JP2683465B2 - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2683465B2
JP2683465B2 JP3218645A JP21864591A JP2683465B2 JP 2683465 B2 JP2683465 B2 JP 2683465B2 JP 3218645 A JP3218645 A JP 3218645A JP 21864591 A JP21864591 A JP 21864591A JP 2683465 B2 JP2683465 B2 JP 2683465B2
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哲也 小林
敏弘 鈴木
哲也 浜田
義規 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネル等の像をス
クリーン上に投射する投射型表示装置に関する。
【0002】近年、投射型表示装置は、液晶パネルに、
クロストークがなく、コントラストが高い薄膜トランジ
スタ(TFT)を各画素に設けたものが使用されてきて
いる。この薄膜トランジスタは光が当たると誤動作する
ことから、偏光板表面での反射光による薄膜トランジス
タの誤動作を防止する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図5に、従来の投射型表示装置の概念図
を示す。図5(A)は全体図を示したもので、図5
(B)は液晶パネルの構造図を示したものである。
【0004】図5(A)において、投射型表示装置50
は、リフレクタ51a内にランプ51bが配置された光
源51からの照射光が偏光板52aによりP波(又はS
波)に分離される。この光の偏光状態を液晶パネル53
により変えて、次の偏光板52bにより光の透過又は遮
断を行う。そして、投射レンズ54により偏光板52b
上の画像をスクリーン55等に投射するものである。
【0005】ここで、液晶パネル53は、薄膜トランジ
スタを使用するもので、一画素が図5(B)に示され
る。すなわち、薄膜トランジスタ56における画素電極
57が形成されたトランジスタ基板58と、対向電極5
9が形成された液晶基板60との間に液晶層61を介在
させたものである。
【0006】ところで、薄膜トランジスタ56は、光が
照射されると動作しない場合がある。そこで、図6に示
すように、光の入射する液晶基板60側にメタル等によ
る遮光膜62を設けて、薄膜トランジスタ56の遮光が
行われている。
【0007】また、薄膜トランジスタ56は温度に敏感
で高温になると動作しない特性を有しており、図5
(B)のようにS波又はP波の一方を吸収して温度上昇
するのを防止するために、光源51側の偏光板52aと
液晶パネル53との間に空気層を介在させている。
【0008】ところが、光源51からは液晶パネル53
に数十万ルクスの光が照射されており、図6に示すよう
に、該液晶パネル53を透過した光が屈折率の違いから
偏光板5bで若干(約10%)の反射で液晶パネル5
3に戻り、薄膜トランジスタ56が誤動作する場合があ
る。
【0009】そこで、図7に、反射光による対策を施し
た液晶パネルを説明するための図を示す。図7(A)
は、投射レンズ側の偏光板52bを液晶パネル53に貼
着し、反射光を防止したものである。図7(B)は、液
晶パネル53のトランジスタ基板58と薄膜トランジス
タ56との間に遮光膜63を形成して偏光板52bから
の反射光を遮光するものである。また、図7(C)は、
投射レンズ側の偏光板52bに反射防止膜64を形成し
て反射を防止したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7(A)の
場合は、偏光板52bで光の吸収、発熱が起こることか
ら、発熱を防止するために該偏光板52bの表面をファ
ン等で冷却する必要があり、高コストになるという問題
がある。
【0011】また、図7(B)の場合は、遮光膜63を
形成するトランジスタ基板58の製造工程が増えて歩留
りが低下し、高コストになるという問題がある。
【0012】さらに、図7(C)の場合は、形成コスト
を考慮した現状の反射防止膜54では数%の反射を許容
することから効果が少ないという問題がある。
【0013】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、低コストであり、反射光による薄膜トランジス
タの誤動作を防止する投射型表示装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1及び第
2の偏光手段間に配置され、該第1の偏光手段側の所定
部分に遮光が施された液晶表示部により画素単位で透
過、遮断を制御した像を、投射手段により投射する投射
型表示装置において、前記液晶表示部が薄膜トランジス
タを有し、前記投射手段側の前記第2の偏光手段を不要
偏光を吸収するものとすると共に、該第2の偏光手段か
らの反射光を前記液晶表示部外に照射させる所定角度で
傾斜させて設けることにより解決される。
【0015】
【作用】上述のように、投射手段側の第2の偏光手段を
所定角度で傾斜させて設けている。すなわち、第1の偏
光手段からの光は液晶表示部の所定部分に施された遮光
により、例えばスイッチング素子への悪影響を防止し、
第2の偏光手段からの反射光は傾きにより液晶表示部外
に反射させて投射手段側からの反射光による悪影響を防
止する。
【0016】従って、薄膜トランジスタを使用した液晶
表示部の、投射手段側の第2の偏光手段からの反射光に
よる該薄膜トランジスタの誤動作を防止することが可能
となる。
【0017】
【実施例】図1に、本発明の第1の実施例の構成図を示
す。
【0018】図1において、投射型表示装置は、リフレ
クタ1a内にランプ1bが配置された光源1から照射さ
れた光は、偏光手段である第1の偏光板2によりP波又
はS波に分離されて、P波又はS波のみが液晶表示部で
ある液晶パネル3に入射する。
【0019】図1における液晶パネル3は1画素のみを
示したもので、これらが所定数並設されるものである。
(図2参照)。すなわち、液晶パネル3は、薄膜トラン
ジスタ4における画素電極5が形成されたトランジスタ
基板6と、対向電極7及び遮光膜8が形成された液晶基
板9との間に液晶層10を介在させたものである。
【0020】この液晶パネル3は、入射する光の偏光状
態を変えるもので、その偏光状態で偏光手段であり不要
偏光を吸収する機能を奏する第2の偏光板11により透
過、遮断の制御を行い、その像を投射手段(投射レン
ズ、図5(A)参照)によりスクリーン上に投射するも
のである。この場合、第2の偏光板11は、液晶パネル
3に対して所定角度(例えば45°)で傾斜されて設け
られる。これにより、第2の偏光板11表面からの反射
光を液晶パネル外に照射させることができる。なお、第
2の偏光板11を傾斜させることにより、該第2の偏光
板11を透過する光軸が若干ずれることになるが、像自
体は傾斜させない場合と変化はない。
【0021】次に、図2に、図1の動作を説明するため
の図を示す。図2は、第2の偏光板11の傾斜角度の設
定条件を示すもので、これにより第2の偏光板11表面
からの反射光を液晶パネル3外に反射させるものであ
る。図2において、液晶パネル3は、図1における一画
素分の薄膜トランジスタ4、画素電極5、対向電極7及
び遮光膜8が所定数並設されたものである。
【0022】そこで、液晶パネル3と第2の偏光板11
との間隔をL、第2の偏光板の傾斜角度をK、液晶パネ
ル3の画幅をWとすると、Kは(1)式を満足する値以
上の傾斜角度であれば、該第2の偏光板11表面からの
反射光が液晶パネル3外に照射されることになる。
【0023】 tan2K=W/{L−(W/2)tanK} …(1) ここで、入射角(反射角)θはKに等しく、図2におけ
るxはx=(W/2)tanKで表わされる。
【0024】これにより、第2の偏光板11を傾斜させ
る簡易な構成で、投射手段側(出射側)の第2の偏光板
11表面からの反射光が、液晶パネル3の薄膜トランジ
スタ4に照射されることなく、該薄膜トランジスタ4の
誤動作を防止することができ、低コスト化を図ることが
できる。
【0025】次に、図3に本発明の第2の実施例の構成
図を示す。図3(A),(C),(D)は第2の偏光板
の形状を変化させたもので他の構成は図1等と同様であ
る。図3(A)において、第2の偏光板11を4つの偏
光部15に分割し、それぞれの偏光部15を同方向に角
度Kで傾斜させると共に、各偏光部15が並んで配置さ
れるよう構成したものである。この場合の傾斜角度Kは
(2)式を満足することで、反射光による液晶パネル3
の薄膜トランジスタ4への悪影響を防止することができ
る。
【0026】 K≧(1/2)tan-1(W/L) …(2) これにより、薄膜トランジスタ4の誤動作を防止するこ
とができると共に、第2の偏光板11の見掛け上の厚み
が小さくなり、取り付けスペースを小さくすることがで
きる。
【0027】なお、図3(A)に示す偏光部15による
第2の偏光板11は、図3(B)に示すような、「J」
字状の一体的な偏光板で構成しても同様の効果を有す
る。
【0028】また、図3(C)は、図3(A)における
4つの偏向部15を同様の傾斜角度±Kで光軸を中心に
「く」の字状となるよう並んで配置したものであり、図
3(D)は、第2の偏光板11を傾斜角度±Kで「く」
の字状に湾曲させて一体に形成したものである。
【0029】これにより、第2の偏光板11の傾斜させ
る方向を1画面内に変えることで全体に傾けた場合の幅
を小さくすることができ、薄型化を図ることができる。
【0030】なお、図3(A),(C)における偏光部
15はそれぞれの上下端で取り付けてもよく、透明板に
貼着させて形成してもよい。
【0031】次に、図4に、本発明の第3の実施例の構
成図を示す。図4(A)〜(C)は、液晶パネル3と平
行に位置する第2の偏光板11に所定形状のプリズムを
所定数設けたものである。
【0032】図4において、入射面の角度Kが上記
(2)式で表わされる4つのプリズム20aを入射面の
傾斜を同一方向にした偏向部20を第2の偏光板11に
設けたものである。この偏向部20は、図4(B)に示
すような、入射面が「J」の字状のプリズムとしてもよ
く、同様の効果を有するものである。
【0033】また、図4(C)は、偏向部20を、プリ
ズム20aを光軸を中心に入射面を逆方向に配設して第
2の偏光板11に設けたもので、図4(D)に示すよう
に入射面が「く」の字状に湾曲させたプリズムとしても
よく、同様の効果を有するものである。
【0034】図4(A)〜(D)に示すように構成する
ことにより、図3と同様に薄膜トランジスタ4の誤動作
を防止することができると共に、プリズム角を小さくす
ることができ、第2の偏光板11表面への形成が容易で
あり、低コスト化を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2の偏
光手段を該第2の偏光手段からの反射光を液晶表示部外
に照射させる所定角度で傾斜させて設けることにより、
反射光による薄膜トランジスタの誤動作を防止すること
ができると共に、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】図1の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図5】従来の投射型表示装置の概念図である。
【図6】遮光膜が形成された液晶パネルの構成図であ
る。
【図7】反射光による対策を施した液晶パネルを説明す
るための図である。
【符号の説明】 1 光源 1a リフレクタ 1b ランプ 2 第1の偏光板 3 液晶パネル 4 薄膜トランジスタ 11 第2の偏光板 15 偏光部 20 偏向部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 義規 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−67979(JP,A) 特開 昭64−50037(JP,A) 特開 平2−302726(JP,A) 特開 平2−220040(JP,A) 実開 昭64−55785(JP,U) 実開 昭63−150920(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の偏光手段(2,11)間
    に配置され、該第1の偏光手段(2)側の所定部分に遮
    光が施された液晶表示部(3)により画素単位で透過、
    遮断を制御した像を、投射手段により投射する投射型表
    示装置において、前記液晶表示部(3)が薄膜トランジスタ(6)を有
    し、 前記投射手段側の前記第2の偏光手段(11)は、不要
    偏光を吸収するものであり、該第2の偏光手段(11)
    からの反射光を前記液晶表示部(3)外に照射させる所
    定角度(K)で傾斜させて設けることを特徴とする投射
    型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の偏光手段(11)を所定数の
    傾斜された偏光部(15)に分割し、該分割された偏光
    部(15)が並設されるよう配置したことを特徴とする
    請求項1記載の投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の偏光手段(2,11)間
    に配置され、該第1の偏光手段(2)側の所定部分に遮
    光が施された液晶表示部(3)により画素単位で透過、
    遮断を制御した像を、投射手段により投射する投射型表
    示装置において、前記液晶表示部(3)が薄膜トランジスタ(6)を有
    し、 前記投射手段側の前記第2の偏光手段(11)は、不要
    偏光を吸収するものであり、該第2の偏光手段(11)
    の前記液晶表示部(3)側には所定数の偏光部(20)
    が設けられ、該偏光部(20)は該偏光部(20)表面
    での反射光を前記液晶表示部(3)外に照射させる所定
    数の偏向部(20)を設けることを特徴とする投射型表
    示装置。
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