JP2668339B2 - 車両の上面処理装置 - Google Patents

車両の上面処理装置

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JP2668339B2
JP2668339B2 JP7008512A JP851295A JP2668339B2 JP 2668339 B2 JP2668339 B2 JP 2668339B2 JP 7008512 A JP7008512 A JP 7008512A JP 851295 A JP851295 A JP 851295A JP 2668339 B2 JP2668339 B2 JP 2668339B2
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茂夫 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車体上面を、回
転するトップブラシでブラシング洗浄し、あるいは回転
するトップバフで艶出しする車両の上面処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フレームに揺動できるように吊り
下げ支持したガイドレールと、ガイドレールに案内され
て昇降できるようにした台車と、台車に回転できるよう
に設けたトップブラシと、トップブラシを回転駆動する
回転駆動モータと、台車を昇降駆動する昇降駆動モータ
と、前記ガイドレールの中立位置からの揺動角度を検出
してトップブラシと車両の車体上面との接触状態を検出
する揺動検出手段とを備え、揺動検出手段の検出に基づ
いて昇降駆動モータを制御することにより、トップブラ
シで車両の車体上面をブラシング洗浄するようにした車
両の上面洗浄装置は知られている(例えば、特開平5−
254402号公報参照)。
【0003】また、トップブラシと車両の車体上面との
接触状態を、揺動検出手段で検出する代わりに、トップ
ブラシを回転駆動する回転駆動モータの電流、電力、あ
るいは回転数を検出する検出手段を設け、この検出手段
の検出に基づいて昇降駆動モータを制御してトップブラ
シで車両の車体上面をブラシング洗浄するようにした車
両の上面洗浄装置も知られている(例えば、特開昭59
−106350号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両の上面
洗浄装置は、例えば乗用車タイプの自動車を前端から後
端へブラシング洗浄する場合、トップブラシが天井面か
らリヤガラス面に移るときに、所定接触状態よりトップ
ブラシが車両の車体上面から離れたことを検出するのが
遅れるために、フレームと車両との相対運動速度が速い
とリヤガラス面の上部(図4において、Gで示す)の洗
浄効果が不十分になる問題があった。また、自動車の後
端から前端へブラシング洗浄する場合も、同様にフロン
トガラス面の上部(図5において、Hで示す)の洗浄効
果が不十分になる問題があった。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑みてなされたもの
で、フレームと車両との相対運動速度が速いときであっ
ても、車両の天井面に続く下り方向の傾斜面の上部を効
果的に処理することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フレームに設けた昇降レールに沿って昇
降可能な台車と、前記台車を昇降駆動する昇降駆動モー
タと、前記台車に回転可能に設けた処理体と、前記処理
体を回転駆動する回転駆動モータと、前記処理体と車両
の車体上面との接触状態を検出する接触状態検出手段
と、前記接触状態検出手段の検出に基づいて前記昇降駆
動モータを制御する制御手段とを備えてなり、前記処理
体を回転させながら前記フレームと車両とを車両の前
後方向に相対運動させ、前記処理体を車両の車体上面に
沿わせて該車体上面を処理する車両の上面処理装置に
おいて、前記昇降駆動モータがトルクモータであり、前
記制御手段は前記接触状態検出手段が接触し過ぎを検出
しているときに前記昇降駆動モータを前記処理体が上昇
する方向に駆動し、接触し過ぎを検出していないときに
前記昇降駆動モータを処理体が下降する方向に駆動する
ようにし、その昇降駆動モータの下降駆動力で前記処理
体を車体上面に押し付けるときの該処理体の下降停止
は、前記下降駆動力と該処理体が車体上面から受ける接
触反力との釣合いで行うようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作 用】上記構成によれば、処理体を回転させながら
フレームと車両とを車両の前後方向に相対運動させる
と、処理体が車両の車体上面に沿って移動しながら該車
体上面を処理する。このとき、接触状態検出手段により
処理体が車体上面に接触し過ぎていることが検出される
と、昇降駆動モータが処理体を上昇させるように駆動さ
れ、処理体が車体上面に接触し過ぎていることが検出さ
れなければ、昇降駆動モータが処理体を下降させるよう
に駆動される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明装置を、処理す
べき車両に対してフレームを移動させるようにした、所
謂移動式艶出し装置に実施した場合の好適な実施例につ
いて説明する。
【0009】図1は本発明を備えた移動式洗車機の一部
破断概略正面図、図2は、図1の2線矢視に沿う洗車機
の側面図であり、図3は、図1の3−3線に沿う拡大断
面図であり、これらの図において移動式艶出し装置Wの
走行フレーム1は、車両Vが潜り抜けられるように門型
に形成されており、その走行フレーム1の左右側部フレ
ーム11 ,11 の前後には、駆動輪3,3と従動輪4,
4がそれぞれ回転自在に軸架されており、駆動輪3,3
は走行フレーム1の側部フレーム11 ,11 に支持され
る走行モータ2,2に減速伝動機構を介して接続されて
いる。前記駆動輪3,3および従動輪4,4は設置面上
に敷設される走行レール5,5上に転動自在に載置さ
れ、走行フレーム1は前記走行モータ2を正逆回転駆動
することにより強制往復走行可能である。
【0010】前記走行フレーム1には、これと同じく門
型に形成される案内フレーム6が配設される。この案内
フレーム6は、走行フレーム1の左右側部フレーム
1 ,1 1 に沿って上下方向に延びる左右一対のガイド
レール8,8と、走行フレーム1の天井部フレーム12
に沿って左右方向に延びており前記一対のガイドレール
8,8の上端を一体に橋架結合する、結合ビーム9とよ
り構成されている。案内フレーム6の左右下部すなわち
一対のガイドレール8,8の下部は、走行フレーム1の
左右下部に設けた軸受7,7により走行フレーム1の走
行方向に沿って俯仰揺動できるように軸支P,Pされて
いる。
【0011】前記結合ビーム9は丸パイプにより形成さ
れており、その内部には同期軸11が縦通されており、
この同期軸11の両端は、前記一対のガイドレール8,
8の上端に設けた軸受10,10により回転自在に支持
されている。
【0012】図3に明瞭に示すように、一対のガイドレ
ール8,8は、それらの横断面が互いに対向する内面の
開放されたコ字状をなすチャンネル部材により構成され
ており、それらの内壁面には、上下方向に延びるガイド
板12,12が固着される。
【0013】左右一対のガイドレール8,8には、それ
らに案内されて上下方向に走行移動される、対をなす左
右台車C1 ,C2 がそれぞれ設けられる。左右台車
1 ,C 2 は、いずれも台車本体15,15に一対のス
ライダ13,13および一対のガイドローラ14,14
が設けられ、前記スライダ13,13は前記ガイド板1
2,12を挟持するようにフオ−ク状に形成されていて
該ガイド板12,12に沿ってスライド可能であり、ま
た前記ガイドローラ14,14はガイドレール8,8の
内壁面に転動自在に係合されており、それらにより左右
台車C1 ,C2 はそれぞれ左右ガイドレール8,8に案
内されて上下に走行移動可能である。
【0014】左右台車C1 ,C2 には、前記案内フレー
ム6を横切って延びるトップバフ支持軸16が固定支持
されており、このトップバフ支持軸16には、トップバ
フ17を取付けた中空の回転軸18が回転自在に挿通支
持されている。そしてこの回転軸18の一端(図1右
端)には、被動スプロケット19が固着されている。一
方の台車C2 (図1右側)の台車本体15には支持枠1
5aが一体に設けられており、この支持枠15aには、
前記トップバフ17の回転駆動手段すなわちモータ20
が支持され、このモータ20の原動軸に固着される駆動
スプロケット21は、前記被動スプロケット19に無端
チエン22を介して連結されており、モータ20の正逆
転駆動により、トップバフ17を回転軸18と共に正逆
回転できるようになっている。
【0015】左右ガイドレール8,8の下部には、それ
ぞれ前記左右台車C1 ,C2 を昇降駆動する、昇降駆動
手段としての対をなす、減速機31,31付トルクモー
タ23、23が対称的に支持されており、これらのトル
クモータ23,23は、走行フレーム1の前面に設けら
れる電圧変更手段VRに接続されている。トルクモータ
23,23の原動軸にはそれぞれ駆動スプロケット2
4,24が固着されており、一方前記同期軸11の両端
には、該駆動スプロケット24,24に対応して被動ス
プロケット25,25が固着されており、それら駆動お
よび被動スプロケット24,24および25,25間に
は、ガイドレール8,8内に収容されるチエン26,2
6がそれぞれ懸回されており、該チエン26,26の一
方の遊端は、前記台車C1 ,C2 の下面に結着され、ま
たそれらの他方の遊端は前記台車C 1 ,C2 の上面に結
着されている。したがって前記トルクモータ23,23
の同期正逆回転駆動によれば、左右台車C1 ,C2 を同
期して昇降駆動することができる。
【0016】左右ガイドレール8,8の上部外側には、
それぞれ滑車27,27が回転自在に軸支されると共に
その上下方向に沿ってガイド棒29,29が固着されて
おり、それらのガイド棒29,29には、それらに案内
されて昇降できるようにバランスウエイト28,28が
昇降自在に挿通されている。滑車27,27にそれぞれ
懸回されるワイヤ30,30の一方の遊端は、前記バラ
ンスウエイト28,28の上面に結着され、またそれら
の他方の遊端は前記台車C1 ,C2 の上面に結着されて
いる。
【0017】而してバランスウエイト28,28の重量
および前記減速機31,31付トルクモータ23,23
を含むトップバフ17の昇降駆動系の摩擦抵抗と、トッ
プバフ17の重量とは略バランスするように設定されて
おり、これによりトルクモータ23,23が不作動にあ
り、かつトップバフ17がフリーな状態(車両の車体上
面に接触していない状態)にあるとき、および、トップ
バフ17に所定以上の持上力が作用していないとき、各
部の摩擦抵抗によりトップバフ17は上下何れの方向に
も移動することなく、現在位置を保つようになってお
り、一方、トップバフ17が車体上面に接触して前記摩
擦抵抗に打ち勝つ持上力が作用したとき、該トップバフ
17は上昇するようになっている。
【0018】このように設定することにより、艶出し装
置Wが待機中のときに、トルクモータ23,23を不作
動にしておいても、トップバフ17を上限位置に保持す
ることができる。また、バランスウエイト28,28を
重くして、この重量でトップバフ17を上限位置に保持
する場合に比べ、トップバフ17を昇降させるときの慣
性重量が小さいので車体上面形状への追従性がよい。ま
た、トルクモータ23,23が不作動のときにトップバ
フ17が無闇に上昇しないので、車体上面形状に追従さ
せるときのトルクモータ23,23の駆動制御が容易に
なる。
【0019】一方のガイドレール8(図1左側)の中間
部には、上下に間隔を存してトップバフ17の下限位置
を検出する下限位置検出スイッチ32およびその上限位
置検出スイッチ33とが上下に間隔を存して設けられ、
これらのスイッチ32,33はそれぞれ台車本体15に
設けた磁石34により作動される。また左右ガイドレー
ル8,8の上部には、上限ストッパ53,53が、また
それらの下部には、下限ストッパ54,54がそれぞれ
固着され、これらのストッパ53,53および54,5
4は前記台車本体15,15と衝合してトップバフ17
の上限および下限位置を規制するようになっている。
【0020】左右ガイドレール8,8の上端には可動バ
ネ受片55,55が一体に設けられ、また走行フレーム
1の天井フレーム部12 には、前記可動バネ受片55,
55の前後に対向して固定バネ受片56,56および5
7,57がそれぞれ固定されており、各可動バネ受片5
5と、固定バネ受片56,57との間には、それぞれ戻
し手段としての一対のコイルバネよりなる中立バネ35
1 ,352 が縮設されている。そしてこれらの中立バネ
351 ,352 の弾発力は前記ガイドレール8,8を略
垂直な中立位置Nに戻す戻し力として作用する。また案
内フレーム6の結合ビーム9の上方において、走行フレ
ーム1には検出スイッチ39が設けられ、一方結合ビー
ム9には前記スイッチ39を作動する作動子41が設け
られている。そして前記スイッチ39は、案内フレーム
6が略垂直な中立位置Nから前記軸支P部まわりに前方
Fあるいは後方Rにあらかじめ設定した角度以上揺動し
ているとき、前記作動子41により作動されてその角度
を検出することができる。而して前記スイッチ39およ
び作動子41は、前記案内フレーム6の接触状態検出手
段を構成している。
【0021】走行フレーム1の前面には、走行位置検出
手段42、スタートスイッチ48、洗車機Wを制御する
制御手段47、前記トルクモータ23の電圧変更手段V
R等が纏めて配設されており、前記走行位置検出手段4
2は、走行フレーム1に設けたスタート位置検出スイッ
チ43がその作動カム44から離れたときからのロータ
リエンコーダ45のパルスを、往行のときは加算し、復
行のときは減算することにより走行フレームのスタート
位置からの走行位置を検出できるようになっており、従
来公知のものが用いられる。走行フレーム1の前部下方
には、ガイドレール8,8が中立位置Nにあるときのト
ップバフ17の回転中心から距離Aだけ前方に、ポリシ
ング処理すべき車両Vの後端を検出するための光電セン
サ46の投光器46A及び受光器46Bが固定されてい
る。また走行レール5,5間の設置面上には、ポリシン
グ処理すべき車両Vの前輪の停止位置を示す停止位置表
示器50,50が固定されている。
【0022】尚、図中49は、車両の側面をポリシング
処理するためのサイドバフである。
【0023】次に主に図4,5,6を参照してこの発明
の実施例の作用について説明する。
【0024】図4は、走行フレーム1の往行時における
車体上面のポリシング行程図、図5は、走行フレーム1
の復行時における車体上面のポリシング行程図、図6
は、フローチャートである。
【0025】.走行フレーム1をスタート位置(図
4、左端位置)に停止させる。この位置はスタート位置
検出スイッチ43がカム44により作動されることによ
り検出される。ここでスタートスイッチ48を押せば、
モータ20の回転により上限位置である(イ)位置にあ
るトップバフ17が正回転(図4、反時計方向回転)さ
れ、また昇降用トルクモータ23,23が、第一の電圧
をもって正回転駆動されてトップバフ17は、上限位置
である(イ)位置から下降する。トップバフ17が下限
位置である(ロ)位置まで下降すると、下限検出スイッ
チ32の作動によりトルクモータ23,23が不作動と
され、該トップバフ17は下降を停止し、走行モータ
2,2の正転駆動により走行フレーム1は往行を開始す
る。
【0026】.走行フレーム1の往行により下限位置
にあるトップバフ17は(ハ)位置に至り、車両Vのボ
ンネット面の前端部上に達する。
【0027】ところでこのとき、図4(ハ)位置に示す
ように車両Vのボンネットの高さが比較的低い場合に
は、案内フレーム6は略垂直な中立位置に保持されたま
ま、トップバフ17の下面が車両Vのボンネットの前端
部に接触し、その際の接触反力によりトップバフ17に
所定以上の持上力が作用することにより、該トップバフ
17はガイドレール8,8に沿って上昇する。次に前記
トップバフ17の上昇により該トップバフ17に作用す
る持上力が所定以下に減少すればトップバフ17の上昇
は停止する。このようにしてトップバフ17は車両Vの
ボンネット面に沿って移動し、該トップバフ17により
ボンネット面を適切な面圧でポリシングすることができ
る(ステップS1,S5)。
【0028】また図4(ハ′)に示すように、ボンネッ
ト面の高さが比較的高い車両V′の場合には、トップバ
フ17がボンネットの前端部に接触したとき、その接触
反力により後方に押され、これにより案内フレーム6は
略垂直な中立位置Nから中立バネ351 ,352 による
戻し力に抗して軸支P部回りに後方R(図4左側)に揺
動する。これにより前記スイッチ39が作動し、そこか
らの検出信号を受ける制御手段47からの制御信号によ
り昇降用トルクモータ23,23が第二の電圧をもって
逆転駆動されてトップバフ17を強制的に上昇作動され
る。この上昇作動によりトップバフ17が上昇するに従
い、トップバフ17を後方Rに押す接触反力が減少して
いき、案内フレーム6は中立バネ351 ,352 による
戻し力により中立位置Nへ戻る方向に揺動する。この揺
動によりスイッチ39が不作動となれば、昇降用トルク
モータ23,23は不作動となり、トップバフ17は接
触反力による持上力で上昇する。
【0029】.走行フレーム1の往行継続により、前
記(ハ)位置よりトップバフ17がボンネットとフロン
ガラス面との境界部である(ニ)位置にくると、トップ
バフ17はフロントガラスの傾斜面に接触して中立バネ
351 ,352 による戻し力に抗して左方に揺動し、ス
イッチ39を作動させる。これにより制御手段47を介
してトルクモータ23,23が第二の電圧をもって逆転
駆動されてトップバフ17はガイドレール8,8に沿っ
て上昇する。このトップバフ17の上昇に従い、トップ
バフ17を後方Rに押す接触反力が減少していき、案内
フレーム6は中立バネ351 ,352 による戻し力によ
り中立位置Nへ戻る方向に揺動する。この揺動によりス
イッチ39が不作動になると、トルクモータ23,23
も不作動となる。そしてトップバフ17は車体のフロン
トガラスとの接触による反発力を受けて上昇する。(ス
テップS1,S2,S3,S4,S5)。なお、フロン
トガラスの傾斜が緩やかな場合は、トップバフ17はフ
ロントガラスとの接触反力により上昇する。
【0030】.走行フレーム1の往行継続により、ト
ップバフ17が車体のルーフ面上の(ヘ)位置に至り、
該ルーフ面をポリシングして、走行フレーム1がスター
ト位置から予め設定された所定距離L1 に達したこと
を、走行位置検出手段42が検出すると(ステップS
5)、これによりトルクモータ23が第三の電圧で正回
転駆動され、トップバフ17は下降し、その際の下降力
と、トップバフ17がルーフ面から受ける接触反力との
釣合いによりトップバフ17はルーフ面に適切な面圧で
接触して該ルーフ面を能率よくポリシングすることがで
きる。
【0031】.トップバフ17がルーフ面をポリシン
グしてその後端位置である(ト)位置に達すれば、トッ
プバフ17は車体面から受ける接触反力が減少してリヤ
ガラス面に沿って下降する。その際昇降用トルクモータ
23,23は前行程の(ヘ)位置より正回転駆動を継続
しているので、走行フレーム1と車両Vとの相対運動速
度が速い場合であっても、トップバフ17は遅れること
なく車体上面の形状に沿って速やかに下降し、図4に示
すG部を十分にポリシングできる。また、トルクモータ
23,23がトップバフ17を下降させて車体上面に押
し付けるときの下降停止に検出手段を用いず、トルクモ
ータ23,23の下降駆動力とトップバフ17が車体上
面から受ける接触反力との釣合いによって行っているの
で、検出手段の誤検出や故障によりトップバフ17と車
体上面との間に過剰な面圧が作用することが防止され、
トップバフ17や艶出し装置Wの破損が確実に回避され
る。
【0032】.トップバフ17がリヤガラス面のポリ
シングを終了してトランク面上の前部位置である(チ)
位置に至れば、トップバフ17は、トルクモータ23,
23による下降力と、トランク面から受ける接触反力と
が釣り合ったところでトップバフ17の下降が停止し、
トップバフ17はトランク面を適切な面圧でポリシング
することができる。なお、ステップS5以降に車両の車
体上面に突起物があってスイッチ39が作動すると、ト
ルクモータ23,23が第二の電圧で逆転駆動され、ス
イッチ39が不作動になるとトルクモータ23,23が
第三電圧で正転駆動される(ステップS6,S7,S
8,S9,S10)。
【0033】.走行フレーム1の往行継続により、走
行フレーム1に設けた光電センサー46が車両Vの後端
を検出すると、走行位置検出手段42によって検出され
る走行位置L2 が記憶される。
【0034】ところでトップバフ17が車両Vの後端を
過ぎると、前記下限検出スイッチ32の検出により昇降
用トルクモータ23,23が不作動にされる。そして走
行フレーム1が往行停止位置(図4右端位置、復行開始
位置)までくれば、該走行フレーム1の往行を停止し
て、トップバフ17は(リ)位置に達し、走行フレーム
1の往行による車体上面のポリシングを終了する。
【0035】′次に走行フレーム1の往行終了位置す
なわち復行開始位置(図5、右端位置)において、昇降
用トルクモータ23,23を不作動のままトップバフ1
7を逆転(図5、時計方向)駆動して走行フレーム1を
復行させる。以後、走行フレーム1の往行時の、(ロ)
から(ヘ)までと同様の作用により車両のトランク面、
リヤガラス面をポリシングすることができる。この場
合、案内フレーム6は車体面に接触して前方F(図5、
右側)に揺動する。
【0036】′走行フレーム1の復行継続により、ト
ップバフ17がルーフ面に達し、走行位置検出手段42
が、前記走行位置L2 より予め設定した所定距離Bだけ
復行した走行位置になったことを検出すると、昇降用ト
ルクモータ23,23は第三の電圧で正転駆動される。
これによりトップバフ17は前記往行時における(へ)
から(リ)までと同様の作用によりルーフ面、フロント
ガラス面、ボンネット面をポリシングする。このとき、
図5に示すH部を十分にポリシングできる。
【0037】走行フレーム1が往行終了位置すなわちス
タート位置(図5左端位置)に達すれば、走行フレーム
1の復行とトップバフ17の回転を停止し、トルクモー
タ23,23を逆転駆動してトップバフ17を上昇さ
せ、上限検出スイッチ33の検出により昇降用トルクモ
ータ23,23を不作動にすることにより、該トップバ
フ17を上限位置に停止させ、走行フレーム1の復行で
のポリシングを終了する。
【0038】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では本発明装置を移動式艶出し装置に実施した場合
を説明したが、これを、固定フレームに対して車両Vを
前後移動させる固定式艶出し装置にも実施できることは
勿論であり、また処理体はトップバフの外、トップブラ
シその他の上面処理体であってもよく、また昇降用トル
クモータは単一でもよい。またトップバフ等の処理体を
支持する案内フレームは門型でなくてもよく、該フレー
ムを構成するガイドレールは一本でもよい。また案内フ
レームを中立位置に戻す戻し手段としてコイルばねのほ
か、他のバネやゴム等の弾性部材であってもよい。また
往行時のみ、あるいは復行時のみ処理体で処理を行なう
装置の場合は、案内フレームは中立位置Nから前方F、
あるいは後方Rのいずれか一方へ俯仰揺動可能でもよ
い。
【0039】なお、本発明をブラシング洗浄に適用した
場合は、図4に示すG部及び図5に示すH部の洗浄効果
を向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、処理体が
車体上面に接触し過ぎていることが検出されると、トル
クモータである昇降駆動モータが処理体を上昇させるよ
うに駆動されるので、処理体を車両の車体上面の上り方
向の傾斜面に沿って適切な接触状態で上昇させることが
できる。 た処理体が車体上面に接触し過ぎていること
が検出されなければ、トルクモータである昇降駆動モー
タが処理体を下降させるように駆動され、その昇降駆動
モータの下降駆動力で処理体を車体上面に押し付けると
きの該処理体の下降停止は、前記下降駆動力と該処理体
が車体上面から受ける接触反力との釣合いで行うように
し、該モータの駆動を継続しているので、フレームと車
両との相対運動速度が速いときであっても、処理体は遅
れることなく車体上面の形状に沿って速やかに下降し、
車両の天井面に続く下り方向の傾斜面の上部に処理体を
確実に作用させて処理効果を維持することができ、これ
により、車体上面全体を処理体の適切な接触状態で処理
することができる更に、トルクモータである昇降駆動
モータの下降駆動力で処理体を車体上面に押し付けると
きの該処理体の下降停止は、前記下降駆動力と処理体が
車体上面から受ける接触反力との釣合いで行い検出手段
を用いないので、検出手段の誤検出や故障によりトルク
モータが処理体を車体上面に強く押し付けて車体上面や
上面処理装置を破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた移動式洗車機の一部破断概
略正面図
【図2】図1の2線矢視に沿う洗車機の側面図
【図3】図1の3−3線に沿う部分拡大断面図
【図4】走行フレームの往行時における車体上面のポリ
シング行程図
【図5】走行フレームの復行時における車体上面のポリ
シング行程図
【図6】作用を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 フレームとしての走行フレーム 8 昇降レールとしてのガイドレール 17 処理体としてのトップバフ 20 回転駆動モータとしてのモータ 23 昇降駆動モータとしてのトルクモータ 39 接触状態検出手段としての検出スイッチ 41 接触状態検出手段としての作動子 47 制御手段 C1 台車 C2 台車 V 車両

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(1)に設けた昇降レール
    (8)に沿って昇降可能な台車(C1 ,C2 )と、前記
    台車(C1 ,C2 )を昇降駆動する昇降駆動モータ(2
    3)と、台車(C1 ,C2 )に回転可能に設けた処理体
    (17)と、前記処理体(17)を回転駆動する回転駆
    動モータ(20)と、前記処理体(17)と車両(V)
    の車体上面との接触状態を検出する接触状態検出手段
    (39,41)と、前記接触状態検出手段(39,4
    1)の検出に基づいて前記昇降駆動モータ(23)を制
    御する制御手段(47)とを備えてなり、前記処理体
    (17)を回転させながらフレーム(1)と車両(V)
    とを車両(V)の前後方向に相対運動させ、前記処理
    体(17)を車両(V)の車体上面に沿わせて該車体上
    面を処理する車両の上面処理装置において、 前記昇降駆動モータ(23)がトルクモータであり、 前記制御手段(47)は前記接触状態検出手段(39,
    41)が接触し過ぎを検出しているときに昇降駆動モー
    タ(23)を前記処理体(17)が上昇する方向に駆動
    し、接触し過ぎを検出していないときに前記昇降駆動モ
    ータ(23)を前記処理体(17)が下降する方向に駆
    動するようにし、 その昇降駆動モータ(23)の下降駆動力で前記処理体
    (17)を車体上面に押し付けるときの該処理体(1
    7)の下降停止は、前記下降駆動力と該処理体(17)
    が車体上面から受ける接触反力との釣合いで行うように
    した ことを特徴とする車両の上面処理装置。
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