JP2636423B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品の重量を測定して自動調理を行う電子レ
ンジ等の高周波加熱装置に関するものである。
従来の技術 従来より、重量検出装置内蔵の電子レンジにおいて
は、少なくとも次にあげる二つの条件を満たす必要があ
る。
一つは、食品に高周波をまんべんなく供給するため
に、重量検出装置の一部である食品載置台を回転させる
ことである。もう一つは、電子レンジは庫内容量から見
ても大小様々な機種があり、それに応じて内蔵する重量
検出装置の最大秤量を何種類にも分けることである。
以下第3図とともに従来例(特開昭62−59382号公
報)について説明する。
この例では、載置台の回転はモーターシャフトとして
の支持軸3によって行い、荷重は載置台を支持する上下
に可動の支持軸3からセンサー素子に垂直に伝達され、
センサー素子の弾性体12はセラミックであり荷重に伴っ
て単純に変形する。弾性体12に印刷された第1の電極15
と、その真下に位置する第2の電極16の間の静電容量の
変化によって重量の検出を電気的に行う。このセンサー
素子の場合、最大秤量は上下の電極が接触する直前まで
加えられる荷重である。
発明が解決しようとする課題 ところが、この構成において様々の機種展開の際に、
数々の最大秤量の仕様を満足させるためには、そのつど
弾性体12の形状や、弾性係数、板厚、電極間の距離など
の項目を機種毎に設計する必要があった。このように機
種毎にセンサー素子の設計を行うことは開発効率を低下
させる原因となり、生産性向上の面でも異なったセンサ
ー素子を生産することが妨げになっていた。これに対し
て、様々な機種の中で庫内容量が大きく最大秤量が最も
大きい機種のセンサー素子を全ての機種で共用化する試
みがされた。しかしこれでは最大秤量は満足されるもの
の、軽量荷重が大切な小型の機種でほとんどセンサー素
子の弾性体が変形せず、分解能が悪く測定再現性に乏し
いものとなった。このように、従来の技術ではどうして
も最大秤量の大小に合わせてセンサー素子を設計する必
要があった。
本発明は従来の課題を解決するものであり、機種毎に
最大秤量が異なることにかかわらず同一のセンサー素子
を用いることのできる重量検出装置を内蔵する高周波加
熱装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 そこで前記目的を達成するために、本発明の高周波加
熱装置は、加熱室と高周波発生手段と、載置台と、載置
台を支持する支持軸と、支持軸を回転駆動させる回転駆
動手段と、荷重による弾性体の変形から重量を検出する
重量検出手段と、支持軸と重量検出手段の間に位置して
重量を伝達する重量伝達部を有し、重量伝達部が「て
こ」として働き支持軸のスラスト変移によって伝達され
る食品の荷重を力点で受け重量検出手段に作用点から荷
重を伝達するものである。
作用 本発明の高周波加熱装置は高周波発生手段から供給さ
れる高周波によって加熱室内部の食品を加熱する。食品
は載置台の上に載置し、その全重量は載置台を支持する
支持軸に加わる。支持軸は回転駆動手段によって回転す
る。支持軸の下方に位置する重量伝達部は「てこ」とし
て働く。「てこ」の力点は支持軸から荷重を受ける部分
であり、作用点は、重量検出手段に荷重を伝達する部分
である。重量検出手段は荷重によって変形する弾性体の
変形量から重量を検出する。
この構成により載置台から支持軸に加えられた荷重
は、所定の荷重伝達比率によって拡大あるいは縮小され
て重量検出手段に伝達される。そのため同一の重量検出
手段を用いて、最大秤量・分解能の異なる高周波加熱装
置の機種展開が可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例における高周波加熱装置につ
いて図面とともに説明する。
第1図に重量検出装置を電子レンジに内蔵した例を示
す。オーブン2の壁面に取付けたマグネトロン5がオー
ブン庫内に高周波を送り出す。載置台1はオーブン2の
庫内に位置する。被検出物である食品は載置台1に載置
され、被検出物と載置台1の重量は支持軸3によって下
方へ伝達される。支持軸3はモーター4のシャフトであ
りスラスト方向に自由に可動し、またモーター4内部の
回転駆動手段によりラジアル方向に回転される。モータ
ー4はオーブン2に固定される。支持軸3の回転ととも
に載置台1が回転し、食品に対する高周波の分布を均一
にする目的を果たす。
支持軸3の下部先端には合成樹脂を材料とする接触規
制部6が取付けられる。支持軸3に加わる荷重は接触規
制部6を介して重量伝達部7に伝達される。重量伝達部
7は支点8を中心に可動する「てこ」である。力点13は
接触規制部6と重量伝達部7の接触部であり、作用点14
は重量伝達部7に取付けたバネ10とセンサー素子を加圧
するセンサー加圧部11の接触点である。力点13から加え
られた荷重は「てこ」の荷重伝達比率によって拡大ある
いは縮小され作用点14に伝達される。この図の場合、支
点8から力点13の距離と、支点8から作用点14の距離と
が等しく、荷重伝達比率は1対1で力点13の荷重はその
まま作用点14からセンサー素子に伝達される。
センサー素子は、1つの弾性体12を微小なギャップを
離して貼り合わせ、弾性体12の向かい合う面にそれぞれ
電極を形成する構成である。センサー加圧部11から重量
が伝達され上部の弾性体が変形すると、前記電極間の距
離が小さくなり電極間の静電容量が変化する。これを検
出して重量に変換して重量値とする。このセンサー素子
の最大秤量は二つの電極が接触する直前の重量である。
バネ10は過大な荷重からセンサー素子を保護する。加
えられた荷重と所定のバネ係数に従ってバネ10が変形
し、重量伝達部7も同時に支点8を中心に移動する。最
大秤量を大きく越える荷重が伝達されると重量伝達部7
の一部9がストッパーとして働き、それ以上センサー素
子に荷重が加わらない構造とした。
高周波が器対外部へ漏れることを防止する意味で、一
般に支持軸3はアルミナなどのセラミックを材料とする
ことが望まれる。しかし、セラミックは焼成によって形
成されるため焼成過程で変形し易いうえ、硬度が高く軸
の先端加工が困難であり、支持軸3の下部先端はいびつ
な形状になっている。このため、もし接触規制部6に介
さずに支持軸3の先端が直接重量伝達部7に接触する
と、回転に伴って接触点が移動し、力点としての接触点
と支点8との距離が変動する。これによって荷重伝達比
率が変動し検出誤差が発生する。接触規制部6はこうい
った力点13の移動を防ぐ。この実施例では接触規制部6
を半球状の形状に取付け、力点13が支持軸3の回転軸線
上にくるようにし、支持軸3の回転に伴う力点の移動な
無くした。接触規制部は合成樹脂を材料とするためこう
いった成形が容易である。
図中の点線で囲んだ部分Aを本体に取付ける位置をず
らすことで荷重伝達比率を変更したものを第2図に示し
た。
第2図(a)は力点13から支点8の距離が作用点14か
ら支点8の距離より小さく、実際の重量より小さい荷重
がセンサー素子に伝達され、第1図の構成より最大秤量
が大きい。つまり、庫内容量の大きい機種向けの構成で
ある。
第2図(b)は力点13から支点8の距離が作用点14か
ら支点8の距離より大きく、実際の荷重より大きい荷重
がセンサー素子に伝達され、第1図の構成より最大秤量
が小さい。つまり、庫内容量の小さい機種向けの構成で
ある。この例では実際の重量より大きい荷重がセンサー
素子に伝達されるため、小さな食品でもダイナミックに
弾性体12が変形し充分な分解能を得る。
重量の計算はあるかじめ本体のマイコンに設定した計
算式によって行い、第1図・第2図−a・第2図−bそ
れぞれ異なった計算式を設定することで正しい重量を算
出する。
これら実施例のように同一のセンサー素子及び機構部
品を用いても、取付け位置の変更によって「てこ」の荷
重伝達比率を変えるだけで最大秤量の大小・分解能の仕
様を満足して機種展開が行なえる。
なお、以上の実施例では静電容量型のセンサー素子10
を用いたが、汎用部品であるひずみケージをバネ10に接
着すれば同様の効果が得られる。このように弾性体変形
で重量を検出するタイプのセンサー素子であれば容易に
利用できる構成である。
発明の効果 以上のように本発明の高周波加熱装置においては、以
下のような効果が得られる。
重量伝達部「てこ」として働くことにより、載置台上
に載置された被測定物の重量が拡大あるいは縮小されて
重量検出手段に伝達されるため、最大秤量あるいは感度
や分解能の異なる高周波加熱装置への機種展開の際に、
てこの荷重伝達比率を再設計すれば重量検出手段の特性
を変えることなく同一の重量検出手段を使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における高周波加熱装置の構
成図、第2図(a),(b)は本発明他の実施例におけ
る高周波加熱装置の構成図、第3図は従来の高周波加熱
装置に実装される重量検出装置の構成図である。 1……載置台、3……支持軸、4……モーター、5……
マグネトロン、6……接触規制部、7……重量伝達部、
10……バネ、12……弾性体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収納する加熱室と、前記加熱室に高
    周波を供給する高周波発生手段と、前記加熱室内部にあ
    って食品を載置する載置台と、前記載置台を支持する支
    持軸と、前記支持軸を回転駆動するための回転駆動手段
    と、荷重による弾性体の変形から食品の重量を検出する
    重量検出手段と、前記支持軸と前記重量検出手段の間に
    位置して重量を伝達する重量伝達部を有し、前記重量伝
    達部は「てこ」として働き、前記支持軸のスラスト変移
    にて伝達される食品の荷重を力点で受け、前記重量検出
    手段に作用点から荷重を伝達する構成とした高周波加熱
    装置。
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