JP2564846Y2 - 自動車のエアバッグ構造 - Google Patents

自動車のエアバッグ構造

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JP2564846Y2
JP2564846Y2 JP1990075073U JP7507390U JP2564846Y2 JP 2564846 Y2 JP2564846 Y2 JP 2564846Y2 JP 1990075073 U JP1990075073 U JP 1990075073U JP 7507390 U JP7507390 U JP 7507390U JP 2564846 Y2 JP2564846 Y2 JP 2564846Y2
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airbag
air bag
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功 平島
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のエアバッグ構造、特にそのエアバッ
グリッドの構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、助手席乗員用のエアバッグ構造においては、
エアバッグ装置が助手席前方でインストルメントパネル
の内側に格納され、インスルトルメントパネルに拡大展
開するエアバッグを通過させるための開口部が形成さ
れ、この開口部を開閉可能に覆うようにエアバッグリッ
ドが設けられている。
このエアバッグリッドとして、例えば米国特許第3,79
4,349号明細書に記載されているように、エアバッグリ
ッドが一枚で形成され、下方へ回動して上記開口部が開
かれるように構成したもの、実開平1−81154号公報に
記載されるように、エアバッグリッドが一枚で形成さ
れ、上方に回動して上記開口部が開かれるように構成さ
れたものは知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記エアバッグリッドが下方へ回動して開
くものでは、これが開いた際に乗員の膝等に衝突しない
ようにしなければならないが、エアバッグリッドと乗員
の膝等との間に両者の衝突を避けるような隙間を確保す
ることが難しい。これに対して、エアバッグリッドを上
方に回動して開くようにすれば、これと乗員との干渉の
問題はなくなるが、開放時に、該エアバッグリッドの下
縁部がフロントウインドガラスと干渉するという問題が
生ずる。すなわち、フロントウインドガラスが大きく湾
曲した形状の場合、例えば第6図及び第7図に示すよう
に、フロントウインドガラスaが大きく湾曲し、インス
トルメントパネルbに対する該フロントウインドガラス
aの高さが、第6図のB−B線位置である中央部分a
1(第7図実線参照)付近に対して、第6図のA−A線
位置である側縁部分a2(第7図2点鎖線参照)付近がか
なり低くなっていると、エアバッグリッドcが開くと、
エアバッグリッドcの外側の側縁部がフロントウインド
ガラスaと干渉し、フロントウインドガラスaの側縁部
分a2に荷重が入力されることが考えられる。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、エアバッ
グリッドの開放時に、該エアバッグリッドがフロントウ
インドガラスに干渉した場合、フロントウインドガラス
に入力される荷重を緩和することができる自動車のエア
バッグ構造を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、エアバッグリッドがフロントウインドガラ
スに干渉するときには、エアバッグリッドが前方に凸に
なった折れ曲りを生ずるようにしたものである。
そのための具体的な手段は、インストルメントパネル
の助手席側の所定位置に開口部が形成され、該インスト
ルメントパネル内に該開口部から展開するエアバッグ装
置が配設され、該開口部にエアバッグリッドが設けられ
た自動車のエアバッグ構造において、 上記エアバッグリッドの上縁部に、上記エアバッグ装
置の展開によって該エアバッグリッドが上方に回動して
開くように当該回動の支点となるヒンジ部分が設けられ
ているとともに、フロントウインドガラスが、該エアバ
ッグリッドの上方への回動の際に該エアバッグリッドと
干渉する位置関係に設けられており、 上記エアバッグリッドには、該エアバッグリッドが上
方へ回動し上記フロントウインドガラスと干渉した際に
当該回動方向の前方に凸となった折れ曲りを生ずるよう
に斜め方向に延びる凹部が形成されていることを特徴と
する。
上記斜め方向に延びる凹部は、上記エアバッグリッド
の裏面に形成されているものとする。
(作用) 衝突時に、エアバッグ装置が作動してエアバッグリッ
ドが開いても、それは上方へ回動して開くものであるか
ら、該エアバッグリッドと乗員との干渉は生じない。そ
して、エアバッグリッドは、上方へ回動してフロントウ
インドガラスに干渉した際に、エアバッグリッドに形成
した斜め方向に延びる凹部により、当該回動方向の前方
に凸となるように折れ曲がることによってフロントウイ
ンドガラスに入力される荷重が緩和される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
自動車のエアバッグ構造の全体構成を示す第1図にお
いて、1はインストルメントパネルで、その助手席側の
所定位置に開口部1aが形成されている。この開口部1aの
前側に、ケーシング2a内にインフレータ2bとエアバッグ
2cとが収納されてなる周知のエアバッグ装置2が配設さ
れている。また、上記開口部1aに対しては、ケーシング
2aの上部にヒンジ部材6を介して上方へ回動可能に取付
けられた1枚のエアバッグリッド2dが設けられいる。上
記エアバッグ装置2のケーシング2aは、取付部材7を介
して、左右方向に延び剛性の高いステアリングメンバ8
に連結固定されている。
なお、4はインストルメントパネル1の上面の前縁か
ら後方へ傾斜して立ち上がったフロントウインドガラ
ス、9は空調ユニット、10は空調ダクト、11はグローブ
ボックスである。
上記エアバッグリッド2dに対しては、第2図に示すよ
うに、エアバッグリッド2dの上方への回動の際フロント
ウインドガラス4と干渉したときにエアバッグリッド2d
を変形させてフロントウインドガラス4に入力される荷
重を緩和する荷重緩和手段(脆弱部)が、運転席とは反
対側のリッド側部裏面側に設けられている。この荷重緩
和手段は、複数の細長い凹部12(第2図においては3つ
の凹部12を図示)からなり、この複数の細長い凹部12
は、エアバッグリッド2dの上記フロントウインドガラス
4に衝突する部位と回動支点となるヒンジ部材6が設け
られている上縁側の部位との間において、該エアバッグ
リッド2dを斜めに横断する配置で一列に規則的に設けら
れている。
上記のように構成すれば、衝突時に、エアバッグ装置
2が作動して、エアバッグリッド2dが上方へ回動した
際、該エアバッグリッド2dは、その下縁部の側部がフロ
ントウインドガラス4と衝突するときには、この衝突し
た部位と上記ヒンジ部材6が設けられている上縁側の部
位との間で一列に並んでいる凹部12の部分から当該回動
方向の前方に凸となったくの字状に折曲変形し、そのこ
とによって、フロントウインドガラス4に入力される荷
重が緩和される。
その場合、フロントウインドガラス4との干渉だけで
は折り曲がらない場合があるので、第3図に示すよう
に、エアバッグ装置2のケーシング2aとエアバッグリッ
ド2dの側部とを所定の長さの紐部材13で連結しておき、
エアバッグリッド2dの開放時には、その紐部材13による
引張り力でエアバッグリッド2dを積極的に折り曲げるよ
うにしてもよい。
また、フロントウインドガラスの高さが、自動車の側
部だけでなく、中央部も低くなっているような場合に
は、第2図に鎖線で示すように、エアバッグリッド2dの
開放時の回動軸線に平行な方向に一列に規則的に複数の
凹部14を設けるようにすることもできるし、また、その
場合において高さに差があるような場合等においては、
上記両凹部12,14を併用することもできる。
また、衝突時に、助手席乗員がフロントヘッダ、ルー
フサイド、フロントピラー等に衝突しないように保護す
るために、第4図および第5図に示すように、開口部20
aより拡大展開するエアバッグ21を、助手席の前側に拡
大展開するメインエアバッグ部21Aと、フロントピラー
部22の前側で助手席の側部に対してメインエアバッグ部
21Aより展開するサブエアバッグ部21Bとでもって構成す
るようにすることもできる。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、エアバッグリッドを上方へ
回動して開くように構成し、該エアバッグリッドに、フ
ロントウインドガラスと干渉した際に該エアバッグリッ
ドを当該回動方向の前方に凸となるように折れ曲り変形
させるようにしたから、エアバッグリッドと乗員の膝と
の干渉の問題を招くことなく、フロントウインドガラス
に入力される荷重を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は自動車のエアバ
ッグ構造を示す断面図、第2図はエアバッグリッドの斜
視図である。第3図は他の実施例についての第1図と同
様の図である。第4図および第5図は変形例についての
説明図である。 第6図および第7図は従来例についての説明図である。 1……インストルメントパネル 1a……開口部 2……エアバッグ装置 2d……エアバッグリッド 4……フロントウインドガラス 12,14……凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−81158(JP,U) 実開 平2−25346(JP,U) 米国特許3794349(US,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルの助手席側の所定
    位置に開口部が形成され、該インストルメントパネル内
    に該開口部から展開するエアバッグ装置が配設され、該
    開口部にエアバッグリッドが設けられた自動車のエアバ
    ッグ構造において、 上記エアバッグリッドの上縁部に、上記エアバッグ装置
    の展開によって該エアバッグリッドが上方に回動して開
    くように当該回動の支点となるヒンジ部材が設けられて
    いるとともに、フロントウインドガラスが、該エアバッ
    グリッドの上方への回動の際に該エアバッグリッドと干
    渉する位置関係に設けられており、 上記エアバッグリッドには、該エアバッグリッドが上方
    へ回動し上記フロントウインドガラスと干渉した際に当
    該回動方向の前方に凸となった折れ曲りを生ずるように
    斜め方向に延びる凹部が形成されていることを特徴とす
    る自動車のエアバッグ構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されている自動車のエアバ
    ッグ構造において、 上記斜め方向に延びる凹部はエアバッグリッドの裏面に
    形成されていることを特徴とする自動車のエアバッグ構
    造。
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US3794349A (en) 1972-05-19 1974-02-26 Gen Motors Corp Occupant restraint system

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