JP2636740B2 - 分散ファイルシステム - Google Patents
分散ファイルシステムInfo
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- JP2636740B2 JP2636740B2 JP6145008A JP14500894A JP2636740B2 JP 2636740 B2 JP2636740 B2 JP 2636740B2 JP 6145008 A JP6145008 A JP 6145008A JP 14500894 A JP14500894 A JP 14500894A JP 2636740 B2 JP2636740 B2 JP 2636740B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータネットワー
クシステムに関し、特にネットワーク上に接続された複
数個のホストコンピュータにそれぞれ設けられるファイ
ル記憶装置の内容をネットワークが高負荷状態に陥るこ
と無く自動的に共通化できる分散ファイルシステムに関
する。
クシステムに関し、特にネットワーク上に接続された複
数個のホストコンピュータにそれぞれ設けられるファイ
ル記憶装置の内容をネットワークが高負荷状態に陥るこ
と無く自動的に共通化できる分散ファイルシステムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のコンピュータネットワークシステ
ムは、ネットワークに接続された複数のホストコンピュ
ータと、これら複数のホストコンピュータからネットワ
ークを介してアクセス可能で全てのホストコンピュータ
に関するファイルを記憶するただ１つのマスターファイ
ル記憶装置とから構成されていた。
ムは、ネットワークに接続された複数のホストコンピュ
ータと、これら複数のホストコンピュータからネットワ
ークを介してアクセス可能で全てのホストコンピュータ
に関するファイルを記憶するただ１つのマスターファイ
ル記憶装置とから構成されていた。
【０００３】すなわち、複数個のホストコンピュータで
１つのマスターファイル記憶装置の内容を共有すること
で複数のファイルを一元管理し、見かけ上それぞれのホ
ストコンピュータに同一のファイルが存在するかのよう
に処理できるシステムであった。
１つのマスターファイル記憶装置の内容を共有すること
で複数のファイルを一元管理し、見かけ上それぞれのホ
ストコンピュータに同一のファイルが存在するかのよう
に処理できるシステムであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムにおいて、実際のファイルが存在する
場所はネットワークに接続されたただ１つのマスターフ
ァイル記憶装置であるため、それぞれのホストコンピュ
ータがマスターファイル記憶装置から共有化されたファ
イルを読み込む場合、ネットワークを介してその共有化
されたファイルを指定し、それぞれのホストコンピュー
タまでその指定したファイルを転送しなければならなか
った。それゆえ、ネットワークが大規模化し、かつネッ
トワーク上のデータ転送量が増大している最近のコンピ
ュータネットワークシステムでは、ホストコンピュータ
が共有化ファイルを転送する際ネットワークにかかる負
荷が高くなり、そのためファイル転送処理に要する時間
が増大してしまうという問題点があった。
た従来のシステムにおいて、実際のファイルが存在する
場所はネットワークに接続されたただ１つのマスターフ
ァイル記憶装置であるため、それぞれのホストコンピュ
ータがマスターファイル記憶装置から共有化されたファ
イルを読み込む場合、ネットワークを介してその共有化
されたファイルを指定し、それぞれのホストコンピュー
タまでその指定したファイルを転送しなければならなか
った。それゆえ、ネットワークが大規模化し、かつネッ
トワーク上のデータ転送量が増大している最近のコンピ
ュータネットワークシステムでは、ホストコンピュータ
が共有化ファイルを転送する際ネットワークにかかる負
荷が高くなり、そのためファイル転送処理に要する時間
が増大してしまうという問題点があった。
【０００５】本発明の主な目的は、上記問題点を解決
し、ネットワーク上に接続されている複数のホストコン
ピュータのうち現在使用している１つのホストコンピュ
ータに接続されたファイル記憶装置のファイルを更新あ
るいは削除すると、予め指定された他の複数のホストコ
ンピュータにそれぞれ接続された複数のファイル記憶装
置の同一ファイルもネットワークの負荷が設定値よりも
低い時を見計らって自動的に更新あるいは削除できる分
散ファイルシステムを提供することにある。
し、ネットワーク上に接続されている複数のホストコン
ピュータのうち現在使用している１つのホストコンピュ
ータに接続されたファイル記憶装置のファイルを更新あ
るいは削除すると、予め指定された他の複数のホストコ
ンピュータにそれぞれ接続された複数のファイル記憶装
置の同一ファイルもネットワークの負荷が設定値よりも
低い時を見計らって自動的に更新あるいは削除できる分
散ファイルシステムを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 本発明の分散ファイル
システムは、ネットワーク上に複数個接続された記憶装
置に対応して設けられ、該ファイル記憶装置に対してフ
ァイルの書き込み／読み出し処理を制御する複数の分散
ファイル管理部と、ネットワークの現在の負荷状態を調
査し、該負荷状態を示す値が前記分散ファイル管理部を
介して読み込まれたファイル共通化情報により設定され
たネットワークの負荷の値よりも低いとき前記分散ファ
イル管理部に対してファイル転送要求を出力する複数の
ネットワーク監視部と、前記複数のファイル記憶装置に
おけるファイルの登録内容を比較し、登録内容が不一致
の場合はその不一致を修正するため前記分散ファイル管
理部にファイル転送要求を出力するファイル情報共通化
処理部とを備えている。
システムは、ネットワーク上に複数個接続された記憶装
置に対応して設けられ、該ファイル記憶装置に対してフ
ァイルの書き込み／読み出し処理を制御する複数の分散
ファイル管理部と、ネットワークの現在の負荷状態を調
査し、該負荷状態を示す値が前記分散ファイル管理部を
介して読み込まれたファイル共通化情報により設定され
たネットワークの負荷の値よりも低いとき前記分散ファ
イル管理部に対してファイル転送要求を出力する複数の
ネットワーク監視部と、前記複数のファイル記憶装置に
おけるファイルの登録内容を比較し、登録内容が不一致
の場合はその不一致を修正するため前記分散ファイル管
理部にファイル転送要求を出力するファイル情報共通化
処理部とを備えている。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施例を表す構成図であ
る。
る。
【０００９】図１を参照すると、本実施例ではネットワ
ーク３上に複数のホストコンピュータ１−１、１−２お
よび１−３が並列に接続されている。また、これら複数
のホストコンピュータ１−１、１−２および１−３には
それぞれ複数のファイルを格納可能なファイル記憶装置
２ー１、２−２および２−３が接続されている。そし
て、これら複数のホストコンピュータ１−１、１−２お
よび１−３はネットワーク３を介してそれぞれのファイ
ル記憶装置２−１、２−２および２−３に登録されてい
るファイルを相互に転送することが可能である。
ーク３上に複数のホストコンピュータ１−１、１−２お
よび１−３が並列に接続されている。また、これら複数
のホストコンピュータ１−１、１−２および１−３には
それぞれ複数のファイルを格納可能なファイル記憶装置
２ー１、２−２および２−３が接続されている。そし
て、これら複数のホストコンピュータ１−１、１−２お
よび１−３はネットワーク３を介してそれぞれのファイ
ル記憶装置２−１、２−２および２−３に登録されてい
るファイルを相互に転送することが可能である。
【００１０】例えば、ホストコンピュータ１−１におい
て新規なファイルＸをファイル記憶装置２−１に書き込
む場合を考えると、この新規なファイルＸは最初にホス
トコンピュータ１−１内の分散ファイルシステム４−１
に渡され、続いてホストコンピュータ１−１で実行され
るオペレーティングシステム（ＯＳ）の機能の１つでフ
ァイルの読み出し／書き込み処理を行うＯＳファイルシ
ステム６−１に渡されてファイル記憶装置２−１に書き
込まれる。この時、ホストコンピュータ１−１の分散フ
ァイルシステム４−１は、ファイル記憶装置２−１に書
き込まれた新規なファイルＸを表すシンボル情報を記憶
し、ネットワーク３の現在の負荷状況を調査する。そし
て、分散ファイルシステム４−１は予め設定されたネッ
トワーク３の負荷の値よりも低くなった時を見計らっ
て、他の複数のホストコンピュータ１−２および１−３
の分散ファイルシステム４−２および４−３に対して新
規なファイルＸを登録するように要求する。一方、他の
複数のホストコンピュータ１−２および１−３の分散フ
ァイルシステム４−２および４−３は、ホストコンピュ
ータ１−１の分散ファイルシステム４−１から受け取っ
た新規なファイルＸの登録要求に応じて、ネットワーク
３を介して分散ファイルシステム４−１から転送されて
くるこの新規なファイルＸをそれぞれのファイル記憶装
置２−２および２−３に登録する。
て新規なファイルＸをファイル記憶装置２−１に書き込
む場合を考えると、この新規なファイルＸは最初にホス
トコンピュータ１−１内の分散ファイルシステム４−１
に渡され、続いてホストコンピュータ１−１で実行され
るオペレーティングシステム（ＯＳ）の機能の１つでフ
ァイルの読み出し／書き込み処理を行うＯＳファイルシ
ステム６−１に渡されてファイル記憶装置２−１に書き
込まれる。この時、ホストコンピュータ１−１の分散フ
ァイルシステム４−１は、ファイル記憶装置２−１に書
き込まれた新規なファイルＸを表すシンボル情報を記憶
し、ネットワーク３の現在の負荷状況を調査する。そし
て、分散ファイルシステム４−１は予め設定されたネッ
トワーク３の負荷の値よりも低くなった時を見計らっ
て、他の複数のホストコンピュータ１−２および１−３
の分散ファイルシステム４−２および４−３に対して新
規なファイルＸを登録するように要求する。一方、他の
複数のホストコンピュータ１−２および１−３の分散フ
ァイルシステム４−２および４−３は、ホストコンピュ
ータ１−１の分散ファイルシステム４−１から受け取っ
た新規なファイルＸの登録要求に応じて、ネットワーク
３を介して分散ファイルシステム４−１から転送されて
くるこの新規なファイルＸをそれぞれのファイル記憶装
置２−２および２−３に登録する。
【００１１】よって、ネットワーク上の任意のホストコ
ンピュータにおいてファイル記憶装置に新規なファイル
を登録すると、ネットワークの負荷が低い時を見計らっ
て自動的に他の複数のホストコンピュータのファイル記
憶装置に同一のファイルを登録でき、それにより複数の
ホストコンピュータにそれぞれ接続されたファイル記憶
装置間でファイルの登録内容を共通化することが可能と
なる。
ンピュータにおいてファイル記憶装置に新規なファイル
を登録すると、ネットワークの負荷が低い時を見計らっ
て自動的に他の複数のホストコンピュータのファイル記
憶装置に同一のファイルを登録でき、それにより複数の
ホストコンピュータにそれぞれ接続されたファイル記憶
装置間でファイルの登録内容を共通化することが可能と
なる。
【００１２】次に、本願発明の特徴である分散ファイル
システム４−１、４−２および４−３の構成および動作
について図１、図２、図３および図４を参照してさらに
詳しく説明する。
システム４−１、４−２および４−３の構成および動作
について図１、図２、図３および図４を参照してさらに
詳しく説明する。
【００１３】まず始めに、分散ファイルシステム４−１
が起動すると、分散ファイル管理部７−１は予め内部メ
モリ（図示せず）に格納されていたファイル共通化情報
１２−１を読み込む（図２、ステップＳ２１）。このフ
ァイル共通化情報１２−１にはファイルの共通化を必要
とするホストコンピュータを指定する情報、そのファイ
ルの共通化を必要とするホストコンピュータに接続され
ているファイル記憶装置内部のパス情報（ディレクトリ
情報）、さらに他の複数のホストコンピュータにファイ
ルを転送するタイミングを決定する基準となるネットワ
ーク３の負荷の設定値が含まれている。
が起動すると、分散ファイル管理部７−１は予め内部メ
モリ（図示せず）に格納されていたファイル共通化情報
１２−１を読み込む（図２、ステップＳ２１）。このフ
ァイル共通化情報１２−１にはファイルの共通化を必要
とするホストコンピュータを指定する情報、そのファイ
ルの共通化を必要とするホストコンピュータに接続され
ているファイル記憶装置内部のパス情報（ディレクトリ
情報）、さらに他の複数のホストコンピュータにファイ
ルを転送するタイミングを決定する基準となるネットワ
ーク３の負荷の設定値が含まれている。
【００１４】続いて、分散ファイル管理部７−１は、例
えば更新すべきファイルＹを受信すると（図２、ステッ
プＳ２２）、この更新すべきファイルＹからデータだけ
を抽出してＯＳファイルシステム６−１にそのまま転送
し（図２、ステップＳ２３）、この更新すべきファイル
ＹからファイルＹに固有なシンボル情報を分散ファイル
記憶部８−１に登録する（図２、ステップＳ２４）。こ
の場合、更新すべきファイルＹを他の複数のホストコン
ピュータ１−２および１−３のファイル記憶装置２−２
および２−３へ転送するタイミングは、分散ファイルシ
ステム４−１のネットワーク監視部１０−１により決定
される。すなわち、ネットワーク監視部１０−１は、ま
ず始めにネットワーク３の今現在の負荷状況を調査し
（図３、ステップＳ３１）、その調査結果得られたネッ
トワーク３の今現在の負荷の値とファイル共通化情報１
２−１から予め読み込まれたネットワーク３の負荷の設
定値とを比較し（図３、ステップＳ３２）、その設定値
よりも現在の負荷の値の方が低いと判定されると他の複
数のホストコンピュータ１−２および１−３のファイル
記憶装置２−２および２−３に対するファイルＹの転送
要求を分散ファイル管理部７−１に出力する（図３、ス
テップＳ３３）。この時、分散ファイル管理部７−１は
ネットワーク監視部１０−１からのファイルＹに対する
転送要求を受けると（図２、ステップＳ２５）、分散フ
ァイル記憶部８−１に登録されているシンボル情報を参
照して更新すべきファイルＹのデータをＯＳファイルシ
ステム６−１を介してファイル記憶装置２−１から読み
出す（図２、ステップＳ２７）。さらに、分散ファイル
管理部７−１は、ネットワーク３を経由して他の複数の
ホストコンピュータ１−２および１−３のファイル記憶
装置２−２および２−３に対してそれぞれ更新すべきフ
ァイルＹを転送する（図２、ステップＳ２８）。また、
ネットワーク監視部１０−１は、ネットワーク３の今現
在の負荷の値がファイル共通化情報１２−１から予め読
み込まれたネットワーク３の負荷の設定値よりも高いと
判断すると、分散ファイル管理部７−１に対して更新す
べきファイルＹを他の複数のホストコンピュータ１−２
および１−３に転送せず一時的に休止するよう指示し
（図３、ステップＳ３４）、分散ファイル管理部７−１
はその指示に応答してネットワーク監視部１０−１から
ファイルＹの転送要求が来るまで待機する（図２、ステ
ップＳ２６）。
えば更新すべきファイルＹを受信すると（図２、ステッ
プＳ２２）、この更新すべきファイルＹからデータだけ
を抽出してＯＳファイルシステム６−１にそのまま転送
し（図２、ステップＳ２３）、この更新すべきファイル
ＹからファイルＹに固有なシンボル情報を分散ファイル
記憶部８−１に登録する（図２、ステップＳ２４）。こ
の場合、更新すべきファイルＹを他の複数のホストコン
ピュータ１−２および１−３のファイル記憶装置２−２
および２−３へ転送するタイミングは、分散ファイルシ
ステム４−１のネットワーク監視部１０−１により決定
される。すなわち、ネットワーク監視部１０−１は、ま
ず始めにネットワーク３の今現在の負荷状況を調査し
（図３、ステップＳ３１）、その調査結果得られたネッ
トワーク３の今現在の負荷の値とファイル共通化情報１
２−１から予め読み込まれたネットワーク３の負荷の設
定値とを比較し（図３、ステップＳ３２）、その設定値
よりも現在の負荷の値の方が低いと判定されると他の複
数のホストコンピュータ１−２および１−３のファイル
記憶装置２−２および２−３に対するファイルＹの転送
要求を分散ファイル管理部７−１に出力する（図３、ス
テップＳ３３）。この時、分散ファイル管理部７−１は
ネットワーク監視部１０−１からのファイルＹに対する
転送要求を受けると（図２、ステップＳ２５）、分散フ
ァイル記憶部８−１に登録されているシンボル情報を参
照して更新すべきファイルＹのデータをＯＳファイルシ
ステム６−１を介してファイル記憶装置２−１から読み
出す（図２、ステップＳ２７）。さらに、分散ファイル
管理部７−１は、ネットワーク３を経由して他の複数の
ホストコンピュータ１−２および１−３のファイル記憶
装置２−２および２−３に対してそれぞれ更新すべきフ
ァイルＹを転送する（図２、ステップＳ２８）。また、
ネットワーク監視部１０−１は、ネットワーク３の今現
在の負荷の値がファイル共通化情報１２−１から予め読
み込まれたネットワーク３の負荷の設定値よりも高いと
判断すると、分散ファイル管理部７−１に対して更新す
べきファイルＹを他の複数のホストコンピュータ１−２
および１−３に転送せず一時的に休止するよう指示し
（図３、ステップＳ３４）、分散ファイル管理部７−１
はその指示に応答してネットワーク監視部１０−１から
ファイルＹの転送要求が来るまで待機する（図２、ステ
ップＳ２６）。
【００１５】よって、ネットワーク３の負荷状況を調査
するネットワーク監視部１０−１で決定されたタイミン
グに基づいて、分散ファイル管理部７−１はネットワー
ク３が高負荷状態に陥ること無くネットワーク３に接続
された他の複数のホストコンピュータ１−２および１−
３の分散ファイル管理部７−２および７−３に更新すべ
きファイルを転送することができ、その結果ネットワー
ク３上の複数のホストコンピュータ１−１、１−２およ
び１−３にそれぞれ接続されているファイル記憶装置２
−１、２−２および２−３間のファイルの登録内容を共
通化することが可能となる。
するネットワーク監視部１０−１で決定されたタイミン
グに基づいて、分散ファイル管理部７−１はネットワー
ク３が高負荷状態に陥ること無くネットワーク３に接続
された他の複数のホストコンピュータ１−２および１−
３の分散ファイル管理部７−２および７−３に更新すべ
きファイルを転送することができ、その結果ネットワー
ク３上の複数のホストコンピュータ１−１、１−２およ
び１−３にそれぞれ接続されているファイル記憶装置２
−１、２−２および２−３間のファイルの登録内容を共
通化することが可能となる。
【００１６】また、ホストコンピュータ１−１のファイ
ル記憶装置２−１におけるファイルの登録内容と他の複
数のホストコンピュータ１−２および１−３のファイル
記憶装置２−２および２−３におけるファイルの登録内
容とが異なる場合は、ファイル情報共通化処理部１１−
１の働きにより各ファイル記憶装置におけるファイルの
登録内容を修正して共通化することが可能となる。
ル記憶装置２−１におけるファイルの登録内容と他の複
数のホストコンピュータ１−２および１−３のファイル
記憶装置２−２および２−３におけるファイルの登録内
容とが異なる場合は、ファイル情報共通化処理部１１−
１の働きにより各ファイル記憶装置におけるファイルの
登録内容を修正して共通化することが可能となる。
【００１７】すなわち、ファイル情報共通化処理部１１
−１は、分散ファイル管理部７−１を介して予めファイ
ル共通化情報１２−１で設定されていた他の複数のホス
トコンピュータ１−２および１−３のファイル記憶装置
２−２および２−３からファイルの登録内容を表すリス
ト情報を任意のタイミングで取り寄せる（図４、ステッ
プＳ４１）。続いて、ファイル情報共通化処理部１１−
１は、他の複数のホストコンピュータ１−２および１−
３からそれぞれ取り寄せたリスト情報と自ホストコンピ
ュータ１−１に接続されているファイル記憶装置２−１
から読み出したファイルの登録内容を表すリスト情報と
を比較する（図４、ステップＳ４２）。この比較結果か
ら自ホストコンピュータ１−１のファイル記憶装置２−
１内には存在しないが、他の複数のホストコンピュータ
１−２および１−３に接続されたファイル記憶装置２−
２および２−３の予めファイル共通化情報１２−１によ
って設定されていたパス内に同一のファイルが存在する
ことを発見した場合（図４、ステップＳ４３）、ファイ
ル情報共通化処理部１１−１はそのファイルが登録され
ているリスト情報からそのファイルに関する属性情報
（ファイル名、ファイルサイズ、更新日等）を抽出し、
分散ファイル管理部７−１に対してそのファイルに関す
る情報とともに他のホストコンピュータ１−２および１
−３の分散ファイル管理部７−２および７−３へ送るフ
ァイル転送要求を送出する（図４、ステップＳ４４）。
この時、分散ファイル管理部７−１はファイル転送要求
を受け取ると他の複数のホストコンピュータ１−２およ
び１−３の分散ファイル管理部７−２および７−３に対
し、分散ファイル記憶部８−２および８−３にそのファ
イルのシンボル情報を書き込むよう要求する。これによ
り、他の分散ファイル管理部７−２および７−３は分散
ファイル記憶部８−２および８−３に登録されたシンボ
ル情報に基づいてそのファイルをファイル記憶装置２−
２および２−３から読み出し、要求元であるホストコン
ピュータ１−１に対してネットワークの負荷が低い時を
見計らってそのファイルを転送する動作を行う。一方、
他の複数のホストコンピュータ１−２および１−３のフ
ァイル記憶装置２−２および２−３の予め設定されたパ
ス内には存在しないが、自ホストコンピュータ１−１の
ファイル記憶装置２−１に同一のファイルが存在するこ
とを発見した場合、ファイル情報共通化処理部１１−１
は自リスト情報からそのファイルに関する属性情報（フ
ァイル名、ファイルサイズ、更新日等）を抽出し、分散
ファイル管理部７−１に対してそのファイルに関する属
性情報とともにファイル転送要求を送出する（図４、ス
テップＳ４５）。この時、分散ファイル管理部７−１は
そのファイルに関する属性情報を元にして分散ファイル
記憶部８−１にそのファイルのシンボル情報を登録し、
それを参照することによりファイル記憶装置２−１から
そのファイルを読み出す。そして、ネットワーク３の負
荷が低い時を見計らって他の複数のホストコンピュータ
１−２および１−３に対しそのファイルを転送する。
−１は、分散ファイル管理部７−１を介して予めファイ
ル共通化情報１２−１で設定されていた他の複数のホス
トコンピュータ１−２および１−３のファイル記憶装置
２−２および２−３からファイルの登録内容を表すリス
ト情報を任意のタイミングで取り寄せる（図４、ステッ
プＳ４１）。続いて、ファイル情報共通化処理部１１−
１は、他の複数のホストコンピュータ１−２および１−
３からそれぞれ取り寄せたリスト情報と自ホストコンピ
ュータ１−１に接続されているファイル記憶装置２−１
から読み出したファイルの登録内容を表すリスト情報と
を比較する（図４、ステップＳ４２）。この比較結果か
ら自ホストコンピュータ１−１のファイル記憶装置２−
１内には存在しないが、他の複数のホストコンピュータ
１−２および１−３に接続されたファイル記憶装置２−
２および２−３の予めファイル共通化情報１２−１によ
って設定されていたパス内に同一のファイルが存在する
ことを発見した場合（図４、ステップＳ４３）、ファイ
ル情報共通化処理部１１−１はそのファイルが登録され
ているリスト情報からそのファイルに関する属性情報
（ファイル名、ファイルサイズ、更新日等）を抽出し、
分散ファイル管理部７−１に対してそのファイルに関す
る情報とともに他のホストコンピュータ１−２および１
−３の分散ファイル管理部７−２および７−３へ送るフ
ァイル転送要求を送出する（図４、ステップＳ４４）。
この時、分散ファイル管理部７−１はファイル転送要求
を受け取ると他の複数のホストコンピュータ１−２およ
び１−３の分散ファイル管理部７−２および７−３に対
し、分散ファイル記憶部８−２および８−３にそのファ
イルのシンボル情報を書き込むよう要求する。これによ
り、他の分散ファイル管理部７−２および７−３は分散
ファイル記憶部８−２および８−３に登録されたシンボ
ル情報に基づいてそのファイルをファイル記憶装置２−
２および２−３から読み出し、要求元であるホストコン
ピュータ１−１に対してネットワークの負荷が低い時を
見計らってそのファイルを転送する動作を行う。一方、
他の複数のホストコンピュータ１−２および１−３のフ
ァイル記憶装置２−２および２−３の予め設定されたパ
ス内には存在しないが、自ホストコンピュータ１−１の
ファイル記憶装置２−１に同一のファイルが存在するこ
とを発見した場合、ファイル情報共通化処理部１１−１
は自リスト情報からそのファイルに関する属性情報（フ
ァイル名、ファイルサイズ、更新日等）を抽出し、分散
ファイル管理部７−１に対してそのファイルに関する属
性情報とともにファイル転送要求を送出する（図４、ス
テップＳ４５）。この時、分散ファイル管理部７−１は
そのファイルに関する属性情報を元にして分散ファイル
記憶部８−１にそのファイルのシンボル情報を登録し、
それを参照することによりファイル記憶装置２−１から
そのファイルを読み出す。そして、ネットワーク３の負
荷が低い時を見計らって他の複数のホストコンピュータ
１−２および１−３に対しそのファイルを転送する。
【００１８】よって、ホストコンピュータ１−１のファ
イル記憶装置２−１におけるファイルの登録内容と他の
複数のホストコンピュータ１−２および１−３のファイ
ル記憶装置２−２および２−３におけるファイルの登録
内容とを比較し、登録されていないファイルを発見した
場合にそのファイルを転送するよう分散ファイル管理部
７−１に対してファイル転送要求を行うファイル情報共
通化処理部１１−１を備えたため、ネットワーク３上の
複数のホストコンピュータ１−１、１−２および１−３
のファイル記憶装置２−１、２−２および２−３におけ
るファイルの登録内容をネットワーク３が高負荷状態に
陥ること無く共通化することが可能となる。
イル記憶装置２−１におけるファイルの登録内容と他の
複数のホストコンピュータ１−２および１−３のファイ
ル記憶装置２−２および２−３におけるファイルの登録
内容とを比較し、登録されていないファイルを発見した
場合にそのファイルを転送するよう分散ファイル管理部
７−１に対してファイル転送要求を行うファイル情報共
通化処理部１１−１を備えたため、ネットワーク３上の
複数のホストコンピュータ１−１、１−２および１−３
のファイル記憶装置２−１、２−２および２−３におけ
るファイルの登録内容をネットワーク３が高負荷状態に
陥ること無く共通化することが可能となる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明ではネッ
トワーク上の複数のホストコンピュータのうち任意の１
つのホストコンピュータに接続されているファイル記憶
装置に対してファイルの追加、修正および削除を行うだ
けで、他の複数のホストコンピュータにそれぞれ接続さ
れているファイル記憶装置の登録内容を自動的にネット
ワークの負荷が低い時を見計らって共通化することが可
能となる。
トワーク上の複数のホストコンピュータのうち任意の１
つのホストコンピュータに接続されているファイル記憶
装置に対してファイルの追加、修正および削除を行うだ
けで、他の複数のホストコンピュータにそれぞれ接続さ
れているファイル記憶装置の登録内容を自動的にネット
ワークの負荷が低い時を見計らって共通化することが可
能となる。
【図１】本発明の一実施例を表す構成図である。
【図２】本実施例の分散ファイル管理部の動作を表すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図３】本実施例のネットワーク監視部の動作を表すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図４】本実施例のファイル情報共通化処理部の動作を
表すフローチャートである。
表すフローチャートである。
１−１、１−２および１−３ ホストコンピュータ ２−１、２−２および２−３ ファイル記憶装置 ３ ネットワーク ４−１、４−２および４−３ 分散ファイルシステム ５−１、５−２および５−３ ＯＳファイルシステム ７−１、７−２および７−３ 分散ファイル管理部 ８−１、８−２および８−３ 分散ファイル記憶部 ９−１、９−２および９−３ システム管理情報記憶
部 １０−１、１０−２および１０−３ ネットワーク監
視部 １１−１、１１−２および１１−３ ファイル情報共
通化処理部 １２−１、１２−２および１２−３ ファイル共通化
情報
部 １０−１、１０−２および１０−３ ネットワーク監
視部 １１−１、１１−２および１１−３ ファイル情報共
通化処理部 １２−１、１２−２および１２−３ ファイル共通化
情報
Claims (1)
- 【請求項１】 ネットワーク上に複数個接続された記憶
装置に対応して設けられ、該ファイル記憶装置に対して
ファイルの書き込み／読み出し処理を制御する複数の分
散ファイル管理部と、 ネットワークの現在の負荷状態を調査し、該負荷状態を
示す値が前記分散ファイル管理部を介して読み込まれた
ファイル共通化情報により設定されたネットワークの負
荷の値よりも低いとき前記分散ファイル管理部に対して
ファイル転送要求を出力する複数のネットワーク監視部
と、 前記複数のファイル記憶装置におけるファイルの登録内
容を比較し、登録内容が不一致の場合はその不一致を修
正するため前記分散ファイル管理部にファイル転送要求
を出力するファイル情報共通化処理部とを備えたことを
特徴とする分散ファイルシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145008A JP2636740B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 分散ファイルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145008A JP2636740B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 分散ファイルシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0816445A JPH0816445A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2636740B2 true JP2636740B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=15375319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6145008A Expired - Lifetime JP2636740B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 分散ファイルシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2636740B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11249943A (ja) * | 1998-03-03 | 1999-09-17 | Nec Corp | 分散型データベースの同期管理システムおよび同期管理方法 |
| JP2000066941A (ja) * | 1998-08-25 | 2000-03-03 | Nec Corp | 分散ファイル更新方法及びそのシステム |
| JP2007334382A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | 分散システムおよびデータ管理方法 |
| JP6299266B2 (ja) * | 2014-02-20 | 2018-03-28 | 富士通株式会社 | データ格納方法、ストレージシステム、プログラム及びストレージ装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2556841B2 (ja) * | 1986-08-15 | 1996-11-27 | 富士通株式会社 | ファイルアクセス装置及びそのファイルにアクセスする方法 |
| JPH03105446A (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-02 | Fujitsu Ltd | 親装置・子装置間のファイル転送制御方式 |
| JPH04162155A (ja) * | 1990-10-26 | 1992-06-05 | Nec Corp | ファイル転送管理システム |
| JPH04245355A (ja) * | 1991-01-30 | 1992-09-01 | Nec Corp | ファイル転送方式 |
| JPH04318637A (ja) * | 1991-04-17 | 1992-11-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 分散ディレクトリ装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6145008A patent/JP2636740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0816445A (ja) | 1996-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970311 |