JP2645932B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP2645932B2
JP2645932B2 JP3251319A JP25131991A JP2645932B2 JP 2645932 B2 JP2645932 B2 JP 2645932B2 JP 3251319 A JP3251319 A JP 3251319A JP 25131991 A JP25131991 A JP 25131991A JP 2645932 B2 JP2645932 B2 JP 2645932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの接続
などに使用される圧接コネクタに関し、とくにハーネス
を構成する絶縁電線の端末部や中間部の任意の部位に圧
接できる圧接コネクタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧接コネクタとして、出願人は
先に図7および図8に示す構造のものを提案した(実願
平2−79310号)。この圧接コネクタ20は圧接端
子21、これを嵌装するハウジング22およびカバー2
3とから成る。圧接端子21は逆U字状に折り曲げた導
電板の頂部に複数のスロット21aを並設したもので、
ハウジング22の底部に形成された圧入溝20aに両足
21bを嵌入し、ハウジング22の両側壁22a,22
b間のほぼ中央に固定される。また、圧接端子21の両
側における対称な位置には立壁24があり、この立壁2
4に電線ガイド溝24aが前記圧接端子21の各スロッ
ト21aと軸を合わせて形成され、各電線ガイド溝24
aの上方には電線の浮き上がり防止突起24bが形成さ
れている。また立壁24の外側の外側壁22a,22b
には各スロット21aと対応した電線挾持溝25a,2
5bが設けられる。外側壁22a,22bの内側には、
後述するカバーとの補助ロック用突起31が、又、外側
壁22a,22bと直交するハウジング22の側面には
メインロック用アーム22cがある。一方、カバー23
は、カバー23側の両端に形成されたロック爪23aと
ハウジング側の両端に形成されたメインロック用アーム
22cとでロック手段を構成し、これらの係合によって
カバー23はハウジング22に係止する。
【0003】図8(A)に示すように、ハウジング22
の一方側の側壁22aの下側には、案内斜面26を介し
て膨出部27が形成され、下端には突起28がある。こ
の側壁22aと前記立壁24との間に内壁29が立設さ
れ、その上端には鉤型の折曲部29aが形成されてい
る。そして側壁22aと内壁29との間には、折曲した
電線の端末係止部30が形成され、その方向は電線の繰
り出し方向と直交している。端末係止部30の折曲部分
の入口寸法は、電線6の径が容易に挿入される寸法であ
るが、嵌装した電線6の端末部が容易に抜けないよう
に、内壁29の鉤型折曲部29aの先端から側壁22a
の膨出部27の頂面までの距離は電線6の径より細くし
てある。
【0004】側壁22a,22bの上端に形成された各
係止突起31と、カバー23の両側に形成された各係止
部32とは、補助ロック手段を構成し、係止突起31と
係止部32との対応するもの同士が係合して前述したロ
ック爪23aとメインロック用アーム22cとの係合を
補助してカバー23をハウジング22に係止する。
【0005】上記圧接コネクタ20に電線6の端末部を
接続する場合について説明する。先ず、図8(A)のよ
うに電線6の先端を案内斜面26に沿って押し込み、端
末係止部30内に挿入する。電線6はその先端が突起2
8に当たることで進行が止められる。この状態から電線
6の上方を曲げてスロット21a上に置く。このとき電
線6の先端は端末係止部30で係止され、他側は電線ガ
イド溝24b並びに電線挾持溝25b内に嵌入して係止
し、電線6をその軸方向にはほぼ移動できない状態に保
持する。この状態で上からカバー23を載せて押圧す
る。カバー23の突起33,33及び34(スロット2
1aの部分の電線を押す役目をはたす。)が立壁24の
内側に入り、電線6をスロット21a内に押し込む。電
線6は絶縁被覆が剥がされて導体と圧接端子21とが電
気的な接続をする。カバー23は図7のロック爪23a
とメインロック用アーム22cとの係合(ロック手段)
及び、各係止突起31と各係止部32との係合(補助ロ
ック手段)とによりハウジング22に係止する。以上に
よって電線6は圧接コネクタ20と接続するが、その端
末部は端末係止部30内に係止され、外部には全く露出
しない状態となり、また他側は電線挾持溝25bに嵌入
されるから、引っ張っても簡単に抜けることはない。
【0006】電線6の中間部を圧接コネクタ20に圧接
する場合には、その圧接予定個所をスロット21aの上
におき、その両側の電線部分がそれぞれ両側の電線ガイ
ド溝24a,24aと電線挾持溝25a,25bにかけ
渡して、ハウジング22を貫通した状態とする。その後
は、前記と同様にカバー23を被せて押圧すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の圧接コネクタ2
0にあっては、電線6の圧接前後におけるハウジング2
2に対する保持、引抜きおよび浮上り防止などのため
に、浮き上がり防止突起24bをもつ電線ガイド溝24
aと電線挾持溝25a,25bが設けられている。
【0008】圧接前に電線6を電線ガイド溝24aに仮
係止するのは作業者であり、専ら人手で行っており、従
来は挿入作業時の感触およびパチンという心地よい挿入
音(以下、フィーリングという)を考慮して、図9
(A),(B)に示すように、電線ガイド溝24aの開
口巾d、即ち両側の浮き上がり防止突起24b,24b
間の間隙dを電線6の外径よりも十分小さくしていた。
その結果、挿入荷重が大となり、手首が痛くなり、作業
性が悪いという問題が指摘されていた。逆に、間隙dを
広くして挿入荷重を小さくすると、挿入フィーリングが
弱くなり、実際に電線が挿入、係止されたか否かの確認
がしにくくなる。
【0009】また、挿入荷重が大きいと、図10に示す
ように、電線6がスロット21aの両側の電線ガイド溝
24a,24aに均等に係止されず、二点鎖線で示すよ
うに一方に浮き上がりが生じたり、たるみが発生し、ス
ロット21aと電線6の位置ずれにより前記カバー23
の冠着の際に圧接不良がでる、等の問題でがあった。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、ハウジングに対する電線の仮係止時における
挿入フィーリングが良好で、作業性がよく電線を確実に
保持できる圧接コネクタを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の圧接コネクタは、請求項1に記載したよう
に、スロットを有する圧接端子を装着したハウジング
と、該ハウジングとの間にロック手段を有するカバーと
から成り、該ハウジングの圧接端子を挾む両側にはそれ
ぞれスロットと対応する位置に電線ガイド溝および電線
挾持溝を設け、該電線ガイド溝と電線挾持溝に仮係止し
た絶縁電線を該カバーの冠着ロックにより該スロットに
圧入接続させる圧接コネクタにおいて、前記電線ガイド
溝の溝巾を上部が電線径よりも狭く、かつ下部が電線径
よりも広く形成すると共に、前記電線挾持溝の溝巾を全
体が電線径よりも狭く形成し、電線ガイド溝および電線
挾持溝に対する電線の挿入荷重を略等しくしたことを特
徴とする。
【0012】また、電線挾持溝には、請求項2に記載の
ように、電線をスロットと略同じレベルに保持するため
の巾広部を段付形成するのが好ましい。
【0013】
【作用】電線ガイド溝および電線挾持溝に対する電線の
挿入荷重を略等しくしたので、挿入力にバラツキがな
く、挿入フィーリングがよく、作業性が向上する。ま
た、スロットと電線との位置ずれが生じないので、良好
な圧接状態が得られる。
【0014】
【実施例】図1において、圧接コネクタ20は、圧接端
子21を装着したハウジング22と、これに冠着ロック
されるカバー23とから構成され、従来例を示す図7お
よび図8と同じ構成部材には同一の符号を用いて詳細な
説明を省略する。
【0015】本発明にあっては、ハウジング22におけ
る電線ガイド溝24a′と電線挾持溝25a′が、それ
ぞれ図2および図3に示すように構成されている。ハウ
ジング22における両側の立壁24(図7参照)に設け
られる電線ガイド溝24a′は、その上部の溝巾w1
即ち浮き上がり防止突起24b′,24b′間の間隙が
電線6の外径Rよりも狭く、下部の溝巾w2 は電線径R
よりも広く形成される。また、両側の外側壁22a(2
2b)に設けられる電線挾持溝25a′の溝巾w3 は全
体が電線径Rよりも狭く形成され、電線ガイド溝24
a′および電線挾持溝25a′に対する電線6の挿入荷
重が略等しくなるようにしてある。
【0016】ハウジング22の材料をPBT(ポリブチ
レンテレフタレート)樹脂、立壁24および外側壁22
aの板厚を1.00mmとした圧接コネクタについて、
絶縁電線としてCAVUS(自動車用圧縮導体超薄肉型
低圧電線)0.5を使用し、種々検討した結果、次の条
件とすることにより、両溝24a′,25a′に対する
電線の挿入荷重を各々1.0kgとすることができた。
【0017】CAVUS 0.5:仕上外径 標準1.3m
m、最大1.4mm、導体外径0.9mm w1 :0.95±0.1mm w2 :1.50±0.1mm w3 :1.0 ±0.1mm 電線ガイド溝24a′と電線挾持溝25a′における電
線の挿入荷重が略等しくなる溝巾の最適条件を決定する
には、図4に示すように、二つの線A,Bが一致する点
またはその付近を選べばよい。線Aは電線ガイド溝24
a′の溝巾(w 1 )と挿入荷重との関係を、線Bは電線
挾持溝25a′の溝巾(w3 )と挿入荷重との関係をそ
れぞれ示す。
【0018】試験の結果、挿入フィーリングをよくし、
かつ手首の痛みなどを伴わずに円滑な作業をするために
は、各規格の適用電線に対して挿入荷重の合成値が2〜
4Kgf程度であることを確認した。上記構成により、
図10のように電線6の一方が電線ガイド溝24a′か
ら浮き上がったり、たるんだりせず、良好な挿入フィー
リングをもって圧接端子21の両側の電線ガイド溝24
a′と電線挾持溝25a′にそれぞれ均等に挿入、係止
される。
【0019】図5は電線挾持溝の改良例を示す。この電
線挾持溝25a″には、その上部に電線6の外径Rと略
等しい巾広部25cを前記スロット21aと同じレベル
に段付形成したものである。この場合には、図6に示す
ように、電線6をハウジング22にかけ渡して係止した
ときに、電線6がスロット21aに対して水平に保持さ
れるので、位置ずれがなく、前記カバー23の冠着ロッ
クにより一層確実に圧接される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電線を圧接コネクタのハウジングに仮係止する際に、電
線ガイド溝と電線挾持溝に対する挿入荷重を略等しくし
てあるので、一方が浮き上がるなどのバラツキがなく、
良好な挿入フィーリングで行うことができ、作業性が向
上すると共に、圧接端子のスロットとの位置ずれなどが
殆どなくなり、電気的接続の信頼性の高い圧接コネクタ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す圧接コネクタの斜視図
である。
【図2】図1のハウジング22における電線ガイド溝2
4a′の部分の拡大斜視図である。
【図3】図1のハウジング22における電線挾持溝25
a′の部分の拡大斜視図である。
【図4】溝巾と電線の挿入荷重との関係を示すグラフで
あり、線Aは電線ガイド溝24a′、線Bは電線挾持溝
B25a′の溝巾をそれぞれ表す。
【図5】図3の電線挾持溝の改良例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の電線挾持溝をもつハウジングにおける電
線の仮係止状態を示す断面図である。
【図7】先願に係る圧接コネクタの分離状態の斜視図で
ある。
【図8】(A),(B)はそれぞれ図7における電線の
仮係止状態と圧接状態を示す圧接コネクタの縦断面図で
ある。
【図9】(A),(B)はそれぞれ図8における電線ガ
イド溝24aの部分正面図と平面図である。
【図10】図8のハウジング22に対する電線6の仮係
止状態を示す説明図である。
【符号の説明】
20 圧接コネクタ 21 圧接端子 21a スロット 22 ハウジング 22a,22b 外側壁 23 カバー 24 立壁 24a′ 電線ガイド溝 25a′,25a″ 電線挾持溝 25c 巾広部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットを有する圧接端子を装着したハ
    ウジングと、該ハウジングとの間にロック手段を有する
    カバーとから成り、該ハウジングの圧接端子を挾む両側
    にはそれぞれスロットと対応する位置に電線ガイド溝お
    よび電線挾持溝を設け、該電線ガイド溝と電線挾持溝に
    仮係止した絶縁電線を該カバーの冠着ロックにより該ス
    ロットに圧入接続させる圧接コネクタにおいて、 前記電線ガイド溝の溝巾を上部が電線径よりも狭く、か
    つ下部が電線径よりも広く形成すると共に、前記電線挾
    持溝の溝巾を全体が電線径よりも狭く形成し、電線ガイ
    ド溝および電線挾持溝に対する電線の挿入荷重を略等し
    くしたことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線挟持溝の上部に圧接端子のスロ
    ットと略同じレベルで巾広部を段付形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の圧接コネクタ。
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