JP2654771B2 - 印刷物を保管する方法およびその方法の実施に用いる巻取ユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、特許請求の範囲第１項前提部分に記載
の、ずれ重なり状態で送られてくる新聞、雑誌等の印刷
物を中継保管する方法、及び、中空円筒状巻心と巻取ベ
ルトとから構成されこの方法を実施するのに適した巻取
ユニットに関する。

（従来の技術） スイス特許明細書第652379号又はこれと内容が一致す
る米国特許明細書第4532750号により、印刷物をずれ重
なり状態で巻き取る中空円筒状巻取体と該巻取体の内部
に配置した巻取ベルト用供給リールとから成る巻取ユニ
ットが知られている。巻取体は巻取体に通して突出させ
た軸で突起を介し支持され、該軸で供給リールが回転自
在に支承されている。供給リールと一緒に回転可能に結
合された駆動車がやはり軸で支承され、供給リールを回
転させるため駆動車は旋回自在に支承された摩擦車と接
触させることができる。巻取体の内部に配置した巻取ベ
ルトは巻心に設けた溝から引き出すことができる。

巻取ベルトは常に巻取体と一緒に搬送されかつ一緒に
保管される。印刷物を巻き取る前に所要長の巻取ベルト
が供給リールから繰り出され、中継保管のため、巻取体
の外に配置したベルト用リールに巻き取られる。巻取ベ
ルトは印刷物の巻き取り時このベルト用リールから引き
出し、印刷物と一緒に巻取体に巻き取られる。不要の巻
取ベルトは供給リールに巻き取られたままである。

（発明が解決しようとする問題点） 巻取体の内部から巻取ベルトを引き出すため、すでに
述べたように巻取体に溝が設けてある。巻取ベルトを正
しい方向、つまりベルト用リールの方向に引き出すこと
ができるには、巻取ベルトの繰出しを始める前に巻取体
は巻取ベルト出口溝が正しい位置を占めることになる特
定の位置にまず回転しなければならない。巻取体のこの
位置調整は手動操作の場合比較的時間がかかり、またこ
の位置調整を自動的に行う場合にはそれ相応の装置支出
を必要とする。

更に、周知の巻取ユニットは構造が非常に複雑で、製
造コストが高い。この点は１つの印刷工場においてこの
巻取ユニットが数多く必要とされることからも重要であ
る。更にこの巻取ユニットは巻取体から横に張り出した
軸の方向で大きなスペースを必要とする。

この発明は、過度に大きな準備作業を必要とすること
なく、できるだけ単純なそしてごく僅かなスペースを必
要とする手段を用いて巻心に印刷物を巻き取ることので
きる冒頭述べた種類の方法を提供することを目的とす
る。

（問題点を解決するための手段及び作用） この目的が本発明によれば特許請求の範囲第１項特徴
部分に記載の特徴により達成される。本発明方法を実施
するのに適した巻取ユニットは特許請求の範囲第５項特
徴部分に記載の特徴により構成してある。

巻取ベルトは、巻心の外面に巻き取られるので、大き
な困難もなく再び巻心から簡単に繰り出すことができ
る。その際巻心が巻取ベルトを引き出すのに適した位置
に容易に回転し、巻心の位置調整自体は必要ない。巻心
とこれに巻き取る巻取ベルトとから成るこのユニット
は、印刷物を巻き取る巻心が同時に巻取ベルトを保管す
る保管体ともなっているので、構造がきわめて単純であ
る。従って巻取ベルト用に特別のコイル心は必要ない。
巻心と固定結合する軸が必要でないので、巻取ユニット
は安価に製造することができる。更に、空の巻心も巻取
物を支えた巻心も場所をとらずに積重ねることができ
る。

巻心の直径が当然比較的大きくなるので、巻心に巻取
った特定長の巻取ベルトを保管するのに必要な巻心数は
比較的僅かにすぎない。すなわち、巻取ユニットの外径
は巻取ベルトを巻き取った場合でも巻心の直径より僅か
に大きくなるだけである。これはなかんずく巻取ベルト
を巻心の長手軸方向で互いにずらした巻きとして巻き取
る場合にあてはまる。

本発明方法及び本発明による巻取ユニットの好ましい
諸構成は従属請求の範囲の対象である。

（実施例） 以下図面を基に本発明を詳しく説明する。

第１図及び第２図に正面図及び側面図で示した巻取ユ
ニット１が中空円筒状巻心２を有し、2aは巻心の長手軸
である。巻心２が内面に２つの離間配置された環状突起
3,4（４については第３図参照）を有し、該突起は巻心
２の操作及び支持に役立つ。巻心２の外面５に巻き取ら
れる巻取ベルト６は一端が巻心２としっかり結合され
る。特に第１図からわかるように巻取ベルト６の巻き７
は重なり合う。巻取ベルト６の遊端6aは適当な方法、例
えば接着テープ又は を使って最後の完全な巻き７と着脱自在に結合される。
これは困難なく可能である。というのもこの末端6aはほ
ぼ常に周面の同一位置を占め、巻取ベルト６の巻取り長
が一定し、そして巻取ベルトが巻心２と結合されたまま
であるからである。

第3,4図に示した最終巻取物８は第14図を基になお説
明する如くに形成されたものである。この巻取物８はず
れ重なり状態で巻心２に巻き取った新聞、雑誌、雑誌の
付録等の印刷物から成る。巻取ベルト６は個々の巻層９
間にはさんで巻き付けてある。巻取ベルト６の遊端6aは
巻取ベルト６の一番外側の完全な巻き７に着脱自在に接
着される（第４図）。

第1,2図に示すように巻取ベルト６を重なり合った巻
き７として巻心２に巻き取る代わりに、第５図に示すよ
うに巻取ベルト６を巻心２の外面５に螺旋状に巻き取る
ことも可能である。その際個々の巻き７′は巻心２の幅
全体に配分され、第1,2図の実施態様の場合とは異なり
巻心２の幅全体に円筒形外周面が形成される。個々の巻
き７′が、第５図に示すように並置されるのでなく、互
いに多少重なり合うよう巻取ベルト６を巻心に巻き取る
ことも可能である。

第５図に示すように巻取ベルト６を巻心２の長手軸2a
方向で互いに横にずれた巻き７′と一緒に巻き取ると、
巻心２から巻取ベルト６の一部を繰り出しただけの場合
でも円筒形外周面が形成されるので有利である。

第1,3図の図示に対応した第６〜13図を基に、巻取ユ
ニット１の別の実施態様を説明する。

第6,7図の実施態様で使用される巻取ベルト６は第1,3
図の実施態様に比べ幅が広く、巻心２より僅かに細いだ
けである。このことの利点として、第５図の実施態様の
場合と同様に巻取ユニット１の外周面が常にほぼ円筒面
である。

第8,9図に示した実施態様では巻心２の外面５に巻き
取った巻取ベルト６が溝10に収容されている。この溝は
外向きに開口し、巻心２の周面全体に延びている。好ま
しくはこの溝は巻心２の長手軸2aに垂直な中立面Ｍから
横にずれている。この解決法の利点として、第９図に示
すように巻取物８内の巻取ベルト６が概ね前記中立面Ｍ
の範囲にあり、溝10の範囲にあるのではないので、巻き
取られた印刷物が空の溝10に引き入れられることはな
い。

第10,11図からわかるように２本の巻取ベルト6,6′を
互いにほぼ平行に巻心２の外面５に巻き取ることもでき
る。この解決法は、単に１本の巻取ベルト６を使う実施
態様に比べ、所要の巻取ベルト材料の量に関して支出が
大きくなるだけでなく、巻取ベルト6,6′用に巻取・繰
出し機構が必要となる欠点も有する。

第12,13図に示した実施態様は巻心２の構造を除き第
1,3図の実施態様に一致する。後者に比べ、第12,13図に
示した巻心２は内向きに突出した突起を有していない。
むしろ巻心２の内面11は幅全体にわたって円筒柱面とし
て構成してある。巻心２のこの実施態様により、簡単で
安価な製造法が可能である。

以下第14図を基に巻取物８の形成及びそれに伴なう準
備作業を詳しく説明する。

この第14図に示した走行式巻取ステーション12は２つ
の上下に配置した巻取部13,14を有する。各巻取部13,14
に概略示唆した巻心２用支承部15又は16が設けてある。
各巻取部13,14に付属して更に巻取ベルト６用リール17,
18が回転自在に支承してある。このリール17,18に以下
なお説明する仕方で巻取ベルト６が巻き取られ、ベルト
巻取物19とされる。巻取ベルト６用案内輪20,21がリー
ル17,18の前で支承されている。

概略示した供給用コンベヤ22又は23が各巻取部13,14
に至り、その端部22a又は23aは揺動自在に支承されたロ
ッカーとして構成してある。供給用コンベヤ22,23の前
に両者に共通して設けてある供給機構24がずれ重なり状
態Ｓで送られてくる被巻取印刷物25を供給しかつ選択的
に供給コンベヤ22,23の一方に引き渡す。

供給されたずれ重なり物Ｓを巻き取る準備として巻心
２はその外面に巻き取った巻取ベルト６とともに支承部
15又は16に装着される。次に巻取ベルトの遊端6aが案内
輪20又は21に通して空のリール17又は18と着脱自在に結
合される。回転自在に支承部15,16で支承された巻心２
は自動的に正しい位置に回転する。いまやリール17,18
は図示省略した仕方で駆動され、その結果巻取ベルト６
は下側巻取部14に示したように、矢印Ｂの方向に回転す
る軽く制動された巻心２から繰り出される。巻心から所
要の長さの巻取ベルトを繰り出してリール17,18に巻き
取ったなら、その駆動部が停止する。巻心はいまや印刷
物25を受容する態勢にある。

次に供給機構24によりずれ重なり状態Ｓで供給された
印刷物25を巻き取るため、上側巻取部13について示した
ように巻心２が矢印Ａの方向に駆動される。巻心２とし
っかり結合された巻取ベルト６はベルト巻取物19から繰
り出され、引張応力を加えてずれ重なり物Ｓと一緒に巻
き取られる。この点はスイス特許明細書第642602号及び
これと内容が一致する米国特許明細書第4438618号に詳
しく説明してある。巻取操作の最後に巻取ベルト６を最
終巻取物８のまわりに１回又は数回巻き付けて巻取物８
がばらばらになるのを防止する。場合によっては、すで
に第3,4図を基に述べたように巻取ベルトの遊端を適当
な手段で一番外側の完全な巻きと着脱自在に結合するこ
とができる。

いまや最終巻取物８を支承部15又は16から取り外し、
空の巻心２をその外面５に巻き付けた巻取ベルト６とと
もに新たに支承部15,16に装着する。

以下第15図を基に印刷物25の繰出しを説明する。

この第15図に示した繰出しステーション26は第14図の
巻取ステーション12と基本的には同一構成である。繰出
しステーション26は２つの上下に配置された繰出し部2
7,28を備えており、各繰出し部が巻心２用支承部29又は
30を有する。各繰出し部27,28に付属したリール31又は3
2に巻取ベルト６が巻き取られ、ベルト巻取物33とされ
る。巻取ベルト６は案内輪34,35に通される。各繰出し
部27,28から繰り出した印刷物25を搬出するため２つの
概略示した排出用コンベヤ36,37が設けてあり、両者に
共通する排出機構38がこれに続く。排出用コンベヤ36,3
7の先頭部36a,37aは揺動自在に支承されたロッカーとし
て構成してある。

巻取物８の巻心２を支承部29又は30に装着した後、巻
取ベルト８の遊端が案内輪34又は35を介しリール31又は
32へと通してこれと結合される。次にこのリール31,32
は、場合によっては案内輪34,35も、概略示した如くに
駆動される。これにより巻取ベルト６は巻取物８から引
き出され、リール31,32に巻き取ってベルト巻取物33と
される。その際、上側繰出し部27について述べたよう
に、矢印Ｄの方向に回転する軽く制動された巻取物８か
らずれ重なり物Ｓが繰り出される。繰り出されたずれ重
なり物Ｓは矢印Ｅの方向に排出される。

巻心２から印刷物25をすべて繰り出したなら、下側繰
出し部28について示したように巻心は概略示した如く逆
方向、つまり矢印Ｆの方向に駆動される。いまや巻取ベ
ルト６は場合によっては軽く制動されたベルト巻取物33
から繰り出され、全巻取ベルト６が巻心２上に移るまで
巻心の外面５に巻き取られる。巻取ベルト６の遊端は第
２図を基に説明したように一番外側の完全な巻きに着脱
自在に保持される。空の巻心２はそれに巻き取った巻取
ベルト６とともに取り外し、新しい巻取物８に取り替え
ることができる。この空の巻心２は再び印刷物25の再巻
取りに使用することができる。

巻取ベルト６は常にその全長にわたって巻心２と一緒
に搬送されかつ一緒に保管される。その際巻取ベルト６
はその全長が巻心２の外面５に巻き取られるか又は長さ
の少なくとも一部が巻取物８の巻層９間の分離層とな
る。その都度巻心２から１つの巻取物８を形成するのに
必要な長さのベルトが繰り出されるにすぎないので、１
つの巻取物８の作成後リール17又は18上に残ベルトが残
ることはない。こうして、巻取ベルト６を２つに切った
り巻取操作の最後に残った巻取ベルトを別に巻取物８に
巻き取ったり等の時間損失をもたらす作業を行うことな
く特定長の１本の巻取ベルト６で、さまざまな長さの巻
取ベルトを必要とする巻取物８を形成することができ
る。

以上説明した巻心２は巻き取った印刷物25とだけでな
く、空の状態、つまり巻取ベルト６のみを巻き取って、
省スペースで保管することができる。その構造が単純で
あることから、巻心２は簡単に製造し取扱うことができ
る。

この巻取ユニット１は直径がそう大きくない巻取物
８、つまり直径2m未満の巻取物を形成するのに適してい
る。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、ずれ重なり状態
で送られてくる印刷物を巻き取る巻取ユニット（１）が
中空円筒状巻心（２）から成り、巻心の外面（５）に巻
取ベルト（６）を巻き取っておき、巻取操作の開始前に
巻取ベルト（６）を必要量繰り出してベルト用リールに
巻き取るようにするだけで、次に巻取ベルト（６）を印
刷物と一緒に巻心（２）に巻き取ることができるように
したので、一本の巻取ベルトを種々の大きさの巻取物の
形成に利用でき、切ったりする手間が省けて印刷物巻取
の作業性が著しく向上し、しかも、巻取ベルトの全てが
巻芯に巻き取られて常に巻芯と一緒に保管されるので、
その管理が容易となり、さらには、巻取ユニットも構造
簡単となってその製作が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は巻心と該巻心に巻取った巻取ベルトの一部断面
正面図、 第２図は同側面図、 第３図は第１図及び第２図に示す巻心に巻取った印刷物
からなる巻取物の一部断面正面図、 第４図は同側面図、 第５図は巻心と該巻心に螺旋状に巻き取った巻取ベルト
の一部断面正面図、 第６図は巻心と該巻心に巻取った巻取ベルトの第１変形
例の一部断面正面図、 第７図は第６図に示す巻心に巻取った印刷物からなる巻
取物の一部断面正面図、 第８図は巻心と該巻心に巻取った巻取ベルトの第２変形
例の一部断面正面図、 第９図は第８図に示す巻心に巻取った印刷物からなる巻
取物の一部断面正面図、 第10図は巻心と該巻心に巻取った巻取ベルトの第３変形
例の一部断面正面図、 第11図は第10図に示す巻心に巻取った印刷物からなる巻
取物の一部断面正面図、 第12図は巻心と該巻心に巻取った巻取ベルトの第４変形
例の一部断面正面図、 第13図は第12図に示す巻心に巻取った印刷物からなる巻
取物の一部断面正面図、 第14図は巻取ステーションの側面図、 第15図は繰出ステーションの側面図、 である。 Ｓ……ずれ重なり物 ２……巻心 ５……外面 ６……巻取ベルト 17,18……巻取ベルト用リール

Claims (10)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ずれ重なり状態で送られてくる新聞、雑誌
   等の印刷物を、巻取ベルト用リールから繰り出され引張
   応力下にある少なくとも１本の巻取ベルトとともに、回
   転駆動される中空円筒状巻芯に巻き取り、中継保管する
   方法において、予め巻取ベルト（６）の一端を巻芯
   （２）に固定してその全てを巻芯の外面（５）に巻き取
   り、巻取操作開始前に、巻芯から巻取ベルトの必要長さ
   を繰り出して巻取ベルト用リール（17,18）に巻き取
   り、このリールから前記巻き取った巻取ベルトの全てを
   繰り出して印刷物を巻芯に巻き取ることを特徴とする、
   印刷物を保管する方法。
2. 【請求項２】巻取ベルト（６）を重なり合った巻き
   （７）として巻芯（２）の外面（５）に巻き取ることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の方法。
3. 【請求項３】巻取ベルト（６）を巻芯（２）の長手軸
   （2a）方向で互いにずれた巻き（７′）として巻芯
   （２）の外面（５）に巻き取ることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載の方法。
4. 【請求項４】巻取ベルト（６）を螺旋状に巻き取ること
   を特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の方法。
5. 【請求項５】ずれ重なり状態で送られてくる新聞、雑誌
   等の印刷物を巻き取り、中継保管する巻取ユニットにお
   いて、印刷物を巻き取るための外面（５）を有する中空
   円筒状巻芯（２）と、該巻芯に一端が固定された少なく
   とも１本の巻取ベルト（６）とから成り、前記巻取ベル
   トは、前記巻芯の外面に巻き取られて保管されると共
   に、印刷物を巻芯に巻き取る際に必要長さだけ繰り出さ
   れるようになっていることを特徴とする巻取ユニット。
6. 【請求項６】巻取ベルト（６）を重なり合った巻き
   （７）として巻き取ったことを特徴とする特許請求の範
   囲第５項に記載の巻取ユニット。
7. 【請求項７】巻取ベルト（６）を巻芯（２）の長手軸
   （2a）方向で互いにずれた巻き（７′）として巻き取っ
   たことを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の巻取
   ユニット。
8. 【請求項８】巻取ベルト（６）を螺旋状に巻き取ったこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載の巻取ユニ
   ット。
9. 【請求項９】巻き取った巻取ベルト（６）を巻芯（２）
   の円周方向に延びた外向き開口溝（10）に収容したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第５項〜第８項のいずれか
   に記載の巻取ユニット。
10. 【請求項１０】巻芯（２）の内面（11）がその全長にわ
    たって円柱面により形成してあることを特徴とする特許
    請求の範囲第５項〜第８項のいずれかに記載の巻取ユニ
    ット。