JP2650495B2 - 自動車のインストルメントパネル構造 - Google Patents

自動車のインストルメントパネル構造

Info

Publication number
JP2650495B2
JP2650495B2 JP2405660A JP40566090A JP2650495B2 JP 2650495 B2 JP2650495 B2 JP 2650495B2 JP 2405660 A JP2405660 A JP 2405660A JP 40566090 A JP40566090 A JP 40566090A JP 2650495 B2 JP2650495 B2 JP 2650495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
instrument panel
opening
lid
glove box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2405660A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04221233A (ja
Inventor
丈浩 寺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2405660A priority Critical patent/JP2650495B2/ja
Publication of JPH04221233A publication Critical patent/JPH04221233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2650495B2 publication Critical patent/JP2650495B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のインストルメン
トパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、例えば特開昭62−1
98547号公報に示されているように、助手席乗員の
衝突時保護対策のために、インストルメントパネルの助
手席前方に対応する位置にエアバッグユニットを組み込
んだものが知られている。
【0003】これは、具体的にはインストルメントパネ
ルの縦面から上面に廻り込んでエアバッグ本体展開用の
開口部を形成し、この開口部に臨むインストルメントパ
ネル内部にエアバッグユニットを配設すると共に、該開
口部の上縁部にエアバッグリッド上縁部の可撓部を固着
し、かつ、該エアバッグリッドの下部両側縁を前記開口
部両側縁にクリップ係合して取り付けることにより、エ
アバッグユニットの作動時に、バッグ本体の膨張によっ
て前記エアバッグリッドのクリップが外れると共に、リ
ッド上縁部の可撓部を支点としてエアバッグリッドが上
方に開き、バッグ本体をインストルメントパネルの開口
部より車室内側に展開させるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】同一の車種であって
も、エアバッグ無仕様の車両の場合、エアバッグユニッ
トをインストルメントパネル内部に組み込まないで、該
インストルメントパネルに形成した開口部にエアバッグ
リッドその他のリッドを装着して閉塞すればよいのであ
るが、エアバッグユニット配設スペースが無駄になって
しまう。
【0005】そこで、前記スペースをグローブボックス
として有効利用することが考えられるが、インストルメ
ントパネルの開口部周縁に、インストルメントパネル内
部に突出するグローブボックス本体を取り付けて、該グ
ローブボックス本体にボックスリッドを開閉自在に装着
する場合、インストルメントパネルの開口部は前述のよ
うに、インストルメントパネルの縦面から上面に廻り込
んで形成してあるため、ボックスリッドもエアバッグリ
ッドと同一の形状,面積の比較的大きなものとなり、上
縁側,下縁側の何れをヒンジ点として構成しても使いづ
らい問題を生じる。
【0006】そこで、本発明はエアバッグ無仕様の車両
に供してエアバッグユニット配設スペースをグローブボ
ックスとして有効利用する場合には、グローブボックス
開口面積,ボックスリッド面積を、インストルメントパ
ネルの縦面の面積範囲内に収めることができて、使用性
を向上することができる自動車のインストルメントパネ
ル構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】インストルメントパネル
に、その縦面から上面に廻り込むエアバッグ本体展開用
の開口部を形成して、該開口部の下縁および車幅方向両
側縁にエアバッグリッド受け面と、開口部上縁にエアバ
ッグリッド取着面とを有段成形すると共に、少なくとも
該エアバッグリッド取着面の外周に、前記開口部下縁の
エアバッグリッド受け面にボックスリッドのヒンジ側と
共に固着されるグローブボックス本体の上縁に延設され
て、インストルメントパネルの上面側に廻り込むパネル
延長部を重合,固着するグローブボックス取着面を有段
成形してある。
【0008】
【作用】エアバッグ仕様の車両の場合、エアバッグリッ
ドの周縁をインストルメントパネルの開口部のエアバッ
グリッド受け面に当接,係合すると共に、該エアバッグ
リッドの上縁部をエアバッグリッド取着面にボルト・ナ
ット等により固定する。
【0009】エアバッグ無仕様の車両の場合、グローブ
ボックス本体のパネル延長部をエアバッグリッド取着面
に固着すると共に、グローブボックス本体の下縁をボッ
クスリッドのヒンジ側と共に下縁側のエアバッグリッド
受け面に固定する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0011】図1〜3において、1はインストルメント
パネルで、助手席に対向する位置には縦面2から上面3
に廻り込んで、図外のエアバッグ本体展開用の開口部4
を形成してある。
【0012】この開口部4の下縁および車幅方向両側縁
には、エアバッグリッド受け面5と、開口部4の上縁に
エアバッグリッド取着面6とを有段成形してある。
【0013】前記下縁側のエアバッグリッド受け面5に
は、複数個のボルト挿入孔7を形成してあると共に、そ
の背面にボルト螺装用のボス部8を形成してある一方、
エアバッグリッド取着面6に複数個のボルト挿入孔9を
形成してある。
【0014】そして、前記エアバッグリッド取着面6の
外周に、後述するグローブボックス取着面10を有段成
形してある。
【0015】本実施例にあっては、このグローブボック
ス取着面10を両側のエアバッグリッド受け面5の外周
上側部に廻り込んで形成してある。
【0016】このような構造からなるインストルメント
パネル1を、エアバッグ仕様の車両に供する場合、エア
バッグユニット11を臨設配置した開口部4を覆って、
エアバッグリッド12が装着されるが、このエアバッグ
リッド12はその上縁部背面に可撓性材料(アルミ薄
板)からなる取付フランジ13を備えており、この取付
フランジ13を開口部4上縁のエアバッグリッド取着面
6に重合してボルト・ナット16により固定し、他の周
縁をエアバッグリッド受け面5に定置すると共に、リッ
ド両側部に設けたクリップ14をエアバッグユニット1
1に設けたソケット部材15に係着して、エアバッグリ
ッド12の下側部を保持する。
【0017】ここで、インストルメントパネル1の表面
には表皮材としてソフトパッド1aが一体に型成形され
るが、エアバッグ仕様の場合には、開口部4の上縁側に
あってはエアバッグリッド12の上縁がグローブボック
ス取着面10上方を覆う位置にまで存在するようになる
ため、該ソフトパッド1aをグローブボックス取着面1
0の外縁が見切り線となるように型成形される。
【0018】他方、前記インストルメントパネル1をエ
アバッグ無仕様の車両に供する場合、図4〜6に示すよ
うに開口部4にグローブボックス本体20を装着し、こ
のグローブボックス本体20にボックスリッド21が開
閉自在に装着される。
【0019】グローブボックス本体20は、ボックス開
口部の下縁および車幅方向両側縁にフランジ22を曲折
成形してあると共に、上縁にはインストルメントパネル
1の上面側に廻り込むパネル延長部23を形成してあ
り、このパネル延長部23を前記グローブボックス取着
面10上に接着剤により固着し、フランジ22をエアバ
ッグリッド受け面5に定置する。
【0020】本実施例にあっては、前述のようにパネル
延長部23をグローブボックス取着面10上に接着した
状態において、このパネル延長部23にまで一体にソフ
トパッド1aを型成形してあるが、これは勿論、ソフト
パッド1aを図3に示した実施例と同様にインストルメ
ントパネル1にあってはグローブボックス取着面10の
外縁を見切り線として型成形し、パネル延長部23側は
別体として該パネル延長部23に型成形するようにして
もよい。
【0021】そして、グローブボックス本体20下縁の
フランジ22と共にボックスリッド21のヒンジ側を前
記開口部下縁のエアバッグリッド受け面5に締結固定す
る。具体的には、グローブボックス本体20下縁のフラ
ンジ22には複数個のボルト挿通孔24を形成してある
一方、ボックスリッド21の下縁部内面にはヒンジ部材
25を装着してあり、このヒンジ部材25を前記フラン
ジ22と共にボルト26をボルト挿通孔24,7に通し
てボス部8に螺合,締結し、ボックス本体20に対して
下開きに開閉自在としてある。
【0022】このようにして、インストルメントパネル
1の開口部4にボックス本体20,ボックスリッド21
を装着することによって、ボックス本体20の開口部面
積およびボックスリッド面積を、インストルメントパネ
ル1の縦面2の面積範囲内に収めることができて、ボッ
クスリッド21の開閉操作性,使用性を些かも損なうこ
とはない。
【0023】なお、図4,6中、27はグローブボック
ス本体20に設けたストライカ、28はボックスリッド
21に設けたリッドロック装置を示す。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インスト
ルメントパネルの開口部上縁側のエアバッグリッド取着
面外周に、更にグローブボックス取着面を形成してあっ
て、エアバッグ無仕様の車両の場合には、このグローブ
ボックス取着面に、グローブボックス本体上縁にインス
トルメントパネル上面側に廻り込むパネル延長部を重
合,固着し、そして、該グローブボックス本体の下縁を
ボックスリッドのヒンジ側と共に下縁側のエアバッグリ
ッド受け面に固着するようにしてあるため、エアバッグ
無仕様とした場合であっても、グローブボックス本体の
開口面積およびボックスリッド面積を、インストルメン
トパネルの縦面の面積範囲内に収めることができて、該
ボックスリッドの開閉操作性はもとより、グローブボッ
クスの使用性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】同組み立て状態の斜視図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】本発明の異なる例を示す図5のB−B線に沿う
断面図。
【図5】同実施例の組み立て状態の斜視図。
【図6】同実施例のグローブボックス本体とボックスリ
ッドの分解斜視図。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル 2…縦面 3…上面 4…開口部 5…エアバッグリッド受け面 6…エアバッグリッド取着面 10…グローブボックス取着面 11…エアバッグユニット 12…エアバッグリッド 20…グローブボックス本体 21…グローブボックスリッド 23…パネル延長部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルに、その縦面か
    ら上面に廻り込むエアバッグ本体展開用の開口部を形成
    して、該開口部の下縁および車幅方向両側縁にエアバッ
    グリッド受け面と、開口部上縁にエアバッグリッド取着
    面とを有段成形すると共に、少なくとも該エアバッグリ
    ッド取着面の外周に、前記開口部下縁のエアバッグリッ
    ド受け面にボックスリッドのヒンジ側と共に固着される
    グローブボックス本体の上縁に延設されて、インストル
    メントパネルの上面側に廻り込むパネル延長部を重合,
    固着するグローブボックス取着面を有段成形したことを
    特徴とする自動車のインストルメントパネル構造。
JP2405660A 1990-12-25 1990-12-25 自動車のインストルメントパネル構造 Expired - Lifetime JP2650495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2405660A JP2650495B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 自動車のインストルメントパネル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2405660A JP2650495B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 自動車のインストルメントパネル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04221233A JPH04221233A (ja) 1992-08-11
JP2650495B2 true JP2650495B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=18515271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2405660A Expired - Lifetime JP2650495B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 自動車のインストルメントパネル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2650495B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04221233A (ja) 1992-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4842299A (en) Air bag door fastening structure
US20070052211A1 (en) Airbag device and covering member thereof
US5350191A (en) Lid of an air bag device for a passenger
JP2024019445A (ja) 車両用内装部材
JP2650495B2 (ja) 自動車のインストルメントパネル構造
US6968648B2 (en) Protective edge cover for an opening in a window assembly
JP2701590B2 (ja) エアバッグリッド構造
JPH061494Y2 (ja) 車両用インストルメントパツドの取付構造
KR970059028A (ko) 자동차의 필러
JP2507843Y2 (ja) 自動車のエアバッグ取付構造
US7523974B2 (en) Motor vehicle with an attachment device for a separating or retaining element
JP2572601Y2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2564846Y2 (ja) 自動車のエアバッグ構造
JPH1035392A (ja) 車両用エアバッグ装置及びそのケーシング
JP2768207B2 (ja) エアバッグ装置
JP2581978Y2 (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2575493Y2 (ja) 助手席エアバッグ装置
JPH092178A (ja) 自動車内装部材の衝撃吸収構造
JPH0627251U (ja) ドアトリム用プルハンドル
JPH0455445U (ja)
JP2589502Y2 (ja) 自動車のインストルメントパネル内部品組付け構造
JPH0456553U (ja)
JPH0181154U (ja)
JPH0637014U (ja) 助手席用エアバッグ装置
JPH0526594U (ja) 車両のインストルメントパネル