JP3544219B2 - ファイル共用システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数のシステム間で共用ファイルを利用するファイル共用システムに係り、特に、異なるファイル管理機構を有する複数のシステム間で、直接アクセス記憶装置(DASD)上のファイルを共用するファイル共用システムに関する。本発明は、例えば、汎用コンピュータ等から成る主システムと異なるファイル管理機構を有するエニジニアリング・ワークステーション等の従システムが、主システムのファイル管理機構により管理されているファイルを効率よく利用する場合に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のシステムが直接アクセス記憶装置(以下、DASDと呼ぶ)上のファイルを共用・共有する典型的な方法として、図8に示す3つの方法が周知である。同図の(a)に示す第1の方法は、複数のシステム(計算機400、...、400)夫々が共用DASD300に接続され、各々のシステムがDASD300上のファイルに関するファイル管理情報やデータファイルに直接アクセスする方法である。この第1の方法によれば、DASD300に接続されているすべてのシステムは、DASD300上のファイル管理情報の構造(例えば、ファイル管理簿の形式等)を知る必要があるので、かかるDASD300上のファイル管理情報の構造を扱い得る同種のシステム(例えば、共通のオペレーティングシステムを有するシステム)だけがDASD300上のファイルにアクセスし得る。更に、すべてのシステムがファイル管理機構を有してDASD300上のファイル管理情報にアクセスするので、ファイル管理簿等の無矛盾性を保証するためにファイル管理情報へのアクセスに対するシステム間の排他制御が必要になる。
【0003】
同図の(b)に示す従来の第2の方法は、DASD300に接続された一つのシステム(管理サーバ410)だけがファイル管理情報及びデータファイルへのアクセスと管理を実行し、他のシステム(クライアント420、...、420)は、通信手段を介して管理サーバ410にファイルへのアクセスを依頼する方法であり、エンジニアリング・ワークステーションのオペレーティングシステム等に広く利用されている方法である。この方法によれば、ファイル管理情報及びデータファイルを管理するシステムは一つに限られるので、ファイル管理簿の無矛盾性を容易に保証することができる。更に、クライアント420、...、420から管理サーバ410へのファイルに対する処理の依頼内容を論理的に記述することにより、クライアント420、...、420側は、ファイル管理情報の構造を知る必要は無い。したがって、異なるファイル管理機構を有する複数のシステム間におけるDASD上のファイルの共用は、この第2の方法により屡々行われている。しかしながら、この第2の方法によると、ファイルに対するすべての処理を担う管理サーバ410に対する負荷が大きくなり、及び、サーバとクライアントとの間のデータファイルの頻繁な転送が必要になるので、結局、DASD300上のデータファイルへのアクセス時間が増大させられる。
【0004】
これに対して、同図の(c)に示す従来の第3の方法によれば、クライアント420、...、420から管理サーバ410に対するファイルのオープン/クローズの依頼によりファイル管理情報が共有メモリ500上に格納され、クライアント420、...、420はこの共有メモリ500上のファイル管理情報を参照しながら、共用DASD300に直接アクセスしてリード/ライトのファイル操作を行う。したがって、管理サーバ410に対する負荷は、上記の従来の第2の方法に比べて低減され、更に、サーバとクライアントとの間のデータ転送の回数も減少させられるので、DASD300上のファイルのデータへのアクセス時間は上記の従来の第2の方法に比べて短縮され得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の第2方法によれば、異なるファイル管理機構を有する装置間でのファイルの共用が可能な管理サーバ(主システム)への負荷集中と、通信を介したデータファイルの転送に伴ってファイルアクセス速度が低下する。
【0006】
一方、上記の従来の第3の方法によれば、管理サーバ(主システム)への負荷集中と、通信を介したデータファイルの転送は回避されるが、各クライアント(従システム)は管理サーバとクライアントとの間に設けられたファイル管理情報を格納する共有メモリにアクセスするので、共有メモリのアクセスに対する排他制御を行う必要がある。更に、クライアントを追加し、又は削除する場合、クライアントと共有メモリとの接続、又は切断を行う必要があるため、システム構成の変更を容易になし得ない。更に、クライアントから同時に発生させられ得るファイルアクセスの要求の数(ファイルアクセス多重度)は、ファイルアクセス多重度の数に応じて共有メモリの使用量が増加するので、共有メモリのサイズによって制限される。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑み、共有メモリを利用することなく、ファイル管理情報の無矛盾性が容易に保証され、主システムへの負荷集中が低減され、主システムと従システムとの間のデータファイルの転送が回避され、及び、異なるファイル管理機構を有する装置間に適用可能なファイル共用システムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明のファイル共用システムの原理構成図であり、少なくとも一のデータファイルと該ファイルに関するファイル管理情報とを含む共用ファイル300と、共用ファイル300のファイル管理情報を管理し、及びファイル管理情報を取得する主システム100と、主システム100からファイル管理情報を取得し、このファイル管理情報に基づいて共用ファイル300にアクセスする少なくとも一の従システム200、...、200から成る従システム群200とにより構成される。
【0009】
本発明の主システム100は、共用ファイル300に接続され共用ファイル300との間のデータ転送を行う管理サーバインタフェース120と、従システム群200に接続されファイル管理情報の伝送を行う管理サーバ通信手段110と、管理サーバインタフェース120を介して共用ファイル300上のファイル管理情報を取得し、管理サーバ通信手段110より入力される従システム群200からのファイルアクセス要求に応じて、管理サーバ通信手段110を介して従システム群200にファイル管理情報を送出する管理サーバファイル管理手段130と、ファイル管理情報を格納する管理サーバファイル管理テーブル140とから成る。
【0010】
本発明の従システム(200、...、200)の各々は、共用ファイル300に接続され共用ファイル300との間のデータ転送を行うクライアントインタフェース220と、主システム100に接続されファイル管理情報の伝送を行うクライアント通信手段210と、クライアント通信手段210を介して主システム100にファイルアクセス要求を出力し、及び、クライアント通信手段210を介して主システム100からファイル管理情報を取得し、取得したファイル管理情報に基づいてクライアントインタフェース220を介して共用ファイル300にアクセスするクライアントファイル管理手段230と、主システムより取得したファイル管理情報を格納するクライアントファイル管理テーブル240とから成る。
【0011】
尚、図1では、従システム200及び従システム200の構成を詳細に示すが、他の従システム200、...、200n−1 (図示されず)の構成も同じである。
【0012】
更に、本発明の共用ファイル300は、直接アクセス記憶装置より成ることを特徴とする。
【0013】
本発明の管理サーバファイル管理手段130は、従システム群200からのファイルアクセス要求に対する排他制御を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明の管理サーバファイル管理手段130は、更に、管理サーバインタフェース120を介して管理サーバファイル管理テーブル140に格納されたファイル管理情報に基づいて共用ファイル300上のファイルにアクセスすることを特徴とする。
【0015】
【作用】
本発明のファイル共用システムによれば、主システムは、共用ファイルのファイル管理情報を操作し、及び、このファイル管理情報を共用ファイルより取得して従システムに送信する。従システムは、主システムより送信されたファイル管理情報を取得してファイル管理情報に基づいて主システムを介することなく共用ファイル上のファイルに直接アクセスしてファイルのデータを操作する。
【0016】
このように、本発明のファイル共用システムによれば、共有メモリを介することなく、主システム及び従システムの間で共用ファイル上のファイルを共用し得る。
【0017】
更に、本発明によれば、主システムが共用ファイル上のファイル管理情報を一括して処理し、従システムは主システムが更新済(処理済)である共用ファイル上のファイル管理情報を利用するため、当該情報に直接アクセスする必要がないので、ファイル管理情報の無矛盾性が容易に保証され、更に、異なるファイル管理機構を有するシステムを本発明の共用ファイルシステムに利用し得る。
【0018】
更に、本発明によれば、従システムは主システムからファイル管理情報を取得しているため、当該情報を用いて共用ファイル上のファイルに直接アクセスするので、主システムへの負荷集中が低減され、主システムと従システムとの間の通信を介したデータファイルの転送が不要になり、したがって、ファイルへのアクセス時間が短縮される。
【0019】
【実施例】
以下、図面と共に本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0020】
図2は、本発明の一実施例によるファイル共用システムの構成図であり、ファイル管理情報310とファイル320を有する共用直接アクセス記憶装置(DASD)300と、共用DASD300へのアクセスを管理する主システム100と、共用DASD300のファイル320に対してリード/ライトの操作を行う従システム200とから成る。
【0021】
本発明の一実施例による主システム100は、従システム200に接続されて従システム200との間の通信を行う管理サーバ通信部110と、共用DASD300との間のデータ転送を行う管理サーバインタフェース120と、管理サーバ通信部110及び管理サーバインタフェース120を介してファイル管理情報の操作を行う管理サーバファイル管理部132と、管理サーバインタフェース120を介して共用DASD300上のファイル320のデータへのアクセスを制御する管理サーバファイルアクセス部134とから成る。主システム100は、更に、管理サーバファイル管理部132によりファイル管理情報が格納される管理サーバファイル管理テーブル140と、共用DASD300上のファイル320のオープン、クローズ、リード、ライト等の指令を管理サーバファイル管理部132及び管理サーバファイルアクセス部134に出力する管理サーバアプリケーションプログラム150とから成る。管理サーバファイル管理部132は、管理サーバ通信部110を介して入力される従システム200からの要求にしたがって、DASD300上のファイル管理情報310を操作し、更に、このファイル管理情報310を管理サーバインタフェース120を介してDASD300より取得し、管理サーバ通信部110を介して要求元の従システム200に送出する。
【0022】
主システム100は、管理サーバアプリケーションプログラム150からの要求にしたがって、共用DASD300のファイル320のデータにアクセスすることも可能であり、この場合、管理サーバファイル管理部132が、管理サーバインタフェース120を介して共用DASD300上のファイル管理情報310を取得し、このファイル管理情報を管理サーバファイル管理テーブル140に格納する。更に、管理サーバファイルアクセス部134は、この格納されたファイル管理情報に応じたアプリケーションプログラム150からの要求により管理サーバインタフェース120を介してDASD300上のファイル320にアクセスし得る。
【0023】
本発明の一実施例による従システム200は、主システム100に接続されて主システム100との間の通信を行うクライアント通信部210と、共用DASD300との間のデータ転送を行うクライアントインタフェース220とを有する。更に、従システム200は、クライアント通信部210を介して主システム100に対してDASD300上のファイル320に対するオープン/クローズの処理を要求し、クライアント通信部210を介して主システム100から所望のファイルのファイル管理情報を受信し、従システム200内のファイル管理情報に基づいてファイル320へのアクセスを制御するクライアントファイル管理部232と、クライアントファイル管理部232によりファイル管理情報を格納されるクライアントファイル管理テーブル240と、クライアントインタフェース220を介して共用DASD300上のファイル320へのアクセスを制御するクライアントファイルアクセス部234とから成る。従システム200は、更に、共用DASD300上のファイル320のオープン、クローズ、リード、ライト等の指令をクライアントファイル管理部232及びクライアントファイルアクセス部234に出力するクライアントアプリケーションプログラム250も有する。従システム200のクライアントファイル管理部232は、クライアント通信部210を介して出力したファイルのオープン/クローズの要求にしたがって、主システム100からクライアント通信部210を介してファイル管理情報を取得し、このファイル管理情報をクライアントファイル管理テーブル240に格納する。従システム200は、クライアントアプリケーションプログラム250からの要求に応じてこのファイル管理情報を利用して、共用DASD300のファイル320に直接アクセスする。
【0024】
尚、本発明の一実施例の説明では、便宜上、ファイル共用システム内の従システム群の従システムを1台として説明しているが、従システムの台数は1台に限定されることはなく、複数台(n台)の従システムが設けられていても良い。
【0025】
図3は、本発明の一実施例によるファイル管理情報のフォーマットの一例を示す図であり、ファイル管理情報は、一つのファイルに対して、ファイル空間を割り当てるためのエクステント情報と、ファイルの物理的なアドレスを示すアクセス位置情報と、及び、ファイルの形式、履歴、アクセス状態等を示す属性情報から成る。ファイル管理情報310、管理サーバファイル管理テーブル140、及びクライアントファイル管理テーブル240に格納されるファイル管理情報は、何れも上記のフォーマットにしたがう。
【0026】
主システム100は、上記のファイル管理情報に加え、DASD上のファイルの各々に対して、例えば、排他制御用フラグと、使用状況表示用フラグとを管理サーバファイル管理テーブル内に有する。
【0027】
更に、従システム200は、クライアントファイル管理テーブル240に、例えば、ファイルを利用するアプリケーションプログラムの数をカウントするカウンタを設ける。
【0028】
図4は、本発明の一実施例による主システム100のファイルアクセス動作のフローチャートであり、主システム100自身がDASD300上のファイルをリード/ライトする場合の動作を示す。
【0029】
管理サーバアプリケーションプログラム150より、ファイルのオープン要求が発行され、管理サーバファイル管理部132に通知される(ステップ100)。
【0030】
管理サーバファイル管理部132は、オープンが要求されたファイル(以下では、対象ファイルと呼ぶ)が排他制御中であるか否かを排他制御フラグにより検査し、排他制御中であれば、ファイルをオープンし得ないので、動作を終了させる(ステップ110)。
【0031】
管理サーバファイル管理部132は、対象ファイルの排他制御中フラグをセットし(ステップ120)、管理サーバインタフェース120を介してDASD300のファイル管理情報310中の対象ファイルの属性情報にアクセス中を示す情報を設定し(ステップ130)、管理サーバインタフェース120を介して、DASD300上の対象ファイルのファイル管理情報を取得して、管理サーバファイル管理テーブル140に取得されたファイル管理情報を展開し、対象ファイルに対するオープン処理を一括して行う(ステップ140)。
【0032】
管理サーバアプリケーションプログラム150より、ファイルのリード/ライト要求が発行され、管理サーバファイル管理部132に通知される(ステップ150)。
【0033】
管理サーバファイル管理部132は、管理サーバファイル管理テーブル140から対象ファイルの物理的なアクセス位置情報を取得し(ステップ160)、このアクセス位置情報に基づく管理サーバアプリケーションプログラム150からの指令により管理サーバファイルアクセス部134を介して、DASD300上のファイル320にレコード単位でアクセスする(ステップ170)。
【0034】
管理サーバアプリケーションプログラム150は、アクセスすべきレコードが残っている場合、ステップ150に戻る(ステップ175)。
【0035】
アクセスすべきレコードが残っていない場合、管理サーバアプリケーションプログラム150は、ファイルのクローズ要求が発行し、管理サーバファイル管理部132に通知する(ステップ180)。
【0036】
管理サーバファイル管理部132は、管理サーバインタフェースを介してDASD30上の対象ファイルに対するアクセス中の情報をリセットし(ステップ190)、管理サーバファイル管理テーブル140から対象ファイルのファイル管理情報を削除し(ステップ200)、対象ファイルに関する排他制御フラグをリセットし、対象ファイルに対するクローズ処理を一括して行う(ステップ210)。
【0037】
図5は、本発明の一実施例による従システム200のファイルアクセス動作のフローチャートである。
【0038】
クライアントアプリケーションプログラム250より、対象ファイルのオープン要求が発行され、クライアントファイル管理部232に通知される(ステップ300)。
【0039】
クライアントファイル管理部232は、対象ファイルに関するファイル管理情報(以下では、仮想ファイル管理情報と呼ぶ)がクライアントファイル管理テーブル240に展開されているか否かを検査し、展開されていない場合、ステップ330に進む(ステップ310)。
【0040】
クライアントファイル管理部232は、対象ファイルの仮想ファイル管理情報内の属性情報のアクセス状態を示す情報により対象ファイルが使用可能か否かを検査し、使用できない場合、ファイルアクセス処理を終了させる(ステップ320)。
【0041】
クライアントファイル管理部232は、クライアント通信部210を介して主システム100にファイルのオープンを依頼し(ステップ330)、主システム100によるファイルのオープンが正常に行われない場合、ファイルアクセス処理を終了し(ステップ340)、主システム100によるファイルのオープンが正常に行われた場合、クライアント通信部210を介して主システム100より対象ファイルのファイル管理情報を受信し、クライアントファイル管理テーブル240に仮想ファイル管理情報として展開し、対象ファイルに対するオープン処理を一括して行う(ステップ350)。
【0042】
クライアントアプリケーションプログラム250より、ファイルのリード/ライト要求が発行され、クライアントファイル管理部232に通知される(ステップ360)。
【0043】
クライアントファイル管理部232は、クライアントファイル管理テーブル240の仮想ファイル管理情報から対象ファイルの物理的なアクセス位置情報を取得し(ステップ370)、このアクセス位置情報に基づくクライアントアプリケーションプログラム250からの指令によりクライアントファイルアクセス部234を介して、DASD300上のファイル320にレコード単位で直接アクセスする(ステップ380)。
【0044】
クライアントサーバアプリケーションプログラム250は、アクセスすべきレコードが残っている場合、ステップ360に戻る(ステップ385)。
【0045】
アクセスすべきレコードが残っていない場合、クライアントアプリケーションプログラム250は、ファイルのクローズ要求を発行し、クライアントファイル管理部232に通知する(ステップ390)。
【0046】
クライアントファイル管理部232は、クライアントファイル管理テーブル240内の仮想ファイル管理情報を参照して、対象ファイルを使用中の他のアプリケーションプログラムの有無を検査し、他のアプリケーションプログラムが存在しない場合、ステップ420に進み(ステップ400)、他のアプリケーションプログラムが存在する場合、対象ファイルの仮想ファイル管理情報の属性情報に含まれるこのアプリケーションプログラムによる使用中情報をリセットし、ファイルアクセス処理を終了させる(ステップ410)。
【0047】
クライアントファイル管理部232は、クライアント通信部210を介して主システム100に対象ファイルのクローズ処理を依頼して、対象ファイルに対するクローズ処理を一括して行い(ステップ420)、クライアントファイル管理テーブル240中の対象ファイルの仮想ファイル管理情報を削除して、ファイルアクセス処理を終了させる(ステップ430)。
【0048】
図6は、本発明の一実施例による従システム200からの依頼により動作的になされる主システム100のファイルオープン動作のフローチャートである。
【0049】
主システム100の管理サーバファイル管理部132は、管理サーバ通信部110を介して、従システム200からの対象ファイルのオープン要求を受け(ステップ500)、対象ファイルが排他制御中であるか否かを排他制御フラグにより検査し、排他制御中であれば、対象ファイルをオープンし得ないので、ステップ570に進む(ステップ510)。
【0050】
管理サーバファイル管理部132は、対象ファイルの排他制御中フラグをセットし(ステップ520)、管理サーバインタフェース120を介して、DASD300のファイル管理情報310中の対象ファイルの属性情報にアクセス中を示す情報を設定し(ステップ530)、管理サーバ通信部110を介して、従システム200にファイルオープン処理が正常に進められていることを通知し(ステップ540)、管理サーバインタフェース120を介して、DASD300上の対象ファイルのファイル管理情報を取得して、管理サーバファイル管理テーブル140に取得されたファイル管理情報を展開し、更に、管理サーバ通信部110を介して従システム200に対象ファイルのファイル管理情報を通知し(ステップ550)、管理サーバファイル管理テーブル140中の対象ファイルのファイル管理情報中の属性情報に従システム200による使用中を示す情報を登録して、ファイルのオープン処理を終了する(ステップ560)。
【0051】
管理サーバファイル管理部132は、対象ファイルが排他制御中であるので、管理サーバ通信部110を介して、従システム200にファイルオープン処理が異常終了したことを通知し、対象ファイルのオープン処理を終了させる(ステップ570)。
【0052】
図7は、本発明の一実施例による従システム200からの依頼により動作的になされる主システム100のファイルクローズ動作のフローチャートである。
【0053】
主システム100の管理サーバファイル管理部132は、管理サーバ通信部110を介して、従システム200からの対象ファイルのクローズ依頼を受け(ステップ600)、管理サーバインタフェース120を介して、DASD300のファイル管理情報310中の対象ファイルの属性情報に設定されたアクセス中を示す情報を解除し(ステップ610)、対象ファイルが排他制御中である排他制御フラグをリセットし(ステップ620)、管理サーバファイル管理テーブル140中の対象ファイルのファイル管理情報中の属性情報に設定された従システム200による使用中を示す情報を削除して、ファイルクローズ処理を終了させる(ステップ630)。
【0054】
上記の説明の如く、本発明の一実施例によれば、対象ファイルに対するオープン処理及びクローズ処理は、主システム100によるファイル管理情報への操作によりファイル単位で一括して行われ、一方、対象ファイルに対するリード処理及びライト処理は、主システム、又は従システムによりDASD300に対してレコード単位で直接アクセスされる。
【0055】
更に、上記の如く、本発明の一実施例によれば、従システムのクライアントファイル管理部232は、仮想ファイル管理情報に同じファイルを利用するアプリケーションプログラムの数を格納し、当該ファイルを利用する少なくとも一のアプリケーションプログラムが存在する場合、クライアントファイル管理テーブル240に当該ファイルに関するファイル管理情報を保持させる。したがって、本発明の一実施例によれば、クライアントファイル管理部232は、クライアントファイル管理テーブル240に当該ファイルに関する仮想ファイル管理情報が保持されている間に、アプリケーションプログラムからファイルのオープン要求が発行されても主システム100に対してファイル管理情報の伝送を要求しないので、主システム100と従システム200との間の通信処理の負荷が低減される利点が得られる。
【0056】
かくして、本発明の一実施例によれば、主システム100は、共用DASD300の一のファイルに関する仮想ファイル管理情報を保持する従システム内に当該ファイルにアクセスを要求するアプリケーションプログラムが少なくとも一つ存在している間、当該ファイルに対する従システム間の排他制御を継続する。したがって、共用DASD300上のファイルへのアクセスに対する排他制御は、主システム100による従システム間の排他制御と、従システム200によるアプリケーションプログラム間の排他制御とにより構成され得る。
【0057】
尚、上記本発明の一実施例によれば、主システムは1台のみにより構成されるとして説明しているが、主システムが複数台設けられた装置間ファイル共用システムを構成することも可能である。
【0058】
尚、従システム又は主システムのダウンに対処するために、例えば、主システム側は一定の間隔で従システムに対して通信を行って従システムからの応答を監視し、従システムからの応答が得られない場合、従システムがダウンしていると判断し、従システムが使用中のファイル(管理サーバファイル管理テーブル内で管理されている)の状態を強制的に使用解除にすることが可能である。一方、従システム側は主システムからの通信を監視して、主システムからの通信が一定時間途絶え、ファイルの使用要求に対して主システムからの応答が得られない場合、主システムがダウンしていると判断し、ファイル管理情報に直接アクセスしてファイルの操作を行い、主システムからの通信が復旧した後、元の処理形態に復帰することも可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明のファイル共用システムによれば、共有メモリを介することなく、DASD上のファイルを主システム及び従システム間で共用することができる。更に、ファイル管理情報の無矛盾性を容易に保証しつつ、異なるファイル管理機構を有する装置間でDASD上のファイルを共用することが可能になる。更に、主システムへの負荷集中と、通信を介したファイルデータのデータ転送も回避され、効率的なファイルの共用が実現される。
【0060】
更に、本発明によれば、ファイル情報管理機構に比べて容易に実装し得るファイル内データのアクセス機構を利用して従システムを実現し得るので、設計上のコストが低減され得る。
【0061】
更に、本発明によれば、例えば、SCSIインタフェースと特定の装置に専用のDASD用インタフェースとの間の変換を行うようなプロトコル変換器を介して、共用DASDを主システム、又は従システムに接続することにより、異なるI/Oプロトコルを有する装置間でのファイルの共用も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例によるファイル共用システムの構成図である。
【図3】本発明の一実施例によるファイル管理情報の説明図である。
【図4】本発明の一実施例による主システムのファイルアクセス動作のフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例による従システムのファイルアクセス動作のフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例による主システムのファイルオープン動作のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例による主システムのファイルクローズ動作のフローチャートである。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
100 主システム
110 管理サーバ通信手段
120 管理サーバインタフェース
130 管理サーバファイル管理手段
132 管理サーバファイル管理部
134 管理サーバファイルアクセス部
140 管理サーバファイル管理テーブル
150 管理サーバアプリケーションプログラム
200,200,...,200 従システム
210 クライアント通信手段
220 クライアントインタフェース
230 クライアントファイル管理手段
232 クライアントファイル管理部
234 クライアントファイルアクセス部
240 クライアントファイル管理テーブル
250 クライアントアプリケーションプログラム
300 共用ファイル
310 ファイル管理情報
320 ファイル

Claims (6)

  1. 主システムと、少なくとも一つの従システムと、該主システムと該従システムから共有される記憶装置とから構成されるファイル共用システムにおいて、
    前記記憶装置は、ファイルと該ファイルに関するファイル管理情報を格納し、
    前記主システムは、
    前記従システムからのファイルのオープン要求に応じて該ファイルをオープンし、該ファイルのファイル管理情報を前記記憶装置から取得し、オープン要求した従システムに該ファイル管理情報を送る手段と、
    前記従システムからのファイルのクローズ要求に応じて該ファイルをクローズする手段と、
    を有し、
    前記従システムは、
    前記主システムにオープン要求を行ない、前記主システムから送られてきたファイル管理情報を取得する手段と、
    取得したファイル管理情報に基づいて該ファイルにリード及びライトする手段と、
    前記主システムにクローズ要求を行う手段と、
    を有する、
    ことを特徴とするファイル共用システム。
  2. ファイルと該ファイルに関するファイルの管理情報を格納した記憶装置に接続され、ファイルのオープン要求及びクローズ要求を行う少なくとも一の従システムに接続される主システムにおいて、
    前記従システムからのファイルのオープン要求に応じて該ファイルをオープンし、該ファイルのファイル管理情報を前記記憶装置から取得し、オープン要求した従システムに該ファイル管理情報を送る手段と、
    前記主システムにオープン要求を行い、当該主システムから送られてきたファイル管理情報を取得する手段により取得したファイル管理情報に基づいて該ファイルにリード及びライトする従システムからのファイルのクローズ要求に応じて該ファイルをクローズする手段と、
    を有することを特徴とする主システム。
  3. ファイルと該ファイルに関するファイル管理情報を格納した記憶装置に接続され、ファイルのオープン及びクローズを行う主システムに接続された従システムにおいて、
    前記主システムにオープン要求を行ない、前記主システムから送られてきたファイル管理情報を取得する手段と、
    取得したファイル管理情報に基づいて該ファイルにリード及びライトする手段と、
    前記主システムにクローズ要求を行う手段と、
    を有することを特徴とする従システム。
  4. 前記主システムは、前記従システムからのファイルのオープン要求及びクローズ要求に対する排他制御を行うことを特徴とする請求項1記載のファイル共用システム。
  5. 前記従システムからのファイルのオープン要求及びクローズ要求に対する排他制御を行うことを特徴とする請求項2記載の主システム。
  6. 前記記憶装置は、直接アクセス記憶装置により構成されることを特徴とする請求項2又は請求項5記載の主システム。
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