JP2679086B2 - テープレコーダ - Google Patents

テープレコーダ

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JP2679086B2
JP2679086B2 JP63046275A JP4627588A JP2679086B2 JP 2679086 B2 JP2679086 B2 JP 2679086B2 JP 63046275 A JP63046275 A JP 63046275A JP 4627588 A JP4627588 A JP 4627588A JP 2679086 B2 JP2679086 B2 JP 2679086B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープレコーダに関するものである。
従来の技術 近年、テープレコーダは多機能化が進んでいるが、そ
れに反しコストダウンの要望はますます強まってきてい
る。カーステレオにおいても多機能化でかつ高品位のも
のが求められており、カセットテープ(以下テープと略
す)の装着・排出を含めた操作性,信頼性の向上が望ま
れている。従ってこれらの要求を満足し、かつ安価に実
現することが課題となっている。
以下に、従来のテープレコーダの一例について簡単に
説明する。
構成を簡単にすると、テープを装着・排出する挿排機
構と、フライホイル及びリール台等の回転を行なわせる
回転機構と、再生・早送り・巻戻し等を行なう切換機構
の3つから成り立っている。挿排機構はテープを平行移
動させる部材とテープの上下動を行なう部材とテープ装
着時にテープを保持する部材、及び排出を行なう排出レ
バーと排出連結機構より成り立っている。回転機構は、
フライホイルに回転を伝達するベルト機構とリール台の
回転を切換える減速ギア機構より成り立っている。切換
機構は再生・早送り・巻戻し用に備えられたプランジャ
とその連結部材により成り立っている。
以上のように構成されたテープレコーダについて、以
下その動作について説明する。まずテープを挿入口に入
れ、挿入ばねが挿入される力によってたわめられ死点を
越えると今後は自らテープを引き込む働きをしテープの
平行移動を行ない、平行移動が完了すると、その完了位
置でのみ作用するテープ押えばねによって上下動を行な
う部材がテープ保持部材を下方向に押えることによって
テープの装着が行なわれる。次に再生用のプランジャの
吸引によって減速ギア機構より伝達された力によりヘッ
ド・ピンチローラの圧着及びリール台の回転が行なわれ
再生状態となる。プランジャが吸引されている間は再生
状態が保持されており、また一度吸引を止めるとピンチ
ローラの圧着及びリール台の回転は解除される。再び再
生用プランジャを吸引すると今度は反対側のピンチロー
ラとリール台が働くように構成されており、これを繰り
返すことによって正転及び反転の再生切換が行なえる。
次に早送りのプランジャを吸引すると減速ギア機構によ
って伝達された力によりヘッド及びピンチローラは解除
され、リール台の巻き取り用の駆動も解除され、かわり
に早送り用の駆動が行なわれる。巻戻しの場合も早送り
と同様である。早送り・巻戻しはそれぞれのプランジャ
が吸引を行なう間のみ行なわれ吸引を止めると解除され
る。次に排出レバーを押すと電気的検出によって再生・
早送り・巻戻しの動作は解除され、排出レバーを押す力
によって排出連結機構が働き、テープ押えばねの力に打
ち勝ってテープを上に持ちあげ、さらに押すと挿入ばね
がたわめられ死点を越えることによってテープは挿入位
置まで平行移動され、元の状態となり排出が完了する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、挿入・排出が手
動であるためばねに打ち勝つ力で操作を行なわねばなら
ず操作荷重も大きくなり動作音も大きく、排出の際テー
プの飛び出しの問題もあり、また排出レバーも位置・突
出量などの点でデザイン上の制約となり品位の低下を招
く原因となっていた。また再生状態では常に再生用プラ
ンジャを吸引しており、消費電流の増加やプランジャの
発熱などの問題点があった。また交互に正転,反転の切
換が行なわれるため再生方向の検出を行なう検出スイッ
チが必要となる欠点があり、装着後すぐに反転再生にし
たい場合でも一度正転とした後再度動作切換を行なわな
いと反転とならないなど操作上のわずらわしさがあっ
た。早送り・巻戻しにおいても専用プランジャーの連続
吸引によって行なわれるため、消費電力の増加,発熱の
問題があった。これらのプランジャやモータなどの制
御,スイッチの検出,手動操作により強制的に割り込ん
でくる排出動作への対応のため複雑な制御回路を必要と
する問題があった。このようなことから構成に必要な部
品点数も多くなり、ばらつきや組立精度の点で信頼性も
低く、安価に実現することも困難であった。
本発明はこのような従来の問題点を解消するものであ
り、テープ挿入・排出の品位が高く、動作切換の際の操
作性に優れ、電流消費量の少ない、安価なテープレコー
ダを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のテープレコーダ
は、再生状態を保持する第1の間欠部及び停止状態を保
持する第2の間欠部を設けたカムと、回動可能であって
上記第1の間欠部に係止されるか否かによって再生駆動
系の駆動制御を行う制御レバーと、上記カムの間欠部に
対する制御レバーの係止状態の解除を、解除時間もしく
は回数によって制御する制御駆動手段とを備え、上記制
御駆動手段は、制御レバーの係止を解除する時間もしく
は回数の制御に差を設ける少なくとも第1の制御と第2
の制御を行うように構成し、その第1の制御においては
制御開始時の制御レバーの係止状態が第1の間欠部か第
2の間欠部かに関係なくその制御状態の最終には第1の
間欠部に係止されて再生状態となり、第2の制御におい
ては制御レバーが第1の間欠部の係止状態から開始され
て第2の間欠部の係止状態に移行して停止状態となるよ
うに構成し、上記カムの第1の間欠部と第2の間欠部と
の間は、前記制御駆動手段の第1の制御では第1の間欠
部に係止状態から開始された場合でも第2の間欠部に係
止されることがないように、第2の制御では第1の間欠
部に係止状態のときは第2の間欠部に係止されるよう
に、カム周方向において接近して設けたものである。
また、前述の構成に、正転再生か反転再生かを選択す
る正反切換手段と、再生状態とすべく引き上げられ保持
されるヘッド基板とを備え、制御駆動手段の第1の制御
により制御レバーが最終的に第1の間欠部に係止するま
でのカムの動作期間に、正反切換手段の正転再生か反転
再生の選択を行うと共にヘッド基板を引き上げて再生状
態とし、制御駆動手段の第2の制御により制御レバーが
第1の間欠部の係止状態から第2の間欠部の係止状態に
移行するまでの動作期間に、上記ヘッド基板を後退させ
再生状態を解除せしめて停止状態とするように構成した
ものである。
また、前記御駆動手段を、プランジャで構成したもの
である。
作用 本発明は上記した構成によって、第1の間欠部に移行
するまでの間にテープの挿入,正転・反転の選択・再生
の動作を連続的に行ない、第2の間欠部に移行する間に
停止動作を行う。間欠部から間欠部への動作は、プラン
ジャよりなる制御駆動手段の時間もしくは回数の制御に
差を設ける少なくとも第1の制御と第2の制御によって
行い、その第1の制御においては制御レバーの係止状態
が第1の間欠部か第2の間欠部かに関係なくその制御状
態の最終には第1の間欠部に係止されて再生状態とな
り、第2の制御においては第1の間欠部の係止状態から
第2の間欠部の係止状態に移行し停止状態となる。すな
わち、制御駆動手段による制御を第1の制御を選択する
ことにより、制御レバーがどちらの間欠部に係止してい
るかに関係なく、第1の間欠部に移行して初期リセット
でき、その確認をとることができることとなる。
実 施 例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図〜第4図は再生カム15とメインレバー6の回動
部に設けられたピン部6cとの係合関係を示したものであ
る。第1図はテープ排出状態を表わし、第2図はテープ
装着が完了した直後の状態を表わし、第3図はテープ再
生を行なうためヘッドを上昇せしめ保持が完了した直後
の状態を表わし、第4図は再生の解除を行ない停止させ
た状態を表わしている。
テープ挿入,装着,排出に関する説明図面を第5図か
ら第20図に示している。
第5図及び第6図と第14図はテープの排出位置の構成
図である。
1は排出アームで、固定基板上に設けられた支軸に挿
入されて回動孔1aを中心に回動自在である。8は排出ば
ねで、排出アーム1は排出ばね8により常に時計方向に
付勢されている。
6はメインレバーで、固定基板上に設けられた支軸に
挿入されて回動孔6aを中心に回動自在であり、メインレ
バー6の時計方向への回動を排出アーム1に設けられた
軸1bを介して排出アーム1に伝達する。
5はリフトスライダで、固定基板上でガイドされ、装
着位置と排出位置とを往復動作可能であり、排出アーム
1に設けられた軸1cによって摺動力を伝達される。
4はリフトアームで、基板上に設けられた支軸に挿入
されて第6図に示す回動穴4aを中心に回動自在であり、
リフトスライダ5のガイド孔部5aによりリフトアーム4
に設けられた軸4bに回動力が伝達される。
68はテープ、2は排出爪、3は排出爪ばねであり、排
出爪2は第7図に示すようにテープ係合部2aと、テープ
当接部2bでテープ67と係脱し、排出爪ばね3は排出アー
ム1に設けられたバネ保持部1eに保持され、排出爪2を
バネ掛けボス部22c1にて付勢している。一方、排出爪へ
の付勢力によりバネ掛けボス部2c2は排出アーム1の長
孔部1hと当接している。
7はテープ68を収納するカセットホルダーで、曲げ部
7a,突部7bがリフトアーム4の孔部4c,突部4dと係合し、
リフトアーム4の回動力によりカセット装着位置と上方
への移動が可能である。
9は排出ロック板で、62は排出ロック板ばねであり、
排出ロック板9は、排出ロック板ばね62で付勢されてい
る。
排出アーム1はロック部1fを有し、排出ロック板9の
突部9aと係脱可能である。10はテープロックレバーであ
り、12はテープロックレバーばねであり、11は挿入検出
スイッチである。テープロックレバー10は孔10aを中心
に回動自在であり、テープロックレバーばね12により時
計方向に付勢されている。又、係止部10bを有し、排出
アーム1に設けられたロック軸1dを係止可能である。
13はタンパーレバーで、固定基板上に設けられた支軸
13aに挿入されて回動自在である。14はダンパーレバー
ばねであり、ダンパーレバー13を時計方向に付勢してい
る。ダンパーレバー13の軸受孔内面にはタンパーグリス
(図示せず)が塗布されており、ダンパーレバー13は回
動によりダンパー効果が発揮されるようになっている。
またダンパーレバー13の当接部13bは、排出アーム1の
先端部1gと当接するようになっている。
テープの挿入,装着,排出に関しては以上の構成であ
る。
第21図〜第22図は本発明の実施例におけるテープレコ
ーダの再生カム15の駆動方法を示している。第21図は再
生カムに駆動が伝達される前の状態を示し、第22図は再
生カムに駆動が伝達され始めた状態を示している。第21
図において、15は再生カムであり、固定基板上に回転自
在に配置されており、駆動を受けることによりテープの
挿入・再生・及び正反切換を行なうカム形状を有してい
る。16及び17はギアC及びギアBであり、固定基板上に
回転自在に配置されており、それぞれ2段ギアとなって
おり、減速された回転を再生カム15に伝達している。18
はギアAであり、再生ギアレバー20上に回転自在に配置
されており、モータプーリ19のギア部と係合した時にギ
アB17に駆動力を減速して伝達している。20は再生ギア
レバーであり、固定基板上にギアB17と同軸で回動自在
に配置されており、20a部で再生プランジャ24の可動鉄
芯部24aと係合されており、24aが吸引されることによっ
て時計方向へ回動せしめられる。21は再生ギアレバーば
ねであり、一端で再生ギアレバー20と係合しており、再
生ギアレバー20を反時計方向に付勢している。22は再生
制御レバーであり、固定基板上に回動自在に配置されて
おり、一端が再生プランジャ24の可動鉄芯部24aと係合
されている。23は再生制御レバーばねであり、再生制御
レバー22を時計方向に付勢している。24は再生プランジ
ャであり、固定基板上に固定されており可動鉄芯部24a
によって再生ギアレバー20と再生制御レバー22を回動せ
しめる。第23〜25図は正反切換の選択とピンチローラの
駆動の切換を示している。第23図は選択を行なう前の状
態を表わし、第24図は正転方向に切換えられた状態を表
わし、第25図は反転方向に切換えられた状態を表わして
いる。第23図において、25は正反切換レバーであり、固
定基板上に回動自在に配置されており、25a部で再生カ
ム15と係合により駆動の伝達を受け、25dを回転中心と
して25cの係合部によって正反ロッド27に駆動を伝達し
ている。26は正反切換レバーばねであり、正反切換レバ
ー25を時計方向に付勢している。27は正反ロッドであ
り、ヘッド基板33上に矢印C方向へ摺動自在に配置され
ており、正反切換レバーにより往復動作を行なう。28は
ピンチローラばねであり、正反ロッド27の中央部及び両
端部で保持されており、両端の28a及び28bがピンチロー
ラアームF30及びピンチローラアームR32と係合すること
によってピンチローラ29及び31の圧着を行なう。29及び
31はピンチローラF及びピンチローラRであり、ピンチ
ローラアームF30及びピンチローラアームR32に回転自在
に配置されている。30及び32はピンチローラアームF及
びピンチローラアームRであり、固定基板上に回動可能
に配置されている。
第26〜29図は正反切換時のリール台の巻取り方向の選
択方法について示したものである。第26図は停止状態を
示し、第27図は選択が開始され正転側に切換え準備が行
なわれた状態を示し、第28図は正転の再生状態を示し、
第29図は反転の再生状態を示している。33はヘッド基板
であり、固定基板上を矢印D方向に摺動可能に配置され
ており、33a及び33b部で巻取りアームF40及び巻取りア
ームR41と係合している。34及び35はリール台ギアF及
びリール台ギアRで、固定基板上に回転自在に配置され
ており、テープの巻取りを行なう。38及び39は巻取りギ
アF及び巻取りギアRであり、巻取りアームF40及び巻
取りアームR41上に回転自在に配置されており、フライ
ホイルF42及びフライホイルR43のギア部と常に係合して
いる。40及び41は巻取りアームF及び巻取りアームRで
あり、固定基板上にフライホイルF42及びフライホイルR
43と同軸で回動自在に配置されており、40a及び41a部に
よって正反ロッド27と係合し、40b及び41bによってヘッ
ド基板33と係合する。36及び37は巻取りアームばねF及
び巻取りアームばねRであり、巻取りアームF40及び巻
取りアームR41をそれぞれリール台側に付勢している。4
2及び43はフライホイルF及びフライホイルRであり、
固定基板上に回転自在に配置され、ベルト駆動によって
回転を行なう。
第30〜31図はヘッド基板33の引き上げ及び再生時の保
持について示したものである。第30図は停止状態を表わ
し、第31図は再生状態の保持が完了した直後の状態を表
わしている。44はヘッド基板ロックレバーで、固定基板
上に回動自在に配置されており、内側のカム形状でプレ
イロックレバー45のピン部と係合し、先端部ではヘッド
基板制御レバー46と係合する。45はプレイロックレバー
で、固定基板上に回動自在に配置されており、再生切換
レバー48と係合することによりその駆動をばねを介して
ヘッド基板33に伝達している。46はヘッド基板制御レバ
ーで、固定基板上に回動自在に配置されており、ヘッド
基板ロックレバー44と係合し保持を行なう。47は再生制
御ばねで、ヘッド基板制御レバー46に時計方向の付勢を
行なっている。48は再生切換レバーで、メインレバー6
の回動力をプレイロックレバー45に伝達する。
第32〜39図は排出ロッド57及びヘッド基板33による排
出動作の方法を示したものである。第32図はテープ装着
時の停止状態の平面図を表わし、第33図はその側面図で
ある。第34図は停止状態で排出ロッド57を押し排出動作
を行なった時の平面図を表わし、第35図はその側面図で
ある。第36図はテープ再生状態の平面図を表わし、第37
図はその側面図である。第38図はテープ再生状態におい
て押出ロッド57を押した時の平面図を表わし、第39図は
その側面図である。第32図において57は排出ロッドであ
り、固定基板上に矢印M方向に摺動自在に配置されてい
る。58は排出制御レバーであり、排出ロッド57の軸部57
aを中心に回動自在に配置されており、先端部で排出ロ
ック板9と当接し解除動作を行なう。59は排出補助アー
ムであり、固定基板上に回動自在に配置されており、ヘ
ッド基板33と59aによって係合し、59bの係合により排出
制御レバー58にヘッド基板33の動作を伝えている。第33
図において60は排出スイッチであり、固定基板上に固定
されており、排出ロッド57が押されると開の状態とな
り、通常は閉状態である。61は排出ロッドばねであり、
排出ロッド57を矢印Mと反対方向に付勢している。62は
排出ロック板ばねであり、排出ロック板9を時計方向に
付勢している。
第40〜45図は排出動作中の排出ロッド57の保持とヘッ
ド基板33の引き上げの解除について示したものである。
第40図はテープ装着時の停止状態を表わした平面図であ
り、第41図はその側面図である。第42図は排出ロッドを
排出スイッチ60が開状態となり保持を受ける位置を表わ
した平面図であり、第43図はその側面図である。第44図
は排出動作終了後の状態を表わした平面図であり、第45
図はその側面図である。第41図において63は再生切換レ
バーばねであり、再生切換レバー48を反時計方向に付勢
している。
第46〜47図は本発明の実施例におけるテープレコーダ
の外観を透視図で表わしたものであり、第46図はその平
面図であり第47図はその側面図である。図面上は重なり
合って構成されているが別紙の如く立体的には各部の動
作に支障なきよう構成されている。
以上のように構成されたテープレコーダについて、以
下その動作を詳述する。
第5図と第14図はテープの排出位置の正面図で、第6
図は側面図である。第8図と第17図はテープの自動挿入
開始位置の正面図であり、第10図は側面図である。又、
第15図はテープロックレバー10の形状図であり、第16図
はテープロックレバー10のカム線図である。
第5図のテープ68を挿入すると、テープ68と係合して
いる排出爪2もテープ挿入方向に移動し、排出爪2と当
接している排出アームも排出ばね8の付勢力に抗して反
時計方向に回動せしめられる。そのためダンパーレバー
13は先端部1gによる当接が解除され、ダンパーばね14に
より時計方向に回動する。又ロック軸1dは第15図及び第
16図に示すように、テープロックレバー10のカム溝10d,
10e,10fを移動する。このとき10e,10fを移動する際はロ
ック軸1dの先端がカム溝10e,10fに当接し、第15図Aに
示すテープロックレバー10は、10aを中心に時計方向へ
回動する。さらにロック軸1dがカム溝10gに移動すると
ロック軸1dの先端はカム溝10fとの当接が解除され、第1
5図のテープロックレバー10は反時計方向に回動し、テ
ープロックレバー10は第15図Aの位置に復帰する。この
時テープ68の挿入力を解除すると第17図に示すように、
ロック軸1dは排出ばね8により時計方向の回動力があ
り、テープロックレバー10のカム溝10bを付勢し、テー
プロックレバー10を反時計方向に回動させる。そのた
め、テープロックレバー10により閉の状態であった挿入
検出スイッチ11は開の状態になり、自動挿入動作開始の
ため、モータ,再生用プランジャ24(第21〜22図)が作
動開始する。前記モータの回転動力は減速ギア,再生カ
ム15を介しメインレバー6に伝達される。この時、挿入
検出スイッチ11が検出した後、自動挿入が開始するまで
の時間差はあるが、排出アーム1の時計方向の回動はロ
ック軸1dが10bにより阻止されている。10bによる排出ア
ーム1の阻止位置は、テープ68が前面パネル(図示せ
ず)により担持されない位置である。又、ロック軸1dが
10gに移動した時、テープ68をさらに挿入すると、ロッ
ク軸1dはカム溝10cに当接し、プレイロックレバー10を
反時計方向に回動させ、挿入検出スイッチ11は閉から開
に変化し、前記と同様に自動挿入動作が開始する。排出
アーム1は第8図に示す位置まで回動すると、軸1bとメ
インレバー6の係合部6bは係合状態にある。
第12図と第19図はテープの装着位置の正面図であり、
第13図は側面図である。
第8図におけるメインレバー6と排出レバー1の位置
から、メインレバー6の時計方向の回動により排出アー
ム1は排出ばね8のばね付勢力に抗し反時計方向に回動
せしめられ排出ロック板9にて排出アーム1は排出ばね
8が伸ばされた状態にて保持される。この時のテープ68
の動作を次に示す。第8図におけるテープ68は、排出ア
ーム1が反時計方向に回動することにより、排出爪2を
介し挿入方向に移動する。軸1cが当接部5bに当接し、リ
フトスライダ5は摺動を開始する。これによりガイド孔
部5aにより軸4bがガイドされ、第13図に示すようにリフ
トアーム4は時計方向に回動させられる。これに伴いカ
セットホルダ7はテープ68を収納した状態で装着位置に
移動し、その後再生モードに移行し、ヘッド基板が再生
位置に移動する。この時、テープ係合部2a,テープ当接
部2bはテープ68とを係合を解除されている。
次に排出動作について説明する。再生状態を解除し、
ヘッド基板33(第26図参照)を停止位置に移動した後、
第19図に示す排出ロック板9とロック部1fとの係合をは
ずす。伸ばされていた排出ばね8のたわみ力により、排
出アーム1は時計方向へ回動する。この時、第6図に示
すように軸1cが当接部5cに当接し、リフトスライダ5は
摺動を開始する。これによりガイド孔部5aにより軸4bが
ガイドされ、第11図に示すようにリフトアーム4は反時
計方向に回動し、カセットホルダ7もテープ68を収納し
た状態で移動する。これに伴いテープ係合部2a,テープ
当接部2bとテープ68は係合し、排出アーム1の時計方向
の回動によりテープ68は排出方向へ水平移動を開始す
る。時間方向へ回動するロック軸1dは、第18図に示すよ
うに傾斜係合部10jに係合し、テープロックレバー10を
反時計方向に回動させ、第20図に示すように10kに沿っ
て回動する。
その後、さらに排出アーム1は時計方向に回動を続
け、先端部1gはダンパーレバー13の当接部13bと当接す
る。排出アーム1がさらに回動を続けると、ダンパーレ
バー13は反時計方向へ回動せしめられ、ダンパーレバー
13はそのダンパー効果を発揮する。
ダンパーレバー13のダンパー効果により、排出レバー
1は排出位置方向へのばね付勢力に抗しつつ排出位置ま
でスムーズにかつ穏やかに移動する。したがって排出レ
バー1と係合している排出爪2,テープ68の排出動作はス
ムーズにかつ穏やかに移動でき、テープ68の飛び出し防
止が可能になる。
又、電源が供給されない時、第5図の排出位置から、
テープ68を挿入すると、前記説明の如く、第8図,第17
図の状態になるが、電源が供給されないため、自動挿入
されず、かつ、排出レバー1の時計方向の回動力はロッ
ク軸1dがカム溝10bにより阻止されるため、テープ68は
前面パネル内に保持され取り出せない。この時、第10
図,第18図に示す位置までテープ67を挿入すると、ロッ
ク軸1dは第15図の10h,10iのカム溝を通過した後、テー
プロックレバー10の傾斜係合部10jと係合する。その後
テープ67の挿入力を解除すると、排出ばね8によるばね
付勢力により排出レバー1は、時計方向に回動する。ロ
ック軸1dは第20図に示すように10kに沿って回動し、排
出位置に移動する。これに伴いテープ68も排出位置まで
移動する。
なお、本実施例において、テープロックレバー10のば
ね付勢力は時計方向としたが、反時計方向でもよい。
次に第21〜22図を用いて動作を説明する。第21図にお
いて再生カム15を駆動する場合、先づモータプーリ19を
矢印A方向に回転させておき、再生プランジャ24を吸引
すると、可動鉄芯24aにより再生ギアレバー20は時計方
向に回動しギアA18はモータプーリ19のギア部と係合さ
れる。その状態を表わしたものが第22図であり、以下第
22図によって動作を説明する。ギアA18の係合によりギ
アB17,ギアC16によって減速が行なわれ再生カム15に矢
印B方向の回転が伝達される。再生ギアレバー20の20b
部は再生カム15の間欠部15a部より抜け出し、再生カム1
5が矢印B方向に回転しているため、20bはカムの外周面
と係合し、再生プランジャ24が吸引を止めた後も次の間
欠部15bに達するまでの間、ギアA18とモータプーリ19の
係合関係を継続させている。再生カム15が15aの間欠部
から15bの間欠部まで回転する間は再生プランジャ24の
可動鉄芯24aは吸引を止め、矢印O方向に復帰しても再
生ギアレバー20の20aと衝突しない隙間が確保されてお
り、数回の吸引を繰り返すことや吸引時間を長くしたり
短かくしたりすることが出来る。したがって可動鉄芯24
aと係合しており、吸引されると反時計方向に回動し、
復帰すると時計方向に回動を行なう再生制御レバー22に
よって後述する方向により正転,反転の選択や排出を行
なうことが出来る。また再生カム15の15aは停止、15bは
再生用の間欠部であり、再生状態から停止状態に移行す
る場合は、再生プランジャ24を再生ギアレバー20の20b
が15bから15aに移動する時間以下吸引することにより後
述する方法によって行なう。また15aと15bの間隔を再生
カム15の全周に比べ極めて短かく設定しているので、再
生時に反転再生に切換える場合と、停止時に反転再生に
切換える場合などのモード切換のためのプランジャの吸
引回数や時間の制御をどちらの場合でも同じとすること
ができる。また15bから15aの移動時間より長く再生プラ
ンジャ24を吸引することによって再生カム15の初期リセ
ットが可能となり、再生カム15の位置検出用の専用スイ
ッチを設ける必要がない。
次に第1〜4図を用いて動作を説明する。第1図にお
いて再生カム15を矢印B方向に回転させると、メインレ
バー6のピン部6cはカム面との係合により矢印P方向に
回動され、第2図の状態となる。第2図の状態では再生
カム15はまだ回転が継続中であるので、さらに矢印B方
向に回転しピン6cは今度は外カムによって矢印Pとは反
対方向に回動し、第3図の状態となる。第3図で再生状
態への保持を終えた後ピン6cは再び矢印P方向に今度は
メインレバー6の時計方向のばね付勢によって移動を行
ない、再生カム15の間欠部15bで回転を終了し再生状態
となる。次に再生プランジャ24を短時間吸引し15bから
再び15aの間欠部に再生カム15を回転させた状態が第4
図である。
次に第23〜25図を用いて動作を説明する。第23図にお
いて再生カム15を矢印B方向に回転せしめることにより
15cは正反切換レバー25の25a部と当接し、正反切換レバ
ー25の25dを中心に反時計方向に回動せしめる。正反切
換レバー25の回動により25c部で係合関係にある正反ロ
ッド25は矢印C方向に移動され、第24図の状態となる。
第24図において正反切換レバー25の25b部は再生制御レ
バー22の22a部と係合関係にあり、前記再生プランジャ2
4が吸引していない場合、再生カム15がさらに矢印B方
向に回転することにより正反切換レバー25は正反切換レ
バーばね26の付勢により時計方向に回動されるが、25b
と22aの隙間量移動したのみで保持される。したがって
再生プランジャ24が吸引していない場合は、正反ロッド
27は矢印C方向に移動された状態で保持されており、さ
らに再生カム15が矢印B方向に回転すると後述する方法
により正反ロッド27は矢印D方向に移動し、ピンチロー
ラばね28の一端28aはピンチローラアームF30と当接し、
さらに移動されるとピンチローラ29をキャプスタンに圧
着せしめ、テープの駆動を行なう。また25bと22aの隙間
がなくなった後に再生プランジャ24を吸引するか、それ
までの間吸引を継続した場合、正反切換レバーの保持は
解除され、正反切換レバーばね26の付勢により、正反切
換レバー25は再生カム15の15cの回転に沿って時計方向
に回動され、第25図の状態となる。第25図においてさら
に再生カム15が矢印B方向に回転すると、後述する方法
により正反ロッド27は矢印D方向に移動し、ピンチロー
ラばね28の一端28bはピンチローラアームR32と当接し、
さらに移動されるとピンチローラ29をキャプスタンに圧
着せしめ、テープの駆動を行なう。このような構成にす
ることにより簡単な構成で正反の切換を行なうことが可
能であり、またプランジャの制御によって明確に正転か
反転かを選択できるため、正反検出スイッチも不必要で
あり、交互に正反を繰り返すものに比べて操作性も向上
する。
次に第26〜29図を用いて動作を説明する。第26図にお
いて巻取りアームF40及び巻取りアームR41は40b及び41b
部でヘッド基板33の33a及び33bと係合関係によってリー
ル台ギアF34及びリール台ギアR35より離されており、ま
た40a部は正反ロッド27とも当接していない。この状態
は第23図と対応しており、第24図の状態へ正反の切換動
作を行なうと正反ロッド27は矢印C方向へ移動され、第
27図の状態となる。第27においても巻取りアームF40及
び巻取りアームR41の位置は変わらず、41a部は正反ロッ
ド27と当接していない。正反ロッド27が第27図にように
保持された状態でヘッド基板33が矢印D方向に移動を行
なうと、巻取りアームF40及び巻取りアームR41は40b及
び41bとヘッド基板33の33a及び33bの係合によりばね付
勢方向であるリール台ギア側に回動しようとするが、41
a部と正反ロッド27が当接され、巻取りアームR41の回動
を阻止するため巻取ギア38のみがリール台ギア34と係合
され、第28図の状態となる。この場合フライホイル42の
矢印E方向の回転が巻取ギアF38に伝達され、巻取りギ
アF38は矢印F方向に回転され、リール台ギアF34は矢印
G方向に回転され、正転再生が行なわれる。また第27図
の状態より正反ロッド27の保持が解除されると矢印Cと
反対方向に移動し、再び第26図の状態となる。この状態
よりヘッド基板33が矢印D方向に移動を行なうと、巻取
りアームF40及び巻取りアームR41は40b及び41bとヘッド
基板33の33a及び33bの係合によりばね付勢方向であるリ
ール台ギア側に回動しようとするが、40a部と正反ロッ
ド27が当接され、巻取りアームF40の回動を阻止するた
め、巻取りギア39のみがリール台ギア35と係合され、第
29図の状態となる。この場合フライホイル43の矢印H方
向の回転が巻取りギアR39に伝達され、巻取りギアR39は
矢印I方向に回転され、リール台ギアR35は矢印J方向
に回転され、反転再生が行なわれる。この方向によって
正反ロッドの矢印C方向の移動時には負荷をかけること
なく、矢印D方向の動作時に係合しない側の巻取りアー
ムの保持をヘッド基板33より引継ぐため、正反切換時の
動作負荷を低減することができる。
次に第30〜31図を用いて動作を説明する。第30図の状
態の時ヘッド基板33は矢印Dと反対方向に付勢されてお
り、再生切換レバー48とも係合していない。この状態よ
り第2図から第3図のようにメインレバー6が移動され
た場合、まず再生切換レバー48はプレイロックレバー45
の45a部と当接し、プレイロックレバー45を時計方向へ
回動せしめる。プレイロックレバー45はばねを介しヘッ
ド基板33と係合しておりヘッド基板33は矢印D方向へ移
動され、また45b部でヘッド基板ロックレバー44と係合
しており、ヘッド基板ロックレバー44を時計方向へ回動
せしめる。ヘッド基板ロックレバー44が時計方向へ回動
していくと、44a部とヘッド基板制御レバー46の46aの係
合により、ヘッド基板制御レバー46が時計方向にばね付
勢により移動し、ヘッド基板制御レバー46の保持を行な
う。この状態が第31図である。第31図においてメインレ
バー6は第3図から第4図のように時計方向に回動する
が、プレイロックレバー45は45b部でヘッド基板ロック
レバー44のカム部によって反時計方向への解除を阻止さ
れており、ヘッド基板33を矢印D方向に保持し続けてい
る。この状態が再生状態である。次に再生プランジャ24
の吸引によりヘッド基板制御レバー46が反時計方向に回
動し、ヘッド基板ロックレバー44の44aと46a部の係合が
解除される。ヘッド基板ロックレバー44の係合が解除さ
れると、ヘッド基板33の矢印Dと反対方向の付勢によ
り、ヘッド基板ロックレバー44は反時計方向に回動し、
プレイロックレバー45は反時計方向に回動し、ヘッド基
板33は矢印Dと反対方向へ移動し、再び第30図の状態と
なって停止する。
次に第32図〜第39図を用いて動作を説明する。第32図
及び第33図は停止状態となっているが、排出ロッド57を
矢印M方向に押すと、まず排出スイッチ60が閉から開に
代わり排出操作が検出され、さらに押すと排出ロッド57
と係合している排出制御レバー58が排出ロック板9と当
接し、排出ロック板9を反時計方向(矢印Nと反対方
向)へ回動せしめる。排出ロック板9の回動により排出
アーム1は保持が解除され、排出ばね8によって時計方
向に回動し排出動作を行なう。この状態が第34図及び第
35図である。また第36図及び第37図は再生状態であり、
ヘッド基板33が矢印D方向に移動しているため、排出補
助アーム59は59a部の係合により反時計方向に回動して
いる。排出補助アーム59の回動により59b部と係合して
いる排出制御レバー58も57a部を中心に反時計方向に回
動されている。この状態より排出ロッド57を矢印M方向
に押した状態が第38図及び第39図である。第38図及び第
39図において排出ロッド57が矢印M方向に押すと、まず
排出スイッチ60が閉から開に変わり排出操作が検出され
るため、ヘッド基板33が矢印Dとは反対方向へばね付勢
によって移動される。この時、排出ロッド57との係合に
より排出制御レバー58は排出ロック板9の傾斜部と係合
関係となり、ヘッド基板33のばね力は排出補助アーム59
を介し排出制御レバー58に伝えられる。排出制御レバー
58がヘッド基板33のばね力によって57aを中心に時計方
向に回動すると、排出ロック板9は傾斜部の係合によっ
て反時計方向(矢印Nと反対方向)に回動される。排出
ロック板9の回動により排出アーム1は保持が解除さ
れ、排出ばね8によって時計方向に回動し排出動作を行
なう。これによって再び第34図及び第35図の状態とな
る。この方法によって再生中に排出操作を行なうと、排
出ロッド57の戻し力となる排出ロッドばね61の荷重のみ
の負荷のため、直接テープを押し出して排出する方式に
比べ大幅に操作力を低減することができる。また停止状
態より排出操作を行なう場合でも、排出アーム1の解除
を行なうだけのため、やはり直接テープを押し出すより
軽くすることができ、操作性及び品位の向上を図ること
ができる。
次に第40〜45図を用いて動作を説明する。第40図及び
第41図において排出ロッド57を矢印M方向に押した時、
排出スイッチ60は閉より開に変わり、排出操作が検出さ
れ、再生切換レバー48は係合関係により時計方向に回動
され、第42図及び第43図の状態となる。第42図及び第43
図において再生切換レバー48が時計方向に回動した状態
では再生切換レバーばね63の付勢により排出ロッド57は
その位置で保持されるため、排出スイッチ60も開の状態
である。この状態よりさらに排出ロッド57を矢印M方向
に押すと、前記の如く排出が行なわれる。この時、再生
切換レバー48は勝計方向に回動しているため、プレイロ
ックレバー45とは係合しないので、ヘッド基板33も移動
されることはない。排出が完了した状態が第44図及び第
45図である。第44図及び第45図において、メインレバー
6が反時計方向に回動されるため再生切換レバー48と排
出ロッド57の係合は解除され、排出ロッド57及び再生切
換レバー48は元の位置に復帰する。排出ロッド57の復帰
により排出スイッチ60も再び閉状態となる。この方法に
より排出動作中は常に排出スイッチ60は閉状態つまり排
出動作検知が行なわれ、その間は他の再生や早送りの動
作のボタンを押してもその命令を受けつけないので、無
理なタイミングで動作を行なわれる心配がなく、機構部
品の損傷を招く恐れのない信頼性の高いテープレコーダ
を実現できる。
発明の効果 以上のように本発明は、再生状態を保持する第1の間
欠部及び停止状態を保持する第2の間欠部を設けたカム
と、回動可能であって上記第1の間欠部に係止されるか
否かによって再生駆動系の駆動制御を行う制御レバー
と、上記カムの間欠部に対する制御レバーの係止状態の
解除を、解除時間もしくは回数によって制御する制御駆
動手段とを備え、上記制御駆動手段は、制御レバーの係
止を解除する時間もしくは回数の制御に差を設ける少な
くとも第1の制御と第2の制御を行うように構成し、そ
の第1の制御においては制御開始時の制御レバーの係止
状態が第1の間欠部か第2の間欠部かに関係なくその制
御状態の最終には第1の間欠部に係止されて再生状態と
なり、第2の制御においては制御レバーが第1の間欠関
係部の係止状態から開始されて第2の間欠部の係止状態
に移行して停止状態となるように構成し、上記カムの第
1の間欠部と第2の間欠部との間は、前記制御駆動手段
の第1の制御では第1の間欠部に係止状態から開始され
た場合でも第2の間欠部に係止されることがないよう
に、第2の制御では第1の間欠部に係止状態のときは第
2の間欠部に係止されるように、カム周方向において接
近して設けたことにより、検出スイッチなしでカムの初
期リセットが可能となり、またプランジャによるカムの
制御も簡略化が図れるので信頼性の向上に有効である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明のテープレコーダの一実施例を示し、第1図
〜第4図は再生カム15とメインレバー6のピン部6cとの
係合関係を示した動作説明図、第5図,第6図,及び第
8図〜第13図はテープの挿入,装着,排出の動作説明
図、第7図は排出爪2とテープ68の係合状態を示した一
部切欠平面図、第14図及び第17図〜第20図はテープロッ
クレバー10の動作説明図、第15図はテープロックレバー
10の形状を示した側面図および正面図、第16図はテープ
ロックレバー10のカム線図、第21図,第22図は再生カム
15の駆動説明図であり、第23図〜第25図は正反切換の選
択とピンチローラの駆動の切換を示した動作説明図、第
26図〜第29図は正反切換時のリール台の巻取り方向の選
択方法について示した動作説明図、第30図〜第31図はヘ
ッド基板33の引き上げ及び再生時の保持について示した
動作説明図、第32図〜第39図は排出ロッド57及びヘッド
基板33による排出動作説明図、第40図〜第45図は排出動
作中の排出ロッド57の保持とヘッド基板33の引き上げの
解除動作説明図であり、第46図は動力伝達系の平面図で
ある。 1……排出アーム、2……排出爪、3……排出爪ばね、
4……リフトアーム、5……リフトスライダ、6……メ
インレバー、7……カセットホルダー、8……排出ば
ね、9……排出ロック板、10……テープロックレバー、
11……挿入検出スイッチ、12……テープロックレバーば
ね、13……ダンパーレバー、14……ダンパーレバーば
ね、15……再生カム、16……ギアC、17……ギアB、18
……ギアA、19……モータプーリ、20……再生ギアレバ
ー、21……再生ギアレバーばね、22……再生制御レバ
ー、23……再生制御レバーばね、24……再生プランジ
ャ、25……正反切換レバー、26……正反切換レバーば
ね、27……正反ロッド、28……ピンチローラばね、29…
…ピンチローラF、30……ピンチローラアームF、31…
…ピンチローラR、32……ピンチローラアームR、33…
…ヘッド基板、34……リール台ギアF、35……リール台
ギアR、36……巻取りアームばねF、37……巻取りアー
ムばねR、38……巻取りギアF、39……巻取りギアR、
40……巻取りアームF、41……巻取りアームR、42……
フライホイルF、43……フライホイルR、44……ヘッド
基板ロックレバー、45……プレイロックレバー、46……
ヘッド基板制御レバー、47……再生制御ばね、48……再
生切換レバー、57……排出ロッド、58……排出制御レバ
ー、59……排出補助アーム、60……排出スイッチ、61…
…排出ロッドばね、62……排出ロック板ばね、63……再
生切換レバーばね、68……テープ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生状態を保持する第1の間欠部及び停止
    状態を保持する第2の間欠部を設けたカムと、回動可能
    であって上記第1の間欠部に係止されるか否かによって
    再生駆動系の駆動制御を行う制御レバーと、上記カムの
    間欠部に対する制御レバーの係止状態の解除を、解除時
    間もしくは回数によって制御する制御駆動手段とを備
    え、 上記制御駆動手段は、制御レバーの係止を解除する時間
    もしくは回数の制御に差を設ける少なくとも第1の制御
    と第2の制御を行うように構成し、その第1の制御にお
    いては制御開始時の制御レバーの係止状態が第1の間欠
    部か第2の間欠部かに関係なくその制御状態の最終には
    第1の間欠部に係止されて再生状態となり、第2の制御
    においては制御レバーが第1の間欠部の係止状態から開
    始されて第2の間欠部の係止状態に移行して停止状態と
    なるように構成し、 上記カムの第1の間欠部と第2の間欠部との間は、前記
    制御駆動手段の第1の制御では第1の間欠部に係止状態
    から開始された場合でも第2の間欠部に係止されること
    がないように、第2の制御では第1の間欠部に係止状態
    のときは第2の間欠部に係止されるように、カム周方向
    において接近して設けたことを特徴とするテープレコー
    ダ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテープレコーダにおいて、
    正転再生か反転再生かを選択する正反切換手段と、再生
    状態とすべく引き上げられ保持されるヘッド基板とを備
    え、 制御駆動手段の第1の制御により制御レバーが最終的に
    第1の間欠部に係止するまでのカムの動作期間に、正反
    切換手段の正転再生か反転再生の選択を行うと共にヘッ
    ド基板を引き上げて再生状態とし、 制御駆動手段の第2の制御により制御レバーが第1の間
    欠部の係止状態から第2の間欠部の係止状態に移行する
    までの動作期間に、上記ヘッド基板を後退させ再生状態
    を解除せしめて停止状態とするように構成したことを特
    徴とするテープレコーダ。
  3. 【請求項3】制御駆動手段を、プランジャで構成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のテープレコーダ。
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