JP2676756B2 - 受信機のフロントエンド - Google Patents

受信機のフロントエンド

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JP2676756B2 JP2434588A JP2434588A JP2676756B2 JP 2676756 B2 JP2676756 B2 JP 2676756B2 JP 2434588 A JP2434588 A JP 2434588A JP 2434588 A JP2434588 A JP 2434588A JP 2676756 B2 JP2676756 B2 JP 2676756B2
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勝彦 梅本
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は受信機のプリントコイルを用いたフロント・
エンドに関するものである。
従来の技術 近年、受信機のフロント・エンドの同調回路に印刷配
線によるプリントコイルを採用してきている。
以下図面を参照しながら、上述した従来の受信機のフ
ロント・エンドの一例について説明する。
第2図は従来の受信機のフロント・エンドのブロック
図を示すものである。第2図において、1はアンテナ入
力、2はプリントコイルL1と可変容量ダイオードCD1
付加容量(トリマコンデンサ)C1で構成された受信周波
数同調回路、3はプリントコイルL2と可変容量ダイオー
ドCD2と付加容量C2で構成された発振周波数同調回路、
4は受信周波数とそれにより上側の発振周波数
の混合回路で5の中間周波数を出力する。したがっ
の関係がある。
可変容量タイオードに与える同調電圧VTによって得ら
れる容量特性を第3図aに示す。同調回路の周波数は より同調電圧対周波数は第3図bに示すように変化す
る。そして受信周波数帯域をカバーするために同調電圧
をVTmin〜VTmaxまで可変する。このとき最適に同調する
為には受振周波数と発振周波数の差はつねに一
定の中間周波数でなければならない。その為に可変
容量ダイオードCD1とCD2はランク分けをして特性のそろ
った部品を使う。そしてコイルと付加容量を調整してト
ラッキングを合わすことになる。ここで、コイルには印
刷配線のプリントコイルを使い、印刷配線基板のエッチ
ングによってL値がばらついてもプリントコイルL1とL2
のL値が同じ比率に変わるのでトラッキングに悪影響は
ないから、設計的にトラッキングが合うように銅箔のパ
ターンで、L値をあらかじめ設定している。そうすると
付加容量C1とC2でトラッキングを調整することになる
が、発振周波数をPLL周波数シンセサイザ回路6に
よって制御するとトラッキング調整の為の調整箇所は受
信周波数同調回路2の付加容量C1(≒7pF程度のトリマ
コンデンサ)のみとなる。受信周波数同調回路の段数が
増えるとそれに応じてトリマコンデンサを増設して調整
する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、調整部品と調整
工程を必要とするので製造工程の合理化がむつかしいと
いう問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、製造工程でトラッキング
調整をなくした受信機のフロント・エンドを提供するも
のである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の受信機のフロン
ト・エンドは、受信周波数同調回路の付加容量をなく
し、印刷配線によるプリントコイルと可変容量タイオー
ドからなる同調回路を発振周波数同調回路と受信周波数
同等回路の全段に備えるとともに、発振周波数同調回路
の発振回路半導体素子との結合容量と発振周波数同調回
路に設けた付加容量をトラッキング補正用の固定のコン
デンサとしたものである。
作用 本発明は上記した構成によってしばらくつく要因を減
らして調整部分をなくすことにより製造工程の合理化が
できることとなる。
実 施 例 以下本発明の一実施例の受信機のフロント・エンドに
ついて、図面を参照しながら説明する。第1図は本発明
の一実施例における受信機のフロント・エンドのブロッ
ク図を示すものである。第1図において第2図と同じ番
号を付した部分は説明を省略する。12はプリントコイル
L11とバックツーバック型可変容量ダイオードCD11で構
成された受信周波数同調回路、13はプリントコイルL12
とバックツーバック型可変容量ダイオードCD12と発振ト
ランジスタのベース側をみた等価容量C′と結合容量C
と付加容量C2′の合成容量C12で構成された発振周波数
同調回路である。局部発振周波数は受信周波数
の中間周波数(10.7MHz)だけ上とし、受信周波数
は87.5MHz〜108MHzのいわゆるFMの米国バンドと
し、従来例と同様にPLL周波数シンセサイザ回路6によ
って制御している。バックツーバック型可変容量ダイオ
ードCD11とCD12はランク分けをしてその特性の等しいも
のを選びCD11=CD12=CDと置き、バンド下限の容量値と
してCDmin=33pFを選んでトラッキングがとれる
と、 の各式からL11=0.1μH,CDmax=21.7pF,L12=0.073
μH,C12=2.8pFが求められる。実際には浮遊容量や回路
間の結合のために値が若干異なり、部品を実装して、結
合容量Cの値を発振回路が安定に発振するように6pF,付
加容量C2′の値として0.5pFに選び、プリントコイルL1
1,L12のL値と可変容量ダイオードに加える同調電圧VT
をトラッキングをとりながら設定する。
以上のようにして同調回路を設計すると、トラッキン
グのずれる要素としては、プリントコイルL11とL12はそ
の値がエッチングや環境条件等によってばらついても
(実際にはわずかであるが)プリントコイルL11とL12を
同じ印刷配線基板で構成しているかぎり同じ比率で変化
するのでトラッキングに悪影響はないから、合成容量C1
2のばらつきがあげられる。しかしながら結合容量Cと
して±0.25pFのような偏差の少ない部品を使っておけば
合成容量C12の値が小さいので同調容量全体のばらつき
は少ない。したがってトラッキングに与える影響が小さ
いから結合容量Cは固定のコンデンサで良い。
また従来例のように一素子型可変容量ダイオードでは
直列に結合容量Coを必要とするが本実施例のようにバッ
クツーバック型可変容量ダイオードを使うと結合容量Co
が不要であるので、部品の少ない分だけばらつく要素も
減る。
また、本実施例では回路間の結合のトラッキングに与
える影響を少なくするためにプリントコイルにタップを
設けて回路間の接続を行なっている。
以上のように本実施例によれば、プリントコイルと可
変容量ダイオードからなる同調回路を発振周波数同調回
路と受信周波数同調回路の全段に備えるとともに発振周
波数同調回路の発振回路半導体素子との結合容量Cと発
振周波数同調回路に設けた付加容量C2′をトラッキング
補正用のコンデンサとしているので、結合容量Cは固定
のコンデンサで良いから調整の必要な部品をなくすこと
ができる。
なお請求の範囲で発振周波数が上側と限定したのは、
受信周波数が上側の場合にはminからmaxの同調容量
の容量変化比は受信周波数同調回路の方が小さくなけれ
ばならないので受信周波数同調回路にトラッキング補正
用の付加容量(5pF程)が必要となり、ばらつく要因が
増えるからである。もっとも、受信感度がばらついても
良ければ発振周波数はPLL周波数シンセサイザ回路で制
御しているのでこの付加容量は固定のコンデンサで良
い。
発明の効果 以上のように本発明は、プリントコイルと可変容量ダ
イオードからなる同調回路を発振周波数同調回路と受信
周波数同調回路の全段に備えるとともに、発振周波数同
調回路の発振回路半導体素子との結合容量と発振周波数
同調回路に設けた付加容量をトラッキング補正用のコン
デンサとしているので調整部品をなくすことができ、構
成部品のコストを低減できるほか、調整工程を必要とせ
ず製造工程の合理化ができる等工業的利用価値のきわめ
て高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の受信機のフロント・エンド
のブロック図、第2図は従来の受信機のフロント・エン
ドのブロック図、第3図aは可変容量ダイオードの特性
図、第3図bは同調電圧対周波数特性図である。 12……受信周波数同調回路、13……発振周波数同調回
路、L11,L12……プリントコイル、CD11,CD12……可変容
量ダイオード、C……結合容量。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振周波数が受信周波数より上側であっ
    て、印刷配線によるプリントコイルと可変容量ダイオー
    ドからなる同調回路を発信周波数同調回路と受信周波数
    同調回路の全段に備えるとともに、上記発振周波数同調
    回路の発振回路半導体素子との結合容量と発振周波数同
    調回路に設けた付加容量をトラッキング補正用の固定の
    コンデンサとしたことを特徴とする受信機のフロントエ
    ンド。
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