JP2642350B2 - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JP2642350B2
JP2642350B2 JP62117092A JP11709287A JP2642350B2 JP 2642350 B2 JP2642350 B2 JP 2642350B2 JP 62117092 A JP62117092 A JP 62117092A JP 11709287 A JP11709287 A JP 11709287A JP 2642350 B2 JP2642350 B2 JP 2642350B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 表示手段の各行にn欄が表示可能なキャラクタディス
プレイ装置の表示制御装置において、n欄よりα欄多い
n+α欄を1行分として文字バッファメモリに格納し、
このn+α欄の1行分単位で読み出して文字パターン信
号を生成し、n欄分の表示を行う。これにより、文字バ
ッファメモリの内容を書き換えることなく水平スクロー
ル表示を行うことができ、かつ、属性情報を持った不定
様式の画面の水平スクロールができるとともに、漢字文
字が画面の両端にある場合にも泣き分れを生じさせるこ
となく水平スクロールを行うことができる。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、キャラクタディスプレイ装置における表示
制御装置、特に、水平スクロール表示処理を簡単化し、
属性情報を持った不定様式の画面の水平スクロールを可
能にするとともに、水平スクロール時に漢字文字に泣き
分れが生じないようにした表示制御装置に関する。
〔従来の技術〕
英数字や漢字等の各文字をディスプレイ上に表示して
対話形式で処理する場合、表示画面を左右の水平方向ま
たは上下の垂直方向にスクロールすることが行われる。
第12図は、スクロールが行われる従来のキャラクタデ
ィスプレイ装置の構成をブロック図で示したものであ
る。
第12図において、21は文字バッファメモリで、ディス
プレイのn欄×m行に表示されるn×m個の文字に対す
る文字情報コードが格納される。文字情報コードは、文
字パターン情報を指示する文字コードと文字の属性情報
を指示するアトリビュートコード(以下、Atriコードと
いう)で構成される。文字の属性情報には、例えばリバ
ース、ブリンク、罫線等がある。
22は書込み・読出し制御手段(R/W制御手段)で、文
字バッファメモリ21に対する文字情報コードの書込み及
び読み出しを制御し、読出し時はn欄を1行とする行単
位で読み出しを行う。
23は文字パターン信号発生手段で、文字バッファメモ
リ21より行単位で読み出されたn×m個の文字情報コー
ドに基づいてディスプレイに表示する文字パターン信号
を発生する。
24は水平・垂直タイミング発生手段(H・Vタイミン
グ発生手段)で、水平同期信号(Hsync信号)、垂直同
期信号(Vsync信号)、水平及び垂直の各ブランキング
信号(H・Brank信号、V・Brank信号)、表示タイミン
グ信号(Dsp Tm信号)、垂直ブランキング終了信号(V
END信号)等の各タイミング信号を発生する。
25は表示手段で、内部にディスプレイ251を備え、文
字パターン信号発生手段23からの文字パターン信号及び
H・Vタイミング発生手段24からのHsync信号、Vsync信
号等を受けて、ディスプレイ251にn欄×m行の文字表
示を行う。
26はホストで、CPU261、各種制御プログラムや初期化
プログラムが格納されているROM262、処理中の命令及び
データ等が格納されるRAM263を備え、文字情報コードや
各種のデータ、アドレス、制御信号の転送、授受を行っ
て、システムの動作を制御する。
27はトランシーバ(TRV)で、ホスト26と文字バッフ
ァメモリ21間のデータ転送を制御する。
R/W制御手段22において、221は文字カウンタ(Chr・C
NT)で、表示画面の一つの垂直走査が終了する毎に発生
するVEND信号に制御されて、走査開始時のアドレスの初
期値、すなわち1行目1欄目のアドレス値N0(固定値)
がセットされ、以下、文字単位で発生する文字クロック
(CCLK)を受けて、2CCLK毎にカウントアップする(な
お、2CCLK毎にカウントアップされる点については、後
述する第17図のタイミングチャートにおいて、詳細に説
明する)。
222はマルチプレクサ(MPX)で、Chr・CNT221、H・
Vタイミング発生手段24からの各タイミング信号及びCP
U261からのアドレスを選択し、文字バッファメモリ21を
アクセスするアドレスを出力する。
223は文字バッファ調停部、224は書込みアドレスカウ
ンタ(W・AdCNT)、225はマルサプクサ(MPX)で、こ
れらにより、文字バッファメモリ21より1行単位で、か
つ、H・Vタイミング発生手段24からのHsync信号及びV
sync信号に同期して各文字情報コードを読み出し、文字
パターン信号発生手段23のラインバッファに書込みを行
い、更に、表示時は、ラインバッファよりHsync信号及
びVsync信号に同期して各文字情報コードの読出しを行
う(なお、具体的な動作については、次の動作説明にお
いて説明する)。
文字パターン信号発生手段23において、231はライン
バッファで、文字バッファメモリ21より読み出された1
行分(n欄)の文字情報コードが一時格納される。
232は第1レジスタ(第1REG)で、ラインバッファ231
から読み出された1行分の文字情報コードがセットされ
る。
233は第2レジスタ(第2REG)で、第1REG232にセット
された文字情報コード中の文字コードがセットされる。
234は第3レジスタ(第3REG)で、第1REG232にセット
された文字情報コード中のAtriコードがセットされる。
235は文字パターン発生部で、文字コードに対応する
文字パターンデータを発生する。
236はアトリビュート処理部で、第1REG232及び第3REG
234からの各Atriコードに基づいて文字パターン発生部2
35から出力された文字パターンデータに対して所定のア
トリビュート処理を施した文字ドットパターンデータを
発生する。アトリビュート処理部236に対し、第1REG232
からは、複数の連続した表示文字に共通する属性情報
(フイールド・アトリビュートコード:F・Atriコード)
が送られ、第3REG234からは、対応する文字コードに対
するAtriコードが送られる。
237は並列/直列変換部(P/S変換部)で、並列の文字
パターンデータを直列の文字ビデオ信号に変換し、文字
パターン信号として出力する。
第13図は、n=80欄、m=25行の場合のディスプレイ
251に表示される表示画面を示したものである。各行は8
0欄からなり、合計2000欄分の表示が行われる。英数字
は1欄当り1文字が表示されるので、全体で2000文字の
英数字を表示することが可能である。漢字の場合は2欄
で一文字が表示されるので、漢字が入る場合は2000文字
よりも少なくなる。
第14図は、第13図に示すn=80欄、m=25行の表示が
行われる場合の、文字バッファメモリ21内のメモリ領域
の構成を示したものである。X‘N'は、16進で示される
バイト単位のアドレスで、1行の1欄目のアドレスすな
わち、Chr・CNT221の初期値N0は、1000番地に選定され
ている。
各文字コード及びAtriコードは16ビット(=2バイト
=1ワード)で構成される。したがって、1欄で1文字
を形成する英数字の文字情報コードは、各1個の文字コ
ード及びAtriコードを含む4バイト(=2ワード)で形
成される。また、2欄で1文字を形成する漢字文字の文
字情報コードは、各2個の文字コード及びAtriコードを
含む8バイト(=4ワード)で形成される。なお、以下
単に文字というときは1欄で表示される文字(英数字
等)を指すものとする。
次に、第12図の動作を、第13図に示すようにn=80
欄、m=25行の表示が行われる場合を例にとり、第15図
〜第17図の各タイミングチャートを参照して説明する。
文字バッファメモリ21には、第14図に示すように、アド
レスX‘1000'〜X‘1F3F'の領域に1行目から順番に25
行目までの各欄の文字コード及びAtriコードが格納され
る。
いま、水平走査は、1行につき28回行われ、インタレ
ースにより、偶数フィールドと奇数フィールドが交互に
表示され、垂直ブランキング帰間は2行分(28H)であ
るとする。
したがって、水平走査帰間を1Hとすると、各行の期間
は、第15図(a)に示すように14Hで、各行毎に14回の
水平走査が行われ、垂直ブランキング期間を含む全体の
行数は27行となる。
偶数フィールド及び奇数フィールドは、それぞれ27行
であるが、インタレースが行われるため、偶数フィール
ドの26行目の期間は15Hに選定される(第15図(a),
(b)参照、なお、X′N′は16進表示を示す、以下同
様である)。
Vsync信号は、奇数フィールドでは26行目の最初で発
生し、偶数フィールドでは、インタレースを行うため、
26行目の最初から0.5H遅れて発生する(第15図(a),
(c),(d)参照)。
垂直ブランキングの期間は、26行目と27行目の期間で
あり、1行目〜5行目が表示期間である(第15図
(a),(b),(e)参照)。
VEND信号は、垂直ブランキング信号V・Brankingの終
了時、すなわち26行目の終りの時点で発生される(第15
図(a),(f)参照)。
また、一水平走査線当りの欄数は100欄、すなわち100
文字分であり、その中の80文字が表示され、残りの20文
字分の期間が水平ブランキング期間(H・Brank信号の
オン期間)であるとする。したがって、H・Brank信号
と表示タイミング信号(DspTm信号)間には、H・Brank
ing=*DspTm(*は反転符号)の関係がある。
Hsync信号は、82欄目の終わりで立上り、90欄目の終
わりで立下る(第16図(b),(p)参照)。
以上のような各タイミング関係でもって、H・Vタイ
ミング発生手段24からは、Hsync,Vsync、H・Brank,V・
Brank、VEND、等の各タイミング信号が発生される。
このような表示及び走査方式において、奇数フィール
ドの走査が終了してVEND信号が発生すると、Chr・CNT22
1のアドレスは初期値N0(=X‘1000')セットされる
(第15図(f),(h)及び第17図(c),(e)参
照)。
第17図は、1行目における最初の一本目の水平捜査開
始部分のタイミングチャートを示したものである。同図
(a)の各サイクルにおいて、MはCPU261から文字バッ
ファメモリ21に対するアクセス可能な期間を示すサイク
ルである。Txi(Txia,Txib)は文字バッファメモリ21よ
りラインバッファ231にi欄目の文字情報コードの転送
が行われるサイクルで、Txiaはi欄目の文字コード、Tx
ibはi欄目のAtriコードが転送されるサイクルである。
また、PMLODはパラメータロードサイクルで、偶数及び
奇数フィールドの開始時点すなわちVEND信号の発生時点
において、Chr・CNT221にアドレス(初期値N0)のセッ
トが行われる。
文字バッファ調停部223は、HVタイミング発生回路24
より転送指令(VEND信号)を受けると、書込みアドレス
カウンタ(W・AdCNT)224をイネーブルにする。
W・AdCNT224は、第17図(f)及び(g)に示す文字
コード書込みクロックLBCK0及びAtriコード書込みクロ
ックLBCK1を交互に発生して文字バッファ調停部223及び
MPX225を介してラインバッファ231に供給する。
文字バッファ調停部223は、この各書込みクロックLBC
K0,LBCK1及びH・Vタイミング発生手段24からのHsync,
Vsyncの各タイミング信号に従ってMPX222を制御し、Chr
・CNT221からの文字アドレス及びH・Vタイミング発生
手段24からのリフレッシュアドレスを選択して、文字バ
ッファメモリ21をアドレスする。これにより、文字バッ
ファメモリ21からは1行目の1〜80欄の各文字情報コー
ドがHsync,Vsyncの各信号に同期してDMA転送で、ライン
バッファ231に転送される。
これにより、第17図(a),(d)〜(g)に示すよ
うに、Chr・CNT221のカウント値がN0,N0+2,N0+4,…
…,N0+2pのときは、0欄目,1欄目,2欄目,……P欄目
の文字コードがラインバッファ231に書き込まれ、N0
1,N0+3,N0+5,……N0+2p+1のときは、0欄目,1欄
目,………P欄目のAtriコードがラインバッファ231に
書き込まれる。
ラインバッファ231には、文字コードとAtriコードと
が別々にスタック形式で交互に書き込まれ、読出し時
は、同一欄の文字コードとAtriコードがそれぞれ連続し
て同時に読み出されるようになっている。
ラインバッファ231からの読出しは、MPX225を介して
H・Vタイミング発生手段24から供給されるHsync信号
及びVsync信号に同期して1欄目から順次読み出されて
第1REG232にセットされる。
次に、80欄目を例にとり、第16図を参照して、文字パ
ターン信号発生手段23の動作について説明する。
P/S変換部237より76欄目の文字ビデオ信号終了時点す
なわちH・Brank1信号の立上り時点に同期して、第1REG
232から80欄目の文字情報コード中の文字コードが第2RE
G233にセットされ、その文字コードに関するAtriコード
は第3REG234にセットされ、複数欄に関するフィールド
アトリビューコード(F・Atriコード)は、アトリビュ
ート処理部236に送られる(第16図(j),(k),
(p)参照)。
77欄目の文字ビデオ信号終了時点すなわちH・Brank2
信号の立上り時点に同期して、第2REG233から80欄目の
文字コードが文字パターン発生部235に送られ、80欄目
の文字パターンデータが発生される(第16図(k),
(l),(p)参照)。
78欄目の文字ビデオ信号終了時点すなわち、H・Bran
k3信号の立上り時点に同期して、文字パターン発生部23
5及び第3REG234より文字パターンデータ及びAtriコード
がアトリビュート処理部236に送られる。アトリビュー
ト処理部236は、第1REG233及び第3REG234から送られた
アトリビュートコード並びにH・Vタイミング発生手段
24からのHsync信号及びVsync信号に基づいて文字パター
ンデータに所定のアトリビュート処理を行い、Hsync信
号及びVsync信号に同期して出力する(第16図(m),
(p)参照)。
79欄目の文字ビデオ信号終了時点すなわちH・Brank4
信号の立上り時点に同期してDspTm信号がオフになると
ともに、H・Vタイミング発生手段24よりP/Sロード信
号がP/S変換部237に加えられる。P/S変換部237は、アト
リビュート処理部236から転送された並列の文字パター
ン信号を直列の文字ビデオ信号に変換して出力する。
80欄目の文字ビデオ信号は表示手段25に送られ、ディ
スプレイ251に表示される。80欄目の文字ビデオ信号終
了時点すなわちH/Brank5信号の立上り時点に同期して非
表示期間が開始され、続く20欄は非表示となり、一水平
走査線による表示処理が終了する。
なお、16図に示されている1欄目部分の表示処理動作
は、これまでの80欄目の表示処理動作説明から明らかで
あるので、その詳細な説明は省略する。
以下、同様にして、1行目毎に14本の水平走査表示で
1〜80欄の文字表示を行うことにより、第13図に示すよ
うに、80欄×25行の2000文字分の表示が行われる(第15
図(a)〜(h)のタイミングチャート参照)。
以上の表示方式において水平スクロールを行う場合
は、水平スクロールされる画面に合せて文字バッファメ
モリ21の全内容が書き換えられる。これは、文字バッフ
ァメモリ21から読み出される1行分の文字情報コードが
ディスプレイ251に表示される80欄分の文字情報コード
であり、かつ、各文字情報コードのアドレスが固定され
ているためである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のキャラクタディスプレイ装置においては、水平
スクロールを行う場合、文字バッファメモリの全内容を
書き換える必要がある。このため処理が複雑となり、ま
た画面よりはみ出した文字部分のデータを他のメモリに
退避させねばならなかった。
また、文字バッファメモリから読み出される文字情報
コード数がディスプレイに表示可能な1行分の文字数と
等しいため、属性情報を持った不定様式の画面を水平ス
クロールすることができなかった。例えば、第13図にお
いて2欄目〜5欄目の文字(A〜D)がリバース表示さ
れている場合、1欄目の文字情報コードに以降の文字の
リバース表示を指示するフィールドアトリビュート(F
・Atri)コードがセットされ、6欄目の文字情報コード
にリバース表示の終止を指示するF・Atriコードがセッ
トされるが、左に1文字スクロールすると1欄目のF・
Atriコードがなくなるので、2文字以降のリバース表示
が行われないことになる。
更に、漢字文字の場合は英数字文字の2倍の2欄を使
用して表示されるので、文字バッファメモリでは2欄分
の領域を専有し、文字情報コードの前半と後半がそれぞ
れ一つの欄に格納される。このため、漢字文字が画面の
両端にある場合に水平スクロールを行うと、いわゆる泣
き分れが発生し、表示画面で漢字文字を表示することが
できなくなる。例えば、第13図において、漢字文字
「字」が2行目の右端(79及び80欄目)にあるとき、1
文字(1欄)右に水平スクロールすると、第3行目に示
すように、漢字文字「字」の右半分に当る80欄目の文字
情報コードがなくなるため漢字文字「字」の文字コード
を生成することが不可能となり、3行目の右端にも4行
目の左端にも漢字文字「字」を表示することができなく
なる。
本発明は、水平スクロールを行う場合に文字バッファ
メモリの内容の書換えを不要にして水平スクロール処理
を容易にし、属性情報を持った不定様式の画面の水平ス
クロールを可能にするとともに、漢字文字が両端にある
場合にも水平スクロール時に泣き分れの生じない表示制
御装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明が講じた解決手段を、第1図を参照して説明す
る。第1図は、本発明の基本構成をブロック図で示した
ものである。
第1図において、11は文字バッファメモリで、表示手
段15の各行に表示可能な欄数(n欄)よりもα(αは1
以上の整数)欄多いn+α欄を1行分として、各欄の文
字に対する属性情報(アトリビュート)を含む文字情報
コードが格納される。αの値は、左右にスクロールされ
る文字数やそれに伴う属性情報数等に基づいて適宜選定
される。
112はポインタ・テーブルで、文字バッファメモリ11
内の各行の開始アドレスを指示する。
12は書込み・読出制御手段(R/W制御手段で、文字バ
ッファメモリ11に対する文字及びアトリビュート情報の
書込み及び読出しを制御し、読出し時はポインタ・テー
ブル112の指示に基づいてn+α欄個の行分単位で文字
及びアトリビュート情報の読出しを行う。
13は文字パターン信号発生手段で、文字バッファメモ
リ11よりn+α欄個の1行分単位で読み出された各文字
情報コードに基づいて表示手段15に表示する文字パター
ン信号を発生する。
14は、水平・垂直タイミング発生手段(H・Vタイミ
ング発生手段)で、文字パターン発生手段13で発生され
た文字パターン信号のn欄を表示手段15に表示させ、α
欄をブランキングするタイミング信号を発生する。
〔作 用〕
本発明の作用を、第2図に示すように、表示手段15に
表示される画面がn欄×m行で、α=2とし、1行の左
右にそれぞれ1欄ずつ付加した場合を例にとって説明す
る。この場合、表示手段15に表示可能な1行の欄数はn
であるのでn+2が1行分の欄数となる。
文字バッファメモリ11には、n+2欄を1行分とし
(n+2)×m欄の文字に対する文字情報コードが格納
される。
R/W制御手段12は、H・Vタイミング発生手段14から
のタイミング信号を受けてn+2欄の1行分単位で読出
しを行い、文字パターン信号発生手段13に転送する。
文字パターン信号発生手段13は、転送された1行分の
n+α欄の文字情報コード及びH・Vタイミング発生手
段14からのタイミング信号に基づいてディスプレイに表
示する文字パターン信号を発生し、表示手段15に送る。
これにより、表示手段15には、第2図に示すように、n
欄×m行の文字表示が行われる。左右の各1欄すなわち
O欄及びn+1欄目の各文字は、水平ブランキングによ
って表示されない。
次に、本発明の水平スクロール動作について説明す
る。いま、1行目の2〜5欄に英字文字A,B,C,Dがリバ
ース表示され、n−3〜n欄にアルファベッドのPQRSが
表示され、2行目のn−3〜n欄に漢字文字「漢字」が
表示されているとする。
右に1文字(1欄)分水平スクロールする場合は、各
行の1欄より1つ前の0欄をポインタ・テーブル112に
よって、各行の開始アドレスとして指定することによ
り、文字バッファメモリ11の文字情報コード部分の内容
を書き換えることなく、1文字分の右水平スクロールが
行われる。
これにより、それまでの0欄〜(n−1)欄がディス
プレイに表示される。3行目及び4行目は、1行目及び
2行目を右に1文字分水平スクロールした場合の表示状
態を示したものである。2行目の漢字文字「字」を1文
字(1欄)分右にスクロールしても、漢字文字「字」の
スクロール前のn欄目の文字情報コードはスクロール後
のn+1欄目に存在するので、正常に表示され泣き分れ
は生じない。ただし、水平ブランキングにより漢字文字
「字」の後半分は実際には表示されず、前半分のみが図
示のように表示される。
次に、1行目を左に1文字(1欄)分水平スクロール
する場合は、各行の1欄目を各行の開始アドレスとして
ポインタ・テーブル112によって指定することにより、
文字バッファメモリ11の文字情報コード部分の内容を書
き換えることなく、1文字分の左水平スクロールが行わ
れる。
これにより、それまでの2欄〜n+1欄がディスプレ
イに表示される。5行目は、1行目を左に1文字分水平
スクロールした場合の表示状態を示したものである。英
字文字A〜Dに対する属性情報は左に1欄シフトされて
水平ブランキングにより表示されない0欄目に存在する
ので、リバースの属性情報は失われず、ABCDは、スクロ
ール後も正しくリバース表示される。
αの数を増やすことにより、左右にスクロールする文
字数を増加することができる。α=1の場合は、右(又
は左)に1文字(1欄)分のスクロールを行うことがで
きる。
以上のようにして、文字バッファメモリ11の内容の書
換えを行うことなく水平スクロール表示を行うことがで
きるので水平スクロール処理を簡単化される。また、属
性情報を持った不定様式の画面の水平スクロールが可能
になるとともに、漢字文字が両端にある場合にも水平ス
クロール時に泣き分れを生じさせないようにすることが
できる。
〔実施例〕
本発明の実施例を、第2図〜第11図を参照して説明す
る。第3図は本発明の一実施例の構成の説明図、第4図
は文字バッファメモリの説明図、第5図〜第7図は動作
タイミングチャート、第8図は属性情報付き文字の水平
スクロール表示動作の説明図、第9図は第8図の場合の
文字バッファメモリの説明図、第10図は漢字文字の水平
スクロール表示動作の説明図、第11図は第10図の場合の
文字バッファメモリの説明図である。
(A)実施例の構成 第3図において、文字バッファメモリ11、R/W制御手
段12、文字パターン信号発生手段13、H・Vタイミング
発生手段14及び表示手段15については、第1図で説明し
たとおりである。
H・Vタイミング発生手段14は、Hsync信号、Vsync信
号、H・Brank信号、DspTm信号、R/Sロード信号、パラ
メータロード信号(PMロード信号)等、各種のタイミン
グ信号を発生する。PMロード信号は、後述する文字カウ
ンタ(Chr・CNT)にアドレス値をロードする信号であ
り、P/Sロード信号は後述するP/S変換部に並列/直列変
換を指示する信号である。
表示手段15は、内部にディスプレイ151を備え、文字
パターン信号発生手段13からの文字パターン信号及びH
・Vタイミング発生手段14からのHsync信号、Vsync信
号、H・Brank信号、V・Brank信号、DspTm信号等を受
けて、ディスプレイにn欄×m行の文字表示を行う。
16はホストで、CPU161、各種制御プログラムや初期化
プログラム等が格納されているROM162、処理中の命令及
びデータ等が格納されるRAM163を備え、文字情報コード
や各種のデータ、アドレス、制御信号の転送、授受を行
って、システムの動作を制御する。
17はトランシーバ(TRV)で、ホスト16と文字バッフ
ァメモリ11間のデータ転送を制御する。
R/W制御手段12において、121は文字カウンタ(Chr・C
NT)で、PMロード信号に制御されて、文字バッファメモ
リ11から転送される各行の開始アドレスがセットされ、
以下文字クロックCCLKを受けて2CCLK毎にカウントアッ
プする。
122はマルチプレクサ(MPX)で、Chr・CNT121、H・
Vタイミング発生手段14からの各タイミング信号及びCP
U161からのアドレスを選択し、文字バッファメモリ11を
アクセスするアドレスを出力する。
123は文字バッファ調停部、124は書込みアドレスカウ
ンタ(W・AdCNT)、125はマルチプレクタ(MPX)て、
これらにより、文字バッファメモリ11より1行分単位
で、かつ、H・Vタイミング発生手段14からのHsync信
号及びVsync信号に同期して各文字情報コードを読み出
し、文字パターン信号発生手段13のラインバッファに書
込みを行い、更に表示時は、ラインバッファよりHsync
信号及びVsync信号に同期して各文字情報コードの読出
しを行う(なお、具体的な動作については、次の動作説
明において説明する)。
文字パターン信号発生手段13において、131はライン
バッファで、文字バッファメモリ11より読み出された1
行分(n+α欄)の文字情報コードが一時格納される。
132は第1レジスタ(第1REG)で、ラインバッファ131
から読み出された1行分の文字情報コードがセットされ
る。
133は第2レジスタ(第2REG)で、第1REG132にセット
された文字情報コード中の文字コードがセットされる。
134は第3レジスタ(第3REG)で、第1REG132にセット
された文字情報コード中のAtriコードがセットされる。
135は文字パターン発生部で、文字コードに対応する
文字パターンデータを発生する。
136はアトリビュート処理部で、第1REG132及び第3REG
134からの各Atriコードに基づいて文字パターン発生部1
35から入力された文字パターンデータに対して所定のア
トリビュート処理を施した文字ドットパターンデータを
発生する。アトリビュート処理部136に対し、第1REG132
からは、複数の連続した表示文字に共通する属性情報
(フィールド・アトリビュートコード;F・Atriコード)
が送られ、第3REG134からは、対応する文字コードに対
するAtriコードが送られる。
137は並列/直列変換部(P/S変換部)で、並列の文字
パターンデータを直列の文字ビデオ信号に変換し、文字
パターン信号として出力する。
第4図は、第2図においてn=80欄、m=25行とした
場合の、文字バッファメモリ11内のメモリ領域の構成を
示したものである。前述のようにα=2であり、n+α
=82欄が1行分の欄数である。
文字バッファメモリ11内には、文字情報コード格納部
111とポインタテーブル112が設けられている。
ポインタテーブル112には、アドレスX‘1000'〜X
‘1030'番地に1〜25行目の開始アドレスが格納され
る。
文字情報コード格納部111には、X‘4000'番地以後に
1〜25行目の0欄目〜81欄目の文字情報コードが格納さ
れる。文字情報コードは、従来方式と同様に、一欄当り
各2バイトの文字コード及びAtriコードで形成される。
CPU161はバイト単位でアドレスを発生するが、文字バ
ッファメモリ11の文字コード及びAtriコードを2バイト
単位でアクセスするため、ポインタテーブル112の指示
する行開始アドレスの内容の2倍が、その行の0欄目の
文字情報コードの実際の開始アドレスとなる。また、従
来と同様に、英数字文字は1欄で一文字が形成され、漢
字文字は2欄で1文字が形成される。
(B)実施例の動作 第3図の実施例の動作を、第2図において、n=80
欄,α=2欄,m=25行,n+α=82欄とし、(1欄目〜80
欄目)×25行の表示が行われる場合を例にとり、第4図
〜第7図を参照して説明する。文字バッファメモリ11の
ポインタテーブル112及び文字情報格納部111には、第4
図に示すように、各行の開始アドレス及び各行の0〜81
欄目の文字コード及びAtriコードが格納される。
水平走査は一行につき28回行われ、インタレースによ
り、偶数フィールドと奇数フィールドが交互に表示さ
れ、垂直ブランキング帰間は2行分(28H)であるとす
る。したがって、水平走査帰間を1Hとすると、各行の期
間は、第5図に示すように14Hで、各行毎に14回の水平
走査が行われ、垂直ブランキング期間を含む全体の行数
は27行となる。
偶数フィールド及び奇数フィールドは、それぞれ27行
であるが、インタレースが行われるため、偶数フィール
ドの26行目の期間は15Hに選定される(第5図(a),
(b)参照)。
Vsync信号は、奇数フィールドでは26行目の最初で発
生し、偶数フィールドでは、インタレースを行うため、
26行目の最初から0.5H遅れて発生する(第5図(a),
(c),(d)参照)。
垂直ブランキング期間は26行目と27行目の期間であ
り、1行目〜25行目が表示期間である(第5図(a),
(c),(e)参照)。
Chr・CNT121に各行の開始アドレスロードを指示するP
Mロード信号(PMLOD信号、PML1〜PML25)、各行アドレ
スの開始時に同期して発生される。i行目開始アドレス
を指示するPMロード信号PMiは、i−1行アドレスの開
始時に同期して発生される(第5図(a),(f)参
照)。そして、文字バッファメモリ11の文字情報コード
格納部111からのi行目の読出しは、1行の表示開始の
1つ前のi−1行のタイミングで行われる(第5図、
(a),(f),(g),(h)参照)。
また、一水平走査線当りの欄数は100欄、すなわち100
文字分であり、その中の80文字が表示され、残りの20文
字分の期間が非表示期間であるとする。この実施例では
80文字分の表示画面の左右に、第2図に示すように1文
字ずつ余分な82文字(82欄)を1行分として読出しを行
っているため、H・Brank信号は1H−22文字(=18文字
(18欄))である(第6図(a)〜(h),(p)参
照)。したがって、H・Brank信号とDspTm信号の間に
は、 H・Brank+α=*DspTm(*は反転符号)の関係があ
る。
水平同期信号Hsyncは、82欄目の終りで立上り、90欄
目の終りで立下る(第6図、(b),(p)参照)。
以上のような各タイミング関係でもって、H・Vタイ
ミング発生手段14からは、Hsync,Vsync,H・Brank,V・Br
ank,PMロード,DspTm等の各タイミング信号が発生され
る。
このような表示及び走査方式において、奇数フィール
ドの走査が終了してPMロード信号PML1が発生すると、文
字バッファメモリ11のポインタテーブルより第1行目の
開始アドレスA(=X‘2000')が、Chr・CNT121にセッ
トされる(第5図(f),(h)及び第7図(c),
(e)参照)。
第7図は1行目における最初の一本目の水平走査開始
部分のタイミングチャートを示したものである。同図
(a)の各サイクルにおいて、MはCPU161から文字バッ
ファメモリ11に対するアクセス可能な期間を示すサイク
ルである。Txi(Txia,Txib)は文字バッファメモリ11よ
りラインバッファ131にi欄目の文字情報コードの転送
が行われるサイクルであり、Txiaはi欄目の文字コー
ド、Txibはi欄目Atriコードが転送されるサイクルであ
る。また、PMLODはパラメータロードサイクルで、PMロ
ード信号(PML1)により1行目の行開始アドレスAが文
字バッファメモリ11のホインタテーブル112より読み出
され、Chr・CNT121に転送される。
文字バッファ調停部123は、HVタイミング発生回路よ
り転送指令(Hsync信号の立下時にラスタアドレスLA1〜
4が‘0'の場合)を受けると、PMOLOD信号を出力し、書
込みアドレスカウンタ(W・AdCNT)124をイネーブルに
する。
W/AdCNT124は、第7図(f)及び(g)に示す文字コ
ード書込みクロックLBCK0及びAtriコード書込みクロッ
クLBCK1を交互に発生して文字バッファ調停部123及びMP
X125を介してラインバッファ131に供給する。
もしバッファ調停部123は、この各書込みのロックLBC
K0,LBCK及びH・Vタイミング発生手段14からのHsync,V
syncの各タイミング信号に従ってMPX122を制御し、Chr
・CNT121からの文字アドレス及びH・Vタイミング発生
手段14から行アドレスLiN0〜4やリフレッシュアドレス
信号を選択して、文字バッファメモリ11をアドレスす
る。これにより、文字バッファメモリ11からは1行目の
0〜81欄の各文字情報コードがHsync,Vsyncの各信号に
同期してDMA転送で、ラインバッファ231に転送される。
これにより、第7図(a),(d)〜(g)に示すよ
うに、Chr・CNT121のカウント値がA,A+2,A+4……,A
+2pのときは、0欄目,1欄目,2欄目,……,P欄目の文字
コードがラインバッファ131に書き込まれ、A+1,A+3,
A+5,……,A+2p+1のときは、0欄目,1欄目,……,P
欄目のAtriコードがラインバッファ131に書き込まれ
る。
ラインバッファ131には、文字コードとAtriコードと
が別々にスタック形式で交互に書き込まれ、読出し時
は、同一欄の文字コードとAtriコードがそれぞれ連続し
て同時に読み出されるようになっている。
ラインバッファ131からの読出しは、MPX125を介して
H・Vタイミング発生手段14から供給されるHsync信号
及びVsync信号に同期して0欄目から順次読み出されて
第1REG132にセットされる。
次に、80欄目を例にとり、第6図を参照して、文字パ
ターン信号発生手段13の動作について説明する。
P/S変換部137より76欄目の文字ビデオ信号終了時点に
同期して、第1REG132から80欄目の文字情報コード中の
文字コードが第2REG133にセットされ、その文字コード
に関するAtriコードは第3REG134にセットされ、複数欄
に関するフィールドアトリビュートコード(F・Atriコ
ード)はアトリビュート処理部136に送られる(第6図
(j),(k),(p)参照)。
77欄目の文字ビデオ信号終了時点すなわちH・Brank1
信号の立上り時点に同期して、第2REG133から80欄目の
文字コードが文字パターン発生部135に送られ、80欄目
の文字パターンデータが発生される(第6図(k),
(l),(p)参照)。
78欄目の文字ビデオ信号終了時点すなわち、H・Bran
k2信号の立上り時点に同期して、文字パターン発生部13
5及び第3REG134より文字パターンデータ及びAtriコード
がアトリビュート処理部136に送られる。アトリビュー
ト処理部136は、第1REG132及び第3REG134から送られた
アトリビュートコード並びにH・Vタイミング発生部14
からのHsync信号及びVsync信号に基づいて文字パターン
データに所定のアトリビュート処理を行い、Hsync信号
及びVsync信号に同期して出力する(第6図(m),
(p)参照)。
79欄目の文字ビデオ信号終了時点すなわち、H・Bran
k3信号の立上り時点に同期してDspTm信号がオフになる
とともに、H・Vタイミング発生手段14よりP/Sロード
信号がP/S変換部137に加えられる。P/S変換部137は、ア
トリビュート処理部136から転送された並列の文字パタ
ーン信号を直列の文字ビデオ信号に変換して出力する。
80欄目の文字ビデオ信号は表示手段15に送られ、ディ
スプレイ151に表示される。80欄目の文字ビデオ信号終
了時点すなわちH・Brank4信号の立上り時点に同期して
非表示期間が開始され、続く20欄は非表示となり、一水
平走査線による表示処理が終了する。
81欄目の文字コード及びAtriコードは第2REG133及び
第3REG134にセットされるが、表示されないので、文字
パターンの発生処理は行われない。左に1文字水平スク
ロールするときは、この81欄目の文字コードにより文字
パターンが発生される。H・Brank5信号は、この81欄目
の文字に対するものである。
なお、第6図に示されている1欄目部分の表示処理動
作は、これまでの80欄目の表示処理動作説明から明らか
であるので、その詳細な説明は省略する。
以下同様にして、1行毎に14回の水平走査表示で1〜
80欄の文字表示を行うことにより、80欄×25行の2000文
字部分の表示が行われる。(第5図(a)〜(h)のタ
イミングチャート参照)。なお、0欄目及び81欄目は、
DspTm信号がオフの期間内のために表示されない。
(C)実施例のスクロール表示動作 第3図の実施例におけるスクロール表示動作を、属性
情報付き文字のスクロール表示動作と、漢字文字のスク
ロール表示動作に分けて説明する。
(C−1)属性情報付き文字のスクロール表示動作属性
情報がリバース表示である場合を例にとって、属性情報
付き文字のスクロール表示動作を、第8図及び第9図を
参照して説明する。
第8図(A)は、1行目の2〜5欄目に英字文字A,B,
C,Dがリバース表示されている場合の例であり、第9図
は、その場合の文字バッファメモリ11におけるポインタ
テーブル112及び文字情報コード格納部111の1行目の部
分の内容を示したものである。
第9図において、ポインタテーブル112のX‘1000'番
地に1行目の開始アドレスとしてX‘1FFE'がセットさ
れているとすると、文字情報コード格納部111のX‘3FF
C'番地以降のものが1行目の各欄の文字情報コードとな
る。すなわち、X‘3FFC'及び‘3FFE'番地には0欄目の
文字Eに関する文字情報コードが、X‘4000'及びX‘4
002'番地には1欄目の文字情報コードが、X‘4004'及
びX4006'番地には2欄目の文字Aに関する文字情報コー
ドが、X‘4008'及びX‘400A'番地には3欄目の文字B
に関する文字情報コードが、X‘400C'及びX‘400E'番
地には4欄目の文字Cに関する文字情報コードが、X
‘4010'及びX‘4012'番地には5欄目の文字Dに関する
文字情報コードが、X‘4014'及びX‘4016'番地には6
欄目の文字情報コードが、それぞれ格納されている。
2欄目〜5欄目の文字A,B,C,Dをリバース表示するた
め、1欄目の文字情報コードとして、X‘4000'番地に
F・Atriコードが、X‘4002'番地にリバースコードが
格納されている。また、6欄目の文字情報コードとし
て、X‘4016'番地にF・Atriコードが、X‘4016'番地
には属性無しを示すデフォルトコードが格納されてい
る。
なお、ポインタテーブル112及び文字情報コード格納
部111には、1行目の他の欄及び他の各行の欄に関する
開始アドレス及び文字情報コードも格納されているが、
図示は省略されている。
この第9図に示すポインタテーブル112及び文字情報
格納部111を用いて、前述の(B)項で説明した表示処
理を行うことにより、ディスプレイ151の1行目には、
第8図(A)に示すように、その2欄〜5欄目に文字A,
B,C,Dがリバース表示される。しかし、0欄目の文字E
は非表示期間内にあるため表示されない。
次に、文字A〜Dを右に1文字分スクロールするとき
は、第9図の文字情報コード格納部111の内容はそのま
まにして、ポインタテーブル112の各開始アドレスの内
容を2番地だけ少なくなるように書き換える。例えば、
X‘1000'番地にある1行目の開始アドレスの内容は、
X‘1FFE'番地からX‘1FFC'番地に書き換えられる。こ
の書き換え処理は、CPU161によって行われる。
これにより、1行目の0欄目の開始アドレスは文字情
報コード格納部111のX‘3FF8'番地となり、以下、各欄
の開始アドレスは4番地ずつ少なくなり、一つ前の欄の
文字情報コードがスクロール後の文字情報コードとな
る。
したがって、この文字情報コード格納部111及び書き
換えられたポインタテーブル112を用いて前述の(B)
項で説明した表示処理を行うことにより、1文字分の右
水平スクロールが行われ、ディスプレイ151の1行目に
は、第8図(B)に示すように、その3欄〜6欄目に文
字A〜Dのリバース表示が行われる。
逆に、第8図(A)の状態から文字A〜Dを左に1文
字分スクロールするときは、第9図の文字情報コード格
納部111の内容はそのままにして、ポインタテーブル112
の各開始アドレスの内容を2番地だけ大きくなるように
書き換える。例えば、X‘1000'番地にある1行目の開
始アドレスの内容は、X‘1FFE'番地からX‘2000'番地
に書き換えられる。
これにより、1行目の0欄目の開始アドレスは文字情
報コード格納部111のX‘4000'番地となり、以下、各欄
の開始アドレスは4番地ずつ大きくなり、一つ後の欄の
文字コードがスクロール後の文字情報コードとなる。
0欄目には、X‘4000'番地のF・Atriコードとリバ
ースコードとが文字情報コードとして残るので、スクロ
ール後の文字A〜Dに対するリバース処理は正しく行わ
れる。
したがって、この文字情報コード格納部111及び書き
換えられたポインタテーブル112を用いて、前述の
(B)項で説明した表示処理を行うことにより1文字の
左水平スクロールが行われ、ディスプレイ151の1行目
には、第4図(C)に示すように、その1欄〜4欄に文
字A〜Dのリバース表示が行われる。
もし、付加する欄数αの数を増加すれば、更に多くの
文字分の左水平スクロールを行うことができる。これら
のことは、右水平スクロールの場合も同様である。
以上のようにして、文字情報コード格納部111の内容
を書き換えることなく、ポインタテーブル112の内容を
書き換えるだけでスクロール表示を行うことができ、か
つ、リバース情報等の属性情報が失われないので、スク
ロール後もスクロール前と同じ属性を持って表示するこ
とができる。
(C−2)漢字文字の水平スクロール表示動作 漢字文字を含む文字列の水平スクロール表示動作を、
第10図及び第11図を参照して説明する。
第10図(A)は、1行目の1欄〜2欄目及び79欄〜80
欄目に漢字文字「亜」が表示され、3欄目に英字文字
「A」が表示されている場合の例であり、第11図は、そ
の場合の文字バッファメモリ11における文字情報コード
格納部111及びポインタテーブル112の1行目の部分の内
容を示したものである。
第11図において、ポインタテーブル112のX‘1000'番
地に1行目の開始アドレスとしてX‘1FFE'がセットさ
れているとすると、文字情報コード格納部111のX‘3FF
C'番地以降のものが、1行目の各欄の文字情報コードと
なる。すなわち、X‘3FFC'及びX‘3FFE'番地には文字
Fに関する文字情報コードが、X‘4004'及びX‘4006'
番地には同じ漢字文字「亜」の下位の文字情報コード
が、X‘4008'及びX‘400C'番地には英字文字「A」の
文字情報コードが、それぞれ格納されている。更に、X
‘4140'及びX‘4142'番地には漢字文字「亜」の上の文
字情報コードが、X‘4144'及びX‘4146'番地には同じ
漢字文字「亜」の下位の文字情報コードが、X‘4148'
及びX‘414A'番地には英字文字「A」の文字情報コー
ドが格納されている。
なお、文字情報コード格納部111及びポインタテーブ
ル112には、1行目の他の欄及び他の各行の欄に関する
開始アドレス及び文字情報コードも格納されているが、
図示は省略されている。
この第11図に示すポインタテーブル112及び文字情報
格納部111を用いて、前述の(B)項で説明した表示処
理を行うことにより、ディスプレイ151の1行目には、
第10図(A)に示すように、その1欄〜80欄目の文字
「亜」,「A」及び「亜」が表示される。しかし、0欄
目の英字文字Fおよび81欄目の文字Xは非表示期間内に
あるため表示されない。
次に、これらの表示内容を右に1文字分スクロールす
るときは、第11図の文字情報コード格納部111の内容は
そのままにして、ポインタテーブル112の各開始アドレ
スの内容を2番地だけ少なくなるように書き換える。例
えば、X‘1000'番地にある1行目の開始アドレスの内
容は、X‘1FFE'番地からX‘1FFC'番地に書き換えられ
る。この書き換え処理は、CPU161によって行われる。
これにより、1行目の0欄目の開始アドレスは文字情
報コード格納部111のX‘3FF8'番地となり、以下、各欄
の開始アドレスは4番地ずつ少なくなり、一つ前の欄の
文字情報コードがスクロール後の文字情報コードとな
る。
この場合、X‘4140'及びX‘4142'番地にある右端の
漢字文字「亜」の上位の文字情報コードは80欄目に入
り、下位の文字情報コードは81欄目に入るので、右端の
漢字文字「亜」は正しく再生される。
したがって、この文字情報コード格納部111及び書き
換えられたポインタテーブル112を用いて、前述の
(B)項で説明した表示処理を行うことにより、1文字
分の右水平スクロールが行われ、ディスプレイ151の1
行目には、第8図(B)に示すように、1欄目に「F」
が、2欄及び3欄目に「亜」が、80欄目に「亜」の前半
分が表示される。なお、81欄目の「亜」の後半分は、非
表示期間内にあるために表示されない。
このようにして、水平スクロールにより泣き分れを生
じさせることなく、漢字文字「亜」の前半分を表示する
ことができる。
逆に、第10図(A)の状態から左に一文字分スクロー
ルするときは、第11図の文字情報コード格納部111の内
容はそのままにして、ポインタテーブル112の各開始ア
ドレスの内容を2番地だけ大きくなるように書き換え
る。例えば、X‘1000'番地にある1行目の開始アドレ
スの内容は、X‘1FFE'番地からX‘2000'番地に書き換
えられる。
これにより、1行目の0欄の開始アドレスは文字情報
コード格納ぶ111のX‘4000'番地とてり、以下、各欄の
開始アドレスは4番地ずつ大きくなり、一つ後の欄の文
字情報コードがスクロール後の文字情報コードとなる。
この場合、X‘4000'及びX‘4002'番地にある右端の
漢字文字「亜」の上位の文字情報コードは0欄目に入
り、下位の文字情報コードは1欄目に入るので、左端の
漢字文字「亜」は正しく再生される。
したがって、この文字情報コード格納部111及び書き
換えられたポインタテーブル112を用いて、前述の
(B)項で説明した表示処理を行うことにより、1文字
分の左水平スクロールが行われ、ディスプレイ151の1
行目には、第8図(C)に示すように、1欄目には
「亜」の後半分が、2欄目に「A」が、78欄及び79欄目
に「亜」が、80欄目に「X」がそれぞれ表示される。な
お、0欄目の「亜」の前半分は、非表示期間内にあるた
めに表示されない。
以上のようにして、文字情報コード格納部111の内容
を書き換えることなく、ポインタテーブル112の内容を
書き換えるだけでスクロール表示を行うことができ、か
つ、両端に漢字文字が存在する場合も泣き分れを生じさ
せることなく、前半分又は後半分を表示することができ
る。このように前半分又は後半分を表示することによ
り、全体の漢字文字の内容を推定することが可能となる
ので好都合である。
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明の
実施例は、この実施例に限定されるものではない。欄数
n,行数m,付加欄数αは、n=80,m=25,α=2以外の値
をとることができる。ポインタテーブルは文字バッファ
以外の場合に設けるようにしてもよく、文字情報コード
の転送はDMA転送に限るものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、次の諸効果が
得られる。
(イ)文字バッファメモリの内容を書き換えることなく
水平スクロール表示を行うことができる。したがって、
水平スクロール処理を簡単化することができる。
(ロ)属性情報を持った不定様式の画面の水平スクロー
ルを行うことができる。
(ハ)漢字文字が画面の両端にある場合にも、泣き別れ
を生じさせることなく水平スクロールを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の基本構成の説明図、 第2図は本発明のスクロール表示動作の説明図、 第3図は本発明の一実施例の構成の説明図、 第4図は同実施例の文字バッファメモリの説明図、 第5図は同実施例の全体の動作タイミングチャート、 第6図は同実施例の水平走査終了及び開始動作部分の動
作タイミングチャート、 第7図は同実施例の一水平走査線の走査開始部分の動作
タイミングチャート、 第8図同実施例における属性情報付き文字の水平スクロ
ール表示動作の説明図、 第9図は同実施例における属性情報付き文字の水平スク
ロール表示動作時の文字バッファメモリの説明図、 第10図は同実施例における漢字文字の水平スクロール表
示動作の説明図、 第11図は同実施例における漢字文字の水平スクロール表
示動作時の文字バッファメモリの説明図、 第12図は従来のキャラクタディスプレイ装置の説明図、 第13図は従来のキャラクタディスプレイ装置の表示方式
の説明図、 第14図は従来のキャラクタディスプレイ装置の文字バッ
ファメモリの説明図、 第15図は従来のキャラクタディスプレイ装置の全体の動
作タイミングチャート、 第16図は従来のキャラクタディスプレイ装置の水平走査
終了及び開始部分の動作タイミングチャート、 第17図は従来のキャラクタディスプレイ装置の一水平走
査線の走査開始部分の動作タイミングチャートである。 第1図及び第3図において、 11……文字バッファメモリ、12……書込み・読出し(R/
W)制御手段、13……文字パターン信号発生手段、14…
…水平・垂直(H・V)タイミング発生手段、15……表
示手段、16……ホスト、111……文字情報コード格納
部、112……ポインタテーブル、121……文字カウンタ
(Chr・CNT)、131……ラインバッファ、151……ディス
プレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 英己 川崎市中原区上小田中1015番地 富士通 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−168089(JP,A) 特開 昭59−29292(JP,A) 特開 昭52−44529(JP,A) 特開 昭59−100493(JP,A) 特開 昭59−105683(JP,A) 特開 昭60−121496(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示手段の各行に表示可能な欄数よりも多
    い所定の欄数を1行として、当該表示手段の各欄の文字
    に対する属性情報を含む文字情報コードが格納される文
    字バッファメモリと、 前記文字バッファメモリ内の各行の開始アドレスを指示
    するポインタ・テーブルと、 前記文字バッファメモリに対する書込み及び読出しを制
    御し、読出し時は前記ポインタ・テーブルの指示に基づ
    いて前記文字バッファメモリから1行分単位で文字情報
    コードの読出しを行う書込み・読出し制御手段と、 前記文字バッファメモリより1行分単位で読み出された
    各文字情報コードに基づいて表示手段に表示する文字パ
    ターン信号を発生する文字パターン信号発生手段と、 前記文字バッファメモリの1行分の欄の内、前記文字パ
    ターン信号発生手段で発生された前記表示手段の各行の
    表示可能な欄数分の文字パターン信号を表示手段に表示
    させ、残りの欄をブランキングするタイミング信号を発
    生する水平・垂直タイミング発生手段と、 を備えたことを特徴とする表示制御装置。
JP62117092A 1987-05-15 1987-05-15 表示制御装置 Expired - Lifetime JP2642350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62117092A JP2642350B2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 表示制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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