルユニット 5 シールド板 S1 第1セグメント S2 第2セグメント

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の積層コアの巻線部にコイルユニッ
    トを嵌め、隣合った積層コアの間にシールド板を介在さ
    せることにより積層コア間を磁気的に隔絶する磁気ヘッ
    ドにおいて、略等大等形状に2分割された積層コアの各
    コアセグメントを、先端ギャップ部、側辺部、巻線部を
    有する第1セグメントと先端ギャップ部及び側辺部のみ
    を有する第2セグメントとに分けて積層し、第1セグメ
    ントの前記巻線部にコイルユニットを嵌め、前記第2セ
    グメントを前記シールド板に対面させた状態でシールド
    板の両面に積層コアを積層・固定したことを特徴とする
    磁気ヘッド。
JP1993045124U 1993-07-27 1993-07-27 磁気ヘッド Expired - Fee Related JP2598399Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993045124U JP2598399Y2 (ja) 1993-07-27 1993-07-27 磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993045124U JP2598399Y2 (ja) 1993-07-27 1993-07-27 磁気ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0710808U JPH0710808U (ja) 1995-02-14
JP2598399Y2 true JP2598399Y2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=12710524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993045124U Expired - Fee Related JP2598399Y2 (ja) 1993-07-27 1993-07-27 磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598399Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0710808U (ja) 1995-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2598399Y2 (ja) 磁気ヘッド
US4514776A (en) Magnetic head and method of manufacturing the same
JPH0710807U (ja) 磁気ヘッド
US4520414A (en) Magnetic transducer structure with improved mechanical coupling and method of manufacturing
JP3099207U (ja) 磁気ヘッド
JP2683470B2 (ja) 磁気ヘッド
JPH08129711A (ja) 磁気ヘッド
JP2644786B2 (ja) 磁気ヘッド用シールド板
JP2582652Y2 (ja) 磁気ヘッド
JPS6138091Y2 (ja)
JP3389041B2 (ja) 磁気ヘッド
JP3338260B2 (ja) 磁気ヘッドおよびその製造方法
JPH0227366Y2 (ja)
JPS6117542Y2 (ja)
JP2555991Y2 (ja) 磁気ヘッド
JPS6329323B2 (ja)
JPH079688B2 (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH0135293Y2 (ja)
JPS62103812A (ja) 磁気ヘツド用シ−ルド板及びその製造方法
JPS6316011Y2 (ja)
JP2541902Y2 (ja) 磁気ヘッド用シールドケース
JP3078121U (ja) 磁気ヘッド
JPH0239010B2 (ja)
JPH0542048B2 (ja)
JPS6122406A (ja) 磁気ヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees