JP2645234B2 - 計器の文字板照明装置 - Google Patents

計器の文字板照明装置

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JP2645234B2
JP2645234B2 JP7187102A JP18710295A JP2645234B2 JP 2645234 B2 JP2645234 B2 JP 2645234B2 JP 7187102 A JP7187102 A JP 7187102A JP 18710295 A JP18710295 A JP 18710295A JP 2645234 B2 JP2645234 B2 JP 2645234B2
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栄 塚本
広好 監物
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Yazaki Corp
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計器の文字板照明
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車載用のスピードメータ、
燃料計などの計器においては、計器の文字板上の文字、
目盛などの部分を透光性、それ以外の部分を非透光性と
なし、夜間、文字板背面側から入射した光を文字板上の
透光性の文字、目盛などの部分で透過させることによっ
て、文字、目盛などを視認することができるようにして
いた。
【0003】ところが、透過照明されている文字、目盛
などの部分とそれ以外の部分との間に大きな明暗の差が
生じ、これが目を疲労させるという欠点があった。
【0004】そこで、文字板を前面側からも照明するこ
とにより、このような欠点を解消するようにした第5図
に示すような文字板照明装置が採用されていた。
【0005】すなわち、計器ケース1の底部に固定され
た計器内機2に導光板3aを間に挟むように文字板4を
取付け、計器ケース1の底部に設けられた電球5aから
の光を導光板3aの一端から導入して導光板3を通じて
文字板4の背面に導びき、文字板4の透光性を有する文
字、目盛等を通じて文字板3の前面に透過させると共
に、上記電球5aとは別に計器ケース1の底部に設けた
電球5bからの光を、上記導光板3aとは別に計器ケー
ス1又は見返し6に設けた導光板3bを通じて見返し6
の立壁6aにあけた孔6bまで導びき、該孔6bを通じ
て文字板3の前面に光を照射して照明していた。
【0006】上記見返し6は、計器ケース1の前面開口
部に設けられ、文字板4の余分の部分と計器内機2を見
えなくするマスクとして働く。該見返し6の前面には更
に、文字板4へのごみの付着、計器ケース1内へのごみ
の侵入を防ぐ表ガラス板7が設けられている。また、文
字板4の孔を通じて計器内機2から突出されている回転
軸8には自照式指針9が取付けられている。
【0007】上記電球5a,5bは、計器ケース1の背
面に給電用配線板10を挟むように取付けられたソケッ
ト11a,11bにそれぞれ装着され、周囲が暗くなる
夜間などに点灯される。
【0008】なお、12は孔6bと導光板3bとの間に
設けられ、孔6bを通じて文字板4の前面に照射する光
を着色する着色フィルタ、13は孔6bを通じて照射さ
れる光が表ガラス板7側に直接漏れ、車両のフロントガ
ラス等に反射しドライバーの運転時両方視界を妨げるこ
とを防止する遮光板である。
【0009】上記文字板4はスピードメータの場合、そ
の正面は図6に示すようになっており、図7に示す如
く、透明基部材4a上に有彩色半透明層4bと白色半透
明層4cとが順に形成されると共に、更にその上面を文
字、目盛部分を除いて黒色不透明層4dによって覆うこ
とにより、文字、目盛が非照明時には白色で、照明時に
は層4bの有彩色で見えるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
装置では、文字板4上の明暗の差を小さくするために、
文字、目盛部分から光が透過されている文字板4の前面
を、導光板3b、着色フィルタ12を使用して導びいた
電球5bから光を見返し6の立壁6aの表ガラス板7に
近い部分にあけた孔6bを通じて照射しているため、導
光板3b、着色フィルタ12、遮光板13などの追加部
分が必要となり、その分部品費、組付費が増大してコス
ト上昇を招く他、これら追加部品により計器が大型にな
り重量が増大するようになる。また、文字板前面照射光
により、文字、目盛等の透過照明の効果が薄れ、商品性
が落ちる他、文字板照射光の一部がフロントガラスに入
射、反射して運転者に幻惑感を与えるなどの欠点もあっ
た。
【0011】本発明は上述した従来のものの欠点に鑑
み、多数の追加部品を使用して文字板前面に光を照射す
ることなく、文字板の文字、目盛などの部分とそれ以外
の部分との間の明暗の差を少なくして目に疲労を生じな
くした計器の文字板照明装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によりなされた計器の文字板照明装置は、透光
性材料からなる板状の基部材に、文字、目盛などの部
分を残して文字、目盛などの周辺に不透明層をそれぞ
れ独立に付与して文字、目盛などの輪郭を形成した文
字板を形成し、該文字板の裏面に光を入射し、前記
字、目盛などと前記不透明層の周辺部において前面に透
過した光によって文字板を照明するようにしたことを特
徴としている。
【0013】上記構成において、各文字、目盛などの周
辺に不透明層がそれぞれ独立に付与されていることによ
り、各文字、目盛などの部分だけでなく、各文字、目盛
などに比べて大きな面積の文字、目盛など以外の部
も透光性となっていて、これらの両部分を透過した光に
よって文字板前面が照明されるようになっているため、
文字板前面を照明するため文字、目盛などのみに光を
透過させている従来のものに比べ、両部分の間の明暗の
差を少なくでき、しかも弱い光で十分な照明効果を得る
ことができ、目の疲労を伴うことなく視認性のよい照明
を行うことができる。
【0014】特に、透光性材料からなる板状の基部材
に、文字、目盛などの部分を残して文字、目盛などの
周辺に不透明層をそれぞれ独立に付与して文字、目盛
などの輪郭を形成するだけの簡単な構成により、該文字
板の裏面に入射した光を、各文字、目盛などと不透明層
の周辺部において前面に透過させ、文字板の全面照明を
行うことができる他、文字、目盛などと背景との間に
不透明層が存在することにより、各文字、目盛などの部
分と各文字、目盛など以外の部分との間の明暗の差が少
なくても、各文字、目盛などの輪郭が不明確になること
がない
【0015】前記板状の基部材に、文字、目盛などの
部分とその周辺にそれぞれ独立に付与した前記不透明層
の周辺部とに対応して文字、目盛などの色を決定する
第1の透光性層を付与すると共に、前記不透明層の周辺
部の色を決定する第2の透光性層を付与したことを特徴
としている。
【0016】また、文字、目盛などの色を決定する第
1の透光性層と、前記不透明層の周辺部の色を決定する
第2の透光性層とが付与され、各文字、目盛などの部分
と不透明層の周辺部とをそれぞれ透過する透過光を異な
らせることができるので、透過光の選択により弱い光に
よってもコントラストを向上させ視認性に優れた表示照
明をうることができる。しかも、不透明層の存在によ
り、両層の境を不透明層の部分に形成することが可能と
なり、このようにした場合には、両者の混合色が文字、
目盛などの部分又は不透明層の周辺部に現れることを無
くすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本考案による計器の文字板照明装置を示し、
図中、図5について上述したものと同等の部分には同一
の符号を付してある。
【0018】図1において、20は本発明により文字、
目盛などの部分以外の部分が透光性を有するように構成
された文字板であり、該文字板20の使用により、図5
について上述した計器における光導板3b、電球5b、
見返し6の孔6b、着色フィルタ12、遮光板13が廃
止されている。
【0019】図2及び図3は文字板20の一実施例を示
す。図2において、20aはスモークポリカーボネート
板などからなる黒色半透明基部材、20bは基部材20
aの表面側の1部分に印刷により形成された有彩色半透
明層、20cは有彩色半透明層20b上への重ね刷によ
り形成された白色半透明層、20dは白色半透明層20
cの上にそれより1廻り大きく、かつ図3に示すように
文字、目盛などの部分を残して重ね刷りして形成された
黒色不透明層、20eは基部材20aの裏面側に表面側
の有彩色半透明層20b、白色半透明層20cに対応す
る部分を残して印刷により全面に形成された有彩色半透
明層である。
【0020】以上の文字板構造により、昼間は黒色不透
明層20dで囲まれて文字板表面に露出されている白色
半透明層20cにより文字、目盛などが白色に見え、文
字、目盛など以外の部分は黒色不透明層20d及び黒色
半透明基部材20aにより黒色に見える。これに対し、
夜間は点灯した電球5aからの光が光導板3aにより導
光され文字板20の裏面に入射されることにより、文
字、目盛などは黒色半透明な基部材20a、有彩色半透
明層20b、白色半透明層20cを透過した光の色に見
え、文字、目盛など以外の部分は有彩色半透明層20e
及び黒色半透明な基部材20aを透過した光の色に見え
る。
【0021】なお、黒色不透明層20dは、夜間光が透
過されたとき、文字、目盛などの輪郭部分が2つの有彩
色半透明層20b,20eの色の混合により不鮮明にな
ることを防止している。
【0022】また、黒色不透明層20dは、文字板20
の裏面より、有彩色半透明層20e及び20bの調光の
ため、白色、灰色、黒色アミ点等の印刷を施すが、その
時黒色不透明層20dの範囲で異なる調光色をラップ又
は分離させることにより、透過光のムラを視認できない
ことになる。更に、黒色不透明層20dは、表側に印刷
する白色半透明層20c、有彩色半透明層20bと裏側
に印刷する有彩色半透明層20eとの印刷のずれによる
文字、目盛廻りの有彩色半透明層20eを通過しない明
るい透過光を防止する。
【0023】図4の文字板では、基部材20aを黒色半
透明な材料で形成し、昼間、文字、目盛を黒色で表示
し、夜間、文字、目盛を有彩色20bによる透過色に
て、その他の面を有彩色層20eと白色層20cの混合
色にてそれぞれ表示する。なお、不透明層20dは、裏
側に印刷する有彩色半透明層20eが文字、目盛などの
部分に現れたり、表側に印刷する白色半透明層20cと
裏側に印刷する有彩色半透明層20bとの混合色が背景
色として現れたりする透過光のムラを防止することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各文字、
目盛などの部分だけでなく、各文字、目盛などに比べて
大きな面積の各文字、目盛など以外の部分も透光性とな
っていて、これらの両部分を透過した光によって文字板
前面が照明されるようになっているため、両部分の間の
明暗の差を少なくでき、しかも弱い光で十分な照明効果
を得ることができ、目の疲労を伴うことなく視認性のよ
い照明を行うことができ、しかも従来の前面照明を兼用
するものに比べ部品数が少なく、その分計器のコストダ
ウン及び小型化を図ることができる。
【0025】特に、文字板の裏面に入射した光を、各文
字、目盛などと不透明層の周辺部において前面に透過さ
せ、文字板の全面照明を行うことができる他、各文字、
目盛などと背景との間に不透明層が存在することによ
り、各文字、目盛などの輪郭が不明確になることがな
く、この点からも、両部分の間の明暗の差が少なく、か
つ弱い光でも十分な照明効果を得て、視認性を向上でき
る。
【0026】また、各文字、目盛などの部分と不透明層
の周辺部とをそれぞれ透過する透過光色を異ならせるこ
とができるので、透過光色の選択により弱い光によって
もコントラストを向上させ視認性に優れた表示照明をう
ることができる。しかも、透過光色を異ならせても、
合色が文字、目盛などの又は不透明層の周辺部に現れ
ることを無くすることができるので、透過照明時に品質
のよい表示と照明が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による文字板照明装置を採用した計器の
断面図である。
【図2】図1の文字板の一例を示す断面図である。
【図3】図2の文字板の正面図である。
【図4】図1の文字板の他の例を示す断面図である。
【図5】従来の文字板照明装置を採用した計器の断面図
である。
【図6】図5の文字板の正面図である。
【図7】図5図の文字板の断面図である。
【符号の説明】
3a 光導板 5a 電球 20 文字板 20a 透明基部材、半透明基部材(透光性基部材) 20b 有彩色半透明層(第1の透光性層) 20d 黒色不透明層(不透明層) 20e 有彩色半透明層(第2の透光性層)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性材料からなる板状の基部材に、
    文字、目盛などの部分を残して文字、目盛などの周辺
    に不透明層をそれぞれ独立に付与して文字、目盛など
    の輪郭を形成した文字板を形成し、該文字板の裏面に光
    を入射し、前記文字、目盛などと前記不透明層の周辺
    部とにおいて前面に透過した光によって文字板を照明す
    るようにしたことを特徴とする計器の文字板照明装置。
  2. 【請求項2】 誘光性材斜からなる板状の基部材に、各
    文字、目盛などの部分を残して各文字、目盛などの周辺
    に不透明層をそれぞれ独立に付与して各文字、目盛など
    の輪郭を形成した文字板を形成し、該文字板の裏面に光
    を入射し、前記各文字、目盛などと前記不透明層の周辺
    部とにおいて前面に透過した光によって文字板を照明す
    るようにした計器の文字板照明装置であって、前記板状
    の基部材に、文字、目盛などの部分とその周辺にそれ
    ぞれ独立に付与した前記不透明層の周辺部とに対応して
    文字、目盛などの色を決定する第1の透光性層を付与
    すると共に、前記不透明層の周辺部の色を決定する第2
    の透光性層を付与したことを特徴とする請求項1記載の
    計器の文字板照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54102137U (ja) * 1977-12-28 1979-07-18
JPS56124822U (ja) * 1980-02-23 1981-09-22

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