JP2674572B2 - 陽極接合装置 - Google Patents
陽極接合装置Info
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Description
におけるシリコンウェハとガラス基板の陽極接合装置に
関する。
リコンウェハとガラス基板を接合するには、従来、図3
に示すような陽極接合装置が通常用いられる。
33を介して電極板34上にシリコンウェハ31を載置
した後、シリコンウェハ31の上にガラス基板35(一
般にシリコンと熱膨張係数が近いホウ珪酸ガラスが用い
られている)を重ね、更にガラス基板35の上から針状
電極36を接触させる。
置決め固定が終了すると、ヒータ32を約400℃に加
熱した後、シリコンウェハ31と当接する電極板34を
通して陽極とし、ガラス基板35と接触する針状電極3
6を通して陰極とし、約500Vの直流電圧を印加する
と、針状電極36の接触部分を中心として接合が開始さ
れ、時間の経過と共にシリコンウェハ31全体の接合が
行なわれる。
電極36では多大の接合時間を要する。
開平4−280618号公報には、針状電極を取り付け
たロボットをコントロールすることにより電極を移動可
能とした陽極接合装置が提案されている。
図3のように固定された針状電極36の装置で接合を行
った場合、針状電極36とガラス基板35との接触点を
核として波紋状に順次接合部分が広がるため、未接合部
分(「ボイド」という)の発生が少ないものの、例えば
4インチウェハを完全に接合させるには数時間程度を要
するという具合に多大な時間を要していた。
に記載される装置のように、ロボットを用いて移動可能
とした針状電極の装置で接合を行った場合、接合時間は
ある程度節約できるが、針状電極が移動するとその移動
点を核として波紋状に接合部分が広がっていくため、互
いの波紋が干渉し合う点にボイドが生じ易くなるという
問題点が生じる。
と常時接触していると、ガラス基板内部のNaイオンと
反応して針状電極の電極表面にNaの析出物が付着する
ため接合不良の原因となり、接合毎に常に新しい電極に
取り替なければならないという問題がある。
リコンウェハとガラス基板を陽極接合する工程におい
て、ボイドの発生がなく、電極の長寿命化と接合時間の
短縮が図れる陽極接合装置を提供することを目的とす
る。
め、本発明は、シリコンウェハ上にガラス基板を当接さ
せ、前記シリコンウェハを陽極、前記ガラス基板を陰極
として直流電圧を印加するとともに加熱し、前記シリコ
ンウェハと前記ガラス基板とを陽極接合する装置におい
て、前記ガラス基板に接触する陰極を円筒型電極とし、
前記ガラス基板の表面上を回転し所定の電圧を印加して
接合を行なうことを特徴とする陽極接合装置を提供す
る。
型電極が、前記ガラス基板に対して平行移動し、前記ガ
ラス基板と前記シリコンウェハとが重なった一側端部か
ら他側端部方向に接合が行なわれることを特徴とする。
型電極が、所定の弾性部材を介して前記ガラス基板方向
に押圧されることを特徴とする。
型電極が、軸を介して回動自在に支持部材に取付けられ
るとともに所定の軸受手段を介して滑らかに回動するよ
うに構成されたことを特徴とする。
部材が、前記円筒型電極を前記ガラス基板上において前
記ガラス基板と前記シリコンウェハとが重なった一側端
部から他側端部方向に移動制御する駆動装置に接続され
たことを特徴とする。
回転自在な円筒電極を用いることにより、電極が接触す
るガラス基板下には電極と同じ長さで連続的な大きな接
合部分が発生し、さらに電極が回転移動する方向に接合
部は平行して順次広がっていくため極めてボイドの発生
が少ない接合が得られるばかりか、接合時間も前記ロボ
ットを用いた装置に比べはるかに短縮される。
触部は回転により常に変化するため、ガラス内部のNa
イオンとの反応が回避され、電極の寿命が大幅に延長さ
れる。
する。
の構成を示す図であり、説明のため一部を部分断面図と
して示している。図2はシリコンウェハとガラス基板の
接合状態を説明するための平面図である。
に取り付けられたヒータであり、ヒータ電源4と接続さ
れている。
電源6の陽極と接続された電極板7が装着され、さらに
電極板7の上にはシリコンウェハ8とガラス基板9とが
収納され、モータ10の駆動により回転移動する円筒電
極11と電気的に絶縁された収納板20が装着されてい
る。
2が直線方向に移動するラックとピニオンとを内蔵した
リニアドモータ型であり、ヒータ1と平行になるよう台
13を介してベース3に取り付けられている。
4がネジで固定され、絶縁ブロック14の両端には軸1
5を介してアーム16および16′が回転自在に装着さ
れている。
は、軸17を介して円筒電極11が回転自在に装着さ
れ、回転を滑らかにするために耐熱性の優れたセラミッ
ク製のリング18を備えている。
り付けたブラシ19を介して直流電源6の陰極が接続さ
れている。
置による接合方法について説明する。
順次収納板20に挿入することにより電極板7上に重ね
て載せた後、モータ10を駆動させ円筒電極11をガラ
ス基板9の端部の位置にセットすると共にヒータ1を約
400℃に加熱する。
約500Vの直流電圧を印加すると、シリコンウェハ8
とガラス基板9の密着度の高い部分、すなわち図2に示
すように、円筒電極11の線接触部周辺から接合が開始
され接合部分21(斜線部分)が広がる。
を駆動させ矢印A(図1参照)の方向へ平行に移動させ
ると、接合部分21は平行して広がっていくが、円筒電
極11の周辺は、例えばネジリコイルバネ22等の弾性
部材の付勢力により加圧され、常に密着度を高く維持す
ることが可能とされ、良好な接合が得られる。
てボイドの少ない接合が可能となった。また、円筒電極
11は約1〜2mm/secのスピードで移動可能なため、
例えば4インチウェハの場合、約1〜2分という極めて
短時間で接合を行なうことが可能となった。
は可能であるが、電極の同じ部分が常時ガラス基板9と
接触していると、ガラス内部のNaイオンと反応して、
電極表面の劣化の原因となることから、常に滑らかに回
転するようにした方が好ましい。そのためにはセラミッ
ク製のリング18に替えて、セラミックのベアリング
(軸受)を用いても同様の効果が得られる。
たが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含むことは勿論であ
る。
ガラス基板と接触する陰極に、接触ポイントが長くしか
も回転しながら移動する円筒型電極を用いたことによ
り、ボイドがなく、接合時間を大幅に短縮し、さらに電
極の長寿命化を達成する陽極接合装置を実現している。
請求項2以降に記載された本発明の好適な態様によって
も上記効果を同様にして好適に奏する。
ある。
ための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】シリコンウェハ上にガラス基板を当接さ
せ、前記シリコンウェハを陽極、前記ガラス基板を陰極
として直流電圧を印加するとともに加熱し、前記シリコ
ンウェハと前記ガラス基板とを陽極接合する装置におい
て、 前記ガラス基板に接触する陰極を円筒型電極とし、前記
ガラス基板の表面上を回転し所定の電圧を印加して接合
を行なうことを特徴とする陽極接合装置。 - 【請求項2】前記円筒型電極が、前記ガラス基板に対し
て平行移動し、前記ガラス基板と前記シリコンウェハと
が重なった一側端部から他側端部方向に接合が行なわれ
ることを特徴とする請求項1記載の陽極接合装置。 - 【請求項3】前記円筒型電極が、所定の弾性部材を介し
て前記ガラス基板方向に押圧されることを特徴とする請
求項1記載の陽極接合装置。 - 【請求項4】前記円筒型電極が、軸を介して回動自在に
支持部材に取付けられるとともに所定の軸受手段を介し
て滑らかに回動するように構成されたことを特徴とする
請求項1記載の陽極接合装置。 - 【請求項5】前記支持部材が、前記円筒型電極を前記ガ
ラス基板上において前記ガラス基板と前記シリコンウェ
ハとが重なった一側端部から他側端部方向に移動制御す
る駆動装置に接続されたことを特徴とする請求項4記載
の陽極接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15840995A JP2674572B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 陽極接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15840995A JP2674572B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 陽極接合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08330200A JPH08330200A (ja) | 1996-12-13 |
JP2674572B2 true JP2674572B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=15671131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15840995A Expired - Fee Related JP2674572B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 陽極接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2674572B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5281739B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2013-09-04 | 新光電気工業株式会社 | 陽極接合装置 |
JP5742640B2 (ja) * | 2011-10-03 | 2015-07-01 | 大日本印刷株式会社 | 陽極接合用治具及びそれを用いた接合体の陽極接合方法 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP15840995A patent/JP2674572B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08330200A (ja) | 1996-12-13 |
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